JPH07107057A - 分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置 - Google Patents
分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置Info
- Publication number
- JPH07107057A JPH07107057A JP26942593A JP26942593A JPH07107057A JP H07107057 A JPH07107057 A JP H07107057A JP 26942593 A JP26942593 A JP 26942593A JP 26942593 A JP26942593 A JP 26942593A JP H07107057 A JPH07107057 A JP H07107057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- channels
- unit
- signal
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯域可変の単チャンネルフィルタを用いるこ
となくC/Nを確保できるCS−IF変換装置を提供す
ること。 【構成】 CS放送のIFチャンネルが変換された信号
を4チャンネル混合器61−1により混合し、LPF6
2−10および増幅器62−11を介してBPF62−
12に供給する。このBPF62−12は4チャンネル
分の固定の帯域幅を有しており、このBPF62−12
により4チャンネルのIF信号の帯域を制限して、所定
のC/Nを確保する。
となくC/Nを確保できるCS−IF変換装置を提供す
ること。 【構成】 CS放送のIFチャンネルが変換された信号
を4チャンネル混合器61−1により混合し、LPF6
2−10および増幅器62−11を介してBPF62−
12に供給する。このBPF62−12は4チャンネル
分の固定の帯域幅を有しており、このBPF62−12
により4チャンネルのIF信号の帯域を制限して、所定
のC/Nを確保する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CS−IFチャンネル
信号を、割り当て周波数帯域が一部重畳するBS−IF
チャンネル信号に混合可能にするための、CS−IFチ
ャンネル配列変換装置に関する。
信号を、割り当て周波数帯域が一部重畳するBS−IF
チャンネル信号に混合可能にするための、CS−IFチ
ャンネル配列変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送には現在、BS放送とCS放送
とがあり、それぞれテレビ放送や音声放送が行われてい
る。これらの放送は個別に受信アンテナを設置して受信
しているが、集合住宅等においては、CS放送とBS放
送とをそれぞれ受信するアンテナ系を設置して、両放送
を1条の同軸ケーブルにより伝送可能にする受信システ
ムが提案されている。
とがあり、それぞれテレビ放送や音声放送が行われてい
る。これらの放送は個別に受信アンテナを設置して受信
しているが、集合住宅等においては、CS放送とBS放
送とをそれぞれ受信するアンテナ系を設置して、両放送
を1条の同軸ケーブルにより伝送可能にする受信システ
ムが提案されている。
【0003】この共同受信システムの従来例を図7に示
す。この図において、101はCS放送を行う通信衛星
の1つであるスーパーバードBからのCS放送を受信す
るアンテナであり、102は同じくJCSAT2からの
CS放送を受信するアンテナである。このアンテナ10
1により受信されたCS放送は、アンテナ101に設け
られているコンバータによりCS−IF信号に周波数変
換されて、同軸ケーブル101−1,101−2を伝送
してCS−IF変換装置107に供給されている。な
お、CS放送は垂直偏波(V)と水平偏波(H)とを用
いて伝送されているため、それぞれの偏波で伝送された
信号を伝送する2本の同軸ケーブルが必要とされてい
る。
す。この図において、101はCS放送を行う通信衛星
の1つであるスーパーバードBからのCS放送を受信す
るアンテナであり、102は同じくJCSAT2からの
CS放送を受信するアンテナである。このアンテナ10
1により受信されたCS放送は、アンテナ101に設け
られているコンバータによりCS−IF信号に周波数変
換されて、同軸ケーブル101−1,101−2を伝送
してCS−IF変換装置107に供給されている。な
お、CS放送は垂直偏波(V)と水平偏波(H)とを用
いて伝送されているため、それぞれの偏波で伝送された
信号を伝送する2本の同軸ケーブルが必要とされてい
る。
【0004】また、CSアンテナ102により受信され
たCS放送も、CS−IF信号に周波数変換されて、垂
直偏波により伝送された信号が同軸ケーブル102−1
により、水平偏波により伝送された信号が同軸ケーブル
102−2によりCS−IF変換装置107に伝送され
ている。さらに、103はBS放送を受信するBSアン
テナであり、このBSアンテナ103により受信されて
BS−IF信号に周波数変換された信号はBS・UVブ
ースタ105に入力され、VHF・UHFアンテナ10
4により受信されたVHF・UHF信号と共にBS・U
Vブースタ105に入力され、それぞれ所定レベルとな
るよう増幅される。
たCS放送も、CS−IF信号に周波数変換されて、垂
直偏波により伝送された信号が同軸ケーブル102−1
により、水平偏波により伝送された信号が同軸ケーブル
102−2によりCS−IF変換装置107に伝送され
ている。さらに、103はBS放送を受信するBSアン
テナであり、このBSアンテナ103により受信されて
BS−IF信号に周波数変換された信号はBS・UVブ
ースタ105に入力され、VHF・UHFアンテナ10
4により受信されたVHF・UHF信号と共にBS・U
Vブースタ105に入力され、それぞれ所定レベルとな
るよう増幅される。
【0005】そして、このBS・UVブースタ105の
出力信号とCS−IF変換装置107により再配列され
たCS−IF信号とが、CS−BS・UVミキサー10
6により混合されて同軸ケーブルに出力され、この混合
信号が同軸ケーブルを伝送していき、例えば集合住宅の
各宅内に分配される。各宅内では、分配された信号をチ
ューナに入力させることにより、所望の放送を受信でき
るようになる。ところで、CS放送のIFチャンネルの
周波数は、CS放送用として割り当てられており、その
チャンネル配列の構成は図8に示す通りである。
出力信号とCS−IF変換装置107により再配列され
たCS−IF信号とが、CS−BS・UVミキサー10
6により混合されて同軸ケーブルに出力され、この混合
信号が同軸ケーブルを伝送していき、例えば集合住宅の
各宅内に分配される。各宅内では、分配された信号をチ
ューナに入力させることにより、所望の放送を受信でき
るようになる。ところで、CS放送のIFチャンネルの
周波数は、CS放送用として割り当てられており、その
チャンネル配列の構成は図8に示す通りである。
【0006】図8(a)には、JCSAT系に割り当て
られたCS放送IFチャンネル(以下、CS−IFチャ
ンネルと記す)、およびCS放送IF拡張チャンネル
(以下、拡張チャンネルと記す)の配列を示しており、
CS−IFチャンネルにはJ1〜J15のチャンネル番
号が付されており、割り当てられた周波数は1,30
9.75MHz〜1,546.75MHzであり、拡張
チャンネルにはJC16〜JC30の番号が付されてお
り、割り当てられた周波数は1,534.75MHz〜
1,771.75MHzである。また、各チャンネルに
付記されている周波数はそのチャンネルの中心周波数で
ある。なお、J6,J8は音声用に割り当てられている
チャンネルであり、テレビ用に割り当てられたチャンネ
ルとは周波数帯域が一部重複している。
られたCS放送IFチャンネル(以下、CS−IFチャ
ンネルと記す)、およびCS放送IF拡張チャンネル
(以下、拡張チャンネルと記す)の配列を示しており、
CS−IFチャンネルにはJ1〜J15のチャンネル番
号が付されており、割り当てられた周波数は1,30
9.75MHz〜1,546.75MHzであり、拡張
チャンネルにはJC16〜JC30の番号が付されてお
り、割り当てられた周波数は1,534.75MHz〜
1,771.75MHzである。また、各チャンネルに
付記されている周波数はそのチャンネルの中心周波数で
ある。なお、J6,J8は音声用に割り当てられている
チャンネルであり、テレビ用に割り当てられたチャンネ
ルとは周波数帯域が一部重複している。
【0007】次に、図8(b)にはスーパーバード系に
割り当てられたCS放送IFチャンネルおよびCS放送
IF拡張チャンネルの配列を示しており、CS−IFチ
ャンネルにはS1〜S11の番号が付されており、割り
当てられた周波数は1,315MHz〜1,545MH
zであり、拡張チャンネルにはSC12〜SC22の番
号が付されており、割り当てられた周波数は1,535
MHz〜1,765MHzである。また、各チャンネル
に付記されている周波数はそのチャンネルの中心周波数
である。なお、S10は音声用に割り当てられているチ
ャンネルであり、テレビ用に割り当てられたチャンネル
とは周波数帯域が一部重複している。
割り当てられたCS放送IFチャンネルおよびCS放送
IF拡張チャンネルの配列を示しており、CS−IFチ
ャンネルにはS1〜S11の番号が付されており、割り
当てられた周波数は1,315MHz〜1,545MH
zであり、拡張チャンネルにはSC12〜SC22の番
号が付されており、割り当てられた周波数は1,535
MHz〜1,765MHzである。また、各チャンネル
に付記されている周波数はそのチャンネルの中心周波数
である。なお、S10は音声用に割り当てられているチ
ャンネルであり、テレビ用に割り当てられたチャンネル
とは周波数帯域が一部重複している。
【0008】前記したようなCS−IFチャンネルに、
CSアンテナ101,102で受信されたCS放送チャ
ンネルは周波数変換されているが、このCS−IFチャ
ンネルの信号とBS−IFチャンネルの信号とをそのま
ま混合すると、BS−IFチャンネルには1035MH
z〜1335MHzの周波数が割り当てられているた
め、CS−IFチャンネルの下側のチャンネルとBS−
IFチャンネルの上側のチャンネルとが重なって、互い
に妨害を与えてしまうようになる。また、CS−IFチ
ャンネルのうち音声用のチャンネルはテレビ用のチャン
ネルと重複しているため、両者のチャンネルを1本の伝
送路で伝送することはできない。
CSアンテナ101,102で受信されたCS放送チャ
ンネルは周波数変換されているが、このCS−IFチャ
ンネルの信号とBS−IFチャンネルの信号とをそのま
ま混合すると、BS−IFチャンネルには1035MH
z〜1335MHzの周波数が割り当てられているた
め、CS−IFチャンネルの下側のチャンネルとBS−
IFチャンネルの上側のチャンネルとが重なって、互い
に妨害を与えてしまうようになる。また、CS−IFチ
ャンネルのうち音声用のチャンネルはテレビ用のチャン
ネルと重複しているため、両者のチャンネルを1本の伝
送路で伝送することはできない。
【0009】そこで、図7に示すCS−IF変換装置を
設けて、CS−IFチャンネルがBS−IFチャンネル
に妨害を与えないように、およびテレビ用CS−IFチ
ャンネルと音声用CS−IFチャンネルとが1本の伝送
路で伝送できるように、CS−IFチャンネルを再配列
するようにしているのである。この再配列したCS放送
のIFチャンネルの配列を図9に示す。ただし、この図
に示す配列は、従来CS放送として割り当てられている
CS放送チャンネルが、テレビ用としてJCSAT2に
3チャンネル,スーパーバードBに3チャンネルの合計
6チャンネル、および、音声用としてJCSAT2に2
チャンネル,スーパーバードBに1チャンネルの合計3
チャンネルとされているため、これらのチャンネルを配
列した構成とされている。
設けて、CS−IFチャンネルがBS−IFチャンネル
に妨害を与えないように、およびテレビ用CS−IFチ
ャンネルと音声用CS−IFチャンネルとが1本の伝送
路で伝送できるように、CS−IFチャンネルを再配列
するようにしているのである。この再配列したCS放送
のIFチャンネルの配列を図9に示す。ただし、この図
に示す配列は、従来CS放送として割り当てられている
CS放送チャンネルが、テレビ用としてJCSAT2に
3チャンネル,スーパーバードBに3チャンネルの合計
6チャンネル、および、音声用としてJCSAT2に2
チャンネル,スーパーバードBに1チャンネルの合計3
チャンネルとされているため、これらのチャンネルを配
列した構成とされている。
【0010】図9に示されるように、BS−IFチャン
ネルと重複するチャンネル番号J1のCS−IFチャン
ネルは、拡張チャンネルのチャンネル番号JC20に再
配列されると共に、テレビ用CS−IFチャンネルと重
複する音声放送チャンネルであるチャンネル番号J6,
J8,S10のCS−IFチャンネルを、拡張チャンネ
ルJC28,JC30,SC19にそれぞれ再配列して
いる。このように再配列することにより、BS−IFチ
ャンネルの信号とCS−IFチャンネルの信号とは妨害
を与え合うことなく混合することができるようになる。
すなわち、前記CS−IF変換装置107はこのような
CS−IFチャンネルの再配列を行う装置とされている
のである。
ネルと重複するチャンネル番号J1のCS−IFチャン
ネルは、拡張チャンネルのチャンネル番号JC20に再
配列されると共に、テレビ用CS−IFチャンネルと重
複する音声放送チャンネルであるチャンネル番号J6,
J8,S10のCS−IFチャンネルを、拡張チャンネ
ルJC28,JC30,SC19にそれぞれ再配列して
いる。このように再配列することにより、BS−IFチ
ャンネルの信号とCS−IFチャンネルの信号とは妨害
を与え合うことなく混合することができるようになる。
すなわち、前記CS−IF変換装置107はこのような
CS−IFチャンネルの再配列を行う装置とされている
のである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CS放
送のテレビ放送用チャンネルとして、最近JCSAT2
に6チャンネル、スーパーバードBに6チャンネルの合
計12チャンネルが割り当てられるようになった。すな
わち、集合住宅等によりCS放送を含めて共同受信する
には、CSテレビ放送用として12チャンネルとCS音
声放送用として3チャンネルの合計15チャンネルを、
他のテレビ信号等と共に同軸ケーブルにより伝送する必
要がある。このために、提案されているCS−IFチャ
ンネルの再配列の構成を図10に示すが、従前より割り
当てられているCS放送のIF周波数帯域では15チャ
ンネルを同時に伝送することができないため、この図に
示すように2方式が提案されており、このうちのいずれ
かの方式を採用するようにされている。
送のテレビ放送用チャンネルとして、最近JCSAT2
に6チャンネル、スーパーバードBに6チャンネルの合
計12チャンネルが割り当てられるようになった。すな
わち、集合住宅等によりCS放送を含めて共同受信する
には、CSテレビ放送用として12チャンネルとCS音
声放送用として3チャンネルの合計15チャンネルを、
他のテレビ信号等と共に同軸ケーブルにより伝送する必
要がある。このために、提案されているCS−IFチャ
ンネルの再配列の構成を図10に示すが、従前より割り
当てられているCS放送のIF周波数帯域では15チャ
ンネルを同時に伝送することができないため、この図に
示すように2方式が提案されており、このうちのいずれ
かの方式を採用するようにされている。
【0012】この図の(a)には、CS放送に割り当て
られた12チャンネルのテレビ放送だけをBS−IF信
号等の他のテレビ信号と混合するようにした配列を示し
ている。すなわち、BS−IFチャンネルと重複するC
S−IFチャンネルのJ1を拡張チャンネルJC20
に、同様にJ5をJC22に、J7をJC24に、J9
をJC26に、J11をJC28に、J13をJC30
に再配列すると共に、BS−IFチャンネルと重複する
CS−IFチャンネルS1を拡張チャンネルSC13に
再配列している。また、同図(b)にはスーパーバード
系のみのテレビ用チャンネル6チャンネルと音声用チャ
ンネル1チャンネルの合計7チャンネルをBS−IFチ
ャンネル等に混合して1本の伝送路により伝送し、これ
とは別の伝送路によりJCSAT系のテレビ用の6チャ
ンネルと音声用の2チャンネルの合計8チャンネルを伝
送しようとするものである。このため、(1)に示すよ
うにBS−IFチャンネルと重複するCS−IFチャン
ネルS1を拡張チャンネルSC13に再配列すると共
に、CS−IFチャンネルと重複する音声チャンネルS
10を拡張チャンネルSC19に再配列している。
られた12チャンネルのテレビ放送だけをBS−IF信
号等の他のテレビ信号と混合するようにした配列を示し
ている。すなわち、BS−IFチャンネルと重複するC
S−IFチャンネルのJ1を拡張チャンネルJC20
に、同様にJ5をJC22に、J7をJC24に、J9
をJC26に、J11をJC28に、J13をJC30
に再配列すると共に、BS−IFチャンネルと重複する
CS−IFチャンネルS1を拡張チャンネルSC13に
再配列している。また、同図(b)にはスーパーバード
系のみのテレビ用チャンネル6チャンネルと音声用チャ
ンネル1チャンネルの合計7チャンネルをBS−IFチ
ャンネル等に混合して1本の伝送路により伝送し、これ
とは別の伝送路によりJCSAT系のテレビ用の6チャ
ンネルと音声用の2チャンネルの合計8チャンネルを伝
送しようとするものである。このため、(1)に示すよ
うにBS−IFチャンネルと重複するCS−IFチャン
ネルS1を拡張チャンネルSC13に再配列すると共
に、CS−IFチャンネルと重複する音声チャンネルS
10を拡張チャンネルSC19に再配列している。
【0013】さらに、JCSAT系のみのテレビ用チャ
ンネル6チャンネルと音声用チャンネル2チャンネルの
合計8チャンネルを1本の伝送路により伝送するため、
(2)に示すように、テレビ用CS−IFチャンネルと
重複する音声用CS−IFチャンネルJ6,J8を拡張
チャンネルJC28,JC30に再配列している。そこ
で、本発明は図10に示されている2方式のCS−IF
チャンネルの配列のいずれの配列もできるようにしたC
S−IFチャンネル配列変換装置、およびCS−IFチ
ャンネル変換装置を構成する分配部、変換部、混合部を
提供することを目的としている。
ンネル6チャンネルと音声用チャンネル2チャンネルの
合計8チャンネルを1本の伝送路により伝送するため、
(2)に示すように、テレビ用CS−IFチャンネルと
重複する音声用CS−IFチャンネルJ6,J8を拡張
チャンネルJC28,JC30に再配列している。そこ
で、本発明は図10に示されている2方式のCS−IF
チャンネルの配列のいずれの配列もできるようにしたC
S−IFチャンネル配列変換装置、およびCS−IFチ
ャンネル変換装置を構成する分配部、変換部、混合部を
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は分配部内のプリアンプユニットに2分配
器を内蔵させると共に、電流通過型の3分配器を後続接
続して分配部を構成するようにしたものである。また、
本発明は、ダウンコンバータとアップコンバータとを備
え、それぞれのコンバータの制御をCS−IFチャンネ
ルを指示する制御部により統括的に行うと共に、帯域可
変の単チャンネルフィルタを省略して変換器を構成する
ようにしたものである。さらに、本発明は、12チャン
ネルのCS−IFチャンネル信号のうち、異なる4チャ
ンネル分の周波数帯域を通過させるフィルタが、それぞ
れ設けられた3つのブロックアンプユニットにより混合
部を構成するようにしたものである。さらにまた、本発
明は、上記分配部,変換部および混合部とを縦続接続す
ることによりCS−IFチャンネル配列変換装置を構成
するようにしたものである。
めに、本発明は分配部内のプリアンプユニットに2分配
器を内蔵させると共に、電流通過型の3分配器を後続接
続して分配部を構成するようにしたものである。また、
本発明は、ダウンコンバータとアップコンバータとを備
え、それぞれのコンバータの制御をCS−IFチャンネ
ルを指示する制御部により統括的に行うと共に、帯域可
変の単チャンネルフィルタを省略して変換器を構成する
ようにしたものである。さらに、本発明は、12チャン
ネルのCS−IFチャンネル信号のうち、異なる4チャ
ンネル分の周波数帯域を通過させるフィルタが、それぞ
れ設けられた3つのブロックアンプユニットにより混合
部を構成するようにしたものである。さらにまた、本発
明は、上記分配部,変換部および混合部とを縦続接続す
ることによりCS−IFチャンネル配列変換装置を構成
するようにしたものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、市販されている入出力コネク
タの設けられた分配器を用いて分配部を構成するように
したので、あらためてすべての回路が組み込まれる基板
を起こす必要がないと共に、分配器の出力コネクタを分
配部の出力として使用することができるため、余分な配
線が不要となり、信頼性を向上することができ、かつ、
コストも低減することができる。また、分配部のプリア
ンプユニットは2分配器を内蔵しているため、プリアン
プユニットを有効に活用でき、その台数を半減すること
ができる。このため、コストを低減することができる。
タの設けられた分配器を用いて分配部を構成するように
したので、あらためてすべての回路が組み込まれる基板
を起こす必要がないと共に、分配器の出力コネクタを分
配部の出力として使用することができるため、余分な配
線が不要となり、信頼性を向上することができ、かつ、
コストも低減することができる。また、分配部のプリア
ンプユニットは2分配器を内蔵しているため、プリアン
プユニットを有効に活用でき、その台数を半減すること
ができる。このため、コストを低減することができる。
【0016】さらに、変換部の制御器ユニットに変換元
チャンネルと変換先チャンネルのデジタル設定を行うだ
けで、制御器ユニットにより自動的にCS−IFチャン
ネルの変換を行うことができる。また、ダブルコンバー
タ方式を採用しているため、チャンネル変換の組み合わ
せによるスプリアス妨害を防止することができる。そし
て、混合部内の3つのブロックアンプユニットに、異な
る4チャンネル分の周波数帯域幅を有するフィルタをそ
れぞれ設けるようにしたため、変換部の出力に帯域可変
の単チャンネルフィルタを設けることなく所要のC/N
比を得ることができる。このため、高価なチャンネルフ
ィルタの個数を1/4とすることができ、大幅なコスト
の低減をすることができる。
チャンネルと変換先チャンネルのデジタル設定を行うだ
けで、制御器ユニットにより自動的にCS−IFチャン
ネルの変換を行うことができる。また、ダブルコンバー
タ方式を採用しているため、チャンネル変換の組み合わ
せによるスプリアス妨害を防止することができる。そし
て、混合部内の3つのブロックアンプユニットに、異な
る4チャンネル分の周波数帯域幅を有するフィルタをそ
れぞれ設けるようにしたため、変換部の出力に帯域可変
の単チャンネルフィルタを設けることなく所要のC/N
比を得ることができる。このため、高価なチャンネルフ
ィルタの個数を1/4とすることができ、大幅なコスト
の低減をすることができる。
【0017】
【実施例】本発明のCS−IFチャンネル変換装置を組
み込んだCS/BS・UV放送共同受信システムを図1
に示す。この図において、JCSAT2号の通信衛星か
ら送出された垂直偏波と水平偏波からなる直交偏波はC
Sアンテナ1により受信されて、CSアンテナ1に設け
られているコンバータにより、それぞれCS−IFチャ
ンネルに変換されて垂直偏波の信号は同軸ケーブル1−
1を、水平偏波の信号は同軸ケーブル1−2を伝送して
CS−IF変換装置3に入力されている。
み込んだCS/BS・UV放送共同受信システムを図1
に示す。この図において、JCSAT2号の通信衛星か
ら送出された垂直偏波と水平偏波からなる直交偏波はC
Sアンテナ1により受信されて、CSアンテナ1に設け
られているコンバータにより、それぞれCS−IFチャ
ンネルに変換されて垂直偏波の信号は同軸ケーブル1−
1を、水平偏波の信号は同軸ケーブル1−2を伝送して
CS−IF変換装置3に入力されている。
【0018】また、スーパーバードBの通信衛星から送
出された垂直偏波と水平偏波からなる直交偏波はCSア
ンテナ2により受信されて、CSアンテナ2に設けられ
ているコンバータにより、それぞれCS−IFチャンネ
ルに変換されて垂直偏波の信号は同軸ケーブル2−1
を、水平偏波の信号は同軸ケーブル2−2を伝送して本
発明に係るCS−IF変換装置3に入力されている。な
お、同軸ケーブル1−1〜2−2には、アンテナ1,ア
ンテナ2に設けられているコンバータに供給する電源
が、CS−IF変換装置3から伝送されている。一方、
BS放送を受信するBSアンテナ4で受信され、BS−
IFチャンネルに変換された信号は、BS・U/V増幅
器の一方に入力されて所定レベルに増幅されている。そ
して、UHFアンテナ5により受信されたUHFテレビ
信号と、VHFアンテナ6により受信されたVHFテレ
ビ信号はU/V混合器7により混合されてBS・U/V
増幅器8の他方に入力されて所定レベルに増幅されると
共に、BS−IF信号と混合されBS・U/V増幅器8
から出力されている。
出された垂直偏波と水平偏波からなる直交偏波はCSア
ンテナ2により受信されて、CSアンテナ2に設けられ
ているコンバータにより、それぞれCS−IFチャンネ
ルに変換されて垂直偏波の信号は同軸ケーブル2−1
を、水平偏波の信号は同軸ケーブル2−2を伝送して本
発明に係るCS−IF変換装置3に入力されている。な
お、同軸ケーブル1−1〜2−2には、アンテナ1,ア
ンテナ2に設けられているコンバータに供給する電源
が、CS−IF変換装置3から伝送されている。一方、
BS放送を受信するBSアンテナ4で受信され、BS−
IFチャンネルに変換された信号は、BS・U/V増幅
器の一方に入力されて所定レベルに増幅されている。そ
して、UHFアンテナ5により受信されたUHFテレビ
信号と、VHFアンテナ6により受信されたVHFテレ
ビ信号はU/V混合器7により混合されてBS・U/V
増幅器8の他方に入力されて所定レベルに増幅されると
共に、BS−IF信号と混合されBS・U/V増幅器8
から出力されている。
【0019】また、CS/BS・UV混合器9には、C
S−IF変換装置3よりのCS−IFチャンネル信号と
BS・U/V増幅器8よりの前記混合出力信号とが入力
されて、両信号がさらに混合されて分岐器10に供給さ
れている。このように、混合されたCS−IFチャンネ
ル信号,BS−IFチャンネル信号およびU/Vテレビ
信号は、CS/BS・UV増幅器11により増幅されて
分配器12により、直列ユニット13が縦続接続された
分配ラインにそれぞれ供給されている。この直列ユニッ
ト13は、例えば集合住宅の各宅内に設けられており、
この直列ユニット13にCSチューナ,BSチューナあ
るいはU/Vチューナを接続することにより、それぞれ
の信号を受信できるようにされている。
S−IF変換装置3よりのCS−IFチャンネル信号と
BS・U/V増幅器8よりの前記混合出力信号とが入力
されて、両信号がさらに混合されて分岐器10に供給さ
れている。このように、混合されたCS−IFチャンネ
ル信号,BS−IFチャンネル信号およびU/Vテレビ
信号は、CS/BS・UV増幅器11により増幅されて
分配器12により、直列ユニット13が縦続接続された
分配ラインにそれぞれ供給されている。この直列ユニッ
ト13は、例えば集合住宅の各宅内に設けられており、
この直列ユニット13にCSチューナ,BSチューナあ
るいはU/Vチューナを接続することにより、それぞれ
の信号を受信できるようにされている。
【0020】なお、CS−IF変換装置3は、その出力
CS−IFチャンネル信号の周波数帯域が、BS−IF
チャンネル信号の周波数帯域と重複しないよう、およ
び、テレビ用CS−IFチャンネル信号周波数帯域と音
声用CS−IFチャンネル信号周波数帯域と重複しない
ようにCS−IFチャンネルを拡張チャンネルに再配列
している。
CS−IFチャンネル信号の周波数帯域が、BS−IF
チャンネル信号の周波数帯域と重複しないよう、およ
び、テレビ用CS−IFチャンネル信号周波数帯域と音
声用CS−IFチャンネル信号周波数帯域と重複しない
ようにCS−IFチャンネルを拡張チャンネルに再配列
している。
【0021】次に、本発明のCS−IF変換装置3の概
要を図2に示す。この図において、CS−IF入力端子
20−1,20−2・・・20−mに入力されたCS−
IF入力1〜CS−IF入力mは、分配部30に入力さ
れ最大12の出力に分配される。なお、CS−IF入力
端子はJCSAT系の2系統とスーパーバード系の2系
統の最大4系統の入力に対応して設けられていればよ
く、4つ以下の所望の入力端子数とされている。この分
配部30よりの分配出力は、複数の変換部50−1〜5
0−nのそれぞれに供給されている。この変換部50−
1〜50−nの数は、CS−IFチャンネルに割り当て
られた周波数帯域幅から最大12とされており、共同受
信するチャンネル数に対応する数とされている。
要を図2に示す。この図において、CS−IF入力端子
20−1,20−2・・・20−mに入力されたCS−
IF入力1〜CS−IF入力mは、分配部30に入力さ
れ最大12の出力に分配される。なお、CS−IF入力
端子はJCSAT系の2系統とスーパーバード系の2系
統の最大4系統の入力に対応して設けられていればよ
く、4つ以下の所望の入力端子数とされている。この分
配部30よりの分配出力は、複数の変換部50−1〜5
0−nのそれぞれに供給されている。この変換部50−
1〜50−nの数は、CS−IFチャンネルに割り当て
られた周波数帯域幅から最大12とされており、共同受
信するチャンネル数に対応する数とされている。
【0022】そして、この変換部50−1〜50−nよ
りの出力は混合部60により混合されて1系統とされ、
CS−IF出力端子21から出力されている。なお、後
述するが、変換部50−1〜50−nには帯域可変の単
チャンネルフィルタが設けられておらず、混合部60内
に設けられた4チャンネル分のCS−IFチャンネルの
周波数帯域幅を有するフィルタにより、C/Nを向上す
るようにしている。また、各部の電源は電源部70より
供給されている。すなわち、商用電源AC100Vが供
給され、整流・平滑されてさらに安定化された電源は一
点鎖線で示すように、混合部60,変換部および分配部
30に供給されており、分配部30からは入力端子20
−1〜20〜mを介して、CSアンテナ1,CSアンテ
ナ2にコンバータ用の電源が供給されている。
りの出力は混合部60により混合されて1系統とされ、
CS−IF出力端子21から出力されている。なお、後
述するが、変換部50−1〜50−nには帯域可変の単
チャンネルフィルタが設けられておらず、混合部60内
に設けられた4チャンネル分のCS−IFチャンネルの
周波数帯域幅を有するフィルタにより、C/Nを向上す
るようにしている。また、各部の電源は電源部70より
供給されている。すなわち、商用電源AC100Vが供
給され、整流・平滑されてさらに安定化された電源は一
点鎖線で示すように、混合部60,変換部および分配部
30に供給されており、分配部30からは入力端子20
−1〜20〜mを介して、CSアンテナ1,CSアンテ
ナ2にコンバータ用の電源が供給されている。
【0023】次に、分配部30の構成を図3に示す。こ
の図において、CS−IF入力端子45−1から入力さ
れたCS−IF信号は、プリアンプユニット31に入力
されて、プリアンプユニット31内のハイパスフィルタ
(HPF)32により低域の不要な成分が除去された
後、縦続接続された増幅器33により増幅され、さらに
結合コンデンサC1を介して内蔵された電流通過型の2
分配器34に供給されている。このプリアンプユニット
31の出力である2分配器34の2つの出力は、同軸ケ
ーブル44により電流通過型の3分配器35,36にそ
れぞれ導かれ、この3分配器35,36によりそれぞれ
3分配されて6つに分配されている。分配されたCS−
IF信号はそれぞれ出力端子43から出力されるが、こ
の出力端子43は3分配器35,36の出力端子をその
まま使用している。なお、増幅器33にはプリアンプユ
ニット31のPSin端子に供給された電源を、レギュ
レータ39により安定化することにより供給している。
これは、電源ライン上に乗ったノイズの影響を低減する
ためである。
の図において、CS−IF入力端子45−1から入力さ
れたCS−IF信号は、プリアンプユニット31に入力
されて、プリアンプユニット31内のハイパスフィルタ
(HPF)32により低域の不要な成分が除去された
後、縦続接続された増幅器33により増幅され、さらに
結合コンデンサC1を介して内蔵された電流通過型の2
分配器34に供給されている。このプリアンプユニット
31の出力である2分配器34の2つの出力は、同軸ケ
ーブル44により電流通過型の3分配器35,36にそ
れぞれ導かれ、この3分配器35,36によりそれぞれ
3分配されて6つに分配されている。分配されたCS−
IF信号はそれぞれ出力端子43から出力されるが、こ
の出力端子43は3分配器35,36の出力端子をその
まま使用している。なお、増幅器33にはプリアンプユ
ニット31のPSin端子に供給された電源を、レギュ
レータ39により安定化することにより供給している。
これは、電源ライン上に乗ったノイズの影響を低減する
ためである。
【0024】また、3分配器35,36は一般市販品で
あり、電流通過型とされているのは、出力端子43側か
ら供給された電源をそのまま通過させてプリアンプユニ
ット31に供給し、プリアンプユニット31内の2分配
器34,チョークコイル42およびチョークコイル40
を介してCS−IF入力端子45−1に出力して、CS
アンテナに電源を供給するためである。このようなプリ
アンプユニット31は図3においては、もう1ユニット
設けられており、このプリアンプユニット31にはCS
−IF入力端子45−2からのCS−IF信号が入力さ
れており、前記説明したプリアンプユニット31と同一
の構成のプリアンプユニット31により増幅,2分配さ
れ、同軸ケーブル44により3分配器37,38に導か
れている。この3分配器37,38は前記説明した3分
配器35,36と同一のものであり、その機能も同じた
め説明はここでは省略する。
あり、電流通過型とされているのは、出力端子43側か
ら供給された電源をそのまま通過させてプリアンプユニ
ット31に供給し、プリアンプユニット31内の2分配
器34,チョークコイル42およびチョークコイル40
を介してCS−IF入力端子45−1に出力して、CS
アンテナに電源を供給するためである。このようなプリ
アンプユニット31は図3においては、もう1ユニット
設けられており、このプリアンプユニット31にはCS
−IF入力端子45−2からのCS−IF信号が入力さ
れており、前記説明したプリアンプユニット31と同一
の構成のプリアンプユニット31により増幅,2分配さ
れ、同軸ケーブル44により3分配器37,38に導か
れている。この3分配器37,38は前記説明した3分
配器35,36と同一のものであり、その機能も同じた
め説明はここでは省略する。
【0025】このようにして、図示する分配部30から
は12分配されたCS−IF信号が出力されるようにな
る。なお、入力系統が3以上となった時はCS−IF入
力端子34を増設すると共に、プリアンプユニット31
も増設すればよい。ただし、この場合はプリアンプユニ
ット31の出力が余るようになるので、余った出力端子
は終端するようにする。この分配部30の入力端子45
−1にスーパーバード系のテレビ用CS−IFチャンネ
ル信号を供給し、入力端子45−2にJCSAT系のテ
レビ用CS−IFチャンネル信号を供給すると、図10
(a)に示すチャンネル配列に再配列するための分配を
行うことができる。
は12分配されたCS−IF信号が出力されるようにな
る。なお、入力系統が3以上となった時はCS−IF入
力端子34を増設すると共に、プリアンプユニット31
も増設すればよい。ただし、この場合はプリアンプユニ
ット31の出力が余るようになるので、余った出力端子
は終端するようにする。この分配部30の入力端子45
−1にスーパーバード系のテレビ用CS−IFチャンネ
ル信号を供給し、入力端子45−2にJCSAT系のテ
レビ用CS−IFチャンネル信号を供給すると、図10
(a)に示すチャンネル配列に再配列するための分配を
行うことができる。
【0026】また、入力端子45−1にスーパーバード
系のテレビ用CS−IFチャンネル信号を供給し、入力
端子45−2にスーパーバード系の音声用CS−IFチ
ャンネル信号を供給すると、図10(b)の(1)に示
すチャンネル配列に再配列するための分配を行うことが
できる。さらに、入力端子45−1にJCSAT系のテ
レビ用CS−IFチャンネル信号を供給し、入力端子4
5−2にJCSAT系の音声用CS−IFチャンネル信
号を供給すると、図10(b)の(2)に示すチャンネ
ル配列に再配列するための分配を行うことができる。こ
のように分配されたCS−IF信号は変換部50−1〜
50nにそれぞれ供給される。
系のテレビ用CS−IFチャンネル信号を供給し、入力
端子45−2にスーパーバード系の音声用CS−IFチ
ャンネル信号を供給すると、図10(b)の(1)に示
すチャンネル配列に再配列するための分配を行うことが
できる。さらに、入力端子45−1にJCSAT系のテ
レビ用CS−IFチャンネル信号を供給し、入力端子4
5−2にJCSAT系の音声用CS−IFチャンネル信
号を供給すると、図10(b)の(2)に示すチャンネ
ル配列に再配列するための分配を行うことができる。こ
のように分配されたCS−IF信号は変換部50−1〜
50nにそれぞれ供給される。
【0027】次に、変換部50の構成を図4に示すが、
変換部50−1〜50−nの構成は同一とされているた
め、そのうちの1つを変換部50として示すこととす
る。この図に示すように、変換部50はCSチューナユ
ニット51と制御器ユニット52およびアップコンバー
タユニット53により構成されている。この変換部50
の入力端子55より入力されたCS−IFチャンネル信
号はCSチューナユニット51に入力され、第1ミキサ
51−1により入力されたCS−IFチャンネル信号周
波数より低い中間周波数にダウコンバートされ、弾性表
面波フィルタ(SAWフィルタ)51−2により所要の
帯域が抽出されて制御器ユニット52に出力される。
変換部50−1〜50−nの構成は同一とされているた
め、そのうちの1つを変換部50として示すこととす
る。この図に示すように、変換部50はCSチューナユ
ニット51と制御器ユニット52およびアップコンバー
タユニット53により構成されている。この変換部50
の入力端子55より入力されたCS−IFチャンネル信
号はCSチューナユニット51に入力され、第1ミキサ
51−1により入力されたCS−IFチャンネル信号周
波数より低い中間周波数にダウコンバートされ、弾性表
面波フィルタ(SAWフィルタ)51−2により所要の
帯域が抽出されて制御器ユニット52に出力される。
【0028】ダウンコンバートされた中間周波数は、例
えば402.78MHzとされている。また、ミキサ5
1−1に供給される第1ローカル発振信号は、1/Nプ
リスケーラ51−5,PLL回路51−6,増幅器51
−7により構成される第1PLLループにより制御され
る第1発振器(OSC)51−3より出力されている。
そして、このPLL回路51−6の分周比を制御器ユニ
ット52により制御することにより、入力されたCS−
IFチャンネルのうちの所望のCS−IFチャンネルを
中間周波数に変換することができる。
えば402.78MHzとされている。また、ミキサ5
1−1に供給される第1ローカル発振信号は、1/Nプ
リスケーラ51−5,PLL回路51−6,増幅器51
−7により構成される第1PLLループにより制御され
る第1発振器(OSC)51−3より出力されている。
そして、このPLL回路51−6の分周比を制御器ユニ
ット52により制御することにより、入力されたCS−
IFチャンネルのうちの所望のCS−IFチャンネルを
中間周波数に変換することができる。
【0029】このCSチューナユニット51より供給さ
れた中間周波数信号に変換されたCS−IFチャンネル
信号は、スケルチ回路52−1に供給されて、そのチャ
ンネルの信号レベルが低い時はその信号を阻止するよう
にされる。これは、レベルが低くなった時はCSアンテ
ナに設けられているCSコンバータのAGC回路が働い
てノイズの増幅度も上げるようになるため、ノイズが増
加して隣接する他チャンネルへ雑音妨害を与え、そのC
/N比を下げてしまうことを防止するためである。この
スケルチ回路52−1の出力はゲインコントロール52
−2により所望のレベルとされて、制御部52から出力
されている。
れた中間周波数信号に変換されたCS−IFチャンネル
信号は、スケルチ回路52−1に供給されて、そのチャ
ンネルの信号レベルが低い時はその信号を阻止するよう
にされる。これは、レベルが低くなった時はCSアンテ
ナに設けられているCSコンバータのAGC回路が働い
てノイズの増幅度も上げるようになるため、ノイズが増
加して隣接する他チャンネルへ雑音妨害を与え、そのC
/N比を下げてしまうことを防止するためである。この
スケルチ回路52−1の出力はゲインコントロール52
−2により所望のレベルとされて、制御部52から出力
されている。
【0030】この制御部52からの出力は、アップコン
バータユニット53に供給されて、第2ミキサ53−1
により第2ローカル発振信号によりアップコンバートさ
れて、所望のCS−IFチャンネルにあるいは拡張チャ
ンネルに変換される。第2ローカル発振信号は、1/N
プリスケーラ53−4,PLL回路53−5,増幅器5
3−6により構成される第2PLLループにより制御さ
れる第2発振器(OSC)53−3より出力されてい
る。そして、このPLL回路53−5の分周比を制御器
ユニット52により制御すると、入力された中間周波数
信号を所望のCS−IFチャンネルあるいは拡張チャン
ネルに変換することができる。この変換されたCS放送
のIFチャンネル信号は変換部50の出力端子57から
出力されている。
バータユニット53に供給されて、第2ミキサ53−1
により第2ローカル発振信号によりアップコンバートさ
れて、所望のCS−IFチャンネルにあるいは拡張チャ
ンネルに変換される。第2ローカル発振信号は、1/N
プリスケーラ53−4,PLL回路53−5,増幅器5
3−6により構成される第2PLLループにより制御さ
れる第2発振器(OSC)53−3より出力されてい
る。そして、このPLL回路53−5の分周比を制御器
ユニット52により制御すると、入力された中間周波数
信号を所望のCS−IFチャンネルあるいは拡張チャン
ネルに変換することができる。この変換されたCS放送
のIFチャンネル信号は変換部50の出力端子57から
出力されている。
【0031】また、前記PLL回路51−6およびPL
L回路53−5の分周比は、制御器ユニット52内のマ
イクロプロセッサ(CPU)52−3により制御されて
おり、このCPU52−3には、前記分周比を設定する
ための入力チャンネル選局スイッチ52−6と出力チャ
ンネル選局スイッチ52−7とが設けられている。これ
らの選局スイッチ52−6,52−7はサミュールスイ
ッチのようなデジタルスイッチにより構成されており、
このデジタルの選局スイッチ52−6に、入力されるC
S−IFチャンネル番号を設定し、デジタルの選局スイ
ッチ52−7に、変換先の、例えばCS−IF拡張チャ
ンネルを設定すれば、入力されたCS−IFチャンネル
を周波数変換して所定の拡張チャンネルに再配列するこ
とができるようになっている。
L回路53−5の分周比は、制御器ユニット52内のマ
イクロプロセッサ(CPU)52−3により制御されて
おり、このCPU52−3には、前記分周比を設定する
ための入力チャンネル選局スイッチ52−6と出力チャ
ンネル選局スイッチ52−7とが設けられている。これ
らの選局スイッチ52−6,52−7はサミュールスイ
ッチのようなデジタルスイッチにより構成されており、
このデジタルの選局スイッチ52−6に、入力されるC
S−IFチャンネル番号を設定し、デジタルの選局スイ
ッチ52−7に、変換先の、例えばCS−IF拡張チャ
ンネルを設定すれば、入力されたCS−IFチャンネル
を周波数変換して所定の拡張チャンネルに再配列するこ
とができるようになっている。
【0032】なお、この場合、入力信号がJCSAT系
かスーパーバード系かにより衛星選局スイッチ52−8
を切り替えるようにする。このような動作を行うCPU
52−3は、図示しないROMに記憶されたプログラム
により、前記制御動作を行うようプログラムされてい
る。また、CSアンテナに設けられているCSコンバー
タの局部発振周波数を11.2GHzとすれば、変換部
50の第1ローカル発振器51−3と、第2ローカル発
振器53−3とのローカル発振周波数の変化周波数幅を
同じ帯域幅(1726.03MHz〜2161.03M
Hz)とすることができるため、CPU52−3の出力
する分周比データを1種類のデータで共用することがで
きるようになり、プログラムを簡素化することができ
る。
かスーパーバード系かにより衛星選局スイッチ52−8
を切り替えるようにする。このような動作を行うCPU
52−3は、図示しないROMに記憶されたプログラム
により、前記制御動作を行うようプログラムされてい
る。また、CSアンテナに設けられているCSコンバー
タの局部発振周波数を11.2GHzとすれば、変換部
50の第1ローカル発振器51−3と、第2ローカル発
振器53−3とのローカル発振周波数の変化周波数幅を
同じ帯域幅(1726.03MHz〜2161.03M
Hz)とすることができるため、CPU52−3の出力
する分周比データを1種類のデータで共用することがで
きるようになり、プログラムを簡素化することができ
る。
【0033】なお、チャンネル選局スイッチ52−6,
52−7に誤ったデータを設定すると、そのデータをC
PU52−3が検知してエラー表示器52−4を赤く表
示するようにする。この表示器52−4は、正常なデー
タが設定された時は青く表示されている。また、チャン
ネル選局スイッチ52−6,52−7の設定は切り替え
スイッチ52−5を切り替えることにより、CS放送用
とCS通信用とにプログラムを切り替えることができ、
変換部50をCS放送用とCS通信用とで兼用すること
ができる。変換部50は、このようにダブルコンバータ
方式を採用して低い中間周波数に変換しているため、チ
ャンネル変換の組み合わせによるスプリアス妨害を防止
することができる。また、帯域外減衰量特性を良好にし
易くC/N劣化度が小さいため、同一チャンネルの変換
も可能とされる。なお、変換部50の各部には電源入力
端子PSin54から供給された電源を、レギュレータ
により安定化して供給している。これは、電源ライン上
に乗ったノイズの影響を低減するためである。
52−7に誤ったデータを設定すると、そのデータをC
PU52−3が検知してエラー表示器52−4を赤く表
示するようにする。この表示器52−4は、正常なデー
タが設定された時は青く表示されている。また、チャン
ネル選局スイッチ52−6,52−7の設定は切り替え
スイッチ52−5を切り替えることにより、CS放送用
とCS通信用とにプログラムを切り替えることができ、
変換部50をCS放送用とCS通信用とで兼用すること
ができる。変換部50は、このようにダブルコンバータ
方式を採用して低い中間周波数に変換しているため、チ
ャンネル変換の組み合わせによるスプリアス妨害を防止
することができる。また、帯域外減衰量特性を良好にし
易くC/N劣化度が小さいため、同一チャンネルの変換
も可能とされる。なお、変換部50の各部には電源入力
端子PSin54から供給された電源を、レギュレータ
により安定化して供給している。これは、電源ライン上
に乗ったノイズの影響を低減するためである。
【0034】次に、混合部60の構成を図5に示す。こ
の図において、最大12設けられる変換部50によりそ
れぞれ変換されたCS−IFチャンネルあるいは拡張チ
ャンネルの信号はそれぞれ入力端子65に入力される。
この12の入力端子65は4つの入力端子を有する、3
つの市販の混合器61−1,61−2,61−3により
構成されており、この混合器61−1〜61−3によ
り、入力された4チャンネルずつ混合されてブロックア
ンプユニット62−1,62−1,62−3に入力され
ている。このブロックアンプユニット62−1とブロッ
クアンプユニット62−2とブロックアンプユニット6
2−3とは、その構成は同一とされているが、内蔵され
ているバンドパスフィルタ(BPF)の通過周波数帯域
幅およびローパスフィルタの遮断周波数が異なるように
されているだけであるので、ブロックアンプユニット6
2−2,62−3の構成は省略して示している。
の図において、最大12設けられる変換部50によりそ
れぞれ変換されたCS−IFチャンネルあるいは拡張チ
ャンネルの信号はそれぞれ入力端子65に入力される。
この12の入力端子65は4つの入力端子を有する、3
つの市販の混合器61−1,61−2,61−3により
構成されており、この混合器61−1〜61−3によ
り、入力された4チャンネルずつ混合されてブロックア
ンプユニット62−1,62−1,62−3に入力され
ている。このブロックアンプユニット62−1とブロッ
クアンプユニット62−2とブロックアンプユニット6
2−3とは、その構成は同一とされているが、内蔵され
ているバンドパスフィルタ(BPF)の通過周波数帯域
幅およびローパスフィルタの遮断周波数が異なるように
されているだけであるので、ブロックアンプユニット6
2−2,62−3の構成は省略して示している。
【0035】ブロックアンプユニット62−1におい
て、入力されたチャンネルの信号はローパスフィルタ
(LPF)により変換部50におけるローカル発振信号
の漏れが除去され、増幅器62−11により増幅されB
PF62−12により周波数帯域幅が制限されて、出力
されている。このBPF62−12の通過帯域幅は4チ
ャンネルの信号がブロックアンプユニット62−1に印
加されていることから、連続する4チャンネルの信号が
通過できる帯域に設定されている。そして、各ブロック
アンプユニットに供給されるチャンネルは予め定められ
ており、例えば、ブロックアンプユニット62−1に
は、割り当てられたCS−IFチャンネルと拡張チャン
ネルの周波数帯域幅(1355〜1772MHz)を3
つの帯域に分けたうちの低い帯域が、ブロックアンプユ
ニット62−2には中央の帯域が、ブロックアンプユニ
ット62−3には高い帯域がそれぞれ割り当てられてい
る。
て、入力されたチャンネルの信号はローパスフィルタ
(LPF)により変換部50におけるローカル発振信号
の漏れが除去され、増幅器62−11により増幅されB
PF62−12により周波数帯域幅が制限されて、出力
されている。このBPF62−12の通過帯域幅は4チ
ャンネルの信号がブロックアンプユニット62−1に印
加されていることから、連続する4チャンネルの信号が
通過できる帯域に設定されている。そして、各ブロック
アンプユニットに供給されるチャンネルは予め定められ
ており、例えば、ブロックアンプユニット62−1に
は、割り当てられたCS−IFチャンネルと拡張チャン
ネルの周波数帯域幅(1355〜1772MHz)を3
つの帯域に分けたうちの低い帯域が、ブロックアンプユ
ニット62−2には中央の帯域が、ブロックアンプユニ
ット62−3には高い帯域がそれぞれ割り当てられてい
る。
【0036】従って、各ブロックアンプユニット62−
1〜62−3に内蔵されるBPFの通過帯域特性は割り
当てられた帯域を抽出できる周波数特性とされている。
そして、これらのブロックアンプユニット62−1〜6
2−3により帯域制限されたチャンネル信号は混合器6
3により混合されて、パワーユニット64に供給されて
いる。このパワーユニット64において、チャンネルが
再配列された信号は縦続接続されたパワーIC64−
1,64−2によりパワー増幅されて、ハイパスフィル
タ(HPF)64−3に供給され低域が制限されて、結
合コンデンサC3を介して出力端子66からCS−IF
信号が出力されている。このパワーユニット64の出力
レベルは110〜113dbμVとされている。また、
HPF64−3の出力が出力モニタ端子67にモニタ出
力として出力されている。
1〜62−3に内蔵されるBPFの通過帯域特性は割り
当てられた帯域を抽出できる周波数特性とされている。
そして、これらのブロックアンプユニット62−1〜6
2−3により帯域制限されたチャンネル信号は混合器6
3により混合されて、パワーユニット64に供給されて
いる。このパワーユニット64において、チャンネルが
再配列された信号は縦続接続されたパワーIC64−
1,64−2によりパワー増幅されて、ハイパスフィル
タ(HPF)64−3に供給され低域が制限されて、結
合コンデンサC3を介して出力端子66からCS−IF
信号が出力されている。このパワーユニット64の出力
レベルは110〜113dbμVとされている。また、
HPF64−3の出力が出力モニタ端子67にモニタ出
力として出力されている。
【0037】なお、上記LPF62−10およびBPF
62−12により、漏洩したローカル発振信号は55〜
60dB以上減衰されている。また、増幅器62−11
は混合器61−1の混合損失を補償するためのものであ
る。混合部60に設けられているBPFは、帯域可変の
単チャンネルフィルタを変換部50に設ける代わりに設
けられており、帯域制限を行いC/N比を確保するため
のフィルタの数を1/4とすることができるにも関わら
ず、帯域可変の単チャンネルフィルタを設けた場合と同
等のC/Nを確保することができる。また、ブロックア
ンプユニット62−1に供給される電源はレギュレータ
62−13により安定化されて供給され、パワーユニッ
ト64に供給される電源はレギュレータ64−6,64
−7により安定化されて供給されている。これは、電源
ライン上に乗ったノイズの影響を低減するためである。
62−12により、漏洩したローカル発振信号は55〜
60dB以上減衰されている。また、増幅器62−11
は混合器61−1の混合損失を補償するためのものであ
る。混合部60に設けられているBPFは、帯域可変の
単チャンネルフィルタを変換部50に設ける代わりに設
けられており、帯域制限を行いC/N比を確保するため
のフィルタの数を1/4とすることができるにも関わら
ず、帯域可変の単チャンネルフィルタを設けた場合と同
等のC/Nを確保することができる。また、ブロックア
ンプユニット62−1に供給される電源はレギュレータ
62−13により安定化されて供給され、パワーユニッ
ト64に供給される電源はレギュレータ64−6,64
−7により安定化されて供給されている。これは、電源
ライン上に乗ったノイズの影響を低減するためである。
【0038】次に、分配部30,変換部50および混合
部60に電源を供給している電源部70を図6に示す。
この図において、商用電源100Vはラインフィルタ7
1を介して整流部72に供給され、この整流部72によ
り整流されてから補助電源部73に供給されて、平滑お
よび安定化されることにより直流電圧に変換される。こ
の補助電源部73からは、直流電圧がスイッチングユニ
ット74〜76に共通に供給されている。この補助電源
部73から供給されている直流電圧はスイッチングユニ
ット74〜76において、発振制御部74−2および電
圧比較部74−3の電源として用いられている。そし
て、スイッチングユニット74〜76は整流部72によ
り整流された電源を、発振制御部74−2のもとでスイ
ッチング制御および整流することにより、ユニット74
からは+6.5V、ユニット75からは+13.5V、
さらにユニット76からは+15Vの安定化された直流
電圧が出力されている。
部60に電源を供給している電源部70を図6に示す。
この図において、商用電源100Vはラインフィルタ7
1を介して整流部72に供給され、この整流部72によ
り整流されてから補助電源部73に供給されて、平滑お
よび安定化されることにより直流電圧に変換される。こ
の補助電源部73からは、直流電圧がスイッチングユニ
ット74〜76に共通に供給されている。この補助電源
部73から供給されている直流電圧はスイッチングユニ
ット74〜76において、発振制御部74−2および電
圧比較部74−3の電源として用いられている。そし
て、スイッチングユニット74〜76は整流部72によ
り整流された電源を、発振制御部74−2のもとでスイ
ッチング制御および整流することにより、ユニット74
からは+6.5V、ユニット75からは+13.5V、
さらにユニット76からは+15Vの安定化された直流
電圧が出力されている。
【0039】電源部70は、このように補助電源部73
を1つとしてスイッチングユニット74〜76に共通に
設けるようにしたので、電源部70の部品点数を削減す
ることができると共に、小型化を図ることができるよう
になる。また、発熱する部分は補助電源部73のみとす
ることができ、効率的な放熱を行い易くなる。また、こ
の補助電源部73からは+24Vが出力されている。こ
の電源部70からの出力電圧は多少高めに設定されてお
り、供給された各部においてレギュレータにより所定直
流電圧となるようにされている。
を1つとしてスイッチングユニット74〜76に共通に
設けるようにしたので、電源部70の部品点数を削減す
ることができると共に、小型化を図ることができるよう
になる。また、発熱する部分は補助電源部73のみとす
ることができ、効率的な放熱を行い易くなる。また、こ
の補助電源部73からは+24Vが出力されている。こ
の電源部70からの出力電圧は多少高めに設定されてお
り、供給された各部においてレギュレータにより所定直
流電圧となるようにされている。
【0040】本発明は以上のように構成されており、分
配器および混合器はダイカスト製の筐体内に収納されて
おり、各ユニットも板金構造とされているため、シール
ド効果が向上されている。また、電源の配線はすべてハ
ーネスにより接続されているためその接続が容易とされ
ている。さらに、各ユニットにはレギュレータをそれぞ
れ装備するようにしているため、電源ラインの安定化お
よびノイズの低減等の性能の向上を図ることができる。
配器および混合器はダイカスト製の筐体内に収納されて
おり、各ユニットも板金構造とされているため、シール
ド効果が向上されている。また、電源の配線はすべてハ
ーネスにより接続されているためその接続が容易とされ
ている。さらに、各ユニットにはレギュレータをそれぞ
れ装備するようにしているため、電源ラインの安定化お
よびノイズの低減等の性能の向上を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下のような効果を奏することができる。 (1)市販の出力コネクタの設けられた分配器を用いて
分配部を構成するようにしたので、あらためてすべての
回路が組み込まれる基板を起こす必要がないと共に、分
配器の出力コネクタを分配部の出力とすることができる
ため、余分な配線が不要となる。このため、信頼性を向
上することができ、かつ、コストも低減することができ
る。また、分配部のプリアンプユニットには2分配器を
内蔵しているため、プリアンプユニットを有効に活用す
ることができ、その台数を半減することができるので、
コストを低減することができる。
ので、以下のような効果を奏することができる。 (1)市販の出力コネクタの設けられた分配器を用いて
分配部を構成するようにしたので、あらためてすべての
回路が組み込まれる基板を起こす必要がないと共に、分
配器の出力コネクタを分配部の出力とすることができる
ため、余分な配線が不要となる。このため、信頼性を向
上することができ、かつ、コストも低減することができ
る。また、分配部のプリアンプユニットには2分配器を
内蔵しているため、プリアンプユニットを有効に活用す
ることができ、その台数を半減することができるので、
コストを低減することができる。
【0042】(2)変換部の制御器ユニットに変換元チ
ャンネルと変換先チャンネルの設定を行うだけで、制御
器ユニットにより自動的にCS−IFチャンネルの変換
を行うことができる。また、ダブルコンバータ方式を採
用しているため、チャンネル変換の組み合わせによるス
プリアス妨害を防止することができる。
ャンネルと変換先チャンネルの設定を行うだけで、制御
器ユニットにより自動的にCS−IFチャンネルの変換
を行うことができる。また、ダブルコンバータ方式を採
用しているため、チャンネル変換の組み合わせによるス
プリアス妨害を防止することができる。
【0043】(3)混合部内の3つのブロックアンプユ
ニットに、異なる4チャンネル分の周波数帯域幅を有す
るフィルタをそれぞれ設けるようにしたため、変換部の
出力に帯域可変の単チャンネルフィルタを設けることな
く所要のC/N比を得ることができる。このため、高価
な帯域可変のチャンネルフィルタを低廉な帯域固定のフ
ィルタとすることができると共に、その個数を1/4に
低減することができ、大幅なコストの低減をすることが
できる。
ニットに、異なる4チャンネル分の周波数帯域幅を有す
るフィルタをそれぞれ設けるようにしたため、変換部の
出力に帯域可変の単チャンネルフィルタを設けることな
く所要のC/N比を得ることができる。このため、高価
な帯域可変のチャンネルフィルタを低廉な帯域固定のフ
ィルタとすることができると共に、その個数を1/4に
低減することができ、大幅なコストの低減をすることが
できる。
【図1】本発明のCS−IF変換装置を組み込んだ共同
受信システムの概要図である。
受信システムの概要図である。
【図2】本発明のCS−IF変換装置の概要図である。
【図3】本発明の分配部の構成を示す図である。
【図4】本発明の変換部の構成を示す図である。
【図5】本発明の混合部の構成を示す図である。
【図6】本発明の電源部の構成を示す図である。
【図7】従来の共同受信システムの概要図である。
【図8】CS−IFチャンネル配列を示す図である。
【図9】CS−IFチャンネルの再配列を示す図であ
る。
る。
【図10】CS−IFチャンネルの再配列を示す図であ
る。
る。
1,2,101,102 CSアンテナ 1−1,1−2,2−1,2−2,44,101−1,
101−2,102−1,102−2 同軸ケーブル 3,107 CS−IF変換装置 4,103 BSアンテナ 5 UHFアンテナ 6 VHFアンテナ 7 U/V混合器 8,105 BS・U/V増幅器 9,106 CS/BS・UV混合器 10 分岐器 11 CS・BS・U/V増幅器 12 分配器 13 直列ユニット 20−1〜20−m CS−IF入力端子 30 分配部 31 プリアンプユニット 32 HPF 33,51−7,53−6,62−11,64−1,6
4−2 増幅器 34 2分配器 35,36,37,38 3分配器 39,64−6,64−7 レギュレータ 40,42 チョークコイル 41,64−5 避雷器 43,57,66 出力端子 45−1,45−2 CS−IF入力端子 50−1〜50−n 変換部 51 CSチューナユニット 51−1 第1ミキサ 51−2 SAWフィルタ 51−3 第1ローカル発振器 51−4,53−2 バッファ 51−5,53−4 プリスケーラ 51−6,53−5 PLL回路 52 制御器ユニット 52−1 スケルチ回路 52−2 ゲインコントロール 52−3 CPU 52−4 エラー表示器 52−5 切り替えスイッチ 52−6,52−7 チャンネル選局スイッチ 52−8 衛星選局スイッチ 53 アップコンバータユニット 53−1 第2ミキサ 53−3 第2ローカル発振器 54 電源入力端子 55 入力端子 56,67 モニタ端子 60 混合部 61−1〜61−3 混合器 62−1〜62−3 ブロックアンプユニット 62−10 LPF 62−12 BPF 62−13 レギュレータ 63 混合器 64 パワーユニット 70 電源部 71 ラインフィルタ 72 整流部 73 補助電源部 74,75,76 スイッチングユニット 77 商用源入力 104 VHF・UHFアンテナ
101−2,102−1,102−2 同軸ケーブル 3,107 CS−IF変換装置 4,103 BSアンテナ 5 UHFアンテナ 6 VHFアンテナ 7 U/V混合器 8,105 BS・U/V増幅器 9,106 CS/BS・UV混合器 10 分岐器 11 CS・BS・U/V増幅器 12 分配器 13 直列ユニット 20−1〜20−m CS−IF入力端子 30 分配部 31 プリアンプユニット 32 HPF 33,51−7,53−6,62−11,64−1,6
4−2 増幅器 34 2分配器 35,36,37,38 3分配器 39,64−6,64−7 レギュレータ 40,42 チョークコイル 41,64−5 避雷器 43,57,66 出力端子 45−1,45−2 CS−IF入力端子 50−1〜50−n 変換部 51 CSチューナユニット 51−1 第1ミキサ 51−2 SAWフィルタ 51−3 第1ローカル発振器 51−4,53−2 バッファ 51−5,53−4 プリスケーラ 51−6,53−5 PLL回路 52 制御器ユニット 52−1 スケルチ回路 52−2 ゲインコントロール 52−3 CPU 52−4 エラー表示器 52−5 切り替えスイッチ 52−6,52−7 チャンネル選局スイッチ 52−8 衛星選局スイッチ 53 アップコンバータユニット 53−1 第2ミキサ 53−3 第2ローカル発振器 54 電源入力端子 55 入力端子 56,67 モニタ端子 60 混合部 61−1〜61−3 混合器 62−1〜62−3 ブロックアンプユニット 62−10 LPF 62−12 BPF 62−13 レギュレータ 63 混合器 64 パワーユニット 70 電源部 71 ラインフィルタ 72 整流部 73 補助電源部 74,75,76 スイッチングユニット 77 商用源入力 104 VHF・UHFアンテナ
フロントページの続き (72)発明者 須藤 善之 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内
Claims (4)
- 【請求項1】CS−IF信号が入力される少なくとも2
つの入力端子と、 該入力端子から入力されたCS−IF信号を増幅する増
幅ユニットと、 該増幅ユニット内に内蔵された出力を2分配する2分配
器と、 上記増幅ユニットの2つの出力端子に、それぞれ入力端
子が接続される電流通過型の3分配器とを備え、 上記複数の3分配器より、最大12に分配されたCS−
IF信号を得ることを特徴とする分配部。 - 【請求項2】入力されたCS放送のIFチャンネルをダ
ウンコンバートするダウンコンバータと、 該ダウンコンバータから出力される中間周波数信号が、
バンドパスフィルタおよびスケルチ回路を介して供給さ
れ、チャンネル変換されたCSーIFチャンネルあるい
は拡張チャンネルを出力するアップコンバータとを備え
る変換部において、 上記ダウンコンバータは第1のPLLループを備え、上
記アップコンバータは第2のPLLループを備え、該第
1のPLLループおよび第2のPLLループはチャンネ
ル指示信号が供給される制御部により制御されていると
共に、上記アップコンバータにより周波数変換された、
CSーIFチャンネルあるいは拡張チャンネルの信号を
直接出力することを特徴とする変換部。 - 【請求項3】供給されたそれぞれ異なるチャンネル番号
のCS−IFチャンネルあるいは拡張チャンネルを4系
統づつ混合する3つの第1の混合器と、 該3つの第1の混合器のそれぞれに接続された3つのブ
ロックアンプと、 該3つのブロックアンプよりの出力を混合して1系統と
する第2の混合器と、該第2の混合器の出力を増幅して
出力するパワーユニットとを備える混合部において、 上記3つのブロックアンプのそれぞれには、CS−IF
チャンネルあるいは拡張チャンネルが4チャンネル通過
できる帯域幅を有すると共に、互いにその通過帯域幅が
異なるバンドパスフィルタが設けられていることを特徴
とする混合部。 - 【請求項4】請求項1記載の分配部に、請求項2記載の
変換部が接続され、該変換部に請求項3記載の混合部が
接続されていることを特徴とするCS−IFチャンネル
配列変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26942593A JPH07107057A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26942593A JPH07107057A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107057A true JPH07107057A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17472248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26942593A Pending JPH07107057A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07107057A (ja) |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP26942593A patent/JPH07107057A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1998022992A2 (en) | Direct broadcast satellite system for multiple dwelling units | |
KR100445108B1 (ko) | 수신장치,수신방법및단말장치 | |
JP4459899B2 (ja) | 無線信号分配装置及び、無線信号分配装置を備える受信システム | |
JPH07107057A (ja) | 分配部,変換部,混合部およびこれらから構成されたcs−ifチャンネル配列変換装置 | |
JP4663087B2 (ja) | 地上波デジタル放送用ギャップフィラー | |
JPH0320169B2 (ja) | ||
JP3947031B2 (ja) | 衛星信号受信伝送システム及び切替分配器 | |
JP3444745B2 (ja) | Uhf、vhf、cs、bs共用アンテナシステムおよびこれに使用するlnb | |
JPH042510Y2 (ja) | ||
JPH0265420A (ja) | ダイバーシティ受信機 | |
JP2002543739A (ja) | 限定帯域チャネルにおける直接配信衛星サービスの無線配信 | |
JPH05304487A (ja) | サテライト中間周波数切換装置 | |
JP4332370B2 (ja) | 放送受信システムおよび妨害波除去装置 | |
JP2506466B2 (ja) | 衛星放送受信装置 | |
JPH0617389Y2 (ja) | 混合装置 | |
KR100667191B1 (ko) | 방송파 수신용 안테나를 이용한 지상파 dmb 중계기 | |
JP2586188Y2 (ja) | 衛星放送受信用チューナ | |
JP4608092B2 (ja) | Catvシステム、ダウンコンバータ及びアップコンバータ | |
AU2007100368A4 (en) | Radio frequency distribution system | |
EP2018084A1 (en) | Wireless multipoint voice network | |
JPS6124334A (ja) | 無線通信装置 | |
JPH11313313A (ja) | 切換装置 | |
JP2008118444A (ja) | テレビ受信用増幅装置 | |
JPS5838686Y2 (ja) | チヤネル変換配列器 | |
JPH055747Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991109 |