JPH042510Y2 - - Google Patents

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JPH042510Y2
JPH042510Y2 JP1985064848U JP6484885U JPH042510Y2 JP H042510 Y2 JPH042510 Y2 JP H042510Y2 JP 1985064848 U JP1985064848 U JP 1985064848U JP 6484885 U JP6484885 U JP 6484885U JP H042510 Y2 JPH042510 Y2 JP H042510Y2
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synthesizer
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polarization
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は衛星放送を受信するための地上装置に
関し、特に直交両偏波受信装置に関する。
〔従来の技術〕
衛星放送等、衛星通信方式では、周波数資源の
有効利用を計るために、同一周波数帯を互に直交
する2つの両偏、例えば垂直偏波と水平偏波、又
は右旋円偏波と左旋円偏波等で使用することが多
い。従来、このような直交両偏波を受信する装置
は第8図のような構成となつていた。即ち、同図
において、パラボラアンテナの一次放射器100
の、例えば直線偏波の場合には、垂直偏波と水平
偏波に対応する出力に接続された2個の低雑音周
波数変換器(以下LNCと略す)101と102
と、LNCの出力を室内まで伝送するための同軸
ケーブル103と104と、線路増幅器105と
106、分配器107と108等からなる伝送系
と、切換器109、復調器110(以下IDUと略
す)から成つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
同図の構成では上述の如くLNC101及び1
02からIDU110に至る伝送系が2系統必要で
あり、これらを構成する機材や、据付布線工事に
多額の費用がかかり不経済である欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の両偏波受信装置は、2つの偏波を受信
するための2個のLNCを有し、このLNCの局部
発振周波を互に異なる値とすることによつて、上
記各LNCの出力信号の周波数スペクトラムを互
に重複しないように配列させ、更に上記出力信号
を選択的に合成する合成器をアンテナの近傍に有
し、上記合成器から復調器に至る信号伝送系を1
系統とすることを可能とした受信装置である。本
装置は伝送系の機材費や工事費を削減することが
出来て経済的な衛星放送受信装置を提供すること
が出来る。更に、上記両偏波受信装置において、
該合成器をいずれか一方の低雑音周波数変換器に
内蔵させればコンパクトな両偏波受信装置が得ら
れる。又、上記両偏波受信装置において、該低雑
音周波数変換器のいずれか一方をその出力周波数
帯域を0.95から1.75GHz内に選定した両偏波受信
装置が得られる。
〔実施例〕
次に本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の衛星放送受信装置の
一例である。同図にて、パラボラ反射鏡1と一次
放射器2によつてパラボラアンテナが構成され
る。一次放射器2により直交する2つの偏波、例
えば垂直偏波と水平偏波に対応する出力が取り出
され、この各出力に低雑音周波数変換器(LNC)
3と4が接続されている。LNC3とLNC4の出
力は各々同軸ケーブル5と6によつて合成器7に
接続され、ここで合成され、一本の同軸ケーブル
8によつて屋内まで伝送され、必要に応じて線路
増幅器9、分配器10を経て復調器(IDU)11
に印加され、選局、復調、増幅等の信号処理が行
われる。共同受信等複数のIDUが使用される場合
には、別のIDU13や更に分配器12によつて分
配される。本受信装置では、合成器7はパラボラ
アンテナの架台等、アンテナの近傍に設置出来る
ので同軸ケーブル5と6はごく短いものでよく安
価であり、高価な長い同軸ケーブル8は、従来の
2系統に代つて1系統ですむことや、線路増幅器
9や分配器10等の機器も1系統すむため少ない
機材を使つて簡単に配線工事が出来て経済的であ
る。又、屋内での同軸ケーブルは壁を這わせたり
貫通させたりして布線されるが、本考案では1系
統の同軸ケーブルを布線するので工事による美観
への影響も少なくてすむ特長がある。
次に本考の衛星放送受信装置の動作について説
明する。第2図は11GHz帯の衛星の下回線に使用
される周波数帯域の例を表わす。第2図の例で
は、10.95から11.20GHzと、11.45から11.70GHzの
周波数帯域が、垂直偏波(Y−pol.)と、水平偏
波(X−pol.)で使用されている。
第3図は第2図で示された周波数帯域の電源を
本考案の受信装置で受信した場合に2つのLNC
の出力に現れる周波数帯域を表わしたものであ
り、垂直偏波の受信に使用されたLNC、例えば
第1図のLNC3の局部発振周波数を10.0GHz、水
平偏波の受信に使用されたLNC、例えば第1図
のLNC4の局部発振周波数を10.25GHzとしてあ
るため、各のLNCの出力信号の周波数帯域は同
図aとbに示されているように、0.95から1.20G
Hz(この信号をBと名付ける)と1.45から1.70G
Hz(この信号をDと名付ける)、及び0.70から
0.95GHz(この信号をAと名付ける)と1.20から
1.45GHz(この信号をCと名付ける)となる。従
つて、これらBとD、及びAとCの信号を合成す
れば、第3図Cに示されるように各信号を重複す
ることなく0.70から1.70GHzの周波数帯域に配列
することが出来る。
然し、実際のLNCの出力には第4図aとbに
示されるように信号A,B,C,Dの他に広い帯
域にわたつて熱雑音N1とN2が存在しているた
め、2つのLNCの出力を、例えばハイブリツド
合成器等の広帯域な合成器を使用して合成すると
第4図cに示すようなN1とN2が相加されて
C/N(搬送波レベル対雑音比)を約3dB劣化さ
せることになる。本考案では、周波数選択性のあ
る合成器を使用することによりこの欠点を排除し
ている。第5図は本考案の合成器の一実施例であ
る。同図より本考案になる合成器は2つの入力端
子25と26と、出力端子27を有し、端子26
と27間には帯域通過波器(以下BPFと呼ぶ)
23と24、端子25と27間にはBPF21と
22を有し、各BPF21,22,23,24の
通過特性は第6図の如く、周波数帯域A,B,
C,Dと一致させている。合成器の入力端子26
をLNC4に、入力端子25をLNC3の出力端子
に接続すれば、LNC3の周波数帯域AとCに存
在する。出力信号と、LNC4の周波数帯域Bと
Dに存在する出力信号とは各々合成器の出力端子
27に現われる。一方LNC4の出力に存在する
熱雑音N2のうち周波数帯域BとD以外の部分は
遮断されて合成器の出力端子27には現われな
い。同様にLNC3の出力に存在する熱雑音N1
のうち周波数帯域AとC以外の部分は遮断されて
合成器の出力端子27には現われない。従つて2
個のLNCからの熱雑音が同一周波数帯域で相加
されることがないからC/Nを劣化させる恐れが
ない。
第7図は本考案の合成器の第2の例を示す系統
図である。同図において、31,32は各々2つ
の偏波を受信するLNCに接続される2つの入力
端子であり、33,34,35,36は各々周波
数通過帯域A,B,C,DのBPFであり、37,
38,39は、例えばハイブリツド合成器のよう
な広帯域合成器、40は高周波増幅器で、少なく
とも周波数帯域AからDまでの範囲で動作する。
41は本合成器の出力端子である。第7図の構成
にすれば、BPFの出力は広帯域合成器37,3
8,39によつて互にアイソレーシヨンがとれる
ので、広帯域で周波数対振幅特性のよい合成器を
実現することが容易となる。又増幅器40によつ
て本合成器の挿入損失を補つたり更に利得を得る
ように設計して、第1図の同軸ケーブル8等の損
失を補うようにすることも出来る特長がある。
なお、第8図の従来の装置では同軸ケーブル1
03や104等のLNCからIDUに至る伝送系で
扱われる周波数帯域が0.95から1.70GHzであつた
のに対し、本考案の場合、第1図の合成器7から
IDU11に至る伝送系で扱われる周波数帯域は
0.75から1.70GHzと従来の周波数帯域より広がつ
ているが、現在の回路技術や半導体の性能の向上
によつて、ほとんど原価を増加せずに充分扱うこ
とが出来る周波数帯域幅であり問題とならない。
本考案の合成器はアンテナの架台の近傍に設置す
るだけでなく、いずれか一方のLNCに内蔵させ
たり、LNCに取付けることも出来て全体の装置
を単純化させ据付工事費を安価にすることも出来
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、直交する2つの
偏波を受信するための2個のLNCを有し、その
LNCの局部発振周波数を互に異なる値とするこ
とにより2個のLNCの出力信号の周波数スペク
トラムが互に重複しないように配列させ、更に該
2つの出力信号を選択的に合成する合成器を有す
ることによりC/Nを劣化させることなく合成器
からIDUまでの信号伝送を1系統とすることによ
り安価で据付工事が簡単で美的にすぐれた両偏波
受信装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す系統図、第2
図は衛星の下り回線の周波数帯域の一例、第3図
第4図は本考案の実施例になるLNCの出力信号
の周波数帯域を示す図、第5図は本考案の合成器
の第1の実施例を示す系統図、第6図は第5図の
BPFの特性を示す図、第7図は本考案の合成器
の第2の実施例を示す系統図、第8図は従来の構
成を示す系統図である。 図で、3,4……低雑音コンバータ、7……合
成器、8……同軸ケーブル、11,13……復調
器、21,22,23,24,33,34,3
5,36……帯域通過波器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直交する2つの偏波を受信するための2個の周
    波数変換器を有し、該周波数変換器の局部発振周
    波数を互に異なる値とすることにより該周波数変
    換器の2つの出力信号の周波数スペクトラムを互
    に重複しないように配列するとともに、該2つの
    周波数変換器の出力信号を選択的に合成する合成
    器を備えた両偏波受信装置。
JP1985064848U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH042510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985064848U JPH042510Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS61182132U JPS61182132U (ja) 1986-11-13
JPH042510Y2 true JPH042510Y2 (ja) 1992-01-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200627A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Fujitsu Ltd アンテナ分岐回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60200627A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Fujitsu Ltd アンテナ分岐回路

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