JP3444745B2 - Uhf、vhf、cs、bs共用アンテナシステムおよびこれに使用するlnb - Google Patents

Uhf、vhf、cs、bs共用アンテナシステムおよびこれに使用するlnb

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JP3444745B2 JP03374797A JP3374797A JP3444745B2 JP 3444745 B2 JP3444745 B2 JP 3444745B2 JP 03374797 A JP03374797 A JP 03374797A JP 3374797 A JP3374797 A JP 3374797A JP 3444745 B2 JP3444745 B2 JP 3444745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UHF放送、VH
F放送、衛星放送(BS放送)、衛星通信(CS)等の
受信に用いるUHF・VHF・BS・CS共用アンテナ
システムとこれに使用するLNBに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の代表的なUHF放送・
VHF放送・BS放送・CS放送受信用の共用アンテナ
システムを示す。BS・CS両用アンテナ101に取り
付けられるLNB(LOW NOISE BLOCK)はBS用LNB
102とCS用LNB(例えば水平偏波受信用)104
とCS用LNB(例えば垂直偏波受信用)105の合計
3個のLNBから構成されている。この場合、BS用L
NB102の出力ケーブル113はBS−UV(UHF
とVHF合わせてUVという。以下同じ)混合器108
に接続される。
【0003】また、地上波放送のVHFのTV放送アン
テナ103からの信号とUHFのTV放送アンテナ10
9からの信号はUV混合器110に接続される。このU
V混合器110の出力、すなわちUHF放送とVHF放
送の信号もBS−UV混合器108に接続される。そし
て、このBS−UV混合器の出力、すなわちUHF放送
とVHF放送の信号とBS放送の信号がブロックダウン
コンバータ111に接続される。
【0004】一方、CS用LNB104からの出力信号
は出力ケーブル106を通して、同じくCS用LNB1
05からの出力信号は出力ケーブル107を通してそれ
ぞれブロックダウンコンバータ111に接続される。
【0005】ここで、以下ブロックダウンコンバータ1
11の動作について説明する。各衛星からの受信信号を
各LNBで中間周波数に変換した各IF信号の重なりを
避けるために、CS用LNB105からの出力信号であ
るCS−IFの垂直偏波(1293〜1533MHz)
を1385〜1625MHzに、CS用LNB104か
らの出力信号であるCS−IFの水平偏波(1308〜
1548MHz)を1655〜1895MHzにそれぞ
れ変換する。
【0006】したがって、このブロックダウンコンバー
タ111の出力信号は70MHz〜770MHzのUV
信号と、1035〜1335MHzのBS−IF信号
と、上述のCS−IFの水平偏波信号と垂直偏波信号が
それぞれ出力ケーブル114から出力される。その後は
ケーブル114の信号は屋内のTVセット112に直接
接続されたり、複数のTVセットに分配するために増幅
分配されたりする。もちろんこのブロックダウンコンバ
ータ111からBS用LNB102用の供給直流電圧、
CS用LNB104と105用供給直流電圧が供給され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来の技術に
よると、UV混合器や各LNB等のアンテナユニットか
らの出力ケーブルが6本あり、これらをブロックダウン
コンバータ111に接続する必要があるので、屋外・屋
内配線が複雑になる。また、高価なブロックダウンコン
バータ111やBS−UV混合器108が別途必要にな
り、3つの独立したLNBが必要になる。更にまた、2
つのCS用LNBに水平偏波信号と垂直偏波信号を分離
して分配する変換器119が別途必要であり、アンテナ
ユニットとして複雑で高価なものとなる。このように、
配線が複雑で、共用アンテナユニットとして高価となる
ため、共聴用としては利用されているが、個別受信用に
はあまり利用されていない。
【0008】本発明は上記の問題に鑑み、現在日本で主
流になりつつあるBS放送とCS放送の両用アンテナユ
ニットをコンパクトな形状で実現し、屋外・屋内配線や
設置工事も含めたコストパフォーマンス性に富んだ、し
かも個別受信用としても利用できる簡単な構成のアンテ
ナユニットを得るとともに、システムとしての部品点数
の削減を図り、量産性かつ信頼性の向上を図ったアンテ
ナユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め請求項1記載の発明は、UHF、VHF、BS、CS
共用アンテナシステムにおいて、UHF信号とVHF信
号の混合信号を入力する第1の入力手段と、受信したB
S信号を中間周波数のBS−IF信号に変換する第1の
周波数変換手段と、上記UHF信号とVHF信号の混合
信号と上記BS−IF信号とを混合する第1の混合手段
と、該第1の混合手段の出力を導出する第1の出力手段
とを設けたBS用LNBと、上記第1の出力手段を介し
て導出する上記第1の混合手段の出力信号を入力する第
2の入力手段と、受信したCS信号の水平偏波信号を中
間周波数のCS−IF(水平偏波)信号に変換する第2
の周波数変換手段と、受信したCS信号の垂直偏波信号
を中間周波数のCS−IF(垂直偏波)信号に変換する
第3の周波数変換手段と、上記第2および第3の周波数
変換手段の出力を混合する第2の混合手段と、上記第2
の入力手段より供給される信号と、上記第2の混合手段
の出力信号を混合する第3の混合手段と、該第3の混合
手段の出力を外部に導出する第2の出力手段を設けたC
S用LNBとを具備することを特徴とする。
【0010】従って、受信したBS信号は第1の周波数
変換手段で中間周波数のBS−IF信号に変換された
後、第1の入力端子より導入されるUHF信号とVHF
信号の混合信号と第1の混合手段で混合され、BS用L
NBの第1の出力端子より導出され、CS用LNBの第
2の入力端子に供給される。
【0011】一方、CS用LNBでは、受信されたCS
信号の水平偏波信号と垂直偏波信号は、それぞれ第2お
よび第3の周波数変換手段で中間周波数のCS−IF
(水平偏波)信号とCS−IF(垂直偏波)信号に変換
された後、第2の混合手段で混合される。そして、上記
第2の混合手段で混合されたCS−IF信号は第3の混
合手段に導かれ、該第3の混合手段で、上記第2の入力
手段に供給される。
【0012】UHF、VHFおよびBS−IFの各信号
の混合信号と混合され、第2の出力手段より導出され
る。従って、UHFとVHF信号の混合信号とBS−I
F信号との混合器やブロックダウンコンバータ等を用い
ることなく、UHF、VHF、BS−IF、CS−IF
の各信号の混合信号を導出することができ、簡単な構成
で安価な、しかも設置工事が簡単な共用アンテナシステ
ムを提供することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のUH
F、VHF、BS、CS共用アンテナシステムにおい
て、上記BS−IF信号が上記第1の入力手段へ漏洩す
るのを阻止する第1のフィルタ手段と、上記第1の入力
手段に供給されるUHF信号とVHF信号の混合信号が
上記BS−IF信号の増幅回路へ漏洩するのを阻止する
第2のフィルタ手段と、上記第2の混合手段で混合され
たCS−IF信号の垂直偏波信号と水平偏波信号の混合
信号が、上記第2の入力手段へ漏洩するのを阻止する第
3のフィルタ手段と、上記第2の入力手段から供給され
るUHF信号とVHF信号の混合信号とBS−IF信号
の混合信号が上記第2の混合手段の出力を増幅する増幅
回路へ漏洩するのを阻止する第4のフィルタ手段を設け
たことを特徴とする。
【0014】従って、BS用LNB内では第1のフィル
タ手段により、BS−IF信号が第1の混合手段を介し
て第1の入力手段に漏洩するのを防止し、また、第2の
フィルタ手段により、UHF信号およびVHF信号の混
合信号が上記第1の混合手段を介してBS−IF信号の
増幅回路に漏洩するのを防止する。またCS用LNB内
では第3のフィルタ手段により、CS−IF信号が第2
の入力手段に漏洩するのを防止し、また第4のフィルタ
手段によりUHF信号とVHF信号の混合信号とBS−
IF信号の混合信号がCS−IF信号の増幅回路に漏洩
するのを防止する。このように第1および第2の入力端
子やBS−IF信号およびCS−IF信号の増幅回路に
信号を混合するときに生じる相手方の信号の漏洩を防ぐ
ことができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載のUH
F、VHF、BS、CS共用アンテナシステムにおい
て、上記第1および第3のフィルタ手段はLPF(ロー
パスフィルタ)かBPF(バンドパスフィルタ)のいず
れかで構成し、上記第2および第4のフィルタ手段はH
PF(ハイパスフィルタ)かBPFのいずれかで構成し
たことを特徴とする。
【0016】第1および第3のフィルタ手段は、LPF
かBPFで構成されるので第1あるいは第2の入力手段
へは、該第1あるいは第2の入力端子に供給される信号
より高い周波数のBS−IF信号あるいはCS−IF信
号を阻止することができ、また第2および第4のフィル
タ手段は、HPFかBPFで構成されるので、BS−I
F信号あるいはCS−IF信号の増幅回路へは、この各
増幅回路に供給されるBS−IF信号あるいはCS−I
F信号より低い周波数のUHF信号とVHF信号の混合
信号あるいはUHF信号とVHF信号とBS−IF信号
の混合信号を阻止することができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項2乃至3記載の
UHF、VHF、BS、CS共用アンテナシステムにお
いて、第1のフィルタ手段は1035MHz以上の周波
数の信号を阻止し、第2のフィルタ手段は770MHz
以下の周波数の信号を阻止し、第3のフィルタ手段は1
385MHz以上の周波数の信号を阻止し、第4のフィ
ルタ手段は1335MHz以下の周波数の信号を阻止す
るようにしたことを特徴とする。
【0018】従って、第1のフィルタ手段により103
5MHz以上の周波数の信号であるBS−IF信号が第
1の入力端子へ漏洩するのを阻止し、第2のフィルタ手
段により、770MHz以下の周波数の信号である第1
の入力手段からのUHFおよびVHF信号の混合信号が
BS−IF信号の増幅回路へ漏洩するのを阻止し、ま
た、第3のフィルタ手段により1335MHz以上の周
波数の信号であるCS−IF信号が第2の入力端子へ漏
洩するのを阻止し、第4のフィルタ手段により1335
MHz以下の周波数の信号である第2の入力手段からの
UHF、VHFおよびBS−IF信号の混合信号がCS
−IF信号の増幅回路へ漏洩するのを阻止することがで
きる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の全体の構成を示
すブロック図であり、図10に示す従来技術に対応する
部分には同一符号を付し説明を省略する。図1におい
て、図10と相違する点は、BS−UV混合器108と
ブロックダウンコンバータ111が不要になったことで
あり、BS用LNB118には102と異なりUV混合
器110の出力ケーブル115からの信号を入力する入
力端子を設けている。
【0025】またLNB118の出力端子からのケーブ
ル113がCS用LNB116に接続され、このCS用
LNB116は1つのユニットとなり、上記のBS用L
NBからの出力ケーブル113を接続する入力端子と出
力ケーブル117に信号を出力する出力端子を持ち、こ
の出力ケーブル117を直接TVセット112に接続す
るように構成する。
【0026】図2は、上述するUV入力端子付きのBS
用LNB118の回路構成を示すブロック図である。B
S・CS両用アンテナ101より入力されるBS入力信
号は11.7GHz〜12.0GHzの右旋の円偏波で
あるが、これはフィードホーン1を介しフェーズシフタ
ー2で四分の1波長分だけ位相シフトさせて直線偏波に
変換するものを通過してLNA(Low Noise Amplifie
r)3に供給される。このLNA3は衛星からの微弱な
電波を低雑音かつ高利得増幅する。
【0027】上記LNA3の出力は、BPF(Band Pas
s Filter)4に入力する。このBPF4は、イメージ信
号を取り除くためのものである。このシステムのイメー
ジ信号周波数帯は約9.3GHz〜9.6GHzにある
が、ほぼこの帯域の減衰量を通過帯域である11.7G
Hz〜12.0GHzの信号を基準として−40dB以
下に設計されている。
【0028】上記BPF4を通過した信号は、その後、
局部発振器DRO(Dielectric Rezonator Oscillato
r:誘電帯発振器)5からBS受信用発振周波数10.
678GHzの発振信号が注入されたMIX(Mixer;
混合回路)6に入り、ここで1035MHzから133
5MHzのIF(Intermediate Frequency;中間周波
数)帯域の信号に周波数変換される。そして、適切な利
得特性を持つようにIFアンプ(中間周波数増幅器)7
に伝達される。
【0029】IFアンプ7の出力は、HPF(High Pas
s Filter)8を通り、出力端子9にBS−IF信号とし
て出力されるが、このHPF8は、UV信号等のBS−
IF信号帯域以下の信号が、上記IFアンプ7に流れ込
まないように設けたものであり、BPFでもよい。
【0030】一方、上記UV混合器110からのUV信
号の入力端子10に入力された76MHz〜770MH
zのUV信号は、上述のBS−IF信号がこの入力端子
10へ流れ込まないように設けられたLPF(Low Pass
Filter)11を通して上述のHPF8の出力端子にコ
ンバインされ、上記出力端子9からBS−IF信号とと
もにUV信号も出力される。上記LPF11は、UV信
号の入力端子10へのBS−IF信号の漏洩が約−40
dB以下になるように設計されたものであり、BPFに
してもよい。
【0031】図3は、UV信号とBS−IF信号の混合
信号を入力する入力端子を設けた図1に示すCS用LN
B116の回路構成のブロック図である。BS・CS両
用アンテナ101より入力されるCS信号は、フィード
ホーン20を介して直交偏波モード変換器21に供給さ
れる。上記CS信号は12.5GHz〜12.75GH
zの水平と垂直の直線偏波信号であり、上記直交偏波モ
ード変換器21によって水平と垂直偏波信号に分離され
る。分離された各偏波信号はそれぞれ個別に設けられた
LNA22、23に伝達される。
【0032】ここで、水平偏波信号はLNA22で低雑
音高利得増幅された後、イメージ信号除去のためのBP
F24を通過し、MIX25でIF帯の1655〜18
95MHzの信号に変換される。このときMIX25に
注入されるローカルオシレータDRO26の発振周波数
は10.853GHzとなっている。その後前置IFア
ンプ27で低雑音化が行われ、HPF28に伝達され
る。
【0033】このHPF28は垂直偏波信号のCS−I
F信号の流入を防止するため、1625MHz以下信号
の流れ込みを防ぐ働きをする。その後、IF AMP2
9で適切なレベル化が行われHPF30に伝達される。
このHPF30はBS−IF信号以下の周波数の信号で
ある1335MHz以下の信号の流入を防ぐ働きをして
おり、BPFでもよい。上記HPS30を通過したCS
−IF(水平偏波)信号は出力端子31より出力され
る。
【0034】一方、同様にCS信号の垂直偏波信号は、
LNA23で低雑音高利得増幅された後、イメージ信号
除去のためのBPF32を通過し、MIX33でIF帯
信号の1385〜1625MHzに変換される。このと
きMIX33に注入されるローカルオシレータDRO3
4の発振周波数は11.108GHzとなっている。そ
の後前置IFアンプ35で低雑音化が行われた後、LP
F36に伝達される。このLPF36は水平偏波信号の
CS−IF信号の流入を防止するため、1655MHz
以上の信号の流れ込みを防ぐ働きをする。
【0035】その後、水平偏波信号用の上記HPF28
の出力と混合して、IFアンプ28に供給し、以下、上
述する水平偏波信号の場合と同様にしてIF AMP2
9で適切なレベル化が行われHPF30に伝達される。
このHPF30は1335MHz以下の信号の流入を防
ぐ働きをしており、BPFでもよい。そして、上記HP
F30を通過したCS−IF(垂直偏波)信号は出力端
子31よりCS−IF信号の水平偏波信号と同時に出力
端子31より出力される。
【0036】入力端子37からはUV信号とBS−IF
信号(76MHz〜1335MHz)の混合された信号
が入力されLPF38に伝達される。このLPF38
は、上記HPF30を介して出力されるCS−IF信号
が入力端子37から漏洩するのを防ぐためのものであ
り、減衰量が−40dB以下に設計される。このLPF
38はBPFでもよい。上記LPF38を通過したUV
信号とBS−IF信号の混合された信号は、上記HPF
30の出力側でCS−IF信号と混合され、出力端子3
1に導出される。
【0037】以上説明したように、図1および図2に示
す本発明に用いるBS用LNBは、図10に示す従来技
術のBS−UV混合器108の働きを兼ね備えているこ
とから、このBS−UV混合器108が不要になる。ま
た、図3に示す本発明に用いるCS用LNB116は図
10に示す従来技術の水平偏波用LNB104と垂直偏
波用LNB105の両方の働きを兼ね備えており、ま
た、ブロックダウンコンバータ111の働きも兼ね備え
ている。従って、このブロックダウンコンバータ111
が不要になるとともに、CS用LNBが1つになり、全
体をコンパクトに構成することができる。また本発明の
図1と従来例の図10を比較すれば明らかなように、各
アンテナからのケーブルの数を著しく減少させることが
できる。
【0038】(実施形態1)本発明の実施形態1の要部
の構成は、図2および図3に示す通りである。図2にお
いて、BS−IF信号は、この信号の帯域以下の信号、
即ち、ここではUV信号がIFアンプ7に流れ込まない
ように設けられたHPF8を介して出力端子9に出力さ
れる。上記HPF8は770MHz以下の信号が約40
dB以上減衰するように設計されている。
【0039】一方、UV信号の入力端子10から入力さ
れた76MHz〜770MHzの信号はBS−IF信号
がこの入力端子10へ流れ込まないように設けられたL
PF11を通して上述のHPF8の出力端子にコンバイ
ンされ、出力端子10からBS−IF信号とともにUV
信号も出力される。このLPF11は1035MHz以
上の信号が約40dB以上減衰するように設計される。
【0040】次に、図3に示すCS用LNBの場合、中
間周波数の信号に変換された水平偏波信号と垂直偏波信
号のCS−IF信号は混合された後、IF AMP29
で適切なレベル化が行われ、HPF30に伝達される。
このHPF30はUV信号とBS−IF信号の帯域であ
る1335MHz以下の信号の流入を防ぐ働きをしてい
る。1335MHz以下の信号が約40dB以上減衰す
るように設計される。
【0041】一方、入力端子37から入力されたUV信
号とBS−IF信号の混合された信号、即ち、76MH
z〜1335MHzの信号はCS−IF信号が流れ込ま
ないように設けられたLPF38を通して上記のHPF
30の出力端子にコンバインされ、出力端子31からC
S−IF信号とともにUV信号およびBS−IF信号も
出力される。このLPF38は1385MHz以上の信
号が約40dB以上減衰するように設計される。
【0042】(実施形態2)図4は、本発明の実施形態
2の要部の回路構成を示すブロック図であり、図2に示
すBS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を
付し説明を省略する。図4に示す実施形態2の構成が図
2に示す実施形態1の構成と相違する点は、図2のHP
F8を図4ではBPF40に変更した点である。この場
合のBPF40の動作は図2のHPF8と実質的には同
一であり、770MHz以下の信号の減衰量が約40d
B以上になるように設計する。従って、入力端子10よ
り入力するUV信号(76〜770MHz)がIFアン
プ7に漏洩するのを上記BPF40で阻止することがで
きる。
【0043】(実施形態3)図5は、本発明の実施形態
3の要部の回路構成を示すブロック図であり、図2に示
すBS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を
付し、説明を省略する。図5に示す実施形態3の構成が
図2に示す実施形態1の構成と相違する点は、BS用L
NBのUV信号の入力端子10に接続されたフィルタが
図2ではLPF11を使用しているのに対して、図5に
示す実施形態3ではBPF41を使用している点であ
る。
【0044】この場合のBPF41の動作は、図3のL
PF11の動作と実質的に同一であり、上記BPF41
は、1035MHz以上の信号の減衰量が40dB以上
になるように設計する。従って、HPF8を通過するB
S−IF信号(周波数帯域1035〜1335MHz)
は、上記BPF41で阻止され、UV信号の入力端子1
0への漏洩を防止することができる。
【0045】(実施形態4)図6は、本発明の実施形態
4の要部の回路構成を示すブロック図であり、図2に示
すBS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を
付し、説明を省略する。図6に示す実施形態4の構成が
図2に示す実施形態1の構成と相違する点は、図2に示
す実施形態1におけるIFアンプ7の後段に設けたHP
F8と、UV信号の入力端子10に接続したLPF11
を図6に示す本実施形態4ではそれぞれBPF42およ
び43に変更した点である。この場合もBPF42およ
び43の動作は実施形態1におけるHPF8およびLP
F11と実質的に同一である。
【0046】上記BPF42は、770MHz以下の信
号の減衰量が約40dB以上になるように設計するとと
もに、上記BPF43は、1035MHz以上の信号の
減衰量が約40dB以上になるように設計する。従っ
て、BPF42は、入力端子10より入力されるUV信
号(周波数帯域76〜770MHz)が前段のIFアン
プ7に入力されないように減衰させ、また、BPF43
はBPF42を通過するBS−IF信号がUV信号の入
力端子10に入力されないように減衰させる。
【0047】(実施形態5)図7は本発明の実施形態5
の要部の回路構成を示すブロック図であり、図3に示す
CS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を付
し説明を省略する。図7に示す実施形態5の構成が図3
に示す実施形態1の構成と相違する点は、図3のCS用
LNBのIFアンプ29の後段に設けたHPF30を図
7ではBPF44に変更した点である。この場合のBP
F44の動作は図3のHPF30と実質的に同一であ
り、1335MHz以下の信号の減衰量が約40dB以
上になるように設計する。従って、入力端子34に入力
するUV信号とBS−IF信号の混合した信号(周波数
帯域76〜1335HMz)がIFアンプ29に漏洩す
るのを上記BPF44で阻止することができる。
【0048】(実施形態6)図8は、本発明の実施形態
6の要部の回路構成を示すブロック図であり、図3に示
すCS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を
付し、説明を省略する。図8に示す実施形態6の構成が
図3に示す実施形態1の構成と相違する点は、CS用L
NBの入力端子37に接続したフィルタが図3では、L
PF38であるのに対して、図8に示す実施形態6で
は、BPF45にしている点である。この場合BPF4
5の動作は図3のLPF38の動作と実質的に同一であ
り、上記BPF45は、1385MHz以上の信号の減
衰量が約40dB以上になるように設計する。従って、
HPF38を通過したCS−IF信号(1385〜18
95MHz)は、BPF45で減衰し、入力端子37に
漏洩するのを阻止する。
【0049】(実施形態7)図9は、本発明の実施形態
7の要部の回路構成を示すブロック図であり、図3に示
すCS用LNBの各構成に対応する部分には同一符号を
付し説明を省略する。図9に示す実施形態7の構成が図
3に示す実施形態1の構成と相違する点は図3のCS用
LNBのIFアンプ29の後段に設けたHPF30と入
力端子37に接続したLPF38をそれぞれBPF46
とBPF47に変更した点である。この場合もBPF4
6および47の動作は実施形態1におけるHPF30と
LPF38と実質的に同一である。
【0050】上記BPF46は、1335MHz以下の
信号の減衰量が約40dB以上になるように設計すると
ともに、上記BPF47は1385MHz以上の信号の
減衰量が約40dB以上になるように設計する。従っ
て、入力端子37より入力するUV信号とBS−IF信
号はBPF46により減衰しIFアンプ29への漏洩を
阻止し、BPF46を通過するCS−IF信号の垂直・
水平両偏波信号はBPF46により減衰し入力端子37
への漏洩を阻止する。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
UHF、VHF、BS、CS各放送受信用のアンテナと
TVユニット間の接続を少ないケーブルで実現でき、上
記各放送共用のアンテナの設置を簡単且つ安価に行わせ
ることができる。また、従来のようにUV信号とBS−
IF信号の混合器と、UHF、VHF、BS−IF、C
S−IF(垂直偏波)、CS−IF(水平偏波)の各信
号を混合するブロックダウンコンバータが不要になり、
システムとして大幅なコストダウンを実現することがで
きる。更にまた、CS用LNBは垂直偏波と水平偏波信
号の処理を1台で行わせるようにしているので、部品点
数の削減を図ることができ、量産性および信頼性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の要部を成すBS用LNBの第1の実
施形態の回路ブロック図である。
【図3】 本発明の要部をなすCS用LNBの第1の実
施形態の回路ブロック図である。
【図4】 本発明に用いるBS用LNBの第2の実施形
態の回路ブロック図である。
【図5】 本発明に用いるBS用LNBの第3の実施形
態の回路ブロック図である。
【図6】 本発明に用いるBS用LNBの第4の実施形
態の回路ブロック図である。
【図7】 本発明に用いるCS用LNBの第2の実施形
態の回路ブロック図である。
【図8】 本発明に用いるCS用LNBの第3の実施形
態の回路ブロック図である。
【図9】 本発明に用いるCS用LNBの第4の実施形
態の回路ブロック図である。
【図10】 従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 局部発振器 6 混合器 7 IFアンプ 8 フィルタ 9 出力端子 10 入力端子 11 フィルタ 25 混合器 26 局部発振器 28 フィルタ 29 IFアンプ 30 フィルタ 31 出力端子 33 混合器 34 局部発振器 36 フィルタ 37 入力端子 38 フィルタ 40 フィルタ 41 フィルタ 42 フィルタ 43 フィルタ 44 フィルタ 45 フィルタ 46 フィルタ 47 フィルタ 101 BS・CS両用アンテナ 103 VHF TV放送アンテナ 109 UHF TV放送アンテナ 110 UV混合器 116 CS用LNB 118 BS用LNB
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/18 H03H 7/46 H04B 1/26 H04N 5/00 H04N 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 UHF信号とVHF信号の混合信号を入
    力する第1の入力手段と、受信したBS信号を中間周波
    数のBS−IF信号に変換する第1の周波数変換手段
    と、上記UHF信号とVHF信号の混合信号と上記BS
    −IF信号とを混合する第1の混合手段と、該第1の混
    合手段の出力を導出する第1の出力手段とを設けたBS
    用LNBと、上記第1の出力手段を介して導出する上記
    第1の混合手段の出力信号を入力する第2の入力手段
    と、受信したCS信号の水平偏波信号を中間周波数のC
    S−IF(水平偏波)信号に変換する第2の周波数変換
    手段と、受信したCS信号の垂直偏波信号を中間周波数
    のCS−IF(垂直偏波)信号に変換する第3の周波数
    変換手段と、上記第2および第3の周波数変換手段の出
    力を混合する第2の混合手段と、上記第2の入力手段よ
    り供給される信号と、上記第2の混合手段の出力信号を
    混合する第3の混合手段と、該第3の混合手段の出力を
    外部に導出する第2の出力手段を設けたCS用LNBと
    を具備するとともに、前記BS用LNBとCS用LNB
    がBS・CS両用アンテナに一体に取り付けられている
    ことを特徴とするUHF、VHF、BS、CS共用アン
    テナシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のUHF、VHF、BS、
    CS共用アンテナシステムにおいて、上記BS−IF信
    号が上記第1の入力手段へ漏洩するのを阻止する第1の
    フィルタ手段と上記第1の入力手段に供給されるUHF
    信号とVHF信号の混合信号が上記BS−IF信号の増
    幅回路へ漏洩するのを阻止する第2のフィルタ手段と、
    上記第2の混合手段で混合されたCS−IF信号の垂直
    偏波信号と水平偏波信号の混合信号が、上記第2の入力
    手段へ漏洩するのを阻止する第3のフィルタ手段と、上
    記第2の入力手段から供給されるUHF信号とVHF信
    号の混合信号とBS−IF信号の混合信号が上記第2の
    混合手段の出力を増幅する増幅回路へ漏洩するのを阻止
    する第4のフィルタ手段を設けたことを特徴とするUH
    F、VHF、BS、CS共用アンテナシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のUHF、VHF、BS、
    CS共用アンテナシステムにおいて、上記第1および第
    3のフィルタ手段はローパスフィルタかバンドパスフィ
    ルタのいずれかで構成し、上記第2および第4のフィル
    タ手段はハイパスフィルタかバンドパスフィルタのいず
    れかで構成したことを特徴とするUHF、VHF、B
    S、CS共用アンテナシステム。
  4. 【請求項4】 第1のフィルタ手段は1035MHz以
    上の周波数の信号を阻止し、第2のフィルタ手段は77
    0MHz以下の周波数の信号を阻止し、第3のフィルタ
    手段は1385MHz以上の周波数の信号を阻止し、第
    4のフィルタ手段は1335MHz以下の周波数の信号
    を阻止するようにしたことを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載のUHF、VHF、BS、CS共用アンテ
    ナシステム。
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