JP3452830B2 - 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ - Google Patents

衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ

Info

Publication number
JP3452830B2
JP3452830B2 JP10520299A JP10520299A JP3452830B2 JP 3452830 B2 JP3452830 B2 JP 3452830B2 JP 10520299 A JP10520299 A JP 10520299A JP 10520299 A JP10520299 A JP 10520299A JP 3452830 B2 JP3452830 B2 JP 3452830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
intermediate frequency
satellite communication
satellite
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10520299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000299645A (ja
Inventor
通 上村
利一 小原
泰宏 藤井
Original Assignee
Dxアンテナ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dxアンテナ株式会社 filed Critical Dxアンテナ株式会社
Priority to JP10520299A priority Critical patent/JP3452830B2/ja
Publication of JP2000299645A publication Critical patent/JP2000299645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3452830B2 publication Critical patent/JP3452830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平及び垂直偏波
の衛星通信信号を受信し、衛星通信中間周波信号に周波
数変換し、かつ衛星放送信号を受信し、衛星放送中間周
波信号に周波数変換し、これらを伝送経路を介して伝送
する衛星信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本においては、垂直偏波の衛星
通信を12.493GHz乃至12.733GHzで送
信し、水平偏波の衛星通信を12.508GHz乃至1
2.748GHzで送信するものがある。また、衛星放
送を、11.713GHz乃至12.013GHzの周
波数帯で送信するものがある。
【0003】一般に、垂直及び水平偏波の衛星通信は、
衛星通信受信用アンテナに付属するコンバータにおい
て、11.2GHzの局部発振信号を使用して、図9に
示すように、垂直偏波の衛星通信信号を1293MHz
乃至1533MHzの垂直偏波中間周波信号に周波数変
換し、水平偏波の衛星通信信号を同じく11.2GHz
の局部発振信号を利用して、1308MHz乃至154
8MHzの水平偏波衛星通信信号に周波数変換し、同軸
ケーブルを介してテレビジョン受像機に供給することが
行われている。
【0004】同様に、衛星放送信号は、衛星放送受信用
アンテナに付属するコンバータにおいて、10.678
GHzの局部発振信号を利用して、図9(e)に示すよ
うに、1035MHz乃至1335MHzの衛星放送中
間周波信号に周波数変換し、同軸ケーブルを介してテレ
ビジョン受像機に供給することが行われている。
【0005】この場合、衛星放送中間周波信号と垂直及
び水平偏波中間周波信号との間で周波数帯域が一部重複
している。そのため、同一の同軸ケーブルを介して衛星
放送中間周波信号、垂直及び水平偏波中間周波信号を伝
送することができない。そこで、ブロックコンバータが
使用されている。ブロックコンバータでは、図9(a)
に示す垂直偏波衛星通信中間周波信号を、同図(c)に
示すように一旦、衛星放送中間周波信号とは異なる周波
数帯の337MHz乃至577MHzに、同図(b)に
示すように局部発振周波数が1870MHzの周波数変
換器を用いて周波数変換する。また、同図(a)に示す
水平偏波衛星通信中間周波信号を同図(b)に示す局部
発振周波数が1885MHzの周波数変換器を用いて、
同図(c)に示す337MHz乃至577MHzに周波
数変換する。さらに、周波数変換された垂直偏波中間周
波信号を、同図(d)に示す1962MHzの局部発振
信号を使用して同図(e)に示すように1385MHz
乃至1625MHzの周波数帯に周波数変換する。周波
数変換された水平偏波中間周波信号を、同図(d)に示
す2232MHzの局部発振信号を使用して、同図
(e)に示すように、1655MHz乃至1895MH
zの周波数帯に周波数変換する。これによって、同図
(e) に示すように、衛星放送中間周波信号、2度にわた
って周波数変換された垂直及び水平偏波衛星通信中間周
波信号は、周波数の重複がなく、1本の同軸ケーブルを
介して伝送することができる。UHF及びVHFテレビ
ジョン放送信号は、周波数帯が低いので、同時に同じ同
軸ケーブルを用いて伝送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成では、衛星通信中間周波信号の周波数変換に合計4台
もの周波数変換器が必要で、コストが高くなる。しか
も、これら周波数変換器で使用される局部発振信号のう
ち1870MHzと1885MHzとは、2度にわたっ
て周波数変換された水平偏波衛星通信中間周波信号の周
波数帯内に存在しており、これら局部発振信号のスプリ
アスの影響を受けやすい。そのため、周波数変換器は、
局部発振信号のスプリアスが生じにくいように、シール
ドに注意が必要であった。
【0007】本発明は、周波数変換器の台数を減少さ
せ、かつ局部発振信号のスプリアスの影響を受けないブ
ロックコンバータ及びこのブロックコンバータを用いた
衛星信号伝送システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるブロックコ
ンバータには、衛星通信受信用コンバータから第1及び
第2の衛星通信中間周波信号が供給される。これらは、
水平及び垂直偏波面をそれぞれ有し、周波数帯が一部重
複し、衛星放送受信用コンバータからの衛星放送中間周
波信号とは非重複でかつ高い周波数帯域を有する。衛星
放送受信用コンバータでは、上記のような第1及び第2
の衛星通信中間周波信号を生成するように、局部発振周
波数が選択されている。ブロックコンバータには、第1
の周波数変換手段が設けられ、これは、第1の衛星通信
中間周波信号を入力し、これを前記衛星放送中間周波信
号よりも低い第3の衛星通信中間周波信号に周波数変換
する。ブロックコンバータは、更に第2の周波数変換手
段を有し、これは、第1の周波数変換手段からの第3の
衛星通信中間周波信号を前記衛星放送中間周波信号の上
限周波数と伝送経路の伝送上限周波数との間であって、
第2の衛星通信中間周波信号と非重複の周波数帯の第4
の衛星通信中間周波信号に周波数変換する。第2の周波
数変換手段からの第4の衛星通信中間周波信号と第2の
衛星通信中間周波信号とが、前記伝送経路に出力され
る。第1及び第2の周波数変換手段の局部発振周波数
が、前記衛星放送中間周波信号、前記第2及び第4の衛
星通信中間周波信号の周波数よりも高く選択されてい
る。
【0009】このブロックコンバータでは、第2の衛星
通信中間周波信号は、周波数変換されずに、いわゆるパ
ススルーされている。従って、使用される周波数変換手
段は、第1の衛星通信中間周波信号用の第1及び第2の
周波数変換手段の2台だけである。また、これら第1及
び第2の周波数変換手段において使用される局部発振信
号は、衛星放送中間周波信号、第2及び第4の衛星通信
中間周波信号の周波数と非重複であるので、局部発振信
号のスプリアスの影響をこれら各信号が受けることはな
い。
【0010】本発明による衛星信号伝送システムは、衛
星放送受信用アンテナによって受信した衛星放送信号を
衛星放送中間周波信号に周波数変換する衛星放送受信用
コンバータを有している。さらに、衛星通信受信用アン
テナによって受信した周波数帯が一部重複している水平
及び垂直偏波衛星通信信号を前記衛星放送中間周波信号
と非重複で高くかつ伝送経路において伝送可能な周波数
帯内の第1及び第2の衛星通信中間周波信号に周波数変
換する衛星通信受信用コンバータも有している。また、
第1及び第2の衛星通信中間周波信号と前記衛星放送中
間周波信号とが入力され、第1の衛星通信中間周波信号
を第2衛星通信中間周波信号及び前記衛星放送中間周波
信号と非重複の周波数帯に周波数変換し、これと第2の
衛星通信中間周波信号及び前記衛星放送中間周波信号と
を混合して前記伝送経路に伝送するブロックコンバータ
も有している。ブロックコンバータは、第1の衛星通信
中間周波信号を、第1及び第2の衛星通信中間周波信号
よりも高い周波数を有する第1の局部発振信号を用い
て、前記衛星放送中間周波信号よりも低い第3の衛星通
信中間周波信号に周波数変換する第1の周波数変換手段
と、第3の衛星通信中間周波信号を、第1及び第2の衛
星通信中間周波信号よりも高く第1の局部発振信号と異
なる周波数の第2の局部発振信号を用いて、前記衛星放
送中間周波信号よりも高く第2の衛星通信中間周波信号
と非重複の第4の衛星通信中間周波信号に周波数変換す
る第2の周波数変換手段とを、具備している。
【0011】この衛星信号伝送システムにおいても、先
に述べた本発明のブロックコンバータと同様なコンバー
タを使用しているので、周波数変換手段の台数を減少さ
せることができる上に、周波数変換手段内にスプリアス
の発生防止用手段を設ける必要もない。
【0012】また、前記衛星放送受信用コンバータと前
記衛星通信受信用コンバータとの局部発振信号の周波数
が同一にできる。これによって、両コンバータの局部発
振信号の発生手段に同一のものを使用することができ、
コストダウンを図れる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の衛星
信号伝送システムは、図1に示すように、衛星通信受信
用アンテナ2を有している。この衛星通信受信用アンテ
ナ2は、通信衛星から送信される例えば12.493G
Hz乃至12.733GHzの垂直偏波の電波及び1
2.508GHz乃至12.748GHzの水平偏波の
電波をそれぞれ受信する。
【0016】受信された垂直偏波の電波は、衛星通信受
信用アンテナ2に付属する垂直偏波受信用コンバータ4
Vによって、第1の衛星通信中間周波信号、例えば16
40MHz乃至1880MHzの垂直偏波衛星通信中間
周波信号CS−IF1(V)に周波数変換される。同様
に、衛星通信受信用アンテナ2によって受信された水平
偏波の電波は、衛星通信受信用アンテナ2に付属する水
平偏波受信用コンバータ4Hによって、第2の衛星通信
中間周波信号、例えば1650MHz乃至1895MH
zの水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)
に周波数変換される。上記のように周波数変換を行うた
めに、垂直偏波受信用コンバータ4V及び水平偏波受信
用コンバータ4Hでは、10.853GHzの局部発振
信号を使用している。
【0017】この衛星信号伝送システムは、衛星放送受
信用アンテナ6も有している。衛星放送受信用アンテナ
6は、放送衛星から送信される例えば11.713GH
z乃至12.013GHzの衛星放送の電波を受信し、
衛星放送受信用アンテナ6に付属する衛星放送受信用コ
ンバータ8によって、1035MHz乃至1335MH
zの衛星放送中間周波信号BS−IFに周波数変換す
る。衛星放送受信用コンバータ8は、上記のように周波
数変換するために、10.678GHzの局部発振信号
を使用している。この衛星放送中間周波信号BS−IF
信号は、衛星放送中間周波信号増幅器10によって増幅
され、混合器12に供給される。
【0018】衛星信号伝送システムは、VHF受信アン
テナ14とUHF受信アンテナ16とを有し、これらで
それぞれ受信されたVHFテレビジョン放送信号及びU
HFテレビジョン放送信号(以下、地上波信号と称す
る。)は、例えば76MHz乃至770MHzの周波数
帯域を持ち、これらはUHF及びVHF増幅器18によ
って増幅され、混合器12に供給される。この混合器1
2は、衛星放送中間周波信号BS−IF信号及び地上波
信号を混合できる広帯域のものである。
【0019】垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF
1(V)、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)、衛星放送中間周波信号BS−IF及び地上波信
号は、ブロックコンバータ20に供給される。ブロック
コンバータ20は、図3(e)に示すように、地上波信
号と衛星放送信号BS−IFと水平偏波衛星通信中間周
波信号CS−IF2(H)は、そのままの周波数帯域を
維持し、出力端子に供給される。しかし、垂直偏波衛星
通信中間周波信号CS−IF1(V)は、衛星放送中間
周波信号BS−IFと水平偏波衛星通信中間周波信号C
S−IF2(H)との間の1385MHz乃至1625
MHzの周波数帯域に、周波数変換されて、地上波信号
と衛星放送信号BS−IFと水平偏波衛星通信中間周波
信号CS−IF2(H)と共に、伝送経路、例えば同軸
ケーブルを介して端末側に伝送される。この同軸ケーブ
ルは、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)の上限周波数よりも若干高い周波数が、伝送可能
な最高周波数のものである。
【0020】ブロックコンバータ20は、図2に示すよ
うに、垂直偏波衛星通信中間周波信号用の入力端子22
を有し、この入力端子22に供給された垂直偏波衛星通
信中間周波信号CS−IF1(V)は、増幅器24、利
得調整回路26及び増幅器28からなる増幅段によって
増幅される。利得制御回路26は、自動利得制御回路ま
たは手動利得制御回路によって構成できる。
【0021】増幅器28からの垂直偏波衛星通信中間周
波信号CS−IF1(V)は、第1の周波数変換器30
のミキサー32に供給される。ミキサー32には、第1
の周波数変換器30の局部発振器34から第1の局部発
振信号が供給されている。第1の局部発振信号は、図3
(b)に示すように2217MHzのものである。ミキ
サー32は、局部発振信号の周波数から垂直偏波衛星通
信中間周波信号CS−IF1(V)の周波数を減算した
周波数に、垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF1
(V)の周波数を変換する。従って、ミキサー32か
ら、図3(c)に示すように、周波数が337MHz乃
至577MHzである第3中間周波信号CS−IF3
(V)が出力される。
【0022】この第3中間周波信号CS−IF3(V)
は、増幅器36、帯域通過フィルタ38及び増幅器40
からなる増幅段によって増幅される。帯域通過フィルタ
38は、通過帯域が337MHz乃至577MHzのも
ので、第3中間周波信号CS−IF3(V)以外の不要
周波数成分を除去するためのものである。
【0023】増幅器40の出力は、第2の周波数変換器
42のミキサー44に供給される。このミキサー44に
は、第2の周波数変換器42の局部発振器46から第2
の局部発振信号が供給されている。この第2の局部発振
信号は、図3(d)に示すように1962MHzのもの
である。ミキサー44は、局部発振周波数から第3中間
周波信号CS−IF3(V)の周波数を減算した値の周
波数に、第3中間周波信号CS−IF3(V)の周波数
を変換する。従って、ミキサー44から周波数が138
5MHz乃至1625MHzの第4中間周波信号CS−
IF4(V)が出力される。
【0024】この第4中間周波信号CS−IF4(V)
は、増幅器48及び帯域通過フィルタ50を備える増幅
段によって増幅された後、1分岐器52に供給される。
帯域通過フィルタ48は、通過帯域が1385MHz乃
至1625MHzのもので、第4中間周波信号CS−I
F4(V)以外の不要な周波数成分を除去するためのも
のである。
【0025】なお、帯域通過フィルタ38、50は、不
要放射が少ない場合には、除去することができ、また増
幅器24,28、36,40、48や利得制御回路26
も場合によっては不要である。また、入力端子22に一
端が接続されている高周波阻止コイル51は、衛星通信
受信用コンバータ4Vに動作用の直流電圧を供給するた
めのものである。
【0026】一方、水平偏波衛星通信中間周波信号CS
−IF2(H)用入力端子54には、水平偏波衛星通信
中間周波信号CS−IF2(H)が入力される。これ
は、増幅器24aによって増幅された後、利得制御回路
26と同様な利得制御回路26aによって利得制御が行
われる。利得制御が行われた水平偏波衛星通信中間周波
信号CS−IF2(H)は、増幅器28aによって増幅
され、通過帯域が1655MHz乃至1895MHzの
帯域通過フィルタ38aによって、水平偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF2(H)以外の不要な周波数成分
が除去される。
【0027】この帯域通過フィルタ38aの出力は、増
幅器48aによって増幅された後、遮断周波数が165
5MHzである高域通過フィルタ50aによって不要な
低域周波数成分が除去された後、1分岐器52に供給さ
れる。入力端子54に一端が接続されている高周波阻止
コイル51aも、衛星通信受信用コンバータ4Hに動作
用の直流電圧を供給するためのものである。
【0028】地上波信号及び衛星放送中間周波信号用入
力端子56には、衛星放送中間周波信号BS−IFと地
上波信号が入力され、これらは、遮断周波数が1335
MHzである低域通過フィルタ50bに供給され、衛星
放送中間周波信号の上限周波数1335MHzより高い
周波数の不要周波数成分が除去された後、1分岐器52
に供給される。入力端子56に一端が接続されている高
周波阻止コイル51bは、増幅器10及び衛星放送受信
用コンバータ8、更に増幅器18に動作用直流電圧を供
給するためのものである。なお、入力端子56と低域通
過フィルタ50bとの間に増幅を設けることもある。
【0029】1分岐器52の出力端子は、ブロックコン
バータ20の出力端子58に接続され、1分岐器52の
分岐端子はモニター端子60に接続されている。出力端
子58及びモニター端子60から、図3(e)に示すよ
うに、地上波信号、衛星放送中間周波信号BS−IF、
第4衛星通信中間周波信号CS−IF4(V)、第2衛
星通信中間周波信号CS−IF2(H)が、周波数帯が
重なることなく出力される。
【0030】ブロックコンバータ20では、第1衛星通
信中間周波信号CS−IF1(V)を第4衛星通信中間
周波信号CS−IF4(V)に周波数変換するに際し
て、2段階の周波数変換を行っている。例えば、局部発
振周波数を255MHzとすると、1段階の周波数変換
によって、第1衛星通信中間周波信号CS−IF1
(V)を第4衛星通信中間周波信号CS−IF4(V)
に周波数変換することができる。その場合、局部発振信
号を、地上波信号の周波数帯域内の周波数に設定しなけ
ればならず、255MHzの局部発振信号が不要放射を
起こさないように、フィルタを設けなければならず、ま
たその特性も急峻なものにする必要があり、その製作に
注意する必要がある。
【0031】一方、このブロックコンバータ20では、
2段階に周波数変換し、しかも、その周波数変換も、局
部発振周波数から入力信号の周波数を減算した値の周波
数に周波数変換する方式を採用しているので、局部発振
信号の周波数は、この伝送システムで伝送される上限周
波数1895MHzよりも高い1962MHz及び22
17MHとなり、この伝送システムで伝送される各信号
のいずれにもスプリアスの影響を与えない。また、局部
発振信号から第3高調波が発生したとしても、この伝送
システムで伝送される各信号のいずれにも影響を与えな
い。
【0032】また、衛星通信受信用コンバータ4V、4
Hにおける局部発振信号の周波数を10.853GHz
に選択しているので、第2の衛星通信中間周波信号であ
る水平偏波衛星放送中間周波信号CS−IF2(H)の
周波数が、全く周波数変換が不要な1655MHz乃至
1895MHzに設定されている。
【0033】本願発明の第2の実施の形態の衛星信号伝
送システムは、図1及び図2に示した衛星信号伝送シス
テムと同様な構成であり、衛星通信受信用コンバータ4
V、4Hの局部発振信号、ブロックコンバータ20の局
部発振器34、46の局部発振信号の周波数が、上記の
衛星信号伝送システムと異なる。
【0034】即ち、衛星通信受信用コンバータ4V、4
Hの局部発振信号は、11.108GHzに選択されて
いる。従って、図4(a)に示すように、垂直偏波衛星
通信中間周波信号CS−IF1(V)は1385MHz
乃至1625MHzの周波数帯を、水平偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF2(H)は1400MHz乃至1
640MHzの周波数帯を持つ。
【0035】また、ブロックコンバータ20において周
波数変換されるのは、垂直偏波衛星通信中間周波信号C
S−IF1(V)ではなく、水平偏波衛星通信中間周波
信号CS−IF2(H)であり、これが図2の入力端子
22に供給される。第1の周波数変換器32の局部発振
器34の発振周波数は、図4(b)に示すように、19
77MHzであり、これによって図4(c)に示すよう
に、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)
は、337MHz乃至577MHzの第3中間周波信号
CS−IF3(H)に周波数変換される。また、第2の
周波数変換器42の局部発振器46の発振周波数は、図
4(d)に示すように2232MHzに選択されている
ので、第3中間周波信号CS−IF3(H)は、図4
(e)に示すように、1655MHz乃至1895MH
zの第4中間周波信号CS−IF4(H)に周波数変換
される。なお、この場合、第1の実施の形態の帯域通過
フィルタ50に代えて、高域通過フィルタを使用し、そ
の遮断周波数を1655MHzとする。
【0036】また、ブロックコンバータ20の入力端子
54に、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)ではなく、垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−
IF1(V)が入力される。この場合、帯域通過フィル
タ38aは、1385MHz乃至1625MHzを通過
帯域とするものであり、第1の実施の形態の高域通過フ
ィルタ50aに代えて、帯域通過フィルタを使用し、そ
の通過帯域を1385MHz乃至1625MHzとす
る。
【0037】図4(e)に示すように垂直偏波衛星通信
中間周波信号CS−IF2(H)が1655MHz乃至
1895MHzに周波数変換され、水平偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF1(V)がそのままの周波数で出
力される。その結果、地上波信号、衛星放送中間周波信
号、第1中間周波信号CS−IF1(V)、第4中間周
波信号CS−IF4(H)いずれの信号の周波数帯にも
重複がない。しかも、ブロックコンバータ20内の局部
発振器34、46からの2つの局部発振信号の周波数
も、この衛星信号伝送システムでの最高周波数よりも高
い周波数である。また、垂直偏波衛星通信中間周波信号
CS−IF1(V)を周波数変換しないでもよいのは、
衛星通信受信用コンバータ4V、4Hの局部発振信号を
11.108GHzに選択してあるからである。
【0038】本発明の第3の実施の形態の衛星信号伝送
システムも、図1及び図2に示す衛星信号伝送システム
と同様な構成である。但し、衛星通信受信用コンバータ
4V、4Hの局部発振信号、ブロックコンバータ20の
局部発振器34、46の局部発振信号の周波数が異な
る。
【0039】即ち、衛星通信受信用コンバータ4V、4
Hの局部発振信号は、衛星放送受信用コンバータ8の局
部発振器と同じ10.678GHzに選択されている。
従って、図5(a)に示すように、垂直偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF1(V)は、1815MHz乃至
2055MHzの周波数帯を持ち、水平偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF2(H)は、1830MHz乃至
2070MHzの周波数帯を持つ。
【0040】また、ブロックコンバータ20において周
波数変換されるのは、第1の実施の形態と同様に、垂直
偏波衛星通信中間周波信号CS−IF1(V)であり、
これが図2の入力端子22に供給される。第1の周波数
変換器30の局部発振器34の発振周波数は、図5
(b)に示すように、2392MHzであり、これによ
って図5(c)に示すように、垂直偏波衛星通信中間周
波信号CS−IF1(V)は、337MHz乃至577
MHzの第3中間周波信号CS−IF3(V)に周波数
変換される。また、第2の周波数変換器42の局部発振
器46の発振周波数は、図5(d)に示すように213
7MHzに選択されているので、第3中間周波信号CS
−IF3(V)は、図5(e)に示すように、1560
MHz乃至1800MHzの第4中間周波信号CS−I
F4(V)に周波数変換される。なお、この場合、帯域
通過フィルタ50は、その通過帯域が1560MHz乃
至1800MHzである。
【0041】また、ブロックコンバータ20の入力端子
54に、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)が入力される。この場合、帯域通過フィルタ38
aは、1830MHz乃至2070MHzを通過帯域と
するものであり、高域通過フィルタ50aは、遮断周波
数を1830MHzとするものである。
【0042】この構成では、図5(e)に示すように垂
直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF1(V)が周波
数変換され、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF
2(H)がそのままの周波数で出力される。その結果、
出力端子58に生じる各信号の周波数帯には重複がな
い。しかも、2つの局部発振信号の周波数も、この衛星
信号伝送システムでの最高周波数よりも高い周波数であ
る。また、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)を周波数変換しないでもよいのは、衛星通信受信
用コンバータ4V、4Hの局部発振信号を10.678
GHzに選択してあるからである。また、衛星放送受信
用コンバータ8の局部発振器と同一の構成の発振器を、
衛星通信受信用コンバータ4V、4Hに使用すればよい
ので、製造が容易である。
【0043】本願発明の第4の実施の形態の衛星信号伝
送システムは、図1及び図2に示した衛星信号伝送シス
テムと同様な構成であり、衛星通信受信用コンバータ4
V、4Hの局部発振信号、ブロックコンバータ20の局
部発振器34、46の局部発振信号の周波数が異なる。
【0044】即ち、衛星通信受信用コンバータ4V、4
Hの局部発振信号は、第3の実施の形態と同様に、衛星
放送受信用コンバータ8の局部発振器と同じ10.67
8GHzに選択されている。従って、図6(a)に示す
ように、垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF1
(V)は、1815MHz乃至2055MHzの周波数
帯を持ち、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)は、1830MHz乃至2070MHzの周波数
帯を持つ。
【0045】ブロックコンバータ20において周波数変
換されるのは、第2の実施の形態と同様に、垂直偏波衛
星通信中間周波信号CS−IF1(V)ではなく、水平
偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)である。
これが、図2の入力端子22に供給される。第1の周波
数変換器30の局部発振器34の発振周波数は、図6
(b)に示すように、2407MHzであり、これによ
って図6(c)に示すように、水平偏波衛星通信中間周
波信号CS−IF2(H)は、337MHz乃至577
MHzの第3中間周波信号CS−IF3(H)に周波数
変換される。また、第2の周波数変換器42の局部発振
器46の発振周波数は、図6(d)に示すように212
2MHzに選択されているので、第3中間周波信号CS
−IF3(H)は、図6(e)に示すように、1545
MHz乃至1785MHzの第4中間周波信号CS−I
F4(H)に周波数変換される。この場合、帯域通過フ
ィルタ50の通過帯域は、1545MHz乃至1785
MHzである。
【0046】また、ブロックコンバータ20の入力端子
54に、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2
(H)ではなく、垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−
IF1(V)が入力される。この場合、帯域通過フィル
タ38aは、1815MHz乃至2055MHzを通過
帯域とするものであり、高域通過フィルタ50aは、遮
断周波数を1815MHzとするものである。
【0047】この構成では、図6(e)に示すように、
垂直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)が周
波数変換され、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−I
F1(V)がそのままの周波数で出力される。その結
果、いずれの信号の周波数帯にも重複がない。しかも、
2つの局部発振信号の周波数も、この衛星信号伝送シス
テムでの最高周波数よりも高い周波数である。また、垂
直偏波衛星通信中間周波信号CS−IF1(V)を周波
数変換しないでもよいのは、衛星通信受信用コンバータ
4V、4Hの局部発振信号を10.678GHzに選択
してあるからである。衛星放送受信用コンバータ8の局
部発振器と同一の発振回路を、衛星通信受信用コンバー
タ4V、4Hに使用すればよいので、製造が容易であ
る。
【0048】本発明の参考例の衛星信号伝送システム
は、図7に示すように、衛星通信受信用アンテナ2、垂
直偏波及び水平偏波衛星通信受信用コンバータ4V、4
H、衛星放送受信用アンテナ6、衛星放送受信用コンバ
ータ8、混合器12、VHF受信アンテナ14、UHF
受信アンテナ16、UHF及びVHF増幅器18を有し
ている。これらは、第1の実施の形態において使用され
たものと同様なものである。
【0049】垂直偏波衛星通信受信用コンバータ4V
は、第1の衛星通信中間周波信号、例えば垂直偏波衛星
通信中間周波信号CS−IF1(V)を生成し、水平偏
波衛星通信受信用コンバータ4Hは、第2の衛星通信中
間周波信号、例えば水平偏波衛星通信中間周波信号CS
−IF2(H)を生成し、衛星放送受信用コンバータ8
は、衛星放送中間周波信号BS−IFを生成する。VH
F受信アンテナ14、UHF受信アンテナ16は、地上
波信号を生成する。これらは、混合器62によって混合
され、伝送経路、例えば同軸ケーブルを介して出力され
る。
【0050】垂直偏波衛星通信受信用コンバータ4V
は、その局部発振信号の周波数が11.108GHzに
選択され、入力される垂直偏波の12.493GHz乃
至12.733GHzの衛星通信信号を1385MHz
乃至1625MHzの垂直偏波衛星通信中間周波信号C
S−IF1(V)に周波数変換する。水平偏波衛星通信
受信用コンバータ4Hは、その局部発振信号の周波数が
10.853GHzに選択され、水平偏波の12.50
8GHz乃至12.748GHzの衛星通信信号を、1
655MHz乃至1895MHzの水平偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF2(H)に周波数変換する。
【0051】このように、周波数が一部で重複している
垂直偏波衛星通信信号と、水平偏波衛星通信信号とが、
周波数の重複がない垂直偏波衛星通信中間周波信号CS
−IF1(V)、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−
IF2(H)に周波数変換されている。これは、垂直偏
波衛星通信受信用コンバータ4Vと水平偏波衛星通信受
信用コンバータ4Hの局部発振信号の周波数をそれぞれ
異なったものとしてあるからである。
【0052】なお、衛星放送中間周波信号BS−IFの
周波数は、第1の実施の形態等と同様に、1035MH
z乃至1335MHzとされ、衛星放送受信用コンバー
タ8の局部発振周波数も10.678GHzに選択され
ている。この衛星放送中間周波信号BS−IFと地上波
信号とが混合器12によって混合されている。
【0053】これら垂直偏波衛星通信中間周波信号CS
−IF1(V)、水平偏波衛星通信中間周波信号CS−
IF2(H)及び混合器12の混合出力信号が、混合器
62に供給される。
【0054】混合器62は、図8に示すように、水平偏
波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)が入力され
る入力端子64を有し、この入力端子64は、遮断周波
数が水平偏波衛星通信中間周波信号CS−IF2(H)
の最低周波数1655MHz付近に設定された高域通過
フィルタ66に接続されている。また、垂直偏波衛星通
信中間周波信号CS−IF1(V)が入力される入力端
子68も設けられており、この入力端子68は、通過帯
域が垂直偏波衛星通信中間周波信号の周波数帯域138
5MHz乃至1625MHzである帯域通過フィルタ7
0に接続されている。また、混合器12からの混合出力
信号が供給される入力端子72も設けられており、この
入力端子72は、遮断周波数が混合出力信号の最高周波
数である1335MHz付近に設定された低域通過フィ
ルタ74に接続されている。これら各フィルタの出力側
が出力端子76に接続され、これに同軸ケーブルのよう
な伝送経路が接続される。
【0055】このような構成であるので、地上波信号、
衛星放送中間周波信号BS−IF、垂直偏波衛星通信中
間周波信号CS−IF1(V)、水平偏波衛星通信中間
周波信号CS−IF2(H)に周波数の重複が全くな
く、ブロックコンバータは不要である。ブロックコンバ
ータを設けていないので、スプリアスの問題も殆どな
い。
【0056】なお、垂直偏波、水平偏波衛星通信受信用
コンバータ4V、4Hの局部発振信号の周波数は、上述
したものに限ったものではなく、垂直偏波、水平偏波の
衛星通信信号及び衛星放送信号の周波数帯が変更された
場合には、その変更に応じて適宜に衛星放送中間周波信
号BS−IF、垂直偏波、水平偏波衛星通信中間周波信
号CS−IF1(V)、CS−IF2(H)の周波数が
非重複となるように変更される。
【0057】また、図7において混合器62の出力側か
ら直流電源を供給し、垂直偏波衛星通信受信用コンバー
タ4V、水平偏波衛星通信受信用コンバータ4H、衛星
放送受信用コンバータ8及びUHF及びVHF増幅器1
8等に動作電源を供給することもできる。この場合、各
入力端子64、68、72と出力端子76との間に通電
回路を設けるものとする。なお、各入力端子64、6
8、72のうち所望のものだけから直流電源を出力でき
るように通電スイッチを混合器62内に設けることもで
きる。また、出力側から直流電源を各入力端子に供給し
たが、混合器62内に電源部を設け、この電源部から各
入力端子に直流電源を出力するようにしてもよい。更
に、混合器12を設けたが、これを省略して、衛星放送
中間周波信号BS−IF及び増幅器18からの地上波信
号を混合器62に直接に入力するようにしてもよい。こ
の場合、混合器62内に衛星放送中間周波信号BS−I
F及び地上波信号の混合器を設ければよい。或いは、衛
星放送中間周波信号BS−IF、UHFテレビジョン放
送信号、VHFテレビジョン放送信号をそれぞれ混合器
62に入力してもよい。この場合にも、混合器62内
に、これらの信号を混合する混合器を設ければよい。ま
た、この混合器62内に入力される各信号を増幅するた
めの増幅器を設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本願発明によるブロック
コンバータでは、周波数変換器の台数を減少させ、かつ
局部発振信号のスプリアスの影響を受けることがない。
また、本発明による衛星信号伝送システムでは、コスト
を低減することができ、またスプリアスの影響を受ける
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の衛星信号伝送シス
テムのブロック図である。
【図2】図1の衛星信号伝送システムで使用しているブ
ロックコンバータのブロック図である。
【図3】図1の衛星信号伝送システムにおいて使用され
る各信号の周波数関係を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の衛星信号伝送シス
テムにおいて使用される各信号の周波数関係を示す図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態の衛星信号伝送シス
テムにおいて使用される各信号の周波数関係を示す図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施の形態の衛星信号伝送シス
テムにおいて使用される各信号の周波数関係を示す図で
ある。
【図7】本発明の参考例の衛星信号システムのブロック
図である。
【図8】図7の衛星信号伝送システムで使用される混合
器のブロック図である。
【図9】従来の衛星信号伝送システムにおいて使用され
る各信号の周波数関係を示す図である。
【符号の説明】
4V 4H 衛星通信受信用コンバータ 8 衛星放送受信用コンバータ 20 ブロックコンバータ 30 第1の周波数変換器(第1の周波数変換手段) 42 第2の周波数変換器(第2の周波数変換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−189036(JP,A) 特開 平10−233706(JP,A) 特開 平10−56636(JP,A) 特開 平2−309782(JP,A) 実公 平4−2510(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/18 - 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星通信受信用コンバータから伝送さ
    れ、水平及び垂直偏波面をそれぞれ有し、周波数帯が一
    部重複し、衛星放送受信用コンバータからの衛星放送中
    間周波信号とは非重複でかつ高い周波数帯域を有する第
    1及び第2の衛星通信中間周波信号のうち、第1の衛星
    通信中間周波信号が入力され、第1の衛星通信中間周波
    信号を前記衛星放送中間周波信号よりも低い第3の衛星
    通信中間周波信号に周波数変換する第1の周波数変換手
    段と、 第1の周波数変換手段からの第3の衛星通信中間周波信
    号を前記衛星放送中間周波信号の上限周波数と伝送経路
    の伝送上限周波数との間であって、第2の衛星通信中間
    周波信号と非重複の周波数帯の第4の衛星通信中間周波
    信号に周波数変換する第2の周波数変換手段とを、 具備し、第2の周波数変換手段からの第4の衛星通信中
    間周波信号と第2の衛星通信中間周波信号とを前記伝送
    経路に出力し、第1及び第2の周波数変換手段の局部発
    振周波数が、前記衛星放送中間周波信号、前記第2及び
    第4の衛星通信中間周波信号の周波数よりも高く選択さ
    れている衛星信号伝送システム用ブロックコンバータ。
  2. 【請求項2】 衛星放送受信用アンテナによって受信し
    た衛星放送信号を衛星放送中間周波信号に周波数変換す
    る衛星放送受信用コンバータと、 衛星通信受信用アンテナによって受信した周波数帯が一
    部重複している水平及び垂直偏波衛星通信信号を前記衛
    星放送中間周波信号と非重複でかつ高く伝送経路におい
    て伝送可能な周波数帯内の第1及び第2の衛星通信中間
    周波信号に周波数変換する衛星通信受信用コンバータ
    と、 第1及び第2の衛星通信中間周波信号と前記衛星放送中
    間周波信号とが入力され、第1の衛星通信中間周波信号
    を第2衛星通信中間周波信号及び前記衛星放送中間周波
    信号と非重複の周波数帯に周波数変換し、これと第2の
    衛星通信中間周波信号及び前記衛星放送中間周波信号と
    を混合して前記伝送経路に伝送するブロックコンバータ
    とを、 有し、前記ブロックコンバータは、 第1の衛星通信中間周波信号を、第1及び第2の衛星通
    信中間周波信号よりも高い周波数を有する第1の局部発
    振信号を用いて、前記衛星放送中間周波信号よりも低い
    第3の衛星通信中間周波信号に、周波数変換する第1の
    周波数変換手段と、 第3の衛星通信中間周波信号を、第1及び第2の衛星通
    信中間周波信号よりも高く第1の局部発振信号と異なる
    周波数の第2の局部発振信号を用いて、前記衛星放送中
    間周波信号よりも高く第2の衛星通信中間周波信号と非
    重複の第4の衛星通信中間周波信号に、周波数変換する
    第2の周波数変換手段とを、 具備している衛星信号伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の衛星信号伝送システムに
    おいて、前記衛星放送受信用コンバータと前記衛星通信
    受信用コンバータとの局部発振信号の周波数が同一であ
    る衛星信号伝送システム。
JP10520299A 1999-04-13 1999-04-13 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ Expired - Fee Related JP3452830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10520299A JP3452830B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10520299A JP3452830B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001029686A Division JP3464653B2 (ja) 2001-02-06 2001-02-06 衛星信号伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000299645A JP2000299645A (ja) 2000-10-24
JP3452830B2 true JP3452830B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=14401092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10520299A Expired - Fee Related JP3452830B2 (ja) 1999-04-13 1999-04-13 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3452830B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000299645A (ja) 2000-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8391820B2 (en) Common mixer methods and circuits in mobile communication devices
US4501018A (en) Simplex transceiver employing a common piezoelectric element for transmitting and receiving
US6459915B2 (en) External adapter for a portable cellular phone
US5263182A (en) Low-noise block converter for a satellite broadcasting system
US20090033805A1 (en) Tuner and portable device using the same
GB2320858A (en) Digital/Analog and PCS mode portable telephone
JP2003143028A (ja) 低雑音コンバータ
JP3464653B2 (ja) 衛星信号伝送システム
JP3452830B2 (ja) 衛星信号伝送システム及びブロックコンバータ
US6941106B1 (en) Structure for reducing intermodulation interference in satellite signal transmission
JP2573987B2 (ja) 受信装置
JP2002101032A (ja) 地上波デジタル放送用ギャップフィラー
JP3502263B2 (ja) デジタル放送受信用チューナ
JPS6221417B2 (ja)
JPH11122131A (ja) 混合装置
JP2592661B2 (ja) マイクロ波受信装置
US6191665B1 (en) Coupling circuit to reduce intermodulation distortion in radiofrequency receivers
JPH02131629A (ja) 周波数ダイバーシティ用送受信装置
JPH08139963A (ja) テレビジョン中継装置
JPH05300044A (ja) コマンド受信機
JP4468633B2 (ja) 周波数変換装置
JPS61256830A (ja) 防害波除去装置
JPH05175874A (ja) 複合チューナ
JPS617733A (ja) 受信装置
KR0125422Y1 (ko) 잡음지수 특성향상을 위한 업-다운 컨버젼tv 튜너

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030708

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees