JPH07106793A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH07106793A
JPH07106793A JP5245579A JP24557993A JPH07106793A JP H07106793 A JPH07106793 A JP H07106793A JP 5245579 A JP5245579 A JP 5245579A JP 24557993 A JP24557993 A JP 24557993A JP H07106793 A JPH07106793 A JP H07106793A
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tape
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JP5245579A
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Masao Kurihara
正夫 栗原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーテープ巻き取りに伴う騒音の発生を押
さえるようにする。 【構成】 揺動レバー21が揺動しテープ送りがなされ
るとともにカバーテープ42の巻き取りが行われる際に
は、巻き取りレバー48が揺動し、ローラ62が揺動レ
バー21の係合面63上を転がり反時計方向に回転する
ことから歯車60を介して歯車部58が揺動し巻き取り
爪51を歯車56に噛み合わせ、カバーテープ42の巻
き取りを行い、テープ18の送り及びカバーテープ42
の巻き取りが終了して揺動レバー21が反時計方向に揺
動すると、ローラ62が係合面上を回転し、巻き取り爪
51は歯車56から外れ音が発生せずに初期位置に戻
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品を封入する
部品収納テープから該テープの上面を覆うカバーテープ
を剥ぎ取り部材を支点に剥ぎ取り、カバーテープリール
の外周に形成された歯車に巻き取り駆動爪が噛み合い該
カバーテープリールを回動させて前記カバーテープを巻
き取りながら、前記部品収納テープを送出して取出ノズ
ルの取出位置に前記チップ部品を供給する部品供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種部品供給装置が本出願人が先に出
願した特願平4−107729号の願書に添付した明細
書に開示されており、チップ部品を収納するテープの上
面を覆うカバーテープは間欠的なテープの送り動作に同
期して揺動レバーの揺動により巻き取り駆動爪であるラ
チェット爪がカバーテープリールの周囲に形成されたラ
チェット歯車に噛み合いカバーテープリールが回転する
ことにより行われる。ラチェット爪はバネにより常にラ
チェット歯車に嵌合する方向に付勢されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術では
ラチェット爪は常にラチェット歯車に嵌合するように付
勢されているので、カバーテープを巻き取る時のみでな
く次の巻き取り動作のため初期位置に戻るときにもラチ
ェット爪に当っており、ラチェット歯車の歯を越える毎
に音を発生しこの音が、該部品供給装置が搭載されてい
る電子部品自動装着装置の発生する騒音の一部となって
工場内の作業環境の悪化もしくは工場外への騒音による
問題の発生源の一つとなっていた。
【0004】また、爪が歯車に強く当ることからラチェ
ット爪及びラチェット歯車の摩耗が発生し、これらの部
品及び部品供給装置の寿命が短くなるという欠点があっ
た。そこで本発明は、カバーテープ巻き取りに伴う騒音
の発生を押さえるとともに装置の寿命を延ばすようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、チッ
プ部品を封入する部品収納テープから該テープの上面を
覆うカバーテープを剥ぎ取り部材を支点に剥ぎ取り、カ
バーテープリールの外周に形成された歯車に巻き取り駆
動爪が噛み合い該カバーテープリールを回動させて前記
カバーテープを巻き取りながら、前記部品収納テープを
送出して取出ノズルの取出位置に前記チップ部品を供給
する部品供給装置において、前記巻き取り駆動爪がカバ
ーテープリールを回動させてカバーテープを巻き取る往
動作時のみ該巻き取り駆動爪をカバーテープ外周の歯車
に噛み合わせる噛み合わせ手段を設けたものである。
【0006】
【作用】カバーテープの巻き取り時にのみ噛み合わせ手
段は巻き取り駆動爪をカバーテープリールの外周に形成
された歯車に噛み合わせカバーテープの巻き取りを行
い、初期位置への戻り時には噛み合わせるよう作用しな
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づき
詳述する。図2及び図3に於て、1はY軸モータ2の回
動によりY方向に移動するYテーブルであり、3はX軸
モータ4の回動によりYテーブル1上でX方向に移動す
ることにより結果的にXY方向に移動するXYテーブル
であり、チップ状電子部品5(以下、チップ部品あるい
は部品という。)が装着されるプリント基板6が図示し
ない固定手段に固定されて載置される。
【0008】7は供給台であり、チップ部品5を供給す
る部品供給装置8が多数台配設されている。9は供給台
駆動モータであり、ボールネジ10を回動させることに
より、該ボールネジ10が嵌合し供給台7に固定された
ナット11を介して、供給台7がリニアガイド12に案
内されてX方向に移動する。13は間欠回動するロータ
リテーブルであり、該テーブル13の外縁部には取り出
しノズルとしての吸着ノズル14を6本有する装着ヘッ
ド15が間欠ピッチに合わせて等間隔に配設されてい
る。
【0009】吸着ノズル14が供給装置8より部品5を
吸着し取出す装着ヘッド15の停止位置が吸着ステーシ
ョンであり、該吸着ステーションにて吸着ノズル14が
部品5を吸着する。16は吸着ノズル14が吸着する部
品5の位置ずれを部品5の下面をカメラにて所定の視野
範囲で撮像しその撮像画面を認識処理して認識する部品
認識装置であり、ロータリテーブル13が回動してゆき
装着ヘッド15が該装置16上に停止するステーション
は認識ステーションである。
【0010】認識ステーションの次の装着ヘッド15の
停止する位置が角度補正ステーションであり、認識装置
16の認識結果によるチップ部品5の角度位置ずれを補
正する角度量を予め決められた図示しない装着データに
示される角度量に加味した角度量だけヘッド回動装置1
7が装着ヘッド15をθ方向に回動させる。角度補正ス
テーションの次の次の停止位置が、装着ステーションで
あり、前記基板6に該ステーションの吸着ノズル14の
吸着する部品5が装着される。
【0011】20は上下動する昇降棒であり、部品供給
装置8の揺動レバー21に係合して揺動させチップ部品
5を所定間隔に部品収納凹部53に封入した図12に示
すような部品収納テープ18を該部品封入間隔に合わせ
て間欠送りさせ吸着ノズル14の部品吸着位置にチップ
部品5を供給する。22は該部品収納テープ18を巻回
するテープリールである。
【0012】次に部品供給装置8について図4乃至図6
に基づき説明する。前記揺動レバー21はカセット本体
23より上方に伸びて形成されているカセット側壁24
に支軸25を中心に揺動可能に取り付けられており、前
記昇降棒20の下降により引張りバネ26に抗して図4
の時計方向に揺動する。該揺動レバーのバネ26による
反時計方向への回動はストッパ66により規制される。
【0013】該揺動レバー22の下端部には伝達レバー
27が回動自在に枢支され、該レバー27の他端には送
りレバー28が枢支されている。該送りレバー28は送
りレバー支軸29をを支点に揺動可能になされており、
揺動レバーの時計方向への揺動により時計方向に揺動
し、その一端に回動自在に枢支されて取り付けられてい
る送り爪30が支軸29に軸支されている送り歯車31
に噛み合い、図4の時計方向に前記送り爪30がストッ
パ32で規制される位置まで所定角度回動する。
【0014】送り歯車31にはスプロケット33が一体
に取りつけられており、該スプロケツト33の外周に所
定間隔で植設された送りピン34が部品収納テープ18
の図示しない送り孔に嵌合して該テープを所定ピッチ送
ることにより、該テープに封入されたチップ部品5を吸
着ノズル14の部品吸着位置に送るものである。35は
送り歯車31に係合して該歯車31の送り方向とは逆の
反時計方向に回動しないようにする逆転防止爪である。
【0015】37はカセット側壁24に立設された支軸
シャフト38によりカセット側壁24に枢支されるサプ
レッサであり、送出される部品収納テープ18を上方か
ら押さえ浮き上がりを防止する。該サプレッサ34の図
4の右端にはピン39が植設されており、サプレッサ押
さえ片40が該ピン39に係合することによりサプレッ
サ37は下方に引き込まれ、部品収納テープ18を押圧
できるようにしている。該サプレッサ37の吸着ノズル
14の部品取出し位置の部分は図5に示すように開口5
2が形成されており、吸着ノズル14が部品5の取出を
できるようになされている。
【0016】41は部品収納テープ18より該テープ1
8上に図12に示すように貼着された(但し、接着剤の
着いている部分は図12に現れない部品収納凹部53の
テープ搬送方向に水平方向に直角な方向の両側の部分で
ある。)カバーテープ42を剥ぎ取るため該部品収納テ
ープ18を押圧して剥離の支点となる剥ぎ取り板であ
り、前記支持シャフト38の回りに回動可能になされ該
シャフト38の回りに巻装されたねじりコイルバネ43
により下方即ち部品収納テープ18を押圧する方向に付
勢されている。該剥ぎ取り板41の先端の部品収納テー
プ18に当接する部分は前記サプレッサ37が開口して
切り欠き部54となっており、サプレッサ37の該切り
欠き部54よりテープ送出方向側の部分はカバーテープ
42が剥離された後露出したチップ部品5が飛び出さな
いようにする部品飛び出し防止部44を形成している。
剥ぎ取り板41と該部品飛び出し防止部44の間の隙間
55はカバーテープ42が通過できる間隔か空いている
がカバーテープ42の厚さより少し広い程度で狭くなさ
れている。巻かれた状態のカバーテープ42に弛みがあ
るとテープ18の送り時に防止部44の下にカバーテー
プ42が入り込み巻き込まれカバーテープ42が切れた
りテープ18が正常に送られなくなる。
【0017】次に、カバーテープ42の巻き取り機構に
ついて図1及び図6乃至図11に基づき説明する。46
はカバーテープ42を巻回するカバーテープリールであ
り、支軸47によりカセット側壁24に回動可能に取り
付けられている。48は該支軸47を支点に揺動する巻
き取りレバーであり、引張りバネ49が該レバーと前記
揺動レバー21の間に張架されており、揺動レバー21
の図1の時計方向への揺動により時計方向に揺動するよ
うになされている。該巻き取りレバー48には支軸50
を支点に揺動する巻き取り爪51が取り付けられてお
り、該爪51は前記リール46の外周段部に形成された
三角歯形の歯車56に嵌合して該レバー48の時計方向
への揺動により該リール46を時計方向に回動させカバ
ーテープ42を巻き取るようにさせている。80はカバ
ーテープリール46に対して取り外し可能になされてい
るリールソケットである。
【0018】巻き取り爪51には一体に形成された歯車
部58が設けられており、前記揺動レバー21の下端部
にシャフト59の回りに回動可能に取り付けられた歯車
60に噛み合っており、該歯車60は該シャフト59が
揺動レバー21にナット61にて締めつけられることに
より取り付けられる。該歯車60には図11及び図13
に示すように回転軸に対して同軸にローラ62が形成さ
れており、該ローラ62は揺動レバー21に形成された
係合面63にバネ49の付勢力により当接する。揺動レ
バー21の揺動により該ローラ62が係合面63に当接
しながら回動することにより、歯車60が歯車部58を
介して巻き取り爪51を揺動させるものである。巻き取
りレバー48のシャフト59が挿入されている周りの外
形は該シャフトの中心である歯車60の回転中心を中心
とする円形の一部を形成しており、ローラ62は該円形
の周りに所定の隙間を介して存するドーナツ形状の一部
の形状を呈しており、歯車60がシャフト59の周りに
回動すると、ローラ62の内周は巻き取りレバー48に
対して該隙間を保ってローラ62は回動するものであ
る。ローラ62及び係合面63は摩耗しないように硬い
材質である。
【0019】64は巻き取り爪51が図1及び図7の反
時計方向である歯車56から離れる方向に揺動する場合
の限界位置を規制するストッパである。68は前記歯車
56に噛み合うインボリュート歯形を有する逆転防止歯
車であり、図10に示すようにカセット側壁24に立設
されたシャフト69を支点に揺動可能なアーム70上に
ワンウェイクラッチ71を介して図1の反時計方向にの
み回転可能に設けられており、前記巻き取り爪51によ
りカバーテープ42が巻き取られた後、リール46が反
時計方向に逆転してしまわないようにしている。
【0020】即ち、該アーム70に固定して立設された
シャフト72にワンウェイクラッチ71の内輪を固定し
て該内輪に対して図6の反時計方向にのみ回転可能にな
されているワンウェイクラッチ71の外輪部に歯車68
を固定している。前記アーム70はシャフト68に巻装
されたバネ73の一端がカセット側壁24の周りの突部
に係合して他端が該アーム70に突設された突片74に
係合することにより、図6の時計方向即ち歯車68が歯
車56と噛み合う方向に付勢されている。ここで大事な
ことは、図6に示すように歯車56と歯車68が噛み合
っている点より支軸47に引いた直線に対して該噛み合
いより引いた図6の矢視直線よりもシャフト69の位置
が歯車56の外側に位置するようにすることであり、こ
うすることで、歯車56が巻き取り方向である時計方向
に回転するときに歯車68は噛み合い方向への力を受け
ることであり、この直線より内側にシャフト69の位置
を持ってくると歯車68は歯車56の回転によりバネ7
3に抗して噛み合いが外れる外側方向への力を受けるこ
とになるからである。歯車68はアーム70を介さずに
直接カセット側壁24にワンウェイクラッチ71を介し
て取り付けてもよいが、本実施例のようにアーム70上
に設けることにより、カバーテープリール46にカバー
テープ42が巻かれた後、カバーテープ42を該リール
46から取り外すために該リール46をカセット側壁2
4より取り外す際にアーム70を揺動させ歯車68の噛
み合いを外すことができ作業が簡単になるという利点が
ある。
【0021】ワンウェイクラッチ71は1方向にのみ回
転可能にされた機能を有するものであるが、逆方向には
バックラッシュによりがたが有り、このバックラッシュ
分は力を加えられると逆方向に回転可能なものである
が、通常のものは3.5度程度の値である。これよりも
値の少ないものもあるが、精度などを上げるためにコス
トが掛かってしまう。歯車68のバックラッシュはこの
ような値であるが、該歯車の歯数に対して歯車56して
の歯数はその6倍程度あるため(半径の比でも同様)歯
車68でのバックラッシュの値は約1/6となり0.6
度程度となる。
【0022】また、三角歯形である歯車56とインボリ
ュート歯形である歯車68の噛み合いにも若干のバック
ラッシュが存在しこれは0.2度程度であると考えられ
る。従って合計0.8度程度のバックラッシュとなる
が、この値はカバーテープリール46ト支軸47の間に
ワンウェイクラッチ71を入れた場合が3.5度程度と
なることに比べて格段に少ない値となる。また、巻き取
り爪51と同形状の逆転防止爪をこの位置にいれて逆転
防止をする場合には歯車56の歯と歯のピッチ分のバッ
クラッシュが最大発生すること(即ち、やはり3.5度
程度)と比較しても格段に小さな値である。
【0023】また、逆転防止爪を用いてカバーテープリ
ール46の逆転を防止する場合には該爪は歯車56に嵌
合するようにバネで常に付勢されており、カバーテープ
リール46がカバーテープ42を巻き取っている時には
歯を越える毎に嵌合する音を発生しており、装置の発生
する騒音の一部となっていたが、このように歯車68で
噛み合わせる場合には音の発生が少なくなるものであ
る。
【0024】以上のような構成により以下動作について
説明する。先ず、電子部品自動装着装置の自動運転が開
始されると、所望のチップ部品5を供給する部品供給装
置8がモータ9の回動による供給台7の移動により吸着
ノズル14の部品取出し位置に移動する。次に、昇降棒
20が下降して揺動レバー21を図1の時計方向に回動
させ、伝達レバー27を介して送りレバー31を図4の
時計方向に回動させ送り爪30により送り歯車31をス
トッパ32で停止される位置まで回動させ、スプロケッ
ト33に諸苦節された送りピン34によりテープ18を
図4の右方向に部品5の収納間隔分送り、吸着ノズル1
4の部品吸着位置にチップ部品5を位置させる。送り爪
30は図4に示す初期位置では送り歯車31との間に隙
間が空けられた状態、送りレバー28が回動しても少し
遅れて送り歯車31に噛み合うため少し遅れてテープ1
8のおくり動作を行うようにしている。
【0025】一方、揺動レバー21の回動により引張り
バネ58を介して巻き取りレバー48が図1の時計方向
に揺動し、巻き取り爪51によりカバーテープリール4
6が回動し剥ぎ取り板41を支点に剥がされるカバーテ
ープ42を巻き取る。即ち、巻き取りレバー48に取り
付けられている歯車60はバネ49の付勢力により揺動
レバー21に押しつけられており、揺動レバー21の揺
動により該歯車に同軸に形成されたローラ62が係合面
63上を転がり図1の反時計方向に回転し、その結果歯
車60を介して歯車部58が時計方向に揺動して爪51
が図7の状態より図8の実線にて示すように歯車56に
直ちに噛み合って、その後は巻き取りレバー48の時計
方向への揺動に伴って、カバーテープリール46を時計
方向に回動させカバーテープ42を剥ぎ取り板41の先
端を支点に剥ぎ取りながら巻き取る。巻き取り爪51が
歯車56に噛み合った後は爪51は支軸50を支点にし
て揺動できずローラ62は回転せず係合面63に対して
は滑りながら移動する。
【0026】次に、カバーテープ42の巻径が大きな場
合には、カバーテープの剥ぎ取り量はテープ18の送り
量と同じで常に一定であるので、カバーテープリール4
6の回転角度量が少なくても巻き終わってしまうのでこ
れ以上はカバーテープ42が張った状態でバネ49の張
力に抗して停止して揺動レバー21のみが揺動して図9
の状態となる。このカバーテープリール46の回転の間
は逆転防止歯車68はバネ73の付勢により歯車56に
噛み合い反時計方向に回転するが、巻き取りが終了した
後は、逆方向に回転しないようにしている。但し、ワン
ウェイクラッチ71のバックラッシュ分と歯車56と歯
車68の噛み合いのバックラッシュ分は逆転可能な状態
である。
【0027】次に吸着ノズル14が下降してチップ部品
5を吸着して取出し上昇する。次に、昇降棒20が上昇
するとバネ26の付勢力により揺動レバー21は反時計
方向に回動しスト66にレバー21は規制され停止して
送り爪30は図4の状態まで戻る。一方、揺動レバーの
反時計方向への回動により、先ず係合面63がローラ6
2に係合するとローラ32は害係合面63上を時計方向
に転がり歯車部58を介して巻き取り爪51を歯車56
から外す方向に揺動させ該爪51はストッパ64に規制
される位置まで移動して歯車56から外れる。この外れ
る動作と共に巻き取りレバー48は揺動レバー21に押
されて元の図7の位置まで戻るが、ローラ62は爪51
がストッパ64に規制されて回転しない状態で係合面6
3上を滑りながら移動し、爪51は歯車56と当ること
無く、従って音を発生することがない。また、摩耗が低
減され歯車56及び爪51の寿命が伸びるものである。
【0028】この巻き取りレバー48の反時計方向への
戻り動作が開始されても逆転防止歯車68が歯車56に
嵌合しているため、カバーテープリール46が逆転する
ことは無いが、前述するような小さなバックラッシュ分
はカバーテープ42が弛むことになるがこの弛み量であ
れば、カバーテープ42のテープ18との接着面にケバ
がついていても部品飛び出し防止部44の下に巻き込ま
れることは無く、次のテープ送りの時にテープ18が送
られなくなることや、カバーテープ42が切れてしまう
ことも無いようにしている。
【0029】次に、当該部品供給装置8より部品5の取
出しが行われるとすると、昇降棒20の下降により揺動
レバー21が前述と同様に揺動するが、前述するように
送り爪30は少し遅れてテープ送りを開始するので、カ
バーテープ42の巻き取りより早く送り動作を開始して
カバーテープ42を弛ませることは無くなる。若しくは
カバーテープ42の巻き取りのほうが少し早く開始され
るならば、テープ18の送り動作前にカバーテープの弛
みが発生していたとしても、最初に弛みを取り除いてか
ら、テープ18の送り動作を行うようにもできる。
【0030】カバーテープリール46のバックラッシュ
が少なくなっていること及びテープ送りを爪30の歯車
31への嵌合を送らせるようにしていることから、テー
プ18送りの間隔及び搬送の速度が高速となってバネ4
9によりカバーテープ42の巻き取りの動作が遅れるよ
うになったとしても、カバーテープ42の弛みを少なく
できるので、問題の発生を押さえることができる。
【0031】以下に吸着ノズル14がチップ部品5を取
り出した後の部品装着までの動作を説明する。ロータリ
テーブル13の間欠回動により該吸着ノズル14を有す
る装着ヘッド15が移動して、該装着ヘッド15が部品
認識ステ−ションに達すると認識装置13により吸着ノ
ズル14に対するチップ部品5の位置ずれが認識され次
の角度補正ステ−ションに達すると、該認識結果に基づ
き装着すべき角度位置になるようにヘッド15はθ方向
に回動される。
【0032】次に、該ヘッド15が装着ステ−ションに
達すると、該ヘッド15は下降して吸着ノズル14に吸
着されたチップ部品5はプリント基板6の所定の位置に
XYテーブル3の前記認識結果による補正を加えた移動
により装着される。この装着までのヘッド15の間欠回
動の間に、吸着ステ−ションにては次々と所望の部品5
が吸着ステ−ションに移動した来たヘッド15により吸
着されその後同様にしてプリント基板6に装着される。
【0033】尚、本実施例では巻き取り爪51は歯車部
58と歯車60の噛み合いによる揺動により歯車56に
噛み合ったり外れたりしたが、図14に示すように、歯
車60を設けずに巻き取り爪90に形成された係合部9
1に当接可能に巻き取りレバー92に回転可能にローラ
93を設け、引張りバネ49の付勢により該ローラ93
を揺動レバー21の係合面63に当接させ揺動レバー2
1の揺動により該ローラ93を係合面21との摩擦によ
り反時計方向に回転させて巻き取り爪90を該ローラ9
3と係合部91との摩擦により歯車56に噛み合わせカ
バーテープ42を巻き取り、巻き取り終了後の揺動レバ
ー21の戻り時に時計方向に回転して巻き取り爪90を
ストッパ64で規制される位置まで揺動させるようにし
てもよい。揺動レバー21とローラ93を当接させるた
めには、ローラ93は第1の実施例のローラ62と同じ
位置にする必要があり、このため巻き取りレバー92は
図14の紙面の奥側に曲げられ、係合部91も該ローラ
93に係合可能な位置に爪90より張り出し形成されて
いる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、カバーテープの
巻き取りが終了して次の巻き取りのため巻き取り駆動爪
が戻る時に歯車に該爪が当る力が働かないので、カバー
テープ巻き取りに伴う騒音の発生が押さえられ部品供給
装置の発生する騒音が低減されるとともに装置の寿命が
延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用せる部品供給装置の要部側面図で
ある。
【図2】電子部品自動装着装置の平面図である。
【図3】電子部品自動装着装置の側面図である。
【図4】本発明を適用せる部品供給装置の要部側面図で
ある。
【図5】部品供給装置の要部平面図である。
【図6】部品供給装置の逆転防止歯車の拡大側面図であ
る。
【図7】部品供給装置のカバーテープ巻き取り機構の側
面図である。
【図8】部品供給装置のカバーテープ巻き取り機構の側
面図である。
【図9】部品供給装置のカバーテープ巻き取り機構の側
面図である。
【図10】部品供給装置のカバーテープリールの図1に
てX矢視した逆転防止歯車付近の断面図である。
【図11】部品供給装置のカバーテープリールの図1に
てY矢視した巻き取り爪付近の断面図である。
【図12】部品収納テープを示す側面断面図である。
【図13】図7における歯車及びローラの部分の拡大図
である。
【図14】第2の実施例を示すカバーテープ巻き取り機
構の側面図である。
【符号の説明】
5 チップ状電子部品(チップ部品) 6 プリント基板 14 吸着ノズル 18 部品収納テープ 41 剥ぎ取り板(剥ぎ取り部材) 42 カバーテープ 46 カバーテープリール 51 巻き取り爪(巻き取り駆動爪) 56 歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を封入する部品収納テープか
    ら該テープの上面を覆うカバーテープを剥ぎ取り部材を
    支点に剥ぎ取り、カバーテープリールの外周に形成され
    た歯車に巻き取り駆動爪が噛み合い該カバーテープリー
    ルを回動させて前記カバーテープを巻き取りながら、前
    記部品収納テープを送出して取出ノズルの取出位置に前
    記チップ部品を供給する部品供給装置において、前記巻
    き取り駆動爪がカバーテープリールを回動させてカバー
    テープを巻き取る往動作時のみ該巻き取り駆動爪をカバ
    ーテープ外周の歯車に噛み合わせる噛み合わせ手段を設
    けたことを特徴とする部品供給装置。
JP5245579A 1993-09-30 1993-09-30 部品供給装置 Pending JPH07106793A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419596B1 (ko) * 1995-06-22 2004-06-23 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 테이프송출장치
CN110027853A (zh) * 2019-05-20 2019-07-19 马鞍山联邦智能装备有限公司 一种拉紧器棘轮自动装配装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100419596B1 (ko) * 1995-06-22 2004-06-23 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 테이프송출장치
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