JPH07106789B2 - 粒状成形物の取出装置 - Google Patents

粒状成形物の取出装置

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JPH07106789B2
JPH07106789B2 JP1104537A JP10453789A JPH07106789B2 JP H07106789 B2 JPH07106789 B2 JP H07106789B2 JP 1104537 A JP1104537 A JP 1104537A JP 10453789 A JP10453789 A JP 10453789A JP H07106789 B2 JPH07106789 B2 JP H07106789B2
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孝和 市毛
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、医薬品等の錠剤、フェライトのチッ
プやセラミックス等の焼結前の比較的小さな成形物や食
品等の小成形物等のいわゆる粒状成形物を容器から取り
出す装置に関し、特に、製薬工場において前工程から錠
剤等を容器に充填して搬送してきた場合等に好適な容器
からの粒状成形物の取出装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、例えば、固形製剤工場においては、打錠機から排
出される錠剤を受ける容器が使用されている。
この容器は、例えば円筒状や方形体状に形成されてお
り、これら容器の開口部を上方に位置させて固定し、該
開口部の上方に臨ませたシュート等を介して容器内部に
錠剤を投入するようにしている。
そして、容器内に錠剤が所定量溜まると、開口部に蓋を
して容器を次工程に搬送し、この工程で容器を転動させ
て錠剤を可能な限り定量排出したり、容器の底部にノズ
ルを設け、このノズルに介装したスライドバルブ等によ
りノズル開度を調節して定量排出を行うようにしてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述のような従来の錠剤の取出構造で
は、次のような問題点があった。
すなわち、容器を転動させて錠剤を排出するものでは、
転動の角度によって一度に多量の錠剤が流出し、また、
錠剤の落差を一定にできないので、錠剤の欠けや割れが
生じる。
また、容器の底部のノズルに介装したスライドバルブ等
によりノズル開度を調節するものでは、開閉動作される
スライドバルブ等に錠剤が噛み込まれる等して、錠剤が
同様に欠けたり、割れたりすることが多い。
なお、セラミックス等の焼結前の比較的小さな成形物、
例えばバイトの刃先部分の成形物を容器に充填する場合
にあっても、エッジの破損等を生じ、フェライトのチッ
プについても同様の問題が生じる。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、粒
状成形物用の取出装置の改良により、粒状成形物の取り
出し時における粒状成形物の欠け、割れ等を防止し得る
構成とすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明の粒状成形物の取出装置は、略鉛直方
向の内寸法より略水平方向の長さが長く形成された中空
部を備え、該中空部の前記略水平方向に相対向する両側
の間に位置する側壁の少なくとも一部に粒状成形物の取
出口を設けてなる構成の容器と、該容器を前記両側面を
通り前記略水平方向に延びる軸線を中心として回動可能
に支持する支持装置と、前記容器の回動に伴って移動す
る前記取出口に沿って延びかつ取出口と離間して該取出
口から落下する粒状成形物の落差が略一定となるように
形成された略円弧状の粒状成形物受け面を備えた受け部
と該受け面の最低位置に開口して設けられた排出部とか
らなる受けシュートと、を含んで構成した。
〈作用〉 かかる構成において、容器内に充填された粒状成形物量
または取り出し量に応じて該容器の取出口位置を略水平
位置から略鉛直下方位置へと下方に回転移動する。これ
により、粒状成形物が一時に多量に流出することなく容
易に所定量づつ排出することができると共に、容器を、
略鉛直方向の内寸法より略水平方向の長さが長く形成さ
れた中空部を備え、該中空部の前記略水平方向に相対向
する両側の間に位置する側壁の少なくとも一部に粒状成
形物の取出口を設けてなる構成とし、常時横長の状態で
回動して使用するようにしたから、取出口から容器内底
面までの距離すなわち容器内落差を小さくすることがで
き、さらに、取出口と受けシュートとの距離すなわち、
容器外落差が略一定に保たれ、錠剤の欠けや割れ等が生
じない。
さらに、スライドバルブを使用しないので、粒状成形物
の噛み込みも生じず、錠剤等のように壊れやすい粒状成
形物の取出が安定かつ品質に影響を与えることなく行わ
れる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する実施例は、本発明を、医薬品等の
錠剤の取出装置に適用した例である。
第1図において、錠剤が充填された容器3から錠剤を次
工程の装置に払いだすホッパ30には錠剤受けシュート31
が装備されている。この錠剤受けシュート31は、容器3
の回動に伴って移動する後述する取出口5に沿って延び
かつ取出口5と離間して該投入口5から落下する錠剤の
落差が一定となるように形成された略円弧状の錠剤受け
面を備えた受け部32と該受け面の最低位置に開口して設
けられた排出部33とからなる。受け部32は、上方から下
方へと略円弧状をなすように湾曲形成され、前記錠剤受
け面を形成する底壁部32aと該底壁部32aの両側縁からそ
れぞれ上方に延びる一対の側壁部32b,32cと底壁部32aの
上縁および下縁からそれぞれ横方向および略上方向に延
びる端壁部32d,32eとから構成され、前記底壁部32aと相
対向する面は開放された形状である。そして、この受け
部32は底壁部32aの下縁(端壁部32eの位置)が底壁部32
aの最低部位よりやや上方に位置するように配設されて
いる。
前記排出部33は、角形の筒体により構成され、上端部が
上記受け部32の底壁部32aの最低部位に形成された開口
部に連通接続され、下端部がホッパ30の上壁に形成され
た開口部に臨むように挿入されている。
ここで、上記容器3は、第2図に示すように、略鉛直方
向の内直径寸法より略水平方向の長さが長く形成された
中空部3Aと、該中空部3Aの略水平方向に相対向する両側
に設けられ、略水平方向に延びる軸線を中心とした円外
周壁面を有して該円外周壁面が後述する支持装置の支持
部材に接する一対の円筒状の支持部3B,3Cと、を備え、
前記中空部3Aの前記略水平方向に相対向する両側の間に
位置する側壁には、錠剤の取出口5を設けてなる構成で
ある。
ここで、前記中空部3Aは、図に示すように、円筒部3aと
該円筒部3aの両端開放部周縁にそれぞれ連なる円錐台状
筒部3b,3cとから構成される。これらの円錐台状筒部3b,
3cは、それぞれ円筒部3aの両端開放部周縁から側方に行
くに連れて徐々に径が縮小されるように形成される。こ
の円錐台状筒部3b,3cの周壁のテーパ角は、錠剤の安息
角以上に設定される。なお、好ましくは、上記中空部3A
の横軸方向の寸法は、すなわち円筒部3aと円錐台状筒部
3b,3cの横軸方向の長さとの総全長は、円筒部3aの内径
寸法より長く、中空部3Aは横長の筒状に形成される。
一方の円錐台状筒部3bの端部は閉塞され、他方の円錐台
状筒部3cの端部には、容器3内部の洗浄および内面加工
用の開口部6が形成されている。
円錐台状筒部3bに設けられる支持部3Bは、該筒部3bの閉
塞端壁に固着されて軸方向に延びる円筒体からなる。ま
た、円錐台状筒部3cに設けられる支持部3Cは、該筒部3c
の端部の開口部6周縁と連接して軸方向に延びる円筒体
からなる。この円筒体の開放端部外周縁には軸直角方向
に延びる環状のフランジ部7が連接して形成されてい
る。このフランジ部7の端面には、蓋部材8が着脱自由
に取り付けられる。すなわち、フランジ部7の端面の複
数箇所にはスタッドボルト9が埋設されている。蓋部材
8の周端部の複数箇所には前記スタッドボルト9の挿通
孔8aが形成されている。蓋部材8はその挿通孔8aにスタ
ッドボルト9を挿通させた状態で、フランジ部7の端面
に当接され、スタッドボルト9先端部に蝶ナット10を嵌
合することにより固定される。
前記錠剤の取出口5は、前記円筒部3aの一部に形成され
た開口部11の周縁部に連なって円筒部3aの軸と直交する
方向に延びる円筒体5aから構成される。この円筒体5a開
放端部外周縁には軸直角方向に延びる環状のフランジ部
12が連接して形成されている。このフランジ部12の端面
には、蓋部材13は着脱自由に取り付けられる。
蓋部材13は取出口5を構成する円筒体5a外周面とヒンジ
14を介して回動可能に結合されている。上記円筒体5a外
周面の前記ヒンジ14と相反する位置にはブラケット15を
介して蓋部材固定用の係合レバー16の基端部が回動自由
に連結されている。この係合レバー16の先端部は蓋部材
13の外面周部に形成された環状の凸部13aに係合され、
蓋部材13を固定する。
なお、蓋部材13を開いた時に、該蓋部材13を円筒体5a外
周面側に倒した状態に保持する保持部材17が円筒部3a外
周面に設けられている。
前記支持装置は、容器3をその両側面を通り略水平方向
に延びる軸線を中心として回動可能に支持するものであ
り、該支持装置の支持部材は、容器受台18に回転自由に
設けられた支持ローラ19から構成される。
この支持ローラ19の外表面には、滑り防止のためにゴム
製のリング部材が装着またはゴムライニングが施されて
いる。
容器受台18は、長方形体に、その長手方向と直交する方
向に相対向する一方の側面から他方の側面に向かう舌状
の溝部18aを設けた構成である。この容器受台18上面の
長手方向と直交する両側端には、それぞれ離間して一対
のブラケット20が立設されている。各ブラケット20に
は、前記支持ローラ19が容器受台18の長手方向に延びる
軸を中心として回転自由に支承されている。
支持ローラ19は、それぞれ前記支持部3B,3Cに接して該
支持部3B,3Cを回転自由に支持する。
かかる容器3は、第1図に示すように、容器受台18上に
設置されたインバータ付モータ21により回動される。こ
のインバータ付モータ21は同じく容器受台18上に設置さ
れた制御ボックス22からの指令により駆動制御される。
容器3を支持した容器受台18は、ホッパ30に装備された
錠剤受けシュート31の開放面上方位置に図示しないサポ
ートで支持され、前記容器3の取出口5が錠剤受けシュ
ート31の開放面に相対向するように位置設定されてい
る。この場合、容器3の回動により取出口5は前記受け
部32の底壁部32aに沿って移動し、該取出口5と受け部3
2の底壁部32aとの鉛直距離すなわち、落差が略一定にな
るようになっている。
そして、容器3内に充填された錠剤量または取り出し量
に応じて該容器3の取出口5位置を略水平位置から略鉛
直下方位置へと下方に移動するように、容器3を回転制
御するように構成されている。
特に、本実施例においては、容器3の中空部3Aを円筒部
3aと円錐台状筒部3b,3cとから構成したから、中空部3A
は水平断面積が高さによって各部でそれぞれ異なる。つ
まり、中空部3Aの水平断面積が上から下に行くに従っ
て、小→大→小と変化するので、この中空部3Aの断面形
状に応じて、取出口5位置の移動速度すなわち、容器3
の回転速度を変化させる必要がある。したがって、取出
開始から取出終了までの間に、単位時間当たりの排出錠
剤量を一定にする場合は、容器3の回転速度を、速く→
遅く→また速くと変化させるようにする。
この制御は第4図に示す制御ボックス22からの指令によ
りインバータ付モータ21の駆動を制御することによって
行う。
この制御としては、ホッパ30に装備されたレベルスイッ
チ34による制御やタイマ24による制御等がある。
前記制御ボックス22内には、タイマ24と演算器25と回転
角・速度制御器26とが装備される。
前記タイマ24からの錠剤排出経過時間信号は演算器25に
入力される。この演算器25は入力信号に基づいて錠剤レ
ベル(錠剤排出量)を演算し容器角度(取出口5の角
度)を決定して、回転角・速度制御器26に出力する。す
なわち、演算器25は、錠剤排出量が所定の一定値になる
ように、第5図に示すような、経過時間と容器3に充填
された錠剤を全部排出すべく予め定められた設定排出時
間との比率と、容器3の回転角度(取出口5の角度)
と、の関係(または、経過時間/設定排出時間と容器形
状に応じた錠剤レベル(錠剤排出量)と容器の回転角度
との関係)を、予め演算器25に記憶設定し、タイマ24か
らの錠剤排出経過時間信号に基づいて容器3(取出口
5)の回転角度を出力する。レベルスイッチ34からのレ
ベル信号と演算器25からの容器角度信号とは、切換手段
35により選択的に回転角・速度制御器26に入力される。
この回転角・速度制御器26は、レベルスイッチ34からの
低・高のレベル信号に基づいてインバータ付モータ21を
それぞれON・OFF制御すると共に、インバータ付モータ2
1に装備された角度測定器28から出力される現在の角度
測定信号モータ21の回転速度(回転数)をモータ21のイ
ンバータに指示しモータ21の回転数も制御するようにな
っている。
また、回転角・速度制御器26は、演算器25から出力され
続ける容器の角度指示信号とインバータ付モータ21に装
備された角度測定器28から出力され続ける現在の角度測
定信号とを比較して、測定角度>指示角度の場合モータ
21を起動し、測定角度≦指示角度の場合モータ21を停止
し、指示された角度となるようにモータ21を起動停止制
御すると共に、現在の測定角度から指示された角度にな
るまでのモータ21の回転数(回転速度)をモータ21のイ
ンバータに指示しモータ21の回転数も制御するようにも
なっている。
すなわち、回転角・速度制御器26は、モータ21を起動停
止制御すると共に、予め記憶設定された第6図に示すよ
うな、容器3(取出口5)の測定角度とモータ21の回転
数との関係から測定角度に基づいて回転数制御信号をモ
ータ21のインバータに出力する。その結果、インバータ
付モータ21は、スムーズに容器3(取出口5)を回転さ
せる。
なお、タイマー24による制御の場合は、第6図の測定角
度を経過時間と設定排出時間との比率に代えて、経過時
間と設定排出時間との比率と回転数との関係を定め、演
算器25を省略して直接制御してもよい。
また、排出された錠剤を受ける側の次工程の装置に、そ
の受けた錠数を測定す錠数カウンタまたはその次工程の
装置が排出する錠数を測定する錠数カウンタが装置され
ている場合、この錠数信号をタイマ24の錠剤排出経過時
間信号に代えて使用することができる。この場合、演算
器25は錠数カウンタからの錠数信号に基づいて容器形状
から錠剤レベルを演算し、容器角度(取出口5の角度)
を決定して回転角・速度制御器26に出力するようにす
る。例えば、第7図に示すような、錠剤レベルを省略し
た、排出錠数/容器の初期収納錠数と容器3の回転角度
との関係を、予め演算器25に記憶し、この関係から錠数
に対する容器3の回転角度を出力するようにしてもよ
い。
次に、かかる構成の取出装置に基づく錠剤の取り出し方
法について説明する。
まず、容器3からの錠剤の取り出し当初は、第3図
(a)に示すように、取出口5位置が略水平位置となる
ように錠剤29の詰まった容器3を傾ける。すると錠層上
面が容器3内においてある安息角を形成した後、くずれ
て少しづつ落下する。取出口5から排出される錠剤29は
錠剤受けシュート31の開放面の最上部位置から落下排出
される。
第3図(b)に示すように、容器3がその容器形状に応
じて回転制御され回転し続けるので、錠層上面が安息角
以上に保たれ、錠剤が所定量づつ落下排出される。
第3図(c)に示すように、容器3の回転が進んで、取
出口5が略鉛直下方向に向くと容器3内に残った錠剤29
が略鉛直下方向に落下して、錠剤29の取り出しが終了す
る。
以上のように、容器3内に充填された錠剤量または取り
出し量に応じて該容器3の取出口5位置を略水平位置か
ら略鉛直下方位置へと下方に回転移動制御する結果、錠
剤29が一時に多量に流出することなく所定の少量づつ排
出されると共に、取出口5と錠剤受けシュート31との距
離すなわち、落差が一定に保たれ、しかも錠剤受けシュ
ート31の底壁部32aは略円弧状に湾曲しているため該錠
剤受けシュート31に対する錠剤29の衝撃は小さくて済
み、錠剤29の欠けや割れ等が生じない。さらに、スライ
ドバルブを使用しないので、錠剤29の噛み込みも生じな
い。
なお、錠剤受けシュート31に落下した錠剤29は、該錠剤
受けシュート31に沿って排出部33を構成する筒体に至
り、ここから次工程の装置等に供給される。
また、上述の容器3の構成によると、略鉛直方向の内直
径寸法より略水平方向の長さが長く形成された中空部3A
と、該中空部3Aの略水平方向に相対向する両側に設けら
れ、略水平方向に延びる軸線を中心とした円外周壁面を
有した一対の円筒状の支持部3B,3Cと、を備え、前記中
空部3Aの前記略水平方向に相対向する両側の間に位置す
る側壁に錠剤の取出口5を設けてなる構成とし、常時横
長の状態で回動して使用するようにしたから、鉛直方向
に長く、上端部を錠剤の取出口5とした略円筒状の従来
の容器を回転するように構成した場合よりも、取出口5
から容器3内底面までの距離すなわち、容器内落差を小
さくすることができ、錠剤に加わる衝撃を緩和できるの
で、錠剤の欠けや割れを防止することができる。
さらに、錠剤の取出口5の開閉を行う蓋部材13を設ける
ようにしたから、容器3を密閉することができ、錠剤の
収納状態を確実に保持できると共に、常時は蓋部材8に
よって閉塞される開口部6を設けるようにしたから、こ
の開口部6を介して容器3内部の洗浄および内面加工を
容易に行うことができる。
なお、本実施例においては、容器3を横長の略円筒状に
形成したが、例えば、多角形状の筒状等の他の横長の筒
状でもよい。
また、本実施例においては、中空部3Aと支持部3Cとを一
体に成形し、中空部3Aと支持部3Bとを別体に成形した
が、全て一体でも別体でも構わないし、両支持部3B,3C
を円筒体に限らず円柱部材とすることもできる。
さらに、取出口5を円筒体5aから構成したが、中空部3A
に直接開口して設けても良い等、この実施例の構成に限
るものではない。
また、支持装置として、支持ローラ19を適用し、該支持
ローラ19に容器3の支持部3B,3Cを支持させるようにし
たが、その他の構成であっても良い。
さらに、容器3の回転は、インバータ付モータ21等の機
械的手段に限らず人手を介して行うようにしても良い。
インバータ付モータ21等の機械的手段で回転を行った場
合は、作業者の介在が一切不用となる。
また、本実施例は、本発明の粒状成形物容器を医薬品等
の錠剤用の容器に適用した例について述べたが、フェラ
イトのチップやセラミックス等の焼結前の比較的小さな
成形物や食品等の小成形物等のいわゆる粒状成形物に適
用するようにしても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係る粒状成形物の取出装
置によると、略鉛直方向の内寸法より略水平方向の長さ
が長く形成された中空部を備え、該中空部の前記略水平
方向に相対向する両側の間に位置する側壁の少なくとも
一部に粒状成形物の取出口を設けてなる構成の容器と、
該容器を前記両側面を通り前記略水平方向に延びる軸線
を中心として回動可能に支持する支持装置と、容器の取
出口から落下する粒状成形物の落差が略一定となるよう
に形成された受けシュートと、を含んで構成したから、
粒状成形物が一時に多量に流出することなく容易に所定
量づつ排出することができると共に、常時横長の状態で
回動して使用される容器構造とすることによって、取出
口から容器内底面までの距離すなわち容器内落差を小さ
くすることができ、さらに、取出口と受けシュートとの
距離すなわち、容器外落差が略一定に保たれ、錠剤等の
ように壊れやすい粒状成形物の欠けや割れ等が生じな
い。さらに、スライドバルブを使用しないので、粒状成
形物の噛み込みも生じず、粒状成形物の取出を安定かつ
品質に影響を与えることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る粒状成形物の取出装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は同上取出装置における容器の構
成を示す図で、(a)は一部断面正面図、(b)は一部
断面側面図、(c)は(a)中A−A矢視断面図、第3
図(a)〜(c)はそれぞれ同上の取出装置に基づく取
出方法を示す断面図、第4図は容器の回転制御構造を示
すブロック図、第5図は経過時間/設定排出時間と容器
の回転角度の関係とを示すマップ、第6図は容器の測定
回転角度とインバータ付モータの回転数との関係を示す
マップ、第7図は排出錠数/容器の初期収納錠数と容器
の回転角度の関係とを示すマップ、である。 3…容器、3A…中空部、3B,3C…支持部、5…取出口、1
9…支持ローラ、31…受けシュート、32…受け部、33…
排出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略鉛直方向の内寸法より略水平方向の長さ
    が長く形成された中空部を備え、該中空部の前記略水平
    方向に相対向する両側の間に位置する側壁の少なくとも
    一部に粒状成形物の取出口を設けてなる構成の容器と、
    該容器を前記両側面を通り前記略水平方向に延びる軸線
    を中心として回動可能に支持する支持装置と、前記容器
    の回動に伴って移動する前記取出口に沿って延びかつ取
    出口と離間して該取出口から落下する粒状成形物の落差
    が略一定となるように形成された略円弧状の粒状成形物
    受け面を備えた受け部と該受け面の最低位置に開口して
    設けられた排出部とからなる受けシュートと、を含んで
    構成されたことを特徴とする粒状成形物の取出装置。
JP1104537A 1989-04-26 1989-04-26 粒状成形物の取出装置 Expired - Lifetime JPH07106789B2 (ja)

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