JPH0448196Y2 - - Google Patents

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JPH0448196Y2
JPH0448196Y2 JP4821689U JP4821689U JPH0448196Y2 JP H0448196 Y2 JPH0448196 Y2 JP H0448196Y2 JP 4821689 U JP4821689 U JP 4821689U JP 4821689 U JP4821689 U JP 4821689U JP H0448196 Y2 JPH0448196 Y2 JP H0448196Y2
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  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば、医薬品等の錠剤、フエライ
トのチツプやセラミツクス等の焼結前の比較的小
さな成形物や食品等の小成形物等のいわゆる粒状
成形物に適した容器、特に、製薬工場において錠
剤等を次工程に搬送する場合等に好適な容器に関
する。
〈従来の技術〉 従来、例えば、固形製剤工場においては、打錠
機から排出される錠剤を受ける容器が使用されて
いる。
この容器は、円筒状や方形体状等の筒状に形成
されており、その軸方向を鉛直方向に一致させ、
内径寸法より軸方向の周壁の高さ寸法が長く形成
され、かつ軸方向と直交する上端部に開口部が設
けられた、いわゆる一般的な縦長の容器である。
そして、容器を前記開口部を上方に位置させて
固定し、該開口部の上方に臨ませたシユート等を
介して容器内部に錠剤を投入するようにしてい
る。
容器内に錠剤が所定量溜まると、開口部に蓋を
して容器を次工程に搬送し、この工程で容器を転
倒させて錠剤を可能な限り定量排出したり、容器
の底部にノズルを設け、このノズルに介装したス
ライドバルブ等によりノズル開度を調節して定量
排出を行うようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の容器の構造では次のよう
な問題点があつた。
すなわち、打錠機から排出される錠剤を受ける
場合、錠剤と平坦な容器底板との衝撃、落下錠剤
と既に容器内に充填されている錠剤との衝撃等に
より、錠剤が欠けたり、割れたりすることが多
い。
これの解決策として、布やビニール等のホース
からなるフレキシブルシユートを容器内に奥深く
挿入し、錠剤の落下距離を短くして前記衝撃を和
らげることが考えられる。しかし、この方法で
は、錠剤の投入が進むに連れて、シユートが容器
内の錠剤の層内に埋没し、錠剤が流れなくなると
共にシユートが抜けなくなるという現象が生じ、
思わしくない。
一方、容器内から錠剤を取り出す場合にあつて
も、容器を転倒させる方式では、転倒の角度によ
り一度に多量の錠剤が流出し、また、錠剤の落差
を一定にすることができず、さらには、容器の底
部のノズルに介装したスライドバルブ等によりノ
ズル開度を調節する方式では、開閉動作されるス
ライドバルブ等に錠剤が噛み込まれる等して、錠
剤が同様に欠けたり、割れたりすることが多い。
なお、セラミツクス等の焼結前の比較的小さな
成形物、例えばバイトの刃先部分の成形物を容器
に充填したり、取り出したりする場合にあつて
も、エツジの破損等を生じ、フエライトのチツプ
についても同様の問題が生じる。
そこで、本考案は以上ような従来の問題点に鑑
み、錠剤等の粒状成形物用の容器の構造の改良に
より、粒状成形物の充填時と取り出し時における
粒状成形物の欠け、割れ等を防止し得る構成とす
ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案の容器は、内直径寸法より軸
方向の長さ寸法が長く形成された円筒状や多角形
状等の筒状部と、該筒状部の両端部に設けられ、
該両端部から外方に延びる前記軸を中心とした円
周外壁面を有する支持部とを備え、前記筒状部の
側壁に投入または取出用の開口部を設けた構成と
する。
〈作用〉 かかる構成において、投入または取出用の開口
部から容器内底面までの距離すなわち、落差を容
量を変えることなく小さくすることが可能とな
り、錠剤等の粒状成形物に加わる衝撃を緩和でき
るので、粒状成形物の投入の際の粒状成形物の欠
けや割れが防止される。
また、支持部を設けたことにより、容器を回動
することが可能となり、例えば容器内の粒状成形
物レベルに応じて、開口部位置を移動するよう
に、また、容器内に充填された粒状成形物量また
は取り出し量に応じて該開口部位置を移動するこ
とで、粒状成形物の欠けや割れが防止される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、以下に説明する実施例は、本考案の容
器を医薬品等の錠剤用の容器に適用した例であ
る。
第1図は、本考案の一実施例である容器を示し
ている。
この図において、容器3は、内直径寸法より軸
方向の長さ寸法が長く形成された筒状部3Aと、
該筒状部3Aの両端部に設けられ、該両端部から
外方に延び、筒状部3Aの前記軸を中心とした円
周外壁面を有して該円周外壁面が後述する支持部
材に接する一対の支持部3B,3Cと、を備え、
前記筒状部3Aの側壁には、錠剤の投入または取
出用の開口部5を設けてなる構成である。
ここで、前記筒状部3Aは、図に示すように、
円筒部3aと該円筒部3aの両端開放部周縁にそ
れぞれ連なる円錐台状筒部3b,3cとから構成
される。これらの円錐台状筒部3b,3cは、そ
れぞれ円筒部3aの両端開放部周縁から側方に行
くに連れて徐々に径が縮小されるように形成され
る。この円錐台状筒部3b,3cの周壁のテーパ
角は、錠剤の安息角以上に設定される。
一方の円錐台状筒部3bの端部は閉塞され、他
方の円錐台状筒部3cの端部には、容器3内部の
洗浄および内面加工用の開口部6が形成されてい
る。上記筒状部3Aの軸方向の寸法は、すなわち
円筒部3aと円錐台状筒部3b,3cの軸方向の
長さとの総全長は、円筒部3aの最大内径寸法よ
り長く、筒状部3Aは横長の筒状に形成される。
円錐台状筒部3bの端部に設けられる支持部3
Bは、該筒部3bの閉塞端壁に固着されて軸方向
に延びる円周外壁面を有する円筒体からなる。ま
た、円錐台状筒部3cの端部に設けられる支持部
3Cは、該筒部3cの端部の開口部6周縁と連接
して軸方向に延びる円周外壁面を有する円筒体か
らなる。この円筒体の開放端部外周縁には軸直角
方向に延びる環状のフランジ部7が連接して形成
されている。このフランジ部7の端面には、蓋部
材8が着脱自由に取り付けられる。すなわち、フ
ランジ部7の端面の複数箇所にはスタツドボルト
9が埋設されている。蓋部材8の周端部の複数箇
所には前記スタツドボルト9の挿通孔8aが形成
されている。蓋部材8はその挿通孔8aにスタツ
ドボルト9を挿通させた状態で、フランジ部7の
端面に当接され、スタツドボルト9先端部に蝶ナ
ツト10を嵌合することにより固定される。
前記錠剤の投入または取出用の開口部5は、前
記円筒部3aにその円筒部3aの周壁幅とほぼ同
寸法の大きさに形成された開口部11の周縁部に
連なつて円筒部3aの軸と直交する方向に延びる
円筒体5aから構成される。この円筒体5a開放
端部外周縁には軸直角方向に延びる環状のフラン
ジ部12が連接して形成されている。このフラン
ジ部12の端面には、蓋部材13が着脱自由に取
り付けられる。蓋部材13は開口部5を構成する
円筒体5a外周面とヒンジ14を介して回動可能
に結合されている。上記円筒体5a外周面の前記
ヒンジ14と相反する位置にはブラケツト15を
介して蓋部材固定用の係合レバー16の基端部が
回動自由に連結されている。この係合レバー16
の先端部は蓋部材13の外面周部に形成された環
状の凸部13aに係合され、蓋部材13を固定す
る。
なお、蓋部材13を開いた時に、該蓋部材13
を円筒体5a外周面側に倒した状態に保持する保
持部材17が円筒部3a外周面に設けられてい
る。
次に、かかる容器3の錠剤の投入または取出に
おける作用を、容器3を使用する錠剤の充填装置
および取出装置の例を示して説明する。
すなわち、第2図および第3図はそれぞれ上記
容器3を使用した錠剤の充填装置および錠剤の取
出装置である。
第2図に示す充填装置において、打錠機1の本
体1a前面には、錠剤の排出口を形成する管部2
が前方に突出されており、該管部2には排出され
る錠剤を上記容器3内に導くための布やビニール
等のホースからなるフレキシブルシユート4が接
続されている。
容器3の一対の支持部3B,3Cに接する前記
支持部材は、容器受台18に回転自由に設けられ
た支持ローラ19から構成される。
この支持ローラ19の外表面には、滑り防止の
ためにゴム製のリング部材が装着またはゴムライ
ニングが施されている。
容器受台18は、長方形体に、その長手方向と
直交する方向に相対向する一方の側面から他方の
側面に向かう舌状の溝部18aを設けた構成であ
る。この容器受台18上面の長手方向と直交する
両側端には、それぞれ離間して一対のブラケツト
20が立設されている。各ブラケツト20には、
前記支持ローラ19が容器受台18の長手方向に
延びる軸を中心として回転自由に支承されてい
る。
支持ローラ19は、それぞれ前記支持部3B,
3Cに接して該支持部3B,3Cを回転自由に支
持するものである。
そして、本実施例の容器3は、第2図に示すよ
うに、その軸方向を水平方向に一致させて容器3
の支持部3B,3Cを上記支持ローラ19に載置
され、容器受台18上に設置されたインバータ付
モータ21により回動される。このインバータ付
モータ21は同じく容器受台18上に設置された
制御ボツクス22Aからの指令により駆動制御さ
れる。
容器3を支持した容器受台18は、打錠機本体
1aの前面近傍位置に設置され、前記フレキシブ
ルシユート4の先端部は容器3の開口部5から該
容器3内に挿入される。
ここで、本充填装置においては、容器3に充填
した錠剤量に応じて該容器3の開口部5位置を略
水平位置から略鉛直上方位置へと移動するよう
に、容器3の回転を制御するように構成されてい
る。
特に、本実施例においては、容器3の筒状部3
Aを円筒部3aと円錐台状筒部3b,3cとから
構成したから、筒状部3Aは水平断面積が高さに
よつて各部でそれぞれ異なる。つまり、筒状部3
Aの水平断面積が、下から上に行くに従つて小→
大→小と変化するので、この筒状部3Aの断面形
状に応じて、投入用の開口部5位置の移動速度す
なわち、容器3の回転速度を変化させる必要があ
る。したがつて、充填開始から充填終了までの間
に、単位時間当たりの流入錠剤量が略一定の場
合、容器3の回転速度を、速く→遅く→また速く
と変化させるようにする。
かかる制御は前述したように制御ボツクス22
Aからの指令によりインバータ付モータ21の駆
動を制御することによつて行う。
この制御としては、打錠機1の錠数カウンタに
よる制御とタイマによる制御とがある。
かかる制御構造を第4図に示すと、打錠機1に
は、錠数カウンタ23が装備される。制御ボツク
ス22A内には、タイマ24Aと演算器25Aと
回転角・速度制御器26Aとが装備される。
前記錠数カウンタ23からの錠数信号とタイマ
24Aからの錠剤投入経過時間信号とは、切換手
段27により選択的に演算器25Aに入力され
る。
この演算器25Aは入力信号に基づいて容器形
状から錠剤レベルを演算し、フレキシブルシユー
ト4先端開口部から容器3内に落下する錠剤の落
差を、すなわち、容器3の投入口5の位置と錠剤
レベルとの高低差を略一定にするように容器角度
(投入用の開口部5の角度)を決定して、回転
角・速度制御器26Aに出力する。
この場合、錠数カウンタ23による制御では、
充填する錠剤における容器3の収納(最大)錠数
を設定し、第6図に示すような、上記錠剤レベル
を省略した、錠数と設定(最大)錠数との比率と
容器3の回転角度との関係を、予め演算器25A
に記憶し、この関係から錠数に対する容器3の回
転角度(投入用の開口部5の角度を出力するよう
にすることもできる。また、単位時間当たりの流
入錠剤量が略一定の場合は、上記錠剤カウンタ2
3に代えてタイマ24Aを使用することができ
る。
このタイマ24Aによる制御では、前述した経
過時間と容器形状に応じた錠剤レベルと容器の回
転角度との関係に代えて、第7図に示すような、
経過時間と設定(最大)投入時間との比率と容器
3の回転角度との関係を、予め演算器25Aに記
憶設定し、タイマ24Aからの錠剤投入経過時間
信号に基づいて容器3の回転角度を出力するよう
になつている。
回転角・速度制御器26Aでは、演算器25A
から出力される容器角度信号とインバータ付モー
タ21に装備された角度測定器28から出力され
る現在の角度信号とを比較して指示された角度と
なるようにモータ21を起動停止制御すると共
に、現在の測定角度から指示された角度になるま
でのモータ21の回転数(回転速度)をモータ2
1のインバータに指示しモータ21の回転数も制
御するようになつている。すなわち、回転角・速
度制御器26Aは、演算器25Aから出力され続
ける角度指示信号と角度測定器28から出力され
続ける角度測定信号とを比較して、測定角度<指
示角度の場合モータ21を起動し、測定角度≧指
示角度の場合モータ21を停止するとと共に、予
め記憶設定された第8図に示すような、容器3
(開口部5)の測定角度とモータ21の回転数と
の関係から測定角度に基づいて回転数制御信号を
モータ21のインバータに出力する。その結果、
インバータ付モータ21は、起動停止を繰り返す
ことなくスムーズに充填された錠剤量に応じて容
器3(開口部5)を回転させる。
なお、タイマー24Aによる制御の場合は、第
8図の測定角度を経過時間と設定(最大)投入時
間との比率に代えて、経過時間と設定(最大)投
入時間との比率と回転数との関係を定め、演算器
25Aを省略して直接制御してもよい。
次に、以上の構成に基づいた錠剤の容器3への
充填方法について説明する。
まず、充填当初は、第9図aに示すように、投
入用の開口部5位置が略水平位置となるように容
器3を傾ける。この状態でフレキシブルシユート
4の先端部が容器3内の奥深くに位置するように
予め設定してから上記打錠機1を起動し、フレキ
シブルシユート4を介して容器3に錠剤29を投
入する。
第9図bに示すように、錠剤29が容器3内に
しだいに溜まつて錠層上面が上昇するにつれ、容
器3内において上がつた状態となると共に、容器
3も回動して投入用の開口部5位置が略水平位置
から立ち上がつた位置に移動し、フレキシブルシ
ユート4の先端部または容器3の開口部5の位置
と錠層上面との距離すなわち、落差が充填当初と
同じとなるように略一定に保たれる。
第9図cに示すように、さらに錠剤29が容器
3内にかなり溜まり、充填終了に近づくと、容器
3の回動により投入用の開口部5位置が略鉛直上
方位置に移動し、フレキシブルシユート4の先端
部が錠層上面と投入用の開口部5との間の空間部
まで引き上げられた状態となる。
以上のように、容器3内の錠剤レベルに応じ
て、該容器3の投入用の開口部5位置を略水平位
置から略鉛直上方位置へと上方に回転移動制御す
る結果、フレキシブルシユート4の先端部または
容器3の開口部5の位置と錠層上面との距離すな
わち、落差が錠剤レベルに関係なく略一定にしか
も小さく保持され、さらには錠剤29を容器3の
円弧状内周面に沿つて落下させることができるの
で、錠剤29の欠けや割れ等が生じない。また、
フレキシブルシユート4の先端部が錠層中に埋没
することがなく錠剤29の充填に支障を来すこと
がない。
ここで、上記のフレキシブルシユート4の長さ
は、必然的に、少なくともフレキシブルシユート
4の先端開口部が、容器3内底部に接している状
態を含めて、それ以上短くなければならない。ま
た、容器3内に錠剤29の充填が完了した時点に
おいて移動した錠剤29の開口部5にフレキシブ
ルシユート4が挿入している状態を保つことので
きる長さを有していなければならない。さらに、
錠剤29の投入時、錠剤供給源すなわち、打錠機
1と開口部5の間のフレキシブルシユート4の傾
斜角度θ(第9図c参照)は、錠剤が流れる安息
角以上でなければならない。また、当然、フレキ
シブルシユート4は、基端から先端までの延びる
方向が鉛直線にならないようにする。
次に、本実施例の容器3の錠剤の取出における
作用を、容器3を使用する第3図の錠剤の取出装
置に基づいて説明する。なお、前記充填装置と同
一部分は同符号を付してその説明を省略する。
上述のようにして容器3に充填された錠剤を次
工程の装置に払いだすホツパ30には錠剤受けシ
ユート31が装備されている。この錠剤受けシユ
ート31は、錠剤の受け部32排出部33とから
構成される。受け部32は、上方から下方へと略
円弧状をなすように湾曲形成された底壁部32a
と該底壁部32aの両側縁からそれぞれ上方に延
びる一対の側壁部32b,32cと底壁部32a
の上縁および下縁からそれぞれ横方向および略上
方向に延びる端壁部32d,32eとから構成さ
れ、前記底壁部32aと相対向する面は開放され
た形状である。そして、この受け部32は底壁部
32aの下縁(端壁部32eの位置)が底壁部3
2aの最低部位よりやや上方に位置するように配
設されている。
前記排出部33は、角形の筒体により構成さ
れ、上端部が上記受け部32の底壁部32aの最
低部位に形成された開口部に連通接続され、下端
部がホツパ30の上壁に形成された開口部に臨む
ように挿入されている。
容器受台18は、ホツパ30に装備された錠剤
受けシユート31の開放面上方位置に図示しない
サポートで支持されると共に、本実施例の容器3
がその軸方向を水平方向に一致させて容器3の支
持部3B,3Cを上記支持ローラ19に載置さ
れ、かつ前記容器3の取出用の開口部5が錠剤受
けシユート31の開放面に相対向するように位置
設定される。この場合、容器3の回動により取出
用の開口部5は前記受け部32の底壁部32aに
沿つて移動し、該開口部5と受け部32の底壁部
32aとの鉛直距離すなわち、落差が常に略一定
になるようになつている。
そして、本取出装置においては、容器3内に充
填された錠剤量または取り出し量に応じて該容器
3の取出用の開口部5位置を略水平位置から略鉛
直下方位置へと下方に移動するように、容器3を
回転制御するように構成されている。
かかる錠剤の取り出し時にあつても、筒状部3
Aは水平断面積が高さによつて各部でそれぞれ異
なり、筒状部3Aの水平断面積が上から下に行く
に従つて小→大→小と変化するので、この筒状部
3Aの形状に応じて、取出用の開口部5位置の移
動速度すなわち、容器3の回転速度を変化させる
必要がある。したがつて、取出開始から取出終了
までの間に、単位時間当たりの排出錠剤量を一定
にする場合、容器3の回転速度を、速く→遅く→
また速くと変化させるようにする。
この制御は第5図に示す制御ボツクス22Bか
らの指令によりインバータ付モータ21の駆動を
制御することによつて行う。
この制御としては、ホツパ30に装備されたレ
ベルスイツチ34による制御やタイマ24Bによ
る制御等がある。
前記制御ボツクス22B内には、タイマ24B
と演算器25Bと回転角・速度制御器26Bとが
装備される。
前記タイマ24Bからの錠剤排出経過時間信号
は演算器25Bに入力される。この演算器25B
は入力信号に基づいて錠剤レベル(錠剤排出量)
を演算し容器角度(取出用の開口部5の角度)を
決定して、回転角・速度制御器26Bに出力す
る。
すなわち、演算器25Bは経過時間信号に基づ
いて、錠剤排出量が所定の一定値になるような、
経過時間と容器3に充填された錠剤を全部排出す
べく予め設定された排出時間との比率と、容器3
の回転角度と、の関係から容器3(開口部5)の
回転角度を出力する。
レベルスイツチ34からのレベル信号と演算器
25Bからの容器角度信号とは、切換手段35に
より選択的に回転角・速度制御器26Bに入力さ
れる。この回転角・速度制御器26Bは、レベル
スイツチ34からの低・高のレベル信号に基づい
てインバータ付モータ21をそれぞれON・OFF
制御すると共に、インバータ付モータ21に装備
された角度測定器28から出力される現在の角度
測定信号モータ21の回転速度(回転数)をモー
タ21のインバータに指示しモータ21の回転数
も制御するようになつている。
また、回転角・速度制御器26Bは、演算器2
5Bから出力され続ける容器の角度指示信号とイ
ンバータ付モータ21に装備された角度測定器2
8から出力され続ける現在の角度測定信号とを比
較して、測定角度>指示角度の場合モータ21を
起動し、測定角度≦指示角度の場合モータ21を
停止し、指令された角度となるようにモータ21
を起動停止制御すると共に、現在の測定角度から
指示された角度になるまでのモータ21の回転数
(回転速度)をモータ21のインバータに指示し
モータ21の回転数も制御するようにもなつてい
る。
すなわち、回転角・速度制御器26Bは、モー
タ21を起動停止制御すると共に、予め記憶設定
された第8図に示すような、容器3(開口部5)
の測定角度とモータ21の回転数との関係から測
定角度に基づいて回転数制御信号をモータ21の
インバータに出力する。その結果、インバータ付
モータ21は、スムーズに容器3(開口部5)を
回転させる。
なお、タイマー24Bによる制御の場合は、第
8図の測定角度を経過時間と設定排出時間との比
率に代えて、経過時間と設定排出時間との比率と
回転数との関係を予め、演算器25Bを省略して
直接制御してもよい。
また、排出された錠剤を受ける側の次工程の装
置に、その受けた錠数を測定する錠数カウンタま
たはその次工程の装置が排出する錠数を測定する
錠数カウンタが装置されている場合、前記充填装
置と同様にこの錠数信号をタイマ24Bの経過時
間信号に代えて使用することができる。
次に、以上の構成に基づいた錠剤の容器3から
の取り出し方法について説明する。
まず、取り出し当初は、第10図aに示すよう
に、取出用の開口部5位置が略水平位置となるよ
うに錠剤29の詰まつた容器3を傾ける。する
と、錠層上面が容器3内においてある安息角を形
成した後、くずれて少しつづ落下する。取出用の
開口部5から排出される錠剤29は錠剤受けシユ
ート31の開放面の最上部位置から落下排出され
る。
第10図bに示すように、容器3がその容器形
状に応じて回転制御され回転し続けるので、錠層
上面が安息角以上に保たれ、錠剤が所定量つづ落
下する。
第10図cに示すように、容器3の回転が進ん
で、開口部5が略鉛直下方向に向くと容器3内に
残つた錠剤29が略鉛直下方向に落下して、錠剤
29の取り出しが終了する。
以上のように、容器3の形状や容器3内に充填
された錠剤量または取り出し量に応じて、該容器
3の開口部5位置を略水平位置から略鉛直下方位
置へと下方に回転移動制御する結果、錠剤29が
多量に流出することなく所定の少量つづ排出され
ると共に、取出用の開口部5と錠剤受けシユート
31との距離すなわち、落差が略一定に保たれ、
しかも錠剤受けシユート31の底壁部32aは略
円弧状に湾曲しているため該錠剤受けシユート3
1に対する錠剤29の衝撃は小さくて済み、錠剤
29の欠けや割れ等が生じない。さらに、スライ
ドバルブを使用しないので、錠剤29の噛み込み
も生じない。
なお、錠剤受けシユート31に落下した錠剤2
9は、該錠剤受けシユート31に沿つて排出部3
3を構成する筒体に至り、ここから次工程の装置
等に供給される。
上記の錠剤充填並びに取り出しにおける容器3
の回転は、インバータ付モータ21等の機械的手
段に限らず人手を介して行うようにしても良い。
インバータ付モータ21等の機械的手段で回転
を行つた場合は、作業者の介在が一切不用とな
る。
以上説明した実施例における容器3によると、
内直径寸法より軸方向の長さ寸法が長く形成され
た略円筒状の筒状部3Aと、該円筒部3aの両端
部に設けられ、前記軸を中心とした円周外壁面を
有して該円周外壁面が支持ローラ19に接する支
持部3B,3Cと、を備え、前記筒状部3Aの側
壁に錠剤の開口部5を設けてなる構成としたか
ら、従来の縦長で上端部を錠剤の投入または取出
用の開口部とした同形状の略円筒状の容器より
も、投入または取出用の開口部5から容器3内底
面までの距離すなわち、落差を小さくすることが
でき、錠剤に加わる衝撃を緩和できるので、錠剤
の欠けや割れを防止することができる。
また、容器受台18に回転自由に設けられた支
持ローラ19に接する支持部3B,3Cを設ける
ようにしたから、本実施例に示すように、容器3
を回動することが可能となり、容器3内の錠剤レ
ベルに応じて、該容器3の開口部5位置を略水平
位置から略鉛直上方位置へと移動するように、ま
た、容器3内に充填された錠剤量または取り出し
量に応じて該容器3の開口部5位置を略水平位置
から略鉛直下方位置へと移動するように、容器3
を回転制御することで、錠剤の欠けや割れを防止
することができる。
さらに、本実施例によると、錠剤の開口部5の
開閉を行う蓋部材13を設けるようにしたから、
容器3を密閉することができ、錠剤の収納状態を
確実に保持できると共に、常時は蓋部材8によつ
て閉塞される開口部6を設けるようにしたから、
この開口部6を介して容器3内部の洗浄および内
面加工を容易に行うことができる。
なお、本実施例においては、容器3を略円筒状
に形成したが、例えば、多角形状の筒状等その他
の筒状であつても良い。また、本実施例において
は、筒状部3Aと支持部3Cとを一体に成形し、
筒状部3Aと支持部3Bとを別体に成形したが、
全て一体でも別体でも構わないし、両支持部3
B,3Cを円筒体に限らず円柱部材とすることも
できる。
さらに、投入または取出用の開口部5を円筒体
5aから構成したが、筒状部3Aに直接開口して
設けても良い等、この実施例の構成に限るもので
はない。
また、本実施例は、本考案の容器を医薬品等の
錠剤用の容器に適用した例について述べたが、フ
エライトのチツプやセラミツクス等の焼結前の比
較的小さな成形物や食品等の小成形物等のいわゆ
る粒状成形物に適用するようにしても良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案に係る容器による
と、長細状の筒状部と、円周外壁面を有して該円
周外壁面が支持部材に接する支持部と、を備え、
前記筒状部の側壁に粒状成形物の開口部を設けた
構成としたから、開口部から容器内底面までの距
離すなわち、落差を小さくすることが可能とな
り、錠剤等の粒状成形物に加わる衝撃を緩和でき
るので、粒状成形物の欠けや割れを防止すること
ができる。
また、支持部を設けたことにより、容器を自動
的にあるいは人手を介して回動することが可能と
なり、例えば容器内の粒状成形物レベルに応じ
て、開口部位置を移動するように、また、容器内
に充填された粒状成形物量または取り出し量に応
じて該開口部位置を移動することで、粒状成形物
の欠けや割れを防止することが可能となる実用的
効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器の一実施例を示す図
で、aは一部断面正面図、bは一部断面側面図、
cはa中A−A矢視断面図、第2図は同上の容器
への錠剤充填装置の一例を示す斜視図、第3図は
同上の容器からの錠剤取出装置の一例を示す斜視
図、第4図および第5図はそれぞれ容器の回転制
御構造を示すブロツク図、第6図は錠数/設定
(最大)錠数の比率と容器の回転角度との関係を
示すマツプ、第7図は経過時間/設定(最大)投
入時間の比率と容器の回転角度との関係を示すマ
ツプ、第8図は容器の測定回転角度とインバータ
付モータの回転数との関係を示すマツプ、第9図
a〜cはそれぞれ錠剤の充填方法を示す断面図、
第10図a〜cはそれぞれ錠剤の取り出し方法を
示す断面図である。 3……容器、3A……筒状部、3B,3C……
支持部、5……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内直径寸法より軸方向の長さ寸法が長く形成さ
    れた筒状部と、 該筒状部の両端部に設けられ、該両端部から外
    方に延びる前記軸を中心とした円周外壁面を有す
    る支持部とを備え、 前記筒状部の側壁に投入または取出用の開口部
    を設けたことを特徴とする容器。
JP4821689U 1989-04-26 1989-04-26 Expired JPH0448196Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4821689U JPH0448196Y2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26

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JP4821689U JPH0448196Y2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26

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JPH02139640U JPH02139640U (ja) 1990-11-21
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