JPH07106444B2 - ダイカスト装置 - Google Patents
ダイカスト装置Info
- Publication number
- JPH07106444B2 JPH07106444B2 JP61010676A JP1067686A JPH07106444B2 JP H07106444 B2 JPH07106444 B2 JP H07106444B2 JP 61010676 A JP61010676 A JP 61010676A JP 1067686 A JP1067686 A JP 1067686A JP H07106444 B2 JPH07106444 B2 JP H07106444B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water supply
- hot water
- supply pipe
- sleeve
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/2015—Means for forcing the molten metal into the die
- B22D17/2038—Heating, cooling or lubricating the injection unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
- B22D27/003—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting by using inert gases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ダイカスト装置、詳しくは溶融金属の通路
における酸化物の発生を阻止するようにしたダイカスト
装置に関するものである。
における酸化物の発生を阻止するようにしたダイカスト
装置に関するものである。
ダイカスト装置においては、例えば、実開昭59−6055号
公報あるいは特開昭41−10612号公報に開示されている
ように、溶融金属(以下、溶湯という)が保持されてい
る保持炉と鋳型との間は溶湯を通過させるための給湯管
で連通されていて、上記溶湯に適宜の手段で圧力を加え
ることによって上記鋳型に溶湯を圧入し、これを冷却す
ることによってダイカスト製品を製造している。
公報あるいは特開昭41−10612号公報に開示されている
ように、溶融金属(以下、溶湯という)が保持されてい
る保持炉と鋳型との間は溶湯を通過させるための給湯管
で連通されていて、上記溶湯に適宜の手段で圧力を加え
ることによって上記鋳型に溶湯を圧入し、これを冷却す
ることによってダイカスト製品を製造している。
ところで、上述の給湯管の内壁には、溶湯の一部が薄膜
となって付着したり、あるいはこの給湯管の内壁は外気
に対し直接または間接適に連なっているために同内壁に
は外気が出入している。従って、上記薄膜は外気に晒さ
れることとなり、この外気に含まれている酸素と薄膜
(溶湯)とが結合して酸化物を組成し、この酸化物が給
湯管の内壁に堆積して同内壁を閉塞してしまい大きな事
故の原因となったり、さらには上記酸化物が脱落してダ
イカスト製品の中に混入しそのため同製品の緻密さが損
なわれ、強度が劣化してしまうことがあった。
となって付着したり、あるいはこの給湯管の内壁は外気
に対し直接または間接適に連なっているために同内壁に
は外気が出入している。従って、上記薄膜は外気に晒さ
れることとなり、この外気に含まれている酸素と薄膜
(溶湯)とが結合して酸化物を組成し、この酸化物が給
湯管の内壁に堆積して同内壁を閉塞してしまい大きな事
故の原因となったり、さらには上記酸化物が脱落してダ
イカスト製品の中に混入しそのため同製品の緻密さが損
なわれ、強度が劣化してしまうことがあった。
この発明の目的は、給湯管の管炉内(内壁)における上
記酸化物の発生を阻止し、故障が少なく保守取り扱いが
容易であり、かつ高強度で緻密なダイカスト製品を得る
ことのできるダイカスト装置を提供するにある。
記酸化物の発生を阻止し、故障が少なく保守取り扱いが
容易であり、かつ高強度で緻密なダイカスト製品を得る
ことのできるダイカスト装置を提供するにある。
この発明は、スリーブの側面に形成された給湯口に給湯
管が接続し、該給湯管から供給された溶湯を油圧シリン
ダに連接したプランジャの作動によりキャビテイ内に圧
入するダイカスト装置において、プランジャ、油圧シリ
ンダのピストンロッドを収納した密閉箱を前記スリーブ
の一端の開口部に連設して設け、該密閉箱には不活性ガ
スを供給する不活性ガス発生装置が接続され、前記スリ
ーブの内孔にプランジャヘッドが密閉嵌入し、該プラン
ジャヘッドを前記スリーブの給湯口より前進した位置で
停止させ前記密閉箱と前記給湯管が連通するように構成
し、前記密閉箱内の不活性ガスを前記給湯管に充満させ
るダイカスト装置である。
管が接続し、該給湯管から供給された溶湯を油圧シリン
ダに連接したプランジャの作動によりキャビテイ内に圧
入するダイカスト装置において、プランジャ、油圧シリ
ンダのピストンロッドを収納した密閉箱を前記スリーブ
の一端の開口部に連設して設け、該密閉箱には不活性ガ
スを供給する不活性ガス発生装置が接続され、前記スリ
ーブの内孔にプランジャヘッドが密閉嵌入し、該プラン
ジャヘッドを前記スリーブの給湯口より前進した位置で
停止させ前記密閉箱と前記給湯管が連通するように構成
し、前記密閉箱内の不活性ガスを前記給湯管に充満させ
るダイカスト装置である。
スリーブの給湯口の前方にプランジャヘッドを停止さ
せ、密閉箱と給湯管を連通して密閉箱内に充満した不活
性ガスを給湯管上部に供給し、給湯管上部における外気
中の酸素と溶湯との結びつくことにより発生する酸化物
の発生を阻止するとともに、不活性ガスの消費を極力少
なくし、ダイカスト装置の動作を円滑に行うことができ
る。
せ、密閉箱と給湯管を連通して密閉箱内に充満した不活
性ガスを給湯管上部に供給し、給湯管上部における外気
中の酸素と溶湯との結びつくことにより発生する酸化物
の発生を阻止するとともに、不活性ガスの消費を極力少
なくし、ダイカスト装置の動作を円滑に行うことができ
る。
以下、図示の実施例に基づいてこの発明を説明する。第
1図は、本発明の一実施例を示すダイカスト装置の要部
を示す断面図である。
1図は、本発明の一実施例を示すダイカスト装置の要部
を示す断面図である。
図示のようにダイカスト装置本体(以下、本体という)
1の側面にはスリーブ2の左側が半分ほど挿入されて固
定されており、同スリーブ2の右側の端部からはプラン
ジャ3のプランジャヘッド3Bが嵌入されるようになって
いる。このスリーブ2の右側の端部近傍の下部には溶湯
5を供給するための給湯管4が接続されていて、この給
湯管4の給湯口4Aを介してスリーブ2の内孔2Aと給湯管
4の内孔4Bが連通されている。そして、図示しない給湯
機の保持炉から溶湯5が上記給湯管4へ給送されるよう
なっている。
1の側面にはスリーブ2の左側が半分ほど挿入されて固
定されており、同スリーブ2の右側の端部からはプラン
ジャ3のプランジャヘッド3Bが嵌入されるようになって
いる。このスリーブ2の右側の端部近傍の下部には溶湯
5を供給するための給湯管4が接続されていて、この給
湯管4の給湯口4Aを介してスリーブ2の内孔2Aと給湯管
4の内孔4Bが連通されている。そして、図示しない給湯
機の保持炉から溶湯5が上記給湯管4へ給送されるよう
なっている。
上記スリーブ2の左側の挿入部の先端は、本体1に固定
されている固定金型10にも連通されていて、この固定金
型10に対向配置された移動金型9が適宜の手段で移動さ
れてきて、これらの移動金型9と固定金型10とによって
キャビティ11が形成される。そして、キャビティ11の下
端部から湯道を介して上記スリーブ2の一端へと連なっ
ている。
されている固定金型10にも連通されていて、この固定金
型10に対向配置された移動金型9が適宜の手段で移動さ
れてきて、これらの移動金型9と固定金型10とによって
キャビティ11が形成される。そして、キャビティ11の下
端部から湯道を介して上記スリーブ2の一端へと連なっ
ている。
上記スリーブ2の右側の端部の開口には不活性ガスを供
給する不活性ガス発生装置を接続した密閉箱13が連設さ
れている。この密閉箱13は、例えば鉄板等により頑丈に
作製された直方体の形状をしていて、この中には油圧シ
リンダ6のピストンロッド7の先端部に連結したプラン
ジャ3のプランジャロッド3Aが配設されている。そし
て、ピストンロッド7の左右方向の動作でプランジャヘ
ッド3Bがスリーブ2内の左右方向の移動を行うように構
成されている。上記プランジャ3のプランジャロッド3A
には、図示しないが冷却水を循環させるための孔が設け
られていて、その右端部には送水用と排水用の平行な2
本のゴムホース14が取り付けられ、このゴムホースの他
端は密閉箱13の外部に導き出されている。よって上記プ
ランジャロッド3Aを介してプランジャヘッド3Bの前面が
高温度の溶湯に接触しているので、同プランジャヘッド
3Bが冷却されることによって熱膨張を生じさせないよう
になっている。
給する不活性ガス発生装置を接続した密閉箱13が連設さ
れている。この密閉箱13は、例えば鉄板等により頑丈に
作製された直方体の形状をしていて、この中には油圧シ
リンダ6のピストンロッド7の先端部に連結したプラン
ジャ3のプランジャロッド3Aが配設されている。そし
て、ピストンロッド7の左右方向の動作でプランジャヘ
ッド3Bがスリーブ2内の左右方向の移動を行うように構
成されている。上記プランジャ3のプランジャロッド3A
には、図示しないが冷却水を循環させるための孔が設け
られていて、その右端部には送水用と排水用の平行な2
本のゴムホース14が取り付けられ、このゴムホースの他
端は密閉箱13の外部に導き出されている。よって上記プ
ランジャロッド3Aを介してプランジャヘッド3Bの前面が
高温度の溶湯に接触しているので、同プランジャヘッド
3Bが冷却されることによって熱膨張を生じさせないよう
になっている。
また、上記密閉箱13の下面には給気管16が取り付けられ
ていて、図示しない不活性ガス発生装置から後に述べる
ような不活性ガスが所定の圧力で供給されるようになっ
ている。さらに、上記密閉箱13の手前側面には例えば透
明な強化ガラス等からなる窓17が開閉自在に取り付けら
れていて、その中に配設されているプランジャロッド3A
等の観察および同窓17を開けて中の部材等の保守を行う
ことができるようになっている。
ていて、図示しない不活性ガス発生装置から後に述べる
ような不活性ガスが所定の圧力で供給されるようになっ
ている。さらに、上記密閉箱13の手前側面には例えば透
明な強化ガラス等からなる窓17が開閉自在に取り付けら
れていて、その中に配設されているプランジャロッド3A
等の観察および同窓17を開けて中の部材等の保守を行う
ことができるようになっている。
次に、このように構成されているダイカスト装置の動作
を説明する。まず、初期状態においてプランジャヘッド
3Bは、第1図に示す状態になっている。即ち、同ヘッド
3Bはスリーブ2の給湯口4Aより右方(図において)に退
避嵌入された状態になっていて、キャビティ11とスリー
ブ2の内孔2Aと給湯管4の内孔4Bとが連通した状態にな
っている。また、密閉箱13内には給気管16から図示しな
い不活性ガス発生装置から不活性ガスが供給されて充満
しているが、この不活性ガスはプランジャヘッド3Bとス
リーブ2の内孔2Aとが密閉嵌入されているので、同スリ
ーブ2の内孔2A内に洩れ出すことはない。
を説明する。まず、初期状態においてプランジャヘッド
3Bは、第1図に示す状態になっている。即ち、同ヘッド
3Bはスリーブ2の給湯口4Aより右方(図において)に退
避嵌入された状態になっていて、キャビティ11とスリー
ブ2の内孔2Aと給湯管4の内孔4Bとが連通した状態にな
っている。また、密閉箱13内には給気管16から図示しな
い不活性ガス発生装置から不活性ガスが供給されて充満
しているが、この不活性ガスはプランジャヘッド3Bとス
リーブ2の内孔2Aとが密閉嵌入されているので、同スリ
ーブ2の内孔2A内に洩れ出すことはない。
この状態において、図示しないスイッチが投入されると
給湯機が作動し、保持炉から溶湯5が給湯管4および給
湯口4Aを介してスリーブ2の内孔2A内に所定量になるま
で供給される。溶湯が所定量に達すると油圧シリンダ6
が作動してピストンロッド7が前進し、それにつれ矢印
8で示すようにプランジャ3も前進する。すると、スリ
ーブ2内の溶湯は湯道を通過してキャビティ11内に圧入
され、所定の冷却工程を経て同キャビティ11内の溶湯は
固化し、ダイカスト製品ができ上がる。
給湯機が作動し、保持炉から溶湯5が給湯管4および給
湯口4Aを介してスリーブ2の内孔2A内に所定量になるま
で供給される。溶湯が所定量に達すると油圧シリンダ6
が作動してピストンロッド7が前進し、それにつれ矢印
8で示すようにプランジャ3も前進する。すると、スリ
ーブ2内の溶湯は湯道を通過してキャビティ11内に圧入
され、所定の冷却工程を経て同キャビティ11内の溶湯は
固化し、ダイカスト製品ができ上がる。
そして、上述のようにプランジャ3が矢印8の方向へ前
進を開始すると同時に給湯機は休止状態になり、溶湯5
の上面5Aは第1図に示すように給湯口4Aよりやや下方の
位置に維持され、空間部が形成される。やがて、プラン
ジャヘッド3Bの後端が給湯口4Aを通過し始めると、プラ
ンジャ3のプランジャロッド3Aとスリーブ2の内孔2Aと
がなす空間を通って密閉箱13内に充満している不活性ガ
スが給湯管4の上記空間部へと入り込んでいく。する
と、給湯管4の内孔4Bに付着している溶湯5の上面5A
は、上記不活性ガスによって完全に覆われた状態になる
ので、これら溶湯5の上面5A等が外気に晒され酸化して
しまうことはない。
進を開始すると同時に給湯機は休止状態になり、溶湯5
の上面5Aは第1図に示すように給湯口4Aよりやや下方の
位置に維持され、空間部が形成される。やがて、プラン
ジャヘッド3Bの後端が給湯口4Aを通過し始めると、プラ
ンジャ3のプランジャロッド3Aとスリーブ2の内孔2Aと
がなす空間を通って密閉箱13内に充満している不活性ガ
スが給湯管4の上記空間部へと入り込んでいく。する
と、給湯管4の内孔4Bに付着している溶湯5の上面5A
は、上記不活性ガスによって完全に覆われた状態になる
ので、これら溶湯5の上面5A等が外気に晒され酸化して
しまうことはない。
また、窓17は透明であるので、密閉箱13の内部観察を容
易に行うことができ、プランジャ3を交換する必要が生
じた場合や、同プランジャ3により溶湯5をキャビティ
11に圧入する際にこのプランジャヘッド3Bの外周よりわ
ずかに漏洩した溶湯5により生じる固形微粉を清掃する
場合には、上記窓17を開放して簡単にプランジャの交換
あるいは清掃等を行うことができる。
易に行うことができ、プランジャ3を交換する必要が生
じた場合や、同プランジャ3により溶湯5をキャビティ
11に圧入する際にこのプランジャヘッド3Bの外周よりわ
ずかに漏洩した溶湯5により生じる固形微粉を清掃する
場合には、上記窓17を開放して簡単にプランジャの交換
あるいは清掃等を行うことができる。
また、第1図に示すように溶湯5の上面5Aがキャビティ
11側と連通した状態のままで長時間放置されると、溶湯
5の上面5Aの酸化が進行し、溶湯5の酸化物が生じるの
で、このような場合には第2図に示すように、プランジ
ャヘッド3Bを前進させて給湯管4の内孔4Aと密閉箱13の
内部とが連通するようにしておく。このようにすれば不
活性ガスが給湯管4内に充満するので溶湯5が酸化して
しまうことがない。そして、溶湯5をスリーブ2内に供
給する直前になったら、第1図に示すようにプランジャ
ヘッド3Bを引き戻して、前述と同様の動作をさせればよ
い。
11側と連通した状態のままで長時間放置されると、溶湯
5の上面5Aの酸化が進行し、溶湯5の酸化物が生じるの
で、このような場合には第2図に示すように、プランジ
ャヘッド3Bを前進させて給湯管4の内孔4Aと密閉箱13の
内部とが連通するようにしておく。このようにすれば不
活性ガスが給湯管4内に充満するので溶湯5が酸化して
しまうことがない。そして、溶湯5をスリーブ2内に供
給する直前になったら、第1図に示すようにプランジャ
ヘッド3Bを引き戻して、前述と同様の動作をさせればよ
い。
前述の不活性ガスとしては、六フッ化硫黄(SF6),炭
酸ガス(CO2),窒素ガス(N2)等を用い、圧力が10mmA
q程度で不活性ガス発生装置から密閉箱13の中に送り込
めばよい。特に、溶湯5が非常に活性なマグネシウム系
合金である場合には溶解炉等に使用している六フッ化硫
黄(SF6)を用い、また、アルミニウム系合金や亜鉛系
合金では炭酸ガス(CO2),窒素ガス(N2)を種々の条
件のもとで選択して使用すればよい。
酸ガス(CO2),窒素ガス(N2)等を用い、圧力が10mmA
q程度で不活性ガス発生装置から密閉箱13の中に送り込
めばよい。特に、溶湯5が非常に活性なマグネシウム系
合金である場合には溶解炉等に使用している六フッ化硫
黄(SF6)を用い、また、アルミニウム系合金や亜鉛系
合金では炭酸ガス(CO2),窒素ガス(N2)を種々の条
件のもとで選択して使用すればよい。
なお、長期にわたってダイカスト装置を使用していると
プランジャヘッド3Bの外周が摩耗等をおこし、溶湯5が
漏洩しスリーブ2の端部から飛散することがある。この
ような場合でも本実施例によれば密閉箱13で上記飛散が
抑えられ、しかも溶湯5の燃焼も完全に防止することが
できるので、安全かつ取り扱いの非常に容易なダイカス
ト装置となる。
プランジャヘッド3Bの外周が摩耗等をおこし、溶湯5が
漏洩しスリーブ2の端部から飛散することがある。この
ような場合でも本実施例によれば密閉箱13で上記飛散が
抑えられ、しかも溶湯5の燃焼も完全に防止することが
できるので、安全かつ取り扱いの非常に容易なダイカス
ト装置となる。
以上説明したとおり、この発明のダイカスト装置によれ
ば、給湯管の内壁に付着した溶湯および同溶湯の上面が
不活性ガスで覆われるので、給湯管が溶湯の酸化物によ
って閉塞されることがなく、従来多発していた閉塞によ
る事故を完全に防止することができる。また、酸化物の
発生を防止することができるので、出来上がったダイカ
スト製品を実用する上での支障がなくなると共に、同製
品の強度が高くなり緻密なものとなる。
ば、給湯管の内壁に付着した溶湯および同溶湯の上面が
不活性ガスで覆われるので、給湯管が溶湯の酸化物によ
って閉塞されることがなく、従来多発していた閉塞によ
る事故を完全に防止することができる。また、酸化物の
発生を防止することができるので、出来上がったダイカ
スト製品を実用する上での支障がなくなると共に、同製
品の強度が高くなり緻密なものとなる。
第1図は、この発明の一実施例のダイカスト装置の一動
作状態を示す要部の断面図、 第2図は、上記第1図に示すダイカスト装置の他の動作
状態を示す要部の断面図である。 1……ダイカスト装置本体 2……スリーブ 3……プランジャ 3A……プランジャロッド 3B……プランジャヘッド 4……給湯管 4A……給湯口 5……溶湯 6……油圧シリンダ 7……ピストンロッド 9……固定金型 10……移動金型 11……キャビティ 13……密閉箱 16……給気管
作状態を示す要部の断面図、 第2図は、上記第1図に示すダイカスト装置の他の動作
状態を示す要部の断面図である。 1……ダイカスト装置本体 2……スリーブ 3……プランジャ 3A……プランジャロッド 3B……プランジャヘッド 4……給湯管 4A……給湯口 5……溶湯 6……油圧シリンダ 7……ピストンロッド 9……固定金型 10……移動金型 11……キャビティ 13……密閉箱 16……給気管
Claims (1)
- 【請求項1】スリーブの側面に形成された給湯口に給湯
管が接続し、該給湯管から供給された溶湯を油圧シリン
ダに連接したプランジャの作動によりキャビテイ内に圧
入するダイカスト装置において、 プランジャ、油圧シリンダのピストンロッドを収納した
密閉箱を前記スリーブの一端の開口部に連設して設け、
該密閉箱には不活性ガスを供給する不活性ガス発生装置
が接続され、 前記スリーブの内孔にプランジャヘッドが密閉嵌入し、
該プランジャヘッドを前記スリーブの給湯口より前進し
た位置で停止させ前記密閉箱と前記給湯管が連通するよ
うに構成し、前記密閉箱内の不活性ガスを前記給湯管に
充満させることを特徴とするダイカスト装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61010676A JPH07106444B2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | ダイカスト装置 |
US07/239,691 US4854370A (en) | 1986-01-20 | 1988-09-02 | Die casting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61010676A JPH07106444B2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | ダイカスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62168654A JPS62168654A (ja) | 1987-07-24 |
JPH07106444B2 true JPH07106444B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=11756862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61010676A Expired - Lifetime JPH07106444B2 (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | ダイカスト装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4854370A (ja) |
JP (1) | JPH07106444B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5199480A (en) * | 1992-04-27 | 1993-04-06 | Outboard Marine Corporation | Sealed shot sleeve for vacuum die casting |
JPH0623510A (ja) * | 1992-05-26 | 1994-02-01 | Tanabe Kogyo Kk | 不活性ガス給湯管給気給湯方法と装置と不活性ガス濃厚雰囲気樋と不活性ガス雰囲気ボックス |
US5913353A (en) * | 1994-09-26 | 1999-06-22 | Ford Global Technologies, Inc. | Process for casting light metals |
US5896642A (en) * | 1996-07-17 | 1999-04-27 | Amorphous Technologies International | Die-formed amorphous metallic articles and their fabrication |
CN100372630C (zh) * | 2002-02-01 | 2008-03-05 | 液态金属技术公司 | 无定型合金的热塑性铸造 |
KR20030087721A (ko) * | 2002-05-09 | 2003-11-15 | 현대자동차주식회사 | 다이캐스팅용 금형의 냉각수 순환장치 |
WO2004016197A1 (en) | 2002-08-19 | 2004-02-26 | Liquidmetal Technologies, Inc. | Medical implants |
AU2003279096A1 (en) * | 2002-09-30 | 2004-04-23 | Liquidmetal Technologies | Investment casting of bulk-solidifying amorphous alloys |
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WO2004076099A2 (en) | 2003-01-17 | 2004-09-10 | Liquidmetal Technologies | Method of manufacturing amorphous metallic foam |
US7520944B2 (en) * | 2003-02-11 | 2009-04-21 | Johnson William L | Method of making in-situ composites comprising amorphous alloys |
US20060151031A1 (en) * | 2003-02-26 | 2006-07-13 | Guenter Krenzer | Directly controlled pressure control valve |
USRE45414E1 (en) | 2003-04-14 | 2015-03-17 | Crucible Intellectual Property, Llc | Continuous casting of bulk solidifying amorphous alloys |
US7588071B2 (en) * | 2003-04-14 | 2009-09-15 | Liquidmetal Technologies, Inc. | Continuous casting of foamed bulk amorphous alloys |
WO2006045106A1 (en) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Liquidmetal Technologies, Inc | Au-base bulk solidifying amorphous alloys |
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