JPS597539B2 - ダイカスト機 - Google Patents
ダイカスト機Info
- Publication number
- JPS597539B2 JPS597539B2 JP50057428A JP5742875A JPS597539B2 JP S597539 B2 JPS597539 B2 JP S597539B2 JP 50057428 A JP50057428 A JP 50057428A JP 5742875 A JP5742875 A JP 5742875A JP S597539 B2 JPS597539 B2 JP S597539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- gas
- casting machine
- hole
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋳込用スリーブ部を改良したダイカスト機に関
する。
する。
従来のダイカスト機による鋳造は、固定金型と可動金型
とがダイカスト機に取付けられており、スリーブ内に注
湯された溶湯はプランジャーチツプの摺動により上記金
型内に高速射出されて鋳造される。
とがダイカスト機に取付けられており、スリーブ内に注
湯された溶湯はプランジャーチツプの摺動により上記金
型内に高速射出されて鋳造される。
しかし、マグネシウム合金等の活性ある金属を同様にダ
イカストする場合は、先ず保温炉で合金と空気とが接し
ないようにしていても、スリーブ内では空気と接するた
め、この中で溶湯が酸化し、吏に発生した酸化物及びガ
ス、空気などが同時にプランジャーチツプにより金型内
のキャビテイに巻き込まれ、鋳物に酸化物や鋳造欠陥を
造ることになる等の欠点があった。
イカストする場合は、先ず保温炉で合金と空気とが接し
ないようにしていても、スリーブ内では空気と接するた
め、この中で溶湯が酸化し、吏に発生した酸化物及びガ
ス、空気などが同時にプランジャーチツプにより金型内
のキャビテイに巻き込まれ、鋳物に酸化物や鋳造欠陥を
造ることになる等の欠点があった。
本発明はこのような欠点を解決するため特別な装置や設
備を用いずにスリーブを改良することにより空気との接
触による酸化物の巻き込みを防ぎ、鋳物中の鋳巣の発生
や酸化物等を減少させることを目的とするものである。
備を用いずにスリーブを改良することにより空気との接
触による酸化物の巻き込みを防ぎ、鋳物中の鋳巣の発生
や酸化物等を減少させることを目的とするものである。
本発明による実施例を第1図〜第4図に示す。
図によって説明すると、この鋳込み用スリーブ2ハ=般
にコールドチャンバーダイカスト機に使用され、円筒形
で上側に溶湯5を注湯するだめの注湯口3があり、一方
をダイカスト機固定盤の中央部にはめ込まれ、金型の鋳
込用スリーブ15と密着し、数個所の回り止め14にて
固定されている。
にコールドチャンバーダイカスト機に使用され、円筒形
で上側に溶湯5を注湯するだめの注湯口3があり、一方
をダイカスト機固定盤の中央部にはめ込まれ、金型の鋳
込用スリーブ15と密着し、数個所の回り止め14にて
固定されている。
そして内部をプランジャーチツプ1が摺動するため貫通
しており、プランジャーチツプ1の後方に油圧シリンダ
ー(図示せず)を備えており、この油圧シリンダーは低
速前進と高速前進の2段前進と更に増圧シリンダーの役
割をも果すものである。
しており、プランジャーチツプ1の後方に油圧シリンダ
ー(図示せず)を備えており、この油圧シリンダーは低
速前進と高速前進の2段前進と更に増圧シリンダーの役
割をも果すものである。
このような鋳込用スリーブ2,15において、本発明は
溶湯5が高速前進にて変わるd点より溶湯口3に寄った
所のスリーブの上部に複数の孔6,6aを設けたもので
あり、該孔のうち一方の注湯口側孔6aにパイプ17を
延長してガス発生器(図示せず)に接続し、ガスを噴射
させる。
溶湯5が高速前進にて変わるd点より溶湯口3に寄った
所のスリーブの上部に複数の孔6,6aを設けたもので
あり、該孔のうち一方の注湯口側孔6aにパイプ17を
延長してガス発生器(図示せず)に接続し、ガスを噴射
させる。
また他方の孔には前記孔よね鋳型側6に位置しスリーブ
2内のガス4を排出させるだめのガス抜き孔としてその
まま使用するものである。
2内のガス4を排出させるだめのガス抜き孔としてその
まま使用するものである。
このような構成において、注湯前にガス発生器より接続
されたパイプ17によりスリーブ2にあけられた孔6に
より、スリーブ内に不活性がス18を噴射してスリーブ
2内に充満し、注湯口3、ガス抜き用孔6及び金型ゲー
トに若干洩れる時点でラドルによって溶湯が注湯口3に
注湯され、スリーブ2内に溶湯5が第1図のように満た
される。
されたパイプ17によりスリーブ2にあけられた孔6に
より、スリーブ内に不活性がス18を噴射してスリーブ
2内に充満し、注湯口3、ガス抜き用孔6及び金型ゲー
トに若干洩れる時点でラドルによって溶湯が注湯口3に
注湯され、スリーブ2内に溶湯5が第1図のように満た
される。
次にプランジャーチツプ1が油圧シリンダーにて操作さ
れ、低速前進を始めて注湯口3をふさぐ(第2図)ため
空気の混入はない。
れ、低速前進を始めて注湯口3をふさぐ(第2図)ため
空気の混入はない。
しかもパイプ17を通じて不活性ガス18か送り込まれ
るため、スリーブ2内には空気はなく、不活性ガス18
のみに置換されて行きプランジャーチツプ1の前進と共
に圧縮され、余分なガス類4はガス抜き用孔6より外部
に排出される。
るため、スリーブ2内には空気はなく、不活性ガス18
のみに置換されて行きプランジャーチツプ1の前進と共
に圧縮され、余分なガス類4はガス抜き用孔6より外部
に排出される。
プランジャーチツプ1の前進が、C点ではもはやスリー
ブ内は合金の溶湯のみとなり、空隙も僅かとなって来て
残る不活性ガス18も圧縮さヘ ガス抜き用孔6とゲー
ト11から外部に排出されて行き、ガスの供給もプラン
ジャーチツプ1によりさえぎられる。
ブ内は合金の溶湯のみとなり、空隙も僅かとなって来て
残る不活性ガス18も圧縮さヘ ガス抜き用孔6とゲー
ト11から外部に排出されて行き、ガスの供給もプラン
ジャーチツプ1によりさえぎられる。
d点から高速前進に移るが、スリーブ2内の溶湯5には
ガス等がなく完全な溶湯5のみであり、それが湯道10
やゲート11までに充満しており、先にゲート11を通
過した不活性ガス18は、プランジャーチツブ1の前進
によりスリーブ2内は圧縮されるから、キャビテイ12
内に送り込まれキャビテイ12内の酸化性のあるガスや
空気4を追い出し、不活性ガスによって満たされている
。
ガス等がなく完全な溶湯5のみであり、それが湯道10
やゲート11までに充満しており、先にゲート11を通
過した不活性ガス18は、プランジャーチツブ1の前進
によりスリーブ2内は圧縮されるから、キャビテイ12
内に送り込まれキャビテイ12内の酸化性のあるガスや
空気4を追い出し、不活性ガスによって満たされている
。
以降、プランジャーチツプ1は高速前進して、スリーブ
2内の溶湯5を一気に金型内のキャビテイ12内に高速
射出される。
2内の溶湯5を一気に金型内のキャビテイ12内に高速
射出される。
e点の高速射出の加圧時間をしばらく維持して鋳造物を
凝固させた後、プランジャーチツプ1を後退させる。
凝固させた後、プランジャーチツプ1を後退させる。
不活性ガス18は、プランジャーチツブ1のd点から射
出が終り後退するまでの間は、供給が止まるように調整
されている。
出が終り後退するまでの間は、供給が止まるように調整
されている。
セして後退時のC点から再び供給が開始され、再び溶湯
が注湯され高速射出されるまでの間をガスが供給されつ
つスリーブ2内に不活性ガス18を保ち溶湯の酸化を防
ぐものである。
が注湯され高速射出されるまでの間をガスが供給されつ
つスリーブ2内に不活性ガス18を保ち溶湯の酸化を防
ぐものである。
以上説明したように、本発明を実施することにより、以
下の効果が得られる。
下の効果が得られる。
(1)酸化物のかみ込みのない鋳物品が得られる。
(2)溶湯からの酸化ガス発生が無くなり、作業環境が
改善される。
改善される。
(3)活性の強い金属でも容易に鋳造が可能である。
第1図〜第4図は本発明の実施例を示す一部断面図であ
る。 1:プランジャーチツプ、2:スリーブ、3:注湯口、
4:ガス、空気など、5:溶湯金属、6:ガス抜き孔、
11:ゲート、16:ガス供給パイプ。
る。 1:プランジャーチツプ、2:スリーブ、3:注湯口、
4:ガス、空気など、5:溶湯金属、6:ガス抜き孔、
11:ゲート、16:ガス供給パイプ。
Claims (1)
- 1 不活性ガスを射出スリーブ内に供給し該スリーブ内
に溶湯合金を注湯して高速度射出するプランジャチップ
を有するダイカスト鋳造機において、該射出スリーブに
プランジャチップが低速前進より高速前進に変わる少し
前の位置のスリーブ上部に複数口の孔を設け、一方の注
湯口側孔にパイプを接続して不活性ガスを供給し、他方
の孔を前記孔より鋳型側とし前記スリーブ内ガスの排出
孔としてなることを特徴とするダイカスト機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50057428A JPS597539B2 (ja) | 1975-05-16 | 1975-05-16 | ダイカスト機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50057428A JPS597539B2 (ja) | 1975-05-16 | 1975-05-16 | ダイカスト機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51133137A JPS51133137A (en) | 1976-11-18 |
JPS597539B2 true JPS597539B2 (ja) | 1984-02-18 |
Family
ID=13055373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50057428A Expired JPS597539B2 (ja) | 1975-05-16 | 1975-05-16 | ダイカスト機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597539B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60154858A (ja) * | 1984-01-25 | 1985-08-14 | Nippon Light Metal Co Ltd | 酸素置換ダイカスト方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4925687U (ja) * | 1972-06-09 | 1974-03-05 |
-
1975
- 1975-05-16 JP JP50057428A patent/JPS597539B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4925687U (ja) * | 1972-06-09 | 1974-03-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51133137A (en) | 1976-11-18 |
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