JPH01262058A - 電磁ポンプ鋳造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） ［産業上の利用分野］ 本発明は、横形コールドチャンバダイカストマシンにお
ける加圧鋳造法に関する。

［従来の技術］ 第５図に示したように、固定型１１に固着された射出ス
リーブ１２の端部に位置した移動型１３に設けたランナ
ー１４は、射出スリーブ１２の上側端にあり、キャビテ
ィ１５に連通している。

給湯管２０を接続した射出スリーブの下方側壁の給湯口
１６より電磁ポンプ等圧送給湯装置（図示せず）で給湯
して、溶湯１７を空気に触れさせず給湯することにより
酸化物を発生させることがなく、酸化物の混入のない加
圧鋳造製品が得られる。

給湯完了次第、射出プランジャ１８を前進（第７図で左
行）させて溶湯１７を押圧して加圧鋳造されるが、射出
スリーブ１２の上部空間の空気１９は第６図のように圧
縮され１９ａのようになり、さらに第７図のようにラン
ナー１４では、気泡２１を混入してキャビティ１５に射
出される。

従って加圧鋳造製品に巣を発生させる要因になっている
。

また第８図は、一般的なラドル給湯の場合で、射出スリ
ーブ１２の上部開口２２からラドル２３で給湯される。

ランナー２４は前記射出スリーブｌ２の下側端からサイ
フオン形状にしてキャビティ１５に連通している。

射出プランジャ１７を前進（第８図で左行）させていく
と第１Ｏ図のように射出スリーブ１２の上部の空気２６
（第８図）は圧縮され２６ａのようになり、さらに射出
プランジャ１７の前進で、その圧縮された空気は小さい
隙間のゲート２５からオーバーフロー湯だまり２７に溶
湯に混入して排出される。一方射出スリーブ１２の下部
の空気の混入していない溶湯は１７のように流れ、ラン
ナー２４からキャビティ１５に射出される。

従って、空気の混入のない加圧鋳造製品を得ることがで
きる。

（発明の構成） ［発明が解決しようとする課題］ しかし、この加圧鋳造法は前記のようにラドル２３によ
る給湯であるため、給湯時に溶湯１７は空気に触れて酸
化物を発生し、その酸化物を混入した加圧鋳造製品にな
らざるをえない欠点があった。

本発明は、空気の混入および酸化物の混入のない加圧鋳
造法を提供することを目的とする。

［課題を解決するだめの手段］ コールドチャンバタ゛イカストマシンにおける加圧鋳造
において、金型装置に嵌着した射出スリーブの下方側壁
の給湯口より溶湯を電磁ポンプなど圧送手段で給湯し、
射出スリーブの端部に設けたランナーを同射出スリーブ
の下側よりサイフオン形状に形成してキャビティに連通
し、射出スリーブの下側より溶湯を射出するようにした
ことを特徴とする。

［作用］ 溶湯は電磁ポンプなどの圧送手段によって空気に触れさ
せないように射出スリーブの下部より該射出スリーブ内
に給湯され、射出時に射出スリーブ内の上部の空気を巻
き込まないでランナーよりキャビティに充填される。射
出スリーブ内上部の空気を巻き込んだ溶湯はビスケット
部として凝固する。またオーバーフロー湯だまりを設け
た場合には、そのオーバーフロー湯だまりに射出スリー
ブ上部の空気を巻き込んだ溶湯を排出する。

［実施例］ 以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明する。第１
図に於いて、第５図ないし第１０図と同一作用のものは
同一符号を記して説明を省略する。２８は電磁ポンプ、
２９は溶湯３ｏを貯留する保温炉である。

第３図は、射出プランジャ１８が前進してキャビティ１
５に溶湯が充填完了した状態を示しており、射出スリー
ブ１２内の空気１９を巻き込んだ溶湯はビスケット部３
１で凝固することを示している。

また、第４図は、射出スリーブ１２の上部に隙間Ｃを設
けたゲート２５と、このゲート２５に続くオーバーフロ
ー湯だまり２７を設けた信実圧倒で、射出スリーブ１２
内の空気を巻き込んだ溶湯は、前記ゲート２５を通って
オーバーフロー湯だまり２７に排出される。

［発明の効果］ 以上説明したように、電磁ポンプなど圧送手段で溶湯を
空気に触れさせないように給湯して、溶湯の酸化防止お
よびその混入を除去し、さらに射出スリーブ内の空気を
ビスケット部およびオーバーフロー湯だまりで凝固させ
るため、キャビティには空気の混入のない溶湯を射出さ
せ巣の発生の要因を排除することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の概略断面図、第２図は第１図
のＡ矢視図、第３図は本発明の動作状態図、第４図は本
発明の他の実施例を示す概略断面図、第５図ないし第７
図は従来の技術における射出工程を示す概略断面図、第
８図は他の従来技術の概略断面図、第９図は第８図のＤ
矢視図、第１０図は第８図の射出工程中の溶湯の状態を
示す概略断面図、第１１図は第４図のＢ矢視図である。 １１・・・固定型、１２・・・射出スリーブ、１３・・
・移動型、１４・・・ランナー、１５・・・キャビティ
、１６・・・給湯口、１７・・・溶湯、１８・・・射出
プランジャ、１９・・・空気、２０・・・給湯管、２１
・・・気泡、２２・・・上部開口、２３・・・ラドル、
２４・・・ランナー、２５・・・ゲート、２６・・・空
気、２７・・・オーバーフロー湯だまり、２８・・・電
磁ポンプ、２９・・・保温炉、３０・・・溶湯、３１・
・・ビスケット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）コールドチャンバダイカストマシンにおける加圧
   鋳造において、金型装置に嵌着した射出スリーブの下方
   側壁の給湯口より溶湯を電磁ポンプなどの圧送手段で給
   湯し、前記射出スリーブの金型装置嵌着端に設けたラン
   ナーを同射出スリーブの下側よりサイフォン形状に形成
   してキャビティに連通し、前記射出スリーブの下側より
   溶湯を射出するようにしたことを特徴とする電磁ポンプ
   鋳造法。