JPH07105905B2 - 雑音除去装置 - Google Patents

雑音除去装置

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JPH07105905B2
JPH07105905B2 JP59272657A JP27265784A JPH07105905B2 JP H07105905 B2 JPH07105905 B2 JP H07105905B2 JP 59272657 A JP59272657 A JP 59272657A JP 27265784 A JP27265784 A JP 27265784A JP H07105905 B2 JPH07105905 B2 JP H07105905B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号の雑音を除去するのに使用して好適
な雑音除去装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、映像信号より雑音を除去する装置が種々提案され
ている。例えば、簡単なものとして、可変周波数特性フ
イルタを使用し、映像信号のS/Nが良いときには、第9
図実線aで示すように高域のカツトオフ周波数を高く
し、一方S/Nが悪いときには、同図破線bで示すように
高域のカツトオフ周波数を低くするものがある。しか
し、このような装置では、高域成分をカツトするとき雑
音成分だけでなく、信号の高域成分も失なわれてしま
い、画像の詳細な部分が再現できなくなる。
また、雑音除去装置として、第10図に示すように構成す
るものが提案されている。
同図において、入力端子(1)には映像信号SVが供給
され、この映像信号SVは混合比回路(2)で(1−
K)倍(0≦K≦1)とされた後加算器(3)に供給さ
れる。また、加算器(3)の出力は、1フレームの遅延
時間を有する遅延線(4)に供給され、この遅延線
(4)の出力は混合比回路(5)でK倍とされた後、加
算器(3)に供給される。そして、加算器(3)の出力
側より出力端子(6)が導出される。ここで、混合比回
路(2),(5)、加算器(3)、遅延線(4)により
巡回形フイルタ(100)が構成される。
また、端子(1)に供給される映像信号SVは減算器
(7)に供給されると共に、この減算器(7)には加算
器(3)の出力が供給され、この減算器(7)の出力S
AがK値制御回路(8)に供給される。制御回路(8)
は、この出力SAに応じて、第11図に示すような制御特
性で、上述した混合比回路(2),(5)のK値を制御
するようになされている。
第10図例は以上のように構成され、減算器(7)より入
力映像信号SVと出力映像信号SVOの差の出力SAが得ら
れ、これが動き成分(フレーム方向の変化分)としてK
値制御回路(8)に供給される。従つて、画像の静止部
分程Kの値は1に近づけられ、このとき、巡回形フイル
タ(100)は、第12図実線aで示すような特性に近づけ
られ、一方、画像の動き部分程Kの値は0に近づけら
れ、このとき巡回形フイルタ(100)は、第12図実線b
で示すような特性に近づけられる。尚、同図破線cは、
Kの値が0と1の中間値の場合における巡回形フイルタ
(100)の特性を示しており、また、Mはフレーム周波
数である。
ここで、図示せずも映像信号SVのスペクトラムはフレ
ーム周波数Mの整数倍の周波数を中心にして存在し、そ
の広がりは画像の動き部分程大きくなる。また、雑音成
分は略全周波数に存在する。従つて、出力端子(6)に
得られる出力映像信号SVOとして、画像の静止部分程効
果的に雑音成分の除去されたものが得られる。尚、画像
の動き部分程映像信号SVOに雑音成分が含まれるが、動
き部分ではあまり雑音が目立たないので問題はない。
このように、第10図例によればKの値が正しく設定され
ることにより、上述したような良好な雑音除去効果を得
ることができる。しかしながら、第10図例によれば、減
算器(7)の出力SAには画像の動き成分だけでなく、
雑音成分も含まれ、雑音レベルによりKの値の制御が影
響される不都合があつた。
また、雑音を除去する装置として、第13図及び第14図に
示すような装置が提案されている。即ち微小高域成分は
雑音成分であると判断して除去するものである。
第13図において、入力端子(1)には映像信号SV(第1
5図Aに図示)が供給され、加算器(9)に供給され
る。また、この映像信号SVはハイパスフイルタ(10)
に供給されてその高域成分(第15図Bに図示)が抜き出
され、この高域成分はアンプ(11)を介してリミツタ
(12)に供給され、その出力側には高レベル部分の制限
された高域成分(第15図Cに図示)が得られる。このリ
ミツタ(12)からの高域成分は極性反転回路(13)でそ
の極性が反転された後、レベル調整回路(14)を介して
加算器(9)に供給される。従つて、加算器(9)より
導出された出力端子(6)には雑音成分の除去された映
像信号SVOが得られる。また、第14図において、入力端
子(1)には映像信号SV(第16図Aに図示)が供給さ
れる。この映像信号SVはローパスフイルタ(15)に供
給されてその低域成分が抜き出され、この低域成分は加
算器(16)に供給される。また、映像信号SVはハイパ
スフイルタ(17)に供給されてその高域成分(第16図B
に図示)が抜き出される。この高域成分はスライサ(1
8)に供給され、その出力側には高レベル部分(第16図
Cに図示)が得られ、これが加算器(16)に供給され
る。従つて、加算器(16)より導出された端子(6)に
は雑音成分の除去された映像信号信号SVOが得られる。
この第13図例及び第14図例によれば、微小高域成分を雑
音成分として除去するものであり、映像信号の微小高域
成分も除去されるので、画像の精細さが失なわれる問題
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、従来の雑音除去装置によれば何等かの問題
点を有するものである。
本発明は斯る点に鑑み、一層高精度の雑音除去が可能と
なるようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、入力映像信号を第1の混合比{(1−K)
倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路(19)
と、この第1の混合比回路(19)からの出力と、自己の
出力が1ラインまたは1フレーム遅延され、更にK倍に
された出力とを加算する加算回路(20)と、この加算回
路(20)の出力を1ラインまたは1フレーム遅延する遅
延手段(21)と、この遅延手段(21)からの出力を第2
の混合比(K倍)で混合する第2の混合比回路(22)
と、上記入力映像信号から上記加算回路(20)の出力を
減算する減算回路(23)とからなる巡回形フィルタ(20
0)と、上記入力映像信号から同期信号を分離する同期
分離回路(25)と、上記減算回路(23)の出力を上記同
期分離回路(25)からの同期信号に基いてサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路(24B)と、上記減算回
路(23)の出力レベルに基いてK値設定のための制御信
号を得ると共に、上記減算回路(23)の出力レベルに対
応する上記K値の設定特性が、上記サンプルホールド回
路(24B)の出力レベルに基いた特性となるよう上記制
御信号のレベルを変化させ、該制御信号を上記巡回形フ
ィルタ(200)に供給することにより、上記巡回形のフ
ィルタ(200)のKの値を制御するK値設定回路(24A)
とを有するものである。
また本発明は、入力映像信号を第1の混合比{(1−
K)倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路(1
9)と、この第1の混合比回路(19)からの出力と、自
己の出力が1ラインまたは1フレーム遅延され、更にK
倍にされた出力とを加算する加算回路(20)と、この加
算回路(20)の出力を1ラインまたは1フレーム遅延す
る遅延手段(21)と、この遅延手段(21)からの出力を
第2の混合比(K倍)で混合する第2の混合比回路(2
2)と、上記入力映像信号から上記加算回路(20)の出
力を減算する減算回路(23)とからなる巡回形フィルタ
(200)と、上記入力映像信号から同期信号を分離する
同期分離回路(25)と、上記減算回路(23)の出力を上
記同期分離回路(25)からの同期信号に基いてサンプル
ホールドするサンプルホールド回路(28A)と、上記入
力映像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出回路
(10)と、この高域成分抽出回路(10)からの出力のレ
ベルを制御するリミッタ(12))と、このリミッタ(1
2)の出力の極性を反転する極性反転回路(13)と、こ
の極性反転回路(13)の出力と、上記入力映像信号とを
加算する加算回路(9)と、上記サンプルホールド回路
(28A)でサンプリングされた上記減算回路(23)の出
力のレベルに基いて上記リミッタ(12)におけるリミッ
タレベルを制御するレベル設定回路(28B)とを有する
ものである。
また本発明は、入力映像信号を第1の混合比{(1−
K)倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路(1
9)と、この第1の混合比回路(19)からの出力と、自
己の出力が1ラインまたは1フレーム遅延され、更にK
倍にされた出力とを加算する加算回路(20)と、この加
算回路(20)の出力を1ラインまたは1フレーム遅延す
る遅延手段(21)と、この遅延手段(21)からの出力を
第2の混合比(K倍)で混合する第2の混合比回路(2
2)と、上記入力映像信号から上記加算回路(20)の出
力を減算する減算回路(23)とからなる巡回形フィルタ
(200)と、上記入力映像信号から同期信号を分離する
同期分離回路(25)と、上記減算回路(23)の出力を上
記同期分離回路(25)からの同期信号に基いてサンプル
ホールドするサンプルホールド回路(29A)と、上記入
力映像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出回路
(10)と、この高域成分抽出回路(10)からの出力の高
レベル部分を抽出するスライサ(18)と、上記入力映像
信号から低域成分を抽出する低域成分抽出回路(15)
と、上記スライサ(18)の出力と、上記低域成分抽出回
路(15)の出力とを加算する加算回路(16)と、上記サ
ンプルホールド回路(2.9A)でサンプリングされた上記
減算回路(23)の出力のレベルに基いて上記スライサ
(18)におけるスライスレベルを制御するレベル設定回
路(29B)とを有するものである。
〔作用〕
雑音レベルにより雑音除去のためのパラメータが制御さ
れるので、より適切に雑音が除去され、一層高精度の雑
音除去が可能となる。例えば、第10図例によれば、雑音
成分の影響を考慮したKの値とされ、雑音をより効果的
に除去できるようになる。
〔実施例〕
以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例について
説明しよう。
同図において、入力端子(1)には映像信号SVが供給
され、この映像信号SVは混合比回路(19)で(1−
K)倍(0≦K≦1)とされた後加算器(20)に供給さ
れる。また、加算器(20)の出力は映像信号SVの1ラ
インの遅延時間を有する遅延線(21)に供給され、この
遅延線(21)の出力は混合比回路(22)でK倍とされた
後、加算器(20)に供給される。そして、加算器(20)
の出力側より出力端子(6)が導出される。ここで、混
合比回路(19),(22)、加算器(20)、遅延線(21)
により巡回形フイルタ(200)が構成される。
また、端子(1)に供給される映像信号SVは減算器(2
3)に供給されると共に、この減算器(23)には加算器
(20)の出力が供給され、この減算器(23)の出力がK
値制御回路(24)に供給される。制御回路(24)はK値
設定回路(24A)及びサンプルホールド回路(24B)で構
成される。減算器(23)の出力SBはK値設定回路(24
A)に供給されると共にサンプルホールド回路(24B)に
供給される。設定回路(24A)は、減算器(23)の出力
Bのレベルに基づいて、巡回形フイルタ(200)のKの
値を制御するようになされる。
また、映像信号SVは同期分離回路(25)に供給され、
この分離回路(25)からは、水平同期パルスPHが得ら
れ、このパルスPHは、サンプルホールド回路(24B)に
サンプリング信号として供給される。そして、設定回路
(24A)は、この水平同期期間では、Kの値を1に近い
値、例えば0.9に設定するようになされる。そして、こ
の期間、サンプルホールド回路(24B)でサンプリング
された減算器(23)の出力SBが設定回路(24A)に供給
され、この設定回路(24A)の水平同期期間以外の映像
期間におけるK値制御特性が変えられる。例えば、ホー
ルド出力の大及び小に応じて、K値制御特性は、第2図
に示すように変えられる。
本例は以上のように構成され、減算器(23)で入力映像
信号SVと出力映像信号SVOとの差の出力SBが得られ、
これが垂直方向の変化分として、設定回路(24A)及び
サンプリングホールド回路(24B)に供給される。従つ
て、垂直方向に変化の小さい部分程Kの値は1に近づけ
られ、このとき巡回形フイルタ(200)は、第3図実線
aで示すような特性に近づけられ、一方、垂直方向に変
化の大きい部分程Kの値は0に近づけられ、このとき巡
回形フイルタ(200)は、第3図実線bで示すような特
性に近づけられる。尚、同図破線cはKの値が0と1の
中間値の場合における巡回形フイルタ(200)の特性を
示しており、hは水平周波数である。ここで、映像信
号のスペクトラムは、hの整数倍の周波数を中心にし
て存在し、その広がりは垂直方向に変化の大きい部分程
大きくなる。また、雑音成分は略全周波数に存在する。
従つて、出力端子(6)に得られる出力映像信号SVO
して、垂直方向に変化のない部分程効果的に雑音成分の
除去されたものが得られる。
また、本例では水平同期期間は、設定回路(24A)によ
り巡回形フイルタ(200)のKの値が1に近い値とされ
ると共に、この期間は映像信号の垂直方向に変化がな
く、映像信号SVのスペクトラムはhの整数倍の周波数
成分しかもたないので、出力端子(6)に得られる映像
信号SVOとして雑音成分の除去された同期信号が得られ
る。一方、減算器(23)の出力SBとしては、この水平
同期期間の雑音成分のみが得られる。この雑音成分は映
像信号SVのあらゆる期間に同様のレベルで分布してい
ると考えられる。従つて、サンプルホールド回路(24
B)のホールド出力として雑音レベルを示す信号SNL
得られる。結局、設定回路(24A)のK値制御特性は雑
音レベルによつて変えられることになる。即ち、雑音レ
ベルが大きいときは、減算器(23)の出力SBは主に雑
音成分によつて生じていると考えられるので、ある程度
出力SBのレベルが大きくともKの値を大として雑音除
去機能が大となるように、一方、雑音レベルが小さいと
きは、減算器(23)の出力SBは主に垂直方向の変化成
分と考えられるので、雑音レベルが大きいときに比べて
Kの値が小となるように、K値制御特性が変えられる
(第2図参照)。
このように、本例によれば、雑音レベルにより設定回路
(24A)のK値制御特性が変えられるものであり、雑音
レベルに応じた、換言すれば雑音レベルの大小に影響さ
れない効果的な雑音除去が可能となる。
次に、第4図,第6図,第7図は本発明の他の実施例を
示すものである。
まず、第4図例について説明する。この第4図におい
て、第10図と対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
同図において、K値制御回路(26)はK値設定回路(26
A)及びサンプルホールド回路(26B)で構成される。減
算器(7)の出力SAは設定回路(26A)に供給されると
共にサンプルホールド回路(26B)に供給される。設定
回路(26A)は、減算器(7)の出力SAのレベルに基づ
いて、フイルタ(100)のKの値を制御するようになさ
れる。
また、映像信号SVは同期分離回路(27)に供給され、
この分離回路(27)からは、水平同期パルスPHが得ら
れ、このパルスPHは設定回路(26A)に供給されると共
に、サンプルホールド回路(26B)にサンプリング信号
として供給される。そして、設定回路(26A)は、この
水平同期期間では、Kの値を1に近い値、例えば0.9に
設定するようになされる。そして、この期間、サンプル
ホールド回路(26B)でサンプリングされた減算器
(7)の出力SAが設定回路(26A)に供給され、この設
定回路(26A)の水平同期期間以外の映像期間における
K値制御特性が変えられる。例えば、ホールド出力のレ
ベルの大及び小に応じて、K値制御特性は、第5図に示
すように変えられる。
その他は、第10図例と同様に構成される。
この第4図例において、水平同期期間は、設定回路(26
A)により巡回形フイルタ(100)のKの値が1に近い値
とされると共に、この水平同期期間は映像信号のフレー
ム方向に変化がなく、映像信号SVのスペクトラムはフ
レーム周波数Mの整数倍の周波数成分しかもたないの
で、出力端子(6)に得られる映像信号SVOとして雑音
成分の除去された同期信号が得られる。一方、減算器
(7)の出力SAとしては、この期間の雑音成分のみが
得られる。この雑音成分は映像信号SVのあらゆる期間
に同様のレベルで分布していると考えられる。従つて、
サンプルホールド回路(26B)のホールド出力として雑
音レベルを示す信号SNLが得られる。結局、設定回路
(26A)のK値制御特性は雑音レベルによつて変えられ
ることになる。即ち、雑音レベルが大きいときは、減算
器(7)の出力は主に雑音成分によつて生じていると考
えられるので、ある程度出力SAのレベルが大きくと
も、Kの値を大として雑音除去機能が大となるように、
一方、雑音レベルが小さいときは、減算器(7)の出力
Aは主にフレーム方向の変化成分と考えられるので、
雑音レベルが大きいときに比べてKの値が小となるよう
に、K値制御特性が変えられる(第5図参照)。
このように、本例によれば、雑音レベルにより設定回路
(26A)のK値制御特性が変えられるものであり、雑音
レベルに応じた高精度の雑音除去が可能となる。
次に、第6図例について説明する。この第6図におい
て、第1図及び第13図と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
同図において、混合比回路(19),(22)のK値は1に
近い値、例えば0.9に固定される。また、減算器(23)
の出力SBはリミツタレベル制御回路(28)に供給され
る。この制御回路(28)はサンプルホールド回路(28
A)及びレベル設定回路(28B)で構成され、減算器(2
3)の出力SBはサンプルホールド回路(28A)に供給さ
れる。サンプルホールド回路(28A)には、同期分離回
路(25)より水平同期パルスPHがサンプリグ信号とし
て供給される。従つて、上述第1図例で説明したよう
に、サンプルホールド回路(28A)のホールド出力とし
て雑音レベルを示す信号SNLが得られる。この信号SNL
はレベル設定回路(28B)に供給され、この設定回路(2
8B)は、雑音レベル(SNL)に基づいてリミツタ(12)
のリミツタレベルを第8図に示す特性で制御するように
なされている。即ち、雑音レベルが小さいときにはリミ
ツタレベルが小となるように、逆に雑音レベルが大きい
ときにはリミツタレベルが大となるように制御される。
次に、第7図例について説明する。この第7図におい
て、第1図及び第14図と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
同図において、混合比回路(19),(22)のK値は1に
近い値、例えば0.9に固定される。また、減算器(23)
の出力はスライスレベル制御回路(29)に供給される。
この制御回路(29)はサンプルホールド回路(29A)及
びレベル設定回路(29B)で構成され、減算器(23)の
出力SBはサンプルホールド回路(29A)に供給される。
また、サンプルホールド回路(29A)には、同期分離回
路(25)より水平同期パルスPHがサンプリング信号と
して供給される。従つて、上述第1図例で説明したよう
に、サンプルホールド回路(29A)のホールド出力とし
て雑音レベルを示す信号SNLが得られる。この信号SNL
はレベル設定回路(29B)に供給され、この設定回路(2
9B)は、雑音レベル(SNL)に基づいてスライサ(18)
のスライスレベルを第8図に示す特性で制御するように
なされている。即ち、雑音レベルが小さいときにはスラ
イスレベルが小となるように、逆に雑音レベルが大きい
ときにはスライスレベルが大となるように制御される。
このように、第6図例及び第7図例によれば、雑音レベ
ルに基づいて、リミツタレベル及びスライスレベルが制
御されるので、映像信号SVの高域成分の除去が無駄に
行なわれなくなり、雑音レベルに応じた高精度の雑音除
去が可能である。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、雑音除去のためのパラメー
タが雑音レベルに応じて制御されるので、一層高精度の
雑音除去が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図及び第
3図は夫々その説明のための図、第4図,第6図及び第
7図は夫々本発明の他の実施例を示す構成図、第5図は
第4図例の説明のための図、第8図は第6図例、第7図
例の説明のための図、第9図〜第16図は夫々従来例の説
明のための図である。 (1)は入力端子、(12)はリミツタ、(18)はスライ
サ、(24)及び(26)はK値制御回路、(28)はリミツ
タレベル制御回路、(29)はスライスレベル制御回路、
(100)及び(200)は巡回形フイルタである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号を第1の混合比{(1−K)
    倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路と、 この第1の混合比回路からの出力と、自己の出力が1ラ
    インまたは1フレーム遅延され、更にK倍にされた出力
    とを加算する加算回路と、 この加算回路の出力を1ラインまたは1フレーム遅延す
    る遅延手段と、 この遅延手段からの出力を第2の混合比(K倍)で混合
    する第2の混合比回路と、 上記入力映像信号から上記加算回路の出力を減算する減
    算回路とからなる巡回形フィルタと、 上記入力映像信号から同期信号を分離する同期分離回路
    と、 上記減算回路の出力を上記同期分離回路からの同期信号
    に基いてサンプルホールドするサンプルホールド回路
    と、 上記減算回路の出力レベルに基いてK値設定のための制
    御信号を得ると共に、上記減算回路の出力レベルに対応
    する上記K値の設定特性が、上記サンプルホールド回路
    の出力レベルに基いた特性となるよう上記制御信号のレ
    ベルを変化させ、該制御信号を上記巡回形フィルタに供
    給することにより、上記巡回形フィルタのKの値を制御
    するK値設定回路とを有する雑音除去装置。
  2. 【請求項2】入力映像信号を第1の混合比{(1−K)
    倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路と、 この第1の混合比回路からの出力と、自己の出力が1ラ
    インまたは1フレーム遅延され、更にK倍にされた出力
    とを加算する加算回路と、 この加算回路の出力を1ラインまたは1フレーム遅延す
    る遅延手段と、 この遅延手段からの出力を第2の混合比(K倍)で混合
    する第2の混合比回路と、 上記入力映像信号から上記加算回路の出力を減算する減
    算回路とからなる巡回形フィルタと、 上記入力映像信号から同期信号を分離する同期分離回路
    と、 上記減算回路の出力を上記同期分離回路からの同期信号
    に基いてサンプルホールドするサンプルホールド回路
    と、 上記入力映像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出
    回路と、 この高域成分抽出回路からの出力のレベルを制御するリ
    ミッタと、 このリミッタの出力の極性を反転する極性反転回路と、 この極性反転回路の出力と、上記入力映像信号とを加算
    する加算回路と、 上記サンプルホールド回路でサンプリングされた上記減
    算回路の出力のレベルに基いて上記リミッタにおけるリ
    ミッタレベルを制御するレベル設定回路とを有する雑音
    除去装置。
  3. 【請求項3】入力映像信号を第1の混合比{(1−K)
    倍、0≦K≦1}で混合する第1の混合比回路と、 この第1の混合比回路からの出力と、自己の出力が1ラ
    インまたは1フレーム遅延され、更にK倍にされた出力
    とを加算する加算回路と、 この加算回路の出力を1ラインまたは1フレーム遅延す
    る遅延手段と、 この遅延手段からの出力を第2の混合比(K倍)で混合
    する第2の混合比回路と、 上記入力映像信号から上記加算回路の出力を減算する減
    算回路とからなる巡回形フィルタと、 上記入力映像信号から同期信号を分離する同期分離回路
    と、 上記減算回路の出力を上記同期分離回路からの同期信号
    に基いてサンプルホールドするサンプルホールド回路
    と、 上記入力映像信号から高域成分を抽出する高域成分抽出
    回路と、 この高域成分抽出回路の出力の高レベル部分を抽出する
    スライサと、 上記入力映像信号から低域成分を抽出する低域成分抽出
    回路と、 上記スライサの出力と、上記低域成分抽出回路の出力と
    を加算する加算回路と、 上記サンプルホールド回路でサンプリングされた上記減
    算回路の出力のレベルに基いて上記スライサにおけるス
    ライスレベルを制御するレベル設定回路とを有する雑音
    除去装置。
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