JPH0710554Y2 - 高周波機器のシールドケース - Google Patents

高周波機器のシールドケース

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Publication number
JPH0710554Y2
JPH0710554Y2 JP1989024853U JP2485389U JPH0710554Y2 JP H0710554 Y2 JPH0710554 Y2 JP H0710554Y2 JP 1989024853 U JP1989024853 U JP 1989024853U JP 2485389 U JP2485389 U JP 2485389U JP H0710554 Y2 JPH0710554 Y2 JP H0710554Y2
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JP
Japan
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connecting bar
case
shield
twist tab
shield case
Prior art date
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Application number
JP1989024853U
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JPH02116784U (ja
Inventor
勝男 伊藤
一則 木下
一洋 辻
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は有線テレビジョンのチューナ等の高周波機器の
シールドケースに関する。
[従来の技術] 一般に、この種の高周波機器を構成している回路は、複
数の回路ブロックより構成され、各回路ブロックは相互
の電磁的な干渉を防止するために、シールド板により互
いにシールドされている。
この種の高周波機器の例として、有線テレビジョンのチ
ューナの構造を第3図に示す。
上記チューナ1は、第3図に示すように、金属製のケー
ス部材2とシールド板3とからなるシールドケース4を
備えている。このシールドケース4は、その製造の効率
および部品点数の削減を考慮して、上記ケース部材2と
シールド板3、あるいはシールド板3どうしが結合桟5
により相互に結合された状態で一枚の金属板(図示せ
ず。)より一体に打ち抜かれる。そして、上記桟が、必
要個所にて折曲されて組み合わされ、第3図に示すよう
に、内部が上記シールド板3により複数の小室6に区分
されたシールドケース4を構成している。これら各小室
6内には、高周波回路の回路ブロック(図示せず)が収
容される。
上記シールドケース4には、その上記ケース部材2およ
びシールド板3と一体に打ち抜かれたひねりタブ7が上
記シールドケース4のカバー(図示せず。)に設けられ
たスリットに挿通されてひねり変形され、上記ケース4
に固定される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のような構造を有する有線テレビジョン
のチューナ1のシールドケース4は、近年、コストダウ
ンのために、鉄板の表面にスズ(Sn)メッキした素材や
半田メッキしたメッキ鋼板が使用されている。しかし、
シールドケース4の製造時に、打抜きによって、ケース
部材2やシールド板3の切断端面に上記メッキ鋼板の鉄
素地が露出する。そして、この切断端面に発生する錆に
より、たとえばシールドケース4とそのカバーとの間の
電気的な接続不良が発生し、チューナ1の特性劣化が起
こる。そこで、上記切断端面に錆が発生しないように、
上記シールドケース4は、たとえばそれに回路ブロック
を半田付けするときに、上記シールドケース4を溶融半
田に浸漬して引き上げ、上記切断端面に半田を付着させ
るようにしている。
しかしながら、上記従来のシールドケース4では、たと
えば第3図において符号11を付して示す部分は、第4図
に拡大して示すように、カバーを取付けるためのひねり
タブ7が結合桟5の近傍でかつこの結合桟5に平行して
位置するように配置されているが、上記ひねりタブ7と
結合桟5との間の間隔dが狭い。このため、シールドケ
ース4を溶融半田中に浸漬して引き上げると、第5図に
示すように、上記ひねりタブ7と結合桟5との間に半田
溜り9が発生して両者が半田でブリッジされてしまう。
このように、ひねりタブ7と結合桟5とがブリッジされ
ると、ひねりタブ7表面に付着する半田の厚みが極端に
厚くなり、上記ひねりタブ7は、シールドケース4のカ
バーに設けられたスリットに挿入することができず、シ
ールドケース4にカバーを取り付けることができなくな
るという問題があった。
このような問題を解消するために、従来、ひねりタブ7
に樹脂製のキャップを取り付けて、シールドケース4を
溶融半田に浸漬するか、溶融半田に浸漬後、半田ごてに
よって修正することも行なわれているが、このようにす
ると、シールドケース4の製造に手間がかかるという問
題があった。
本考案の目的は、ひねりタブと結合桟との間に半田溜ま
りが発生することがなく、組立の効率の高い構造を有す
る高周波機器のシールドケースを提供することである。
[課題を解決するための手段] このため、本考案は、金属製のケース部材とシールド板
もしくはシールド板どうしが結合桟により相互に結合さ
れた状態で一枚の金属板より一体に打ち抜かれるととも
に、上記結合桟の必要個所が折曲されて内部が上記シー
ルド板により複数の小室に区分され、各小室に高周波回
路の回路ブロックが収容されてなるケースを備え、上記
ケース部材およびシールド板と一体に打ち抜かれたひね
りタブが、上記結合桟近傍でかつ結合桟に平行して位置
するように配置されているとともに、上記ひねりタブが
上記ケースのカバーに設けられたスリットに挿通されて
変形され、上記ケースに固定される高周波機器のシール
ドケースであって、 上記ひねりタブと結合桟との間の間隔が上記ケースをそ
のひねりタブ側から溶融半田に浸漬して引き上げた際に
上記ひねりタブと結合桟とが溶融半田によりブリッジさ
れる距離よりも大きいことを特徴としている。
[作用] 上記ひねりタブと結合桟との間の間隔は、溶融半田が有
している表面張力により両者がブリッジされるよりも大
きくなっている。よって、上記シールドケースを溶融半
田中に浸漬して引き上げても、上記ひねりタブと結合桟
との間に半田溜まりが生じることはなく、ひねりタブと
結合桟とが互いにブリッジされることはない。
[考案の効果] 本考案によれば、ひねりタブと結合桟との間に半田溜ま
りが生じることはなく、ひねりタブと結合桟とが互いに
ブリッジされることがないので、ひねりタブにはその表
面に溶融半田が付着してほぼ一定の厚さに半田メッキさ
れ、ひねりタブはシールドケースのカバーのスリットに
容易に挿入することができ、半田修正やキャップ装着等
の余分な作業工程を必要としない。高周波機器のシール
ドケースを得ることができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
本考案に係る高周波機器のシールドケース4を、第3図
ないし第5図において説明した有線テレビジョンのチュ
ーナ1に適用した実施例を第1図に示す。
なお、上記第1図において、第3図ないし第5図に対応
する部分には対応する符号を付して示し、重複した説明
は省略する。
上記第1図の有線テレビジョンのチューナ1のシールド
ケース4は、第3図の有線テレビジョンのチューナ1の
シールドケース4において、ひねりタブ7と結合桟5と
の間の間隔が、上記ケースをそのひねりタブ7側から溶
融半田に浸漬して引き上げた際に、上記ひねりタブ7と
結合桟5とが溶融半田によりブリッジされる距離よりも
大きくなるように設定したものである。他のひねりタブ
7と結合桟5との間隔も、上記ケースをそのひねりタブ
7側から溶融半田に浸漬して引き上げた際に、上記ひね
りタブ7と結合桟5とが溶融半田によりブリッジされる
距離よりも大きくなるように設定される。
このようにすれば、上記シールドケース4をそのひねり
タブ7側から溶融半田中に浸漬して引き上げると、第2
図に示すように、ひねりタブ7と結合桟5との間には、
半田溜まり9が発生せず、ひねりタブ7と結合桟5とが
半田ブリッジされない。そして、上記ひねりタブ7の表
面には、第2図からも分かるように、ほぼ均一に溶融半
田が付着し、ひねりタブ7の表面はほぼ一定の厚さに半
田メッキされる。
よって、ひねりタブ7はシールドケース4のカバーのス
リットに容易に挿入することができ、この、ひねりタブ
7がひねって変形され、カバーが取り付けられる。
本考案は有線テレビジョンのチューナに限られるもので
はなく、一般のテレビジョンのチューナや自動車電話等
の高周波機器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る高周波機器のシールドケースの一
実施例の要部斜視図、 第2図は第1図のひねりタブおよび結合桟への溶融半田
の付着状態を示す説明図、 第3図は有線テレビジョンのチューナのシールドケース
の構成を示す斜視図、 第4図は第3図のシールドケースの要部斜視図、 第5図は第4図のシールドケースのひねりタブおよび結
合桟への溶融半田の付着状態を示す説明図である。 2…ケース部材,3…シールド板,4…シールドケース,5…
結合桟,6…小室,7…ひねりタブ,9…半田溜り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のケース部材とシールド板もしくは
    シールド板どうしが結合桟により相互に結合された状態
    で一枚の金属板により一体に打ち抜かれるとともに、上
    記結合桟の必要箇所が折曲されて内部が上記シールド板
    により複数の小室に区分され、各小室に高周波回路の回
    路ブロックが収容されてなるケースを備え、上記ケース
    部材およびシールド板と一体に打ち抜かれたひねりタブ
    が、上記結合桟近傍でかつ結合桟に平行して位置するよ
    うに配置されているとともに、上記ひねりタブが上記ケ
    ースのカバーに設けられたスリットに挿通されて変形さ
    れ、上記ケースに固定される高周波機器のシールドケー
    スであって、 上記ひねりタブと結合桟との間の間隔が上記ケースをそ
    のひねりタブ側から溶融半田に浸漬して引き上げた際に
    上記ひねりタブと結合桟とが溶融半田によりブリッジさ
    れる距離よりも大きいことを特徴とする高周波機器のシ
    ールドケース。
JP1989024853U 1989-03-03 1989-03-03 高周波機器のシールドケース Expired - Lifetime JPH0710554Y2 (ja)

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JP1989024853U JPH0710554Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 高周波機器のシールドケース

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Publication Number Publication Date
JPH02116784U JPH02116784U (ja) 1990-09-19
JPH0710554Y2 true JPH0710554Y2 (ja) 1995-03-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207097A (ja) * 1985-03-11 1986-09-13 マスプロ電工株式会社 電子機器筐体の製法
JPH0541588Y2 (ja) * 1986-12-25 1993-10-20

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