JPH0710536Y2 - 屋外筐体の防雨装置 - Google Patents

屋外筐体の防雨装置

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Publication number
JPH0710536Y2
JPH0710536Y2 JP8159391U JP8159391U JPH0710536Y2 JP H0710536 Y2 JPH0710536 Y2 JP H0710536Y2 JP 8159391 U JP8159391 U JP 8159391U JP 8159391 U JP8159391 U JP 8159391U JP H0710536 Y2 JPH0710536 Y2 JP H0710536Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
main body
heat shield
top plate
plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8159391U
Other languages
English (en)
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JPH0533580U (ja
Inventor
茂 上野
Original Assignee
デイエツクスアンテナ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by デイエツクスアンテナ株式会社 filed Critical デイエツクスアンテナ株式会社
Priority to JP8159391U priority Critical patent/JPH0710536Y2/ja
Publication of JPH0533580U publication Critical patent/JPH0533580U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋外に設置される電子機
器などを収容する屋外筐体の防雨装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】屋外に設置される比較的小さな電子機器
等を収容する筐体において、筐体を雨や風の悪天候時に
保守するときは、作業者が筐体の外から行う。そのた
め、作業者が濡れるだけでなく、筐体内部が濡れ電子部
品なども濡れてしまい、思わぬ事故が起こることがあ
る。これを避けるために傘を利用することが考えられる
が、そうすると、作業者の両手の自由な活動を制限する
こととなる。また、シートを筐体に被せて作業をするこ
ともあるが、悪天候時には風を伴うことが多いため、シ
ートの固定などに多大の手数を要するばかりでなく、シ
ートが飛んだりして安全上も好ましくない。
【0003】従来、この種の技術として、特公平2-377
15号「屋外筐体の防風雨装置」が発表されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】屋外筐体において、雨
や風の悪天候時でも保守を可能にするため、筐体内への
雨風の浸入を防ぐ装置として、特公平2-37715号「屋外
筐体の防風雨装置」が発表されているが、これはどのよ
うな屋外筐体にも利用できるものではない。そこで、本
考案者はどのような種類の屋外筐体にも利用できる防雨
装置を開発しようと検討した。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上記
の事情に鑑み、本体の前面開口を、本体の一側にヒンジ
を介して取付けた扉により開閉する屋外筐体において、
本体の天板の上部に位置して天板を覆う遮熱板の下面の
抱持片と前記抱持片に対応する位置に天板上の前後方向
を向く案内部材を設け、前記遮熱板を前後方向に摺動自
在にさせ、扉上部に連結アームの一端を枢着すると共
に、連結アームの他端を遮熱板の下面に枢着した屋外筐
体の防雨装置である。
【0006】
【作用】遮熱板は抱持片と案内部材とを嵌め合わせ本体
上部に前後に摺動自在で連結アームで扉と連結してある
ので、扉を開くとともに遮熱板は本体の開口前面上部を
覆うことになり、雨や風の筐体内への浸入を防ぐ。
【0007】
【実施例】本考案を添付する図面の具体的実施例により
以下詳細に説明する。図1に示すように、電子機器など
を収容する屋外筐体は、前面を開口した本体1と、本体
1の右側にヒンジ2を介して本体1の開口を開閉する扉
3とよりなり、扉3は、錠(図示せず)で閉まる構造と
なっている。
【0008】図2および図3に示すように、本体1の天
板4の上部に天板4と一定間隔へだてて天板4を覆う薄
板材をコ字状断面に屈曲した遮熱板5を設け、前記遮熱
板5の下面に抱持片15・16を固着し、前記遮熱板5を天
板4上に固着した前後方向を向く2本の案内部材9・10
より前後方向に摺動自在に設ける。案内部材9・10は薄
板材で、L字状片11・12とその上端に外向きのレール片
13・14を連ねている。遮熱板5のレール片13・14に対応
する箇所に、薄板材を屈曲形成しレール片13・14を抱持
する抱持片15・16をスポット溶接などで固着する。
【0009】 一方、図2、図3、図4に示すように、
軸22を介在させて扉3上中央部に連結アーム21の一端を
回転自在に枢着し、支軸23を介在させて遮熱板5の中央
下面に連結アーム21の他端を回転自在に枢着する。な
お、この遮熱板5は、筐体を太陽熱から保護する。扉3
が閉まっている時、図2に実線で示すように、遮熱板5
は本体1の天板4の上方に位置していて、遮熱板5の抱
持片15・16により案内部材9・10のレール片13・14を抱
持して保持されている。本体1の天板4上に遮熱板5が
位置していて太陽光線の直射を避け、筐体内部の温度上
昇を防ぐ役割を果たす。
【0010】保守作業時、扉3を開けることにより、扉
3に連結アーム21を介在させている遮熱板5が、図5に
示すように、扉3と共に直線移動する。すなわち、扉3
を開くと、本体1に対しヒンジ2を中心に回動し、扉3
の上中央部の軸22はヒンジ2を中心とした円弧軌跡Aを
描く。扉3が閉まった状態の軸22の位置をA0 とし、扉
3が90°回転した円弧軌跡A上に扉3が22.5°、45°、
67.5°、90°それぞれ回転した軸22の位置をA1
2 、A3 、A4 として示す。連結アーム21の軸22と支
軸23間の距離は常に一定であって、扉3が閉まった状態
の軸22の位置のA0の時の支軸23の位置を0で示す。軸2
2の位置がA1 、A2 、A3 、A4 の時の支軸23の位置
をそれぞれ、1、2、3、4として示す。扉3が開く
と、連結アーム21は0−A0 、1−A1 、2−A2 、3
−A3 、4−A4 と徐々に変化し、遮熱板5が最後には
本体前面上部に位置していることを示している。
【0011】遮熱板5は本体1前面上部に位置すること
により、雨や風などの悪天候時に作業者に雨や風のかか
るのをできるだけ遮り、迅速な保守作業ができる。ま
た、本体1内部に雨水が浸入したりして電子部品の短絡
などの思わぬ事故を起こしたりすることがなくなる。し
かも、屋外筐体の防雨装置の構造が遮熱板を扉の開閉と
連動させたもので、単に扉を開閉するだけで、防雨装置
を設けたり、格納することができ、防雨装置の取り扱い
が容易である。
【0012】また、作業終了後は、扉3を閉めると、上
記に示す扉を開く時と逆動作となり遮熱板5は本体1の
天板4上に位置する。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上述のように、本体の前面開
口を、本体の一側にヒンジを介して取付けた扉により開
閉する屋外筐体において、本体の天板の上部に位置して
天板を覆う遮熱板の下面の抱持片と前記抱持片に対応す
る位置に天板上の前後方向を向く案内部材を設け、前記
遮熱板を前後方向に摺動自在にさせ、扉上部に連結アー
ムの一端を枢着すると共に、連結アームの他端を遮熱板
の下面に枢着した屋外筐体の防雨装置であり、有効に雨
風を防ぐことができる。しかも取り扱いが至極簡単であ
る。その上、太陽光線を遮る遮熱板を防雨装置にも兼用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的一実施例の斜視図である。
【図2】本考案の具体的一実施例の斜視図で、要部を断
面して示した斜視図である。
【図3】 図2のIV−IV要部断面図である。
【図4】 図2のIII−III要部断面図である。
【図5】扉開閉に伴う連結アーム(遮熱板)の移動を説
明する平面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…ヒンジ 3…扉 4…天 板 5…遮熱板 9・10…案内部材 21…連結アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の前面開口を、本体の一側にヒンジ
    を介して取付けた扉により開閉する屋外筐体において、
    本体の天板の上部に位置して天板を覆う遮熱板の下面の
    抱持片と前記抱持片に対応する位置に天板上の前後方向
    を向く案内部材を設け、前記遮熱板を前後方向に摺動自
    在にさせ、扉上部に連結アームの一端を枢着すると共
    に、連結アームの他端を遮熱板の下面に枢着したことを
    特徴とする屋外筐体の防雨装置。
JP8159391U 1991-10-08 1991-10-08 屋外筐体の防雨装置 Expired - Lifetime JPH0710536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8159391U JPH0710536Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 屋外筐体の防雨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8159391U JPH0710536Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 屋外筐体の防雨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0533580U JPH0533580U (ja) 1993-04-30
JPH0710536Y2 true JPH0710536Y2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=13750621

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JP8159391U Expired - Lifetime JPH0710536Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 屋外筐体の防雨装置

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JPH0533580U (ja) 1993-04-30

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