JPS637996Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は殊にカセツトドアにカセツトホルダー
を回動可能に支持しカセツトドアーの閉成回動に
応動して上記カセツトホルダーに支持したカセツ
トを所定の動作位置に導く構造のカセツト支持装
置の改良に関するものである。

ところで、此種の従来のものでは第１図に示す
ようにカセツト内のテープの残量を示す目盛手段
３をカセツトドア２に備えている為、第２図、第
３図に示すようにカセツトドア２を閉成した状態
と開成した状態とではカセツトホルダー１のカセ
ツトドア２に対する相対角度が相異することから
カセツト４の透視窓４ａが目盛手段３に対応する
相対角度が異り、従つて、場合によつては目盛手
段３によるテープ残量の確認が困難になるとの欠
点を余儀無くされていた。

本考案はこのような従来のものにおける欠点に
鑑みて考案されたものであり、以下、その一実施
例を添附図面に従つて詳細に説明する。

第４図及び第５図において、１１はカセツトド
アにして、機器のパネルＰの裏面にその下端部を
以つて回動可能に枢支され、図示しないスプリン
グにより開成方向に附勢されると共に、裏面側面
端部には後方に延出する「状のホルダー保持体１
２を備えている。

１３はカセツトホルダーにして、第６図に示す
ように上下の支持桟１３ａ，１３ｂと左右の支持
桟１３ｃ，１３ｄをこれら桟間に開口１３ｅを形
成するように連結しかつ、支持桟１３ｃ，１３ｄ
の上端部に枢支軸１３ｆ，１３ｇを突出形成する
と共に下端に後方に延びるカセツト支持片１３
ｈ，１３ｉを備えることによつて構成されてい
る。

そして、このカセツトホルダー１３は上記カセ
ツトドアー１１の裏面において該裏面と上記ホル
ダー保持体１２，１２間に位置するように上記枢
支軸１３ｆ，１３ｇを以つてホルダー保持体１
２，１２の内側面に枢支され、かつ、このホルダ
ー保持体１２に装着したスプリング１４にて矢印
Ａ方向の回動力を与えられている。

そして、本考案において注目すべき点として、
図より明らかなように、上記カセツトホルダー１
３の下の桟１３ｂの中央部に目盛手段１５を備え
ていることである。

従つて、上記カセツトホルダー１３にカセツト
１６を保持してカセツトドア１１を第４図及び第
５図のように閉成及び開成した何れの場合にも、
目盛手段１５とカセツト１６の透視窓１６ａの対
応関係が変らないので、カセツトドア１１の何れ
の状態でも目盛手段１５を通じてカセツトテープ
の残量の確認が確実にできる。

勿論、目盛手段１５の目視はカセツトドアー１
１を透視して行うことは言うまでも無い。

本考案は叙上のように構成されるものであるか
らカセツトドアの開成又は閉成の何れの状態にお
いても、目盛手段とカセツトの透視窓との対応関
係は変らず、従つて、常に目盛手段を以つてカセ
ツト内のテープの正確な残量を目視できる優れた
考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のカセツト支持装置の斜視図、第
２図及び第３図は夫々同上装置の異る動作状態を
示す断面図、第４図及び第５図は本考案に係るカ
セツト支持装置の異る動作状態を示す断面図、第
６図は本考案に係るカセツト支持装置に適用され
ているカセツトホルダーの斜視図である。 １１：カセツトドア、１３：カセツトホルダ
ー、１５：目盛手段。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カセツトドアにカセツトホルダーを回動可能に
   支持しカセツトドアの閉成回動に応動して上記カ
   セツトホルダーに支持したカセツトを所定の動作
   位置に導くものにおいて、上記カセツトホルダー
   の周縁にテープ量検出の為の目盛手段を設け、上
   該カセツトドアを透して上記目盛手段の目盛を透
   視するようにした事を特徴とするカセツト支持装
   置。