JPH0624176U - 窓開放保持装置 - Google Patents
窓開放保持装置Info
- Publication number
- JPH0624176U JPH0624176U JP6623292U JP6623292U JPH0624176U JP H0624176 U JPH0624176 U JP H0624176U JP 6623292 U JP6623292 U JP 6623292U JP 6623292 U JP6623292 U JP 6623292U JP H0624176 U JPH0624176 U JP H0624176U
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- shoji
- holding
- slide groove
- shaft
- arm
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 窓を開放保持する従来のレバ−ストッパ−は
障子を回転して90度の開放角度で保持するが、それ以
外の開放角度での保持は不可能であった。本考案は複数
の開放角度での保持を可能にした。 【構成】 この窓開放保持装置は上枠または下枠に固定
される溝孔付きスライド溝材11と、一端が障子に枢止
され且つ他端がア−ム軸を介してスライド溝材の溝孔に
沿って可動に構成されたア−ム12と、スライド溝材の
溝孔の両端に備えられたクリップばね13から成り、各
クリップばねは内側に向いた端部でア−ム軸を受け入れ
ると共にア−ム軸を保持する部分13cを有し、従って
2つの開き角度で保持することができる。
障子を回転して90度の開放角度で保持するが、それ以
外の開放角度での保持は不可能であった。本考案は複数
の開放角度での保持を可能にした。 【構成】 この窓開放保持装置は上枠または下枠に固定
される溝孔付きスライド溝材11と、一端が障子に枢止
され且つ他端がア−ム軸を介してスライド溝材の溝孔に
沿って可動に構成されたア−ム12と、スライド溝材の
溝孔の両端に備えられたクリップばね13から成り、各
クリップばねは内側に向いた端部でア−ム軸を受け入れ
ると共にア−ム軸を保持する部分13cを有し、従って
2つの開き角度で保持することができる。
Description
【0001】
本考案は枠内に軸心で枢止された回転可能な障子を所定角度の開放状態に保持 するための装置の改良に関する。
【0002】
従来、この種の開放保持装置として、例えば図7および図8に示すものが知ら れている。また図5は軸心を中心に回動することによって障子を開放するサッシ の一例を示すものであって、障子1は上下に整合して設置された軸心2によって 枠3内に枢止され、この従来例では枠内には障子1に隣接してはめころし部4が 設けられている。
【0003】 図6は軸心2を中心に障子1を回転し、90度の開放角度で開いた状態を示す ものである。従来のサッシでは障子の開放を保持するため図7に示すようなレバ −ストッパ−5が用いられた。このレバ−ストッパ−は一端でピン6により互い に連結された一対のレバ−7、8からなり、ピン6に近接するレバ−7の端部に 把手9が設けられ且つレバ−7の他端がブラケット7aにより枠3に、そして他 のレバ−8のピン6の反対側の端部がブラケット8aにより障子1に取付けられ る。
【0004】 図8は障子1が開放されてレバ−ストッパ−5により90度に保持された状態 を示すものであって、このように開く際、レバ−7はブラケット7aの端部を中 心に90度外側に回動し且つピン6を中心に他のレバ−8が回動して最長になる ように延び、そしてその状態で安定状態を保ち、障子1を元の閉じた位置から9 0度回動して開いた状態にする。
【0005】
従って、障子を90度に開いた位置に保持することは好適に行ない得るが、他 の角度での開放を保持することは不可能であり、従って複数の止め角度での開放 状態を保持することは不可能であった。またレバ−ストッパ−は室の内側に取付 るので該レバ−ストッパ−が視界に入り、美観上好ましくないという問題点があ った。
【0006】 本考案の目的は上記従来技術の問題点を解消することであって、それ故、複数 の開放角度で障子を保持することができ、且つ美観上も好ましい構造の窓開放保 持装置を提供することである。
【0007】
本考案による窓開放保持装置の特徴は、上枠または下枠に沿って固定され且つ 長手方向に延びる溝孔14を有するスライド溝材11と、一端が障子に枢止され 且つ他端が前記溝孔にはめ込まれる軸15を介し前記溝孔に沿って可動になって いるア−ム12と、前記スライド溝材の前記溝孔の両端に備えられたクリップば ね13を含み、各クリップばねは一端で前記軸を受け入れることができ且つ前記 軸を保持する部分13cを有することである。
【0008】
スライド溝材には一対のクリップばねが固定され、従ってア−ム先端の軸、即 ちア−ム軸は2ケ所で保持され得る。障子1が閉じた状態ではア−ム軸はスライ ド溝材の溝孔の一端に位置し、障子を開くため軸2を中心に回動するとア−ムも 一端を中心に回動し、同時にア−ム軸15は溝孔14に沿って移動する。ア−ム 軸は先ず一端のクリップばねの保持部13cに係合し、そこで止められ、その位 置では小さな角度、例えば30度の開き角度になっている。さらに障子を開いて 90度に開くとア−ム軸は他端のクリップばねの保持部に係止される。閉じる際 はその係合を外し、逆の経路で元の位置に戻り、閉じる。
【0009】
次に図面を参照のもとに本考案の実施例を説明する。図1および図2はこの窓 開放保持装置の一例を示すもので、図示の例では障子1はその一端に配置された 軸心2を中心に回動される。この保持装置は、この実施例では窓枠上部、即ち上 枠10に固定されたスライド溝材11と、ブラケット12aにより障子1の上部 に取付けられたア−ム12と、該スライド溝材の両端の近くに固定された一対の クリップばね13によって構成される。
【0010】 スライド溝材11にはその長手方向に延びる溝孔14が形成され、従ってこの 溝孔は上枠10に平行に延びている。ア−ム12の先端、即ちそのブラケット1 2aの在る端部とは反対側の端部に軸(ア−ム軸)15が固定され、この溝孔1 4に該溝孔に沿って可動にはめ込まれている。従って軸15と溝孔14の係合に よりア−ム12の先端は溝孔14に沿って移動し得るように構成されている。
【0011】 スライド溝材11は図3に示すように、好ましくは両端に同方向に直角に突出 する段部11aを有し且つその先端に溝孔14の部分と平行なブラケット11b を備え、該ブラケットの部分で上枠10に固定される。そして各クリップばね1 3はスライド溝材11の段部11aの内側において上枠10とスライイド溝材1 1の間に設置される。
【0012】 各クリップばね13は図4に示すように、端壁13aを中心に一対の片が同方 向に延びて対称に形成されるのが好ましく、該端壁と対向する側13bが開いて おり、その側に隣接してア−ム軸15を受け入れる保持部13cが設けられてい る。図1および図2に示すように、クリップばねはその端壁13aがスライド溝 材11の段部11aに固定されることによって設置され、開いた側13bが内側 に向いている。
【0013】 障子1は軸2を中心に回動して開く際、ア−ム軸15は溝孔14に沿って移動 する。障子が閉じた状態ではア−ム軸15は一方のクリップばね13の内部の端 壁13aの近く、A位置(図2)に在る。障子が開くと、ア−ム軸15は溝孔1 4に沿って図において右方に移動し、開き初めにおいて該一方のクリップばねの 保持部13cに入り、係止される。その位置で止めれば障子は例えば30度の小 さな角度の開放状態に保たれる。ア−ム軸をその位置から外し、右方に移動する と他のクリップばね13に入り、その保持部13cに入り、そこで係止される。 その状態では障子1は90度に開いている。閉じる際はア−ム軸は逆の経路でA 位置に戻る。
【0014】 なお、上記の実施例ではこの保持装置は上枠に取付けられているが、場合によ っては下枠に設けてもよく、さらには上枠および下枠の両方に設けてもよい。ま た、クリップばねとしては保持部においてア−ム軸を係止し得ると共にア−ム軸 が保持部を通ることができれば、他の構成であってもよい。
【0015】
上記のように、本考案によれば、一対のクリップばねが用いられ、且つ障子の 回動と共に移動するア−ム軸を2箇所で係止し得るので、障子を2つの開き角度 、例えば30度と90度の開き角度で保持することができる。その上、この保持 装置は上枠の下面または下枠の上面に設置されるので、サッシの外面より出っ張 ることはないので、美観上好ましいものになっている。
【図1】本考案の一例による窓開放保持装置の側面図で
ある。
ある。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】本考案で用いられるスライド溝材の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本考案で用いられるクリップばねの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本考案が関連するサッシの一例の正面図であ
る。
る。
【図6】サッシの障子が開放された状態を示す概略平面
図である
図である
【図7】従来の窓開放保持装置を例示する斜視図であ
る。
る。
【図8】図7の従来装置がサッシに取付けられた状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
11 スライド溝材 12 ア−ム 13 クリップばね 14 溝孔 15 軸
Claims (1)
- 【請求項1】 枠内に軸心で枢止された回転可能な障子
を開放状態に保持する装置であって、上枠または下枠に
沿って固定され且つ前記上枠または下枠に平行に延びる
溝孔を有するスライド溝材と、一端が前記障子に枢止さ
れ且つ他端が該他端に固定された軸が前記溝孔にはめ込
まれることによって前記溝孔に沿って可動になっている
ア−ムと、前記スライド溝材の前記溝孔の両端に備えら
れたクリップばねを含み、各前記クリップばねは内側に
向いた端部で前記軸を受け入れることができ且つ前記軸
を保持する部分を有することを特徴とする窓開放保持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6623292U JPH0624176U (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | 窓開放保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6623292U JPH0624176U (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | 窓開放保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624176U true JPH0624176U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=13309906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6623292U Pending JPH0624176U (ja) | 1992-08-29 | 1992-08-29 | 窓開放保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624176U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041836A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Takigen Mfg Co Ltd | ドアの煽り止め |
-
1992
- 1992-08-29 JP JP6623292U patent/JPH0624176U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041836A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Takigen Mfg Co Ltd | ドアの煽り止め |
JP4685285B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2011-05-18 | タキゲン製造株式会社 | ドアの煽り止め |
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