JPH07104812B2 - 追記型情報記録媒体の情報管理方法 - Google Patents

追記型情報記録媒体の情報管理方法

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JPH07104812B2
JPH07104812B2 JP1235243A JP23524389A JPH07104812B2 JP H07104812 B2 JPH07104812 B2 JP H07104812B2 JP 1235243 A JP1235243 A JP 1235243A JP 23524389 A JP23524389 A JP 23524389A JP H07104812 B2 JPH07104812 B2 JP H07104812B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、完結した読出し専用域(例えば、CD−ROMフ
ォーマットに準拠したもの)を有する追記型情報記録媒
体であって、かつ、追記可能な追記型情報記録媒体及び
その情報管理方式に関するものである。
(技術的背景) デジタルオーディオディスクとして開発されたCD(コン
パクトディスク)は、直径12cmの光ディスクに約500〜6
00M byteという大量の情報を記録できるため、近年、磁
気ディスク(例えば、フロッピーディスク・ハードディ
スク)とともに読出し専用の情報記録媒体として活用さ
れ始めている。CDをこのような情報記録媒体としたもの
は、CD−ROMと呼ばれ、辞書,地図などの流通メディア
として商品化されている。
CD−ROMの物理的特性や物理的フォーマット(例えば、
ディスク自体の物理的構造、光学的特性、信号処理方
式、エラー訂正方式、セクタ数、セクタ容量など)は、
CDプレーヤ(ドライブ)での再生を可能とするため、フ
ィリップス社刊のCD規格書(レッドブック),CD−ROM規
格書(イエローブック)で規格化され、これが事実上の
標準となっている。
さらに、最近では、物理的フォーマットとアプリケーシ
ョン層との間に位置する論理フォーマット(例えば、デ
ィレクトリ・ファイル管理など)もISO−9660として規
格・標準化されている。この結果、各社のCD−ROMはい
わゆる互換性を有することとなり、今後、CD−ROMは情
報記録媒体として急速に普及することが予想される。
一方、上述した再生専用のCD−ROMに対して記録可能な
光(磁気)ディスクの開発も盛んである。このような光
(磁気)ディスクとしては、一度だけ書き込みが可能な
追記型(write once)光ディスクと、消去して繰り返し
書き込みが可能な書き換え型光(磁気)ディスクとがあ
る。
書き換え型光(磁気)ディスクは、光磁気や相変化を利
用しているため、上述したCDやCD−ROMとは物理的特性
が異なり、両者間で互換性をとることは現段階では困難
である。
これに対して、追記型光ディスクでは、消去・再書き込
みに対して考慮する必要がないため、媒体の材質を適宜
選択することにより、音楽用CD,CD−ROMと互換性のある
物理的特性をもたせることは必ずしも困難ではない。し
たがって、物理的フォーマット,論理フォーマットを音
楽用CD,CD−ROMと同一にすることで、CDプレーヤ(CD−
ROMプレー)での再生が可能となる。
例えば、追記型ディスクを音楽用CDとして使用するもの
として、店舗にストックしてある音楽データから顧客の
要望に応じて数曲選択し、この数曲分の音楽データの管
理に必要な管理情報(Table of Contents=TOC)を生成
して、このTOCと音楽データとを同時に追記型光ディス
クに記録してオリジナルな音楽用CDを作ることが行なわ
れつつある。
さらに、追記型ディスクは、大容量の情報を記録できる
ため、内周部をスタンパ処理やインジェクション処理に
より形成した読出し専用域とし、その外周部を追記可能
域とした混合型の一部追記型ディスク(Partial Write
Once)もある。また、内周部を予め追記書き込みした読
出し専用域とし、その外周部を事後の追記可能域とした
混合型の全部追記型ディスク(Full Wite Once)があ
る。
このような混合型の追記型ディスクの内周部に設けられ
る読出し専用域では、物理フォーマット,論理フォーマ
ット上で、CD−ROMと互換性をとることにより、CDプレ
ーヤ(CD−ROMプレーヤ)での再生が可能となる。つま
り、読出し専用域については、多数のファイルの論理的
位置や断層化されたディレクトリ構造を、マスタリング
処理や書き込みに先きだって比較的大型の(ホスト)コ
ンピュータで最適となるように処理して、最終的なファ
イル,ディレクトリ,ボリュームなどの管理情報を生成
し、この最終的な管理情報とともに情報データを一括し
て書き込めばよい。
一方、外周部の追記可能域は、新たに追加されたファイ
ルやディレクトリをその都度管理する必要があり、効率
的な情報管理をするためには、ディレクトリ構造の変化
に応じた管理情報を生成して書き換える必要がある。し
かし、追記型光ディスクは同一の領域(部分)には一度
しか追記できないので、常に更新される管理情報は、別
の書き換え可能な情報記録媒体、例えばフロッピーディ
スクに記録し、記録情報追記型光ディスクと情報管理用
のフロッピーディスクを一対として使用するなど、追記
可能域に対する独自の管理システムが必要であった。
(発明が解決しようとする課題) したがって、一個の情報記録媒体(混合型の追記型ディ
スク)上に、読出し専用域と追記可能域とを共存させて
も、両者を管理する別個の情報管理システムが必要であ
り、両領域内の情報を統一的、例えば、読出し専用域の
ファイルと追記可能域のファイルとを同一のディレクト
リ下で一括管理する事は容易ではなく、一括管理するた
めには、論理フォーマットよりも上位レベルであるアプ
リケーション層で対応するしかなく、ファイル・ディレ
クトリ管理の効率(スピード)が著しく低下したり、媒
体(混合型追記ディスク)レベルでの互換性維持が困難
となる問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために、管理情報領域BEと
記録情報領域DEとが設定され、管理情報領域BEの終了管
理情報VDTにより書き込み記録が完結した読出し専用域R
Oと、 管理情報領域BE(II)と記録情報領域DE(II)とが設定
され、追記可能な追記可能域WEとからなり、 前記追記可能域WEの開始位置を指定する指定管理情報が
媒体に記録された(例えば、スパイラル状の案内溝に変
調記録された)追記型情報記録媒体(例えば、第3図の
光ディスク1)の情報管理方法であって、 前記指定管理情報を読み出して追記可能域の開始位置LS
N(Y)を把握する過程(ステップ100,101)と、 前記追記可能域の開始位置から指標管理情報SVDを読み
出す過程(ステップ104)と、 前記指標管理情報が読み出された時には、最後に読み出
された指標管理情報に基づいて、この指標管理情報が指
標する追記可能域に追記された基底管理情報(ルートデ
ィレクトリR−dir,パステーブルPTなど)を読み出す過
程(ステップ105)と、 前記指標管理情報が読み出されない時には、前記追記可
能域に管理情報領域及び記録情報領域とを設ける過程
(ステップ105,106)と、 前記追記可能域の基底管理情報、または読出し専用域か
ら読み出された終了管理情報VDTの直前の指標管理情報S
VDが指標する読出し専用域の基底管理情報に基づいて、
追記可能域及び読出し専用域の下層管理情報(例えば、
ディレクトリdir)及び記録情報(例えば、ファイルF
及びオーディオ・データAD)を読みだす(ステップ11
3)と共に、前記追記可能域の前記情報領域DE(II)に
記録情報と追記可能域及び読出し専用域の下層管理情報
とを追記書き込みする過程(ステップ109)と、 追記終了時(ステップ111)には、前記追記書き込みに
より更新された追記可能域及び読出し専用域に関する基
底管理情報を、前記追記可能域の記録情報応域DE(II)
に追記すると共に、この更新追記された基底管理情報を
指標する指標管理情報を、前記追記可能域の管理情報領
域BE(II)に、前記最終に読み出された指標管理情報に
続いて追記する過程(ステップ112)とからなることを
特徴とする追記型情報記録媒体の情報管理方法を提供す
るものである。
(作用) 追記型光ディスク記録再生装置では、指定管理情報を基
に、追記可能域WEの開始位置LSN(Y)が把握されて、
読出し専用域RO内の管理情報領域BEと追記可能域WEから
読出された最後の指標管理情報(ボリューム識別子SV
D)により指標された最新の基底管理情報(ルートディ
レクトリR−dir,パステーブルPT)を基に、下層管理情
報(ディレクトリdir)を遡って読出し専用域RO及び追
記可能域WEの記録情報が把握されて、再生・追記され
る。
CD−ROMプレーヤのような読出し専用装置では、読出し
専用域RO内の管理情報領域BEから読出された終了管理情
報の直前の指標管理情報(ボリューム識別子SVD)によ
り指標された最新の基底管理情報(ルートディレクトリ
R−dir,パステーブルPT)を基に、下層管理情報(ディ
レクトリdir)を遡って読出し専用域RO内の記録情報が
把握されて再生される。
(実施例) 本発明になる追記型情報記録媒体及びその情報管理方法
の一実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明になる追記型情報記録媒体の情報管理方
法を示すフローチャート、第2図(A)及び(B)は本
発明になる追記型情報記録媒体の論理フオーマットを示
す図、第3図は情報記録媒体の概要図、第4図は情報管
理方法を実行する追記型光ディスク記録再生装置の構成
図、第5図(A)及び(B)5は追記型情報記録媒体の
特に読出し専用域の一例を示す図、第6図(A)〜
(C)は追記型情報記録媒体のファイル・ディレクトリ
構造の例を示す図である。
第3図において、1は円錐状の追記型情報記録媒体(以
下、光ディスクを例とする)であり、この光ディスク1
は所定の物理的特性を充足するものである。光ディスク
1の内周部1Aには読出し専用域が設けられ、外周部1Bは
追記可能域となっている。内周部1Aの読出し専用域に
は、所定の物理フォーマットで情報が予め記録・書き込
まれている。
光ディスク1は、内周部1Aをスタンパ処理やインジェク
ション処理により形成した読出し専用域とし、その外周
部1Bを追記可能域とした混合型の一部追記型ディスク
(Partial Write Once)でも、また、内周部1Aを予め追
記書き込みし完結した読出し専用域とし、その外周部1B
を事後の追記可能域とした混合型の全部追記型ディスク
(Full Wite Once)でも良い。
また、ディスク1には、タイムコードが変調信号として
記録されたスパイラル状の案内溝(Pre−groove)が形
成してあり、前記読出し専用域内には、追記可能域の開
始位置を指定する指定管理情報が変調信号として前記案
内溝に記録されている。案内溝に記録された前記タイム
コード及び指定管理情報は、再生トラッキングエラー信
号から復調されるものである。
第2図(A)は前記光ディスク1に形成されるスパイラ
ル状の情報領域をその径方向の位置を横軸にとって展開
して示したものである。下側の指標は径方向の位置を
[mm]単位で示し、上側の指標は起点を径方向の位置を
50.0[mm]とした時のタイムコード及び論理セクタ番号
を示している。
光ディスク1には、物理アドレス(タイムコード)の0
0:02:00のセクタを先頭とする論理セクタ番号LSN(Logi
cal Sector Number)が設定されている。LSN0〜LSN15は
システム予約エリアとした空き領域である。
LSN16は読出し専用域の開始位置であり、LSN(Y)は前
記指定管理情報により指定される追記可能域の開始位置
である。
LSN16〜LSN(X−16)まではボリューム・ディスクリプ
タ群領域、すなわち、読出し専域の管理情報領域BEであ
る。LSN(X)〜LSN(Y−1)は読出し専用域の記録情
報領域DEである。
LSN(Y)以降が追記可能域WEであり、後述するよう
に、管理情報領域BE(II)と記録情報領域DE(II)とに
設定される。
そして、後述する図2(A)及び(B)、図5(A)及
び(B)に示すように、読出し専用域RO及び前記可能域
WEを構成する各管理情報領域BE,BE(II)、記録情報領
域DE,DE(II)ごとに分割されて、情報が書き込まれ
る。
前記読出し専用域及び追記可能域には、以下の論理フォ
ーマットで書き込まれる(ISO−9660/Hi−Sierraフォマ
ット準拠)。
記録情報領域には、ファイルFN(記録情報),オーディ
オ・データAD(記録情報),ディレクトリdir(下層管
理情報),ルートディレクトリRdir(基底管理情報),
パステーブルPT(基底管理情報)などが書き込まれる。
ファイルFはファイル内のデータ自体であり、オーディ
オ・データADはオーディオ・データ自体である。ディレ
クトリdir(ディレクトリ・エントリ)は、そのディレ
クトリ下の子ディレクトリの名称・長さ・位置またはそ
のディレクトリ下のファイルの名称・長さ・位置などを
示す。ルートディレクトリRdirは、ルートディレクトリ
下の子ディレクトリの名称・長さ・位置またはルートデ
ィレクトリ下のファイルの名称・長さ・位置などを示
す。パステーブルPTは、ディレクトリの先頭を指す一覧
表、具体的には、すべてのディレクトリをナンバリング
してその位置(論理セクタ番号)を整理したものであ
る。
管理情報領域には、ボリューム識別子(指標管理情報)
SVD[Suplement Volume Descriptor],パーティション
(分割)識別子VPD[Volume Partition Descriptor],
ターミネータ(終了)識別子(終了管理情報)VDT[Vol
ume Descriptor Terminator]などが書き込まれる。
ボリューム識別子SVDは、記録情報領域内のルートディ
レクトリRdirの長さ・位置や同内のパステーブルPTの長
さ・位置を示す。このボリューム識別子SVDは、より後
のタイムコードを持つもの、すなわち、最後に書き込ま
れたものが有効である。
パーティション識別子VPDは記録情報領域内の分割領域
(ディレクトリ構造下にない領域、例えば、オーディオ
・データ)の長さ・位置を示す。
このパーティション識別子VPDは書き込まれたものがす
べて有効である。
ターミネータ識別子VDTは管理情報領域内のボリューム
識別子群の並びの終りを示す。このターミネータ識別子
VDTにより該当ボリュームが完結して以後の書き込みが
不可能となる。
次に、前記内周部1Aの読出し専用域について具体的に説
明する。第5図(A)及び(B)は上述した論理フォー
マットによって予め書き込まれた読出し専用域を示すも
のである。
前記読出し専用域には、例えば、第6図(A)に示すフ
ァイル・ディレクトリ構造を経て最終的に、同図(B)
に示すファイル・ディレクトリ構造の内容が記録・書き
込まれている。
最初に、第5図(A)を参照してISO−9660に準拠した
例について説明する。
ファイルFa及びファイルFbと、このディレクトリ構造下
にない分割領域のオーディオ・データADとが書き込まれ
ている。そして、ディレクトリAの下層管理情報がディ
レクトリdirAとして、ルートディレクトリroot下の基底
管理情報がルートディレクトリR−dirとして、さら
に、生成されたパステーブルRTがいずれも記録情報領域
DE内に書き込まれている。そして、ルートディレクトリ
R−dir,パステーブルPTの指標管理情報であるボリュー
ム識別子SVDと、分割領域のオーディオ・データADの管
理情報であるパーティション識別子VPDとが管理情報領
域BE内に書き込まれている(第6図(A)のファイル・
ディレクトリ構造対応分)。
さらに、ディレクトリC,ファイルc,ファイルdが書き込
まれ、ディレクトリC下の下層管理情報であるdirCと、
追加により変化した新たな基底管理情報であるルートデ
ィレクトリR−dir,パステーブルPTが、いずれも記録情
報領域DEに書き込まれている。さらに、最新のルートデ
ィレクトリR−dir,パステーブルPTを示す指標管理情報
としてボリューム識別子SVDが管理情報領域BE内に書き
込まれている(第6図(B)のファイル・ディレクトリ
構造対応分)。
さらに、情報管理領域に終了管理情報であるターミネー
タ識別子VDTが書き込まれている。書き込まれたターミ
ネータ識別子VDTにより該当ボリュームが完結し、完結
した読出し専用域となっている。
また、第5図(B)は、フィリップス社刊のCD−ROM規
格書(イエローブック)に準拠して、物理アドレス(タ
イムコード)の00:00:00より前にLead−in部、記録情報
領域の後にLead−out部が書き込まれた例である。これ
は、CD−ROMと互換性がとられ、CD−ROMプレーヤでの再
生が可能な完結した読出し専用域を有する光ディスクで
ある。
前記第5図(A)及び(B)に示したような完結した読
み出し専用域を有する光ディスク1は、CD−ROMプレー
ヤのような読み出し専用装置では、読出し専用域RO内の
管理情報領域BEから読出された終了管理情報(ターミネ
ータ識別子VDT)の直前の指標管理情報(ボリューム識
別子SVD)により指標された記録情報領域DEの基底管理
情報(ルートディレクトリR−dir,パステーブルPT)を
基に、下層管理情報(ディレクトリdir)を遡って読出
し専用域RO内の記録情報が把握されて再生される。な
お、読出し専用装置は、図中の矢印による順序でファイ
ル・ディレクトリを検索アクセスする。
次に、追記型光ディスク記録再生装置による情報管理方
法について説明する。第4図は情報管理方法を実行する
追記型光ディスク記録再生装置の構成図である。
同図中、2は光ディスク1が装着されるディスクドライ
プであり、3はディスクドライブ2をコントロールする
ディスクコントローラである。ディスクドライブ2に装
着された光ディスク1は、ディスクコントローラ3によ
り所定の物理的フォーマットを充足して書き込みされる
ように構成されている。
4は前記ディスクコントローラ3を管理下におく(ホス
ト)コンピュータであり、第1図に詳述するフローチャ
ートに従ってディスクコントローラを制御して、第2図
(B)に示すような論理フォーマットで情報が光ディス
ク1上に追記記憶される(なお、同図は、前記第5図
(B)に示したような完結した読み出し専用域を有する
光ディスク1に対するもの)。(ホスト)コンピュータ
4は所定容量の管理用メモリを有するものである。
前記第5図(A)及び(B)に示したような完結した読
み出し専用域を有する光ディスク1がディスクドライブ
2に装着されると、光ディスク1から再生トラッキング
エラー信号から案内溝に記憶された前記タイムコード及
び指定管理情報とが復調される(ステップ100)。そし
て、指定管理情報の存在から、追記型ディスクであるこ
とが認識され、読出し専用域と追記可能域との境界、す
なわち、追記可能域の開始位置である論理セクタLSN
(Y)が把握される(ステップ101,102)。なお、追記
型ディスクでないときは、通常の光ディスクに対する動
作が実行され(ステップ102,103)。
続いて、読出し専用域RO内の管理情報領域BEと追記可能
域WEの開始位置LSN(Y)に続く追記可能域WE(管理情
報領域の)内の指標管理情報(ボリューム識別子SVD)
とが読出されて、最後に読出された指標管理情報により
指標された基底管理情報(ルートディレクトリR−dir,
パステーブルPT)を基に、下層管理情報(ディレクトリ
dir)を遡って読出し専用域RO内及び追記可能域WE内の
記録情報が把握される(ステップ104)。
最後に読出された指標管理情報(ボリューム識別子SV
D)が追記可能域WEにないときは、追記可能域WEを管理
情報領域BE(II)と例えば、論理セクタLSN(Z)から
開始される記録情報領域DE(II)とに設定する(ステッ
プ105,106)。続いて、読出し及び書き込みの操作要求
を持つ(ステップ107)。
そして、例えば、第6図(C)に示すファイル・ディレ
クトリ構造の書き込み要求があったとする。すると、フ
ァイルFeと、ディレクトリE下の下層管理情報であるdi
rEと、追加により変化した新たな基底管理情報であるル
ートディレクトリR−dir,パステーブルPTとが、いずれ
も記録情報領域DE(II)に書き込まれる。そして、新た
なルートディレクトリR−dir,パステーブルPTを示す指
標管理情報として(ホスト)コンピュータ4の管理用メ
モリ内のボリューム識別子SVDが更新される(ステップ1
08,109,110)。
そして、追記が終了すると、管理用メモリ内のボリュー
ム識別子SVDが管理情報領域BE(II)内に書き込まれる
(ステップ111,112)。
なお、読出し操作要求のときは、対応したファイル,デ
ィレクトリなどを読出す(ステップ113)。
このように、追記型光ディスク記録再生装置では、指定
管理情報を基に、追記可能域WEの開始位置LSN(Y)が
把握されて、読出し専用域RO内の管理情報領域BEとこれ
に続く追記可能域WE(内の管理情報領域BE(II))とか
ら指標管理情報(ボリューム識別子SVD)が読出され
る。そして、最後に読出された指標管理情報(ボリュー
ム識別子SVD)により指標された最新の基底管理情報
(ルートディレクトリR−dir,パステーブルPT)を基
に、下層管理情報(ディレクトリdir)を遡って読出し
専用域RO及び追記可能域WEの記録情報が把握されて、再
生・追記される。したがって、読出し専用域ROの記録情
報の階層構造を書き替えることが可能となり、読出し専
用域ROと追記可能域WEとを統一的に管理して多数のファ
イルやディレクトを効率的に管理することができる。
なお、本実施例では、追記可能域WEの開始位置LSN
(Y)を指定する指定管理情報を案内溝の変調信号とし
て設けたが、これに限定されるものではない。例えば、
Lead−in領域のサブコードを拡張したり、記録情報領域
DE内にオーディオパーティションを設けて、フィリップ
ス社刊のCD−ROM規格書(イエローブック)に準拠して
書き込んでも良い。さらに、Lead−out領域のサブコー
ドを利用しても良い。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、追記型光ディス
ク記録再生装置装着時では、追記可能域に記録情報の追
記書き込みが可能で、さらに、読出し専用域の記録情報
の階層構造を書き替えることが可能となり、読出し専用
域と追記可能域とを統一的に管理して多数のファイルや
ディレクトリを効率的に管理することができる。
また、CD−ROMプレーヤのような読出し専用装置装着時
では、従来と同様に読出し専用域の記録情報を再生でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる追記型情報記録媒体の情報管理方
法を示すフローチャート、第2図(A)及び(B)は本
発明になる追記型情報記録媒体の論理フォーマットを示
す図、第3図は情報記録媒体の概要図、第4図は情報管
理方法を実行する追記型光ディスク記録再生装置の構成
図、第5図(A)及び(B)は追記型情報記録媒体の特
に読出し専用域の一例を示す図、第6図(A)〜(C)
は追記型情報記録媒体のファイル・ディレクトリ構造を
示す図である。 1……情報記録媒体(光ディスク)、 4……(ホスト)コンピュータ、 RO……読出し専用域、 WE……追記可能域、 BE……読出し専用域の管理情報領域、 DE……読出し専用域の記録情報領域、 BE(II)……追記可能域の管理情報領域、 DE(II)……追記可能域の記録情報領域、 F……ファイル(記録情報)、 AD……オーディオ・データ(記録情報)、 dir……ディレクトリ(下層管理情報)、 Rdir……ルートディレクトリ(基底管理情報)、 PT……パステーブル(基底管理情報)、 SVD……ボリューム識別子(指標管理情報)、 VPD……パーティション(分割)識別子、 VDT……ターミネータ識別子(終了管理情報)、 LSN(Y)……再追記可能域の開始位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管理情報領域と記録情報領域とが設定さ
    れ、管理情報領域の終了管理情報により書き込み記録が
    完結した読出し専用域と、 管理情報領域と記録情報領域とが設定され、追記可能な
    追記可能域とからなり、 前記追記可能域の開始位置を指定する指定管理情報が媒
    体に記録された追記型情報記録媒体の情報管理方法であ
    って、 前記指定管理情報を読み出して追記可能域の開始位置を
    把握する過程と、 前記追記可能域の開始位置から管理情報領域の指標管理
    情報を読み出す過程と、 前記指標管理情報が読み出された時には、最後に読み出
    された指標管理情報に基づいて、この指標管理情報が指
    標する追記可能域に追記された基底管理情報を読み出す
    過程と、 前記指標管理情報が読み出されない時には、前記追記可
    能域に管理情報領域及び記録情報領域とを設ける過程
    と、 前記追記可能域の基底管理情報、または読出し専用域か
    ら読み出された終了管理情報の直前の指標管理情報が指
    標する読出し専用域の基底管理情報に基づいて、追記可
    能域及び読出し専用域の下層管理情報及び記録情報を読
    みだすと共に、前記追記可能域の記録情報領域に記録情
    報と追記可能域及び読出し専用域の下層管理情報とを追
    記書き込みする過程と、 追記終了時には、前記追記書き込みにより更新された追
    記可能域及び読出し専用域に関する基底管理情報を、前
    記追記可能域の記録情報領域に追記すると共に、この更
    新追記された基底管理情報を指標する指標管理情報を、
    前記追記可能域の管理情報領域に、前記最終に読み出さ
    れた指標管理情報に続いて追記する過程とからなること
    を特徴とする追記型情報記録媒体の情報管理方法。
JP1235243A 1989-09-11 1989-09-11 追記型情報記録媒体の情報管理方法 Expired - Lifetime JPH07104812B2 (ja)

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