JP3829268B2 - ディスク記録媒体への情報記録方法および装置 - Google Patents

ディスク記録媒体への情報記録方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク記録媒体への情報記録方法および装置に係り、特に、時系列的に連続した映像、音声、データなど長時間のディジタル情報あるいは圧縮された映像、音声、データなど、ある伝送単位で交互に多重化され、その伝送単位が時系列的に連続あるいは不連続に伝送される長時間のディジタル情報を記録の対象とし、書き替え可能なディスク記録媒体にディジタル情報を記録するに好適なディスク記録媒体への情報記録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像、音声、データなどのディジタル情報を記録する書き替え可能な光ディスク記録媒体として、CD−RW(Compact Disc Rewritable)、DVD−RW(Digital Versatile Disc−Rewritable)やDVD−RAM(Digital Versatile Disc−Random Access Memory)が知られている。これらのディスクは、その駆動装置に接続される装置から見てディスクの種類に依存しない方法で記録、再生ができるように、ディスクの種類ごとにファイルフォーマットが決められている。
【0003】
例えば、「日経エレクトロニクス 1997.10.20(no.701)p175〜176」に記載されているように、DVD−RW、DVD−RAMは、読み出し専用のディスク記録媒体であるDVD−ROM(Digital Versatile Disc−Read Only Memory)とファイルフォーマットの互換性が確保されている。
【0004】
DVD−ROMについてのファイルフォーマットは、「日経BP社 データ圧縮とディジタル変調98年版 ディジタル変調編p124〜125」に記載されているように、ディスク上に物理的な記録領域として、リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を確保し、これらの領域をディスク上の物理的な記録単位である複数の物理セクタによって構成し、映像、音声、データなど記録すべきディジタル情報の先頭から終了までをデータ領域内の物理セクタ中に記録するようになっている。そして、記録したディジタル情報の管理は、データ領域内に仮想的に確保されて論理ボリューム空間を構成する複数の論理ブロックによって行なうようになっている。すなわち、記録したディジタル情報の先頭から終了までを連続した論理ブロックに割り当てたファイルとして接続機器に対して見せかける目的で、複数の論理ブロックに対し、ファイル先頭に対応する論理ブロックアドレスと、各ファイルのディレクトリ構造、ファイル名についての情報を含んだパステーブルが設けられている。このパステーブルはボリューム空間中の特定の論理ブロックに割り当てられている。
【0005】
またDVD−RAMについては、「日経エレクトロニクス 1997.10.20(no.701)p174〜175)」に記載されているように、パステーブルに相当するものが、情報の記録を行なう度にディスク上に更新して記録されるようになっている。また書き替え可能な記録媒体ということから、ディジタル情報が記録されていない未記録領域の管理を行なう未割付マップが設けられている。この未割付マップには、情報の有無に応じた割付フラグが設定されており、未記録領域にディジタル情報が記録された場合には、未割付マップ上の割付フラグを変更することで、未記録領域に属していたものを未記録領域から除外するようになっている。
【0006】
なお、書き換え可能な記録媒体に情報を記録するものとして、例えば、特開平7−220400号公報に記載されているものが挙げられが、この公報に記載されているものは、一度のみ情報の書き換えが可能な追記型記録媒体を対象としているため、未記録領域のみを利用して情報を記録するとともに、情報の記録終了のたびにその記録に対する管理情報を順次追加する方式を採用している。また、ディスクにおけるデータ領域を管理するに際して、特開平10−83330号公報に記載されているように、一連の記録情報と管理情報を記録した領域をつなげて管理する目的の管理テーブルを任意の複数の領域に分散させて記録する方式を採用したものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、放送衛星、通信衛星を使ったディジタル放送サービスが開始され、将来的には、地上波放送を含め、すべての番組放送がディジタル化される方向に向かいつつある。この場合、DVD−RW、DVD−RAMを含むディスク記録媒体はその大容量という特徴から、ディジタル放送向けの映像情報記録媒体としての利用が期待されている。
【0008】
ところで、現在数多く普及しているVTR(Video Tape Recorder)は、映像など時系列的に連続して送られてくる番組放送を、記録媒体上のある記録開始位置から目的の記録時間分、連続的に記録することで、ディスク上の記録単位でいうファイルに相当するものを形成するようになっている。このため、記録媒体中に残したいファイルが記録されていれば、その記録終了位置あるいは記録開始位置から記録時間分遡った位置から記録を開始しなければならないという不便さがある。つまり、記録媒体上の連続した記録領域(記録トラック)に必要記録時間分の記憶容量が確保できなければ、記録媒体を交換するかあるいは記憶媒体上に存在するファイルの記録領域にまで及んで情報を記録することが余儀なくされる。
【0009】
一方、ディスク記録媒体は、現在その記憶容量がVTRに比べて劣っており、VTRと同様の記録開始位置と記録時間の指定で情報の長時間記録を行なった場合は、記録時間を満足させるだけの記録領域が確保できなかったり、やむを得ずファイルが記録されている領域にまで及んで記録を行なわなければならないという問題点が頻発する。
【0010】
しかし、DVD−RAMなどディスク記録媒体に対して記録・再生を行なうディスク駆動装置は、ディスクに対して情報の記録・再生を行なうヘッド(ピックアップ)がディスク半径方向の任意の領域に短時間で移動可能である。つまりランダムアクセスが可能である。このため、ディジタル情報の先頭から終了までを連続した記録領域(記録トラック)に記録するということにとらわれることなく、任意の記録領域に記録したり、任意の記録領域から再生したりすることが可能となる。つまり、先に問題点として挙げたように、記録媒体上の連続した領域に記録時間分の記憶容量が確保できない場合でも、記録情報を不連続な領域に記録し、ディスク上に不連続なファイルを発生させることで、情報の記録時間を満足させることができる。
【0011】
ところが、記録媒体上に確保した不連続領域への情報の記録順を考慮しなければ、記録時および再生時にヘッドの移動時間が長くなり、ディスク駆動装置に記録すべき情報として送られてくる入力ディジタル情報あるいはディスク駆動装置から出力される再生情報が接続機器の要求する伝送レートを満たさなくなったり、ディスク駆動装置に大容量のメモリを搭載しなければならなくなったりする等の問題点が生じる。また記録すべきディジタル情報の先頭から終了までを一つのファイルで管理するものと、不連続ファイルとして管理するものとが同一のディスク上に混在するため、これらのファイルに対する再生方法の互換性を確保しなければならない。
【0012】
本発明の目的は、情報の記録あるいは再生に要する時間を短くすることができるディスク記録媒体への情報記録方法とその装置およびディスク記録媒体の情報再生方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘ一連のデータを分割して記録するデータ記録方法であって、前記データ領域を構成する複数のブロックのうち、前記一連のデータの記録領域として確保した不連続な領域の中で、最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に前記一連のデータを分割して記録し、各不連続な領域に記録された分割データそれぞれに対し、前記一連のデータに属することを示し、一連のデータ先頭から終了までの順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを光ディスクへ記録することを特徴とする。
【0014】
この場合において、前記管理情報は、各分割データ毎に与えられ、当該分割データに与えられる管理情報は、その直前の分割データを特定する情報とすることができる。
【0015】
また、本発明は、リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘデータを記録するデータ記録方法であって、複数のデータファイルが同一のデータに含まれることを示し、かつ複数のデータファイル同士の順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを光ディスクへ記録する構成とすることができる。
【0016】
また、本発明のデータ記録方法を実施する光ディスク装置は、データ領域を構成する複数のブロックのうち、前記一連のデータの記録領域として確保可能な領域を判定する判定手段と、前記判定手段において確保した不連続な領域に対し、その最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に一連のデータを分割して前記データ領域に記録する記録手段と、装置全体を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、各不連続な領域に記録されたデータそれぞれに対し、一連のデータに属することを示し、一連のデータ先頭から終了までの順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを生成し、前記管理情報に従って前記記録手段による光ディスクへの記録を制御する構成とすることができる。
【0017】
また、これに代えて、本発明のデータ記録方法を実施する光ディスク装置は、前記データ領域を構成する複数のブロックに対し、前記データの記録領域として確保可能な領域を判定する判定手段と、前記判定手段において確保した複数の領域に対し、その最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に一連のデータを記録する記録手段と、装置全体を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、確保した複数の領域が同一の属性のデータに含まれることを示し、かつ複数の領域同士の順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを生成し、前記管理情報に従って前記記録手段による光ディスクへの記録を制御する構成とすることができる。
【0018】
本発明のデータの再生方法は、データ領域に記録された前記テーブルの再生を行い、テーブルに含まれる前記管理情報から前記一連のデータに属する複数の分割データ及びその順列を特定し、再生対象の分割データを選択して前記順列に従い再生順を決定して分割データの再生を行う構成とすることができる。
【0019】
これに代えて、本発明のデータの再生方法は、データ領域に記録された前記テーブルの再生を行い、テーブルに含まれる前記管理情報から、同一のデータに含まれる複数のデータファイルとその順列を特定し、特定されたデータファイルを特定された順列に従って再生を行う構成とすることができる。
【0020】
本発明のデータを再生する光ディスク装置は、前記データ領域に記録された前記テーブルに含まれる管理情報から、前記一連のデータを構成する複数の分割データとその順列を特定する判定手段と、装置全体を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記判定手段により特定された分割データを特定された順列に従い再生順を決定し、各分割データに対する再生を制御することを特徴とする。
【0021】
これに代えて、本発明のデータを再生する光ディスク装置は、前記データ領域に記録された前記テーブルに含まれる管理情報から、同一のデータに含まれる複数のデータファイルとその順列を特定する判定手段と、装置全体を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記判定手段により特定されたデータファイルを選択し、特定された順列に従い再生順を決定し、各データファイルの再生を制御する構成とすることができる。
【0022】
上述した本発明によれば、一連のデータを記録するために確保された領域が不連続となる場合、確保された不連続領域のうちデータ領域を構成する複数のブロックの最小のブロックアドレスに対応した記録領域から順番に一連のデータを分割して記録するようにしたことから、情報記録時におけるヘッドの移動時間が短くなり、情報の記録に要する時間を短くすることができる。
【0023】
また、各不連続な領域に記録された分割データそれぞれに対し、一連のデータに属することを示し、一連のデータ先頭から終了までの順列を示す管理情報をテーブルに記録するようにしたことから、情報を再生するに際しては、管理情報の割り当て順位にしたがって各ファイルを特定し、特定されたファイルの先頭アドレスに対応した領域の情報から順次再生するようにしたため、再生時におけるヘッドの移動時間が短くなり、情報の再生に要する時間を短くすることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0051】
図1は、本発明の一実施形態を示すディスク記録媒体への情報記録方法・再生方法を説明するための図、図2は本発明の一実施形態を示すディスク駆動装置とそれに接続される装置の構成図である。図2において、ディスク駆動装置21は、DVD−RAMなど書き替え可能なディスク記録媒体、例えば、光ディスク記録媒体(以下、光ディスクと称する。)22に対して情報の記録を行なう情報記録装置および光ディスク22に記録された情報を再生する情報再生装置として構成されており、接続装置29と転送データ200の授受を行なうとともに、先頭論理ブロックアドレス、転送ブロック数などのデータ201を入力し、これらのデータにしたがって光ディスク22に各種の情報を記録するとともに、記録した情報を再生し、再生した情報を転送データ200として接続装置29に転送するようになっている。
【0052】
具体的には、ディスク駆動装置21は、光ディスク22を回転する回転駆動機構(図示省略)、ヘッド23、アンプ24、ディジタル信号処理回路25、RAM26、インターフェイス回路27、システムコントローラ28を備えて構成されており、インターフェイス回路27が接続装置29に接続されている。ヘッド23は光ディスク22の物理的記録領域に記録された情報を読み取る情報読み取り手段を構成するとともに、ディスク記録媒体22の物理的記録領域のうちデータ領域に、映像、音声、データなどの一連の入力ディジタル情報を記録したり、データ領域内に論理ボリューム空間として仮想的に確保した論理ブロック記録領域に、一連の入力ディジタル情報を管理するための情報を記録したりする情報記録手段として構成されている。すなわち、ヘッド23は、光ディスク22が挿入された後、光ディスク22上の物理的な領域であるリードイン領域、データ領域、リードアウト領域を順次読み取り、読み取った信号をアンプ24を介してディジタル信号処理回路25に出力するようになっている。ディジタル信号処理回路25で処理された信号はシステムコントローラ28に入力され、システムコントローラ28において、ヘッド23の読み取った信号にしたがって、ディスクの種類、物理セクタに対するアドレスの範囲などを検出するようになっている。さらに、データ領域内に記録されているパステーブル、未割付マップの情報を読み取り、読み取った情報をインタフェイス回路27を介して転送データ200として接続装置29に転送するようになっている。これにより、接続装置29において、パステーブル、未割付マップに記録されたデータにしたがってデータ領域に記録された情報を把握できるようになっている。
【0053】
一方、光ディスク22に情報を記録したりあるいは光ディスク22から情報を再生したりするときには、接続装置29から記録あるいは再生を行なうための情報として、先頭論理ブロックアドレス、転送ブロック数、記録すべきデータがインタフェイス回路27を介してシステムコントローラ28に転送されるようになっている。システムコントローラ28は、インタフェイス回路27で受けた先頭論理ブロックアドレスを光ディスク22上に実際に存在する物理セクタアドレスに変換し、この物理セクタアドレスとディジタル信号処理回路25で検出された物理セクタアドレスとを比較し、この比較結果にしたがってヘッド23の移動を制御し、目的の物理セクタにアクセスしてデータ領域に記録すべきデータ(一連の入力ディジタル情報)を順次記録させるようになっている。このとき、1論理ブロックに割り当てたデータ量が1物理セクタに記録できるデータ量と同じときには、転送ブロック数分の物理セクタに記録すべきデータを記録して処理を終了する。また再生時にも、接続装置29から再生すべきデータの先頭ブロックアドレス、転送ブロック数が指定され、記録時と同様の方法で目的の物理セクタにアクセスされ、目的のデータがヘッド23の読み取りに従って順次再生され、再生されたデータがインタフェイス回路27を介して接続装置29に転送される。
【0054】
つまり、接続装置29は、光ディスク22への情報の記録や光ディスク22からの情報の再生をパステーブル、未割付マップに記録された情報にしたがって、先頭ブロックアドレス、転送ブロック数をディスク駆動装置21に対して指定するだけで、光ディスク22の種類によってその記録方法や再生方法を変更する必要がないようになっている。
【0055】
一方、ディジタル信号処理回路25、インタフェイス回路27、システムコントローラ28は、ヘッド23によって読み取られた情報と記録すべきデータ(一連の入力ディジタル情報)を管理するための入力情報(先頭ブロックアドレス、転送ブロック数)を基に、連続的な論理ブロックで構成されたファイルで管理するためのファイル用管理情報を論理ブロックアドレスに関連づけて割り当てるファイル用管理情報割当手段と、ヘッド23の読み取り情報と一連の入力ディジタル情報を管理するための入力情報を基にファイルをパステーブル(第1のテーブル)で管理するための第1のテーブル用管理情報を論理ブロックアドレスに関連づけて生成する第1のテーブル用管理情報生成手段と、ヘッド23の読み取り情報と一連の入力ディジタル情報を管理するための入力情報を基にファイルを未割付マップ(第2のテーブル)で管理するための第2のテーブル用管理情報を論理ブロックアドレスに関連づけて生成する第2のテーブル用管理情報生成手段と、ファイル用管理情報の記録領域を論理ブロック記録領域のうちファイル記録領域に指定し、第1のテーブル用管理情報の記録領域を第1のテーブル記録領域(パステーブルを記録するための領域)に指定し、第2のテーブル用管理情報の記録領域を第2のテーブル記録領域(未割付マップを記録するための領域)に指定し、一連の入力ディジタル情報の記録領域をデータ領域にそれぞれ指定する記録領域指定手段としての機能を備えて構成されている。
【0056】
そして、ファイル用管理情報割当手段は、記録すべき領域として確保された領域が互いに不連続となる場合には、確保され不連続領域のうち論理ブロックアドレスの最小のブロックに対応したファイル用管理情報からファイル記録領域に順次割り当て、第1のテーブル用管理情報生成手段は、ファイル記録領域に割当られたファイル用管理情報の割り当て順位をファイルごとに生成し、ヘッド23は、ファイル記録領域に割当られたファイル用管理情報のファイルに対応するデータ領域の物理セクタに、ファイル用管理情報の割り当て順位にしたがって記録すべきデータ(一連の入力ディジタル情報)をその先頭から終了まで分散して記録するようになっている。
【0057】
以下、具体的な内容を図1にしたがって説明する。
【0058】
図1(a)は、光ディスク22上に物理的に確保された複数の記録領域を示しており、これらの領域は、リードイン領域1、記録すべきデータの書き替えが可能なデータ領域2、リードアウト領域3から構成されている。各領域は、物理セクタを基本単位として構成され、その物理セクタは光ディスク22上の物理的なアドレスが格納された領域と、記録すべき一連の入力ディジタル情報に対して光ディスク22の物理フォーマットで決められている誤り訂正符号の付加、スクランブル処理、変調処理を行なったデータを格納する記録領域から構成されている。
【0059】
図1(b)は、複数の物理セクタから構成され、映像、音声、データなどの一連の入力ディジタル情報の記録に利用されるデータ領域2に対して、仮想的に確保される論理領域を示しており、一連の入力ディジタル情報の先頭から終了までを記録した物理セクタに対応した論理ファイル8、9、10、11、各論理ファイル8〜11の管理を行なうパステーブル6、未割付マップ7などを論理領域に確保した一例を示している。(b)に示すように、仮想的に確保された論理領域内部には、ボリューム記述子4、アンカポイント5、13を除く論理ボリューム空間20が存在し、論理ボリューム空間20の構成要素である論理ブロックに対しては、その先頭から順番に論理ブロックアドレス0、K、(K+L)、……、最終アドレスが与えられている。ボリューム記述子4には、パステーブル6、未割付マップ7が記録された論理ブロックアドレスや光ディスク22の規格識別子、論理ブロックの単位当たりの情報ビット数あるいはバイト数などが記録されており、アンカポイント5、13にはボリューム記述子4の記録場所を探すための情報が記録されている。論理ボリューム空間20には、データ領域2に記録すべき情報を管理するための情報を記録する領域として、パステーブル6に関する情報を記録する記録領域(第1のテーブル記録領域)、未割付マップ7に関する情報を記録する記録領域(第2のテーブル記録領域)、記録すべき入力ディジタル情報を連続的な論理ブロックで構成されたファイル8、9、10、11で管理するためのファイル用管理情報を論理ブロックアドレスに関連づけて記録領域(未記録領域12を含むファイル記録領域)が含まれている。
【0060】
ここで、記録すべき情報として4種類の入力ディジタル情報がデータ領域2に連続して記録された場合、論理ボリューム空間20には4種類のファイル8、9、10、11が論理ブロックアドレスに関連づけて割り当てられる。例えば、#1〜#4のファイル8〜11の論理ブロック数がそれぞれL、M、N、Pであって、M>L>N>Pの場合、ファイル8にはアドレスK〜(K+L−1)が与えられ、ファイル9にはアドレス(K+L)〜(K+L+M−1)が与えられ、ファイル10にはアドレス(K+L+M)〜(K+L+M+N−1)が与えられ、ファイル11にはアドレス(K+L+M+N)から(K+L+M+N+P−1)が与えられる。なお、K、L、M、N、Pは正の整数とする。また情報の記録を行なっていない領域に対しては未記録領域12が割り当てられ、未記録領域12には論理ブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜最終ブロックアドレスが与えられる。
【0061】
論理ボリューム空間20に各論理ファイル8〜11に関する領域が割り当てられると、各ファイル8〜11をパステーブル6(第1のテーブル)で管理するために、パステーブル6には、図3(a)に示すように、ディレクトリ構造の第1のテーブル用管理情報が記録される。図3(a)において、ファイル8〜11はそれぞれ最下位階層のルートディレクトリとして、sub−1、sub−2、sub−3、sub−4として記録され、各論理ファイル8〜11は最上位階層の親ディレクトリrootの下位に属するルートディレクトリとなる。またこのとき、パステーブル6には、図4(a)に示すように、論理ファイル8〜11に対するファイル名としてsub−1、sub−2、sub−3、sub−4が記録されるとともに親ディレクトリ番号として“0"がそれぞれ記録される。そして各ファイルには、各ファイルに対する論理ブロックアドレスとして、各論理ファイルに含まれる論理ブロックの中の先頭の論理ブロックに対するブロックアドレスK、(K+L)、(K+L+M)、(K+L+M+N)が与えられる。なお、親ディレクトリ番号には、ボリューム空間20中に存在するすべての論理ファイルが最上位階層のルートディレクトリに属することを示すために、例えば“0"が与えられている。
【0062】
さらに、未割付マップ7には、第2のテーブル用管理情報として、図5(a)に示すような割付マップに関する情報が記録される。この未割付マップ7は、ボリューム空間20中に存在するすべての論理ブロックに対し、記録すべき情報の割り当て状態を示すために、論理ブロックに対するブロックアドレスと、それに対応するフラグから構成されている。この場合、図5(a)に示すように、論理ファイル8〜11に属する論理ブロックには記録済の論理ブロックとして、例えば“0"の未割付フラグが割り付けられ、未記録領域12に属する論理ブロックに対しては、すなわちブロックアドレス(K+L+M+N+P)から最終ブロックアドレスに属する論理ブロックに対してはすべて未記録であることを示すために、例えば“1"が未割付フラグとして割り付けられる。
【0063】
次に、図1(b)に示した論理ボリューム空間20に対して、記録ブロック数Q(Qは正の整数でQ>L+N)の記録情報14を記録する方法を図1(c)にしたがって説明する。記録情報14は、映像、音声、データなどの一連の入力ディジタル情報が一定のデータ量の単位で交互に時系列に連続して伝送される場合や、時系列的に不連続なデータ量の単位で伝送される場合が含まれる。そしてこの記録ブロック数Qは、記録時間分のデータ伝送量を1論理ブロック当たりに格納可能な情報ビット数あるいはバイト数で割算することによって算出される。
【0064】
記録情報14の記録開始前に算出した論理ブロック数Qを記録するのに必要な領域を論理ボリューム空間20中に確保するに際しては、本実施形態では、#2のファイル9と#4のファイル11の内容はそのまま残すことを考慮し、#1のファイル8と#3のファイル10の内容を消去し、すなわち記録情報14の領域を確保するために、ファイル8、10を利用することで、(L+N)ブロックを確保するとともに、Q>(L+N)の関係から、残りのブロック数については、未割付マップ7の情報から未記録の論理ブロック数を把握し、未記録領域12に、(Q−(L+N))ブロック確保することで、記録ブロック数Qを確保することとしている。
【0065】
すなわち、データ領域2に、新たな一連の入力ディジタル情報を記録情報14に対応づけて記録するに際しては、記録情報14の内容を3つのファイル17、18、19に分割し、各ファイル17、18、19を論理ボリューム空間20の領域に割り当てる。そして論理ボリューム空間20に確保された論理ファイル17には、論理ファイル8と同様に、論理ブロックアドレスK〜(K+L−1)が与えられ、論理ファイル18には、論理ファイル10と同様に、論理ブロックアドレス(K+L+M)〜(K+L+M+N−1)が与えられ、論理ファイル18には論理ブロックアドレスとして、論理ブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+Q−1)が与えられる。そしてデータ領域2に一連の入力ディジタル情報を記録するに際しては、不連続な領域に割当られたファイル17、18、19のうち先頭の論理ブロックアドレスが最小のアドレスKに対応したファイル17に対して、そのアドレスK〜(K+L−1)の範囲に対応する物理セクタに情報を記録する。この場合、論理ブロックアドレスK〜(K+L−1)の不連続領域に対する情報の記録は、パステーブル6に含まれる先頭ブロックアドレスの中で、ブロックアドレスKの次に小さいアドレスとして、アドレス(K+L)であることから、その一つ手前の論理ブロック(K+L−1)までが不連続領域の最終ブロックであることを把握する制御にしたがって行なわれる。さらに、不連続領域の中で、その先頭アドレスが次に小さいアドレスとして、論理ブロックアドレス(K+L+M)の先頭に対応した物理セクタに情報を記録する。そしてこの情報の記録は、論理ブロックアドレス(K+L+M+N−1)まで行なわれる。この場合も、パステーブル6に含まれる先頭ブロックアドレスから記録の制御が行なわれ、不連続領域の範囲に含まれる物理セクタに対して記録が行なわれる。最後には、先頭アドレスが次に小さい論理ブロックアドレス(K+L+M+N+P)の未記録領域12に、残りの(Q−(L+N))ブロックに情報の記録を行なって、情報の記録を終了する。この場合、未記録領域12の先頭ブロックアドレスは未割付マップ7上の未割付フラグから把握することができる。そして情報の記録が終了したあとは、確保した不連続領域に一連の記録情報14を記録することで発生したファイル17、18、19をそれぞれ不連続ファイル5−0、5−1、5−2として管理するために、パステーブル6の更新を行なう。さらに未記録であった論理ブロックのうち論理ブロック(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+Q)までの論理ブロックを未記録領域12から除外するように未割付マップ7の更新を行なう。そして最後に、更新されたパステーブル6、未割付マップ7を論理ボリューム空間20上に更新パステーブル15、更新未割付マップ16として元の領域に上書きして処理を終了する。
【0066】
一連の記録情報14を不連続なファイル17、18、19に記録した場合に、各ファイル17、18、19を管理するために更新されるパステーブル6、未記録領域12に情報を記録したために更新される未割付マップ7に関する内容を、図3(b)、図4(b)、図5(b)にしたがって説明する。
【0067】
図3(b)は、図1(c)の各ファイル17、18、19に対するディレクトリ構造を示しており、最上位のルートディレクトリを親ディレクトリとする不連続ファイル5−0と、ファイル5−0を親ディレクトリとする不連続ファイル5−1、ファイル5−1を親ディレクトリする不連続ファイル5−2からなる。これら不連続ファイル5−0、5−1、5−2はそれぞれ不連続ファイル17、18、19に対応したディレクトリ構造を示している。さらに、この場合不連続ファイル5−0が記録情報14の先頭からの記録に対応し、以下、不連続ファイル5−1、不連続ファイル5−2の順番(ファイルの割り当て順位)で情報が記録されたことを意味している。すなわち、ディレクトリ構造は記録された順位を示していることになる。
【0068】
なお、記録領域の確保に利用されなかったファイル9、11に対するディレクトリ構造には変更はない。
【0069】
また図3(b)に示すディレクトリ構造に反映したパステーブル15の内容を図4(b)に示してある。この場合、発生した不連続ファイル5−0、5−1は、ファイル8、10の領域を利用したため、先頭ブロックアドレスに変更はない。また、親ディレクトリ番号については、不連続ファイル5−0がルートディレクトリの直下であることを示すため“0"を与え、不連続ファイル5−1に対してはファイル5−0の直下に存在するため、例えば“50"を与えている。また不連続ファイル5−2については、未記録領域12を利用して記録したことから、先頭ブロックアドレス(K+L+M+N+P)と、不連続ファイル5−1の直下に存在するため、親ディレクトリ番号として、例えば“51"を与えている。また各不連続ファイルに対応したパステーブル6上のファイル名に、各不連続ファイル5−0、5−1、5−2のファイル名としてsub−50、sub−51、sub−52を与えることで、パステーブル6は、更新パステーブル15として更新される。
【0070】
ここで、親ディレクトリ番号とファイル名は、ファイル名とそのファイルの下位階層に存在する親ディレクトリ番号の対応が取れる必要がある。例えば、図4(b)に示すように、ファイル名sub−50に対して、その下位階層のファイルsub−51には親ディレクトリ番号として“50"が与えられる。
【0071】
一方、未割付マップ7に対しては、図5(b)に示すように、情報の記録に利用したブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+L+M+P+Q−1)までの論理ブロックに対し、記録済を示す未割付フラグ“0"を割り当て、未割付マップ7を更新して、更新未割付マップ16とする。
【0072】
次に、記録情報14の記録に必要となる記録ブロック数Qを論理ボリューム空間20中の不連続な領域に確保するための方法および確保した不連続領域に対して情報を記録する方法を図6のフローチャートにしたがって説明する。
【0073】
まず、アンカポイント5またはアンカポイント13のどちらかを用いてボリューム記述子4を検出し、検出したボリューム記述子4の内容からパステーブル6、未割付マップ7が記録されているブロックアドレスを検出し、検出したブロックアドレスにしたがって記録されている情報を読み取る。このときパステーブル6の読み取りにより論理ボリューム空間20中に記録されている各論理ファイルに対するディレクトリ構造、ブロックアドレス、ファイル名を把握し、未割付マップ7から未記録領域12に割り当てられている論理ブロックのブロックアドレスを把握する(ステップ601)。次に、記録情報14の記録時間からボリューム空間20中に確保が必要な記録ブロック数Qを算出する(ステップ602)。このあと未記録領域12にのみ記録を行ないたい場合は、未記録ブロック数と算出した記録ブロック数Qから未記録領域12に記録ブロック数Qの確保が可能か否かの判定を行なう(ステップ603)。
【0074】
ステップ603の判定が成立の場合、未記録領域12の先頭ブロックより情報の記録を開始し、記録ブロック数分の記録を行なう(ステップ605)。そして記録の終了した後に、新たに発生したファイル、例えばファイル19に対し、その先頭ブロックアドレス、親ディレクトリ番号、ファイル名をパステーブル7上に追加し、情報の記録に利用した未記録領域12内の論理ブロックに対して、未割付フラグを“0"に変更し、この内容を未割付マップ7の領域に上書きする(ステップ606)。
【0075】
一方、ステップ603で、未記録ブロック数が記録ブロック数未満である場合は、ステップ604で記録に利用できるファイルが存在するか否かの判定を行なう。そしてステップ604の判定が不成立の場合、記録ブロック数を満足できる領域が確保出来ないため、処理を終了する。一方ステップ604の判定が成立したときには、ステップ607で記録領域の確保に利用するファイルを指定する。この後ステップ608で、指定されたファイルに含まれる論理ブロック数あるいはそれに加えて未記録領域12に割り当てられている論理ブロックの合計が記録ブロック数を満たすか否かの判定を行なう。そしてステップ608での判定が不成立であれば、ステップ604の処理に戻り、ステップ607においてファイルを追加して指定する。
【0076】
一方、ステップ608における判定が成立したときには、ステップ609に移り、指定されたファイルで確保された領域あるいは未記録領域12より確保された領域の中でその先頭ブロックアドレスが最小の領域から記録を行なう。ただし記録領域の確保のために指定したファイル同士あるいはそれと未記録領域がボリューム空間20中で連続な領域となる場合は、その組み合わせの領域を一つの記録領域としてみなすものとする。そしてステップ609での記録が終了した後は、ステップ610において、記録情報の終了まで記録をしたか否かの判定を行なう。この判定が不成立であれば、ステップ611において、確保した記録領域の中で次に先頭ブロックアドレスの小さい領域から記録を行なう。
【0077】
ステップ610における判定が成立したときにはステップ606の処理に移り、情報の記録を行なった結果発生する各不連続ファイル、例えばファイル17、18に対する先頭ブロックアドレス、親ディレクトリ番号、ファイル名をそれぞれパステーブル6に記録してパステーブル6を更新パステーブル15とする。さらに未割付マップ7を更新し、更新未割付マップ16としたあとでそれぞれの記録位置に更新された情報を上書きして処理を終了する。
【0078】
なお、記録情報によっては、予め算出した記録ブロック数と実際に記録した記録ブロック数が一致しない場合もあり、確保した記録領域すべてに記録されるとは限らない。例えば、ステップ610で記録終了と判定された時点で、未記録領域の論理ブロックでなく、記録領域の確保に利用したファイルの途中で記録が終了することもあり得る。この場合、確保はしたが、実際には記録されなかった論理ブロックを未記録とするため、それに対する未割付フラグを“1"に変更する。
【0079】
次に、図6で説明したボリューム空間20中の不連続領域に情報の記録を行なった結果発生する不連続ファイルを用いて情報を再生する方法を図7のフローチャートにしたがって説明する。
【0080】
まず、パステーブルの内容を検索し、読み取った情報を基にボリューム空間20中に存在する各ファイルの先頭ブロックアドレス、親ディレクトリ番号、ファイル名を把握する(ステップ701)。このあと各ファイルへのアクセス、再生は、例えば、親ディレクトリ番号“0"に対する先頭ブロックアドレスを指定することで行なう(ステップ702)。そして指定されたファイルに対する再生範囲は、パステーブル上に含まれる先頭ブロックアドレスの中で、再生ファイルに指定した先頭ブロックアドレスの次に大きい先頭ブロックアドレスの一つ手前の論理ブロックまでである。例えば、ファイル17の場合には、先頭ブロックアドレスKからブロックアドレス(K+L−1)までの論理ブロックである。このとき、未割付マップ上のフラグを検出し、パステーブル15によって把握できる再生範囲に未記録の論理ブロックが存在するか否かを判定し、未記録の論理ブロックは再生しない(ステップ703)。そして親ディレクトリ番号“0"に対するファイルを再生後、今、再生を行なったファイルを親ディレクトリとするファイルが存在するか否かを判定するために、パステーブル15に含まれる親ディレクトリ番号とファイル名の関係から検索を行なう(ステップ704)。例えば、図4(b)の場合、親ディレクトリ番号“0"のファイル名sub−50と、それを親ディレクトリとするファイル名sub−51の親ディレクトリ番号“50"を基に、下位階層に属するファイルの存在を把握する。
【0081】
そしてステップ704における判定が成立したときには、下位階層に属するファイルの先頭ブロックアドレス、例えば、ファイル18のときには、先頭ブロックアドレス(K+L+M)からさらにアクセスを行ない、ステップ703と同様の方法でファイルの再生範囲内で情報を再生する(ステップ705)。すなわちブロックアドレス(K+L+M+N−1)まで再生を行なう。そして下位階層ファイルに関す情報の再生が終了した後、ステップ704に戻り、すでにそのファイルを親ディレクトリとするファイルが存在するか否かを判定する。このときファイルが存在するときには、ステップ705に処理を移し、再び再生を行なう。一方、ステップ704での判定が不成立のときには再生処理を終了する。また情報が不連続ファイルとして記録されていない場合の再生もステップ701からステップ703の処理を行なうことで可能になる。
【0082】
以上により、本実施形態によれば、記録情報14の記録に必要なブロック数がボリューム空間20中の連続した領域に確保できない場合、ボリューム空間20中に存在するファイルを利用して不連続な領域で確保することで記録ブロック数を満たすことができる。さらに、確保した不連続な領域の中で、先頭ブロックアドレスが最小の領域から情報の記録を開始し、以下先頭ブロックアドレスの小さい領域の順番で記録することで、情報の記録時および再生時にヘッド23の移動量を最小にすることができ、情報の記録あるいは再生に要する時間を短くすることができる。
【0083】
また一連の記録情報14の記録で発生した不連続ファイル17、18、19の記録の順番をディレクトリ構造として与え、その構造をパステーブル15上の親ディレクトリ番号とファイル名に反映させて管理することで、不連続ファイルが混在する場合のファイルアクセス、再生方法の互換性を維持することができる。
【0084】
次に、本発明の第2実施形態を図8にしたがって説明する。図8(d)、(e)、(f)は、図1(c)で説明したボリューム空間20の不連続な領域に記録情報14を記録した結果生じた不連続ファイル5−0、5−1、5−2をさらに記録情報の記録に利用した場合の一例を示している。
【0085】
図8(d)は、記録ブロック数R(Rは正の整数でN<R<L)の記録情報14dを不連続ファイル5−0、5−1、5−2を利用して記録した場合を示している。記録ブロック数Rは、N<R<Lの関係から、不連続ファイル5−0、5−1、5−2に含まれる論理ブロック数で、記録ブロック数を満たすことができる。このため情報の記録が不連続ファイル5−0、5−1、5−2で確保した不連続領域の中で、その先頭ブロックアドレスが最小のアドレスKより記録を開始し、論理アドレス(K+R−1)まで記録する。この場合、記録領域として確保はしたが、実際には記録しなかったブロックアドレス(K+R)〜(K+L−1)、ブロックアドレス(K+L+M)〜(K+L+M+N−1)の論理ブロックに対しては、未割付マップ16上の未割付フラグを“1"に変更し、ファイル6−0とファイル9、ファイル9とファイル11との間に不連続な未記録領域が形成される。またブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+Q−1)の論理ブロックに対しても未割付フラグ“1"に変更するが、この場合は連続した未記録領域となる。すなわち不連続ファイル5−0、5−1、5−2を利用する場合、これらのファイルの情報は消去するが、互いに関連がある情報であるため、一部だけ消去しても意味がないことを考慮し、消去するときにはすべての情報を消去し、記録に用いなかった領域を未記録領域とすることとしている。また更新パステーブル15には、記録で発生したファイル6−0に対する先頭ブロックアドレスK、ルートディレクトリを親ディレクトリとするように、親ディレクトリ番号“0"、ファイル名“sub−60"を新たに与え、パステーブル15上の不連続ファイル5−0に対する格納場所に上書きし、不連続ファイル5−1、5−2に対する情報は消去する。
【0086】
図8(e)は、記録ブロック数S(Sは正の整数でL<S<(L+N))の記録情報14eを、図1(c)に示す不連続ファイル5−0、5−1、5−2を利用して記録した場合を示している。記録ブロック数Sは、L<S<(L+N)の関係から、不連続ファイル5−0、5−1、5−2に含まれる論理ブロック数で記録ブロック数を満たすことができる。この場合、情報の記録は先頭ブロックアドレスの最小のアドレスKより記録を開始し、Lブロック分情報を記録する。この後、次にアドレスが小さいアドレス(K+L+M)から残りの(S−L)ブロック分情報を記録する。この場合、ブロックアドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)の論理ブロックに対しては未割付フラグを“1"に変更し、新たに発生した不連続ファイル7−1とファイル11との間の領域と未記録領域12とを不連続な未記録領域とする。またブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+Q−1)の論理ブロックに対しても、すなわち元のファイル5−2の領域は記録に用いないため、未割付フラグを“1"に変更する。またパステーブル15に対しては、記録で発生した不連続ファイル7−0、7−1に対してそれぞれ先頭ブロックアドレスK、(K+L+M)をそれぞれ設定する。さらに、ファイル7−0に対してはルートディレクトリを親ディレクトするように、ファイル7−1に対しては7−0を親ディレクトリとするように、親ディレクトリ番号としてそれぞれ“0"と“70"を与えるとともに、各ファイルに対してファイル名“sub−70"、“sub−71"を与える。そして不連続ファイル7−0、7−1については、不連続ファイル5−0、5−1の格納場所に上書きし、不連続ファイル5−2に対する情報は消去する。この場合、一連の入力ディジタル情報を管理するためのファイル7−0、7−1については、ファイル7−0が上位階層に属し、ファイル7−1がファイル7−0のその下の階層に属することになる。
【0087】
図8(f)は、記録ブロック数U(Uは正の整数で、(L+N)<U<Q)の記録情報14fを図1(c)に示す不連続ファイル5−0、5−1、5−2を利用して記録した場合を示している。記録ブロック数Uは、(L+N)<U<Qの関係から、不連続ファイル5−0、5−1、5−2に含まれる論理ブロック数で記録ブロック数を満たすことができる。このため、情報の記録は、先頭ブロックアドレスの最小となるアドレスKよりLブロック分情報を記録し、この後、次にアドレスが小さいアドレス(K+L+M)よりNブロック分情報を記録し、最後にアドレス(K+L+M+N+P)から残りの(U−L−N)ブロック分を情報を記録する。そしてブロックアドレス(K+M+P+U)〜(K+M+P+Q−1)の論理ブロックに対しては未割付フラグを“1"に変更し、連続した未記録領域に含める。またパステーブル15については、記録で発生した不連続ファイル8−0、8−1、8−2それぞれに対し、先頭ブロックアドレスK、(K+L+M)、(K+L+M+N+P)を与え、ファイル8−0に対してはルートディレクトリを、ファイル8−1に対してはファイル8−0を親ディレクトリとするように、ファイル8−2に対してはファイル8−1を親ディレクトリとするように、各ファイル8−0、8−1、8−2の親ディレクトリ番号をそれぞれ“0"、“80"、“81"、ファイル名を“sub−80"、“sub−81"、“sub−82"として与え、不連続ファイル5−0、5−1、5−2の格納場所にこれらの情報を上書きする。
【0088】
図8(d)、(e)、(f)における記録で再生した不連続ファイルに対する再生は、図7で説明した再生フローにしたがって行ない、パステーブル、未割付マップによって再生を制御することができる。
【0089】
以上のように、第2実施形態においては、ボリューム空間中に発生した不連続ファイルを記録情報の記録に利用するに際して、記録に確保した不連続領域の中でその先頭ブロックアドレスが最小の不連続領域から記録を開始し、記録ブロック数を満たすまで、先頭ブロックアドレスの小さい不連続領域から順番に記録を行なうことで、情報の記録・再生時にヘッド23の移動量を最小にすることができ、情報の記録あるいは再生に要する時間を短くすることができる。
【0090】
また、一連の記録情報の記録で新たに発生した不連続ファイルの記録順番をディレクトリ構造として与え、その構造をパステーブル上の親ディレクトリ番号とファイル名に反映させて管理することで、不連続ファイルが混在する場合のファイルアクセス、再生方法の互換性を維持することができる。さらに、確保した領域中の記録されなかった論理ブロックに関する未割付マップを更新することで、ファイル間の未記録領域として管理することができ、不連続ファイルの再生時に未記録領域を誤って再生するのを防止することができる。
【0091】
次に、本発明の第3実施形態を図9にしたがって説明する。図9(g)、(h)は、図8(e)で説明した記録ブロック数Sの記録で新たに発生した不連続ファイル7−0、7−1とその直後のブロックアドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)のファイル間未記録領域を記録領域として利用した場合の一例を示している。
【0092】
図9(g)は、記録ブロック数W(Wは正の整数で、S<W<(L+N))の記録情報14gを不連続フィル7−0、7−1とその直後のファイル間未記録領域を利用して記録した場合を示している。記録ブロック数Wは、S<W<(L+N)の関係から、不連続ファイル7−0、7−1のみでは記録ブロック数を確保できない状態にある。しかし、不連続ファイル7−1の直後のブロックアドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)のファイル間未記録領域を記憶領域として確保することで、ブロック数Wを満たすことができる。
【0093】
記録情報14gを記録するに際しては、確保された領域の中で、先頭ブロックアドレス最小のアドレスKより記録を開始し、Lブロック分情報を記録する。子の後、次にアドレスが小さいアドレス(K+L+M)より記録を開始し、ブロックアドレス(K+M+S)からのファイル間未記録領域の領域に渡って残りの記録ブロック分だけ情報を記録する。そしてファイル間未記録領域であったアドレス(K+M+S)〜(K+M+W)の論理ブロックに対しては未割付フラグを“0"に変更することで、この領域を未記録領域から除外する。またパステーブル15については、記録後に発生した不連続ファイルc−0、c−1に対して、先頭ブロックアドレスK、(K+L+M)をそれぞれ与え、ファイルc−0についてはルートディレクトリ、ファイルc−1に対しては、ファイルc−0を親ディレクトリとするように、各ディレクトリ番号をそれぞれ“0"、“c1"、ファイル名を“sub−c0"、“sub−c1"として与え、これらの情報を不連続ファイル7−0、7−1の格納場所に上書きする。
【0094】
図9(h)は、記録ブロック数U(Uは正の整数で、(L+N)<U)の記録情報14hを図8(e)に示す連続ファイル7−0、7−1とその直後のファイル間未記録領域、さらにはファイル11以降に連続する未記録領域12を利用して情報を記録した場合を示している。記録ブロック数Uは(L+N)<Uの関係から、不連続ファイル7−0、7−1とそれに続くアドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)のファイル間未記録領域では記録ブロック数を確保することができない。しかもその他のファイル間未記録領域ではこの例は存在しないから、ブロックアドレス(K+L+M+N+P)以後に連続して存在する未記録領域に残りの記録ブロックを確保することでブロック数Uの記録が可能となる。
【0095】
記録情報14hを記録するに際しては、確保された領域の中で、先頭ブロックアドレス最小のアドレスKより情報の記録を開始し、Lブロック分情報を記録する。この後、次にアドレスの小さいアドレス(K+L+M)より情報の記録を開始し、アドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)のファイル間未記録領域に渡ってNブロック分情報を記録する。そして最後にアドレスが次に小さいアドレス(K+L+M+N+P)の未記録領域から残りの記録ブロックについて情報を記録する。この場合ファイル間未記録領域であったアドレス(K+M+S)〜(K+L+M+N−1)、未記録領域であったアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+U−1)の論理ブロックに対しては、未割付フラグを“0"に変更することで、これらの領域を未記録領域から除外する。またパステーブル15については、情報の記録後に発生した不連続ファイルd−0、d−1に対してそれぞれ先頭ブロックアドレスK、(K+L+M)を与え、ファイルd−0についてはルートディレクトリ、ファイルd−1に対しては、ファイルd−0を親ディレクトリとするように、各ファイルにはそれぞれディレクトリ番号として“0"、“d0"を与えるとともに、ファイル名として“sub−d0"、“sub−d1"を新たに与え、これらの情報を不連続ファイル7−0、7−1の格納場所に上書きする。また不連続ファイルd−2に対しては、先頭ブロックアドレス(K+L+M+N+P)、不連続ファイルd−1を親ディレクトリとするように、ディレクトリ番号として“d1"、ファイル名として“sub−d2"を新たに与え、これらの情報をパステーブル15上に追加する。
【0096】
図9(g)、(h)における情報の記録で発生した不連続ファイルに対する再生は、図7で説明した再生フローにしたがって行ない、パステーブル、未割付マップによって再生を制御することができる。
【0097】
以上に、第3実施形態においては、ボリューム空間中に発生した不連続ファイルとその直後に連続するファイル間未記録領域を記録情報の記録に利用するに際して、記録に確保した不連続領域の中でその先頭ブロックアドレスが最小の不連続領域から情報の記録を開始し、情報の記録を行なっているファイルの直後にファイル間未記録領域が存在する場合には、その領域に渡って情報を連続的に記録し、記録ブロック数を満たすまで、先頭ブロックアドレスの小さい不連続領域あるいはファイル間未記録領域の順番で情報の記録を行なうことで、情報の記録、再生時におけるヘッド23の移動量を最小とすることができ、情報の再生あるいは記録に要する時間を短くすることができる。
【0098】
またファイル間未記録領域を記録領域として利用しているため、ボリューム空間20中に発生する不連続な領域を極力減らし、ボリューム空間20中の記録領域を効率良く利用することができる。
【0099】
次に、本発明の第4実施形態を図10にしたがって説明する。図10(i)、(j)は、ファイル間未記録領域がブロックアドレス(K+R)〜(K+L−1)までの領域に存在し、そのファイル間未記録領域とそ直後に続くファイル9、10を記録ブロック数V(Vは正の整数で、(M+P)<V<(M+P(L−R))の記録領域として利用した場合の一例を示してある。
【0100】
図10(j)における記録ブロック数Vは、(M+P)<V<(M+P+(L−R))の関係から、#2、4のファイル9、11の領域(なお、#1、3のファイル8、10の領域は記録領域としていない。)では記録ブロック数を確保できない状態にある。しかし、#2のファイル9の直前の領域、すなわちアドレス(K+R)〜(K+L−1)の領域はファイル間未記録領域となっているため、この領域を確保することで、記録ブロック数Vを満たすことができる。この場合、記録情報14jを記録するに際しては、確保された領域の中で、その先頭ブロックアドレス最小のアドレス(K+R)であるファイル間未記録領域のアドレスから情報の記録を開始し、そのファイル間未記録領域直後に続くブロックアドレス(K+L)〜(K+L+M)のファイル9に渡って情報を連続的に記録する。この後、次にアドレスの小さいアドレス(K+L+M+N)より情報の記録を開始し、残りの記録ブロックについて情報を記録する。このときファイル間未記録領域に相当するアドレス(K+R)〜(K+L−1)に対する論理ブロックに対しては、未割付フラグを“0"に変更することで、この領域を未記録領域から除外し、ファイル11に含まれる論理ブロックで記録されなかったアドレス(K+R+N+V)〜(K+L+M+N+P)に対しては、未割付フラグを、“1"に変更することで、この領域を未記録領域に含める。またパステーブル15に関しては、情報の記録後に、論理ボリューム空間20に発生した不連続ファイル5−0、5−1に対して、先頭ブロックアドレス(K+R)、(K+L+M+N)をそれぞれ与え、ファイル5−0についてはルートディレクトリ、ファイル5−1に対しては、ファイル5−0を親ディレクトリとするように、各ファイルのディレクトリ番号を“0"、“50"とし、ファイル名をそれぞれ“sub−50"、“sub−51"として与え、これらの情報をファイル9、11の格納場所に上書きする。
【0101】
不連続ファイル5−0、5−1に対する再生は、図7で説明した再生フローにしたがって行ない、パステーブル、未割付マップにしたがって再生を制御することができる。
【0102】
以上のように、第4実施形態においては、ボリューム空間20中に発生した不連続ファイル9、11とその直前に存在するファイル間未記録領域を記録情報14jの記録に利用するに際して、その記録ブロックアドレスが最小の領域から記録を開始し、記録を行なっているファイル間未記録領域の直後にファイルが存在する場合には、その領域に渡って情報を連続的に記録し、記録ブロック数を満たすまで、先頭ブロックアドレスの小さい領域から順番に情報の記録を行なうことで、情報の記録・再生時におけるヘッド23の移動量を最小にすることができ、情報の再生あるいは記録に要する時間を短くすることができる。
【0103】
またファイル間未記録領域を記録領域として利用しているため、ボリューム空間20中に発生する不連続な領域を極力減らし、ボリューム空間20中の記録領域を効率良く利用することができる。
【0104】
次に、本発明の第5実施形態を図11にしたがって説明する。図11(k)は、記録ブロック数(7×J+G+H):(J、G、Hは正の整数)の記録情報14kをボリューム空間20中の先頭ブロックアドレスI(Iは正の整数)からの不連続領域と、ブロックアドレスM(Mは正の整数)からの不連続領域を利用して情報の記録を行ない、記録情報14kをその領域内で分割したファイルとなるように、パステーブル15の更新を行なった場合の一例を示している。また図12は、情報の記録後に発生するファイルを分割ファイルとして扱うために更新された更新パステーブル15の構成を示している。
【0105】
図11(k)において、記録情報14kを記録するに際して、複数の分割ファイルが二つのグループに別れて互いに不連続な領域に割り当てられており、分割ファイル1−0〜1−3、分割ファイル1−5〜1−7にはそれぞれブロック数Jが割り当てられ、分割ファイル1−4にはブロック数Gが割り当てられ、分割ファイル1−8にはブロック数Hが割り当てられている。そして記録情報14kを記録するに際しては、先頭ブロックアドレスIの分割ファイル1−0の領域から情報の記録を開始し、アドレス(I+4×J+G−1)まで情報を記録する。この後、先頭ブロックアドレスMの分割ファイル1−5の領域から情報の記録を開始し、アドレス(M+3×J+H−1)まで情報を記録する。そして情報を記録した後、第1、第2の不連続領域に発生する分割ファイルをパステーブル15上で管理する目的で、第1の不連続領域の先頭アドレスIから順番に、一定の記録ブロック数Jごとに区切ったファイルを分割ファイル1−0〜分割ファイル1−3とし、Jブロック単位で区切れなかったJブロックのファイルを分割ファイル1−4とする。さらに、第2の不連続領域の先頭アドレスMから順番に一定の記録ブロック数Jごとに区切ったファイルを分割ファイル1−5〜分割ファイル1−7とし、Jブロック単位では区切れなかった残りのHブロックのファイルを分割ファイル1−8とする。そしてパステーブル15上において、分割ファイルを管理するために、図12に示すように、それぞれの分割ファイルの先頭ブロックアドレスとして、I、(I+J)、(I+2×J)、(I+3×J)、(I+4×J)を与えるとともに、先頭ブロックアドレスとして、M、(M+J)、(M+2×J)、(M+3×J)を与え、ブロックアドレスの小さい順に、すなわち、分割ファイル1−0を最上位階層とし、以下分割ファイル1−1〜1−7を順次下位の階層に属するものとするとともに、分割ファイル1−8を最下位階層とするように、各分割ファイルの親ディレクトリ番号を“0"〜“17"とし、各分割ファイルのファイル名を“sub−10"〜“sub−18"として与える。
【0106】
このように、ボリューム空間20中の不連続な領域に情報の記録を行ない、パステーブル15上で各不連続領域の中の分割ファイルとして管理する場合の各分割ファイルに対する再生方法について説明する。
【0107】
図11(f)において、通常の再生では、パステーブル15上の親ディレクトリ番号“0"に対する記録情報14kの先頭ブロックアドレスに対する分割ファイル1−0から情報の再生を開始し、パステーブル15上の親ディレクトリ番号、ファイル名にしてがって順次下位階層に属する分割ファイルに対応する情報を再生し、分割ファイル1−8に含まれる最終ブロックまで情報の再生を行なう。
【0108】
これに対して、特殊再生1では、分割ファイル1−0の途中で、パステーブルの親ディレクトリ番号“10"とファイル名“sub−10"から再生途中の分割ファイル直下の階層に存在する分割ファイル1−1にアクセスし、さらに同様の方法で再生開始目的の分割ファイル1−2の先頭に到達し、そこからの分割ファイルに対して順次情報の再生を行なう。そして最後に、分割ファイル1−6の再生途中から、次の分割ファイル1−7にアクセスし、再生途中でさらに分割ファイル1−8にアクセスすることで、再生目的の分割ファイル1−8の先頭に到達し、そこから再び情報の再生を行なう。
【0109】
次に、特殊再生2を行なうためには、現在再生を行なっているファイルが分割ファイル1−5である場合、再生途中でパステーブル15上の親ディレクトリ番号“14"とファイル名“sub−14"の情報を基にその分割ファイルの上位階層に属する先頭ブロックアドレスを把握し、分割ファイル1−4にアクセスし、情報の再生を行なう。以下、同じ要領で、すなわち、分割ファイル1−3、1−2の順でアクセスし、ファイルの途中まで再生を行ない、再生目的の分割ファイル1−1の先頭に到達する。そのあとは、再生目的の分割ファイル1−1から順次分割ファイルに対する情報の再生を行なう。
【0110】
第5実施形態においては、ボリューム空間20中の不連続領域に情報を記録した後、不連続領域中に発生するファイルは、一定の論理ブロック数で区切った分割ファイルとして発生させるようにしているため、パステーブル15上にその分割ファイルに対する先頭ブロックアドレス、親ディレクトリ番号、ファイル名を反映させてファイルの管理を行なうことができ、記録情報14kの途中に含まれる目的の情報へのアクセスを短時間で行なうことができる。
【0111】
次に、本発明の第6実施形態を図13にしたがって説明する。本実施形態は、情報を記録するためのファイルとして連続したファイルを作るために、ファイルの位置を変えてファイルの情報を再記録するようにしたものであり、論理ボリューム空間20に不連続に存在するブロック数Lのファイル8とブロック数Nのファイル10(L、Nは正の整数)、未記録領域の組み合わせで、記録ブロック数Q(Qは正の整数でQ>(L+N))の記録が可能なボリューム空間20中に連続した領域を確保し、記録情報を記録した場合の一例を示している。
【0112】
図13(m)は、ボリューム空間20中の不連続な領域であるファイル8とファイル10で(L+N)ブロックを確保し、さらに残りのQ−(L+N)ブロックを未記録領域12より確保した場合を示している。また図14(a)には図13(m)におけるボリューム空間20中のファイルを管理するためのパステーブル16の構成を示している。
【0113】
図13(n)は、ファイル8、10を移動させて互いに隣接して配置し、ファイル8、10の代わりに、ファイル30を確保したときの例を示しており、図13(n)においては、記録情報の記録前に確保した不連続領域以外のファイル9、11に対して、ボリューム空間20中における移動を行なうこととしている。そしてブロックアドレスK〜(K+L−1)のファイル8と、ブロックアドレス(K+L+M)〜(K+L+M+N−1)のファイル10は不連続な記録領域として確保されているため、ファイル9、ファイル11に対するボリューム空間20中の記録領域の移動に利用される。このときファイル9はボリューム空間20中のブロックアドレスK〜(K+M−1)の論理ブロックの範囲に移動し、#4のファイル11はブロックアドレス(K+M)〜(K+M+P)の論理ブロックの範囲に移動する。
【0114】
例えば、ディスク駆動装置21におけるファイル9の移動を行なうに際しては、ファイル9の先頭ブロックに対する物理セクタにアクセスし、ディジタル信号処理回路25に接続されるRAM26に対して、複数の論理ブロック分の情報を復調した情報をディジタル信号のデータとして蓄える。そしてRAM26にデータが蓄えられたときには、再度変調処理を行ない、ブロックアドレスKの論理ブロックに対する物理セクタにアクセスし、変調データの記録を行なう。以上の処理を繰り返し、ブロックアドレス(K+L)〜(K+L+M−1)に存在するファイル9をブロックアドレスK〜(K+M−1)の範囲の論理ブロックに移動する。論理ファイル11に対する移動も同様の方法によって行なう。そしてファイル9、11の移動が終了した後、ボリューム空間20中には、ブロックアドレス(K+M+P)から最終ブロックアドレスまで連続した記録領域が発生する。
【0115】
そして記録ブロック数Qの記録情報を記録するに際しては、ブロックアドレス(K+M+P)から情報の記録を開始し、ブロックアドレス(K+M+P+Q−1)まで情報の記録を行ない、連続した論理ブロックを含むファイル30を発生させる。このとき記録情報を記録した後、パステーブル15は、図14(b)に示すように、移動を行なったファイル9、11に対する先頭ブロックアドレスとしてそれぞれK、(K+M)を与え、発生したファイル30については、先頭ブロックアドレスとして(K+M+P)を与え、ファイル名としてsub−30を与えてパステーブル15の更新を行なう。また親ディレクトリ番号としてルートディレクトリを親ディレクトリとするため、“0"を格納する。また未記録領域であったブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+M+P+Q−1)の論理ブロックに対しては、未割付マップ16上の未割付フラグを“0"に変更し、記録済の領域として扱い、ボリューム空間20中のファイルに対する再生は、図7で説明した再生フローによって行なうことができる。
【0116】
一方、図13(o)については、図13(n)とは異なるボリューム空間20中のファイル9、11の移動を行ない、記録ブロック数Qを満たす連続的な記録領域を確保した場合の一例を示している。この場合、例えば、記録ブロック数Qを満たす領域として、連続した論理ブロックを含む記録領域を先頭アドレスK〜(K+Q−1)の領域に確保する目的で、第1にファイル11をボリューム空間20中のブロックアドレス(K+Q+M)〜(K+Q+M+P−1)の論理ブロックの範囲に移動する。第2に論理ファイル9をボリューム空間20中のブロックアドレス(K+Q)〜(K+Q+M−1)の論理ブロックの範囲に移動する。すなわち、この例の場合には、ファイル9の移動を先に行なうと、移動した領域が元のファイル11の領域と重なり、ファイル11の記録内容が失われるためである。またディスク駆動装置21における各ファイル9、11の移動は、(n)で説明した動作と同様な動作で行なわれる。
【0117】
ファイル9、11の移動が終了したあと、ボリューム空間20中には、ブロック空間K〜(K+Q−1)まで、連続した記録領域が発生する。そして記録ブロック数Qの記録情報を記録するに際しては、ブロックアドレスKから連続した記録領域に渡って情報の記録を開始し、ブロックアドレス(K+Q−1)まで情報を記録し、連続した論理ブロックを含むファイル30を発生させる。そして記録情報を記録したあとのパステーブル15は、図13(c)に示すように、移動を行なったファイル8、11に対する先頭ブロックアドレスとしてそれぞれ(K+Q)、(K+Q+M)を与え、新たに発生したファイル30については先頭ブロックアドレスとしてKを与え、ファイル名としてsub30を与え、パステーブルの更新を行なう。また親ディレクトリ番号はすべてルートディレクトリを親ディレクトリとするため、“0"を格納する。また記録領域であったブロックアドレス(K+L+M+N+P)〜(K+Q+M+P−1)の論理ブロックに対しては、未割付マップ16上の未割付フラグを“0"に変更し、この領域を記録済の領域として扱い、ボリューム空間20中のファイルに対する再生は図7に示す再生フローにしたがって実行する。
【0118】
以上に、第6実施形態においては、記録ブロック数を満たすボリューム空間20中の不連続領域を確保し、その不連続領域以外の領域のファイルを移動し、記録ブロック数を満たす連続的な記録領域を新たに確保することで、記録情報の記録が可能となる。さらに、パステーブル15上に領域の移動を行なったファイルに対する先頭ブロックアドレス、記録情報の記録で発生したファイル30に対する先頭ブロックアドレス、親ディレクトリ番号、ファイル名を更新することで、移動したファイル、新たに発生したファイル30に対する管理、アクセス、再生が可能になる。
【0119】
なお、各実施形態におけるパステーブルの更新は、情報の記録後に発生したファイルに対する情報を、記録領域の確保に利用したファイルの格納位置に上書きすることに限らず、記録後に新たに発生したファイルに対する情報をパステーブル上に順次追加することもできる。また上書きしたファイルの情報はパステーブル上で無効となるように、データを書き替えたりあるいは無効を示すフラグを追加したりすることもできる。
【0120】
また図1(a)の光ディスク22上の物理的な領域を構成する単位である物理セクタと、図1(b)の論理ボリューム空間20の構成単位である論理ブロックに対するアドレスはそれぞれ1対1に対応するものではなく、光ディスク22を駆動するディスク駆動装置21が、論理ボリューム空間20中に存在するファイルに対してアクセスする際に、その接続装置29から受ける論理ブロックアクセスを、物理アクセスに変換することで、光ディスク22上の物理セクタにアクセスすることになる。または記録可能なディスク媒体ということから、データ領域2から普段、情報を記録する物理セクタに欠陥が生じた場合に、その代わりに使用する物理セクタを含むスペア領域などが存在する。このため論理ブロックアドレスが連続しているファイルでも、実際の物理セクタへのアクセスは不連続に行なわれることもある。この場合も、光ディスク22を駆動するディスク駆動装置21が論理ブロックアドレスから物理アドレスへの変化を行ない、目的の物理セクタへアクセスすることで、接続装置29からみた論理ボリューム空間20に含まれるファイルは連続的な論理ブロックで構成されているようにみえる。
【0121】
また図1においてディスク22の物理的なデータ領域2に対して、一つの論理ボリューム空間20を割り当てているが、ボリューム記述子4、アンカポイント5、13、ボリューム空間20を含む領域が、データ領域2中に複数存在してもかまわない。この場合、本発明は複数のボリューム空間ごとに適用されることになる。
【0122】
また第4実施形態で説明した記録領域の確保に利用するファイルとその直前に存在するファイル間の記録領域を利用して情報の記録を行なう方法は、ボリューム空間20中に存在する不連続ファイル、その直前に存在するファイル間に記録領域を利用する場合にも適用される。
【0123】
また映像、音声、データなどディジタル情報の記録を行なう書き替え可能なディスク記録媒体については、本発明で対象としているDVD−RAM、DVD−RW、CD−RWの他に、ハードディスクドライブに固定された磁気ディスクがある。しかし、磁気ディスクについては、ディスクそのものの交換や取出しを行なわず、ドライブ内部に固定されているため、ディスクの種類を判別する必要がない。つまりリードイン領域が存在しないディスク記録媒体である。また磁気ディスクはドライブ内部に固定され、別のドライブに乗せ換えて記録を行なうことがないので、ファイルフォーマット(パステーブル、未割付マップ、アンカポイント、ボリューム識別子の存在、論理ブロックアドレスの割当方法)は特に決められておらず、ハードディスクドライブメーカー固有の方法で行なわれている。このため磁気ディスクは対象としていない。
【0124】
また第6実施形態で説明した不連続な記録領域として確保した領域以外のファイルに対する移動は、移動の対象となるファイルの数が最小となるように行なわれる。
【0125】
また、第2、第3実施形態で確保する不連続領域は、記録に指定した一連の不連続ファイル全てに対して確保されるものに限らず、記録ブロック数を満たす分だけの不連続ファイルを選択してその中で最小のブロックアドレスから記録してもかまわない。この場合、選択されなかった不連続ファイルに含まれる論理ブロックは、未記録となるように、未割付マップ上のフラグが更新されて記録される。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ファイル用管理情報を記録するために確保された領域が不連続となる場合、確保された不連続領域のうち論理ブロックアドレスの最小の論理ブロックに対応したファイル用管理情報からファイル記録領域に順次割り当てて記録するとともに、ファイル用管理情報の割り当て順位を第1のテーブル記録領域にファイルごとに記録し、ファイル用管理情報のファイルに対応するデータ領域の物理セクタにファイル用管理情報の割り当て順位にしたがって一連の入力ディジタル情報をその先頭から終了まで分散して記録するようにしたため、情報記録時におけるヘッドの移動時間が短くなり、情報の記録に要する時間を短くすることができる。
【0127】
さらに、情報を再生するに際しては、ファイル記録領域に記録されたファイル用管理情報の割り当て順位にしたがって各ファイルを指定し、指定されたファイルの先頭アドレスに対応したデータ領域の情報から順次再生するようにしたため、再生時におけるヘッドの移動時間が短くなり、情報の再生に要する時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すディスク記録形態の構成説明図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すディスク駆動装置と接続装置との関係を説明するための構成図である。
【図3】記録前後のボリューム空間中の論理ファイルに対するディレクトリ構造を説明するための図である。
【図4】記録前後のパステーブルの構成を説明するための図である。
【図5】記録前後の未割付マップの構成を説明するための図である。
【図6】記録情報を不連続ファイルとして記録するときの方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】ボリューム空間中に存在するファイルの再生方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態を示すディスク記憶媒体の構成説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示すディスク記録媒体の構成説明図である。
【図10】本発明の第4実施形態を示すディスク記録媒体の構成説明図である。
【図11】本発明の第5実施形態を示すディスク記録媒体の構成説明図である。
【図12】第5実施形態におけるパステーブルの構成説明図である。
【図13】本発明の第6実施形態を示すディスク記録媒体の構成説明図である。
【図14】第6実施形態におけるパステーブルの構成説明図である。
【符号の説明】
1 リードイン領域
2 データ領域
3 リードアウト領域
4 ボリューム記述子
5 アンカポイント
6 パステーブル
7 未割付マップ
8、9、10、11 ファイル
12 記録領域
13 アンカポイント
14 記録情報
15 更新パステーブル
16 更新未割付マップ
17、18、19 ファイル
20 論理ボリューム空間
21 ディスク駆動装置
22 光ディスク
23 ヘッド
24 アンプ
25 ディジタル信号処理回路
26 RAM
27 インターフェイス回路
28 システムコントローラ
29 接続装置

Claims (9)

  1. リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘ一連のデータを分割して記録するデータ記録方法であって、
    前記データ領域を構成する複数のブロックのうち、前記一連のデータの記録領域として確保した不連続な領域の中で、最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に前記一連のデータを分割して記録し、
    各不連続な領域に記録された分割データそれぞれに対し、前記一連のデータに属することを示し、一連のデータ先頭から終了までの順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを光ディスクへ記録することを特徴とするデータ記録方法。
  2. 請求項1に記載のデータ記録方法において、
    前記管理情報は、各分割データ毎に与えられ、当該分割データに与えられる管理情報は、その直前の分割データを特定する情報であることを特徴とするデータ記録方法。
  3. リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘデータを記録するデータ記録方法であって、
    複数のデータファイルが同一のデータに含まれることを示し、かつ複数のデータファイル同士の順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを光ディスクへ記録することを特徴とするデータ記録方法。
  4. リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘ一連のデータを分割して記録する光ディスク装置であって、
    前記データ領域を構成する複数のブロックのうち、前記一連のデータ記録領域として確保可能な領域を判定する判定手段と、
    前記判定手段において確保した不連続な領域に対し、その最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に一連のデータを分割して前記データ領域に記録する記録手段と、
    装置全体を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、各不連続な領域に記録されたデータそれぞれに対し、一連のデータに属することを示し、一連のデータ先頭から終了までの順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを生成し、前記管理情報に従って前記記録手段による光ディスクへの記録を制御することを特徴とする光ディスク装置。
  5. リードイン領域、データ領域、リードアウト領域を有する書き換え可能な光ディスクヘデータを記録する光ディスク装置であって、
    前記データ領域を構成する複数のブロックに対し、前記データの記録領域として確保可能な領域を判定する判定手段と、
    前記判定手段において確保した複数の領域に対し、その最小のブロックアドレスを有するブロックから順番に一連のデータを記録する記録手段と、
    装置全体を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、確保した複数の領域が同一の属性のデータに含まれることを示し、かつ複数の領域同士の順列を示す管理情報を少なくとも含むテーブルを生成し、前記管理情報に従って前記記録手段による光ディスクへの記録を制御することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項に記載のデータ記録方法で記録されたデータの再生方法であって、
    データ領域に記録された前記テーブルの再生を行い、テーブルに含まれる前記管理情報から前記一連のデータに属する複数の分割データ及びその順列を特定し、再生対象の分割データを選択して前記順列に従い再生順を決定して分割データの再生を行うことを特徴とするデータ再生方法。
  7. 請求項に記載のデータ記録方法で記録されたデータの再生方法であって、
    データ領域に記録された前記テーブルの再生を行い、テーブルに含まれる前記管理情報から、同一のデータに含まれる複数のデータファイルとその順列を特定し、特定されたデータファイルを特定された順列に従って再生を行うことを特徴とするデータ再生方法。
  8. 請求項に記載のデータ記録方法で記録されたデータを再生する光ディスク装置であって、
    前記データ領域に記録された前記テーブルに含まれる管理情報から、前記一連のデータを構成する複数の分割データとその順列を特定する判定手段と、
    装置全体を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により特定された分割データを特定された順列に従い再生順を決定し、各分割データに対する再生を制御することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項に記載のデータ記録方法で記録されたデータを再生する光ディスク装置であって、
    前記データ領域に記録された前記テーブルに含まれる管理情報から、同一のデータに含まれる複数のデータファイルとその順列を特定する判定手段と、
    装置全体を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により特定されたデータファイルを選択し、特定された順列に従い再生順を決定し、各データファイルの再生を制御することを特徴とする光ディスク装置。
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