JPH0710460U - レゾネータ構造 - Google Patents
レゾネータ構造Info
- Publication number
- JPH0710460U JPH0710460U JP4462893U JP4462893U JPH0710460U JP H0710460 U JPH0710460 U JP H0710460U JP 4462893 U JP4462893 U JP 4462893U JP 4462893 U JP4462893 U JP 4462893U JP H0710460 U JPH0710460 U JP H0710460U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volume
- neck
- resonator
- intake
- resonator structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1個の容積部に複数個の首部を設定すること
により、音源からの対象とする複数の特定の周波数の吸
気音を低減する。 【構成】 吸気ダクト1の共鳴系の概略腹となる所定の
位置に開口する開口部に取付ける首部と容積部とからな
るヘルムホルツ型のレゾネータにおいて、1個の容積部
13を複数の首部11,12により連通形成する。
により、音源からの対象とする複数の特定の周波数の吸
気音を低減する。 【構成】 吸気ダクト1の共鳴系の概略腹となる所定の
位置に開口する開口部に取付ける首部と容積部とからな
るヘルムホルツ型のレゾネータにおいて、1個の容積部
13を複数の首部11,12により連通形成する。
Description
【0001】
この考案は、自動車におけるエンジンに対する外気を導入する吸気マニホール ドに付設するレゾネータに係り、詳しくはヘルムホルツ型のレゾネータの構造に 関する。
【0002】
従来、この種のヘルムホルツ型のレゾネータとしては例えば図2に示すように 特定の周波数の吸気音を低減させるためのレゾネータR1 と、また、特定の周波 数の吸気音を低減させるためのレゾネータR2 とを並設した吸気ダクト1があり 、このレゾネータR1 、R2 を吸気ダクト1の近くに首部により容積部を接続す ることで特定の周波数の吸気音をそれぞれ低減するもので、例えばこのレゾネー タR1 の首部2は径D1 、長さL1 に形成され、これに接続される容器部3は容 積V1 に形成され、また、レゾネータR2 の首部4は径D2 、長さL2 に形成さ れ、これに接続される容器部5は容積V2 に形成されている。
【0003】 一般にヘルムホルツ型のレゾネータは首部を質量(MASS)、容積部をばねとす る振動系と考えられ、このリゾネータR1 で特定の周波数の吸気音を低減できる 振動数は、
【数1】 であり、また、リゾネータR2 で特定の周波数の吸気音を低減できる振動数は、
【数2】 である。但し、Cは音速、kは補正係数である。 これら音源からの吸気音の対象とする2種類の特定の周波数が1オクターブ以 上離れている場合、上記のように2種類のヘルムヘルツ型のレゾネータR1 ,R 2 を吸気ダクト1に配設する必要がある。
【0004】
しかしながら、このように音源からの吸気音の対象とする2種類の特定の周波 数の吸気音を低減するため2個のレゾネータR1 ,R2 を付設することは極めて コスト高となる問題点があった。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもので、1個の容積部に複 数個の首部を設定することにより、音源からの対象とする複数の特定の周波数の 吸気音を低減することのできるヘルムホルツ型のレゾネータの構造を提供するこ とを目的とするものである。
【0006】
本考案は、上記技術課題を解決するため、吸気ダクトの共鳴系の概略腹となる 所定の位置に開口する開口部に取付ける首部と容積部とからなるヘルムホルツ型 のレゾネータにおいて、1個の容積部を複数の首部により連通形成する構成とし たレゾネータ構造である。
【0007】
上記構成としたことにより、複数の対象とする特定の周波数の騒音に対処して 低減を図ることができる。
【0008】
次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明すると、図1はレゾネータR を吸気ダクト1に配設した断面図を示すもので、吸気ダクト1の共鳴系の概略腹 となる所定の位置には径D1 、長さL1 の首部11と、径D2 、長さL2 の首部 12が開口して取付けられ、この両首部11,12にはともに容積Va を有する 容積部13が連通接続されている。
【0009】 このように配設されたレゾネータRにおいては、首部11においては対象とす る特定の周波数の低減できる振動数は、
【数3】 であり、また、首部12においては対象とする特定の周波数の低減できる振動数 は、
【数4】 である。 したがって、首部11,12の形状、すなわち、径Dおよび長さLを選択する ことにより、複数の対象とする特定の周波数の騒音に対処して低減を図ることが でき、レゾネータRのコストはほぼその容積部Vにより決定されるため、本実施 例にように1個の容積部Vとすることによりコストをほぼ1/2とすることがで きる。
【0010】 なお、ヘルムホルツ型のレゾネータの場合は、その対象とする1次の特定の周 波数がエンジン2次共鳴にあることが多く、この場合、周波数200HZ 以下で あり、1波長1.7m以上となるため、レゾネータRの取付け位置が限定されな い点が、本実施例の実用効果のあるバックグランドとなっている。
【0011】 また、実験上、対象とする特定の周波数の吸気音は互いに整数倍でないことが 望ましく、また、径Dで決定される首部11,12の断面積は3倍の差がある方 が効果が高いことが確認されている。
【0012】
本考案は、上記したように吸気ダクトの共鳴系の概略腹となる所定の位置に開 口する開口部にとり付ける首部と容積部とからなるヘルムホルツ型のレゾネータ において、1個の容積部を複数の首部により連通形成する構成としたことにより 、複数の対象とする特定の周波数の騒音に対処して低減を図ることができ、1個 の容積部とすることによりコストをほぼ1/2とすることができる。 また、対象とする特定の周波数の吸気音は互いに整数倍でないことが望ましく 、また、径Dで決定される首部11,12の断面積は3倍の差がある方が効果が 高い。
【図1】吸気ダクトに本考案のヘルムホルツ型レゾネー
タを配設した断面図である。
タを配設した断面図である。
【図2】従来の吸気ダクトに対するヘルムホルツ型レゾ
ネータの配設を示す断面図である。
ネータの配設を示す断面図である。
1 吸気ダクト 11,12 首部 13 容積部 D 首部の径 L 首部の長さ V 容積部の容積
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気ダクトの共鳴系の概略腹となる所定
の位置に開口する開口部に取付ける首部と容積部とから
なるヘルムホルツ型のレゾネータにおいて、1個の容積
部を複数の首部により連通形成する構成としたレゾネー
タ構造。 - 【請求項2】 首部の形状と容積部で決定されるそれぞ
れの対象とする特定の周波数が互いに整数倍でない請求
項1のレゾネータ構造。 - 【請求項3】 首部の断面積が他の一番断面積が近い首
部に対し、1/3倍以下、または3倍以上である請求項
1または請求項2のレゾネータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4462893U JPH0710460U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | レゾネータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4462893U JPH0710460U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | レゾネータ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710460U true JPH0710460U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12696695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4462893U Pending JPH0710460U (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | レゾネータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710460U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015505589A (ja) * | 2012-02-02 | 2015-02-23 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 対応するプラント内で音響振動を減衰させるためのプラント及び方法 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP4462893U patent/JPH0710460U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015505589A (ja) * | 2012-02-02 | 2015-02-23 | シーメンス アクティエンゲゼルシャフト | 対応するプラント内で音響振動を減衰させるためのプラント及び方法 |
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