JPH0710413B2 - 傘歯車の製造方法 - Google Patents
傘歯車の製造方法Info
- Publication number
- JPH0710413B2 JPH0710413B2 JP62157362A JP15736287A JPH0710413B2 JP H0710413 B2 JPH0710413 B2 JP H0710413B2 JP 62157362 A JP62157362 A JP 62157362A JP 15736287 A JP15736287 A JP 15736287A JP H0710413 B2 JPH0710413 B2 JP H0710413B2
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- JP
- Japan
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- die
- outer diameter
- bevel gear
- preforming
- mold
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/28—Making machine elements wheels; discs
- B21K1/30—Making machine elements wheels; discs with gear-teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、傘歯車は型鍛造により製造する方法に係り、
特に截頭円錐部が形成された予備成形素材を歯型を有す
る成形金型で閉塞鍛造する傘歯車の製造方法に関する。
特に截頭円錐部が形成された予備成形素材を歯型を有す
る成形金型で閉塞鍛造する傘歯車の製造方法に関する。
従来の技術 截頭円錐部が形成された予備成形素材を歯型を有する成
形金型で横バリ鍛造する傘歯車の製造方法としては、特
公昭46−2176号及び特公昭57−61496号などがある。
形金型で横バリ鍛造する傘歯車の製造方法としては、特
公昭46−2176号及び特公昭57−61496号などがある。
発明が解決しようとする問題点 例えば、第5図の如く予め截頭円錐部に予備成形された
予備成形素材2aを成形金型21で横バリ鍛造すると、第6
図に示す如く歯部分28の小径側先端に欠肉9aが発生し易
い問題がある。
予備成形素材2aを成形金型21で横バリ鍛造すると、第6
図に示す如く歯部分28の小径側先端に欠肉9aが発生し易
い問題がある。
また、第7図の如く截頭円錐部の先端を型底面34に当接
する形状に形成された予備成形素材2bを成形金型31で横
バリ鍛造すると、第8図に示す歯部分38にしわきず9bが
発生する場合がある。
する形状に形成された予備成形素材2bを成形金型31で横
バリ鍛造すると、第8図に示す歯部分38にしわきず9bが
発生する場合がある。
このような傘歯車27,37の鍛造においては、歯部分28,38
に生ずる欠肉9a,しわきず9bおよび未充填などの諸欠陥
の形成を支配する要因や、欠陥の形成を防止する手段が
確立されていない。
に生ずる欠肉9a,しわきず9bおよび未充填などの諸欠陥
の形成を支配する要因や、欠陥の形成を防止する手段が
確立されていない。
問題点を解決するための手段 予め予備成形素材の一端側に截頭円錐部を他端側に縁部
を欠肉させた欠肉縁を設け、かつ截頭円錐部と欠肉縁と
の間の外径を最大外径に形成すると共にその最大外径を
成形金型の円筒状部の内径と略等しく、また前記予備成
形素材の型彫部への挿入により成形金型の歯型と截頭円
錐部が接して素材先端面が型底面と十分な間隔を持って
対向するよう該截頭円錐部の形状を予備成形し、その後
に前記成形金型の円筒状部にその内径に略等しい外径の
パンチ10を進入させて前記予備成形素材を閉塞鍛造す
る。
を欠肉させた欠肉縁を設け、かつ截頭円錐部と欠肉縁と
の間の外径を最大外径に形成すると共にその最大外径を
成形金型の円筒状部の内径と略等しく、また前記予備成
形素材の型彫部への挿入により成形金型の歯型と截頭円
錐部が接して素材先端面が型底面と十分な間隔を持って
対向するよう該截頭円錐部の形状を予備成形し、その後
に前記成形金型の円筒状部にその内径に略等しい外径の
パンチ10を進入させて前記予備成形素材を閉塞鍛造す
る。
作用 閉塞鍛造時に素材は、前方へ押し出される如く金属組織
が円滑に流動して歯型内に充填され歯部分を形成される
と共に、後方及び横方向へのバリ発生も抑制される。
が円滑に流動して歯型内に充填され歯部分を形成される
と共に、後方及び横方向へのバリ発生も抑制される。
実施例 以下本発明を実施例に基づいて説明する。
傘歯車の製造に当り、まず鋼丸棒材を必要長さに切断し
て、第1図に示す如く切断ブランク1を形成し、ショッ
トブラストによりスケールを除去する。
て、第1図に示す如く切断ブランク1を形成し、ショッ
トブラストによりスケールを除去する。
続いて、該切断ブランク1を高周波加熱により温間又は
熱間鍛造の温度域まで加熱し、その加熱状態において、
素材予備成形及び歯形成形の鍛造工程を施す。
熱間鍛造の温度域まで加熱し、その加熱状態において、
素材予備成形及び歯形成形の鍛造工程を施す。
ます素材予備成形工程は、第2図に示される如く、底部
にノックアウト7が進退自在に装着された予備成形下型
5のその型彫部6に切断ブラング1を挿入し、パンチの
下降で横バリを出さぬ程度に所定の据込みを施す。
にノックアウト7が進退自在に装着された予備成形下型
5のその型彫部6に切断ブラング1を挿入し、パンチの
下降で横バリを出さぬ程度に所定の据込みを施す。
予備成形下型5の形彫部6は、その径方向側面が下方に
向けてしりすぼまりに形成されており、また形彫部6の
容積は切断ブランク1の体積よりも少なく形成されてい
る。
向けてしりすぼまりに形成されており、また形彫部6の
容積は切断ブランク1の体積よりも少なく形成されてい
る。
そのため、この予備成形下型5で成形された予備成形素
材2には、一端側に截頭円錐部4及び他端側に縁部が環
状に欠肉した欠肉縁3が形成される。
材2には、一端側に截頭円錐部4及び他端側に縁部が環
状に欠肉した欠肉縁3が形成される。
かつ、この予備成形素材2は截頭円錐部4と欠肉縁3と
の間の外径を最大外径に形成すると共に、その最大外径
が、後述される成形金型11(第3図)の円筒状部12の内
径と略等しく形成される。
の間の外径を最大外径に形成すると共に、その最大外径
が、後述される成形金型11(第3図)の円筒状部12の内
径と略等しく形成される。
続いて予備成形素材2が十分に高温状態にあるうちに、
第3図に示す如く成形金型11に予備成形素材2を挿入し
て、歯形を鍛造成形する。
第3図に示す如く成形金型11に予備成形素材2を挿入し
て、歯形を鍛造成形する。
則ち、一端が端面に開口する円筒状部12と該円筒状部12
の他端に接続されたしりすぼまり状の傘歯車歯型13とか
ら成る型彫部15を有する成形金型11に、予備成形素材2
を截頭円錐部4から挿入して鍛造成形する。
の他端に接続されたしりすぼまり状の傘歯車歯型13とか
ら成る型彫部15を有する成形金型11に、予備成形素材2
を截頭円錐部4から挿入して鍛造成形する。
この際、素材の最大外径は金型の円筒状部12の内径と略
寸法が等しいため、素材の片寄りが防止される。
寸法が等しいため、素材の片寄りが防止される。
また予備成形素材2は、型彫部15への挿入により歯型13
と截頭円錐部4が接して素材先端面8が型底面14と十分
な間隔を持って対向するよう該截頭円錐部12の形状が設
定されている。
と截頭円錐部4が接して素材先端面8が型底面14と十分
な間隔を持って対向するよう該截頭円錐部12の形状が設
定されている。
つまり、素材に歯形を成形する際に、素材が前方に押し
出され、金属組織が円滑に流動して歯型13内に充填され
るよう、ほぼ歯型外径側の高さAと同程度の対向間隔が
形成される如く、その形状が設定される。
出され、金属組織が円滑に流動して歯型13内に充填され
るよう、ほぼ歯型外径側の高さAと同程度の対向間隔が
形成される如く、その形状が設定される。
他方、成形金型11の円筒部12は、その高さが挿入された
素材2の上端面より高い所まで設けられており、該円筒
状部12にその内径に略等しい外径のパンチ10を進入させ
て素材2を閉塞鍛造する際に、パンチ10を案内する。
素材2の上端面より高い所まで設けられており、該円筒
状部12にその内径に略等しい外径のパンチ10を進入させ
て素材2を閉塞鍛造する際に、パンチ10を案内する。
斯様な、成形金型11、パンチ10及び予備成形素材2を用
いて閉塞鍛造することにより、第4図に示される如き傘
歯車17を成形することができる。
いて閉塞鍛造することにより、第4図に示される如き傘
歯車17を成形することができる。
即ち、歯部分18に欠肉、しわきず及び未充填などの諸欠
格がなく、かつ後方および横方向へのバリ発生も抑制さ
れた傘歯車が得られる。
格がなく、かつ後方および横方向へのバリ発生も抑制さ
れた傘歯車が得られる。
効果 以上のように本発明によれば、閉塞鍛造時に素材は前方
に押し出される如く金属組織が円滑に流動して歯型内に
充填され歯部分を形成されると共に、後方及び横方向へ
のバリ発生も抑制されるので、歯部分に欠肉、しわきず
および未充填などの諸欠陥の形成を防止できる。
に押し出される如く金属組織が円滑に流動して歯型内に
充填され歯部分を形成されると共に、後方及び横方向へ
のバリ発生も抑制されるので、歯部分に欠肉、しわきず
および未充填などの諸欠陥の形成を防止できる。
第1図乃至第4図は、本発明の実施例を表わすもので、
第1図は切断ブランク1の平面図。第2図は予備成形工
程の断面平面図。第3図は歯形成形工程の断面平面図。
第4図は傘歯車の断面図。第5図乃至第8図は夫々従来
の歯形成形工程と成形された傘歯車の断面平面図であ
る。 (記号の説明) 1……丸棒材。2……予備成形素材。 3……欠肉縁。4……截頭円錐部。 5……予備成形下型。8……素材先端面。 10……パンチ。11……成形金型。 12……円筒状部。13……歯型。 14……型底面。
第1図は切断ブランク1の平面図。第2図は予備成形工
程の断面平面図。第3図は歯形成形工程の断面平面図。
第4図は傘歯車の断面図。第5図乃至第8図は夫々従来
の歯形成形工程と成形された傘歯車の断面平面図であ
る。 (記号の説明) 1……丸棒材。2……予備成形素材。 3……欠肉縁。4……截頭円錐部。 5……予備成形下型。8……素材先端面。 10……パンチ。11……成形金型。 12……円筒状部。13……歯型。 14……型底面。
Claims (1)
- 【請求項1】予め丸棒材1を据込んで軸方向一端側に截
頭円錐部4を有する予備成形素材2を形成し、次いで前
記予備成形素材2を一端が端面に開口する円筒状部12と
該円筒状部12の他端に接続されたしりすぼまり状の歯型
13とから成る型彫部15を有する成形金型11に前記截頭円
錐部4から挿入して鍛造成形する傘歯車の製造方法にお
いて、予め前記予備成形素材2の他端側に縁部を欠肉さ
せた欠肉縁3を設け、かつ截頭円錐部4と欠肉縁3との
間の外径を最大外径に形成すると共にその最大外径を前
記成形金型11の円筒状部12の内径と略等しくし、また前
記予備成形素材2の型彫部15への挿入により成形金型11
の前記歯型13と前記截頭円錐部4が接して素材先端面8
が型底面14と十分な間隔を持って対向するよう該截頭円
錐部4の形状を予備成形し、その後に前記成形金型11の
円筒状部12に前記予備成形素材2を挿入し、さらに該円
筒状部12にその内径に略等しい外径のパンチ10を進入さ
せて前記予備成形素材2を閉塞鍛造することを特徴とす
る傘歯車の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62157362A JPH0710413B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 傘歯車の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62157362A JPH0710413B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 傘歯車の製造方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS642756A JPS642756A (en) | 1989-01-06 |
JPH012756A JPH012756A (ja) | 1989-01-06 |
JPH0710413B2 true JPH0710413B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=15647999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62157362A Expired - Fee Related JPH0710413B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 傘歯車の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710413B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0419456A (ja) * | 1989-09-19 | 1992-01-23 | M H Center:Kk | ディファレンシャルピニオンおよびこのディファレンシャルピニオンの塑性加工用金型およびこの金型を用いた塑性加工方法 |
JPH04124956U (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-13 | 株式会社吉野工業所 | 液体注出ポンプ |
IT1277365B1 (it) * | 1995-07-27 | 1997-11-10 | Leonardo Srl | Procedimento per la realizzazione mediante stampaggio a freddo di un ingranaggio conico solidale ad un perno di rotazione ed |
JP4942214B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2012-05-30 | 武蔵精密工業株式会社 | 傘歯車の鍛造成形方法 |
JP5446920B2 (ja) * | 2010-01-22 | 2014-03-19 | 日本精工株式会社 | 外向フランジ部付金属製部材の製造方法 |
CN103567338B (zh) * | 2012-08-06 | 2016-04-06 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 金属件制造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177845A (en) * | 1981-02-07 | 1982-11-01 | Aida Eng Ltd | Press-forming method for bevel gear and its die |
-
1987
- 1987-06-24 JP JP62157362A patent/JPH0710413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS642756A (en) | 1989-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |