JPH07103984A - 自動化学分析装置 - Google Patents

自動化学分析装置

Info

Publication number
JPH07103984A
JPH07103984A JP26542993A JP26542993A JPH07103984A JP H07103984 A JPH07103984 A JP H07103984A JP 26542993 A JP26542993 A JP 26542993A JP 26542993 A JP26542993 A JP 26542993A JP H07103984 A JPH07103984 A JP H07103984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
detergent solution
water
reaction
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26542993A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Matsumoto
順一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP26542993A priority Critical patent/JPH07103984A/ja
Publication of JPH07103984A publication Critical patent/JPH07103984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/04Details of the conveyor system
    • G01N2035/0401Sample carriers, cuvettes or reaction vessels
    • G01N2035/0437Cleaning cuvettes or reaction vessels

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応ディスク及び洗浄ノズルを通常動作とは
別の駆動をさせ、反応容器についての洗剤洗浄及び洗剤
の貯溜による洗浄を可能とし、また、各種濃度の洗剤に
よる反応容器の洗浄を可能とする自動化学分析装置を提
供する。 【構成】 複数の反応容器が、間欠的移動可能に配列さ
れている反応ラインと、該反応ラインに沿って、試料分
注器、試薬分注器、洗浄装置及び測定装置を備える自動
化学分析装置において、洗浄装置は、液体排出装置、洗
剤溶液供給装置及び水洗装置を備える第一洗浄領域と、
水排出装置及び脱水装置を備える第二洗浄領域と、第一
洗浄領域及び第二洗浄領域の間に位置し、セル給水装置
及びセルブランク測定装置を備えるセルブランク測定領
域とを反応ラインに沿って備えており、第一洗浄領域の
洗剤溶液供給装置は、独立の制御系列を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料分注装置、試薬分
注装置、洗浄装置及び吸光度測定装置を備える自動化学
分析装置に関し、特に、本発明は、多成分を含む液体試
料、特に、血液、血漿、血清、リンパ液等の体液、尿等
の排泄物、胃液、膵液、胆汁、唾液、汗等の分泌液、腹
水、胸水、関節腔液等の穿刺液などの検体についての目
的成分濃度又は活性値を測定する自動化学分析装置に関
する。また、本発明は、特に、反応容器について選択的
に洗浄を行うことができる自動化学分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動化学分析装置において、反応セル等
の反応容器が汚れていると、再現性が不良となり、ま
た、例えば、精度管理用検体の測定値が変動したり、セ
ル内での試薬相互による汚染が大きくなるなど、正確で
精度の高い分析値を得ることができない。そこで、分析
に使用された反応セル等の反応容器は、洗浄により再生
して繰り返し分析に使用されていてる。ところで、自動
化学分析装置は、最後の反応容器が洗浄装置で脱水され
たところで停止するが、洗浄装置の洗剤溶液注入位置に
停止する反応容器には、洗剤溶液が注入された侭となっ
て、洗剤溶液が注入された反応容器のみが、他の反応容
器と異なる状態となり、また、このように反応容器につ
いて毎回洗浄を行っても、洗剤に浸漬される時間が短い
ために、分析の回を追う毎に、反応容器の汚れは僅かな
がらでも蓄積されて行くので、このような汚れを除去し
て正確な分析を期するために、一連の分析作業、例え
ば、一日の分析作業が終了したところで、反応容器に、
例えば、アルカリ性制泡性洗剤等を充填し、長時間その
侭放置して、汚れを除去し易くし、次の分析開始時に、
充填されている洗剤を反応容器から排出し、洗浄液で洗
浄して、反応容器を清浄なものにして分析に使用してい
る。ところで、洗浄装置の洗浄動作では、洗浄水及び洗
剤溶液の各注入工程、洗浄水の吸引工程並びに脱水工程
が同時に作動するので、洗剤を注入するのには、洗浄装
置の作動を停止し、試薬分注装置を使用して全反応容器
に分注することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に洗剤
は、一定に希釈されて洗剤容器に入れられて使用される
ので、このように試薬分注装置を使用して、反応容器に
洗剤を分注して洗浄を行うとしても、使用される洗剤溶
液は、洗浄装置で使用される洗剤と同じ濃度であるか
ら、同じ洗剤を複数箇所に設置することとなり、自動化
学分析装置の限られた空間についての使用効率が悪くな
り問題である。また試薬分注ノズルは、洗剤容器の位置
まで移動して洗剤を吸引し、洗剤が分注される反応容器
の位置まで移動して反応容器に分注するので、そのため
に時間が掛かり問題とされている。また、洗浄に使用さ
れる洗剤濃度が一定であるために、反応容器の汚れが酷
くても、汚れに応じた洗剤濃度が選択できず問題とされ
ていた。そこで、特に、汚れの酷い反応容器のみに、洗
剤を長時間に亙り溜めおいて、汚れた反応容器の洗浄を
行っている。しかし、この場合、特定の反応容器のみが
洗剤に浸漬されることとなって、他の反応容器と光学的
に異なる状態となり問題である。本発明は、従来の自動
化学分析装置の反応容器の洗浄における、洗剤濃度の選
択に係る問題点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応ディスク
及び洗浄ノズルを通常動作とは別の駆動をさせ、反応容
器の洗剤洗浄及び洗剤の貯溜による洗浄を可能とし、ま
た、各種濃度の洗剤による反応容器の洗浄を可能とする
自動化学分析装置を提供することを目的としている。即
ち、本発明は、複数の反応容器が、間欠的移動可能に配
列されている反応ラインと、該反応ラインに沿って、試
料分注器、試薬分注器、洗浄装置及び測定装置を備える
自動化学分析装置において、洗浄装置は、液体排出装
置、洗剤溶液供給装置及び水洗装置を備える第一洗浄領
域と、水排出装置及び脱水装置を備える第二洗浄領域
と、第一洗浄領域及び第二洗浄領域の間に位置し、セル
給水装置及びセルブランク測定装置を備えるセルブラン
ク測定領域とを反応ラインに沿って備えており、第一洗
浄領域の洗剤溶液供給装置は、独立の制御系列を形成し
ていることを特徴とする自動化学分析装置にある。
【0005】本発明の自動化学分析装置においては、洗
浄装置には、反応容器の内容物を吸引排出して、該反応
容器に洗浄水を注入する液体排出装置と、例えば前記洗
浄済み洗浄水を吸引排出して第1洗剤溶液を注入するノ
ズル及び/又は前記洗浄済み第1洗剤溶液を吸引排出し
て第2洗剤溶液を注入するノズルを備える洗剤溶液供給
装置と、前記洗浄済み第2洗剤溶液を吸引排出して、洗
浄水を注入するノズル及び前記洗浄済みの洗浄水を吸引
排出して、洗浄水を注入するノズルを備える水洗装置と
が設けられている第一洗浄領域、前記洗浄済み洗浄水を
吸引排出して、反応容器にセルブランク測定用の給水を
行うノズルが設けられているセルブランク測定領域、並
びにセル給水を吸引排出するノズル及び反応容器壁に付
着する水を拭き取り可能なノズルが設けられている第二
洗浄領域が形成されているのが好ましい。
【0006】本発明の自動化学分析装置においては、反
応ディスク、洗剤溶液供給装置及び水洗浄装置は、互い
に独立して制御されるように形成されている。したがっ
て、本発明において、洗剤溶液供給装置の洗浄ノズル駆
動部は、反応ディスクの駆動部と別個に制御されるよう
構成されており、また、洗剤溶液供給装置の洗剤溶液吐
出部は、水洗浄装置の水吐出部と別個に制御されるよう
に構成されている。本発明において、反応容器の汚れが
分析値に影響を与えることが検出されたときに、制御部
は、これを検出して、随時、反応容器の洗浄を行うこと
が可能となる。例えば、一日の分析作業が終了したとこ
ろで、全反応容器について洗浄する指定洗浄の場合に
は、反応ディスクの駆動部の動作の第1段階では、全反
応容器内の内容物を排出を行うために、液体排出装置の
みが制御され、続く反応ディスクの駆動部の動作の第2
段階では、指定された洗剤溶液を、全反応容器に注入す
るように、洗剤溶液供給装置のみが制御され、洗剤溶液
放置後の第3段階では、洗剤溶液供給装置の洗剤溶液の
供給を行う作動が停止され、液体排出装置並びに第二洗
浄領域及びセルブランク測定領域の各装置が作動するよ
うに作動が制御される。本発明において、このような作
動の制御を行うために、第一洗浄領域の液体排出装置及
び第一洗浄領域の洗剤溶液供給装置並びに他の洗浄装置
は、夫々独立の制御系列を形成する。この場合、第一洗
浄領域の水洗装置、セルブランク測定領域のセル給水装
置及びセルブランク測定装置並びに第二洗浄領域の水排
出装置及び脱水装置が、一つの制御系列を形成するのが
好ましい。
【0007】本発明においては、洗剤洗浄及び洗剤貯溜
洗浄を強化する目的で、濃厚洗剤溶液を、分岐管部内
で、水により希釈するために、濃厚洗剤溶液(洗剤原液
を含む)が入れられている濃厚洗剤溶液容器内に吸引管
を挿入し、この吸引管を分岐管部を介して水供給管に接
続させ、分岐管部の上流側を、開閉弁を介して水供給管
に接続している。したがって、本発明においては、開閉
弁の開閉動作により、水の流速に応じて、濃厚洗剤溶液
容器から、所定量の濃厚洗剤溶液を、分岐管部内に吸引
し、該分岐管部内で水と混合し、希釈することができ
る。この希釈された洗剤溶液を、分岐管部から洗剤溶液
注入ノズルに送り、反応容器に注入するために、分岐管
部の分岐路の一は、洗剤分注ノズルに接続している。本
発明において、濃厚洗剤溶液としては、洗剤原液乃至該
洗剤原液を通常使用濃度以上に希釈した濃厚洗剤溶液を
使用することができる。
【0008】この場合、吸引管に分岐管部を介して、プ
ランジャー型計量採取器、シリンジ型計量採取器又はピ
ストン型計量採取器等の往復動型液体計量採取器の吸引
採取装置を接続して、所定量の濃厚洗剤溶液の容器か
ら、濃厚洗剤溶液を取出し、水により目的の濃度に希釈
して使用することができる。以上のように、本発明は、
洗剤溶液供給路を、濃厚洗剤溶液収容容器から所定量の
濃厚洗剤溶液を吸引採取できるように、水供給路に接続
し、開閉弁を設けた配管回路に構成するので、制御装置
による開閉弁の弁操作で、適宜の希釈された洗剤溶液の
調製が可能となり、所定の希釈濃度の洗剤溶液による反
応容器の洗浄を行うことができる。
【0009】
【作用】本発明において、自動化学分析装置は、洗浄装
置が、液体排出装置、洗剤溶液供給装置及び水洗装置を
備える第一洗浄領域と、水排出装置及び脱水装置を備え
る第二洗浄領域と、第一洗浄領域及び第二洗浄領域の間
に位置し、セル給水装置及びセルブランク測定装置を備
えるセルブランク測定領域とを反応ラインに沿って備え
ており、第一洗浄領域の洗剤溶液供給装置は、独立の制
御系列を形成しているので、分析作業時には、第一洗浄
領域の洗剤溶液供給装置を単独で洗浄作業に使用できる
こととなり、保守動作としての反応容器の洗浄が指定さ
れた場合に、反応ディスク及び洗浄ノズルを、通常とは
別の駆動をさせ、反応容器の洗剤溶液による洗浄又は洗
剤溶液の貯溜を行うことができる。例えば、洗剤溶液の
注入前に、反応容器を空の状態に簡単にでき、洗剤濃度
を損なうことなく、有効に使用することができる。
【0010】したがって、本発明によると、反応容器に
ついての洗剤溶液及び水による洗浄を十分に行うことが
できることとなり、分析精度を汚れにより低下させるこ
となく、反応容器の循環使用を可能にし、汚れのない状
態での連続分析を行うことができる。また、本発明は、
洗剤供給装置の駆動部と反応ディスクの駆動部が、夫
々、制御部により制御されるので、反応容器の検出され
た汚れに応じて、反応ディスクの駆動部の動作が制御さ
れ、洗浄領域に至った反応容器に種々の洗浄方式を適用
することができ、さらに、洗剤溶液供給装置が、他の洗
浄装置に対して、独立に制御可能に形成されているの
で、反応容器の汚れに応じて、反応ディスクの駆動部の
動作により、洗浄領域に送られた反応容器について、洗
浄記憶部に記憶されている洗浄パターンの水洗浄、洗剤
洗浄及び洗剤貯溜洗浄を行うことができる。
【0011】本発明において、洗剤溶液供給装置は、濃
厚洗剤溶液吸引管が、該濃厚洗剤溶液を入れた容器内に
挿入され、前記濃厚洗剤溶液吸引管は、分岐管部内に濃
厚洗剤溶液が、水供給管部からの水により、吸引されて
希釈され、この希釈された洗剤溶液を反応容器の洗浄に
使用するようにしたので、分析作業時の洗浄作業及び分
析作業終了後の指定洗浄作業における反応容器への洗剤
溶液の注入を、分岐管部内に吸引された濃厚洗剤溶液を
分岐管部内で水供給管部からの水と混合して希釈するこ
とにより行うことができることになる。また本発明によ
ると、希釈された洗剤溶液の反応容器への注入が、分岐
管部の上流側に設けられている開閉弁の作動により行う
ことができる。
【0012】また、本発明において、さらに第一分岐管
部の下流側に第二分岐管部を設け、第二分岐管部の分岐
路に往復動型の計量採取器を接続して設け、第一分岐管
部の上流側を第一開閉弁を介して給水管に接続し、洗浄
用水供給ノズルを第二開閉弁を介して第二分岐管部に接
続したので、往復動型計量採取器に吸引採取された所定
量の濃厚洗剤溶液を水により希釈して、適宜の濃度の洗
剤溶液を反応容器の洗浄に使用することができる。した
がって、本発明は、一つの濃厚洗剤溶液を入れた容器で
各種濃度の洗剤溶液を調製できるので、洗剤溶液の容器
の配置に要する面積が小さくて済む。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の
態様の例について説明するが、本発明は、以下の説明及
び例示によって、何等の制限を受けるものではない。図
1は、本発明の一実施例について、その概略を示す説明
図であり、説明の便宜のために、一つの試薬分注器を備
える所謂一試薬系の自動化学分析装置が簡略化して示さ
れている。図2は、本発明の一実施例の洗浄装置の概略
の流路図であり、図3は、本発明の他の一実施例におけ
る洗浄装置の概略の流路図である。図4は、本発明の別
の一実施例における洗剤溶液の分注流路の概略を示す概
略の流路図であり、図3に示す実施例の洗剤供給部の流
路に変更を加えた一例である。図5は、本発明の一実施
例における制御系統の概略のブロック図である。図1に
おいて、自動分析装置1には、反応ディスク2が中央に
設けられており、その外側上方にセルロータ3が設けら
れている。このセルロータ3には、その内側円周上に多
くの反応セル4(一部省略されている。)が、配置され
て、反応ライン5が形成されている。セルロータ3の周
囲に設けられる検体分注部6には、検体カップ7が多数
配列される検体分注用テーブル8、検体分注器9が設け
られている。検体分注器9は、ノズル部10を移動経路
11に沿って移動し、検体吸引採取位置12で、そこに
位置する検体カップ7から検体を吸引採取し、次いで、
反応ライン5の検体分注位置13において、反応セル4
に採取された検体を分注する。検体分注を終えたところ
で検体分注器9のノズル部10を洗浄ウエル14の洗浄
液により洗浄し、次の検体分注に移る。
【0014】検体分注器9に対して、セルロータ3の3
60°プラス1セルの間欠的回転の進行方向15(矢
印)の下手には、試薬分注部16が設けられている。こ
の試薬分注部16には多数の試薬容器17が配列されて
いる試薬分注用の試薬トレイ18及び試薬分注器19が
設けられている。試薬分注器19は、ノズル部20を移
動経路21に沿って移動して、試薬吸引採取位置22
で、試薬容器17から試薬を吸引採取し、次いで、反応
ライン5の試薬分注位置23において、反応セル4に採
取された試薬を分注する。試薬分注を終えたところで試
薬分注器19のノズル部20を洗浄ウエル24の洗浄液
により洗浄し、次の試薬分注に移る。本例においては、
試薬分注部16に対してセルロータ3の360°プラス
1セルの間欠的回転の進行方向15の下手には、セル用
洗浄及び脱水部25が設けられている。このセル用洗浄
及び脱水部25には、第1〜第8ノズルが、反応ライン
に沿って設けられており、洗浄及び脱水部25に、36
0°プラス1セルの間欠的回転により送られた反応セル
4について、夫々一個宛洗浄を行う。
【0015】本例において、第1ノズル26は、吸引部
27と洗浄用水吐出部28とを備える残液吸引ノズルで
あり、吸引部27は、その下方に位置する反応セル4に
ついて、内容物の吸引排出を行い、洗浄用水吐出部は、
続いて反応セル4に洗浄用水注入を行う。第2ノズル2
9は、吸引部30と第1洗剤溶液吐出部31とを備える
第1洗剤注入ノズルであり、吸引部30は、その下方に
位置する反応セル4について、洗浄済み洗浄水の吸引排
出を行い、第1洗剤溶液吐出部31は、反応セル4に第
1洗剤溶液の注入を行う。第3ノズル32は、吸引部3
3と第2洗剤溶液吐出部34を備える第2洗剤注入ノズ
ルであり、吸引部33は、その下方に位置する反応セル
4について、第1洗剤溶液の吸引排出を行い、第2洗剤
溶液吐出部は、反応セル4に第2洗剤溶液の注入を行
う。第4ノズル35は、吸引部36と洗浄用水吐出部3
7を備える第1洗浄ノズルであり、吸引部36は、その
下方に位置する反応セル4について、第2洗剤溶液の吸
引排出を行い、洗浄用水吐出部は、反応セル4に洗浄用
の水の注入を行う。第5ノズル38は、吸引部39と洗
浄用水吐出部40を備える第2洗浄ノズルであり、吸引
部39は、その下方に位置する反応セル4について、洗
浄済みの洗浄水の吸引排出を行い、洗浄用水吐出部40
は、反応セル4に洗浄用の水の注入を行う。第6ノズル
41は、吸引部42と給水部43を備えるセル給水ノズ
ルであり、吸引部42は、その下方に位置する反応セル
4について、洗浄済み洗浄水の吸引排出を行い、給水部
43は、反応セル4にセルブランク測定用セルブランク
測定用の給水を行う。第7ノズル44は、吸引部45の
みを備える水排出ノズルであり、その下方に位置する反
応セル4について、セルブランク用の給水を吸引排出す
る。第8ノズル46は、吸引部47を備える拭き取りノ
ズルであり、その下方に位置する反応容器について、そ
の内部に付着する水を、スポンジにより拭き取りながら
内部で吸引排出を行う。
【0016】本例において、第1ノズル26の作動は、
第1制御ブロック(図示されていない)に接続してお
り、第2ノズル29及び第3ノズル32は、第2制御ブ
ロック(図示されていない)に接続している。第4ノズ
ル35、第5ノズル38、第7ノズル44及び第8ノズ
ル46は、第3制御ブロック(図示されていない)に接
続している。本例において、第6ノズルと第7ノズルの
間の領域は、セルブランク測定領域48であり、ここに
送られてきた反応容器について、セルブランクの測定が
行われる。第1ノズル26の吸引部27、第2ノズル2
9の吸引部30、第3ノズル32の吸引部33、第4ノ
ズル35の吸引部36、第5ノズル38の吸引部39、
第6ノズル41の吸引部42、第7ノズル44の吸引部
45及び第8ノズル46の吸引部47は、夫々、減圧ラ
イン49に接続しており、減圧ライン49に設けられて
いる開閉弁(図示されていない)の開閉動作により、吸
引動作を行う。第1ノズル26の洗浄用水吐出部28、
第4ノズル35の洗浄用水吐出部37、第5ノズル40
の洗浄用水吐出部39、第6ノズル41の給水部43
は、夫々、第1開閉弁50を介して給水管51に接続す
る洗浄用水ライン52に接続している。
【0017】第2ノズル29の第1洗剤溶液吐出部31
は、第2開閉弁53を備える第1希釈用水ライン54に
接続し、第3ノズル32の第2洗剤吐出部34は第3開
閉弁55を備える第2希釈用水ライン56に接続してい
る。第1希釈用水ライン54には、第2開閉弁53の下
流に、第1洗剤溶液容器57内に挿入されている吸引管
58が接続している。この吸引管58には、第1洗剤溶
液の注入量を希釈率に応じて調整できるように、流量制
御用の開閉弁59が設けられている。また第2希釈用水
ライン56には、第3開閉弁55の下流に、第2洗剤溶
液容器60内に挿入されている吸引管61が接続してい
る。この吸引管61にも、吸引管58と同様に、第2洗
剤溶液の注入量を希釈率に応じて調整できるように、流
量制御用の開閉弁62が設けられている。
【0018】本例において、自動化学分析装置の分析作
業時には、制御装置の各制御ブロックを作動させて、吸
引段階で、第1〜第8ノズルを、夫々下方に位置する反
応セル4内に挿入し、減圧ライン49の開閉弁を開き、
各吸引部を吸引動作させて、夫々の反応セル4内の内容
物を、各吸引部により吸引排出する。次いで減圧ライン
49の開閉弁を閉じ、第1開閉弁50、第2開閉弁53
及び第3開閉弁55並びに第1流量制御用開閉弁59及
び第2流量制御用開閉弁62を開いて、吐出段階で、第
1ノズル26の洗浄用水吐出部28は、その下方に位置
する反応セル4に洗浄用の水を吐出し、第2ノズル29
の第1洗剤溶液吐出部31は、その下方に位置する反応
セル4に第1洗剤溶液を吐出し、第3ノズル32の第2
洗剤溶液吐出部34は、その下方に位置する反応セル4
に第2洗剤溶液を吐出し、第4ノズル35の洗浄用水吐
出部37及び第5ノズルの洗浄用水吐出部40は、夫
々、その下方に位置する反応セル4に洗浄用の水を吐出
し、第6ノズル41の給水部43は、その下方に位置す
る反応セル4にセルブランク測定用の水を給水する。
【0019】本例において、分析終了時に、反応セル4
に汚れが検出されたときは、制御装置(図示されていな
い)は、指定洗浄作業の指令を検出して、指定洗浄を行
う。分析終了時には、最後の反応セル4が、第8ノズル
46で脱水されたところで停止するために、反応ライン
に並ぶ後続の反応セル4の中、第2ノズル及び第3ノズ
ルの下方に位置する反応セル4には、洗剤が夫々注入さ
れた状態となっている。そこで指定洗浄作業では、先
ず、第1段階において、第1制御ブロックを作動させ
て、第1ノズルのみを作動して、その下方に送られてき
た反応セル4の総てについて、内容物の吸引排出を行
う。
【0020】続く第2段階においては、第2制御ブロッ
クのみを作動させて、第2ノズル29の第1洗剤溶液吐
出部31又は第3ノズル32の第2洗剤溶液吐出部34
を作動させて、反応セル4の汚れの種類に応じて夫々指
定された希釈率に希釈された洗剤溶液を、夫々の下方に
送られてきた反応セル4の総てに注入し、その侭一定時
間放置する。この第1洗剤溶液の指定された希釈率に希
釈された第1希釈洗剤溶液の調製は、流量制御用開閉弁
59の開閉により、第1希釈用水ライン54を流れる希
釈水の流量に対して、第1希釈用水ライン54に流れ込
む第1洗剤溶液の流量を制御して行われる。また、同様
に、第2洗剤溶液の指定された希釈率に希釈された第2
希釈洗剤溶液の調製は、流量制御弁62を制御して、第
2希釈用水ライン56を流れる希釈水の流量に対して、
第2希釈用水ライン56に流れ込む第2洗剤溶液の流量
を制御して行われる。
【0021】第3段階においては、第1及び第3制御ブ
ロックを作動させて、第1ノズルの吸引部27は、第3
段階の前段で、その下方に位置する反応セル4の内容物
を吸引排出して、続く後段で、洗浄用水吐出部28は、
その下方に位置する反応セル4に洗浄用の水を吐出し、
第4ノズル35の吸引部36は、第3段階の前段で、下
方に位置する反応セル4の総てについて、注入されてい
る洗剤溶液を吸引排出し、続く後段で洗浄用水吐出部3
7は、その下方に位置する反応セル4に洗浄用の水の注
入を行い、第5ノズル38の吸引部39は、第3段階の
前段で、下方に位置する反応セル4の総てについて、注
入されている洗浄水を吸引排出し、続く後段で洗浄用水
吐出部40は、その下方に位置する反応セル4に洗浄水
の注入を行い、第6ノズル41の吸引部42は、第3段
階の前段で下方に送られてきた反応セル4の総てに、注
入されている洗浄水を吸引排出し、続く後段で、給水部
43は、セルブランク測定用の給水を行い、セルブラン
ク測定装置は、測定領域に送られてきた反応セル4の総
てについてセルブランクを測定し、第7ノズル44の吸
引部45は、第3段階の前段で、その下方に送られてき
たセルブランク測定後の反応セル4の総てについて、セ
ル測定用の水の吸引排出を行い、第8ノズル46の吸引
部47は、第3段階の前段で、その下方に送られてきた
セル給水の吸引排出された反応セル4の総てについて、
その内側に付着する水を拭き取って取り除き、新たな分
析作業に送られる。
【0022】本例においては、反応セル4は、セルロー
タ3の360°+1ピツチの間欠的回転移動により第1
ノズル26の下方に送られ停止する。この間欠的回転移
動の停止時に、反応セル4は、第1ノズル26の吸引部
27により、内容物が吸引され減圧ライン49から排出
され、続いて洗浄用水吐出部28から洗浄用の水が注入
される。洗浄用水吐出部28から洗浄用の水が吐出され
たところで、セルロータ3の360°+1ピツチの間欠
的回転移動により、洗浄用の水が吐出された反応セル4
を、第2ノズル29の下方に送り停止する。この停止時
に、反応セル4は、第2ノズル29の吸引部30によっ
て、前工程で吐出された洗浄水を吸引排出し、続いて開
閉弁53及び流量制御用開閉弁59を開いて、第1希釈
用の水の流れにより第1洗剤容器57中の濃厚洗剤溶液
を吸引し希釈して第1洗剤吐出部31より反応セル4に
注入する。
【0023】第1洗剤溶液が反応セル4に注入されたと
ころで、セルロータ3を360°+1ピツチの間欠的回
転移動により、第1洗剤溶液が分注された反応セル4を
第3ノズル32の下方に送り停止する。この停止時に、
反応セル4は、第3ノズル32の吸引部33によって、
前工程で注入された第1洗剤溶液を吸引排出し、続いて
開閉弁55を開いて、第2希釈用の水ライン56の水の
流れにより第2洗剤容器59中の濃厚洗剤溶液を吸引し
希釈して、第2洗剤吐出部37より反応セル4に注入す
る。第2洗剤溶液が反応セル4に注入されたところで、
セルロータ3の360°+1ピツチの間欠的回転移動に
より、反応セル4を第4ノズル35の下方に送り停止す
る。この停止時に、反応セル4は、第4ノズル35の吸
引部36によって、前工程で吐出された第2洗剤溶液を
吸引排出し、続いて第1開閉弁50を開いて、洗浄用の
水ライン52の水を洗浄用水吐出部37から反応セル4
に注入する。洗浄用の水が反応セル4に注入されたとこ
ろで、セルロータ3の360°+1ピツチの間欠的回転
移動により、反応セル4を第5ノズル38の下方に送り
停止する。この停止時に、反応セル4は、第5ノズル3
8の吸引部39によって、前工程で吐出された洗浄水を
吸引排出し、続いて第1開閉弁50を開いて、洗浄水ラ
イン52の洗浄用の水を洗浄用水吐出部40から反応セ
ル4に注入する。
【0024】洗浄水が反応セル4に注入されたところ
で、セルロータ3の360°+1ピツチの間欠的回転移
動により、反応セル4を第6ノズル41の下方に送り停
止する。この停止時に、反応セル4は、第6ノズル41
の吸引部42によって、前工程で吐出された洗浄水を吸
引排出し、続いて第1開閉弁50を開いて、洗浄水ライ
ン52の水をセルブランク測定用として給水部43から
反応セル4に注入する。セルブランク測定用の水が反応
セル4に注入されたところで、セルロータ3の360°
プラス1セルの間欠的回転移動により、反応セル4をセ
ルブランク測定位置(図示されていない)に送り、反応
セル4について、セルブランクを測定する。セルブラン
クが測定された反応セル4は、セルロータ3の360°
プラス1セルの間欠的回転移動により、第7ノズル44
の下方に送り停止する。この停止時に、反応セル4は、
第7ノズル44の吸引部45によって、前工程で吐出さ
れセルブランク測定用の水を吸引排出する。セルブラン
ク測定用の水が吸引排出された、反応セル4は、セルロ
ータ3の360°プラス1セルの間欠的回転移動によ
り、第8ノズル46の下方に送り停止する。この停止時
に、反応セル4の内壁に付着する水を、第8ノズル44
の吸引部47によって、吸引しながらスポンジ等で形成
されている拭い部により拭き取って除去し、次の分析工
程に送る。
【0025】図3に示す実施例において、図2の実施例
に対応する箇所については同一の符号が付されている。
第1〜第8ノズルの吸引部は、夫々、減圧ライン49に
接続しており、減圧ライン49に設けられている開閉弁
(図示されていない)の開閉動作により、吸引動作を行
う。第1ノズル26、第4ノズル35及び第5ノズル3
8の各洗浄用水吐出部40、並びに第6ノズル41の給
水部43は、夫々、第1開閉弁50を介して給水管51
に接続する水供給ライン52に接続している。
【0026】本例においては、第2ノズル29の第1洗
剤溶液吐出部31は、第2開閉弁53及び第4開閉弁6
3を備える第1希釈用水ライン54に接続し、第3ノズ
ル32の第2洗剤吐出部34は第3開閉弁55及び第5
開閉弁64を備える第2希釈用水ライン56に接続して
いる。第1希釈用水ライン54には、第2開閉弁53と
第4開閉弁63の間に、第1洗剤溶液容器57内に下端
が挿入されている吸引管58が、第1流量制御用開閉弁
59を介して接続しており、その下流側に第1プランジ
ャー型計量採取器66の吸引吐出路66が接続してい
る。また第2希釈用水ライン56には、第3開閉弁55
と第5開閉弁64の間に、第2洗剤溶液容器60内に挿
入されている吸引管61が、第2流量制御用開閉弁62
を介して接続しており、その下流側に第2プランジャー
型計量採取器67の吸引吐出路68が接続している。
【0027】本例においては、プランジャー型計量採取
器に濃厚洗剤溶液を一定量採取し、この採取された濃厚
洗剤溶液をプランジャー型計量採取器から希釈用水ライ
ンに導入して水により希釈するので、反応セル4の汚れ
の程度に応じて、洗剤溶液の希釈の比率を選択すること
ができる。この場合、第1希釈用水ライン54について
は、第2開閉弁53と第4開閉弁63を閉じて、第1流
量制御用開閉弁59を開いて、第1プランジャー型計量
採取器65のプランジャー69を吸引側に作動させて、
第1洗剤容器57から、プランジャー型計量採取器65
に所定量の濃厚洗剤溶液を吸引採取する。次いで第1流
量制御用開閉弁59を閉じて、第2開閉弁53と第4開
閉弁63を開いて、第1プランジャー型計量採取器65
のプランジャー69を吐出側に作動させて、第1希釈用
水ライン54に所定量の濃厚洗剤溶液を吐出し、所定の
割合に濃厚洗剤溶液を希釈して、第1洗剤吐出部31に
送り、第1洗剤吐出部31の下方に位置する反応セル4
に、所定の割合に希釈された洗剤溶液を分注する。第2
希釈用水ライン56についても、第1希釈用水ライン5
4の場合と同様に操作して行われる。即ち、第3開閉弁
55と第5開閉弁64を閉じて、第2流量制御用開閉弁
62を開いて、第2プランジャー型計量採取器67に所
定量の濃厚洗剤溶液を吸引採取する。次いで第2流量制
御用開閉弁62を閉じて、第3開閉弁55と第5開閉弁
64を開いて、第2プランジャー型計量採取器67か
ら、第2希釈用水ライン56に所定量の濃厚洗剤溶液を
吐出し、所定の割合に濃厚洗剤溶液を希釈して、第2洗
剤吐出部34の下方に位置する反応セル4に、所定の割
合に希釈された洗剤溶液を分注する。
【0028】本例においては、最後に分析が行われた反
応セル4が第8ノズル46により空にされたところで、
第1ノズル26のみを動作させて、反応ラインに並ぶ総
ての反応セル4を空にし、第2又は第3のノズルを作動
して洗剤溶液を反応セルに注入し、長時間放置して、反
応セル4を洗浄しているが、最後に分析が行われた反応
セル4に洗剤溶液が分注されたところで、液体排出ノズ
ル洗剤溶液供給ノズルからの洗剤溶液の注入を停止し、
以後の反応セル4には、洗浄水の注入及び/又は吸引排
出を行うようにすることもできる。本例においては、一
周(360°)プラス1セルの間欠的回転移動の事例に
より説明したが、もとより半周(180°)プラス1セ
ルの間欠的回転移動であってもよく、また1セル宛の間
欠的回転移動などとすることもできる。
【0029】図4に示す実施例は、図3の例の洗剤供給
部に変更を加えた例である。本例において、第1希釈用
水ライン54には、第2開閉弁53と第4開閉弁63の
間に、第1プランジャー型計量採取器65の吸引吐出路
66が接続し、この吸引吐出路66には、流量制御用開
閉弁71を有し、先端部を第1洗剤溶液容器57内に挿
入する分岐路72が接続している。第2希釈用水ライン
56には、第3開閉弁55と第5開閉弁64の間に、第
2プランジャー型計量採取器67の吸引吐出路68が接
続し、この吸引吐出路68には、流量制御用開閉弁73
を有し、先端部を第1洗剤溶液容器57内に挿入する分
岐路74が接続している。
【0030】本例においても、図3に示す例と同様に、
プランジャー型計量採取器に濃厚洗剤溶液を一定量採取
し、この採取された濃厚洗剤溶液をプランジャー型計量
採取器から希釈用水ラインに導入して水により希釈する
ので、反応セル4の汚れの程度に応じて、洗剤溶液の希
釈の比率を選択することができる。第2希釈用水ライン
56の開閉弁の開閉操作は、第1希釈用水ライン54の
場合と同様であるので、第1希釈用水ライン54の開閉
弁の開閉操作について説明する。第1希釈用水ライン5
4においては、第2開閉弁53と第4開閉弁63を閉じ
て、第1流量制御用開閉弁71を開いて、第2プランジ
ャー型計量採取器65に第1洗剤容器57から所定量の
濃厚洗剤溶液を吸引採取する。次いで第1流量制御用開
閉弁71を閉じて、第2開閉弁53と第4開閉弁63を
開いて、第2プランジャー型計量採取器65から、第1
希釈用水ライン54に所定量の濃厚洗剤溶液を吐出し、
所定の割合に濃厚洗剤溶液を希釈して、第1洗剤吐出部
31の下方に位置する反応セル4に、所定の割合に希釈
された洗剤溶液を分注する。
【0031】図5は、図2乃至図4に示した実施例の制
御系統の概略のブロック図である。図5において、制御
部75は、第一制御ブロック76、第二制御ブロック7
7、第三制御ブロック78、反応ディスク駆動部79及
び測光部80と、制御ライン81〜85を介して制御可
能に接続している。図5に示す制御系統において、測光
部80で反応セル4について、汚れが検出されたところ
で、制御部75は、反応ディスク駆動部79の作動を制
御し、第一乃至第三制御ブロック76〜78の作動を夫
々別個に制御して、例えば、セルブランク測定時に汚れ
が検出された反応セル4は分析に使用しないで、次の回
に洗剤溶液による洗浄を行うようにすることができる、
また、特定の項目の分析に使用した反応セルが洗浄領域
送られて来たところで、当該反応セルに洗剤溶液による
洗浄を行うように、第一乃至第三の制御ブロック76〜
78を制御することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明において、自動化学分析装置は、
洗浄装置が、液体排出装置、洗剤溶液供給装置及び水洗
装置を備える第一洗浄領域と、水排出装置及び脱水装置
を備える第二洗浄領域と、第一洗浄領域及び第二洗浄領
域の間に位置し、セル給水装置及びセルブランク測定装
置を備えるセルブランク測定領域とを反応ラインに沿っ
て備えており、第一洗浄領域の洗剤溶液供給装置は、独
立の制御系列を形成しているので、従来の洗浄装置に比
して、反応容器の汚れに応じた種々の洗浄方式をとるこ
とができ、また濃度の異なる洗剤溶液の使用が簡単とな
る。
【0033】本発明において、洗剤溶液供給装置は、濃
厚洗剤溶液吸引管が、該濃厚洗剤溶液を入れた容器内に
挿入され、前記濃厚洗剤溶液吸引管は、分岐管部内に濃
厚洗剤溶液が、水供給管からの水により、吸引されて希
釈されるように、形成されているので、従来の自動化学
分析装置に比して、各種濃度の洗剤溶液を反応容器の洗
浄に使用することができる。この場合、洗剤の供給流路
中で、濃厚な洗剤溶液を水により希釈するので、各種濃
度の洗剤溶液を使用するとしても、各種濃度の洗剤溶液
を入れた洗剤容器を用意する必要がなく、濃厚な洗剤溶
液の容器を一個用意すれば足りるので、従来の自動化学
分析装置に比して、洗剤容器を配置する空間を少なくで
き、自動化学分析装置の空間をより有効に使用すること
ができ、その上、反応容器の洗浄を十分に行うことがで
きるまた、本発明においては、洗剤容器からの洗剤溶液
を、往復動型の計量採取器を使用して行うようにしたの
で、従来の自動化学分析装置に比して、汚れに応じて高
い濃度の洗剤溶液の洗浄が可能となり、反応容器が特に
汚れるようなことが少なくすることができ、分析精度の
向上及び分析処理能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例について、その概略を示す説
明図である。
【図2】本発明の一実施例における洗浄装置の概略の流
路図である。
【図3】本発明の他の一実施例における洗浄装置の概略
の流路図である。
【図4】本発明の別の一実施例における洗剤溶液の分注
流路の概略を示す概略の部分的流路図であり、図3に示
す実施例の洗剤供給部の流路に変更を加えた一例であ
る。
【図5】本発明の一実施例における制御系統の概略のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 自動化学分析装置 2 反応ディスク 3 セルロータ 4 反応セル 5 反応ライン 7 検体カップ 8 検体分注用テーブル 9 検体分注器 10 ノズル部 11 ノズル部の移動経路 13 検体分注位置 14 洗浄ウエル 15 セルロータの間欠的回転の進行方向 16 試薬分注装置 17 試薬容器 18 試薬トレイ 19 試薬分注器 20 試薬分注器のノズル部 21 ノズル部の移動経路 22 試薬吸引採取位置 23 試薬分注位置 24 洗浄ウエル 25 セル用洗浄及び脱水部 26、29、32、35、41、44、46 ノズル 27、30、33、36、39、42、45、47 ノ
ズルの吸引部 28、37、40、 洗浄用水吐出部 31、34 洗剤溶液吐出部 48 セルブランク測定領域 49 減圧ライン 50、53、55、63、64 開閉弁 51 給水管 52 水供給ライン 54、56 希釈用水ライン 58、61、72、74 吸引管 57、60 洗剤容器 59、62、71、73 流量制御用開閉弁 65、67 プランジャー型計量採取器 75 制御部 76、77、78 制御ブロック 79 反応ディスク駆動部 80 測光部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反応容器が、間欠的移動可能に配
    列されている反応ラインと、該反応ラインに沿って、試
    料分注器、試薬分注器、洗浄装置及び測定装置を備える
    自動化学分析装置において、洗浄装置は、夫々吸引部と
    吐出部を有する液体排出装置、洗剤溶液供給装置及び水
    洗装置を備える第一洗浄領域と、夫々吸引部を有する水
    排出装置及び脱水装置を備える第二洗浄領域と、第一洗
    浄領域及び第二洗浄領域の間に位置し、吸引部と吐出部
    を有するセルブランク測定用給水装置及びセルブランク
    測定装置を備えるセルブランク測定領域とが反応ライン
    に沿って設けられており、第一洗浄領域の洗剤溶液供給
    装置が、独立の制御系列を形成していることを特徴とす
    る自動化学分析装置。
JP26542993A 1993-09-30 1993-09-30 自動化学分析装置 Pending JPH07103984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26542993A JPH07103984A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動化学分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26542993A JPH07103984A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動化学分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07103984A true JPH07103984A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17417040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26542993A Pending JPH07103984A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動化学分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07103984A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168852A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Nisshin Steel Co Ltd ホウ素蒸留装置
WO2014171346A1 (ja) * 2013-04-18 2014-10-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002168852A (ja) * 2000-12-04 2002-06-14 Nisshin Steel Co Ltd ホウ素蒸留装置
JP4646388B2 (ja) * 2000-12-04 2011-03-09 日新製鋼株式会社 ホウ素蒸留装置
WO2014171346A1 (ja) * 2013-04-18 2014-10-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN105122069A (zh) * 2013-04-18 2015-12-02 株式会社日立高新技术 自动分析装置
JPWO2014171346A1 (ja) * 2013-04-18 2017-02-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
US9933447B2 (en) 2013-04-18 2018-04-03 Hitachi High-Technologies Corporation Automatic analyzing device
US10422808B2 (en) 2013-04-18 2019-09-24 Hitachi High-Technologies Corporation Automatic analyzing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0503003B1 (en) Apparatus and method for cleaning reagent delivery probes
JP2009042067A (ja) 自動分析装置
WO2015037339A1 (ja) ノズル洗浄方法及び自動分析装置
WO2012105398A1 (ja) 自動分析装置
JPH1062435A (ja) 生化学自動分析装置における洗浄装置
JP3873656B2 (ja) 自動分析装置
JPH01141357A (ja) 自動分析装置のサンプル分注方法
US5066336A (en) Method for cleaning reagent delivery probes
JP4175916B2 (ja) 自動分析装置
JP2002040035A (ja) 生化学自動分析装置
JPH07103984A (ja) 自動化学分析装置
EP1335853B1 (en) Sample dispensing with liquid delivery without crossover
JPH06213907A (ja) 洗剤洗浄可能な分注装置及びその洗浄方法
EP3971583B1 (en) Automatic analyzing device
JP2596029B2 (ja) 化学分析方法及びその装置
JPH028746A (ja) 分析装置
JPH08101214A (ja) 臨床用自動分析装置
JP3047365B2 (ja) 生化学自動分析装置の洗浄装置
JP3577837B2 (ja) 自動化学分析装置
JPS6365370A (ja) サンプルピペツト装置
JPH0243146B2 (ja)
JPWO2019176296A1 (ja) 自動分析装置
EP3929592A1 (en) Automated analyzer
JPS62228954A (ja) 自動化学分析装置の分注方法
JPH03115866A (ja) 自動分析装置