JPS62228954A - 自動化学分析装置の分注方法 - Google Patents

自動化学分析装置の分注方法

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JPS62228954A
JPS62228954A JP61071154A JP7115486A JPS62228954A JP S62228954 A JPS62228954 A JP S62228954A JP 61071154 A JP61071154 A JP 61071154A JP 7115486 A JP7115486 A JP 7115486A JP S62228954 A JPS62228954 A JP S62228954A
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JP
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sampling nozzle
nozzle
liquid sample
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JP61071154A
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Akira Usui
磨伊 章
Kiyoshi Yamashita
清 山下
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は安定した分析を行い得るようにした生化学分析
用の自動化学分析装置に係わり、特にその分注方法の改
善に関するものである。
周知のように、臓器の機能状態に応じてその臓器の分泌
する酵素等の化学成分の量は変化する。
この化学成分は血清中に分泌され、また、それぞれの臓
器により固有の化学成分であること等から、患者の血液
を採取してその血清中に含まれる微量の前記化学成分を
定量分析することにより病気の診断や治療過程を把握す
ることが出来る。
自動化学分析装置は、このような分析を自動的に行う装
置であり、多数の検体、すなわら、血清試料を順次一つ
ずつ反応容器に分注し、そして、その反応容器に純水等
の希釈液および分析対象とする化学成分の反応試薬とを
注入して反応を進め、その反応した試料を比色分析(光
の透過量を測定してその対象とする化学成分の足を分析
する分析方法)するものである。
このような自動化学分析装置において、該装置内の所定
位置にある試料を納めた試料容器の中から試料を吸引し
、反応容器に必要量を順次分注するにはサンプリングノ
ズルを用いる。
すなわち、第2図に示すようにサンプリングノズル1は
管径が1NR以下程度のノズルであり、吸排口を下側に
して例えば垂直に配置され、また、このサンプリングノ
ズル1には可撓性のチューブ2が繋がれるとともに、更
にこのチューブ2には給排操作用の例えばシリンジなど
による図示しないポンプが接続されている。自動化学分
析装置内の所定位置には試料容器3、洗浄水を満した洗
浄ブール4が配置され、更に所定ピッチで整然と配列さ
れた複数の反応容器5a、5b、5c、・・・がある。
これらの反応容器5a、5b、5c、・・・は所定シー
ケンスに従って順次所定方向に送られるもので、前記サ
ンプリングノズル1は試料容器3から洗浄ブール4に、
そして、次に複数の反応容器5a、5b、5c、・・・
の位置を順番に移動するように、図示しない操作機構に
より移動制御される構成となっている。尚、6はサンプ
リングノズル1内の不要な液体を捨てるための排液槽で
ある。
そして、試料をサンプリング(分注)する場合には、ま
ずはじめに試料容器3の位置にサンプリングノズル1を
移動させ、次にサンプリングノズル1を試料容器3内に
下降させる。そして、ポンプを吸入操作し、試料容器3
内の血清試料Sをノズル内に吸引させる。次にサンプリ
ングノズル1を上昇操作し、洗浄ブール4に位置に移動
させる。そして、サンプリングノズル1を下降操作し、
洗浄プール4内の洗浄水Wに浸して洗浄した後。
上昇させる。すなわち、試料容器3内にサンプリングノ
ズル1を降ろして血清試料Sに浸した際、サンプリング
ノズル1の外壁に血清試料Sが付荷し、これが反応容器
58.5b、5c、・・・に分注する際に垂れて分注精
度を低くするのを防ぐべく、サンプリングノズル1を洗
浄ブール4内の洗浄水Wに浸して洗浄しようとするもの
である。この洗浄に当たってはサンプリングノズル1内
に吸引された血清試料と洗浄水Wが混ざらないように、
サンプリングノズル1を試料容器3から持上げた時、ポ
ンプを更に吸入操作し、血清試料Wがサンプリングノズ
ル1の吸排口より引込むようにし、洗浄水W内にサンプ
リングノズル1を浸した際、サンプリングノズル1内に
おいて、洗浄水と血清試料の間に空気層が介在するよう
にして両者の分離を図る。洗浄が済むとサンプリングノ
ズル1は反応容器5aの位置に移動され、ポンプの排出
操作によって設定された量の血清試料を分注する。その
分注が済むと、次に反応容器5bへの分注を行い、その
分注が済むと、次に反応容器5bへの分注を行うと言っ
た具合に必要数分の反応容器に順次必要邑分注する。分
注が終了するとサンプリングノズル1を排液槽6の位置
に移動してチューブ2側から洗浄水を送出して内部の残
存血清試料を排液、洗浄し、次にポンプを吸引操作して
サンプリングノズル1内の洗浄水をチューブ2側に引き
、そして、新たな血清試料についての分注を行うべく、
上記の如き操作を繰返す。
ところで、血清試料を吸引したサンプリングノズル1の
外壁を洗浄する工程において、サンプリングノズル1の
外壁に洗浄水Wが付着する。この付着洗浄水Wをそのま
ま放っておいて反応容器に対する分注を開始すると、付
着洗浄水Wがサンプリングノズル1の吸排口に垂れて来
る。そして、分注した血清試料に引き込まれるかたちで
反応容器に落とされる。
血清試料の反応容器への分注量は3.〜数十μ2と少な
く、一方、サンプリングノズル1の外壁に付着して垂れ
てくる洗浄水Wは数μQはあり、この付着洗浄水Wが垂
れてくると管径の極めて細いサンプリングノズル1の吸
排口に達した段階でサンプリングノズル1内に回り込ん
で中の血清試料、特に吸排口近くにある血清試料を薄め
てしまう。そのため、1度ムラが生じ、これを分注する
と最初の分注では濃度が薄く、それ1y、降の分注では
濃度がちとに戻ると言った現象が生じ、この極部的な濃
度ムラにより分析精度を大きく低下させる。(もちろん
、上記不要血清試料の吐出廃棄操作時のチューブ2側か
らの洗浄水によるサンプリングノズル1およびチューブ
2内壁残留洗浄水の影響も受けることになるが、試料容
器3からのサンプリングノズル1内への血清試料吸入に
よる該血清試料の運動により全体的な濃度は一定となる
ので問題は無い。) そこで、従来は血清試料を吸引したサンプリングノズル
1の外壁を洗浄する工程終了の後、サンプリングノズル
1を排液槽6に移動させ、ポンプを排出操作して20μ
℃程度、血清試料を吐出させ、サンプリングノズル1の
外壁に付着して垂れてきた洗浄水Wの液滴を落すように
する。これにより、分注精度は確保出来るようになり、
サンプリングノズル1の外壁に付着して垂れてきた洗浄
水Wの液滴の問題は解決する。
そこで、次に問題になるのは血清試料の反応容器への分
注精度である。
サンプリングノズル1内の血清試料を精度良く連続的に
分注(吐出)するためには、血清試料吐出後のサンプリ
ングノズル先端の空気の吸込み吊を一定位置に保つよう
にする。この血清試料吐出後のサンプリングノズル先端
の空気の吸込み聞Δ2は、(1)サンプル量すなわち、
分注量(サンプリングノズルに接続されるチューブ内の
加圧時間:吐出操作時間) 、 (2)サンプル吐出間
隔(サンプリングノズルに接続されるチューブ内の圧力
振動)である。
これはサンプリングノズルの吸排操作用のポンプとして
シリンジを利用しており、ポンプ側とサンプリングノズ
ル側の血清試料との間は空気層が介在していて、ポンプ
の吸排操作により、この空気層がクッションの作用を呈
して血清試料が撮動することからこのような関係が生じ
る。
つまり、(1)、(2の関係が異なると血清試料の撮動
状態が変わり、血清試料吐出後のサンプリングノズル先
端の空気の吸込み醋△ρが変ってしまって、その変動分
、サンプリングノズル1の血清試料吐出量が影響を受け
、分注精度が悪くなる。
ここでサンプリングノズル1の空気の吸込み邑Δ2を、
洗浄ブール4においてサンプリングノズル1を洗浄時の
ノズル先端空気吸込み量をQa、一番目の反応容器への
分注の際のノズル先端空気吸込み量をり1、二番目の反
応容器への分注の際のノズル先端空気吸込み量をλ2、
・・・n番目の反応容器への分注の際のノズル先端空気
吸込み量を1、nとすると、洗浄プール4における血清
試料吐出量−(ダミーサンプル量)を反応容器での吐出
量と同じ程度にすれば、血清試料の振動状態が、安定し
たリズムで行われる分注時のそれとほぼ同じとなり、ノ
ズル先端空気吸込み量が同じ程度になることが知られて
いるが、ダミーサンプル量が異なる場合は j2o f−(lx =Q2=・・・−Anと成ってし
まい、ノズル先端空気吸込み吊が異なってしまう。特に
ダミーサンプル量が一番目の反応容器の分注量より大巾
に少ない場合はダミーサンプル吐出終了後、反応容器へ
の分注開始までの間(分注のリズムより一般に長い)に
、血清試料の振動が小さくなってノズル先端空気吸込み
但が大きくなり、goと21の差の為に、一番目の反応
容器では2aとQxの差分だけ他の反応容器と異なる分
注量となって、実際の測定データはその分影響を受ける
。分注開始後は各反応容器での分注量は5.〜20μ2
とそれぞれの検査項目に応じて異なるものの、一定した
リズムで分注操作を行うので上記振動は一定化し、ノズ
ル先端空気吸込みmは一定値に安定する。
よって、一番目の反応容器の分注MIvを保つためには
ダミーサンプル量を反応容器での分注量、例えば20μ
2程度にすれば良いわけである。しかしながら、20μ
λもの量をダミーサンプル量とすることは極めて無駄で
ある。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来の自動化学分析装置においては、分注時
の血清試料濃度を一定化し、且つ分注精度を維持して分
析精度を確保するため、血清試料を吸引したサンプリン
グノズルの外壁を洗浄する工程終了の後、サンプリング
ノズルを排液槽に移動させ、ポンプを排出操作して20
ufi程度、血清試料を吐出させ、これによってサンプ
リングノズルの外壁に付着して垂れてきた洗浄水の液滴
を落してサンプリングノズル1内の血清試料への混入を
防止するようにしている。しかし、この作業のために貴
重な血清試料を20μρ程度も無駄にすることになる。
すなわち、血清試料は患者の血液を採取して得ると言う
性格上、十分な量を確保しに<<、一方、検査項目は多
種に亙り、それぞれ項目毎に血清試料を必要とすること
から、血清試料の無駄な使用は避ける必要がある。しか
し、ダミーサンプル量を少なくすると、ダミーサンプル
吐出終了後のノズル先端空気吸込み量が安定せず、これ
がためにその後の分注に影響を与え、分注精度を損う。
そこでこの発明の目的とするところは、サンプリングノ
ズルの外壁に付着して垂れてきた洗浄水の液滴を落とす
工程において、この洗浄水の液滴を落とすために吐出す
るサンプリングノズル内の血清試料の量を微量に止どめ
ることが出来、しかも、高い分注精度を確保出来るよう
にした自動化学分析装置の分注方法を提供することにあ
る。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) すなわち、上記目的を達成するため本発明は、試料容器
内に納められた検査対象の液体試料をサンプリングノズ
ルにて吸引してノズル内に納め、このサンプリングノズ
ルを洗浄液にて洗浄してサンプリングノズル外壁の付着
液体試料を除去した後、サンプリングノズル内の液体試
料の一部を吐出廃棄し、その後、サンプリングノズル内
の液体試料を?1敗の反応容器に必要量づつ分注する分
注工程を経てから反応容器に反応試薬を分注して反応を
進め、その反応した試料を比色分析するようにした自動
化学分析装置における上記分注工程として、上記吐出廃
棄時におけるサンプリングノズルの液体試料吐出操作量
を液体試料が滴下可能な最少限の量に設定し、また、サ
ンプリングノズルの上記洗浄終了後、サンプリングノズ
ルの液体試料吐出廃棄操作を速い一定の時間間隔で複数
回実施し、その後、反応容器への液体試料分注に入るよ
うに制御する。
(作  用) すなわち、試料容器内の液体試料をサンプリングノズル
にて吸引してノズル内に納め、洗浄液にてサンプリング
ノズルの外壁に付着した液体試料を洗浄した後、サンプ
リングノズル内の液体試料を複数の反応容器に必要量づ
つ分注する分注工程において、洗浄液除去のためのサン
プリングノズルの液体試料吐出廃棄操作量を液体試料が
滴下可能な最少限の量に設定し、上記分注工程において
、上記洗浄液によるサンプリングノズルの外壁付着液体
試料を洗浄した後、洗浄液除去を行うべくサンプリング
ノズルの液体試料吐出廃棄操作を速い一定時間間隔で複
数回実施する。−回の液体試料吐出廃棄操作による吐出
間は液体試料がサンプリングノズルより滴下可能な最少
限の量であるが、速い一定の時間間隔で複数回断続して
実施することにより、滴下液は高速で吐出されるので、
サンプリングノズルの外壁に付着した洗浄液はこの吐出
液に引込まれ、且つ、吐出時の勢いによってサンプリン
グノズルの吸排口に止どまること無く除去される。従っ
て、その後の分注は洗浄液に影響されないので、高精度
の分注が可能になる。
また、断続吐出の2回目以降の部分では洗浄水の影響に
よって薄まったサンプリングノズル吸排口側の吸入液体
試料を吐出すことになるから、これによって、残りの液
体試料の濃度を保つことが出来る。従って、その後の分
注は洗浄液に影響されないので、高精度の分注が可能に
なる。更にまた、−回の液体試料吐出廃棄操作による吐
出間は液体試料がサンプリングノズルより滴下可能な最
少限の伍であるので、付着洗浄液除去のために使用する
液体試料は微量で済むようになり、更に、−回の液体試
料吐出操作による吐出(至)は上記のように規定したこ
とで、反応容器への分注も同−吐出操作員とすることが
出来て、分注工程における吐出シーケンスが簡単になる
利点も得られる。また、サンプリングノズルの外壁に付
着した液体試料を洗浄した後、サンプリングノズルの液
体試料吐出操作を速い一定時間間隔で複数回実施し、こ
れによってサンプリングノズルの液体試料の圧力振動を
反応容器に対する分注時の条件とほぼ同じ条件に整える
ので、その操作の終了時点ではサンプリングノズル吸排
口側の吸入液体試料境界面は、反応容器分注時の境界面
位置と同位置となるので分注精度も確保出来るようにな
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について、第1図を参照して説
明する。
第1図は本発明方法の手順を説明するための図であり、
図に示すように本方法ではサンプリングノズル1の試料
容器3位置への移動、サンプリングノズル1の試料容器
3への下降、そして、サンプリングノズル1内への血清
試料S吸引(第1図(a))を行った後、サンプリング
ノズル1の試料容器3からの引上げ、そして、洗浄ブー
ル4への移動と洗浄水Wへの漬浸によるノズル外周の洗
浄、洗浄水Wからの引上げを行う。その時、サンプリン
グノズル1の外壁に付着した洗浄水はサンプリングノズ
ル1の吸排口まで降りてきて吸排口の周囲に液滴を形成
する。次にサンプリングノズル1内の血清試料Sの洗浄
ブール4上(または排液槽上)での連続2回に亙る規定
量づつの吐出操作(第1図(b))を実施する。この連
続2回に亙る吐出操作の時間間隔はシステムに応じて適
宜に設定するが、例えばサンプリングノズル内径0.4
m、サンプリングノズルに繋がるチューブの長さが1m
、該チューブの内径が1.2NRのシステムの場合、0
.25秒程度である。また、−回の吐出操作による吐出
量は粘性の高い血清試料の場合、上記システムでは滴下
可能な最少山は例えば、3μ℃程度である。
この結果、洗浄液に浸して洗浄した際にサンプリングノ
ズルの外壁に付着し降下して吸排口の周囲に形成された
洗浄水の液滴は、サンプリングノズルより高速で2回吐
出された血清試料に引込まれ、洗浄ブール4内に落され
ることになる。従って、サンプリングノズル1の吸排口
の周囲の残存洗浄水はほとんど無くなるから、該残存洗
浄水が吸排口よりノズル内部に回り込んで内部の血清試
料Sを薄める心配が無くなる。また、2回目の吐出時に
は洗浄水の影響を受けて局部的に薄くなったノズル1の
先端側近傍に位置する血清試料が吐出される形となるか
ら、ノズル1内の血清試料は濃度ムラも無くなる。
次にこの状態で1番目の反応容器の位置(1ch)にサ
ンプリングノズル1を移動させ、サンプリングノズル1
の吐出操作を行ってここでの必要山分の血清試料分注を
一回で行う(第1図(C))。
1番目の反応容器への分注が済んだならば、次に2番目
の反応容器の位M <2Ch)にサンプリングノズル1
を移動させ、サンプリングノズル1の吐出操作を行って
血清試料の分注を行う(第1図(d))。このようにし
て、第1図(Q)に示すようにn番目の位置(ncil
)の反応容器ま−で分注が済んだならば、排液槽にサン
プリングノズルを移動させ、洗浄水をチューブ2側から
送出すことで内部の残存血清試料の排出と、内部の洗浄
を行った後、新たな血清試料の分注作業に入る。
サンプリングノズル1内の血清試料を精度良く連続的に
分注(吐出)するためには、血清試料吐出後のサンプリ
ングノズル先端の空気の吸込み量を一定位置に保つよう
にする。この血清試料吐出後のサンプリングノズル先端
の空気の吸込み量Δりは、(1)サンプル拳すなわら、
分注量、(21サンプル吐出間隔であることは先に述べ
た。
これはサンプリングノズルの吸排操作用のポンプとして
シリンジを利用しており、ポンプとサンプリングノズル
側の血清試料との間は空気層が介在していて、この空気
層の圧力を負圧とすると吸引操作と成り、正圧とすると
吸引操作と成ることを利用しており、この空気層が吸排
操作の際にクッションの作用を呈することからこのよう
な関係が生じるものである。つまり、(1)、(2)の
関係が異なると血清試料吐出後のサンプリングノズル先
端の空気の吸込み量ΔQが変ってしまい、サンプリング
ノズル1の吐出操作酷はこのΔρが一定とした場合を想
定しているので、八Qの変動分だけ分注精度が悪くなる
ここでサンプリングノズル1の空気の吸込み吊Δりを、
洗浄ブール4においてサンプリングノズル1を洗浄時の
ノズル先端空気吸込み量をQa 、一番目の反応容器へ
の分注の際のノズル先端空気吸込み量をR1、二番目の
反応容器への分注の際のノズル先端空気吸込み陽をり2
、・・・n番目の反応容器への分注の際のノズル先端空
気吸込み艶を2nとすると、洗浄ブール4において吐出
するダミーサンプル量を反応容器での分注量より大巾に
少なくすれば、ダミーサンプル吐出操作後、一番目の反
応容器位置でのノズル先端空気吸込み酪は分注のリズム
が安定するその後における各反応容器位置でのノズル先
端空気吸込み邑に対し、大きくなり、その為に一番目の
反応容器の分注量がその影響を受けて、その差分だけ弛
の反応容器より少なくなるから、実際の測定データにそ
の分影響が生じる。これはダミーサンプル量を反応容器
での吐出量と同じくすれば解決するわけであるが、しか
し、上述したように反応容器での分注量は例えば20μ
℃であったとすると、これと同量のダミーサンプル量と
することは極めて無駄である。そこで、洗浄ブール4で
の洗浄によりサンプリングノズル1の外壁に付着した洗
浄水の液滴を落す作業を可能ならしめるべく、 Q a = I I= Q 2 = −= Q nとす
るにはサンプルの吐出間隔(チューブ内の圧力振動)を
微調整し、適宜な鎖に設定できるようにする必要がある
。実験によれば、本発明においてはダミーサンプル量を
1回当り3μ2とし、3μQ・2=6μ2とした場合、
サンプルの吐出間隔Δt(時間)を微調整して約0.2
5秒にすると、λo =Qt =Q2=・・・=ρnの
関係に保つことが出来、ダミーサンプル量は20μλも
使わずに僅かに6μ2で済ませることが出来る。
つまり、ダミーサンプル量を1回当り3μ2としても、
2回の吐出操作で、且つ、その吐出操作間隔Δtを適正
化することにより、Qo−Qt−λ2=・・・=Qnの
関係に保つことが出来、分注精度の高い、しかも、微量
のダミーサンプル量で済ませることが出来る分析装置を
得ることが出来るようになる。
このように、本発明は試料容器内の液体試料をサンプリ
ングノズルにて吸引してノズル内に納め、このサンプリ
ングノズルを洗浄液にて洗浄し、サンプリングノズルの
外壁に付着した液体試料を除去した後、サンプリングノ
ズル内の液体試料の一部を吐出廃棄し、その後、サンプ
リングノズル内の液体試料を複数の反応容器に必要量づ
つ分注する分注工程において、上記吐出廃棄時のサンプ
リングノズルの液体試料吐出操作量を液体試料が滴下可
能な最少限のMに設定し、上記分注工程において、洗浄
液によるサンプリングノズル外壁付着液体試料の洗浄後
、サンプリングノズルの液体試料吐出廃棄操作を速い一
定の時間間隔で複数回実施し、その後に反応容器への分
注を実施するようにしたものである。サンプリングノズ
ルの一回の液体試料吐出廃棄操作による吐出量は液体試
料がサンプリングノズルより滴下可能な最少限の邑であ
るが、速い一定の時間間隔で複数回連続して実施するこ
とにより、滴下液は高速で吐出されるので、サンプリン
グノズルの外壁に付着した洗浄液はこの吐出液に引込ま
れ、且つ、吐出時の勢いによってサンプリングノズルの
吸排口に止どまること無く除去される。従って、その後
の分注は洗浄液に影響されないので、高精度の分注が可
能になり、且つ、−回の液体試料吐出廃棄操作による吐
出aは液体試料がサンプリングノズルより滴下可能な最
少限の最であるので、付着洗浄液除去のために使用する
液体試料は微量で済むようになる他、ダミーサンプル吐
出操作を複数回速い時間間隔で実施させるようにしたこ
とで、サンプリングノズル内の液体試料の振動を分注時
の撮動状態とほぼ同じくすることが出来、これにより、
ダミーサンプルの吐出し操作終了の後、最初の反応容器
への分注を開始する際のサンプリングノズル先端の空気
の吸込み最をその後の各反応容器への分注時におけるサ
ンプリングノズル先端の空気の吸込 −み最と同じく出
来、すなわち、ダミーサンプル吐出終了時点でのサンプ
リングノズル吸排口側の吸人液体試料境界面を、反応容
器分注時の境界面位置と同位置とすることが出来るので
、最初の反応容器への分注も精度が保てるようになって
、高精度の分析が可能になる。
尚、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例に限定する
こと無くその要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実
施し得る。
〔発明の効果〕 以上、詳述したように本発明によれば、サンプリングノ
ズルの外壁に付着して垂れてきた洗浄水の液滴を落とす
工程において、この洗浄水の液滴を落とすために吐出す
るサンプリングノズル内の血清試料の量を微開に止どめ
ることが出来、しかも、その後の反応容器への分注にお
いて、高い分注精度を確保出来るようになる自動化学分
析装置の分注方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説明するための図、第2図は従来
方法を説明するための図である。 1・・・サンプリングノズル、2・・・可撓性のチュー
ブ、3・・・試料容器、4・・・洗浄プール、5a。 5b、5c、・・・反応容器、6・・・排液槽。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 試料容器内に納められた検査対象の液体試料をサンプリ
    ングノズルにて吸引してノズル内に納め、このサンプリ
    ングノズルを洗浄液にて洗浄してサンプリングノズル外
    壁の付着液体試料を除去した後、サンプリングノズル内
    の液体試料の一部を吐出廃棄し、その後、サンプリング
    ノズル内の液体試料を複数の反応容器に必要量づつ分注
    する分注工程を経てから反応容器に反応試薬を分注して
    反応を進め、その反応した試料を比色分析するようにし
    た自動化学分析装置における上記分注工程として、上記
    吐出廃棄時におけるサンプリングノズルの液体試料吐出
    操作量を液体試料が滴下可能な最少限の量に設定し、ま
    た、サンプリングノズルの上記洗浄終了後、サンプリン
    グノズルの液体試料吐出廃棄操作を速い一定の時間間隔
    で複数回実施し、その後、反応容器への液体試料分注に
    入ることを特徴とする自動化学分析装置の分注方法。
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