JPH07103879B2 - 立軸ポンプの渦流防止装置 - Google Patents
立軸ポンプの渦流防止装置Info
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- JPH07103879B2 JPH07103879B2 JP29395989A JP29395989A JPH07103879B2 JP H07103879 B2 JPH07103879 B2 JP H07103879B2 JP 29395989 A JP29395989 A JP 29395989A JP 29395989 A JP29395989 A JP 29395989A JP H07103879 B2 JPH07103879 B2 JP H07103879B2
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- absorption tank
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Description
ンプの締切軸動力の増大を防止するのに好適な立軸ポン
プの渦流防止装置に関する。
防止装置を積極的に使用し、これにより吸水槽の経済性
向上をはかることが望まれている。
手段として、たとえば1984年1月20日付日本機械学会発
行「日本機械学会基準JSMES004−1984」第25頁解説表3
−1に紹介されている。その代表例を第13図(a)
(b)第14図(a)(b)および第15図(a)(b)に
示すように吸込管5の入口に対向し、吸水槽1の底面2
と側壁3もしくは後壁4に支持された渦流防止板6を設
け、第16図に示すように吸込管5の周囲から該吸込管5
に流入する流体が吸水槽1の形状などの影響で偏ったと
きに発生する旋回流を抑制し、これによって渦Aの発生
を抑制するように構成している。
が増大する点につれて配慮がされておらず、ポンプ駆動
用の原動機モータの出力を大きなものにする必要がある
など経済的影響が大きくなるという問題があった。
のように過小流量で運転した場合、第17図に示すよう
に、羽根車10の入口10aからの逆流12により吸込ベルマ
ウス8と吸水槽1の底面2との間に旋回流が形成され、
この旋回流11によって低流量域の軸動力を低下させる作
用をすることは既に知られている。ところが、前記のよ
うに渦流防止板6を設けた場合には、該渦流防止板6に
よって旋回流11を抑制してしまうため、低流量域とくに
締切運転時の軸動力が増大することになり、これにより
ポンプ駆動用の原動機モータの出力を大きなものにする
必要があるなど経済的影響が大きくなるという問題があ
った。
小さくし、かつ有効な渦流防止効果を可能とする立軸ポ
ンプの渦流防止装置を提供することにある。
羽根車と流体を上記ポンプケーシング内に流入するため
の吸込ベルマウスを有する立軸ポンプをポンプ吸水槽内
に設置し、かつ上記ポンプ吸水槽内底面の上記吸水ベル
マウスに直下対向する位置にポンプ吸水槽底面に対して
垂直方向に突出する渦防止板を設置した立軸ポンプの渦
流防止装置において、上記渦流防止板の上記吸込ベルマ
ウスの中心に対向する位置よりDS/2≦R≦DB/2(ただし
DSは吸込ベルマウス内径、DBは吸込ベルマウス入口径で
ある)を満足する半径R以内の範囲に切欠きを設けたも
のである。
その範囲より外方の高さよりも低く構成されたものであ
る。
径R以内の範囲に上記吸水槽底面より盛り上がった凸部
を設けたものである。
示す立軸ポンプの羽根車入口10aにおける逆流12が発生
しない流量の場合には、渦流防止板により第13図乃至第
15図に示すように吸込ベルマウスに向かう吸水槽1内に
おける旋回を持つ流れを抑制し、流体中の渦の発生を押
えることができる。
示すように、羽根車10の入口10aにおける逆流12により
吸込ベルマウス8と吸水槽1の底面2との間に強い旋回
流が発生することはよく知られている。たとえば電業社
機械VoL.2,No.2(1978)第30頁「水槽形状と斜流ポンプ
の特性(特に低流量域における特性に関連して)」図12
によれば、低流量域において吸込ベルマウス直下対向位
置の吸水槽1の底面2上の圧力は、流量の減少とともに
急激な低下があり、とくに締切運転時に著しく、圧力低
下の範囲は、立軸ポンプの中心から吸込ベルマウス8の
径以内である。これは吸込ベルマウス8の直下に強い旋
回流が発生しており、その旋回流の範囲は吸込ベルマウ
ス径以内であることを示している。そして低流量域とく
に締切点においてより強い旋回流が発生しているときに
は、旋回流が弱い場合よりも軸動力が小さいことが前記
公知文献図8に示されている。
ウスの直下対向部分に半径R以内(DS/2≦R≦DB/2ただ
しDSは吸込ベルマウスの内径、DBは吸込ベルマウス入口
径)の範囲だけ切欠きを構成し、上記吸込ベルマウス直
下の旋回流が渦流防止板によってさまたげられるのを防
止し、これによって締切運転点における軸動力の増大を
防止することができる。
範囲の高さをその周囲の高さより低くして上記と同一効
果を達成するものである。
範囲の切欠き部分に上記吸水槽底面より盛り上がって凸
部を設け、上記ど同一効果を達成するものである。
9、吸込ベルマウス8、羽根車(図示せず)から構成さ
れ、吸水槽1内に設置されている。上記吸水槽1はその
底面2の上記吸込ベルマウス8の中心直下対向位置より
DS/2≦R≦DB/2(ただしDSは吸込ベルマウス8の内径、
DBは吸込ベルマウス8の入口径である。)を満足する半
径Rの範囲内において切欠き13a′,13b′を有し、吸水
槽1の側壁3に平行に渦流防止板13a,13bを設けてい
る。また上記底面2には上記吸込ベルマウス8の中心直
下対向位置より上記半径Rの範囲内において切欠き14
a′,14b′を有し吸水槽1の側壁3に直角に渦流防止板1
4a,14bを設けている。さらに吸水槽1の底面2には吸水
槽1の後壁4にそうて渦流防止板6を設けている。
の羽根車10の入口10aにおける逆流12が発生しない流量
の場合には、吸水槽1内に上流から流入した流体は渦流
防止板13a,13b,14a,14b,6によって旋回流を抑制され、
吸込ベルマウス8により羽根車10内に流入するさいに渦
の発生を防止することができる。
17図に示すように羽根車10の入口10aにおける逆流12に
より吸込ベルマウス8の直下部分に強い旋回流11が発生
する。これに対して本実施例においては渦流防止板13a,
13bおよび14a,14bにそれぞれ上記吸込ベルマウス8の直
下対向部分に半径Rにて形成された切欠き13a′,13b′,
14a′,14b′が設けられているので、渦流防止板13a,13
b,14a,14bにて吸水槽の上流からの流入に際して生じる
旋回流は抑制されて渦の発生を防止するが切欠き13a′,
13b′,14a′,14b′により逆流により発生している旋回
流11をさまたげるのを防止する。したがって立軸ポンプ
の締切運転時の軸動力の増大を抑えることができる。
下対向部分の吸水槽1内底面に4個の渦流防止板13a,13
b,14a,14bと後壁3にそうて渦流防止板を設けた場合を
示しているが、これに限定されるものでなく吸水槽に流
入する流体の流量などによって第2図乃至第4図に示す
ようにすることも可能である。
する。
ス8の直下部分の前記半径R以内の範囲部分の渦流防止
板15,16の高さhを前記半径Rを超えた部分の高さHよ
りも低く形成したことにより前記第1図に示す実施例に
おける切欠き13a′,13b′,14a′,14b′と同様な空間を
設けた場合である。
と同様な効果を得ることができる。
6図乃至第8図のように渦流防止板を変形させることも
可能である。
て説明する。
に示す実施例における切欠き13a′,13b′,14a′,14b′
に対応する上記半径R以内の範囲に吸水槽1の底面2′
から上方に円錐台状に盛り上げた凸部13を設けた場合で
ある。
る場合に第17図に示すように羽根車10の入口10aにおけ
る逆流12により吸込ベルマウス8の直下対向部分に強い
旋回流11が発生する。これに対して前記半径R以内の範
囲を吸水槽底面2′から上方に盛り上げた凸部13を設け
ることにより、前記半径R以内の範囲の渦流防止板は旋
回流11を抑制する機能を失ない前記第1図に示す切欠き
13a′,13b′,14a′,14b′と同様の効果をもたらし凸部1
3の上面上の旋回流の旋回をさまたげるのを防止する。
ンプの羽根車10の入口10aにおける逆流12が発生しない
流量の場合には、渦流防止板13a,13b,14a,14bにて吸水
槽上流からの流量に際して生じる旋回を抑え流体渦の発
生を防止することができる。
流防止板を第10図乃至第12図に示すように変形すること
が可能である。
槽内に流入する流体の流動状態によって適宜変形するこ
とが可能である。
場合に羽根車の入口からの流量によって吸込ベルマウス
と吸込槽底面との間に発生する旋回流が渦流防止板によ
って抑制されるのを防ぎ締切軸動力の増大を防止するこ
とができる。
第15図は従来例を示し各図の(a)は側面図、(b)は
上面図を示し、第16図は流体の渦流の状態を示し第17図
は立軸ポンプを過小流量で運転する場合の羽根車の入口
における逆流状態を示す説明図である。 1……吸水槽、2……吸水槽、8……吸込ベルマウス、
9……ボンプケーシング、13,14,15,16……渦流防止
板。
Claims (3)
- 【請求項1】ポンプケーシングに羽根車と、流体を上記
ポンプケーシング内に流入するための吸込ベルマウスを
有する立軸ポンプをポンプ吸水槽内に設置し、かつ上記
ポンプ吸水槽内底面の上記吸水ベルマウスに対向する位
置にポンプ吸水槽底面に対して垂直方向に突出する渦流
防止板を設置した立軸ポンプの渦流防止装置において、
上記渦流防止板の上記吸込ベルマウスの中心に直下対向
する位置よりDS/2≦R≦DB/2(ただしDSは吸込ベルマウ
ス内径、DBは吸込ベルマウスの入口径)を満足する半径
R以内の範囲に切欠きを設けた立軸ポンプの渦流防止装
置。 - 【請求項2】上記渦流防止板は上記半径R以内の範囲の
高さをその範囲より外方の高さよりも低く構成された請
求項1記載の立軸ポンプの渦流防止装置。 - 【請求項3】上記渦流防止板の上記切欠き部分に対応す
る上記半径R以内の範囲に上記吸水槽底面より盛り上が
った凸部を設けた請求項1記載の立軸ポンプの渦流防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29395989A JPH07103879B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 立軸ポンプの渦流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29395989A JPH07103879B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 立軸ポンプの渦流防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03156200A JPH03156200A (ja) | 1991-07-04 |
JPH07103879B2 true JPH07103879B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17801404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29395989A Expired - Lifetime JPH07103879B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 立軸ポンプの渦流防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103879B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537786B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2010-09-08 | 株式会社荏原製作所 | ポンプ場 |
US8424566B2 (en) * | 2009-08-07 | 2013-04-23 | General Electric Company | Apparatus and systems to control a fluid |
CN105697424B (zh) * | 2016-01-19 | 2019-01-08 | 江苏大学 | 一种泵站用防旋涡装置 |
CN106013332B (zh) * | 2016-05-17 | 2018-05-15 | 中国农业大学 | 一种泵站进水池消涡结构 |
-
1989
- 1989-11-14 JP JP29395989A patent/JPH07103879B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03156200A (ja) | 1991-07-04 |
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