JPH07103843A - 真空漏洩検出方法および同装置 - Google Patents

真空漏洩検出方法および同装置

Info

Publication number
JPH07103843A
JPH07103843A JP24939293A JP24939293A JPH07103843A JP H07103843 A JPH07103843 A JP H07103843A JP 24939293 A JP24939293 A JP 24939293A JP 24939293 A JP24939293 A JP 24939293A JP H07103843 A JPH07103843 A JP H07103843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
vacuum
pressure
helium
extracted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24939293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Fukushima
幸男 福島
Kyoichi Sekiguchi
恭一 関口
Yuzuru Higo
譲 肥後
Osaharu Kamitsuma
長流 上妻
Junichi Hashimoto
淳一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Priority to JP24939293A priority Critical patent/JPH07103843A/ja
Publication of JPH07103843A publication Critical patent/JPH07103843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温状態における飽和圧力が大気圧以下であ
る液体を封入されている真空容器の漏洩を検出する技術
を改良して、迅速,容易,かつ高感度で漏洩の有無およ
びその程度、並びに個所を判定できるようにする。 【構成】 ヘリウムスプレーガン10によって、検査対
象物である密閉容器1に、トレースガスとしてのヘリウ
ムを吹き付けつつ、補助空気ポンプ3によって上記真空
容器内の気体を抽出し、抽気の一部を除湿器5に通して
水蒸気を除去し、水蒸気分圧を0ならしめて上記の抽気
の一部を減圧してヘリウムリークディテクタ6によりト
レースガス(ヘリウム)の漏入の有無を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温状態における飽和
圧力が大気圧以下である液体を封入されている機器にお
ける真空容器の漏洩を検出する方法、および、上記の方
法を実施するための装置に関するものである。
【0002】本発明における真空容器は液体が封入され
ているため、内部圧力は高真空ではなく、該液体の飽和
蒸気圧力程度の低真空容器の意である。
【0003】
【従来の技術】常温状態における飽和圧力が大気圧以下
である液体を封入されている密閉容器内の圧力は、該密
閉容器内の温度に対応する蒸気圧となって気,液両相が
バランスしている。例えば、上記液体が水であり、容器
内温度が30℃の場合、内部圧力は約32Torrであ
る。このため、上記密閉容器の気密性が充分でないと大
気が容器内へ漏入することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、手軽
に高感度で漏洩を検出する技術が開発されていないた
め、漏洩の結果として真空容器内の圧の上昇で初めて大
気の漏入に気付く場合が多かった。従来技術において漏
洩を早期に発見するための方法として、 a.石鹸泡法 b.ハロゲンガス法 c.ヘリウム加圧法 が知られているが、石鹸泡法は古典的な技術で検出感度
が低い上に多大の労力と時間とを要するので実用的でな
い。また、前記a.b.c.いずれかの方法で検査をし
ようとすると、真空容器又は、真空機器内の液体を抜き
取らねばならない。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みて為されたも
ので、真空機器内の液体を抜き取ること無く、迅速かつ
容易に、高感度で漏洩の有無を検出することが出来、し
かも、漏洩が有る場合はその漏洩個所を判定することが
出来、かつ、その程度を定量的に判断することの出来る
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明方法の基本的な原理を略述すると次
の如くである。
【0007】検査対象物である真空容器内が負圧である
から、外気が漏入している場合に該漏入部にトレースガ
スを吹き付けると真空容器内に吸入される。従って、該
真空容器内のトレースガスを検出することによって漏洩
の有無を判定することができる。ところが、この真空容
器内には水蒸気が存在するので、漏洩したトレースガス
の検出が容易でない。そこで本発明は真空容器内の気体
を抽出して、抽出した気体を除湿器に流通させて水蒸気
を除去した後に該トレースガスを検出する。
【0008】上述の原理に基づいて前記の目的を達成す
るため本発明に係る真空漏洩検出方法は、常温状態にお
ける飽和圧力が大気圧以下である液体を封入されている
真空容器の漏洩を検出する場合、上記真空容器の外周面
にトレースガスを吹き付けつつ、該真空容器内の気体
を、空気ポンプによって抽気するとともに、抽気用配管
に設けた分岐管によって抽気気体の一部を分流させ、分
流させた抽気気体中に含有されている水蒸気を冷却装置
により凝縮もしくは昇華せしめて除去し、又は吸着装置
によって吸着除去し、水蒸気を除去された抽気気体中の
トレースガスを検出することを特徴とする。
【0009】また、上記の発明方法を実施するために創
作した本発明装置について図5を参照して説明すると、
高真空側をヘリウムリークディテクタの分析管(6a)
に接続されるターボ分子ポンプ(11)を有し、上記タ
ーボ分子ポンプの背圧側が第1の開閉弁(13′)を介
して補助真空ポンプ(12)の吸入側に接続されてお
り、かつ、上記補助真空ポンプの吸入側は第2の開閉弁
(14′)を介して、冷却装置又は吸着装置よりなる除
湿器(15)に接続され、更に上記除湿器を介して「常
温状態における飽和圧力が大気圧以下である液体を封入
されている真空容器(1)」に接続されていることを特
徴とする。
【0010】
【作用】常温における飽和圧力が大気圧以下である液体
を封入されている真空容器内の圧力は、その飽和状気圧
に相当する圧力になり、この真空容器の気密性が充分で
ないと空気が漏入する。このため、上記真空容器にトレ
ースガスを吹き付けると、該トレースガスも真空容器内
に漏入する。従って、該真空容器内の気体中にトレース
ガスが混入しているか否かを調べれば、漏洩の有無を判
断することができることになる。ところが、真空容器内
に漏入した空気には一般に水蒸気が含まれている。例え
ば水が封入されている真空容器内圧力は、真空容器内温
度が30℃の場合32Torrであるから、この中にト
レースガスが混入しても検出が容易でない。しかし、こ
の気体を除湿器で例えば−50℃に冷却すると水蒸気が
除去れさるので水蒸気の分圧が消失し、0.05〜0.
2Torrに減圧される。このような状態になると、例
えば質量分析型のディテクタによって迅速,容易,高感
度で検出することが可能になる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る真空漏洩検出方法を実施
した1例において用いた装置の系統図である。
【0012】密閉容器に付属している弁1aを介して密
閉容器内の気体を抽気するめたの補助空気ポンプ3を接
続する。そして、該補助空気ポンプ3と前記の容器付属
弁1aとを結ぶ管路の途中から分岐せしめた管路によ
り、圧力調整4および除湿器5を介して、質量分析型の
ヘリウムリークディテクタ6を接続する。前記の除湿器
5は、冷却式のものであっても良く、また吸着式のもの
であっても良い。要するにヘリウムリークディテクタ6
による微量ヘリウムの検出を妨げる水蒸気を除去する機
能を有する機器であれば良い。
【0013】上記のヘリウムリークディテクタは、トレ
ースガスとしてヘリウムを用いるように構成されて、タ
ーボ分子ポンプを搭載された、磁場偏向型の高感度質量
分析管よりなるヘリウムリークディテクタである。本発
明方法を実施する際、トレースガスはヘリウムに限定さ
れるものではないが、ヘリウムは分子量が小さくて小さ
い間隙をも通過し易いこと、不活性であって機器類を腐
食させたり、真空容器内の液体と反応したりしないこ
と、および、人体に対して安全,無害であること等によ
り好適である。
【0014】本例においては上記のヘリウムリークディ
テクタ6を用いたので、前記補助空気ポンプ3とヘリウ
ムリークディテクタ6とを作動させつつ、トレースガス
としてのヘリウムガスをヘリウムスプレーガン10によ
って密閉容器1の外周面に吹き付ける。前記密閉容器1
内の気体を補助空気ポンプ3で抽出すると、抽気気体の
圧力は本例の場合32Torrである(本例においては
封入液体が水であり、容器内温度が30℃であるから圧
力が32Torrである)。前記の密閉容器(真空容
器)1に漏洩が有る場合は、空気とともにトレースガス
であるヘリウムガスが容器内に漏入する。従って、前記
補助空気ポンプ3による抽気気体は水蒸気と空気(酸素
+窒素)とヘリウムとの混合気体であり、その圧力は1
0〜40Torrである。この混合気体を除湿器5に通
過させて水蒸気を除去すると、水蒸気の分圧が0となっ
て気体の圧力は著しく低下する。本実施例においては前
記の混合気体を除湿器5で−50℃に冷却し、水蒸気を
結霜させて除去して0.05〜0.2Torrに減圧し
た。この減圧に際しては、除湿器5の能力に応じて圧力
調整弁4を操作して調節することが可能である。
【0015】図2は前記と異なる実施例を説明するため
の系統図である。除湿器5に流通した気体の圧力を圧力
センサ8により検出して、その検出信号出力を制御装置
9に入力させるとともに、該制御装置9により電動弁7
を制御して前記圧力センサ8の出力信号が0.05〜
0.2Torrに減圧ならしめる。このようにすれば前
記実施例(図1)における圧力調整弁4の操作を自動化
することができる。
【0016】前記ヘリウムスプレーガン10によるヘリ
ウムの吹き付けは、密閉容器1の外周全面に行なわず、
局部的に吹き付けながら該吹き付け個所を順次に移動さ
せると(つまり走査すると)、漏洩が有る場合にその位
置を判定することができる。この走査は、密閉容器1の
端から順次に行なっても良く、また、経済的に漏洩発生
頻度が高いと考えられる個所から重点的に行なっても良
い。
【0017】以上に説明した図1,図2の実施例におい
ては、密閉容器1と別体に構成された気密検査用の補助
空気ポンプ3によって抽気を行なったが、本発明を実施
する場合、真空容器に付属している空気ポンプを適宜に
利用することも可能である。本発明において空気ポンプ
とは、気体ポンプ全般を意味し、空気以外に使用し得な
い機器に限定されない。
【0018】図3は前記と異なる実施例を説明するため
の系統図である。
【0019】本例に用いた構成機器類は図1について説
明した実施例の使用機器と同様ないし類似であるが、そ
の接続配管が異なっている。
【0020】この、図3に示した実施例においては、密
閉容器1内の気体を、補助空気ポンプ3により、除湿器
5′を介して抽出する。そして該抽出気体を圧力調整弁
4を介してヘリウムリークディテクタ6に導いてヘリウ
ムガスの存否を検出する。ヘリウムガスが検出された場
合は前例と同様にして漏洩個所を判定することができ、
その漏洩容器を推定することもできる。この図3の例に
おいても、除湿器5′の作動状態に応じて圧力調整弁4
を操作して適正な圧力(本例においては0.05〜0.
2Torr)が得られるように調節する。
【0021】図4は、前記と更に異なる実施例の系統図
である。本図の実施例においては、補助空気ポンプ3に
よって除湿器5′を介して密閉容器1内の気体を抽出
し、その抽気の一部を圧力調整弁4および除湿器5を介
してヘリウムリークディテクタ6に導く。本例において
も圧力調整弁4によって圧力制御を行なう。本例によれ
ば水蒸気の除去による減圧をいっそう確実に行なうこと
ができる。
【0022】次に、本発明に係る真空漏洩検出方法を実
施するために創作した本発明の真空漏洩検出装置につい
て述べる。図6は従来例の、すなわち一般に市販されて
いるヘリウムリークディテクタの系統図である。
【0023】ターボ分子ポンプ11の高真空側はヘリウ
ム検出用の分析管6aに接続されるようになっている。
該ターボ分子ポンプ11は、真空吸引したガスを大気圧
中に吐出することができないので、その背圧側を1To
rr程度に減圧してやるよう、第1の開閉弁13を介し
て補助真空ポンプ12に接続されている。本発明におい
て補助真空ポンプとは、約1Torrのガスを吸入して
大気圧中に吐出し得るポンプを言い、例えばロータリ式
の油ポンプなどを適用し得る。図示の17,18は真空
計である。上記の補助真空ポンプ12の吸入側は、第2
の開閉弁14を介して真空排気系20に接続されてい
る。この従来例の装置(図6)を本発明方法に使用する
ときは、上記真空排気系20を冷凍機の真空容器に接続
する。
【0024】前述のごとくターボ分子ポンプ11は、そ
の背圧が1Torr未満でないと良好に作動せず、1T
orr以上になると保護回路(図示せず)が作動して停
止してしまう。ところが、例えば密閉容器に真空排気系
20を接続して本発明の真空漏洩検出方法を実施する
と、空気と水蒸気とヘリウムガスとの混合気体が抽気さ
れこれらの気体の分圧の合計が約10Torrである。
この混合気体を1Torrに減圧すると、減圧された1
Torrの混合気体中のヘリウムの分圧は0.01To
rr以下となり、検出が容易でない。
【0025】そこで本発明の装置は、図5に示す実施例
のごとく、ターボ分子ポンプ11の背圧側を、第1の開
閉弁13′を介して補助真空ポンプ12の吸入側に接続
するとともに、該補助真空ポンプの吸入側を、除湿器1
5を介して真空排気系20に接続する。
【0026】図5について以上に述べたように構成する
と、ターボ分子ポンプ11の背圧側に連通される混合気
体から水蒸気が除去されて、空気とヘリウムガスとの混
合気体となる。従って、空気の分圧とヘリウムガスの分
圧との合計が1Torrに保たれたときのヘリウムガス
の分圧は従来例におけるよりも著しく高くなり、それだ
け検出感度が良くなる。作動開始の当初は、第1の開閉
弁13′を開き、第2の開閉弁14′を閉じた状態で補
助真空ポンプ12を運転し、真空計17の検出値が1T
orr以下になってからターボ分子ポンプ11の運転を
開始する。そして真空計17の検出値(すなわちターボ
分子ポンプ11の背圧)が1Torrを越えないように
制御する。図5について以上に述べたターボ分子ポンプ
11の運転開始操作は、真空計17の信号出力を与えら
れてターボ分子ポンプ11の運転・停止信号を出力する
自動制御装置19を設けると自動的に行なわせることが
できる。前記の真空排気系20を真空引きするときは、
第1の開閉弁13′を閉じてターボ分子ポンプ11を保
護するとともに、前記第2の開閉弁14′を開き、補助
粗引きポンプ21の運転を開始し、真空計18の検出信
号値が1Torr以下になると第1の開閉弁13′を開
いて計測可能な状態となる。上記第1,第2の開閉弁
(13′,14′)の開閉操作を始動制御装置19によ
って行なうと、この真空漏洩検出装置における計測準備
操作を全自動化することができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明を適用す
ると次のような作用,効果が有る。即ち、常温における
飽和圧力が大気圧以下である液体を封入されている真空
容器内の圧力は、その飽和状気圧に相当する圧力にな
り、この真空容器の気密性が充分でないと空気が漏入す
る。このため、上記真空容器にトレースガスを吹き付け
ると、該トレースガスも真空容器内に漏入する。従っ
て、該真空容器内の気体中にトレースガスが混入してい
るか否かを調べれば、漏洩の有無を判断することができ
ることになる。ところが、真空容器内に漏入した空気に
は一般に水蒸気が含まれている。例えば水が封入されて
いる真空容器内圧力は、真空容器内温度が30℃の場合
32Torrであるから、この中にトレースガスが混入
しても検出が容易でない。しかし、この気体を除湿器で
例えば−50℃に冷却すると水蒸気が除去れさるので水
蒸気の分圧が消失し、0.05〜0.2Torrに減圧
される。このような状態になると、例えば質量分析型の
ディテクタによって迅速,容易,高感度で検出すること
が可能になるという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の1実施例を説明するための系統図
である。
【図2】上記と異なる実施例を説明するための系統図で
ある。
【図3】上記と更に異なる実施例を説明するための系統
図である。
【図4】上記と更に異なる実施例を説明するための系統
図である。
【図5】本発明装置の1実施例を示す系統図である。
【図6】従来例のヘリウムリークディテクタを説明する
ための概要的な系統図である。
【符号の説明】
1…密閉容器、1a…容器付属弁、3…補助空気ポン
プ、4…圧力調整弁、5,5′…除湿器、6…ヘリウム
リークディテクタ、7…電動弁、8…圧力センサ、10
…ヘリウムスプレーガン、11…ターボ分子ポンプ、1
2…補助真空ポンプ、13,13′…第1の開閉弁、1
4,14′…第2の開閉弁、15…除湿器、16…圧力
調整弁、17,18…真空計、19…自動制御装置、2
0…真空排気系、21…補助粗引きポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上妻 長流 東京都港区高輪2−20−36 日立ビル施設 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 橋本 淳一 東京都江東区亀戸1−4−26 日立ビル施 設エンジニアリング株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温状態における飽和圧力が大気圧以下
    である液体を封入されている真空容器の漏洩を検出する
    場合、 上記真空容器の外周面にトレースガスを吹き付けつつ、
    該真空容器内の気体を、空気ポンプによって抽気すると
    ともに、抽気用配管に設けた分岐管によって抽気気体の
    一部を分流させ、 分流させた抽気気体中に含有されている水蒸気を冷却装
    置により凝縮もしくは昇華せしめて除去し、又は吸着装
    置によって吸着除去し、 水蒸気を除去された抽気気体中のトレースガスを検出す
    ることを特徴とする真空漏洩検出方法。
  2. 【請求項2】 前記トレースガスとしてヘリウムガスを
    用いるとともに、前記の水蒸気を除去された抽気気体中
    のトレースガスの検出を、質量分析型のヘリウムリーク
    ディテクタによって行なうことを特徴とする、請求項1
    に記載した真空漏洩検出方法。
  3. 【請求項3】 トレースガスとしてのヘリウムガスの吹
    き付けはヘリウムスプレーガンによって局部的に、か
    つ、吹き付け個所を移動させつつ行ない、 前記ヘリウムリークディテクタによるヘリウムガスの検
    出を連続的、ないし断続的に行ない、その検出値の変化
    に基づいて真空漏洩個所を判定することを特徴とする、
    請求項2に記載した真空漏洩検出方法。
  4. 【請求項4】 前記の分岐管に圧力制御用の調整弁を設
    け、この調整弁を操作してヘリウムリークディテクタに
    流入する気体の圧力を調整することを特徴とする、請求
    項2に記載した真空漏洩検出方法。
  5. 【請求項5】 前記のヘリウムリークディテクタと、前
    記の冷却装置もしくは吸着装置との間に圧力センサを介
    挿接続するとともに、前記の調整弁を電動弁によって構
    成し、 前記圧力センサが所定値となるように上記電動弁を自動
    制御することを特徴とする、請求項4に記載した真空漏
    洩検出方法。
  6. 【請求項6】 前記の空気ポンプは、前記の真空容器を
    備えた機器と別体に構成された補助空気ポンプであるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載した真空漏洩検出方
    法。
  7. 【請求項7】 前記の空気ポンプとして、前記の真空容
    器を備えた機器に付属する空気ポンプを一時的に利用す
    ることを特徴とする、請求項1に記載した真空漏洩検出
    方法。
  8. 【請求項8】 常温状態における飽和圧力が大気圧以下
    である液体を封入されている真空容器の漏洩を検出する
    場合、 上記真空容器の外周面にトレースガスを吹き付けつつ、
    該真空容器内の気体を、冷却装置又は吸着装置を介して
    空気ポンプにより抽気するとともに、 上記空気ポンプの吸入口側から、抽気をトレースガスの
    ディテクタに導くことにより、抽気気体に含有されてい
    る水蒸気を凝縮若しくは昇華せしめて除去し、又は吸着
    せしめて除去し、 上記のようにして水蒸気を除去された抽気中のトレース
    ガスを、前記のディテクタによって検出することを特徴
    とする真空漏洩検出方法。
  9. 【請求項9】 前記の冷却装置又は吸着装置と、前記の
    ディテクタとを接続している管路に調整弁を介挿接続
    し、前記冷却装置又は吸着装置の流出側の圧力を該冷却
    装置又は吸着装置の作動状態に適合せしめるように、前
    記調整弁を自動制御することを特徴とする、請求項8に
    記載した真空漏洩検出方法。
  10. 【請求項10】 常温状態における飽和圧力が大気圧以
    下である液体を封入されている真空容器の漏洩を検出す
    る場合、上記真空容器の外周面にトレースガスを吹き付
    けつつ、 上記真空容器内の気体を、冷却装置又は吸着装置を介し
    て、空気ポンプにより抽気して、該気体中に含まれてい
    る水蒸気の大半を冷却装置により凝縮もしくは昇華させ
    て除去し又は吸着装置により吸着除去し、 含有水蒸気の大半を除去されて空気ポンプに流入する抽
    気気体の一部を分流させ、上記の分流させた気体を更に
    前記と別体の冷却装置もしくは吸着装置を介してトレー
    スガスのディテクタに導くことを特徴とする真空漏洩検
    出方法。
  11. 【請求項11】 前記別体の冷却装置もしくは吸着装置
    の流入側に調整弁を設けて、前記双方の冷却装置又は吸
    着装置の作動状態と適合せしめるように、上記調整弁を
    制御することを特徴とする、請求項10に記載した真空
    漏洩検出方法。
  12. 【請求項12】 高真空側をヘリウムリークディテクタ
    の分析管(6a)に接続されるターボ分子ポンプ(1
    1)を有し、上記ターボ分子ポンプの背圧側が第1の開
    閉弁(13′)を介して補助真空ポンプ(12)の吸入
    側に接続されており、 かつ、上記補助真空ポンプの吸入側は第2の開閉弁(1
    4′)を介して、冷却装置又は吸着装置よりなる除湿器
    (15)に接続され、 更に上記除湿器を介して「常温状態における飽和圧力が
    大気圧以下である液体を封入されている真空容器
    (1)」に接続されていることを特徴とする真空漏洩検
    出装置。
  13. 【請求項13】 前記ターボ分子ポンプ(11)の背圧
    側の圧力を検出する圧力センサ(17)、および前記第
    2の開閉弁(14′)と除湿器(15)とを接続してい
    る管路の圧力を検出する圧力センサが設けられており、
    かつ、上記双方の圧力センサの出力信号を与えられて前
    記二つの開閉弁(13′,14′)を開閉制御する自動
    制御装置(19)を有していることを特徴とする、請求
    項12に記載した真空漏洩検出装置。
  14. 【請求項14】 前記の冷却装置もしくは吸着装置より
    なる除湿器(15)は、圧力調整弁(16)を介して補
    助粗引きポンプ(21)の吸入側に接続されており、か
    つ、上記補助粗引きポンプの吸入側は、真空容器(1)
    に接続される管路(21)を備えていることを特徴とす
    る、請求項13に記載した真空漏洩検出装置。
  15. 【請求項15】 前記の自動制御装置(19)は、第1
    の開閉弁(13′)および第2開閉弁(14′)を開閉
    制御するとともに、前記のターボ分子ポンプ(11)を
    運転・停止制御するものであることを特徴とする、請求
    項14に記載した真空漏洩検出装置。
JP24939293A 1993-10-05 1993-10-05 真空漏洩検出方法および同装置 Pending JPH07103843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24939293A JPH07103843A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 真空漏洩検出方法および同装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24939293A JPH07103843A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 真空漏洩検出方法および同装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07103843A true JPH07103843A (ja) 1995-04-21

Family

ID=17192317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24939293A Pending JPH07103843A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 真空漏洩検出方法および同装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07103843A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002098611A (ja) * 2000-07-21 2002-04-05 Toyota Motor Corp 漏洩ガス測定方法、漏洩ガス測定装置、及び漏洩ガス測定装置の評価装置
JP2009244284A (ja) * 1999-12-14 2009-10-22 Inficon Gmbh 漏れを検査しかつ漏れの箇所をつきとめるための方法ならびに該方法を実施するために適した装置
JP2015052614A (ja) * 2007-12-01 2015-03-19 インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングInficon GmbH 気密性を検査するための方法及び装置
CN111739663A (zh) * 2020-07-27 2020-10-02 核工业西南物理研究院 一种适用于核聚变反应装置的真空氦检漏工具及方法
CN114439731A (zh) * 2021-12-30 2022-05-06 武汉亿贝达科技有限公司 一种kyky分子泵机组真空系统检漏方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244284A (ja) * 1999-12-14 2009-10-22 Inficon Gmbh 漏れを検査しかつ漏れの箇所をつきとめるための方法ならびに該方法を実施するために適した装置
JP2002098611A (ja) * 2000-07-21 2002-04-05 Toyota Motor Corp 漏洩ガス測定方法、漏洩ガス測定装置、及び漏洩ガス測定装置の評価装置
JP2015052614A (ja) * 2007-12-01 2015-03-19 インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングInficon GmbH 気密性を検査するための方法及び装置
CN111739663A (zh) * 2020-07-27 2020-10-02 核工业西南物理研究院 一种适用于核聚变反应装置的真空氦检漏工具及方法
CN114439731A (zh) * 2021-12-30 2022-05-06 武汉亿贝达科技有限公司 一种kyky分子泵机组真空系统检漏方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0674855A (ja) 真空漏洩検出方法、および同装置
US4499752A (en) Counterflow leak detector with cold trap
US4984450A (en) Method of leak testing a test container with a tracer gas
EP0047324B1 (en) Leakage detection method using helium
JPH03195935A (ja) 漏洩を検出する装置および方法
KR940006184A (ko) 감압처리장치 및 감압처리방법
KR950033456A (ko) 누설 검사 방법 및 장치
JPH10318877A (ja) トレーサガス式漏れ検出器
US20180202889A1 (en) Method for controlling the leaktightness of sealed products and installation for the detection of leaks
JPH0478936B2 (ja)
US5703281A (en) Ultra high vacuum pumping system and high sensitivity helium leak detector
JPH0460539B2 (ja)
JPS6162691A (ja) 漏れ検出装置のためのボール型真空バルブ
JP2018533736A (ja) 試験ガス入口における圧力測定
JPH04256817A (ja) 漏洩試験方法及び漏洩試験装置
JPH07103843A (ja) 真空漏洩検出方法および同装置
JP4277351B2 (ja) 漏れ検査装置及び漏れ検査装置の校正方法
EP0877246A2 (en) In situ monitoring of contaminants in semiconductor processing chambers
JP3116830B2 (ja) ヘリウムリークディテクタ
US20240019336A1 (en) Gas leak detection device and gas leak detection method for identifying a gas leak in a test object
JPH11153508A (ja) 真空装置用ヘリウムリークディテクター装置
JP3875885B2 (ja) 気密試験方法
JPH04268430A (ja) 漏れ検出装置
JPH11241971A (ja) リークテスト装置
JPS6093936A (ja) リ−クデテクタ