JPH0710373U - 防音および電磁波シールドドア - Google Patents
防音および電磁波シールドドアInfo
- Publication number
- JPH0710373U JPH0710373U JP4273093U JP4273093U JPH0710373U JP H0710373 U JPH0710373 U JP H0710373U JP 4273093 U JP4273093 U JP 4273093U JP 4273093 U JP4273093 U JP 4273093U JP H0710373 U JPH0710373 U JP H0710373U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber gasket
- soundproof
- door
- sliding door
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スライド式ドアを閉じたときに防音効果を持
たせるとともに、簡単な構成を付加して電磁波シールド
効果をも持たせたものを得ることである。 【構成】 スライド式ドア10と出入り口13を防音お
よび電磁波シールド材料で構成するとともに、閉鎖時に
出入り口13に密接するスライド式ドア10の外周囲の
ゴムガスケット27に導電性被膜34を形成してなる。
ドア10を閉じ、吊り車23が凹溝部26に落ち込むこ
とにより、下面用ゴムガスケット37が敷居15の上面
にて押しつぶされる。同時に、上框17と立框18にお
ける側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨
居14と柱16の側面にて押しつぶされる。この結果、
ドア10は、導電性被膜34を介して出入り口13に電
気的に接続されてアースへ落されるとともに、空気の流
通が遮断され、電磁波シールド効果と防音効果が同時に
得られる。
たせるとともに、簡単な構成を付加して電磁波シールド
効果をも持たせたものを得ることである。 【構成】 スライド式ドア10と出入り口13を防音お
よび電磁波シールド材料で構成するとともに、閉鎖時に
出入り口13に密接するスライド式ドア10の外周囲の
ゴムガスケット27に導電性被膜34を形成してなる。
ドア10を閉じ、吊り車23が凹溝部26に落ち込むこ
とにより、下面用ゴムガスケット37が敷居15の上面
にて押しつぶされる。同時に、上框17と立框18にお
ける側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨
居14と柱16の側面にて押しつぶされる。この結果、
ドア10は、導電性被膜34を介して出入り口13に電
気的に接続されてアースへ落されるとともに、空気の流
通が遮断され、電磁波シールド効果と防音効果が同時に
得られる。
Description
【0001】
本考案は、ドアを閉じたときに防音効果と電磁波シールド効果を持たせたドア に関するものである。
【0002】
一般に、スライド式の自動ドアは、閉じたとき出入り口13の壁面に、スライ ド式ドア10の框部分が密接して遮音性を高めるものがあったが、簡単な構成に より電磁波シールド効果をも持たせたものがなく、あっても極めて複雑な構造と なっていた。
【0003】
頻繁に開閉するスライド式の自動ドアにおいて、ドアを閉じたときに防音効果 を持たせたドアに、簡単な構成を付加するだけで電磁波シールド効果を持たせた ものが望まれていた。
【0004】 本考案は、スライド式の自動ドアにおいて、ドアを閉じたときに防音効果を持 たせるとともに、簡単な構成を付加して電磁波シールド効果をも持たせたものを 得ることを目的とするものである。
【0005】
本考案は、スライド式ドア10の外周囲にゴムガスケット27を設けて、この ゴムガスケット27をスライド式ドア10の閉鎖時に出入り口13に密接するよ うにしたスライド式ドアにおいて、前記スライド式ドア10と出入り口13を防 音および電磁波シールド材料で構成するとともに、前記ゴムガスケット27に導 電性被膜34を形成してなり、スライド式ドア10の上框17と立框18に導電 性被膜34つき側面用ゴムガスケット27をとりつけ、下框19に導電性被膜3 4つき下面用ゴムガスケット37をとりつけてなる防音および電磁波シールドド アである。
【0006】
ドア10を閉じる方向に移動し、吊り車23が凹溝部26にその深さ分だけ落 ち込むことにより、ドア10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット37の空洞 圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてやや押しつぶされる。 同時に、ドア10は、自重により出入り口13側に斜めに下がって、上框17 と立框18における側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部28が、鴨居14と 柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされる。 この結果、ドア10は、導電性被膜34を介して出入り口13に電気的に接続 されてアースへ落されるとともに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガス ケット37の空洞圧接部28が出入り口13に押しつぶされて密接するので、空 気の流通が遮断され、電磁波シールド効果と防音効果が同時に得られる。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図7ないし図9において、13は構造物12の出入り口で、この出入り口13 は、鴨居14と敷居15と両側の柱16とで構成されている。これらの鴨居14 、敷居15、柱16は、金属の角形パイプ状をなし、内部にガラスウールなどが 充填されて、防音効果と電磁波シールド効果を有するように構成されている。ま た、鴨居14と柱16の側面と、敷居15の上面は、後述する側面用ゴムガスケ ット27と下面用ゴムガスケット37が密接するように平面になっている。
【0008】 前記鴨居14の上部の無目11内には、閉鎖位置に凹溝部26を有する2列の 上部レール24が設けられ、この上部レール24の上に吊枠22に取付けられた 左右の吊り車23、23がそれぞれ転動可能に乗せられ、下側に振れ防止ローラ 25が設けられ、また、吊枠22の下端には、スライド式ドア10が吊り下げら れている。前記無目11の内部には、また、モータ38が収納固定されるととも に、左右両端部にプーリ39が取付けられ、このプーリ39に掛け渡された歯付 きベルト40が前記吊枠22に連結されている。
【0009】 前記スライド式ドア10は、ドア板21の上端に上框17が、両側に立框18 が、下端に下框19がそれぞれドア板嵌め込み溝31をもって嵌められて構成さ れている。このスライド式ドア10を構成するドア板21、上框17、立框18 、下框19は、金属材料などの防音効果と電磁波シールド効果を有するような材 料により構成されている。 上框17と立框18の側面には、前記鴨居14と柱16に相対した面に、細幅 溝部33を設けるとともに、その内部に両側に延びたガスケット嵌め込み溝32 が設けられている。
【0010】 前記上框17と両側の立框18の細幅溝部33とガスケット嵌め込み溝32に は、側面用ゴムガスケット27が嵌め込まれている。この側面用ゴムガスケット 27は、一側面側に、2列の空洞圧接部28が、他側面側に係止片部29が一体 に成型され、また、外周面には、導電性被膜34が設けられている。この導電性 被膜34は、図3に示すように、化学繊維の表面に、銅、ニッケル、カーボンブ ラックなど1ないし数種類の導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟 性を有する金属化繊の織物からなり、これを前記側面用ゴムガスケット27に貼 着してなるものである。また、導電性被膜34は、織物ではなく、図5に示すよ うに、直接側面用ゴムガスケット27の表面に、銅、ニッケル、カーボンブラッ クなど1ないし数種類の導電性金属を無電解めっきなどにより塗布したものであ ってもよい。 このような表面に導電性被膜34を形成した側面用ゴムガスケット27を、上 框17と立框18の細幅溝部33からガスケット嵌め込み溝32へ圧入固定する 。
【0011】 前記下框19の下面には、チャンネル材35との間に、下面用ゴムガスケット 37が嵌め込まれている。この下面用ゴムガスケット37は、下側面に、2列の 空洞圧接部28が、上側に係止片部29が一体に成型され、また、外周面には、 図4に示すように、前記同様柔軟性を有する金属化繊織物からなる導電性被膜3 4を前記側面用ゴムガスケット27に貼着するか、または、図6に示すように、 導電性金属を無電解めっきなどの導電性被膜34を塗布する。 このような表面に導電性被膜34を形成した下面用ゴムガスケット37を、下 框19とチャンネル材35にて挾み付けるとともに、抜け止め突起36で抜け出 るのを防止している。
【0012】 以上のような構成による作用を説明する。 スライド式ドア10が開いている状態では、図8および図9のように、両側の 吊り車23が上部レール24の水平部分に乗っているから、スライド式ドア10 は、敷居15よりもやや浮き上がっているとともに、上部レール24が約45度 に傾斜しているので、出入り口13とスライド式ドア10とがやや離れた状態に あって、したがって、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケット37の 空洞圧接部28は、鴨居14、柱16、敷居15との間にわずかな隙間をもって 敷居15の上のガイドコロ30にガイドされつつ、スライドによる開閉をする。
【0013】 スライド式ドア10を閉じる方向に移動してきて、完全に閉じる位置からPの 距離までくると、これまで上部レール24の水平部を転動していた両吊り車23 は、凹溝部26に落ち込む。スライド式ドア10が凹溝部26の深さ分だけ落ち 込むことにより、スライド式ドア10の下端が下がり、下面用ゴムガスケット3 7の空洞圧接部28が敷居15の上面に押しつけられてやや押しつぶされる。 同時に、上部レール24が約45度に傾斜していることにより、凹溝部26も 傾斜しているので、スライド式ドア10は、自重により出入り口13側に斜めに 下がって、上框17と立框18における側面用ゴムガスケット27の空洞圧接部 28が、鴨居14と柱16の側面に押しつけられてやや押しつぶされる。
【0014】 この結果、スライド式ドア10は、ドア板21、上框17、立框18、下框1 9、導電性被膜34を介して出入り口13に電気的に接続されてアースへ落され るとともに、側面用ゴムガスケット27と下面用ゴムガスケット37の空洞圧接 部28が出入り口13に押しつぶされて密接するので、空気の流通が遮断され、 電磁波シールド効果と防音効果が同時に得られる。
【0015】
本考案は、スライド式ドア10と出入り口13を防音および電磁波シールド材 料で構成するとともに、ゴムガスケット27に導電性被膜34を形成したので、 防音効果を持たせたドアに、簡単な構成を付加するだけで電磁波シールド効果を 持たせることができる。
【0016】 導電性被膜34は、化学繊維の表面に、銅、ニッケル、カーボンブラックなど 1ないし数種類の導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を有する 金属化繊織物をゴムガスケット27に貼着するか、または、ゴムガスケット27 の表面に直接、銅、ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電性金 属を無電解めっきなどにより塗布したものからなるので、側面用ゴムガスケット 27や下面用ゴムガスケット37の防音特性を害することなく電磁波シールド効 果を持たせることができる。
【図1】本考案による防音および電磁波シールドドアの
一実施例を示す図2のA−A線断面図である。
一実施例を示す図2のA−A線断面図である。
【図2】本考案による防音および電磁波シールドドアの
正面図である。
正面図である。
【図3】本考案による側面用ゴムガスケット27の第1
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図4】本考案による下面用ゴムガスケット37の第1
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図5】本考案による側面用ゴムガスケット27の第2
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図6】本考案による下面用ゴムガスケット37の第2
実施例の断面図である。
実施例の断面図である。
【図7】スライド式ドア10の断面図である。
【図8】上部レール24と吊り車23の動作説明図であ
る。
る。
【図9】スライド式ドア10の開放時と閉鎖時の説明図
である。
である。
10…スライド式ドア、11…無目、12…構造物、1
3…出入り口、14…鴨居、15…敷居、16…柱、1
7…上框、18…立框、19…下框、20…床、21…
ドア板、22…吊枠、23…吊り車、24…上部レー
ル、25…振れ防止ローラ、26…凹溝部、27…側面
用ゴムガスケット、28…空洞圧接部、29…係止片
部、30…ガイドコロ、31…ドア板嵌め込み溝、32
…ガスケット嵌め込み溝、33…細幅溝部、34…導電
性被膜、35…チャンネル材、36…抜け止め突起、3
7…下面用ゴムガスケット、38…モータ、39…プー
リ、40…歯付きベルト。
3…出入り口、14…鴨居、15…敷居、16…柱、1
7…上框、18…立框、19…下框、20…床、21…
ドア板、22…吊枠、23…吊り車、24…上部レー
ル、25…振れ防止ローラ、26…凹溝部、27…側面
用ゴムガスケット、28…空洞圧接部、29…係止片
部、30…ガイドコロ、31…ドア板嵌め込み溝、32
…ガスケット嵌め込み溝、33…細幅溝部、34…導電
性被膜、35…チャンネル材、36…抜け止め突起、3
7…下面用ゴムガスケット、38…モータ、39…プー
リ、40…歯付きベルト。
Claims (4)
- 【請求項1】 スライド式ドア10の外周囲にゴムガス
ケット27を設けて、このゴムガスケット27をスライ
ド式ドア10の閉鎖時に出入り口13に密接するように
したスライド式ドアにおいて、前記スライド式ドア10
と出入り口13を防音および電磁波シールド材料で構成
するとともに、前記ゴムガスケット27に導電性被膜3
4を形成してなることを特徴とする防音および電磁波シ
ールドドア。 - 【請求項2】 スライド式ドア10の上框17と立框1
8に導電性被膜34つき側面用ゴムガスケット27をと
りつけ、下框19に導電性被膜34つき下面用ゴムガス
ケット37をとりつけてなる請求項1記載の防音および
電磁波シールドドア。 - 【請求項3】 導電性被膜34は、化学繊維の表面に、
銅、ニッケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の
導電性金属を無電解めっきなどにより塗布した柔軟性を
有する金属化繊の織物からなり、これをゴムガスケット
27に貼着してなる請求項1または2記載の防音および
電磁波シールドドア。 - 【請求項4】 ゴムガスケット27の表面に、銅、ニッ
ケル、カーボンブラックなど1ないし数種類の導電性被
膜34を無電解めっきなどにより塗布してなる請求項1
または2記載の防音および電磁波シールドドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042730U JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042730U JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710373U true JPH0710373U (ja) | 1995-02-14 |
JP2605207Y2 JP2605207Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12644175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042730U Expired - Lifetime JP2605207Y2 (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 防音および電磁波シールドドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605207Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150466U (ja) * | 1976-05-12 | 1977-11-15 | ||
KR20180108492A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 하바 슬라이딩 솔루션스 아게 | 밀봉 장치를 갖는 슬라이딩 요소 및 밀봉 요소 |
KR20220001886U (ko) * | 2021-01-26 | 2022-08-02 | 김상기 | 슬라이딩 행거도어용 하부개스킷 |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP1993042730U patent/JP2605207Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150466U (ja) * | 1976-05-12 | 1977-11-15 | ||
KR20180108492A (ko) * | 2017-03-23 | 2018-10-04 | 하바 슬라이딩 솔루션스 아게 | 밀봉 장치를 갖는 슬라이딩 요소 및 밀봉 요소 |
JP2018159260A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | ハワ スライディング ソリューションズ エージ—Hawa Sliding Solutions AG | シールデバイス及びシール要素を有する摺動要素 |
KR20220001886U (ko) * | 2021-01-26 | 2022-08-02 | 김상기 | 슬라이딩 행거도어용 하부개스킷 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605207Y2 (ja) | 2000-07-04 |
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Legal Events
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