JP2003293657A - 引戸装置 - Google Patents

引戸装置

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JP2003293657A
JP2003293657A JP2002102979A JP2002102979A JP2003293657A JP 2003293657 A JP2003293657 A JP 2003293657A JP 2002102979 A JP2002102979 A JP 2002102979A JP 2002102979 A JP2002102979 A JP 2002102979A JP 2003293657 A JP2003293657 A JP 2003293657A
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door
doors
pocket
roller
closed
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Application number
JP2002102979A
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English (en)
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Ippei Nomura
一平 野村
Tomifumi Chikaraishi
富文 力石
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/0656Bottom guides
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
    • E05Y2900/13Type of wing
    • E05Y2900/132Doors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引戸装置における扉の吊り込み作業を簡易化
する。 【解決手段】 建物の壁面に固定されたレール(13,
14)と、戸車(15)を介してレールに吊り下げられ
る扉(5,6)と、開扉時の扉を収納する戸袋(7,
8)とを具備した引戸装置において、閉扉時に戸袋内に
留まる扉の戸尻部(43)が、扉の本体部に比べて、扉
の吊り込み時に戸袋の開口(44)を戸袋内へと通過し
うる程度に薄く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエレベータ
前防火引戸等の引戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ乗降口、階段の踊り場等に
は、人の出入り、防火、防煙等のため引戸装置が設けら
れる。一般に、引戸装置は、建物の壁面に固定されたレ
ールと、戸車を介してレールに吊り下げられる扉と、開
扉時の扉を収納する戸袋とを具備し、戸車がレール上を
転動することにより扉が開閉する。扉は片引き式に設け
られる場合と、引分け式に設けられる場合とがあり、前
者の場合はレール、扉、戸袋等は一組設けられるが、後
者の場合は左右に二組設けられる。
【0003】この引戸装置には、煙による被害を防止す
るため一般に気密性が付与される。ことにエレベータが
設けられる区画では、火災により発生した煙がエレベー
タの昇降する竪穴を伝って広がりやすいので、扉枠に気
密材を取り付けて竪穴を密封し防煙効果を高めようとす
る。例えば実開平6−78593号が開示する引戸は、
扉の戸尻側に屈曲部材である気密材を取り付け、閉扉時
に気密材を建物の柱に押し付けるようにして防煙効果を
得ようとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の引戸装置にあっ
てはその施工の際に扉を吊り込む作業がすこぶる面倒で
ある。
【0005】すなわち、通常の場合戸袋部分の全体が石
膏ボードの壁で塞がれているので、扉は戸袋の開口を通
して戸袋内へと導入しなければならないが、気密性の確
保、意匠性の向上等の見地から、図33に示すように、
戸袋1の開口1aが狭く形成されたり、スペースの制約
等から人の出入口である戸袋1と竪枠2との間が狭く形
成されたりする場合は、扉3の吊り込みが困難になり、
例えば戸袋1の分解を余儀なくされる場合もある。こと
に実開平6−78593号のごとく戸尻部に気密材等の
突出部が取り付けられている場合は扉の吊り込みがさら
に困難になる。図示例は片引き式の場合について示して
いるが、引分け式の場合も同様に扉の吊り込みが難しく
なる。
【0006】そのような事態を回避するため、図34に
示すように、戸袋1の開口1aを形成する枠部材4を着
脱可能にしておき、扉3を吊り込む際に枠部材4を取り
外し、扉3を吊り込んだ後に枠部材4を取り付けるよう
にすることも試みられている。しかし、気密性、見栄
え、意匠面等の観点から枠部材4を戸袋1と別体とする
のは望ましくない。図34は片引き式の場合について示
すが、引分け式の場合も同様に枠部材4を着脱可能に設
ける必要がある。
【0007】本発明は上記諸問題点を解決することがで
きる引戸装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明は、建物の壁面に固定され
たレール(13,14)と、戸車(15)を介してレー
ル(13,14)に吊り下げられる扉(5,6)と、開
扉時の扉(5,6)を収納する戸袋(7,8)とを具備
した引戸装置において、閉扉時に戸袋(7,8)内に留
まる扉(5,6)の戸尻部(43)が、扉(5,6)の
本体部に比べて、扉(5,6)の吊り込み時に戸袋
(7,8)の開口(44)を戸袋(7,8)内へと通過
しうる程度に薄く形成された引戸装置を採用する。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の引戸装置において、建物の床面(28)と扉
(5,6)との間にガイド部(30)とガイド部(3
0)に係合するローラ(29)とが設けられた引戸装置
を採用する。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載の引戸装置において、閉扉時に戸袋(7,8)の内
壁面に密着する気密材(45)が、扉(5,6)の薄く
形成された戸尻部(43)に取り付けられた引戸装置を
採用する。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項2に
記載の引戸装置において、ローラ(29)が扉(5,
6)の厚さ方向に対して位置調整可能に設けられた引戸
装置を採用する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る引戸装置の実
施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0013】<実施の形態1>この引戸装置はエレベー
タの乗降口、部屋、階段等の出入口に設けられる防火用
の引分け式引戸装置であり、図1乃至図4に示すよう
に、引分け式に開く左右の扉5,6と、開扉時に左右の
各扉5,6をそれぞれ収納するための戸袋7,8とを備
える。戸袋7,8の外壁は石膏ボード等で形成され、建
物の壁面と一体化される。
【0014】左右の戸袋7,8内の上部及び人の出入口
の上部には、左右方向に連通する空洞が形成され、出入
口の上部の空洞は開閉可能な点検パネル9で閉じられ
る。図7に示すように、この空洞10は長方形の横断面
を有し、奥壁及び天壁にそれぞれ貼着される奥板11及
び天板12と、奥板11に対向する上記点検パネル9
と、点検パネル9及び奥板11の下端からそれぞれ突出
する前底板12a及び後底板12bとで囲まれる。前底
板12aと後底板12bとの間には扉5,6が通る隙間
が設けられる。
【0015】空洞10内には、左右の扉5,6を開閉動
作させるための開閉機構が設けられる。
【0016】開閉機構は、図3乃至図6に示すように、
建物の壁面に固定された左右のレール13,14を備え
る。具体的には、左右のレール13,14は左右の戸袋
7,8における空洞10の奥壁にそれぞれ固定され、左
右間中央に向かって下向きに傾斜する。この左右のレー
ル13,14に戸車15を介して左右の扉5,6が吊り
下げられる。
【0017】左右の扉5,6の上部には基板16が固定
され、この基板16上に各々二個の戸車ユニットが取り
付けられ、各ユニットの戸車15がレール13,14上
に載せられる。戸車15が各レール13,14上を転動
することにより左右の扉5,6は開閉動作可能である。
また、左右のレール13,14が左右間中央に向かって
下向きに傾斜していることから、扉5,6には常時閉扉
方向に力が加えられる。
【0018】図5,図6及び図7に示すように、左右の
戸袋7,8の上方における空洞10内の壁面には、左右
の支持具17,18を介して夫々左右の従動プーリ1
9,20が回転自在に取り付けられる。左右の従動プー
リ19,20間には連結体であるタイミングベルト21
が巻回される。連結体としてはタイミングベルト21の
ほか、ワイヤ等も用いることができる。タイミングベル
ト21の接続端は下側の走行部上に配置され、右扉6の
一方の戸車ユニットの腕22に固定される。これによ
り、タイミングベルト21は無端状になる。また、タイ
ミングベルト21の上側の走行部には、左扉5における
一方の戸車ユニットの腕23が連結される。このように
左右の扉5,6がタイミングベルト21の上側走行部と
下側走行部に分けて連結されるため、左右の扉5,6は
対称的に移動し、一方の扉5が開くと他方の扉6も開
き、一方の扉5が閉じると他方の扉6も閉じる。
【0019】図5,図6及び図7に示すように、上記空
洞10内の壁面における左右間中央部には閉扉駆動装置
24が固定され、右扉6の一方の戸車ユニットの腕22
には制動装置25が設けられる。閉扉駆動装置24は公
知の装置であるから詳しくは説明しないが、その内部に
図示しない発条及び駆動ワイヤを備え、駆動ワイヤの一
端が右扉6の戸車ユニットの腕22に接続されることに
より、発条と駆動ワイヤとで右扉6を閉扉方向に常時付
勢する。制動装置25も公知の装置であるから詳しくは
説明しないが、一方のレール14に固定されたラック2
6と戸車15の水平軸に固定されたピニオン27を備え
る。また、図示しないが内部には一方向クラッチ、制動
車等を備える。扉5,6が開かれるときは一方向クラッ
チの作用で戸車15は制動力を加えられることなく回転
し、扉5,6が閉じられるときは所定の開度からピニオ
ン27がラック26に噛み合い一方向クラッチの作用で
戸車15に制動力が加えられる。そのため扉5,6は途
中までは速やかに閉じるが、閉じ切る直前は減速され静
粛に閉じる。
【0020】この引分け式引戸装置においては、図5に
示すように、閉じた状態の左右の扉5,6の左右端間に
おける上方に、開閉機構の主要な構成部である要点検部
がまとめられ、上記点検パネル9を開けることにより要
点検部を露出させることができる。
【0021】また、開閉機構は、図5,図6及び8に示
すように、戸袋7,8内の床面28上に扉5,6の開閉
を案内するためガイド装置を備える。
【0022】ガイド装置は、建物の床面28と扉5,6
との間に配置されるガイド部と、ガイド部に係合するロ
ーラ29とで構成される。具体的には、ガイド部は扉
5,6の下端にガイド溝30として形成され、ローラ2
9は戸袋7,8内における床面28上に回転自在に支持
される。ガイド溝30とローラ29は扉5,6と床面2
8との間で入れ替えてもよい。
【0023】ローラ29は、位置調整機構を介して床面
28上に取り付けられ、この機構の操作により扉5,6
の厚さ方向に対して位置調整可能である。位置調整機構
は、図8乃至図11に示すように、扉5,6の直下の床
面28において扉5,6の左右方向すなわち扉5,6の
幅方向に伸びるベース31と、ベース31上に載せられ
るブラケット32とを具備する。ベース31は床面28
上に固定用プラグ33及び固定ボルト34により固定さ
れ、扉5,6の幅方向における両端から起立片31a,
31bが突出する。ブラケット32はベース31の起立
片31a,31b上に載せられ、その中央にはローラ軸
29aが垂直に固定され、ローラ軸29aにローラ29
が回転自在に支持される。ブラケット32の両端からは
垂下片32a,32bが起立片31a,31bに適度な
隙間をあけて被さるように突出する。一方の垂下片32
aと起立片31aとは扉5,6の左右方向に突出する支
点ピン35及びクリアランス穴36を介して連結され
る。また、他方の垂下片32bには扉5,6の厚さ方向
に伸びる長穴37が穿設され、これに重なる起立片31
bにはネジ穴38が形成され、長穴37に挿入されたボ
ルト39がネジ穴38に螺合することにより、ブラケッ
ト32はベース31上に固定される。
【0024】この位置調整機構において、図12に示す
ように扉5,6の下端と床面28との間の隙間から工具
であるドライバ40を挿入してボルト39を緩め、ブラ
ケット32を扉5,6の厚さ方向に押すと、図11
(B)に示すようにブラケット32が支点ピン35を支
点にして回動し、ローラ29の位置が扉5,6の厚さ方
向で変化する。ローラ29の位置を加減した後再びボル
ト39を締め付けることによりローラ29が適正な位置
にセットされる。これにより、扉5,6は鉛直方向に垂
下した状態でローラ29とガイド溝30との案内作用に
より厚さ方向に揺れることなく円滑に開閉動作する。
【0025】なお、図13に示すように、ボルト39を
取り付ける側の起立片31b及び垂下片32bをやや上
向きに傾斜させておくことにより、位置調整操作を簡易
に行うことができる。
【0026】この引分け式引戸装置の扉5,6は、戸袋
7,8、レール13,14等が設置された後にレール1
3,14上に釣り込まれるが、その際図33に示したよ
うな吊り込み不能を回避するため、また図34に示した
ような戸袋7,8の枠部材4を着脱式に形成するのを回
避するため、次のような吊り込み手段が講じられる。
【0027】すなわち、図14(A)に示すように、左
右の扉5,6における閉扉時に戸袋7,8内に留まる戸
尻部43が、扉5,6の本体部の厚さに比べ、扉5,6
の吊り込み時に戸袋7,8の開口44を戸袋7,8内へ
と通過しうる程度に薄い薄肉部として形成される。戸袋
7,8の開口44は扉5,6の本体部の厚さよりやや大
きい程度の幅分で形成される。戸尻部43は扉5,6の
表裏両面から扉肉が除去されることにより薄肉化され
る。図14(D)に示すように、一方の扉5又は6がエ
レベータや部屋の正面側から水平方向にやや傾斜した状
態で押し込まれ、薄肉化された戸尻部43が戸袋7又は
8の開口44内へと挿入されると共に、扉5又は6の下
端のガイド溝30内にローラ29が導入される(同図
)。続いて、扉5又は6の傾斜を徐々に解消させつつ
戸尻部43を戸袋7又は8内へと押し込んで行き、扉5
又は6の本体部が開口44内に入ったところで扉5,6
が正対位置に配置され、また戸車15がレール13又は
14上に乗る(同図〜)。次に、反対側の扉6又は
5が同様にして吊り込まれる。
【0028】なお、薄肉化した戸尻部43は、図14
(B)に示すように、扉5,6の表側又は裏側から扉肉
を除去し逃し43aを設けることによっても形成するこ
とができ、また、同図(C)に示すように、扉5,6の
表側又は裏側にテーパ面43bを設けることによっても
形成することができる。
【0029】この引分け式引戸装置には、防火、防煙等
のため次のような気密手段が講じられる。
【0030】すなわち、軟質のゴム、樹脂等で形成され
た各種のシール材である気密材が各扉に取り付けられ
る。
【0031】図3及び図4に示すように、第一の気密材
45は、扉5,6の薄く形成された戸尻部43の表裏に
それぞれ取り付けられる。第一の気密材45は板状に形
成され、扉5,6の上下方向に沿って伸びると共に、戸
尻から戸頭に向かって斜めに突出するように固定され
る。このように第一の気密材45は薄肉部である戸尻部
43に取り付けられ、また傾斜状態で取り付けられてい
るので、扉5,6の吊り込み時には、図15(A)
(B)(C)に示すように、第一の気密材45は開口4
4の端部により突出量が小さくなる方向に弾性変形し
て、戸尻部43と一体で戸袋7,8の開口44を円滑に
戸袋7,8内へと通過する。また、吊り込み後は、図1
6(A)(B)に示すように、扉5,6を閉じると第一
の気密材45の先端縁が弾性変形を伴って戸袋7,8の
内壁面に密着し、扉5,6と戸袋7,8との隙間を遮蔽
する。
【0032】図3に示すように、第二の気密材46は、
一方の扉5の戸頭に取り付けられる。第二の気密材46
は角棒状に形成され、扉5の戸頭の端面に上下方向に形
成された溝内に嵌め込まれ接着剤等により固定される。
図4に示すように、他方の扉6の戸頭の端面には閉扉時
にこの第二の気密材46が嵌り込んで扉5,6の内側を
密封するための嵌合溝47が形成される。
【0033】図3,図4及び図7に示すように、第三の
気密材48,49は、丸棒状に形成され、上記空洞10
の底の前底板12aと後底板12bとに各扉5,6の上
部の基板16に接するように固定される。基板16は扉
5,6の前後パネル上に庇状に突出する。この庇の内側
に接触するように第三の気密材48,49が配置され
る。扉5,6を案内するレール13,14が傾斜してい
ることから、図3(A)及び図4(A)に示すように扉
5,6が開いた状態では基板16が第三の気密材46か
ら離れるが、図3(B)及び図4(B)に示すように扉
5,6が閉じた状態では基板16の内側が第三の気密材
48,49に接触し、これにより扉5,6の内側が気密
化される。
【0034】第四の気密材50,51は、図3,図4及
び図8に示すように、板状に形成され、左右の扉5,6
の下端に左右方向に伸びるように固定される。扉5,6
を案内するレール13,14が傾斜していることから、
図8(A)に示すように扉5,6が開いた状態では第四
の気密材50,51が床面から離れるが、図8(B)に
示すように扉5,6が閉じた状態では第四の気密材5
0,51が床面28に接触し、これにより扉5,6の下
端と床面28との隙間が閉じられ扉5,6の内側が気密
化される。
【0035】次に、上記構成の引分け式引戸の作用を説
明する。
【0036】この引分け式引戸装置の扉5,6をレール
13,14上に釣り込むには、図14(D)に示すよう
に、一方の扉5又は6をエレベータ又は部屋の正面側か
ら水平方向にやや傾斜した状態にして押し込み、薄肉化
された戸尻部43を戸袋7又は8の開口44内へと挿入
すると共に、扉5又は6の下端のガイド溝30内にロー
ラ29を導入する(同図)。
【0037】続いて、扉5又は6の傾斜を徐々に解消さ
せつつ戸尻部43を戸袋7又は8内へと押し込んで行
く。扉5又は6の本体部が開口44内に入ると、扉5又
は6がエレベータの竪穴又は部屋に正対し、また戸車1
5がレール13又は14上に乗る(同図〜)。
【0038】扉5又は6が吊り込まれると、第一、第
三、第四の気密材45,48,49,50,51が扉5
又は6と床面28等の隣接部との隙間を遮断する。
【0039】その後、図12に示すように、ガイド装置
のボルト39を緩めて図11(B)のようにローラ29
の位置を扉5又は6の厚さ方向で調整し、扉5又は6を
床面28に対して垂直に保持する。
【0040】次に、反対側の扉6又は5を上記と同様な
操作により吊り込み、左右双方の扉5,6を開閉機構の
タイミングベルト21に連結する。
【0041】扉5,6の吊り込みが完了した後、一方の
扉5又は6を開くと開閉機構を介して他方の扉6又は5
が連動して開く。図2及び図6に示すように、左右双方
の扉5,6は戸袋7,8内へと入り込んだ後停止する。
【0042】開いた状態の扉5,6を開放すると、閉扉
駆動装置24の作動により右扉6が閉扉方向に付勢さ
れ、またレール13,14が中央へと下向きに傾斜して
いることから、左右の扉5,6は自動的に閉じようとす
る。扉5,6が閉じ切る直前は制動装置25が作動し扉
5,6を減速させる。その後、左右の扉5,6は適度な
当接圧で図1及び図5に示すように適正に閉じる。
【0043】また、扉5,6が閉じる際には、防火、防
煙等のための気密手段が次のように作用する。
【0044】すなわち、扉5,6が閉じる際は、図16
(A)(B)に示すように、第一の気密材45の先端縁
が弾性変形を伴って戸袋7,8の内壁面に密着し、扉
5,6と戸袋7,8との隙間を封じる。第二の気密材4
6は、図3及び図4に示すように、双方の扉5,6にお
ける戸頭の端面同士が当接することで嵌合溝47内に嵌
りこみ、双方の扉5,6間の隙間を閉じる。第三の気密
材48,49は、図3(A)及び図4(A)に示すよう
に基板16から離れた状態から図3(B)及び図4
(B)に示す基板16に接触した状態に移行し、これに
より扉5,6の内側を気密化する。第四の気密材50,
51は、図8(A)に示す床面28から離れた状態から
図8(B)に示す床面28に接触した状態に移行し、こ
れにより扉5,6の下端と床面28との隙間を閉じて扉
5,6の内側を気密化する。
【0045】<実施の形態2>この実施の形態2の引戸
装置は実施の形態1の場合と異なり片引き式引戸装置で
あり、図17乃至図20に示すように、片引き式に開く
扉6と、開扉時に扉6を収納するための戸袋8とを備え
る。戸袋8の外壁は石膏ボード等で形成され、建物の壁
面と一体化される。
【0046】戸袋8内の上部及び人の出入口の上部に
は、左右方向に連通する空洞10が形成され、出入口の
上部では開閉可能な点検パネル9で閉じられる。この空
洞10は、図21に示すような横断面形を有し、空洞1
0の奥壁及び天壁にそれぞれ貼着される奥板11及び天
板12と、奥板11に対向する上記点検パネル9と、点
検パネル9及び奥板11の下端からそれぞれ突出する前
底板12a及び後底板12bとで囲まれる。前底板12
aと後底板12bとの間には扉6が通る隙間が設けられ
る。
【0047】空洞10内には、扉6を開閉動作させるた
めの開閉機構が設けられる。
【0048】開閉機構は、図19及び図20に示すよう
に、建物の壁面に固定されたレール14を備える。具体
的には、レール14は戸袋8における空洞10の奥壁に
それぞれ固定され、人の出入口を挟み戸袋8と反対側に
設けられる竪枠52に向かって下向きに傾斜する。この
レール14に戸車15を介して扉6が吊り下げられる。
【0049】扉6の上部には基板16が固定され、この
基板16上に二個の戸車ユニットが取り付けられ、各ユ
ニットの戸車15がレール14上に載せられる。戸車1
5がレール14上を転動することにより扉6は開閉動作
可能である。また、レール14が竪枠52に向かって下
向きに傾斜していることから、扉6には常時閉じ方向に
力が掛かる。
【0050】図19乃至図21に示すように、戸袋8の
上方における空洞10内の壁面には閉扉駆動装置24が
固定され、扉6の一方の戸車ユニットには制動装置25
が設けられる。閉扉駆動装置24は実施の形態1におけ
るものと同様な構造のものが使用され、駆動ワイヤの一
端が扉6の左側の戸車ユニットに接続されることによ
り、発条と駆動ワイヤとで扉6を閉扉方向に常時付勢す
る。制動装置25も実施の形態1におけるものと同様な
構造のものが使用され、扉6が開かれるときは一方向ク
ラッチの作用で戸車15は制動力を加えられることなく
回転し、扉6が閉じられるときは所定の開度からピニオ
ン27がラック26に噛み合い一方向クラッチの作用で
戸車15に制動力が加えられる。そのため扉6は途中ま
では速やかに閉じるが、閉じ切る直前は減速され静粛に
閉じる。
【0051】この片引き式引戸装置においては、図17
に示すように、閉じた状態の扉6の左右端間における上
方に、開閉機構の主要な構成部である要点検部がまとめ
られ、点検パネル9を開けることにより要点検部を露出
させることができる。
【0052】また、開閉機構は、図19及び図20に示
すように、戸袋8内の床面28上に扉6の開閉を案内す
るため実施の形態1におけると同様にローラ29等を含
んだガイド装置を備える。
【0053】この片引き式引戸装置の扉6は、戸袋8、
レール14等が設置された後にレール14上に釣り込ま
れるが、その際図33に示したような吊り込み不能を回
避するため、また図34に示したような戸袋1の枠部材
4を着脱式に形成するのを回避するため、次のような吊
り込み手段が講じられる。
【0054】すなわち、図22に示すように、閉扉時に
戸袋8内に留まる戸尻部43が、扉6の吊り込み時に戸
袋8の開口44を戸袋8内へと通過しうる程度に薄く形
成される。戸袋8の開口44は扉6の本体部の厚さより
やや大きい程度の幅分で形成される。戸尻部43は扉6
の表裏両面から扉肉が除去されることにより薄肉化され
る。この扉6がエレベータや部屋の正面側から水平方向
にやや傾斜した状態で押し込まれ、薄肉化された戸尻部
43が戸袋8の開口44内へと挿入されると共に、扉6
の下端のガイド溝30(図8参照)内にローラ29が導
入される(同図)。続いて、扉6の傾斜を徐々に解消
させつつ戸尻部43を戸袋8内へと押し込んで行き、扉
6の本体部が開口44内に入ったところで扉6が正対位
置に配置され、また戸車15がレール14上に乗る(同
図〜)。
【0055】この引分け式引戸装置には、防火、防煙等
のため次のような気密手段が講じられる。
【0056】すなわち、軟質のゴム、樹脂等で形成され
た各種のシール材である気密材が各扉に取り付けられ
る。
【0057】第一の気密材45は、図23及び図24に
示すように、扉6の薄く形成された戸尻部43の表裏に
それぞれ取り付けられる。第一の気密材45は板状に形
成され、扉6の上下方向に沿って伸びると共に、戸尻か
ら戸頭に向かって斜めに突出するように固定される。こ
のように第一の気密材45は薄肉部である戸尻部43に
取り付けられ、また傾斜状態で取り付けられているの
で、扉6の吊り込み時には、図23(A)(B)(C)
に示すように、第一の気密材45は開口44の端部によ
り突出量が小さくなる方向に弾性変形して、戸尻部43
と一体で戸袋8の開口44を円滑に戸袋8内へと通過す
る。また、吊り込み後は、図24(A)(B)に示すよ
うに、閉扉時に扉6の戸頭が竪枠52に接触すると同時
に第一の気密材45の先端縁が弾性変形を伴って戸袋8
の内壁面に密着し、扉6と戸袋8との隙間を遮断する。
【0058】第二の気密材46(図3参照)を扉6の戸
頭に取り付けてもよい。第二の気密材46が竪枠52に
接触することで扉6の内側が密封される。また、第三の
気密材49が実施の形態1の場合と同様に設けられる。
扉6を案内するレール14が傾斜していることから、図
21(C)に示すように扉6が開いた状態では基板16
が第三の気密材49から離れるが、図21(B)に示す
ように扉6が閉じた状態では扉6側の基板16が第三の
気密材49に接触し、これにより扉6の内側が気密化さ
れる。第四の気密材51(図4参照)も実施の形態1の
場合と同様に設けられ、開扉状態では第四の気密材51
が床面28から離れるが、閉扉状態では第四の気密材5
1が床面28に接触し扉6の下端と床面28との隙間を
遮蔽する。
【0059】次に、上記構成の片引き式引戸の作用を説
明する。
【0060】この片引き式引戸装置の扉6をレール14
上に釣り込むには、図22に示すように、扉6をエレベ
ータ又は部屋の正面側から水平方向にやや傾斜した状態
にして戸袋8と竪枠52との間に押し込み、薄肉化され
た戸尻部43を戸袋8の開口44内へと挿入すると共
に、扉6の下端のガイド溝30(図8参照)内にローラ
29を導入する(同図)。
【0061】続いて、扉6の傾斜を徐々に解消させつつ
戸尻部43を戸袋8内へと押し込んで行く。扉6の本体
部が開口44内に入ると、扉6がエレベータの竪穴又は
部屋に正対し、また戸車15がレール14上に乗る(同
図〜)。
【0062】扉6が吊り込まれ閉扉状態にされると、第
一、第三、第四の気密材45,49,51が扉6と床面
28等の隣接部との隙間を遮断する。
【0063】その後、ガイド装置のボルト39(図8参
照)を緩めてローラ29の位置を扉6の厚さ方向で調整
し、扉6を床面28に対して垂直に保持する。
【0064】扉6の吊り込みが完了した後、扉6を開く
と図18及び図20に示すように扉6は戸袋8内へと入
り込む。
【0065】開いた状態の扉6を開放すると、閉扉駆動
装置24の作動により扉6が閉扉方向に付勢され、また
レール14が中央へと下向きに傾斜していることから、
扉6は自動的に閉じようとする。扉6が閉じ切る直前は
制動装置25が作動し扉6を減速させる。扉6の戸頭が
竪枠52に当たることにより扉6は人の出入口を閉じ
る。
【0066】また、扉6が閉じる際には、図24(A)
(B)に示すように、第一の気密材45の先端縁が弾性
変形を伴って戸袋8の内壁面に密着し、扉6と戸袋8と
の隙間を封じる。また、第二乃至第四の気密材46,4
9,51が各種の隙間を遮断する。
【0067】<実施の形態3>図25乃至図27に示す
ように、この実施の形態3の引戸装置におけるガイド装
置は実施の形態1のガイド装置と異なり、ベース31の
片方の起立片31bからネジ穴38が省略され、ブラケ
ット32の垂下片32bにネジ穴38が形成される。そ
して、このネジ穴38に螺合するボルト39の先端が起
立片31bに当接する。ボルト39を緩めて、ブラケッ
ト32を扉6の厚さ方向に押すと、図11(B)に示し
たと同様にしてブラケット32が支点ピン35を支点に
して回動し、ローラ29の位置が扉6の厚さ方向で変化
する。ローラ29の位置を調整した後再びボルト39を
締め付けることによりローラ29が適正な位置にセット
される。これにより、扉6は鉛直方向に垂下した状態で
ローラ29とガイド溝30との案内作用で厚さ方向に揺
れることなく円滑に開閉動作する。
【0068】<実施の形態4>図28乃至図31に示す
ように、この実施の形態4の引戸装置におけるガイド装
置は実施の形態1のガイド装置と異なり、ベース31の
起立片31aから支点ピン53が垂直に起立し、支点ピ
ン53が挿入されるクリアランス穴54がブラケット3
2の平坦部に穿設される。
【0069】図31に示すように、ボルト39を緩めブ
ラケット32を扉5,6(図3及び図4参照)の厚さ方
向に押すと、図31(B)に示すようにブラケット32
が支点ピン53を支点にして回動し、ローラ29の位置
が扉5,6の厚さ方向で変化する。ローラ29の位置を
加減した後再びボルト39を締め付けることによりロー
ラ29が適正な位置にセットされる。これにより、扉
5,6は鉛直方向に垂下した状態でローラ29とガイド
溝30(図8参照)との案内作用により左右方向に円滑
に開閉動作する。
【0070】<実施の形態5>図32に示すように、こ
の実施の形態5の引戸装置における扉6の戸尻部43で
ある薄肉部は実施の形態1の場合と異なり、扉6の表面
又は裏面に設けた縦溝55により形成される。この縦溝
55内に気密材56が固定される。気密材56は扉6の
厚さ方向に起立し、同図(B)に示すように、扉6を閉
めて戸頭が竪枠52に当接した状態で戸袋8の開口44
の内壁面に弾性変形を伴って接触する。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、建物の壁面に
固定されたレールと、戸車を介してレールに吊り下げら
れる扉と、開扉時の扉を収納する戸袋とを具備した引戸
装置において、閉扉時に戸袋内に留まる扉の戸尻部が、
扉の吊り込み時に戸袋の開口を戸袋内へと通過しうる程
度に薄く形成された引戸装置であるから、引戸装置の施
工時に扉を円滑に吊り込むことができる。また、吊り込
みが円滑化されるがゆえに戸袋の全体を一体化すること
ができると共に開口をできるだけ狭くすることができ、
従って引戸装置や戸袋の見栄えが向上し、気密性が向上
する。
【0072】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の引戸装置において、建物の床面と扉との間にガイド部
とガイド部に係合するローラとが設けられた引戸装置で
あるから、ガイド部とローラによる案内作用により扉を
より円滑に吊り込むことができる。また、吊り込み後は
ガイド部とローラによる案内作用により扉の厚さ方向へ
の揺れが防止される。
【0073】請求項3の発明によれば、請求項1に記載
の引戸装置において、扉の薄く形成された戸尻部に、閉
扉時に戸袋の内壁面に密着する気密材が取り付けられた
引戸装置であり、気密材は扉の凹んだ箇所に存在するか
ら、扉の吊り込みを阻害することがない。従って、狭い
開口を有する戸袋内へも円滑に吊り込むことができる。
また、吊り込み後は気密材により戸袋内等の気密性が確
保される。
【0074】請求項4の発明によれば、請求項2に記載
の引戸装置において、ローラが扉の厚さ方向に対して位
置調整可能に設けられた引戸装置であるから、扉の吊り
込み前はローラの位置を調整することにより扉の吊り込
みを円滑化することができ、扉の吊り込み後はローラの
位置を調整することで扉の厚さ方向での位置を調整し引
戸装置の防煙性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る引分け式引戸装置
を閉状態で示す正面図である。
【図2】図1に示した引分け式引戸装置を開状態で示す
正面図である。
【図3】図1に示した引分け式引戸装置の左扉を示す斜
視図であり、(A)は閉扉途中を示し、(B)は閉扉状
態を示す。
【図4】図1に示した引分け式引戸装置の右扉を示す斜
視図であり、(A)は閉扉途中を示し、(B)は閉扉状
態を示す。
【図5】図1に示した引分け式引戸装置の閉扉状態での
引分け連動機構を示す正面図である。
【図6】図2に示した引分け式引戸装置の開扉状態での
引分け連動機構を示す正面図である。
【図7】図5又は図6に示した引分け式引戸装置の空洞
内の断面図であり、(A)は図6中A方向矢視断面図、
(B)は図5中B方向矢視断面図、(C)は図6中C方
向矢視断面図、(D)は図6中D方向矢視断面図であ
る。
【図8】図5又は図6に示した引分け式引戸装置のガイ
ド装置を示す断面図であり、(A)は図6中a方向矢視
断面図、(B)は図5中b方向矢視断面図である。
【図9】図8のガイド装置の分解図である。
【図10】図8のガイド装置の正面図である。
【図11】図8のガイド装置の平面図であり、(A)は
中立状態、(B)は偏倚状態を示す。
【図12】図8のガイド装置の調整作業中における正面
図である。
【図13】図8のガイド装置の変形例を示す正面図であ
る。
【図14】図1に示した引分け式引戸装置の扉を示す平
面図であり、(A)は扉の輪郭を示す平面図、(B)は
扉の変形例の輪郭を示す平面図、(C)は扉の他の変形
例の輪郭を示す平面図、(D)は扉の吊り込み作業の要
領を示す平面図である。
【図15】図1に示した引分け式引戸装置の気密材が取
り付けられた扉の吊り込み作業を示す平面図であり、
(A)は吊り込み当初、(B)は戸袋を通過する途中、
(C)は戸袋を通過後を示す。
【図16】図1に示した引分け式引戸装置の気密材が取
り付けられた扉の吊り込み後の扉の動きを示す平面図で
あり、(A)は閉扉途中、(B)は閉扉完了後を示す。
【図17】本発明の実施の形態2に係る片引き式引戸装
置を閉状態で示す正面図である。
【図18】図17に示した片引き式引戸装置を開状態で
示す正面図である。
【図19】図17に示した片引き式引戸装置の閉扉状態
での駆動機構を示す正面図である。
【図20】図18に示した片引き式引戸装置の開扉状態
での駆動機構を示す正面図である。
【図21】図19又は図20に示した片引き式引戸装置
の空洞内の断面図であり、(A)は図20中A方向矢視
断面図、(B)は図19中B方向矢視断面図、(C)は
図20中C方向矢視断面図である。
【図22】図17で示した片引き式引戸装置の扉の吊り
込み作業の要領を示す平面図である。
【図23】図17で示した片引き式引戸装置の気密材が
取り付けられた扉の吊り込み作業を示す平面図であり、
(A)は吊り込み当初、(B)は戸袋を通過する途中、
(C)は戸袋を通過後を示す。
【図24】図17で示した片引き式引戸装置の気密材が
取り付けられた扉の吊り込み後の扉の動きを示す平面図
であり、(A)は閉扉途中、(B)は閉扉完了後を示
す。
【図25】本発明の実施の形態3に係る引戸装置のガイ
ド装置を示す平面図である。
【図26】図25に示すガイド装置の正面図である。
【図27】図25に示すガイド装置の右側面図である。
【図28】本発明の実施の形態4に係る引戸装置のガイ
ド装置の分解正面図である。
【図29】図28に示すガイド装置の組み立て後の正面
図である。
【図30】図29に示すガイド装置の右側面図である。
【図31】図29に示すガイド装置の平面図であり、
(A)は中立状態、(B)は偏倚状態を示す。
【図32】本発明の実施の形態5に係る片引き式引戸装
置の気密材が取り付けられた扉を示す平面図であり、
(A)は閉扉途中、(B)は閉扉完了後を示す。
【図33】従来の引戸装置における不具合の発生を説明
する水平断面図である。
【図34】従来の引戸装置における不具合の解消手段を
説明する水平断面図である。
【符号の説明】
5,6…扉 7,8…戸袋 13,14…レール 15…戸車 28…床面 29…ローラ 30…ガイド溝 43…戸尻部 44…開口 45…気密材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月8日(2002.4.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、建物の壁面に
固定されたレールと、戸車を介してレールに吊り下げら
れる扉と、開扉時の扉を収納する戸袋とを具備した引戸
装置において、閉扉時に戸袋内に留まる扉の戸尻部が、
扉の本体部に比べて、扉の吊り込み時に戸袋の開口を戸
袋内へと通過しうる程度に薄く形成された引戸装置であ
るから、引戸装置の施工時に扉を円滑に吊り込むことが
できる。また、吊り込みが円滑化されるがゆえに戸袋の
全体を一体化することができると共に開口をできるだけ
狭くすることができ、従って引戸装置や戸袋の見栄えが
向上し、気密性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E014 AA07 BA01 FA06 FB05 FB07 FC03 2E016 HA02 HA04 HA06 JA01 JC10 KA05 LA01 LB01 RA05 2E036 AA02 AA04 BA08 CA01 CA03 DA02 DA09 EB02 EC01 GA02 HB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に固定されたレールと、戸車
    を介してレールに吊り下げられる扉と、開扉時の扉を収
    納する戸袋とを具備した引戸装置において、閉扉時に戸
    袋内に留まる扉の戸尻部が、扉の本体部に比べて、扉の
    吊り込み時に戸袋の開口を戸袋内へと通過しうる程度に
    薄く形成されたことを特徴とする引戸装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の引戸装置において、建
    物の床面と扉との間にガイド部とガイド部に係合するロ
    ーラとが設けられたことを特徴とする引戸装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の引戸装置において、閉
    扉時に戸袋の内壁面に密着する気密材が、扉の薄く形成
    された戸尻部に取り付けられたことを特徴とする引戸装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の引戸装置において、ロ
    ーラが扉の厚さ方向に対して位置調整可能に設けられた
    ことを特徴とする引戸装置。
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