JPH07103527A - 居住域環境の改善方法とこれに用いる気流吹出装置 - Google Patents

居住域環境の改善方法とこれに用いる気流吹出装置

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JPH07103527A
JPH07103527A JP24926393A JP24926393A JPH07103527A JP H07103527 A JPH07103527 A JP H07103527A JP 24926393 A JP24926393 A JP 24926393A JP 24926393 A JP24926393 A JP 24926393A JP H07103527 A JPH07103527 A JP H07103527A
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JP
Japan
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air
air flow
airflow
speed
equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP24926393A
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English (en)
Inventor
Tadataka Shiraishi
忠孝 白石
Junji Kawaguchi
淳二 川口
Takayuki Tsukane
隆行 塚根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、居住域環境の改善方法とこれに用
いる気流吹出装置に関し、OA機器の排熱処理を図って
オフィス等の居住域環境の改善を図った居住域環境の改
善方法と、これに用いる気流吹出装置を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明の居住域環境の改善方法は、OA機器
からの排熱を高速気流の誘引作用で天井面近傍の非居住
域へ移送するようにしたもので、気流吹出装置として
は、ケーシングに、空気吸込口と、天井面に対向しOA
機器の排気口近傍に開口する空気吹出口を設けると共
に、当該ケーシング内に高速ファンを収容した構造のも
の、又は、天井面に対向してOA機器の排気口近傍に設
置される空気吹出口と、高速気流を発生させる気流発生
装置と、当該気流発生装置からの高速気流を上記空気吹
出口へ搬送する供給管とで構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、居住域環境の改善方法
とこれに用いる気流吹出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、会社や病院,学校を始め様々な分
野でパソコンやワープロ,ファクシミリ等のOA機器が
広く導入され、事務の効率化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらOA
機器の導入に伴い、OA機器から排出される排熱の影響
でオフィス内の室温が上昇したり温度分布が悪くなって
居住域環境が悪化し、又、排熱のために室内熱負荷が増
加し、これを処理するために費やされる空調エネルギも
増加傾向にある。
【0004】従って、居住域環境の改善を図るにはOA
機器の排熱処理への対応が必要であり、又、空調エネル
ギの削減を図るためにも、OA機器からの排熱が室内の
居住域に拡散する前に速やかにこれを除去することが必
要となる。
【0005】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、OA機器の排熱処理を図ってオフィス等の居住域環
境の改善を図る居住域環境の改善方法と、これに用いる
気流吹出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に記載した本発明に係る居住域環境の改善
方法は、OA機器の排気口近傍に高速気流の吹出口を設
置し、OA機器からの排熱を、当該吹出口から噴出する
高速気流の誘引作用で天井面近傍の非居住域へ移送する
ようにしたことを特徴とする。
【0007】そして、請求項2の発明に係る気流吹出装
置は、OA機器に隣接して設置され、ケーシングに、空
気吸込口と、天井面に対向しOA機器の排気口近傍に開
口する空気吹出口を設けると共に、当該ケーシング内に
高速ファンを収容したものであり、請求項3に係る気流
吹出装置は、天井面に対向してOA機器の排気口近傍に
設置される空気吹出口と、高速気流を発生させる気流発
生装置と、当該気流発生装置からの高速気流を上記空気
吹出口へ搬送する供給管とで構成したことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明方法によれば、OA機器の
排気口から排出された排熱が、吹出口から噴出する高速
気流に誘引されて天井面付近の非居住域に移送される。
【0009】そして、請求項2に係る気流吹出装置によ
れば、高速ファンで吸引された空気が高速気流となって
空気吹出口から天井面方向へ噴出するので、当該気流吹
出装置をOA機器に隣接して設置すると、OA機器の排
気口から排出された排熱が、居住域に拡散することなく
高速気流に誘引されて天井面付近の非居住域に移送され
ることとなる。
【0010】同様に、請求項3に係る気流吹出装置によ
れば、気流発生装置で発生した高速気流が供給管を介し
て空気吹出口から天井面方向へ噴出するので、OA機器
の排気口から排出された排熱が、居住域に拡散すること
なく高速気流に誘引されて天井面付近の非居住域に移送
されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は請求項1に係る発明方法の一実施例を
示し、本実施例は、請求項3に係る気流吹出装置の一実
施例を用いたものである。
【0012】即ち、図に於て、1はフリーアクセスフロ
アを採用したオフィスで、図示しないが、従来と同様、
OA機器の動力配線やLAN等の通信ケーブルが穴明フ
リーアクセスフロア3の下に配線されている。
【0013】そして、空調機からの暖気や冷気がフリー
アクセスフロア3の下のスペース5を通って、フリーア
クセスフロア3上に敷設された図示しないタイルカーペ
ットの空調用吹出口からオフィス1内に噴出してオフィ
ス1の空調が行われている。又、天井面7には、後述す
る空気吹出口9に対応して複数の排気口11が設置され
ている。
【0014】13はオフィス1内に配置されたデスク
で、その上にはOA機器(パソコン)15が置かれてお
り、従来と同様、OA機器15の排熱hは裏面側の排気
口17から後方へ吹き出されるようになっている。
【0015】而して、本実施例は、排熱hがオフィス1
内の居住域1aに拡散する前に速やかにこれを天井面7
近傍の非居住域1bに移送するため、OA機器15の排
気口17が開口するデスク13の前方に空気吹出口9が
設置されている。
【0016】空気吹出口9は、これと一体となった供給
管19を介してタイルカーペットの空調用吹出口に接続
されており、又、供給管19が接続された各空調用吹出
口に対応して、フリーアクセスフロア3の下に配管され
た供給管21から延びる蛇腹管23がフリーアクセスフ
ロア3に接続されている。そして、供給管21には、図
示しない気流発生装置で発生された高速気流Aが搬送さ
れており、気流発生装置から搬送された高速気流Aが、
当該供給管21,蛇腹管23,供給管19を経て空気吹
出口9から、例えば7〜8m/sec の高速気流Aとなっ
て天井面7方向へ吹き出すようになっている。
【0017】而して、請求項1に係る発明方法の一実施
例は以下の如く実施される。オフィス1内にデスク13
を配置する際、供給管19をタイルカーペットの所定の
空調用吹出口に夫々接続すると、上述したように気流発
生装置から搬送された高速気流Aが蛇腹管23,供給管
19を経て空気吹出口9から7〜8m/secの高速気流
Aとなって天井面7方向へ吹き出されることとなる。
【0018】従って、OA機器15の排気口17の近傍
に各空気吹出口9が配置されるようにデスク13をレイ
アウトすると、OA機器15の排気口17から噴出した
排熱hは、居住域1aに拡散することなく高速気流Aに
誘引されて高速気流Aと共に天井面7付近の非居住域1
bに移送された後、排気口11から排気される。
【0019】このように、本発明方法は、OA機器15
からの排熱hを、空気吹出口9から噴出する高速気流A
の誘引作用で天井面7近傍の非居住域1bへ強制的に移
送するようにしたので、排熱hが居住域1aに拡散する
ことがなくなり、その結果、本実施例によれば、従来に
比し、 居住域1aでの温度分布が均一となってオフィス1内
の快適性が向上し、 OA機器15からの排熱hを余剰空気として排気口1
1から排気することにより、室内熱負荷が減少して空調
エネルギの削減が可能となる。
【0020】又、 高速気流Aの影響でOA機器15の表面温度が低下
し、温輻射による不快感が低減される、等の利点を有す
る。
【0021】尚、デスク13のレイアウトを変更するに
は、供給管19をタイルカーペットの新たな空調用吹出
口に夫々接続し、そして、供給管21から延びる蛇腹管
23をそれらの空調用吹出口に対応させてフリーアクセ
スフロア3に接続した後、OA機器15の排気口17の
近傍に各空気吹出口9が位置するようにデスク13をレ
イアウトすればよい。
【0022】図2は本発明方法の他の実施例を示し、本
実施例は、請求項2に係る気流吹出装置の一実施例を用
いたものである。以下、本実施例を図面に基づき詳細に
説明するが、図1に示す実施例と同一のものは同一符号
を付してそれらの説明は省略する。
【0023】図中、25はデスク13の前方に設置され
た気流吹出装置で、図示するように当該気流吹出装置2
5の断面L字状のケーシング27はデスク13に取り付
けられており、その表面側の下部には図3の如く空気吸
込口29が形成されると共に、天井面7に対向して上面
に空気吹出口31が設けられている。
【0024】そして、ケーシング27内には、OA機器
15の電源スイッチに連動する高速ファン33が収容さ
れており、当該高速ファン33によって空気吸込口29
から吸引された空気A′が、空気吹出口31から例えば
7〜8m/sec の高速気流Aとなって天井面7方向へ吹
き出すようになっている。
【0025】尚、ケーシング27とデスク13との対向
面にはマジックファスナー(図示せず)が貼着されて、
気流吹出装置25とデスク13とが着脱自在に一体とな
っている。
【0026】而して、本発明方法の一実施例は、上述し
た気流吹出装置25を用いて以下の如く実施される。オ
フィス1内にデスク13を配置した際に、マジックファ
スナーで気流吹出装置25を各デスク13の裏面側に一
体的に取り付ける。これによって、気流吹出装置25の
空気吹出口31がOA機器15の排気口17の近傍に配
置されることとなる。
【0027】そして、オペレータ35がOA機器15の
電源スイッチを入れると、気流吹出装置25の高速ファ
ン33がこれに連動するので、高速ファン33で吸引さ
れた空気A′が高速気流Aとなって、空気吹出口31か
ら天井面7方向へ吹き出すこととなる。
【0028】従って、OA機器15の排気口17から排
出された排熱hは、居住域1aに拡散することなく高速
気流Aに誘引されて高速気流Aと共に天井面7付近の非
居住域1bに移送され、天井面7に設けた排気口11か
ら排気される。
【0029】このように、本実施例は、OA機器15か
らの排熱hを、気流吹出装置25から噴出する高速気流
Aの誘引作用で天井面7近傍の非居住域1bへ強制的に
移送するようにしたので、排熱hが居住域1aに拡散す
ることがなくなり、その結果、本実施例によっても、図
1に示す実施例と同様、 居住域1aでの温度分布が均一となってオフィス1内
の快適性が向上し、 OA機器15からの排熱hを余剰空気として排気口1
1から排気することにより、室内熱負荷が減少して空調
エネルギの削減が可能となり、又、 高速気流Aの影響でOA機器15の表面温度が低下
し、温輻射による不快感が低減される等の利点を有す
る。
【0030】更に又、本実施例に係る気流吹出装置25
を用いることによって、上述した効果に加え、図1に示
す実施例の如く供給管19がオフィス1内に露出しない
ため意匠上の美観に優れ、又、オフィス1内のレイアウ
ト変更時に、タイルカーペットの空調用吹出口の位置に
デスク13等の位置が限定されることがないので、レイ
アウト変更時の対応に優れた利点を有する。
【0031】尚、図2に示す気流吹出装置25に代え、
これを図4の如くデスク13上に配置可能な小型のケー
シング27′内に高速ファン33を装着した気流吹出装
置25′としてもよいし、又、図示しないが、当該気流
吹出装置25′をOA機器15の背面側上部に装着し、
そして、排熱hを気流吹出装置25′の空気吸込口29
から誘引させるようにしてもよく、これらの各実施例に
よっても、図2の気流吹出装置25と同様、所期の目的
を達成することが可能である。
【0032】又、上記各実施例は、OA機器15として
パソコンを例に説明したが、ファクシミリやコピー,ワ
ープロ等あらゆるOA機器の排熱対策として利用できる
ものである。
【0033】更に、上記各実施例では、空気吹出口9,
31に対応させて天井面7に排気口11を設置したが、
排気口11は必ずしも空気吹出口9,31に対応させる
必要はない。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に記載の発
明によれば、従来に比し居住域の温度分布が均一となっ
て室内の快適性が向上し、又、高速気流の影響によりO
A機器の表面温度が低下し、温輻射による不快感が低減
される等の利点を有する。
【0035】そして、請求項2に係る気流吹出装置によ
れば意匠上の美観に優れ、又、レイアウト変更時の対応
に優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示すオフィスの断面図
である。
【図2】本発明に係る気流吹出装置を設置したオフィス
の断面図である。
【図3】本発明に係る気流吹出装置の一実施例の斜視図
である。
【図4】本発明に係る気流吹出装置の他の実施例の概略
図である。
【符号の説明】
1 オフィス 1a 居住域 1b 非居住域 3 フリーアクセスフロア 7 天井面 9 空気吹出口 11,17 排気口 19,21 供給管 23 蛇腹管 25,25′ 気流吹出装置 27,27′ ケーシング 29 空気吸込口 31 空気吹出口 33 高速ファン A 高速気流 h 排熱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OA機器の排気口近傍に高速気流の吹出
    口を設置し、OA機器からの排熱を、当該吹出口から噴
    出する高速気流の誘引作用で天井面近傍の非居住域へ移
    送するようにしたことを特徴とする居住域環境の改善方
    法。
  2. 【請求項2】 OA機器に隣接して設置され、ケーシン
    グに、空気吸込口と、天井面に対向しOA機器の排気口
    近傍に開口する空気吹出口を設けると共に、当該ケーシ
    ング内に高速ファンを収容したことを特徴とする気流吹
    出装置。
  3. 【請求項3】 天井面に対向してOA機器の排気口近傍
    に設置される空気吹出口と、高速気流を発生させる気流
    発生装置と、当該気流発生装置からの高速気流を上記空
    気吹出口へ搬送する供給管とで構成したことを特徴とす
    る気流吹出装置。
JP24926393A 1993-10-05 1993-10-05 居住域環境の改善方法とこれに用いる気流吹出装置 Pending JPH07103527A (ja)

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JP24926393A JPH07103527A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 居住域環境の改善方法とこれに用いる気流吹出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029428A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2010032174A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Hitachi Ltd 冷却システム及び電子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029428A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
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