JPH07102757B2 - 袋に挿入物を挿入する装置 - Google Patents
袋に挿入物を挿入する装置Info
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- JPH07102757B2 JPH07102757B2 JP22956293A JP22956293A JPH07102757B2 JP H07102757 B2 JPH07102757 B2 JP H07102757B2 JP 22956293 A JP22956293 A JP 22956293A JP 22956293 A JP22956293 A JP 22956293A JP H07102757 B2 JPH07102757 B2 JP H07102757B2
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- bag
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋に挿入物を挿入する
装置、例えば、ファイル用シートを構成する袋に対し
て、該ファイル用シートの心材を構成する挿入シートを
挿入せしめるための装置に関する。
装置、例えば、ファイル用シートを構成する袋に対し
て、該ファイル用シートの心材を構成する挿入シートを
挿入せしめるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1(A)に示すようなファイル
用ブック1が知られている。このファイル用ブック1
は、透明又は半透明の合成樹脂フィルムにより袋状に形
成された多数のファイル用シート2を綴り込み、装丁3
を施したものであり、各ファイル用シート2を構成する
袋4は、一側縁に開口部5を有し、袋内部に枚葉紙から
成る挿入シート6を挿入せしめている。
用ブック1が知られている。このファイル用ブック1
は、透明又は半透明の合成樹脂フィルムにより袋状に形
成された多数のファイル用シート2を綴り込み、装丁3
を施したものであり、各ファイル用シート2を構成する
袋4は、一側縁に開口部5を有し、袋内部に枚葉紙から
成る挿入シート6を挿入せしめている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知のファイル用ブッ
ク1を製造するに際し、各ファイル用シート2を構成す
る袋4は、製袋機により自動化され、量産されている。
ク1を製造するに際し、各ファイル用シート2を構成す
る袋4は、製袋機により自動化され、量産されている。
【0004】ところが、前記ファイル用シート2に挿入
シート6を挿入する作業は、従来、主として人手による
手作業により行われており、非能率的であると共に、コ
スト低減の障害となっている。
シート6を挿入する作業は、従来、主として人手による
手作業により行われており、非能率的であると共に、コ
スト低減の障害となっている。
【0005】この点に関する自動化のための技術とし
て、本出願人は、先に、特公平1−36798号(特願
昭58−58535号)を提案したところであるが、こ
れは製袋工程時に心材としての挿入シートを同時に挿入
せしめる技術であるため、既に、製袋を完了したファイ
ル用シートに対して、事後に挿入シートを挿入する作業
に適用せしめることができない。
て、本出願人は、先に、特公平1−36798号(特願
昭58−58535号)を提案したところであるが、こ
れは製袋工程時に心材としての挿入シートを同時に挿入
せしめる技術であるため、既に、製袋を完了したファイ
ル用シートに対して、事後に挿入シートを挿入する作業
に適用せしめることができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決した装置を提供するものである。即ち、本発明は、袋
に挿入物を挿入する装置に関し、この装置によれば、フ
ァイル用シートを構成する袋に対して挿入シートを挿入
する作業を自動化することが可能である。
決した装置を提供するものである。即ち、本発明は、袋
に挿入物を挿入する装置に関し、この装置によれば、フ
ァイル用シートを構成する袋に対して挿入シートを挿入
する作業を自動化することが可能である。
【0007】そこで、本発明が手段として構成したとこ
ろは、袋を1枚宛供給する袋供給ステーションと、供給
された袋を受取る作業ステーションと、前記作業ステー
ションで待機する袋に対して挿入物を供給し挿入せしめ
る挿入物供給ステーションと、挿入物を挿入した袋を送
出する送出ステーションとから成り、前記作業ステーシ
ョンは、袋を受入保持するために回転軸の径方向に設け
られた受入保持手段を備え、該回転軸は、受入保持手段
を袋供給ステーションに臨ましめる位置と、挿入物供給
ステーションに臨ましめる位置と、送出ステーションに
臨ましめる位置に巡回せしめると共に、各位置で停止せ
しめる間欠回転駆動手段を備え、更に、前記作業ステー
ションは、少なくとも1番目の受入保持手段を袋供給ス
テーションに臨ましめた状態で、n番目の受入保持手段
を挿入物供給ステーションに臨ましめるように、前記回
転軸の周方向に間隔をおいて複数の受入保持手段を構成
して成る点にある。
ろは、袋を1枚宛供給する袋供給ステーションと、供給
された袋を受取る作業ステーションと、前記作業ステー
ションで待機する袋に対して挿入物を供給し挿入せしめ
る挿入物供給ステーションと、挿入物を挿入した袋を送
出する送出ステーションとから成り、前記作業ステーシ
ョンは、袋を受入保持するために回転軸の径方向に設け
られた受入保持手段を備え、該回転軸は、受入保持手段
を袋供給ステーションに臨ましめる位置と、挿入物供給
ステーションに臨ましめる位置と、送出ステーションに
臨ましめる位置に巡回せしめると共に、各位置で停止せ
しめる間欠回転駆動手段を備え、更に、前記作業ステー
ションは、少なくとも1番目の受入保持手段を袋供給ス
テーションに臨ましめた状態で、n番目の受入保持手段
を挿入物供給ステーションに臨ましめるように、前記回
転軸の周方向に間隔をおいて複数の受入保持手段を構成
して成る点にある。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を詳
述する。
述する。
【0009】図1(B)に示すように、装置は、全体と
して、袋4を1枚宛供給する袋供給ステーション20
と、供給された袋4を受取る作業ステーション40と、
前記作業ステーション40で待機する袋4に対して挿入
シート6(挿入物)を挿入する挿入物供給ステーション
60と、挿入シート6を挿入した袋4を送出する送出ス
テーション80とから構成されている。
して、袋4を1枚宛供給する袋供給ステーション20
と、供給された袋4を受取る作業ステーション40と、
前記作業ステーション40で待機する袋4に対して挿入
シート6(挿入物)を挿入する挿入物供給ステーション
60と、挿入シート6を挿入した袋4を送出する送出ス
テーション80とから構成されている。
【0010】(袋供給ステーションの構成)図2ないし
図4に示すように、袋供給ステーション20は、積層さ
れた袋4を載置するストック手段21と、該ストック手
段21から最下層の袋4を1枚宛繰出す繰出手段22
と、該繰出中に上層部の袋4aを保持する保持手段23
と、前記繰出された1枚宛の袋4を搬送するコンベヤ手
段24とから成る。
図4に示すように、袋供給ステーション20は、積層さ
れた袋4を載置するストック手段21と、該ストック手
段21から最下層の袋4を1枚宛繰出す繰出手段22
と、該繰出中に上層部の袋4aを保持する保持手段23
と、前記繰出された1枚宛の袋4を搬送するコンベヤ手
段24とから成る。
【0011】前記繰出手段22は、コンベヤ24に向け
て進退自在な繰出体25を構成し、コンベヤ24に臨む
繰出体25の前端上面に凹部26を形成すると共に、該
凹部26に最下層の袋4を引込み吸着せしめる吸込口2
7を該凹部26に開口せしめて成り、最下層の袋4を凹
部26に吸着した状態で繰出体22を前進せしめその後
に後退せしめるシリンダ等の進退駆動手段28を備え
る。
て進退自在な繰出体25を構成し、コンベヤ24に臨む
繰出体25の前端上面に凹部26を形成すると共に、該
凹部26に最下層の袋4を引込み吸着せしめる吸込口2
7を該凹部26に開口せしめて成り、最下層の袋4を凹
部26に吸着した状態で繰出体22を前進せしめその後
に後退せしめるシリンダ等の進退駆動手段28を備え
る。
【0012】ストック手段21は、前記繰出手段22の
後端に隣接して配置された支持台29を備え、該支持台
29は、間隔をおいて列設された複数の分割台29aか
ら構成され、各分割台29aの上面に開口する多数のエ
アー噴出口29bを設けている。尚、前記繰出体25の
両側には断面L形のガイド板30が配置されており、こ
れらの繰出体25、ガイド板30、支持台29により、
袋4の積層体を載置せしめるストック手段21を構成す
る。
後端に隣接して配置された支持台29を備え、該支持台
29は、間隔をおいて列設された複数の分割台29aか
ら構成され、各分割台29aの上面に開口する多数のエ
アー噴出口29bを設けている。尚、前記繰出体25の
両側には断面L形のガイド板30が配置されており、こ
れらの繰出体25、ガイド板30、支持台29により、
袋4の積層体を載置せしめるストック手段21を構成す
る。
【0013】前記保持手段23は、前記凹部26に吸着
された最下層の袋4と上層部の袋4aとの間に進退自在
な爪部31と、上層部の袋4aの前端縁に干渉する保持
部32を備えたロッドを構成し、後述するように、前記
最下層の袋4を凹部26に吸着し繰出体25を前進せし
める繰出作業中は爪部31を前進せしめ、1枚宛の袋4
の繰出終了後は爪部31を後退せしめるシリンダ等の保
持駆動手段33を備えている。
された最下層の袋4と上層部の袋4aとの間に進退自在
な爪部31と、上層部の袋4aの前端縁に干渉する保持
部32を備えたロッドを構成し、後述するように、前記
最下層の袋4を凹部26に吸着し繰出体25を前進せし
める繰出作業中は爪部31を前進せしめ、1枚宛の袋4
の繰出終了後は爪部31を後退せしめるシリンダ等の保
持駆動手段33を備えている。
【0014】前記コンベヤ手段24は、複数列に分割さ
れた下部ベルトコンベヤ34と上部ベルトコンベヤ35
から成り、下部ベルトコンベヤ34を繰出体25に近接
せしめるよう延出している。下部ベルトコンベヤ34の
延出端近傍には、アイドルローラ36が接離自在に配置
されており、該アイドルローラ36を接離方向に進退駆
動するシリンダ等のローラ駆動手段37を備えている。
れた下部ベルトコンベヤ34と上部ベルトコンベヤ35
から成り、下部ベルトコンベヤ34を繰出体25に近接
せしめるよう延出している。下部ベルトコンベヤ34の
延出端近傍には、アイドルローラ36が接離自在に配置
されており、該アイドルローラ36を接離方向に進退駆
動するシリンダ等のローラ駆動手段37を備えている。
【0015】図例の場合、一組とされた下部ベルトコン
ベヤ34及び上部ベルトコンベヤ35は、幅方向に間隔
をおいて3列が設けられており、両側の2列の間におい
て、前記繰出体25が進退移動する。そこで、繰出体2
5は、前進時に、該繰出体25の前端縁をコンベヤの列
設間隔に進入せしめるため、中央の下部ベルトコンベヤ
34の延出端との干渉を防止する切欠部38を設けてい
る。
ベヤ34及び上部ベルトコンベヤ35は、幅方向に間隔
をおいて3列が設けられており、両側の2列の間におい
て、前記繰出体25が進退移動する。そこで、繰出体2
5は、前進時に、該繰出体25の前端縁をコンベヤの列
設間隔に進入せしめるため、中央の下部ベルトコンベヤ
34の延出端との干渉を防止する切欠部38を設けてい
る。
【0016】尚、繰出体25の前方から前記凹部26に
臨むエアー噴出ノズル39が配備されている。
臨むエアー噴出ノズル39が配備されている。
【0017】(袋供給ステーションの作用)前記ストッ
ク手段21には、多数の袋4が積層され、袋4の繰出方
向の前端縁を繰出体25の前端縁に揃わせて載置され
る。
ク手段21には、多数の袋4が積層され、袋4の繰出方
向の前端縁を繰出体25の前端縁に揃わせて載置され
る。
【0018】先ず、図4(A)に示すように、繰出体2
5の凹部26に開口せしめた吸込口27が、図示しない
バキューム手段によりエアーを吸引すると、最下層の袋
4は、凹部26に引込まれ吸着せしめられる。併せて、
エアー噴出ノズル39からのエアー噴出により、最下層
の袋4は、少なくとも凹部26に吸着せしめられた部分
において、上層部の袋4aとの間で隙間Sを形成する。
5の凹部26に開口せしめた吸込口27が、図示しない
バキューム手段によりエアーを吸引すると、最下層の袋
4は、凹部26に引込まれ吸着せしめられる。併せて、
エアー噴出ノズル39からのエアー噴出により、最下層
の袋4は、少なくとも凹部26に吸着せしめられた部分
において、上層部の袋4aとの間で隙間Sを形成する。
【0019】そこで、保持駆動手段33により、図4
(A)に鎖線で示すように、保持手段23の爪部31が
前進せしめられ、前記隙間Sに進入する。図例の場合、
同時に保持部32が前進して、上層部の袋4aの前端縁
に対面し干渉し、これにより最下層の袋4の繰出し準備
が完了する。
(A)に鎖線で示すように、保持手段23の爪部31が
前進せしめられ、前記隙間Sに進入する。図例の場合、
同時に保持部32が前進して、上層部の袋4aの前端縁
に対面し干渉し、これにより最下層の袋4の繰出し準備
が完了する。
【0020】次いで、図4(B)に示すように、進退駆
動手段28により繰出体25が前進せしめられる。この
とき、支持台29のエアー噴出口29bからエアーが噴
出されており、最下層の袋4を上方に持ち上げるように
作用している。従って、最下層の袋4は、前端近傍部を
凹部26に吸着された状態で繰出体25と同行して前進
する一方、上層部の袋4aは、保持手段23の爪部31
及び保持部32により保持されているので、ストック手
段21上で待機せしめられている。
動手段28により繰出体25が前進せしめられる。この
とき、支持台29のエアー噴出口29bからエアーが噴
出されており、最下層の袋4を上方に持ち上げるように
作用している。従って、最下層の袋4は、前端近傍部を
凹部26に吸着された状態で繰出体25と同行して前進
する一方、上層部の袋4aは、保持手段23の爪部31
及び保持部32により保持されているので、ストック手
段21上で待機せしめられている。
【0021】図4(B)に示すように、繰出体25は、
切欠部38が下部ベルトコンベヤ34の延出端を受入れ
る位置まで前進せしめられるので、繰出された袋4の前
端縁は、該下部ベルトコンベヤ34の上に位置せしめら
れる。そこで、ローラ駆動手段37により、図4(B)
に鎖線で示すように、アイドルローラ36が前進せしめ
られ、袋4の前端縁を該アイドルローラ36と下部ベル
トコンベヤ34との間に挟持すると、袋4は、下部ベル
トコンベヤ34に押付けられ、勢い良く前進し、その後
は、下部ベルトコンベヤ34と上部ベルトコンベヤ35
により挟持され姿勢を保持された状態で、次の作業ステ
ーション40に送られる。尚、前記アイドルローラ36
を袋4の前端縁に接支せしめたとき、凹部26の吸込口
27は、エアーの吸引を停止することが好ましいが、エ
アー吸引状態のままでも、袋4は吸込口27から引き離
されて搬送される。
切欠部38が下部ベルトコンベヤ34の延出端を受入れ
る位置まで前進せしめられるので、繰出された袋4の前
端縁は、該下部ベルトコンベヤ34の上に位置せしめら
れる。そこで、ローラ駆動手段37により、図4(B)
に鎖線で示すように、アイドルローラ36が前進せしめ
られ、袋4の前端縁を該アイドルローラ36と下部ベル
トコンベヤ34との間に挟持すると、袋4は、下部ベル
トコンベヤ34に押付けられ、勢い良く前進し、その後
は、下部ベルトコンベヤ34と上部ベルトコンベヤ35
により挟持され姿勢を保持された状態で、次の作業ステ
ーション40に送られる。尚、前記アイドルローラ36
を袋4の前端縁に接支せしめたとき、凹部26の吸込口
27は、エアーの吸引を停止することが好ましいが、エ
アー吸引状態のままでも、袋4は吸込口27から引き離
されて搬送される。
【0022】尚、以上の袋1枚宛の繰出作業が終了する
と、繰出体25は、後退して元の位置に復帰し、次い
で、保持手段23の爪部31も後退して元の位置に復帰
せしめられる。この際、支持台29のエアー噴出口29
bにより袋の積層体を持ち上げ方向に作用せしめている
ので、繰出体25の後退復帰により次の袋に皺を生じる
ようなことはない。以後は、引き続き、次の袋4を凹部
26に吸着せしめ、前記動作を繰り返し行う。
と、繰出体25は、後退して元の位置に復帰し、次い
で、保持手段23の爪部31も後退して元の位置に復帰
せしめられる。この際、支持台29のエアー噴出口29
bにより袋の積層体を持ち上げ方向に作用せしめている
ので、繰出体25の後退復帰により次の袋に皺を生じる
ようなことはない。以後は、引き続き、次の袋4を凹部
26に吸着せしめ、前記動作を繰り返し行う。
【0023】(作業ステーションの構成)作業ステーシ
ョン40は、図1(B)及び図5に示すように、袋供給
ステーション20から供給された袋4を受入保持するた
めに、水平に配置された回転軸41の径方向に受入保持
手段42を設けた回転体40aを構成している。図示実
施例の場合、回転軸41は、受入保持手段42を、袋供
給ステーション20に臨ましめる位置(図5の符号42
aに対応する位置)と、該位置を通過して待機する直立
した位置(同図符号42bに対応する位置)と、挿入物
供給ステーション60に臨ましめる位置(同図符号42
cに対応する位置)と、送出ステーション80に臨まし
める下向きに垂下した位置(同図符号42dに対応する
位置)に、巡回せしめると共に、各位置で停止せしめる
間欠回転駆動手段を備えている。この間欠回転駆動手段
は、図示省略しているが、制御自在なステップモータ
等、公知の手段を用いれば良い。
ョン40は、図1(B)及び図5に示すように、袋供給
ステーション20から供給された袋4を受入保持するた
めに、水平に配置された回転軸41の径方向に受入保持
手段42を設けた回転体40aを構成している。図示実
施例の場合、回転軸41は、受入保持手段42を、袋供
給ステーション20に臨ましめる位置(図5の符号42
aに対応する位置)と、該位置を通過して待機する直立
した位置(同図符号42bに対応する位置)と、挿入物
供給ステーション60に臨ましめる位置(同図符号42
cに対応する位置)と、送出ステーション80に臨まし
める下向きに垂下した位置(同図符号42dに対応する
位置)に、巡回せしめると共に、各位置で停止せしめる
間欠回転駆動手段を備えている。この間欠回転駆動手段
は、図示省略しているが、制御自在なステップモータ
等、公知の手段を用いれば良い。
【0024】前記受入保持手段42は、前記回転軸41
の周方向に間隔をおいて複数設けられており、少なくと
も1番目の受入保持手段42を袋供給ステーション20
に臨ましめた状態で、n番目の受入保持手段42を挿入
物供給ステーション60に臨ましめるように配置してい
る。従って、少なくとも2個の受入保持手段42が設け
られている。図示実施例の場合、4個の受入保持手段4
2a、42b、42c、42dが設けられており、1番
目の受入保持手段42aを水平姿勢として袋供給ステー
ション20に臨ましめた状態で、2番目の受入保持手段
42bは待機直立姿勢にあり、3番目の受入保持手段4
2cは水平姿勢の下で挿入物供給ステーション60に臨
ましめられ、4番目の受入保持手段42dは下向きに垂
下して送出ステーション80に臨ましめられている。
の周方向に間隔をおいて複数設けられており、少なくと
も1番目の受入保持手段42を袋供給ステーション20
に臨ましめた状態で、n番目の受入保持手段42を挿入
物供給ステーション60に臨ましめるように配置してい
る。従って、少なくとも2個の受入保持手段42が設け
られている。図示実施例の場合、4個の受入保持手段4
2a、42b、42c、42dが設けられており、1番
目の受入保持手段42aを水平姿勢として袋供給ステー
ション20に臨ましめた状態で、2番目の受入保持手段
42bは待機直立姿勢にあり、3番目の受入保持手段4
2cは水平姿勢の下で挿入物供給ステーション60に臨
ましめられ、4番目の受入保持手段42dは下向きに垂
下して送出ステーション80に臨ましめられている。
【0025】各受入保持手段42は、隙間をあけて重合
せしめられた一対の薄板43、43により構成され、両
薄板43、43間に袋4を収納自在とする。一対の薄板
43、43は、自由端縁を折曲拡開せしめることにより
受入開口部44を形成し、両薄板43、43の対向部分
に前記受入開口部44から回転軸41に向けて延びるス
リット45を形成している。
せしめられた一対の薄板43、43により構成され、両
薄板43、43間に袋4を収納自在とする。一対の薄板
43、43は、自由端縁を折曲拡開せしめることにより
受入開口部44を形成し、両薄板43、43の対向部分
に前記受入開口部44から回転軸41に向けて延びるス
リット45を形成している。
【0026】図5に示すように、袋供給ステーション2
0から延びるコンベヤ手段24の終端は、該袋供給ステ
ーション20に臨ましめられた受入保持手段42aのス
リット45に進入している。従って、該コンベヤ手段2
4により搬送される袋4は、勢いを減じることなく受入
保持手段42aに投入される。一方、各受入保持手段4
2は、該スリット45を介してコンベヤ手段24に干渉
することなく、回転軸41と共に回転せしめられる。
0から延びるコンベヤ手段24の終端は、該袋供給ステ
ーション20に臨ましめられた受入保持手段42aのス
リット45に進入している。従って、該コンベヤ手段2
4により搬送される袋4は、勢いを減じることなく受入
保持手段42aに投入される。一方、各受入保持手段4
2は、該スリット45を介してコンベヤ手段24に干渉
することなく、回転軸41と共に回転せしめられる。
【0027】また、挿入物供給ステーション60に臨ま
しめられた受入保持手段42cの受入開口部44に対し
て、後述する挿入物供給ステーション60から延びるコ
ンベヤ手段64の終端が近接配置されており、該コンベ
ヤ手段64の終端近傍部において、上下一対の袋拡開手
段47、47が設けられている。袋拡開手段47は、エ
アー吸引ノズル46を備え、図5に鎖線で示すような受
入保持手段42cの回転に干渉しない後退位置から、該
受入保持手段42cのスリット45を介してエアー吸引
ノズル46を袋4に近接せしめる前進位置との間におい
て、ステップモータ等の駆動手段により往復動せしめら
れる。尚、この袋拡開手段47に併せて、受入保持手段
42cの受入開口部44に臨むエアー噴出ノズルを付設
することが好ましい。
しめられた受入保持手段42cの受入開口部44に対し
て、後述する挿入物供給ステーション60から延びるコ
ンベヤ手段64の終端が近接配置されており、該コンベ
ヤ手段64の終端近傍部において、上下一対の袋拡開手
段47、47が設けられている。袋拡開手段47は、エ
アー吸引ノズル46を備え、図5に鎖線で示すような受
入保持手段42cの回転に干渉しない後退位置から、該
受入保持手段42cのスリット45を介してエアー吸引
ノズル46を袋4に近接せしめる前進位置との間におい
て、ステップモータ等の駆動手段により往復動せしめら
れる。尚、この袋拡開手段47に併せて、受入保持手段
42cの受入開口部44に臨むエアー噴出ノズルを付設
することが好ましい。
【0028】尚、送出ステーション80は、下向きに垂
下する姿勢とされた受入保持手段42dの下方に配置さ
れたシュート81を構成する。
下する姿勢とされた受入保持手段42dの下方に配置さ
れたシュート81を構成する。
【0029】(作業ステーションの作用)回転軸41に
より回転体40aを間欠的に回転させ、図5に示す位置
に停止せしめた状態で、1番目の受入保持手段42a
は、袋供給ステーション20に臨ましめられ、コンベヤ
手段24により搬送された1枚宛の袋4を投入される。
この際、コンベヤ手段24の終端がスリット45に進入
した状態にあるので、袋4の勢いを減じることなく受入
保持手段42aに投入される。尚、コンベヤ手段24に
より搬送される袋4は、搬送方向に対して袋の開口部5
を後向きとしており、従って、投入された袋4の開口部
5を受入保持手段42aの受入開口部44に向けて受入
保持される。
より回転体40aを間欠的に回転させ、図5に示す位置
に停止せしめた状態で、1番目の受入保持手段42a
は、袋供給ステーション20に臨ましめられ、コンベヤ
手段24により搬送された1枚宛の袋4を投入される。
この際、コンベヤ手段24の終端がスリット45に進入
した状態にあるので、袋4の勢いを減じることなく受入
保持手段42aに投入される。尚、コンベヤ手段24に
より搬送される袋4は、搬送方向に対して袋の開口部5
を後向きとしており、従って、投入された袋4の開口部
5を受入保持手段42aの受入開口部44に向けて受入
保持される。
【0030】この状態において、2番目の受入保持手段
42bは、既に袋4を受入保持しており、直立姿勢の下
で待機している。
42bは、既に袋4を受入保持しており、直立姿勢の下
で待機している。
【0031】3番目の受入保持手段42cは、挿入物供
給ステーション60に臨ましめられ、図外のエアー噴出
ノズルにより袋4の開口部5を拡げられる。同時に、袋
拡開手段47、47を前進させ、スリット45を介して
袋4を吸引するエアー吸引ノズル46により袋4を拡げ
られ、その状態で挿入物供給ステーション60により搬
送された挿入シート6を袋4内に投入される。この際、
各受入保持手段42を構成する薄板43、43は、外力
を受けると容易に弾性変形し、外力を解くと容易に復元
する金属製薄板により形成されていることが好ましく、
エアー吸引ノズル46、46により袋4を拡げたとき、
一対の薄板43、43が追従して拡開せしめられ、袋4
を大きく膨らませるように構成することが好ましい。
尚、挿入シート6の投入を終えると、袋拡開手段47、
47は後退し、図5の鎖線に示す位置に復帰する。
給ステーション60に臨ましめられ、図外のエアー噴出
ノズルにより袋4の開口部5を拡げられる。同時に、袋
拡開手段47、47を前進させ、スリット45を介して
袋4を吸引するエアー吸引ノズル46により袋4を拡げ
られ、その状態で挿入物供給ステーション60により搬
送された挿入シート6を袋4内に投入される。この際、
各受入保持手段42を構成する薄板43、43は、外力
を受けると容易に弾性変形し、外力を解くと容易に復元
する金属製薄板により形成されていることが好ましく、
エアー吸引ノズル46、46により袋4を拡げたとき、
一対の薄板43、43が追従して拡開せしめられ、袋4
を大きく膨らませるように構成することが好ましい。
尚、挿入シート6の投入を終えると、袋拡開手段47、
47は後退し、図5の鎖線に示す位置に復帰する。
【0032】4番目の受入保持手段42dは、下向きに
垂下した姿勢の下で、送出ステーション80に臨ましめ
られ、挿入シート6を挿入済みとした袋4を落下する。
即ち、袋4は、自重により受入保持手段42dを脱して
落下し、送出ステーション80のシュート81に沿って
送られる。
垂下した姿勢の下で、送出ステーション80に臨ましめ
られ、挿入シート6を挿入済みとした袋4を落下する。
即ち、袋4は、自重により受入保持手段42dを脱して
落下し、送出ステーション80のシュート81に沿って
送られる。
【0033】以上の作業が終了すると、回転体40a
は、90度だけ回動され、それぞれ移動された受入保持
手段42に対して上記と同様の作業を繰り返し行う。
は、90度だけ回動され、それぞれ移動された受入保持
手段42に対して上記と同様の作業を繰り返し行う。
【0034】(挿入物供給ステーションの構成)図6に
示すように、挿入物供給ステーション60は、積層され
た挿入シート6を載置するストック手段61と、該スト
ック手段61から最下層の挿入シート6を1枚宛繰出す
繰出手段62と、該繰出中に上層部の挿入シートの積層
体を保持する保持手段63と、前記繰出された1枚宛の
挿入シート6を搬送するコンベヤ手段64とから成る。
示すように、挿入物供給ステーション60は、積層され
た挿入シート6を載置するストック手段61と、該スト
ック手段61から最下層の挿入シート6を1枚宛繰出す
繰出手段62と、該繰出中に上層部の挿入シートの積層
体を保持する保持手段63と、前記繰出された1枚宛の
挿入シート6を搬送するコンベヤ手段64とから成る。
【0035】前記繰出手段62は、コンベヤ64に向け
て進退自在な繰出体65を構成し、コンベヤ64に臨む
繰出体65の前端上面に凹部66を形成すると共に、該
凹部66に最下層の挿入シート6を引込み吸着せしめる
吸込口67を該凹部66に開口せしめて成り、最下層の
挿入シート6を凹部66に吸着した状態で繰出体62を
前進せしめその後に後退せしめるシリンダ等の進退駆動
手段68を備える。
て進退自在な繰出体65を構成し、コンベヤ64に臨む
繰出体65の前端上面に凹部66を形成すると共に、該
凹部66に最下層の挿入シート6を引込み吸着せしめる
吸込口67を該凹部66に開口せしめて成り、最下層の
挿入シート6を凹部66に吸着した状態で繰出体62を
前進せしめその後に後退せしめるシリンダ等の進退駆動
手段68を備える。
【0036】ストック手段61は、前記繰出手段62の
後端に隣接して配置された支持台69を備え、該支持台
69は、間隔をおいて列設された複数の分割台69aか
ら構成され、各分割台69aの上面に開口する多数のエ
アー噴出口69bを設けている。尚、前記繰出体65の
両側には断面L形のガイド板70が配置されており、繰
出体65及び支持台69の上面に挿入シート6の積層体
を載置せしめるストック手段61を構成する。
後端に隣接して配置された支持台69を備え、該支持台
69は、間隔をおいて列設された複数の分割台69aか
ら構成され、各分割台69aの上面に開口する多数のエ
アー噴出口69bを設けている。尚、前記繰出体65の
両側には断面L形のガイド板70が配置されており、繰
出体65及び支持台69の上面に挿入シート6の積層体
を載置せしめるストック手段61を構成する。
【0037】前記保持手段63は、前記凹部66に吸着
された最下層の挿入シート6と上層部の挿入シート積層
体との間に進退自在な爪部71と、上層部の挿入シート
積層体の前端縁に干渉する保持部72を備えたロッドを
構成し、後述するように、最下層の挿入シート6を凹部
66に吸着し繰出体65を前進せしめる繰出作業中は爪
部71を前進せしめ、1枚宛の挿入シート6の繰出終了
後は爪部71を後退せしめるシリンダ等の保持駆動手段
73を備えている。
された最下層の挿入シート6と上層部の挿入シート積層
体との間に進退自在な爪部71と、上層部の挿入シート
積層体の前端縁に干渉する保持部72を備えたロッドを
構成し、後述するように、最下層の挿入シート6を凹部
66に吸着し繰出体65を前進せしめる繰出作業中は爪
部71を前進せしめ、1枚宛の挿入シート6の繰出終了
後は爪部71を後退せしめるシリンダ等の保持駆動手段
73を備えている。
【0038】前記コンベヤ手段64は、複数列に分割さ
れた下部ベルトコンベヤ74と上部ベルトコンベヤ75
から成り、下部ベルトコンベヤ74を繰出体65に近接
せしめるよう延出している。下部ベルトコンベヤ74の
延出端近傍には、アイドルローラ76が接離自在に配置
されており、該アイドルローラ76を接離方向に進退駆
動するシリンダ等のローラ駆動手段77を備えている。
れた下部ベルトコンベヤ74と上部ベルトコンベヤ75
から成り、下部ベルトコンベヤ74を繰出体65に近接
せしめるよう延出している。下部ベルトコンベヤ74の
延出端近傍には、アイドルローラ76が接離自在に配置
されており、該アイドルローラ76を接離方向に進退駆
動するシリンダ等のローラ駆動手段77を備えている。
【0039】図例の場合、一組とされた下部ベルトコン
ベヤ74及び上部ベルトコンベヤ75は、幅方向に間隔
をおいて2列が設けられており、下部ベルトコンベヤ7
4の延出端に臨んで繰出体65が進退移動する。そこ
で、繰出体65は、前進時に、該繰出体65の前端縁が
2列の下部ベルトコンベヤ74の延出端に干渉しないよ
うにするための切欠部78、78を設けている。
ベヤ74及び上部ベルトコンベヤ75は、幅方向に間隔
をおいて2列が設けられており、下部ベルトコンベヤ7
4の延出端に臨んで繰出体65が進退移動する。そこ
で、繰出体65は、前進時に、該繰出体65の前端縁が
2列の下部ベルトコンベヤ74の延出端に干渉しないよ
うにするための切欠部78、78を設けている。
【0040】尚、図示省略しているが、繰出体65の前
方から前記凹部66に臨むエアー噴出ノズルが配備され
ている。
方から前記凹部66に臨むエアー噴出ノズルが配備され
ている。
【0041】(挿入物供給ステーションの作用)挿入物
供給ステーション60により1枚宛の挿入シート6を供
給する作用は、上述した袋供給ステーション20により
1枚宛の袋4を供給する作用とほぼ同様であるから、図
示していない。
供給ステーション60により1枚宛の挿入シート6を供
給する作用は、上述した袋供給ステーション20により
1枚宛の袋4を供給する作用とほぼ同様であるから、図
示していない。
【0042】先ず、前記ストック手段61には、多数の
挿入シート6が積層され、該積層体の繰出方向の前端縁
を繰出体65の前端縁に揃わせて載置される。
挿入シート6が積層され、該積層体の繰出方向の前端縁
を繰出体65の前端縁に揃わせて載置される。
【0043】繰出体65の凹部66に開口せしめた吸込
口67が、バキューム手段によりエアーを吸引すると、
最下層の挿入シート6は、凹部66に引込まれ吸着せし
められる。併せて、凹部66に向けて配置されたエアー
噴出ノズルからのエアー噴出により、最下層の挿入シー
ト6は、少なくとも凹部66に吸着せしめられた部分に
おいて、上層部の挿入シート積層物との間で隙間を形成
する。
口67が、バキューム手段によりエアーを吸引すると、
最下層の挿入シート6は、凹部66に引込まれ吸着せし
められる。併せて、凹部66に向けて配置されたエアー
噴出ノズルからのエアー噴出により、最下層の挿入シー
ト6は、少なくとも凹部66に吸着せしめられた部分に
おいて、上層部の挿入シート積層物との間で隙間を形成
する。
【0044】そこで、保持駆動手段73により、保持手
段63の爪部71が前進せしめられ、前記した最下層の
挿入シート6と上層部の挿入シート積層物との間の隙間
に進入する。同時に保持部72が前進して、上層部の挿
入シート積層物の前端縁に対面し干渉し、これにより最
下層の挿入シート6の繰出し準備が完了する。
段63の爪部71が前進せしめられ、前記した最下層の
挿入シート6と上層部の挿入シート積層物との間の隙間
に進入する。同時に保持部72が前進して、上層部の挿
入シート積層物の前端縁に対面し干渉し、これにより最
下層の挿入シート6の繰出し準備が完了する。
【0045】次いで、進退駆動手段68により繰出体6
5が前進せしめられる。このとき、支持台69のエアー
噴出口69bからエアーが噴出されており、最下層の挿
入シート6を上方に持ち上げるように作用している。従
って、最下層の挿入シート6は、前端近傍部を凹部66
に吸着された状態で繰出体65と同行して前進する一
方、上層部の挿入シート積層体は、保持手段63の爪部
71及び保持部72により保持されているので、ストッ
ク手段61上で待機せしめられている。
5が前進せしめられる。このとき、支持台69のエアー
噴出口69bからエアーが噴出されており、最下層の挿
入シート6を上方に持ち上げるように作用している。従
って、最下層の挿入シート6は、前端近傍部を凹部66
に吸着された状態で繰出体65と同行して前進する一
方、上層部の挿入シート積層体は、保持手段63の爪部
71及び保持部72により保持されているので、ストッ
ク手段61上で待機せしめられている。
【0046】繰出体65は、切欠部78が下部ベルトコ
ンベヤ74の延出端を受入れる位置まで前進せしめられ
るので、繰出された挿入シート6の前端縁は、該下部ベ
ルトコンベヤ74の上に位置せしめられる。そこで、ロ
ーラ駆動手段77によりアイドルローラ76が前進せし
められ、挿入シート6の前端縁を該アイドルローラ76
と下部ベルトコンベヤ74との間に挟持すると、挿入シ
ート6は、下部ベルトコンベヤ74に押付けられ、勢い
良く前進し、その後は、下部ベルトコンベヤ74と上部
ベルトコンベヤ75により挟持され姿勢を保持された状
態で、図5に示すように、作業ステーション40に送ら
れる。尚、前記アイドルローラ76を挿入シート6の前
端縁に接支せしめたとき、凹部66の吸込口67は、エ
アーの吸引を停止することが好ましいが、エアー吸引状
態のままでも、挿入シート6は吸込口67から引き離さ
れて搬送される。
ンベヤ74の延出端を受入れる位置まで前進せしめられ
るので、繰出された挿入シート6の前端縁は、該下部ベ
ルトコンベヤ74の上に位置せしめられる。そこで、ロ
ーラ駆動手段77によりアイドルローラ76が前進せし
められ、挿入シート6の前端縁を該アイドルローラ76
と下部ベルトコンベヤ74との間に挟持すると、挿入シ
ート6は、下部ベルトコンベヤ74に押付けられ、勢い
良く前進し、その後は、下部ベルトコンベヤ74と上部
ベルトコンベヤ75により挟持され姿勢を保持された状
態で、図5に示すように、作業ステーション40に送ら
れる。尚、前記アイドルローラ76を挿入シート6の前
端縁に接支せしめたとき、凹部66の吸込口67は、エ
アーの吸引を停止することが好ましいが、エアー吸引状
態のままでも、挿入シート6は吸込口67から引き離さ
れて搬送される。
【0047】尚、以上の挿入シート1枚宛の繰出作業が
終了すると、繰出体65は、後退して元の位置に復帰
し、次いで、保持手段63の爪部71も後退して元の位
置に復帰せしめられる。この際、支持台69のエアー噴
出口69bにより挿入シートの積層体を持ち上げ方向に
作用せしめているので、繰出体65の後退復帰により次
の挿入シートに皺を生じるようなことはない。以後は、
引き続き、次の挿入シート6を凹部66に吸着せしめ、
前記動作を繰り返し行う。
終了すると、繰出体65は、後退して元の位置に復帰
し、次いで、保持手段63の爪部71も後退して元の位
置に復帰せしめられる。この際、支持台69のエアー噴
出口69bにより挿入シートの積層体を持ち上げ方向に
作用せしめているので、繰出体65の後退復帰により次
の挿入シートに皺を生じるようなことはない。以後は、
引き続き、次の挿入シート6を凹部66に吸着せしめ、
前記動作を繰り返し行う。
【0048】(袋及び挿入シートの構成)図示実施例に
おいては、袋4をA3サイズ等の大型に形成し、図1
(A)に示すように広げたA4サイズ等の左右のファイ
ル用シート2、2を1枚の袋4により構成し、図1
(B)に示すように、この1枚の袋4に対して2枚の挿
入シート6、6を並行的に挿入せしめる構成としてい
る。このため、図示省略しているが、挿入物供給ステー
ション60、60は、左右一対を並設した一組のものと
して構成される。
おいては、袋4をA3サイズ等の大型に形成し、図1
(A)に示すように広げたA4サイズ等の左右のファイ
ル用シート2、2を1枚の袋4により構成し、図1
(B)に示すように、この1枚の袋4に対して2枚の挿
入シート6、6を並行的に挿入せしめる構成としてい
る。このため、図示省略しているが、挿入物供給ステー
ション60、60は、左右一対を並設した一組のものと
して構成される。
【0049】然しながら、本発明において、袋4は、フ
ァイル用シート2の1頁分に相当するようにA4サイズ
等の小型に形成し、この袋4に対して1枚の挿入シート
6だけを挿入するように構成することが自由なことは勿
論である。
ァイル用シート2の1頁分に相当するようにA4サイズ
等の小型に形成し、この袋4に対して1枚の挿入シート
6だけを挿入するように構成することが自由なことは勿
論である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、ファイル用シ
ート2を構成する袋4に対して、心材としての挿入物を
構成する挿入シート5を挿入するに際し、その作業を連
続して自動化することができ、作業能率を向上せしめ、
その結果、製品単価を低コスト化することが可能にな
る。
ート2を構成する袋4に対して、心材としての挿入物を
構成する挿入シート5を挿入するに際し、その作業を連
続して自動化することができ、作業能率を向上せしめ、
その結果、製品単価を低コスト化することが可能にな
る。
【0051】特に、本発明によれば、作業ステーション
40が回転軸の周方向に間隔をおいて複数の受入保持手
段42を設け、少なくとも1番目の受入保持手段42a
を袋供給ステーション20に臨ましめた状態で、n番目
の受入保持手段42cを挿入物供給ステーション40に
臨ましめる構成であるから、作業ステーション40から
の袋4の供給と、挿入物供給ステーション60からの挿
入シート6の供給とを、ほぼ同時に行うことができる。
換言すれば、作業ステーション40を構成する回転体4
0aの間欠回転に際する間欠的な停止時間中に、袋4の
供給と挿入シート6の供給との二つの作業を同時並行し
て行うことが可能であるから、これらの二つの作業を時
間を異にして別々に行う場合に比して、作業時間が大幅
に短縮され、所定時間内における作業処理の効率が向上
し、大量処理が可能になるという効果がある。
40が回転軸の周方向に間隔をおいて複数の受入保持手
段42を設け、少なくとも1番目の受入保持手段42a
を袋供給ステーション20に臨ましめた状態で、n番目
の受入保持手段42cを挿入物供給ステーション40に
臨ましめる構成であるから、作業ステーション40から
の袋4の供給と、挿入物供給ステーション60からの挿
入シート6の供給とを、ほぼ同時に行うことができる。
換言すれば、作業ステーション40を構成する回転体4
0aの間欠回転に際する間欠的な停止時間中に、袋4の
供給と挿入シート6の供給との二つの作業を同時並行し
て行うことが可能であるから、これらの二つの作業を時
間を異にして別々に行う場合に比して、作業時間が大幅
に短縮され、所定時間内における作業処理の効率が向上
し、大量処理が可能になるという効果がある。
【図1】本発明の概略を示しており、(A)は本発明が
適用される1例としてのファイル用ブックを示す斜視
図、(B)は本発明の1実施例における各ステーション
の配置を示す斜視図である。
適用される1例としてのファイル用ブックを示す斜視
図、(B)は本発明の1実施例における各ステーション
の配置を示す斜視図である。
【図2】本発明の1実施例における袋供給ステーション
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】前記袋供給ステーションの縦断側面図である。
【図4】前記袋供給ステーションの作用を示しており、
(A)は袋の供給準備状態を示す縦断側面図、(B)は
袋の供給状態を示す縦断側面図である。
(A)は袋の供給準備状態を示す縦断側面図、(B)は
袋の供給状態を示す縦断側面図である。
【図5】本発明の1実施例における作業ステーションを
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図6】本発明の1実施例における挿入物供給ステーシ
ョンを示す斜視図である。
ョンを示す斜視図である。
2 ファイル用シート 4 袋 6 挿入シート 20 袋供給ステーション 21 ストック手段 22 繰出手段 23 保持手段 24 コンベヤ手段 25 繰出体 26 凹部 27 吸込口 28 進退駆動手段 29 支持台 31 爪部 32 保持部 33 保持駆動手段 36 アイドルローラ 37 ローラ駆動手段 38 切欠部 40 作業ステーション 40a 回転体 42 受入保持手段 43 薄板 44 受入開口部 47 袋拡開手段 60 挿入物供給ステーション 61 ストック手段 62 繰出手段 63 保持手段 64 コンベヤ手段 65 繰出体 66 凹部 67 吸込口 68 進退駆動手段 69 支持台 71 爪部 72 保持部 73 保持駆動手段 76 アイドルローラ 77 ローラ駆動手段 78 切欠部 80 送出ステーション 81 シュート
Claims (1)
- 【請求項1】 袋を1枚宛供給する袋供給ステーション
と、供給された袋を受取る作業ステーションと、前記作
業ステーションで待機する袋に対して挿入物を供給し挿
入せしめる挿入物供給ステーションと、挿入物を挿入し
た袋を送出する送出ステーションとから成り、 前記作業ステーションは、袋を受入保持するために回転
軸の径方向に設けられた受入保持手段を備え、該回転軸
は、受入保持手段を袋供給ステーションに臨ましめる位
置と、挿入物供給ステーションに臨ましめる位置と、送
出ステーションに臨ましめる位置に巡回せしめると共
に、各位置で停止せしめる間欠回転駆動手段を備え、 更に、前記作業ステーションは、少なくとも1番目の受
入保持手段を袋供給ステーションに臨ましめた状態で、
n番目の受入保持手段を挿入物供給ステーションに臨ま
しめるように、前記回転軸の周方向に間隔をおいて複数
の受入保持手段を構成して成ることを特徴とする袋に挿
入物を挿入する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22956293A JPH07102757B2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 袋に挿入物を挿入する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22956293A JPH07102757B2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 袋に挿入物を挿入する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761183A JPH0761183A (ja) | 1995-03-07 |
JPH07102757B2 true JPH07102757B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=16894122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22956293A Expired - Lifetime JPH07102757B2 (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 袋に挿入物を挿入する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102757B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10236496A1 (de) * | 2002-08-09 | 2004-02-26 | Haller, JÜRG PAUL | Übergabevorrichtung, vorzugsweise für Kuvertiermaschinen, sowie Verfahren zur Übergabe von Gut |
US7905076B2 (en) * | 2008-11-20 | 2011-03-15 | Pitney Bowes Inc. | Apparatus and method for conveying envelopes in a mailpiece insertion system |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP22956293A patent/JPH07102757B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0761183A (ja) | 1995-03-07 |
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