JPH07102729A - 壁パネルの製造方法 - Google Patents

壁パネルの製造方法

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JPH07102729A
JPH07102729A JP24675593A JP24675593A JPH07102729A JP H07102729 A JPH07102729 A JP H07102729A JP 24675593 A JP24675593 A JP 24675593A JP 24675593 A JP24675593 A JP 24675593A JP H07102729 A JPH07102729 A JP H07102729A
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
wall panel
base material
mold
tile
Prior art date
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Pending
Application number
JP24675593A
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English (en)
Inventor
Takushi Murakami
卓志 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】効率良く製品精度に優れた壁パネルを製造する
方法を提供することを目的としている。 【構成】表面に接着剤2を塗布した基材3の周縁に、接
着剤2に対して難接着性の材質からなる格子状の型枠4
を嵌合し、この基材3の表面に型枠4による格子状の区
画40を形成した後、各区画40にタイル5を嵌め込
み、このタイル5を型枠4とともに基材3に押圧し、接
着剤2の硬化後、押圧力を開放して型枠4を外し、この
型枠4の脱型部分に目地材6を充填する壁パネル1の製
造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁パネル、特に、浴室
ユニットの壁体として好適に用いることができる壁パネ
ルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂成形板などをタイルとして
基材に貼着した軽量の壁パネルが知られている。
【0003】従来より、このような壁パネルを製造する
場合は、まず、樹脂成形板に最初から反りなどの変形が
あるため、この変形を矯正した状態で荷重板に吸着保持
させ、この荷重板ごと、接着剤が塗布された基材上に配
置していた。そして、この荷重板の荷重で樹脂成形板を
基材に押圧した状態として接着剤を硬化させることで、
樹脂成形板の変形を矯正した壁パネルを製造していた
(実開平4−49038号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法の場合、樹脂成形板を吸着した荷重板を基材上に
配置する際、重量的に重い荷重板を基材上に位置決めし
なければならず、効率良く壁パネルを製造することがで
きないといった不都合を生じることとなる。
【0005】また、樹脂成形板の位置決めは、作業者の
目分量に頼るものであるため、目地間隔が一定になら
ず、製品精度に優れた壁パネルを製造することができな
いといった不都合を生じることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、効率良く製品精度に優れた壁パネルを製造す
る方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に示すように、上記
課題を解決するための本発明の壁パネル1の製造方法
は、表面に接着剤2を塗布した基材3の周縁に、接着剤
2に対して難接着性の材質からなる格子状の型枠4を嵌
合し、この基材3の表面に型枠4による格子状の区画4
0を形成した後、各区画40にタイル5を嵌め込み、こ
のタイル5を型枠4とともに基材3に押圧し、接着剤2
の硬化後、押圧力を開放して型枠4を取り外し、この型
枠4の脱型部分に目地材6を充填するものである。
【0008】接着剤2としては、基材3とタイル5とを
接着可能で、型枠4に難接着性を有するものであれば、
特に限定されるものではなく、例えば、基材3が珪酸カ
ルシウム板あるいはフレキシブルボード、タイル5がガ
ラス繊維などの無機繊維強化ポリエステル系樹脂製、型
枠4がポリプロピレンあるいはポリエチレン製の場合、
ウレタン系あるいはエポキシ系の接着剤を用いることが
できる。
【0009】基材3としては、矩形に枠組した補強フレ
ーム31に、セメントスレート板や合板などの板材32
を固定したものが用いられる。この補強フレーム31と
しては、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの鋼材や木
材によって構成することができる。また、補強フレーム
31を用いずに板材32のみを基材3としたものであっ
てもよい。
【0010】型枠4としては、矩形状に組まれた枠体4
1と、この枠体41内に複数の区画40を形成するよう
になされた格子材42とによって形成されたものを用い
ることができる。このうち、枠体41は、基材3に対し
て位置決めを容易に行うことができるように、この基材
3に嵌合する大きさに形成されたものが用いられる。ま
た、この嵌合状態が安定するように、枠体41は、基材
3の厚み方向にわたって略嵌合する厚みとなされたもの
を用いるのがよい。一方、格子材42の部分は、後に壁
パネル1の目地となるので、各格子材42の幅は所望の
目地幅となるように形成されたものが用いられる。ま
た、この格子材42の部分は、タイル5とともに基材3
に押圧されるので、この押圧の際に格子材42の高さが
タイル5の厚みよりも高いと、タイル5を押圧すること
ができなくなる。そのため、格子材42の高さは、タイ
ル5に押圧力が加わるように、タイル5の厚みよりも低
くなるように設定されたものが用いられる。
【0011】また、この型枠4は、接着剤2の硬化後、
取り外されるので、この接着剤2に対して難接着性の材
質のもの、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなど
の材質によって形成されたものが用いられる。
【0012】タイル5としては、例えば、繊維強化プラ
スチック板などのように、各種樹脂材料によって成形さ
れた樹脂製成形板を挙げることができる。このようなタ
イル5の場合、成形時または保管時に反りなどの変形を
生じ易いが、接着剤2が硬化するまで基材3の表面に押
圧することで、この変形を矯正して、この基材3の表面
に接着固定することができる。ただし、この押圧力は、
大きすぎると基材3を構成する板材32が撓んでしまう
こととなるので、この押圧時の圧力としては、0.5kg
/cm2 以下の範囲でタイル5に応じて加えるのが好まし
い。この押圧力は、接着剤2の硬化後、開放する。
【0013】目地材6は、特に限定されるものではない
が、通常使用されている白セメントなどを用いることが
できる。この目地材6は、型枠4を取り外した後の格子
材42の脱型部分に充填するので、この格子材42の幅
に合った均等な目地を容易に形成することができる。
【0014】図2に示すように、このようにして得られ
る壁パネル1は、型枠4の使用により、タイル5の位置
ずれや目地間隔のばらつきなどを生じることなく製品精
度に優れたものとなる。また、タイル5として樹脂製成
形板を使用することにより、壁パネル1全体の軽量化を
図ったり、タイル5の1枚の大きさを大きくした壁パネ
ル1を製造することができることとなる。なお、図2で
は矩形状のタイル5を貼着した壁パネル1を示している
が、特にタイル5の形状としては限定されるものではな
く、各種形状のタイル5を貼着した壁パネル1を構成す
ることができる。ただし、この場合、タイル5の形状に
併せて型枠4も、タイル5と同形状の区画40を有する
ものに変更しなければならない。
【0015】
【作用】本発明によると、型枠によって基材の表面に配
置すべきタイルの位置決めを行うことができる。
【0016】また、接着剤の硬化後、この型枠を取り外
し、型枠の脱型部分に目地材を充填することで、この型
枠の脱型部分を目地として形成することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0018】16mm角の鋼材(日新製鋼社製 ガルタ
イト)を矩形に枠組みして補強フレームを構成し、この
補強フレームの表面に5mmの珪酸カルシウム板(アス
ク社製 セルストン)を固定して基材とした。次に、こ
の基材の表面に接着剤(積水化学工業社製 エスダイン
559Na)を塗布し、この接着剤の塗布された基材の
表面にポリエチレン製の型枠を嵌合した。ついで、この
型枠によって分割された基材の表面の各区画に、5mm
の厚みに形成されたガラス繊維強化ポリエステル樹脂製
のタイルを嵌め込み、型枠を設けたままタイルと基材と
をプレスした。接着剤の硬化後、プレスを開放して型枠
を除去し、型枠のあった所に白セメント(タイルメント
社製 CG−411)を充填して壁パネルを得た。
【0019】このようにして製造した壁パネルを目視に
よって観察したが、タイルの反りや浮き上がりによるタ
イルの剥離もなく、また、目地間隔も均等で製品精度に
優れた壁パネルが得られた。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、型
枠にタイルを嵌め込むことによって、基材の表面に配置
すべきタイルの位置決めを行い、接着剤の硬化後までこ
の型枠を取り外さないので、基材上へのタイルの配置か
ら硬化までの間にタイルがずれたりすることもなく、製
品精度に優れた壁パネルを製造することができる。
【0021】また、型枠の脱型部分を目地とすることが
できるので、ばらつきのない整った目地を有する壁パネ
ルを得ることができる。
【0022】さらに、これらのことは、製造過程で単に
型枠を着脱することによって容易に行うことができるの
で、タイルの位置決めや目地間隔などに作業者の違いに
よる技能的な差を生じることもなく、簡単に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁パネルの製造工程の概略を示す工程図であ
る。
【図2】壁パネルの全体構成の概略を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 壁パネル 2 接着剤 3 基材 4 型枠 40 区画 5 タイル 6 目地材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に接着剤を塗布した基材の周縁に、
    接着剤に対して難接着性の材質からなる格子状の型枠を
    嵌合し、この基材の表面に型枠による格子状の区画を形
    成した後、各区画にタイルを嵌め込み、このタイルを型
    枠とともに基材に押圧し、接着剤の硬化後、押圧力を開
    放して型枠を外し、この型枠の脱型部分に目地材を充填
    することを特徴とする壁パネルの製造方法。
JP24675593A 1993-10-01 1993-10-01 壁パネルの製造方法 Pending JPH07102729A (ja)

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JP24675593A JPH07102729A (ja) 1993-10-01 1993-10-01 壁パネルの製造方法

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JP24675593A JPH07102729A (ja) 1993-10-01 1993-10-01 壁パネルの製造方法

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JPH07102729A true JPH07102729A (ja) 1995-04-18

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JP24675593A Pending JPH07102729A (ja) 1993-10-01 1993-10-01 壁パネルの製造方法

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