JPH07102666A - 耐火性間仕切りの形成方法 - Google Patents

耐火性間仕切りの形成方法

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JPH07102666A
JPH07102666A JP5244696A JP24469693A JPH07102666A JP H07102666 A JPH07102666 A JP H07102666A JP 5244696 A JP5244696 A JP 5244696A JP 24469693 A JP24469693 A JP 24469693A JP H07102666 A JPH07102666 A JP H07102666A
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JP
Japan
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fire
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wall
materials
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JP5244696A
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English (en)
Inventor
Misao Sawada
操 澤田
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Sawata Kenzaisha KK
Original Assignee
Sawata Kenzaisha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火性壁材を間仕切り空間に合わせて切断す
ることにより生じた端材や残材を有効利用できるように
すること。 【構成】 建物躯体1の床躯体1bと天井躯体1aとに
左右一対の取付け用金具5を固着し、上下に対向する取
付け用金具5間に間柱6を配列固着する。次に、耐火性
下張り壁材11と耐火性上張り壁材14とを間仕切り空
間に合わせて所定形状に切断し、その切断によって生じ
た端材や残材を捨てることなく残しておく。続いて、所
定形状に切断した耐火性下張り壁材11を取付け用金具
5及び間柱6に固着し、その下張り壁材11の前面に前
記端材や残材からなる耐火性壁材片13をランダムに固
着し、その壁材片13に所定形状に切断した耐火性上張
り壁材14を固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体内を耐火性壁
材で間仕切りする場合に、その壁材を間仕切り空間に合
わせて切断することにより生じた端材や残材を有効利用
できるようにした耐火性間仕切りの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物躯体内を石膏ボードなどの耐
火性壁材で間仕切りする場合には、建物躯体の床躯体と
天井躯体とにわたって取付け用金具によって予めユニッ
トに重層して形成したユニット耐火壁からなる間仕切り
を取り付けるようにしていた。このように、従来にあっ
ては、予め工場生産によって形成した耐火壁を間仕切り
材として現場施工していたため、現場施工時に、このユ
ニット耐火壁を切断することにより生じた端材や残材は
産業廃棄物といて埋立地などの廃棄場所まで運搬し廃棄
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の間仕切り形
成方法では、耐火性壁材を切断することにより生じた端
材や残材を産業廃棄物として廃棄しているため、その廃
棄費用が高くつくと共に、廃棄場所が年々少なくなって
おり、その端材や残材を廃棄することが困難になってき
ている。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、耐火性壁材
を間仕切り空間に合わせて切断することにより生じた端
材や残材を有効利用できるようにした耐火性間仕切りの
形成方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施例に対応する図面に基づいて説明
すると、本発明は、建物躯体1の床躯体1bと天井躯体
1aとにわたって取付け用金具5,27によって間柱6
または耐火性支持壁材29を取り付け、該間柱6または
支持壁材29に耐火性下張り壁材11を固着し、該下張
り壁材11の前面にランダムに耐火性壁材片13を固着
し、しかる後に該壁材片13に耐火性上張り壁材14を
固着し、下張り壁材11と上張り壁材14との間に空隙
18を設けるものである。
【0006】
【作用】上記構成において、建物躯体1内を現場施工に
よって間仕切りする場合には、まず、床躯体1bと天井
躯体1aとにわたって取付け用金具5,27により間柱
5または耐火性支持壁材29を取り付ける。次に、耐火
性下張り壁材11と耐火性上張り壁材14とを間仕切り
空間に合わせて所定形状に切断し、その切断によって生
じた端材や残材を捨てることなく残しておく。続いて、
所定形状に切断した耐火性下張り壁材11を前記間柱5
または支持壁材29に固着し、その下張り壁材11の前
面に前記端材や残材からなる耐火性壁材片13をランダ
ムに固着し、その壁材片13に所定形状に切断した耐火
性上張り壁材14を固着し、これにより、ランダムに固
着した耐火性壁材片13を挟んで下張り壁材11と上張
り壁材14との間に空隙18を形成する。
【0007】この場合、間仕切り空間に合わせて耐火性
下張り壁材11と耐火性上張り壁材14とを所定形状に
切断することにより生じた端材や残材を耐火性壁材片1
3として間仕切り壁の一部として有効利用できるから、
従来、その端材や残材を廃棄するために要していた費用
を省くことができ、廃棄場所を探す必要もない。また、
耐火性下張り壁材11と耐火性上張り壁材14との間に
耐火性壁材片13によって形成された空隙18により、
遮音性、耐熱性及び耐火性を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図7は、建物躯体1内を間仕切りした状態
を示すものであって、本発明の第1の実施例では、図1
に示すように、建物躯体1の床躯体1bと天井躯体1a
とにわたって左右一対の取付け用金具5によって左右一
対の間柱6を取り付け、該各間柱6に耐火性下張り壁材
11を固着し、該下張り壁材11の前面にランダムに耐
火性壁材片13を固着し、しかる後に該壁材片13に耐
火性上張り壁材14を固着している。
【0010】取付け用金具5は、図1に示すように、軽
量鉄板を断面略コ字状に折曲したものであって、一般に
ランナーと称されており、この実施例では、右側の取付
け用金具5,5が天井躯体1a及び床躯体1bにコンク
リート釘7により固着され、左側の取付け用金具5,5
が連結金具8により右側の取付け用金具5,5に一体連
結されている。従って左側の取付け用金具5,5を天井
躯体1a及び床躯体1bに釘打ちする手間を省くことが
できる。
【0011】間柱6は、図2に示すように、軽量鉄板を
断面略鍔付きコ字状に折曲したものであって、一般にス
タッドと称されており、上下に対向する取付け用金具
5,5間に所定間隔をおいて多数配列固着され、両端の
間柱6がコンクリート釘7で建物躯体1の側面に固着さ
れている。
【0012】下張り壁材11、壁材片13及び上張り壁
材14は、石膏ボードなどの耐火性板材からなり、上記
下張り壁材11は取付け用金具5及び間柱6にビス10
により固着され、壁材片13は下張り壁材11に又釘1
2(または及び接着剤)により固着され、上張り壁材1
4は壁材片13に又釘12(または及び接着剤)により
固着されており、上記壁材片13としては、下張り壁材
11及び上張り壁材14を間仕切り空間に合わせて所定
形状に切断した際に生じた端材や残材を利用することが
できる。従って、従来、その端材や残材を廃棄するため
に要していた費用を省くことができ、廃棄場所を探す必
要もない。
【0013】図7に示すように、下張り壁材11間の縦
方向の継ぎ目16が間柱6に対向し、また、上張り壁材
14間の継ぎ目17が壁材片13に対向しており、これ
によって、下張り壁材11どうし及び上張り壁材14ど
うしをそれぞれ強固に一体連結している。更に、下張り
壁材11の継ぎ目16と上張り壁材14の継ぎ目17と
を互いに位置ずれさせて間柱6と壁材片13とが一致し
ないようにしており、これによって、熱が間柱6及び壁
材片13を介して直接的に伝達されないようにして、断
熱効果を高めている。また更に、図1に示すように、下
張り壁材11と上張り壁材14との間に壁材片13によ
って空隙18が形成され、また、下張り壁材11,11
間に間柱6によって空間19が形成されており、その空
隙18と空間19とで、遮音性、耐熱性及び耐火性を向
上させている。
【0014】上記構成において、建物躯体1内を間仕切
りする場合には、まず、床躯体1bと天井躯体1aとに
図1の右側の取付け用金具5,5をコンクリート釘7で
固着し、該各取付け用金具5,5に連結金具8を介して
左側の取付け用金具5,5を一体連結し、その上下に対
向する取付け用金具5,5間に間柱6,6・・を配列固
着すると共に、両端の間柱6,6を建物躯体1の側面に
コンクリート釘7で固着する。次に、耐火性下張り壁材
11と耐火性上張り壁材14とを間仕切り空間に合わせ
て所定形状に切断し、その切断によって生じた端材や残
材を捨てることなく残しておく。続いて、所定形状に切
断した耐火性下張り壁材11を取付け用金具5及び間柱
6にビス10により止着し、その下張り壁材11の前面
に前記端材や残材からなる耐火性壁材片13を又釘12
によりランダムに固着し、その壁材片13に所定形状に
切断した耐火性上張り壁材14を又釘12により固着す
ればよい。
【0015】上記実施例では、図2に示すように、対向
する間柱6,6を互いに接近させると共に、各下張り壁
材11にそれぞれ壁材片13を固着して、2つの空隙1
8を形成したが、図3に示すように、間柱6どうしを千
鳥状に位置ずれさせたり、一方の下張り壁材11にのみ
壁材片13を固着し、他方の下張り壁材11に石膏ボー
ドなどからなる耐火性中間壁材21を取り付けて、空隙
18が生じないようにしてもよい(第2の実施例)。
【0016】この構成によれば、対向する間柱6が互い
に位置ずれして熱が伝わり難くなっているから、断熱性
を向上させることができ、また、下張り壁材11、上張
り壁材14及び中間壁材21の3枚の耐火材を重ね合わ
せているから、耐火性を一層向上させることができる。
【0017】上記両実施例では、左右一対の間柱6を用
いて間仕切りの厚みを厚くしたが、図4に示すように、
右側または左側の間柱6のみ用いて、間仕切りの厚さを
必要に応じて薄くすることもできる(第3の実施例)。
【0018】また、図5に示すように、第3の実施例の
変形として、一方の下張り壁材11にのみ壁材片13を
固着し、他方の下張り壁材11に石膏ボードなどからな
る耐火性中間壁材21を取り付けて、空隙18が生じな
いようにしてもよく、また、前記各実施例では、空間1
9内を空気層としているが、該空間19にグラスウール
などの不燃材25を充填してもよく、これによって、耐
火性を格段に向上させることができる(第4の実施
例)。
【0019】図6は本発明の第5の実施例を示すもので
あって、建物躯体1の床躯体1bと天井躯体1aとに断
面略L字状の一般にアングルと称する取付け用金具2
7,27がコンクリート釘28により固着され、その上
下両取付け用金具27,27間に石膏ボードなどからな
る耐火性支持壁材29が取り付けられ、該支持壁材29
に耐火性下張り壁材11が固着され、該下張り壁材11
の前面に耐火性壁材片13,13及中間壁材21を介し
て耐火性上張り壁材14が固着されている。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、耐火性下張り壁材や耐
火性上張り壁材を所定形状に切断することにより生じた
端材や残材を耐火性壁材片として間仕切り壁の一部とし
て有効利用できるから、従来、その端材や残材を廃棄す
るために要していた費用を省くことができ、廃棄場所を
探す必要もない。また、耐火性下張り壁材と耐火性上張
り壁材との間に耐火性壁材片によって形成された空隙に
より、遮音性、耐熱性及び耐火性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】同水平断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す水平断面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例を示す水平断面図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施例を示す水平断面図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施例を示す縦断面図である。
【図7】建物躯体内を間仕切り壁により間仕切りした状
態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 建物躯体 1a 天井躯体 1b 床躯体 5 取付け用金具 6 間柱 11 耐火性下張り壁材 13 耐火性壁材片 14 耐火性上張り壁材 27 取付け用金具 29 耐火性支持壁材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の床躯体と天井躯体とにわたっ
    て取付け用金具によって間柱または耐火性支持壁材を取
    り付け、該間柱または支持壁材に耐火性下張り壁材を固
    着し、該下張り壁材の前面にランダムに耐火性壁材片を
    固着し、しかる後に該壁材片に耐火性上張り壁材を固着
    し、下張り壁材と上張り壁材との間に空隙を設けるよう
    にした耐火性間仕切りの形成方法。
JP5244696A 1993-09-30 1993-09-30 耐火性間仕切りの形成方法 Pending JPH07102666A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239185A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Okamura Corp 耐火間仕切装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5930414B2 (ja) * 1982-05-08 1984-07-26 研器工業株式会社 茶こしの製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960109