JPH07102291B2 - 濾過方法 - Google Patents

濾過方法

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JPH07102291B2
JPH07102291B2 JP62130843A JP13084387A JPH07102291B2 JP H07102291 B2 JPH07102291 B2 JP H07102291B2 JP 62130843 A JP62130843 A JP 62130843A JP 13084387 A JP13084387 A JP 13084387A JP H07102291 B2 JPH07102291 B2 JP H07102291B2
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filter aid
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asbestos
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aromatic polyamide
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克任 福井
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は芳香族ポリアミドの微小繊維状物質単独、もし
くはこれと珪藻土、チタン酸カリ、パルプ、リンターな
ど既存の濾過助剤とを併用した濾過助剤を用いる液体の
濾過方法に関するものであり、液体の食品や医薬品、工
業薬品及び廃液を濾過する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
農産物を原料とし、搾液、醗酵、濾過、調合などの工程
を経て製造される酒、ワイン、ビール、醤油、食酢など
の液体食品には、濾過は必須の工程である。
一般にこのような液体食品には、製造途上においては種
々の親水性の不純物が懸濁している。このような液体を
効率よく清澄化するには、濾過助剤を使用し、親水性不
純物をこれに付着又は吸着させながら濾過する方法がと
られる。
濾過助剤としては、石綿、珪藻土、酸性白土、陶土、膠
質土、アルミナ、シリカ、チタン酸アルカリ、無煙炭、
木炭、パルプ、鋸屑などの無機質や有機質の粉粒体や繊
維が用いられて来た。この中で石綿はもっとも高性能、
即ち捕捉率が高くしかも目詰まりが少ないという性質が
あり、我国では酒類の濾過に賞用されて来た。
しかしながら石綿粉塵は人体の呼吸器官に特に有害であ
ることから、石綿の生産、使用は労働安全衛生上好まし
くないとされており、石綿に代わる濾過助剤の開発が要
望されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
石綿に代わる濾過助剤として、精製リンターを特定範囲
に分解し、フィブリル化させたリンター繊維を濾過助剤
とする方法が開発された(特公昭60−59003号)。この
フィブリル化リンター繊維は、フィブリル化した部分の
太さがもとの繊維の1/10程度のものであって、比較的剛
直なリンター繊維本体とフィブリル化部分の効果によ
り、目詰まりが少なく、捕捉率が良い濾過助剤となるも
のであるが、石綿に比べるとその捕捉率は劣っていた。
これは、繊維径が石綿に比べて太いためであり、また繊
維をさらに細くしようとすると、石綿に比べて繊維が剛
直でないため、全体がほぼ均等に細くならず、太い繊維
が残ったままで一部が非常に細くなるため、捕捉率があ
まり上がらないうちに圧力損欠が大きくなってしまうと
いう欠点があるためであった。
〔問題点を解決するための手段〕
従来濾過助剤には芳香族ポリアミドは使われていなかっ
たが、これは微細な繊維を得る事が容易でなかったため
であった。
近年、圧力損失を上げる極細繊維の少ない有機合成高分
子の微小繊維状物質を容易に得る事が可能になり、本発
明者等はこれを濾過助剤に使用することにより、優れた
液体の濾過方法を提供できることを見出し、本発明を完
成するに至ったものである。
本発明に用いられる芳香族ポリアミドの微小繊維状物質
とは、芳香族ポリアミドのウィスカーや芳香族ポリアミ
ドの微小繊維状処理物である。斯かる微小繊維状物質
は、その径が0.7μm以下のものが好ましく用いられ
る。
芳香族ポリアミドの処理方法としては、 (イ)合成高分子スラリーを高圧ホモジナイザーにかけ
る方法(特願昭62−29251号)。
(ロ)合成高分子溶液を該高分子の貧溶媒中に剪断力を
かけながら流下し、繊維状フィブリルを沈澱させる方法
(フィブリッド法:特公昭35−11851号等)。
(ハ)合成モノマを重合を進行しながら剪断をかけ繊維
状フィブリルを析出する方法(重合剪断法:特公昭47−
21898号)。
(ニ)二種以上の非相溶性合成高分子を混合し溶融押し
出し(または紡糸)し、切断後機械的な手段で繊維状フ
ィブリル化する方法(スプリット法:特公昭35−9651号
等)。
(ホ)二種以上の非相溶性合成高分子を嵌合し溶融押し
出し(または紡糸)し、切断後溶剤浸漬して、一方の高
分子を溶割し繊維状フィブリル化する方法(ポリマーブ
レンド溶解法:米国特許第3,382,305号等)。
(ヘ)合成高分子をその溶媒の沸点以上でかつ高圧側か
ら低圧側へ爆発的に噴出させたのち叩解し繊維状フィブ
リル化する方法(フラッシュ紡糸法:特公昭36−16460
号等)。
(ト)ポリエステル系高分子に該ポリエステルに非相溶
のアルカリ溶液可溶成分をブレンドしアルカリにより減
量後叩解し繊維状フィブリル化する方法(アルカリ減量
叩解法:特願昭54−72180号等)。
などがある。
本発明に用いられる芳香族ポリアミドはリンター等の綿
繊維に比べて剛直性の高い合成高分子である。
本発明の濾過方法に用いる濾過助剤は、単独でも濾過抵
抗を上げずに、捕捉性の優れた濾過層が得られ、処理液
体の清澄性が向上する効果があるが、珪藻土、酸性白
土、膠質土、アルミナ、シリカ、チタン酸アルカリ、そ
の他セラミックス繊維又はウィスカー、無煙炭、木炭、
パルプ、鋸屑などの周知の濾過助剤を併用してもかまわ
ない。また液体食品に限らず工業用途も含め、あらゆる
液体の濾過に用いる事が出来る。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を説明するが本発明はこれ
により限定されるものではない。
実施例1〜3及び比較例1〜2 特公昭60−59003号に示す方法によって、精製リンター
を処理して得られる濾過助剤(比較例1,2)、本発明の
有機合成高分子の微小繊維状物質(実施例1〜3)を用
いてプレコート法により、ポリスチレンラテックスの濾
過を行った。
使用したリンター濾過助剤は、特公昭60−59003号明細
書中の実施例試料Eに相当するもの(繊維長1.1mm,叩解
度42゜SR)である。
また、使用した有機合成高分子の微小繊維状物質はケブ
ラー パルプを2重量%スラリーとし、Gaulin社ホモジ
ナイザーを用い420kg/cm2で10回くりかえし処理して得
た。
濾過性能は次の試験により調べた。
金網で支持された濾布上に濾過助剤をプレコートし、セ
キスイ製ポスチレンラテックス(0.78μm φ,10ppm含
有)を20mmHg吸引下に濾過し、濾液のポリスチレンラテ
ックス濃度を測定した。
プレコート条件及び試験結果を第1表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芳香族ポリアミドの微小繊維状物を濾過助
    剤として使用することを特徴とする液体の濾過方法。
  2. 【請求項2】芳香族ポリアミドの微小繊維状物が、ウィ
    スカーもしくは微小繊維状に紡糸又は処理されたもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の濾過方法。
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