JPH0710183U - 横目地の見えない逆水防止型タイル - Google Patents

横目地の見えない逆水防止型タイル

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JPH0710183U
JPH0710183U JP4079793U JP4079793U JPH0710183U JP H0710183 U JPH0710183 U JP H0710183U JP 4079793 U JP4079793 U JP 4079793U JP 4079793 U JP4079793 U JP 4079793U JP H0710183 U JPH0710183 U JP H0710183U
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horizontal joints
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斉 角
甚幸 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイルの凍害と白華の原因となる逆水を防止
し、横目地の見えない外観を得る。 【構成】 上部差し込み凸部Aが下部の凹部6、7、
8、9、10に差し込むような形状によって、その部分
への毛細管現象を防ぐための空間Eが確保される構造。
また、差し込み凸部Aを覆う形の冠部と、その底部に逆
水防止溝Cを有し、さらに、頂部の長さ1、2と下部の
長さ9、10が異なることで、凸部Aと冠部裏面凹部
が、施工時において密着しないような構造にすること
で、凍害や白華の原因となる横目地からの水の浸透を防
ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物の壁面を防護・装飾する建材に係るもので、風雨による逆水な どによるタイル裏面や目地への水の侵入を防止して白華や凍害に強く、外観的に も優れた横目地の見えないタイルの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来タイルの断面は頂部と底部とは同じ形状であり冠部は無い形状である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術は単純な板状であるため施工した場合、縦目地と横目地の両方が風 雨に晒される。その結果目地のセメントモルタルの硬化反応に伴って析出する水 酸化カルシウムの結晶がタイル表面に析出沈積炭酸化し、美観を損なう現象いわ ゆる白華を生じる問題を有していた。
【0004】 また、横目地からの水の侵入は耐凍害の面からも好ましくない問題であった。
【0005】 (2) 本考案は、従来の技術・形状の有するこのような問題点に鑑みてなされたもの であり、その目的とするところは、タイル壁面が一体感を示すデザインで、白華 の原因となる水の浸透を防ぐために、横目地が風雨に晒されない性能と形状のタ イルを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案における形状は、下部に設けた冠部の裏に上 部の凸部が差し込まれる構造からなるものである。
【0007】 また、下部冠部の底部には水切りの溝を設けることにより、毛細管現象による 裏面への水の侵入を防ぐとともに、底面での溝が強風による吹き込みを防止する 役割も果たす。
【0008】
【作用】
冠部が横目地を覆う形になるので、側面から横目地が見えずに一体感のある壁 面を構成する。
【0009】 そして通常の雨はその冠部に防護されて横目地は濡れないから白華は生じない 。
【0010】 また、冠部を流れる水や、毛細管現象で伝わってきた水膜は、底部の溝の凹面 に溜まって水滴になることで裏面への水の浸透を防ぐ。
【0011】 さらにその溝は強風の際、表面で乱流を発生し、結果として水の吹き込みを防 止する。
【0012】 冠裏面凹部の勾配(図1での辺8、7)と差し込み凸部の勾配(辺3、4)の 違いによって重なり部に大きな空間(E)を生じ、毛細管現象による水の浸透を 防ぐ。 (3)
【0013】 冠裏面凹部の長さ(図1での辺10、9)と差し込み凸部の長さ(辺1、2) の違いによって、施工時に密着しない構造となるため、毛細管現象を防ぐ。
【0014】
【実施例】
実施例について、図面を参照して説明する。 図2平面図および断面図に示した寸法(モジュール寸法縦150mm横190 mm)のせっ器質タイルを試作した。
【0015】 このタイルの品質試験を実施した。吸水率3.85%、曲げ強度217Kg/ Cm2 を示し、JIS規格を満たしていた。
【0016】 また、マイナス20℃からプラス20℃の範囲での凍結融解試験を実施したと ころ、20サイクル行っても割れ、剥離、欠損等異常は見られなかった。
【0017】 このタイルをコンクリート壁面に改良積み上げ工法によって、縦目地幅8mm 、横目地幅3mmとなるよう張り付け施工した。
【0018】 施工後20日経過で引っ張り試験し、その後1年間雨ざらしの状態で放置した 。
【0019】
【考案の効果】
上記の実施例の結果次に記載する効果を奏し、それが証明された。
【0020】 請求項1の効果によって、差し込み上部とこれを覆う下部の冠部の間に、振動 工具を用いて施工しても、毛細管現象を防止するに十分な空隙が確保され、さら に横目地が見えずに一体的外観が得られる。
【0021】 請求項2の効果によって、タイル裏面への逆水の侵入を防ぎ、白華を生じない 。 (4)
【0022】 請求項3の効果によって、冠部と凸部が密着せず、結露や侵入水に起因する凍 結破損が生じない。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】考案した横目地の見えない逆水防止型タイルを
壁面に取り付けた場合の構造図である。
【図2】考案した試作タイルの平面図および断面図であ
る。
【符号の説明】
A 差し込み凸部 B タイルの下部の冠部 C 冠部底部の逆水防止溝 D 外壁 E 差し込み凸部とこれを覆う冠部との空間 番号1から22 考案したタイルの角の位置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が裏足付きの板状であって、上部に
    差し込み凸部(22、1、2、3、4)を有し、下部の
    凹部(10、9、8、7、6)につながり、凸部の勾配
    (3、4)と凹部の勾配(8、7)が異なる形状
  2. 【請求項2】 差し込み凸部(A)を覆う形の冠部
    (B)を有し、その底部(5、6)の間に逆水防止溝
    (C)を有する形状
  3. 【請求項3】 差し込み凸部(A)の頂部(1、2)の
    長さと、下部(10、9)の長さが異なる形状
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61197133U (ja) * 1985-05-28 1986-12-09
JPH0227067U (ja) * 1988-08-10 1990-02-22
JPH0268026U (ja) * 1988-11-11 1990-05-23

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61197133U (ja) * 1985-05-28 1986-12-09
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JPH0268026U (ja) * 1988-11-11 1990-05-23

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