JPH07101825B2 - 利得安定化差動増幅器 - Google Patents

利得安定化差動増幅器

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JPH07101825B2
JPH07101825B2 JP63003405A JP340588A JPH07101825B2 JP H07101825 B2 JPH07101825 B2 JP H07101825B2 JP 63003405 A JP63003405 A JP 63003405A JP 340588 A JP340588 A JP 340588A JP H07101825 B2 JPH07101825 B2 JP H07101825B2
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浩和 長田
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/4508Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using bipolar transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/45085Long tailed pairs
    • HELECTRICITY
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    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45244Indexing scheme relating to differential amplifiers the differential amplifier contains one or more explicit bias circuits, e.g. to bias the tail current sources, to bias the load transistors

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 利得安定化差動増幅器に関し、 高利得で利得の安定な差動増幅器の提供を目的とし、 同じ値の負荷抵抗を夫々コレクタ側に有し、夫々のエミ
ッタは接続されて第1の電流源に接続され差動対を構成
している第1,第2のトランジスタの、夫々のベースを入
力とし、夫々のコレクタを出力とする差動増幅器におい
て、 コレクタ側に第1の抵抗を有し、且つエミッタ側は第2
の抵抗を介して第2の電流源に接続されている第3のト
ランジスタ及び、エミッタ側は第3の抵抗を介して該第
2の電流源に接続されている第4のトランジスタを設
け、且つ該第1の電流源と該第2の電流源とは電流を制
御する制御線で接続してカレントミラー回路とし、 且つ該第3,第4のトランジスタ夫々のエミッタを入力と
し該制御線を出力とする差動アンプを設けた構成とす
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子機器,通信機器等に使用されるIC化に適
した利得安定化差動増幅器に関する。
差動増幅器をIC化すると小形になる為利得が温度に敏感
になり又トランジスタ各部の特性のばらつきで利得にば
らつきが生ずる。
この為利得の安定な差動増幅器とする必要があるが、高
利得であることが望ましい。
〔従来の技術〕
以下従来例を図を用いて説明する。
第3図は従来例の差動増幅器の回路図である。
図中Q1,Q2,Q7,Q8はNPNトランジスタ、RC1′,RC2′は値
の等しい負荷抵抗、Re1,Re2は値の等しい帰還抵抗、R6
〜R8は抵抗を示し、差動増幅器としては、トランジスタ
Q1,Q2のベースを入力としコレクタを出力としている。
尚トランジスタQ7,抵抗R7で電流源を構成し、又抵抗R6,
トランジスタQ7と同特性のトランジスタQ8,抵抗7と同
一値の抵抗R8を直列にして電源電圧間に挿入し、トラン
ジスタQ8とQ7のベースを電流制御線で接続し、トランジ
スタQ8に流れる電流と電流源の電流I0とが等しいカレン
トミラー回路を作り、電流源の電流I0を温度変化に対し
て安定にしている。
この差動増幅器としては、エミッタ側に帰還抵抗Re1,Re
2を設け負帰還をかけ利得の安定化を計っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、負帰還をかけている為、利得変動は小さ
くなるも利得が低下する問題点がある。
本発明は、高利得で利得の安定な差動増幅器の提供を目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理回路図である。
第1図に示す如く、同じ値の負荷抵抗RC1,RC2を夫々コ
レクタ側に有し、夫々のエミッタに接続されて第1の電
流源1に接続され差動対を構成している第1,第2のトラ
ンジスタQ1,Q2の、夫々のベースを入力とし、夫々のコ
レクタを出力とする差動増幅器において、 コレクタ側に第1の抵抗R3を有し、且つエミッタ側は第
2の抵抗R2を介して第2の電流源2に接続されている第
3のトランジスタQ3及び、エミッタ側は第3の抵抗R1を
介して該第2の電流源2に接続されている第4のトラン
ジスタQ4を設ける。
そして、該第1の電流源1と該第2の電流源2とは電流
を制御する制御線4で接続してカレントミラー回路とす
る。
尚且つ、該第3,第4のトランジスタQ3,Q4夫々のエミッ
タを入力とし該制御線4を出力とする差動アンプ3を設
けた構成とする。
〔作用〕
差動対の利得Gvは次式(1)で与えられる。
Gv=(α・RC/h)(I0/2)=(RC/h)(I0/2) ・・・
(1) 但し、RCはコレクタ抵抗(負荷抵抗)、パラメータh=
k・T/q、kはボルツマン定数、qは電子の電荷、Tは
絶対温度、I0は電流源の電流、αは電流増倍率で通常は
略1である。
電流源の電流I0を次式(2)で表すようにすれば、
(1)式は(3)式で表される。
I0=K・h/RI ・・・(2) Gv=(RC/h)×〔(K・h)/(2・RI)〕=(K・R
C)/(2・RI) ・・・(3) (3)式では利得は抵抗比で表されるので安定となる。
つまり、(2)式を満足する電流源を設ければよいこと
になる。
第1図で、差動アンプ3の利得を無限大とすると、差動
アンプ3,電流源2,電流源2の電流を制御する制御線4,ト
ランジスタQ3,Q4よりなるループは、第1図のa点とb
点が同電位にあると安定する。
従って、I1/I2=R2/R1・・・(4)となり、I2・R3+V
be3=Vbe4となる。
但し、Vbe3,Vbe4はトランジスタQ3,Q4のベースエミッ
タ電圧、I1,I2はトランジスタQ4,Q3を流れる電流であ
る。
よつて、電流I2は次式(5)となる。
I2=(Vbe4−Vbe3)/R3=〔(h・lnI1/Is1)−(h・
lnI2/Is2)〕/R3=(h/R3)×lnR2/R1 ・・・(5) 但し、Is1,Is2はトランジスタQ4,Q3の逆飽和電流であ
る。
又電流源1と電流源2とはカレントミラー回路となって
いるので、 I0=I1+I2=(h/R3)〔(R2/R1)+1〕×lnR2/R1=K
(h/R3) ・・・(6)となる。
(6)式は(2)式を満足するので、このトランジスタ
Q3,Q4,差動アンプ3,電流源2を含む回路を用いれば利得
の安定な差動増幅器が得られることになる。
この場合の電流I0を電流源の電流とする差動対の利得An
は(1)式を基に次式(7)の如く、抵抗比で定まり利
得は安定する。
An=(RC/h)(I0/2)=(K/2)(RC/R3)・・・(7) 但し、RC=RC1=RC2である。
このトランジスタQ1,Q2を用いた差動対は負帰還の帰還
抵抗を用いず利得は安定であるので、この差動対を用い
た差動増幅器は高利得にすることが出来る。
〔実施例〕
以下本発明の1実施例に付き図に従って説明する。
第2図は本発明の実施例の回路図である。
図中1,2,4,5は電流源、6は電流源4,5の電流を安定化す
る為の電流源制御回路、3は差動アンプ、Q1〜Q12,Q14,
Q16,Q18〜Q20,Q22,Q23はNPNトランジスタ、Q13,Q15,Q1
7,Q21はPNPトランジスタ、Cはコンデンサ、RC1,RC2は
同じ値の負荷抵抗、R1〜R11は抵抗を示し、R4=R5であ
る。
トランジスタQ1,Q2の差動対及び電流源1を用いた差動
増幅器及び、トランジスタQ3,Q4及び電流源2を用いた
回路は第1図と同じで動作も同じであるので説明は省略
するが、電流源1のトランジスタQ5,抵抗R5は夫々、電
流源2のトランジスタQ6と同特性で抵抗R4と同じ値であ
り、電流源1と電流源2はカレントミラー回路となって
いる。
差動アンプ3は利得の大きいアンプで、トランジスタQ1
3,Q14,Q15,Q16,Q17,Q18,Q21,Q22は夫々ダーリントン接
続となっており電流増幅率を非常に大きくしてあり、又
トランジスタQ15〜Q18を用いて差動対を構成し利得を更
に大きくしている。
この差動アンプ3は、トランジスタQ7,Q8,Q10,Q11より
なる同じ回路のトランジスタQ7,Q10のベースを入力と
し、トランジスタQ8,Q11NOエミッタより、前記のダーリ
ントン接続の差動対に入力し、大きく増幅されて、トラ
ンジスタQ20のコレクタより制御線4に対して出力する
ようになっている。
そこで、差動アンプ3は、第2図の,点の電位差を
検出し、この電位差が0になるように動作する。
つまり、よりの電位が高ければ、電流源2のトラン
ジスタQ6のコレクタ電流を増加し、抵抗R3による電圧降
下を増加し、の電位を下げ、逆によりの電位が低
ければ、トランジスタQ6のコレクタ電流を減じ、の電
位を高くするように働く。
このようにしてと点の電位差が略0の所で回路は安
定する。
コンデンサCは上記の動作を安定にさせる為のものであ
る。
の2点の電位が等しければ、先に説明した(4)
式,(5)式が成立し、トランジスタQ6とQ5のコレクタ
電流は(2)式と同等となり、トランジスタQ1,Q2,抵抗
RC1,RC2及び電流源1で構成されている差動増幅器の利
得は(7)式に示す通りになる。
即ち、利得は抵抗比で定められ、電源変動,温度変動,
トランジスタの特性のばらつきに無関係となるので、負
帰還をかけなくてもよく高利得とすることが出来る。
従来例の回路を4段用い利得を40dBとし、周囲温度を0
度〜85度迄変化すると、40dB±2dBの利得変動があつた
が、本発明の回路を3段用い利得を40dBとし、周囲温度
を上記と同じく変動したら、40dB±0.05dB程度の変動と
なった。
変動幅を従来の2dBにすれば、更に高利得とすることが
出来る。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明せる如く本発明によれば、高利得で利得
が安定な差動増幅器を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理回路図、 第2図は本発明の実施例の回路図、 第3図は従来例の差動増幅器の回路図である。 図において、 1,2,4,5は電流源、3は差動アンプ、6は電流源制御回
路、Q1〜Q23はトランジスタ、R1〜R11は抵抗、RC1,RC2,
RC1′,RC2′は負荷抵抗、Re1,Re2は帰還抵抗、Cはコン
デンサを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国井 昌樹 栃木県小山市城東3丁目28番1号 富士通 ディジタル・テクノロジ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−147610(JP,A) 特開 昭62−173807(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同じ値の負荷抵抗(RC1,RC2)を夫々コレ
    クタ側に有し、夫々のエミッタは接続されて第1の電流
    源(1)に接続され差動対を構成している第1,第2のト
    ランジスタ(Q1,Q2)の、夫々のベースを入力とし、夫
    々のコレクタを出力とする差動増幅器において、 コレクタ側に第1の抵抗(R3)を有し、且つエミッタ側
    は第2の抵抗(R2)を介して第2の電流源(2)に接続
    されている第3のトランジスタ(Q3)及び、エミッタ側
    は第3の抵抗(R1)を介して該第2の電流源(2)に接
    続されている第4のトランジスタ(Q4)を設け、且つ該
    第1の電流源(1)と該第2の電流源(2)とは電流を
    制御する制御線(4)で接続してカレントミラー回路と
    し、 且つ該第3,第4のトランジスタ(Q3,Q4)夫々のエミッ
    タを入力とし該制御線(4)を出力とする差動アンプ
    (3)を設けたことを特徴とする利得安定化差動増幅
    器。
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