JPH07101242A - 衝撃吸収ドアトリム - Google Patents

衝撃吸収ドアトリム

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Publication number
JPH07101242A
JPH07101242A JP5251448A JP25144893A JPH07101242A JP H07101242 A JPH07101242 A JP H07101242A JP 5251448 A JP5251448 A JP 5251448A JP 25144893 A JP25144893 A JP 25144893A JP H07101242 A JPH07101242 A JP H07101242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorbing
door
door trim
inner panel
metal reinforcement
Prior art date
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Pending
Application number
JP5251448A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Ichinose
信之 一瀬
Ryoichi Ishikawa
良一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH07101242A publication Critical patent/JPH07101242A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃吸収ドアトリムにおいて、車室内空間を
狭くすることなく衝撃吸収量を増加する。 【構成】 フロントサイドドアインナパネル14にはド
アトリム本体26が配設されており、ドアトリム本体2
6の衝撃吸収部28には金属製リインフォース32が付
着されている。金属製リインフォース32はドアトリム
本体26の乗員の肩部に対向する高さに設けられるとと
もに、フロントシートの前後方向の移動にともなう乗員
の肩部の移動範囲をカバーする長さに設定されている。
衝撃吸収部28の金属製リインフォース32には、クリ
ップ34が一体的に形成されており、クリップ34はそ
れぞれ先端に設けられた爪部34Aが、フロントサイド
ドアインナパネル14に穿設された一対の長孔38に嵌
合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のドア
の車室内側に設けられる衝撃吸収ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、車幅
方向からサイドドアに荷重が作用した場合に、乗員を保
護するために、ドアの車室内側に衝撃吸収ドアトリムを
設けた構造が知られており、その一例が実開平3−34
925号に示されている。
【0003】図7に示される如く、この衝撃吸収ドアト
リムでは、サイドドア70の中間パネル72に取付けた
緩衝材としての鉄板74が、ドアインナパネル76に穿
設された穴78に干渉しないように臨んでいる。
【0004】また、図8に示される如く、鉄板74の車
室内側面74Aは、ドアトリム80に対向しており、車
幅方向外側からサイドドア70に荷重(図8の矢印F)
が作用した場合には、ドアインナパネル76に中間パネ
ル72を固定しているステー82が座屈し、中間パネル
72がドアインナパネル76に緩衝するが、鉄板74が
車室内側に、ステー82と略等しい高さだけ突出して緩
衝領域を形成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この衝
撃吸収ドアトリムでは、鉄板74が、サイドドア70の
中間パネル72に固着されているため、鉄板74の製品
のばらつき、組付け誤差等を考慮すると、鉄板74の車
室内側面74Aとドアトリム80との隙間Lをある程度
確保する必要がある。このため、車室内空間が狭くなる
という不具合がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、車室内空間を
狭くすることなく衝撃吸収量を増加することができる衝
撃吸収ドアトリムを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る衝撃吸収ドアトリムは、ドアトリム本体に設けられ
た金属製リインフォースと、ドアトリム本体の前記金属
製リインフォースの前後方向両端部近傍の部位に突設さ
れドアインナパネルに嵌合する嵌合部と、を備えたこと
を特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムは、請求項1記載の本発明に係る衝撃吸収ドアト
リムにおいて、前記金属製リインフォースの前後方向両
端部に縦壁部を設けたことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムは、請求項1記載の本発明に係る衝撃吸収ドアト
リムにおいて、前記金属製リインフォースはドアトリム
本体の乗員の肩部と対向する高さに設けるとともに、シ
ートの前後方向の移動にともなう乗員の肩部の移動範囲
をカバーする長さに設定したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明に係る衝撃吸収ドアトリ
ムでは、ドアトリム本体に衝撃吸収部材である金属製リ
インフォースを設けたので、従来構造の様にドアトリム
と衝撃吸収部材との間に組付誤差等を考慮した隙間を形
成する必要がない。このため、車室内空間を狭くするこ
となく衝撃吸収量を増加することができる。また、ドア
トリム本体の金属製リインフォースの前後方向両端部近
傍の部位が、嵌合部によって、ドアインナパネルに嵌合
しているため、金属製リインフォースの前後方向両端部
が確実に支持され、これによって、金属製リインフォー
スの前後方向の乗員と当接する部位が確実に撓み衝撃吸
収が確実に行われる。
【0011】請求項2記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムでは、金属製リインフォースのドア前後方向両端
部に縦壁部を設けたので、金属製リインフォースのドア
前後方向両端部の剛性が向上し、これによって、金属製
リインフォースのドア前後方向の乗員と当接する部位が
確実且つ積極的に撓むため、更に衝撃吸収量を増加する
ことができる。
【0012】請求項3記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムでは、金属製リインフォースをドアトリム本体の
乗員の肩部の高さに設けるとともに、シートの前後方向
の移動にともなう乗員の肩部の移動範囲をカバーする長
さにし、金属製リインフォースを必要な箇所のみに設け
るため、金属製リインフォースによる重量増加を最小限
に抑えることができる。
【0013】
【実施例】本発明の衝撃吸収ドアトリムの一実施例につ
いて図1〜図5に従って説明する。
【0014】なお、図中矢印FRはドア前方方向を、矢
印UPはドア上方方向を、矢印INはドア幅方向内側を
示す。
【0015】図1に示される如く、フロントサイドドア
10は、フロントサイドドア10のドア幅方向外側部を
構成するフロントサイドドアアウタパネル12とフロン
トサイドドア10の車室内側部を構成するフロントサイ
ドドアインナパネル14とを備えている。フロントサイ
ドドアアウタパネル12のフロントサイドドアインナパ
ネル14側には、ベルトライン16に沿ってアウタリイ
ンフォース18が配設されており、アウタリインフォー
ス18は、サイドドアアウタパネル12とで前後方向に
延びる閉断面部20を構成している。
【0016】また、フロントサイドドアインナパネル1
4のフロントサイドドアアウタパネル12側には、アウ
タリインフォース18とドアガラス19を挟んで対向す
る部位にインナリインフォース22が配設されており、
インナリインフォース22は、フロントサイドドアイン
ナパネル14とで前後方向に延びる閉断面部24を構成
している。
【0017】フロントサイドドアインナパネル14の車
室内側には、ドアトリム本体26が配設されている。こ
のドアトリム本体26は、閉断面部24を覆う衝撃吸収
部28と、閉断面部24より下方の部位を覆うオーナメ
ント部30とで構成されている。
【0018】図2に示される如く、衝撃吸収部28のフ
ロントサイドドアインナパネル14側面28Aには、金
属製リインフォース32が付着されている。金属製リイ
ンフォース32は衝撃吸収部28に沿って湾曲した矩形
板状とされており、上端縁部と下端縁部が屈曲され衝撃
吸収部28から離間している。また、この金属製リイン
フォース32は、ドアトリム本体26の乗員の肩部に対
向する高さに設けられるとともに、図5に示される如
く、図示を省略したフロントシートの前後方向の移動に
ともなう乗員40の肩部40Aの移動範囲をカバーする
長さEに設定されている。
【0019】図4に示される如く、この金属製リインフ
ォース32のドア前後方向両端部には、フロントサイド
ドアインナパネル14側(図2参照)へ向けてそれぞれ
前縦壁部32Aと後縦壁部32Bとが設けられている。
【0020】図1に示される如く、衝撃吸収部28の金
属製リインフォース32のドア前後方向両端部近傍の部
位には、フロントサイドドアインナパネル14側へ向け
て嵌合部としての一対のクリップ34が一体的に形成さ
れている。この一対のクリップ34は、それぞれ先端に
設けられた爪部34Aが、フロントサイドドアインナパ
ネル14に穿設されたドア前後方向を長手方向とする一
対の長孔38に嵌合している。
【0021】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の衝撃吸収ドアトリムでは、ドアトリム本体26
の衝撃吸収部28に衝撃吸収部材である金属製リインフ
ォース32を設けたので、従来構造の様にドアトリムと
衝撃吸収部材との間に、等組付け誤差等を考慮して隙間
を形成する必要がない。このため、図2の想像線に示さ
れる如く、ドアトリム本体26の衝撃吸収部28と金属
製リインフォース32とが変形可能となり、衝撃吸収部
28とフロントサイドドアインナパネル14との距離が
100%クラッシャブルゾーンWとして利用できるとと
もに、上下方向のクラッシャブルゾーンHも広くなる。
このため、車室内空間を狭くすることなく衝撃吸収量を
増加することができる。
【0022】また、ドアトリム本体26の衝撃吸収部2
8の金属製リインフォース32の前後方向両端部近傍の
部位が、一対のクリップ34によって、フロントドアイ
ンナパネル14の一対の長孔38に嵌合しているため、
金属製リインフォース32の前後方向両端部が確実に支
持され、これによって、図5の想像線に示される如く、
金属製リインフォース32のドア前後方向の乗員と当接
する部位が確実に撓んで、衝撃吸収が確実に行われる。
【0023】また、本実施例の衝撃吸収ドアトリムで
は、金属製リインフォース32の前後方向両端部に前縦
壁部32A、後縦壁部32Bを設けたので、金属製リイ
ンフォース32の前後方向両端部の剛性が向上する。こ
れによって、金属製リインフォース32の前後方向の乗
員と当接する部位が確実且つ積極的に撓んで、更に衝撃
吸収量を増加することができる。
【0024】また、本実施例の衝撃吸収ドアトリムで
は、金属製リインフォース32をドアトリム本体26の
乗員40の肩部40Aの高さに設けるとともに、シート
の前後方向の移動にともなう乗員40の肩部40Aの移
動範囲をカバーする長さEにして、金属製リインフォー
ス32を必要な箇所のみに設けたため、金属製リインフ
ォース32による重量増加を最小限に抑えることができ
る。
【0025】なお、図6に示される如く、フロントドア
インナパネル14に金属製リインフォース32の前縦壁
部32A、後縦壁部32Bを挟み込む一対の支持ビード
を上下方向に沿って設けて、金属製リインフォース32
が前後方向へ逃げないようにしても良い。
【0026】また、本実施例では、金属製リインフォー
ス32をドアトリム本体26の衝撃吸収部28のフロン
トサイドドアインナパネル14側面28Aに付着した
が、これに代えて、金属製リインフォース32をドアト
リム本体26の衝撃吸収部28内に埋設しても良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る衝撃吸収ド
アトリムは、ドアトリム本体に設けられた金属製リイン
フォースと、ドアトリム本体の金属製リインフォースの
前後方向両端部近傍の部位に突設されドアインナパネル
に嵌合する嵌合部と、を備えた構成としたので、車室内
空間を狭くすることなく衝撃吸収量を増加することがで
きるという優れた効果を有する。
【0028】請求項2記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムは、金属製リインフォースの前後方向両端部に縦
壁部を設けたので、更に衝撃吸収量を増加することがで
きるという優れた効果を有する。
【0029】請求項3記載の本発明に係る衝撃吸収ドア
トリムは、金属製リインフォースはドアトリム本体の乗
員の肩部と対向する高さに設けるとともに、シートの前
後方向の移動にともなう乗員の肩部の移動範囲をカバー
する長さに設定したので、金属製リインフォースによる
重量増加を最小限に抑えることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衝撃吸収ドアトリムを
示すドア斜め前方内側から見た分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る衝撃吸収ドアトリムを
示す図1の2−2線に対応する断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る衝撃吸収ドアトリムを
示す図1の3−3線に対応する断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る衝撃吸収ドアトリムの
金属製リインフォースを示すドア斜め前方内側から見た
斜視図である。
【図5】本発明の一実施例に係る衝撃吸収ドアトリムを
示す概略平断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る衝撃吸収ドアトリム
を示す概略平断面図である。
【図7】従来例に係る衝撃吸収ドアトリムを示すドア斜
め前方内側から見た斜視図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【符号の説明】
10 フロントサイドドア 14 フロントサイドドアインナパネル 26 ドアトリム本体 28 衝撃吸収部 32 金属製リインフォース 32A 前縦壁部 32B 後縦壁部 34 クリップ(嵌合部) 38 長孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体に設けられた金属製リイ
    ンフォースと、ドアトリム本体の前記金属製リインフォ
    ースの前後方向両端部近傍の部位に突設されドアインナ
    パネルに嵌合する嵌合部と、を備えたことを特徴とする
    衝撃吸収ドアトリム。
  2. 【請求項2】 前記金属製リインフォースの前後方向両
    端部に縦壁部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    衝撃吸収ドアトリム。
  3. 【請求項3】 前記金属製リインフォースはドアトリム
    本体の乗員の肩部と対向する高さに設けるとともに、シ
    ートの前後方向の移動にともなう乗員の肩部の移動範囲
    をカバーする長さに設定したことを特徴とする請求項1
    記載の衝撃吸収ドアトリム。
JP5251448A 1993-10-07 1993-10-07 衝撃吸収ドアトリム Pending JPH07101242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5251448A JPH07101242A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 衝撃吸収ドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5251448A JPH07101242A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 衝撃吸収ドアトリム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07101242A true JPH07101242A (ja) 1995-04-18

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ID=17222983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5251448A Pending JPH07101242A (ja) 1993-10-07 1993-10-07 衝撃吸収ドアトリム

Country Status (1)

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JP (1) JPH07101242A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828804B1 (ko) * 2006-10-30 2008-05-09 현대자동차주식회사 차량의 도어 밀림방지용 후크구조
JP2021194947A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 マツダ株式会社 車両のサイドドア構造及びサイドドア製造方法

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