JPH07101186A - 可視記録カード - Google Patents

可視記録カード

Info

Publication number
JPH07101186A
JPH07101186A JP5245411A JP24541193A JPH07101186A JP H07101186 A JPH07101186 A JP H07101186A JP 5245411 A JP5245411 A JP 5245411A JP 24541193 A JP24541193 A JP 24541193A JP H07101186 A JPH07101186 A JP H07101186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
recording layer
recording
layer
total reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5245411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3381979B2 (ja
Inventor
Shohei Sone
庄平 曽根
Hiroshi Azuma
博史 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP24541193A priority Critical patent/JP3381979B2/ja
Publication of JPH07101186A publication Critical patent/JPH07101186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3381979B2 publication Critical patent/JP3381979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 カードの表面に、透明状態と不透明状態との
可逆変化を生じる合成樹脂材料からなる記録層3および
保護層4をこの順に有するカード10で、記録層3また
は保護層4の少なくとも1方に蛍光性色素を添加するに
あたり、記録層3が透明状態にあるときと不透明状態に
あるときの、JIS K 7105の20度鏡面光沢度
測定で受光角を0〜90度に変化させたときの全反射量
の差が、蛍光性色素を添加しないときの130%以上と
なるようにした可視記録カード。 【効果】 蛍光性色素を全反射量が増大するように添加
することにより、視認性が高く、見る方向によっても視
認性があまり変わらない可視画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定期券、入場許可証、
各種プリペイドカードなどの繰り返し使用されるカード
であって、可視画像を繰り返し表示および消去すること
が可能なカードに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】交通機関の定期券、催し会場や
建物への入場許可証などは、毎日繰り返し使用される
が、管理上不正乗車、不正入場をチエツクする手段がな
い。近年、一部で磁気カードによるチエツク法も採用さ
れつつあるが、チエツクの有無が目視できないため、装
置上のトラブルによるチエツクもれのおそれがあり、管
理者、利用者とも不便を感じていた。また各種プリペイ
ドカードにおいても、磁気カードやICカードが使用さ
れているが、記録内容が直接目視できないため、支払い
金額や残額を簡単にチエツクできず、使用者に対する内
容保証の点で問題があった。
【0003】そのため従来、カードに目視可能な記録を
行ない、またそれを消去する方法が提案されている。例
えば、合成樹脂母材の中に有機低分子物質を分散させ、
温度により透明状態と不透明(白濁)状態に変化する材
料(特開昭55−154198)を使用することが提案
されている。この材料は特定の温度域T1 から常温に冷
却されると透明になり、T1 よりも高い温度域T2 から
常温に冷却されると白濁する性質を有するため、それを
利用して可視画像を可逆的に印字・消去することができ
る。
【0004】このような透明状態と不透明状態とのコン
トラストで画像を形成する場合には、視認性を高めるた
め記録層の下に光反射層を設けることが知られている。
ところが、可視画像は見る方向によって視認性が大きく
変化し、見る角度によっては画像が見にくいという問題
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するものであって、カードの表面に、透明状態と不透
明状態との可逆変化を生じる合成樹脂材料からなる記録
層および保護層をこの順に有するカードにおいて、記録
層または保護層の少なくとも1方に蛍光性色素を添加す
るにあたり、記録層が透明状態にあるときと不透明状態
にあるときの、JIS K 7105の20度鏡面光沢
度測定で受光角を0〜90度に変化させたときの全反射
量の差が、蛍光性色素を添加しないときの130%以上
となるようにしたことを特徴とする可視記録カードであ
る。
【0006】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明
する。図1は本発明カードの一例の断面図、図2は全反
射量測定法を説明する図である。図1において、1はポ
リエチレンテレフタレートなどの合成樹脂シート、紙な
どからなる基材であって、この基材1の表面に、光反射
層2、記録層3、保護層4、記録表示窓6を形成するた
めの印刷層5を順次積層し、また裏面には磁気記録層
7、保護印刷層8を積層してある。
【0007】このカード10は、記録表示窓6の記録領
域を、サーマルヘツド、加熱スタンプ、加熱ロールなど
の加熱手段により温度T1 に加熱すると透明化する。こ
の透明化される温度T1 は記録層3の組成により異なる
が、通常特定な温度領域をもち、その温度幅は5℃以上
が必要とされる。5℃未満ではサーマルヘツドの温度制
御が困難なため安定した透明状態が得られにくい。次に
この記録領域内に透明化の温度領域と異なる温度T
2 (T2 >T1 )にてサーマルヘツド、加熱印判などに
て表示文字部のみ加熱してやれば、表示文字部のみ白濁
して目視可能な画像が形成される。
【0008】本発明においては、可視画像の鮮明度を上
げるために、記録層3または保護層4の少なくとも1方
に蛍光性色素を添加するが、記録表示層の透明状態と不
透明状態における全反射量差が、JIS K 7105
の20度鏡面光沢度測定で受光角を0〜90度に変化さ
せたときの全反射量にて測定評価したときに、蛍光性色
素を添加しないときの130%以上となるように蛍光性
色素の種類および添加量を設定したことを特徴としてい
る。
【0009】すなわち、図2に示すように、光源11よ
り投光角20度にて記録表示面に光線を照射し、その反
射光を受光器12にて受光角を0〜90度に変化させて
受光して反射光量を測定する。このときの反射光量の総
和を全反射量と定義し、この全反射量が蛍光性色素を添
加しないときの130%以上となるように蛍光性色素の
種類および添加量を設定する。
【0010】本発明において記録層3を構成する樹脂と
しては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、他の酢酸ビニル化合物、塩化ビニル系共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン系共重合体、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリメチル(メ
タ)アクリレートまたはその共重合体などが好ましい。
【0011】またこの樹脂中に分散させる有機低分子物
質としては、高級脂肪酸、ジカルボン酸、脂肪酸エステ
ル、アルコール、ケトン、エーテル、あるいはこれらの
誘導体などがある。の少なくとも一種と脂肪族飽和ジカ
ルボン酸及びその誘導体の少なくとも一種が用いられ
る。これらの材料は、例えば70〜100℃(T1 )に
加熱すると透明になり、常温まで冷却しても透明状態を
維持するが、100℃を越える温度(T2 )から常温に
冷却すると白濁(不透明化)するので、温度条件によっ
て可逆的に画像の形成、消去を行うことができる。
【0012】また保護層4としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリサルフオン、ポリフエニレンサルフアイ
ド、ポリアリレート、ポリエーテルサルフオン、ポリイ
ミド、アクリル樹脂などの耐熱性が高い樹脂の透明フイ
ルムを貼り合わせたり、紫外線硬化塗料を塗布して形成
する。また、光反射層2としてはアルミ、錫などの蒸着
層あるいは箔、またはアルミ粉などを混ぜた塗料を用い
ることができる。
【0013】蛍光性色素としてはペリレン、ピラゾロ
ン、キノフタロンなどの黄色染料、アンスラキノン、ベ
ンゾピラン、アゾ染料などの赤色染料、その他、緑、
青、紫などの染料を用いることができる。蛍光性色素の
添加量は、色素の種類、記録層3の厚さなどにより異な
るが、一般には樹脂100重量部に対し0.2重量部以
上とする。
【0014】
【実施例】
(実施例1)あらかじめ裏面に磁気塗料を10μm厚に
塗布した188μm厚のポリエチレンテレフタレート樹
脂フイルムの表面にアルミ蒸着し、その上に記録層を1
0μm厚にコーテイングした。記録層を構成する樹脂と
して 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(日信化学 MRP−TS) …100重量部 ベヘン酸 … 30重量部 ドデカンジカルボン酸 … 15重量部 ペリレン系蛍光染料 …0.3重量部 をテトラヒドロフランに溶解しアルミ蒸着層の上に塗布
し、加熱乾燥したのち10μm厚とする。
【0015】その上に2μm厚のポリエチレンテレフタ
レート樹脂保護フイルムを貼付け、記録層3側に記録表
示窓6を形成するための印刷5をし、また、磁気層側に
は保護印刷層8を設けた後カード状に打抜き、カードを
作成した。ここで得られたカードは記録層3が加熱によ
り透明・不透明(白濁)を繰返すもので、85℃から常
温に冷却することにより透明、110℃から常温に冷却
することにより不透明となる。
【0016】(実施例2)ペリレン系蛍光染料の添加量
を0.2重量部とする以外は実施例1と同様にしてカー
ドを作成した。 (比較例1)ペリレン系蛍光染料の添加量を0.1重量
部とする以外は実施例1と同様にしてカードを作成し
た。 (比較例2)ペリレン系蛍光染料を添加しない他は実施
例1と同様にしてカードを作成した。
【0017】以上のようにして得られたカードを85℃
から常温に冷却して記録層3を透明にしたときと、11
0℃から常温に冷却して不透明にした時の全反射量を測
定し、透明時と不透明時の全反射量差を計算した。ま
た、それぞれのカードの記録層3を透明にしたのち、サ
ーマルヘツドにて印字エネルギー2J/cm2 にて文字
を印字した。これらの印字された文字の鮮明度を目視評
価した。その結果を表1に示す。全反射量差は、比較例
2の蛍光染料を添加しない場合の全反射量差を100と
したときの比率で表示した。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示す結果から、全反射量差が蛍光染
料を添加しない場合と比較して130%以上に蛍光染料
の添加量を選択すれば、高い鮮明度の可視記録カードが
得られることが分かる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、蛍光性色素を全反射量
が増大するように添加することにより、視認性が高く、
見る方向によっても視認性があまり変わらない可視画像
の表示が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カードの一例の断面図。
【図2】全反射量測定法を説明する図。
【符号の説明】
1 基材 2 光反射層 3 記録層 4 保護層 6 記録表示窓 10 可視記録カード 11 光源 12 受光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/36 G06K 19/10 G06K 19/00 R

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの表面に、透明状態と不透明状態
    との可逆変化を生じる合成樹脂材料からなる記録層およ
    び保護層をこの順に有するカードにおいて、記録層また
    は保護層の少なくとも1方に蛍光性色素を添加するにあ
    たり、記録層が透明状態にあるときと不透明状態にある
    ときの、JIS K 7105の20度鏡面光沢度測定
    で受光角を0〜90度に変化させたときの全反射量の差
    が、蛍光性色素を添加しないときの130%以上となる
    ようにしたことを特徴とする可視記録カード。
JP24541193A 1993-09-30 1993-09-30 可視記録カード Expired - Fee Related JP3381979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24541193A JP3381979B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 可視記録カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24541193A JP3381979B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 可視記録カード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07101186A true JPH07101186A (ja) 1995-04-18
JP3381979B2 JP3381979B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=17133258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24541193A Expired - Fee Related JP3381979B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 可視記録カード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3381979B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142037A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Ricoh Co Ltd 可逆性感熱記録媒体
US5981428A (en) * 1996-09-27 1999-11-09 Hitachi Maxell, Ltd. Reversibly changeable heat-sensitive recording medium
JP2001172120A (ja) * 1999-11-12 2001-06-26 L'oreal Sa 蛍光物質と特定のフィラーを含有する組成物及びその用途
US6471129B2 (en) * 1997-10-17 2002-10-29 Micron Technology, Inc. Method of fabricating a remote intelligent communications device
JP2013045346A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Dainippon Printing Co Ltd カード、カードの製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142037A (ja) * 1995-11-17 1997-06-03 Ricoh Co Ltd 可逆性感熱記録媒体
US5981428A (en) * 1996-09-27 1999-11-09 Hitachi Maxell, Ltd. Reversibly changeable heat-sensitive recording medium
US6471129B2 (en) * 1997-10-17 2002-10-29 Micron Technology, Inc. Method of fabricating a remote intelligent communications device
US6666379B2 (en) 1997-10-17 2003-12-23 Micron Technology, Inc. Method of fabricating a wireless radio frequency identification device
JP2001172120A (ja) * 1999-11-12 2001-06-26 L'oreal Sa 蛍光物質と特定のフィラーを含有する組成物及びその用途
JP2013045346A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Dainippon Printing Co Ltd カード、カードの製造方法
US9104949B2 (en) 2011-08-25 2015-08-11 Dai Nippon Printing Co., Ltd Card and card manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3381979B2 (ja) 2003-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07101186A (ja) 可視記録カード
JPH082116A (ja) 可逆性感熱記録媒体および磁気カード
JP2857671B2 (ja) 可視記録カード
JPH0664314A (ja) 感熱記録媒体
JP4357670B2 (ja) リライタブルカード
JP3347192B2 (ja) 可視記録媒体
JP2563339Y2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JP3078879B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP2930502B2 (ja) 可視記録媒体
JPH07266755A (ja) カード
JP3315811B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3007761B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH0768986A (ja) 可視記録媒体
JP3164653B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH02145381A (ja) 情報を含有する複合層
JP3606629B2 (ja) 可逆性感熱記録材料および情報記録方法
JPH02175280A (ja) 反復熱記録材料
JP3167448B2 (ja) 可逆性感熱記録材料
JP3689176B2 (ja) 可逆性感熱記録材料組成物およびそれを用いたプリペイドカード
JP3605524B2 (ja) リライタブルカード
JPH04299195A (ja) カード
JP2587473Y2 (ja) 磁気記録媒体
JP2602194Y2 (ja) 可逆性感熱記録媒体
JPH0789264A (ja) 受付カード
JPH07290839A (ja) 熱可逆性記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees