JPH07101137A - 凹凸模様を形成できるデコパージュ用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体感のあるデコパージュを簡単に作れるょ
うにしたものである。 【構成】 千代紙、和紙、プリント紙等２の用紙を印刷
するさいに、図柄の一部にコウティング液３をはじく薬
品を刷り込んでおき、デコパージュの表面に凹凸を作り
立体感をだしたことを特徴としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は千代紙、和紙、プリン
ト紙等２の用紙を印刷するさいに、図柄の一部にコウテ
ィング液３をはじく薬品を刷込んでおき、デコパージュ
に使用した場合表面に凹凸が出来るようにしたものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】デコパージュとは紙に描かれた模様や絵
を切抜き、物の表面を飾る技法の事をいい、その上にコ
ーティング液３を塗り重ねることにより美しい光沢が出
てくる。室内装飾品やアクセサリーなどとして広く用い
られている。粘土を入れて立体感を出したり、薬剤を使
ってひび割れをつくりアンティック調にするなど多種の
技法があるがいずれも技術の習得や熟練を必要とする。
一般的には千代紙や和紙、プリント紙等２から好みの図
柄を切抜き、物に貼りコーティング液３を塗り作品に仕
上げる基本的技法が簡単であるために普及しており、上
記の方法にくらべて作品は単純ではあるが図柄の美しさ
を楽しむ事ができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の基本的技法では
図柄の平面的な美しさしか追求出来ない。基本的な技法
で立体感が出せないか。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】上記の目的を達成するため
本発明は、千代紙、和紙、プリント紙等２を印刷する際
に、図柄の一部にコーティング液３忌避剤４を刷り込ん
でおく。

【０００５】

【作用】コーティング液３を塗ると忌避剤４が刷り込ま
れている所からはじかれ、コーティング液３が忌避剤４
の刷り込まれていないところに集まり凹凸が出来る。な
おデコパーシュ以外の用途に使用する場合には、従来の
方法で印刷された千代紙、和紙、プリント紙と何等変わ
ること無く使用できる。

【０００６】

【発明の効果】本発明はコウティング液３を塗り自然に
乾燥させることを繰り返す基本的な技法だけで立体感の
ある作品を作り出す事ができる。コーティング液３が不
均一につくことによりコウティング液３が厚くついた箇
所では色合に深みが出る。全体的な図柄に凹凸を浮き出
させたり、強調したい部分に凹凸をつくるなど印刷時の
工夫次第で今までに無い作品を生み出す事ができ、デコ
パージュに新たな趣向をもたらす。

【０００７】

【実施例】千代紙、和紙、プリント紙等２を印刷するさ
いに図柄の一部に忌避剤としてシリコン系塗料をあらか
じめ刷り込んでおくことを特徴とする凹凸模様を形成で
きるデコパージュ用千代紙、和紙、プリント紙。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を実施したデコパージュの縦断側面図

【図２】従来手法のデコパージュの縦断面図

【符号の説明】

１アルミ板 ２和紙 ３水溶性アクリル樹脂 ４シリコン系塗料

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 千代紙、和紙、プリント紙等（２）を印
   刷するさいに図柄の一部にコウティング液（３）の忌避
   剤（４）を刷込む。