JPH07101037A - 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ - Google Patents

熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ

Info

Publication number
JPH07101037A
JPH07101037A JP5245755A JP24575593A JPH07101037A JP H07101037 A JPH07101037 A JP H07101037A JP 5245755 A JP5245755 A JP 5245755A JP 24575593 A JP24575593 A JP 24575593A JP H07101037 A JPH07101037 A JP H07101037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
thermal transfer
holding member
printing
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5245755A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5245755A priority Critical patent/JPH07101037A/ja
Publication of JPH07101037A publication Critical patent/JPH07101037A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 予めヒータ63によりシャッタ保持部材60
を介して80℃に加熱された合成樹脂製のシャッタ部材
5に、接着剤層及び印刷層を設けた熱転写フィルタ10
を重ね合わせた後、熱転写ヘッド40によって、該熱転
写フィルタ10をシャッタ部材5の印刷面に加熱圧着す
ることによって、該熱転写フィルム10の接着剤層を溶
融させ、印刷層を上記印刷面に残し印刷を行う。 【効果】 合成樹脂製の被転写印刷物を変形することな
く高品質の多色印刷を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写印刷方法及びデ
ィスクカートリッジに関し、特に、合成樹脂製のシャッ
タに熱転写印刷を施すための熱転写印刷方法及びこの熱
転写印刷方法により多色印刷が施される合成樹脂製のシ
ャッタを備えるディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク、磁気ディスク、光
磁気ディスク等の円盤状記録媒体は、例えば図4に示す
ように、上下一対をなす方形状のカートリッジハーフ
2、3を組み合わせたカートリッジ本体1内に回転自在
に収納されていた。このように、円盤状記録媒体4をカ
ートリッジ本体1内に封装することによって、円盤状記
録媒体4の表面に埃が付着したり傷が付くことを防止し
ていた。
【0003】また、このカートリッジ本体1には、円盤
状記録媒体4の信号領域の一部を内外周に亘って外方へ
と臨ませる情報信号記録再生用の開口部が設けられてい
る。この情報信号記録再生用開口部は、内部に埃等が進
入して円盤状記録媒体4の表面に付着することを防止す
るため、未使用時にはカートリッジ本体1に沿って移動
自在なシャッタ部材5によって閉塞されている。
【0004】このシャッタ部材5としては、薄い金属板
を打ち抜き折曲して形成したものや、ポリアセタール
(POM)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテ
レフタレート(PBT)といった樹脂を射出成形法にて
形成したもの、或は、塩化ビニール(PBC)、ポリカ
ーボネート(PC)、ナイロンといった厚さ0.2〜
0.4mm程度の薄板を打ち抜きそれを加熱し折り曲げ
て形成したものが使用されている。このシャッタ部材5
は、情報信号記録再生用開口部を開閉する一対のシャッ
タ部とこれらシャッタ部の基端側を連結する連結部とか
ら構成され、全体断面コ字状に形成されている。
【0005】シャッタ部材5には、この図4に示すよう
に、一方のシャッタ部の表面にメーカ名、品名或いは型
名6が印刷されている。もっぱら機能面から設けられる
これらメーカ名、品名或いは型名6は、従来、シルクス
クリーン印刷方法或いはパッド印刷方法等の直接印刷方
法によって形成されていた。ところで、最近のディスク
カートリッジは、差別性の向上を図るため装飾処理が施
されるようになってきており、シャッタ部材5に印刷形
成されたメーカ名、品名或いは型名6を多色で構成した
り、或いは円盤状記録媒体4に記録された情報信号の内
容を表示する絵柄7なども印刷形成されるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ィスクカートリッジのシャッタ部材のような印刷物にシ
ルクスクリーン印刷方法或いはパッド印刷方法等の直接
印刷方法により、多色印刷を行おうとすると、使用色に
対応して多数の印刷製版を必要とするため、多色になる
にしたがって、版ずれによる印刷精度の低下或いは印刷
工数、印刷コストが増加する。このため、上記シャッタ
部材のような印刷物には、多色印刷を施すといってもせ
いぜい2色程度が用いられるにすぎず、到底自他識別性
のある装飾等は期待することができない。
【0007】上述した直接印刷方法の問題点を解決する
ため、例えば図5に示す熱転写フィルム10を用いた熱
転写印刷方法が考えられた。この熱転写フィルム10
は、ポリエステルやポリオレフィン等のベースフィルム
11上に塩化ビニルや酢酸ビニル共重合体樹脂を用いた
透明な剥離層(保護層)12を形成し、この剥離層12
上に文字、絵柄等の印刷層13を印刷形成した後、これ
ら印刷層13を被覆するようにして感熱接着剤層14を
形成してなる。この熱転写フィルム10を被印刷物の印
刷面に重ね合わせた後、熱転写ヘッドによって熱転写フ
ィルム10を被転写印刷物に加圧すると感熱接着剤層1
4が溶融されて印刷層13及び剥離層12とが被転写印
刷物に転写され、しかる後ベースフィルム11を剥離す
ることによって、熱転写フィルム10に形成した文字、
絵柄等の印刷が行われる。この熱転写フィルム10を用
いた熱転写印刷方法によれば、比較的簡単な方法によっ
て多色の文字、絵柄等を被印刷物に印刷形成することが
できるため、コスト要求が厳しくかつ装飾的処理も要求
される、製品、部品等に適用して極めて好適である。
【0008】しかしながら、製品、部品等に多色印刷を
施す際に有効な上述した熱転写フィルムを用いた熱転写
印刷方法で、合成樹脂製の例えばシャッタ等の印刷物に
熱転写を施すと、熱転写用ヘッドの熱がこれら薄膜の合
成樹脂製シャッタを変形させてしまったりする。このた
め、合成樹脂製のシャッタに多色高品質の絵柄等を印刷
することは困難であった。
【0009】また、このように多色高品質の絵柄等の印
刷が困難であったシャッタでは、シャッターの装飾性を
高めたいというユーザの欲求に対応できず、シャッタ及
び該シャッタを使用したディスクカートリッジの商品価
値を高めることができなかった。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、合成樹脂製の被転写印刷物への多色高品質な絵
柄等の印刷を実現する熱転写印刷方法及びこの熱転写印
刷方法により多色高品質な絵柄等が印刷されたシャッタ
を備えるディスクカートリッジの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱転写印刷
方法は、合成樹脂製の被転写印刷物を予め加熱して所定
の温度まで上昇させる加熱工程と、上記加熱工程の後に
被転写印刷物上に重ね合わせた転写フィルムを加圧し
て、該転写フィルムの接着剤層及びインク層を被転写印
刷物上に転写する加圧転写工程とを有することを特徴と
する。
【0012】この場合、上記加熱工程は上記合成樹脂製
の被転写印刷物を50℃乃至該合成樹脂製の被転写印刷
物の熱変形温度以下まで加熱することを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るディスクカートリッジ
が備えるシャッタは、予め50℃乃至熱変形温度以下ま
で加熱された後、接着剤層及び印刷層が設けられた転写
フィルムを加圧することにより多色印刷が施される合成
樹脂製のシャッタであることを特徴とする。
【0014】
【作用】合成樹脂製の被転写印刷物を予め加熱し50℃
乃至該合成樹脂製の被転写印刷物の熱変形温度以下まで
上昇させた後に、被転写印刷物上に重ね合わせた転写フ
ィルムを加圧するので、該転写フィルムの接着剤層及び
印刷層を被転写物上に確実に転写するのでき、多色高品
質な絵柄等を印刷できる。
【0015】また、このような多色高品質な絵柄等が印
刷され、シャッタの装飾性を高めたいというユーザの欲
求に対応できるシャッタを備えたディスクカートリッジ
は、商品価値が高められる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る熱転写印刷方法を適用し
た熱転写印刷装置を具体的な実施例とし、図面を参照し
て詳細に説明する。
【0017】この実施例となる熱転写印刷装置は、図1
に示すように、厚さ0.3mmのポリカーボネート(P
C)の薄板を打ち抜きそれを加熱し折り曲げて形成した
ディスクカートリッジのシャッタ部材5の一方のシャッ
タ部にメーカ名、品名或いは図4に示す型名等の文字6
や適宜の図、絵柄7を熱転写フィルム10を用いて多色
印刷する熱転写印刷装置30である。
【0018】この熱転写印刷装置30は、空圧或は油圧
によって駆動される縦型プレス装置によって構成される
熱転写ヘッド駆動機構31と、この熱転写ヘッド駆動機
構31のラム32の先端に取り付けられた熱転写ヘッド
40と、熱転写ヘッド駆動機構31の本体部に配設され
たヒータコントロール装置55と、シャッタ部材5を保
持して被転写印刷物保持機構を構成するシャッタ保持部
材60と、ロール状の熱転写フィルム10を熱転写ヘッ
ド駆動機構31へ供給する熱転写フィルム供給ガイド機
構70とから構成されている。
【0019】なお、この実施例熱転写印刷装置30に使
用される熱転写フィルム10及びこの熱転写フィルム1
0に印刷形成された多色の文字6、絵柄7が熱転写され
るディスクカートリッジのシャッタ部材5とは、上述し
た従来の熱転写印刷装置の説明に際して、図4及び図5
を参照して説明したものと同一であるため、以下その構
成並びに作用等の詳細は省略する。
【0020】熱転写ヘッド駆動機構31は、空圧或いは
油圧によってラム32、換言すれば熱転写ヘッド40を
上下方向に駆動する。この熱転写ヘッド駆動機構31よ
って駆動される熱転写ヘッド40は、下面側の中央部分
が膨出された円弧面として構成された本体部41とこの
本体部41の円弧面に接合された耐熱性の弾性部材42
とから構成されている。本体部41には、この本体部4
1をヒータコントロール装置55によって所定の温度に
温度制御する熱転写ヘッド用ヒータ43が内蔵されてい
る。また、弾性部材42は、例えばショアゴム硬度70
程度のシリコンゴムによって形成され、中央部の曲率を
本体部41の円弧面の中央部の曲率よりも大とするよう
に肉厚とすることによって熱転写ヘッド40のヘッド面
を円弧面として構成している。
【0021】実施例熱転写印刷装置30は、熱転写ヘッ
ド駆動機構31を構成する縦型プレス装置のベット33
部分を搬送路の一部として構成し、この搬送路に沿って
シャッタ保持部材60が移動動作される。このシャッタ
保持部材60は、熱伝導性の高い金属によって中空部6
1を有するボックス状に形成されている。このシャッタ
保持部材60の底面部には、断熱シート62が貼着され
るとともに中空部61を構成する左右側面部にはヒータ
63がそれぞれ内蔵されている。ヒータ63は、後述す
るヒータコントロール装置52によって、シャッタ保持
部材60を例えば80℃に温度制御する。シャッタ保持
部材60は、前記断熱シート62によって、ヒータ63
の熱がベッド33へ伝導されるのを防いでいる。
【0022】このシャッタ保持部材60の上面と中空部
61との厚みは、シャッタ部材5の連結部の高さとほぼ
等しく、また中空部61の幅もシャッタ部材5のシャッ
タ部の幅とほぼ等しい。したがって、シャッタ部材5
は、前工程において1個ずつ、一方のシャッタ部をシャ
ッタ保持部材60の上面に沿わせまた他方のシャッタ部
を中空部61に挿入するようにしてこのシャッタ保持部
材60に装着することによって保持される。このように
してシャッタ保持部材60に装着保持されたシャッタ部
材5は、上面側のシャッタ部の主面が印刷面とされる。
【0023】なお、実施例熱転写印刷装置30において
は、シャッタ部材5をシャッタ保持部材60に装着保持
するとともにこのシャッタ保持部材60を搬送路に沿っ
て搬送移動させるようにして自動印刷を行うように構成
したが、例えばシャッタ保持部材60を熱転写ヘッド駆
動機構31を構成する縦型プレス装置のベット33の所
定位置、すなわち熱転写ヘッド40の中心軸上に対応位
置してシャッタ部材5の印刷面に熱転写印刷を行う位置
(以下熱転写印刷位置Hという。)に固定配置し、この
シャッタ保持部材60の中空部61にシャッタ部材5を
装着保持するようにして熱転写印刷を行うようにしても
よいことは勿論である。
【0024】シャッタ部材5を装着保持したシャッタ保
持部材60は、図示しない搬送駆動機構によって所定の
間隔で搬送路を熱転写ヘッド駆動機構31に対応する熱
転写印刷位置Hまで搬送される。
【0025】次に、シャッタ部材5及びシャッタ保持部
材60について、該シャッタ保持部材60がシャッタ5
を保持した状態の斜視図である図2を参照しながら説明
する。すなわち、シャッタ部材5は、シャッタ保持部材
60によりベッド33上に支持されて、一側面の転写面
5aに印刷が施されるようになっている。このシャッタ
保持部材60は上述したように熱伝導性のよい金属によ
り中空部61を有する箱形に作られていて、該箱形のシ
ャッタ保持部材60の上面板64を挟むようにして、コ
字上のシャッタ部材5を取り付けるようになっている。
【0026】また、シャッタ保持部材60の底面部には
上述したように断熱シート62が接着されている。ま
た、シャッタ保持部材60は、左右両側部に設けたネジ
65、66によりベッド33上に固定されている。ま
た、上記ヒータ63は、シャッタ保持部材60の左右両
側板67、68内に内蔵されており、これら左右両板6
7、68、上面板64を介して、該上面板64を挟んだ
状態で取り付けられているシャッタ部材5を予熱するよ
うになっている。
【0027】ここで、上記シャッタ保持部材60には、
ヒータ63の他に、サーモセンサ51が内蔵されてい
る。このサーモセンサ51で検出された温度値により、
ヒータコントロール装置52がヒータ63の温度を制御
する。そして、この熱転写印刷装置30では、ヒータ6
3がヒータコントロール装置52によりシャッタ保持部
材60を例えば80℃に温度制御している。
【0028】これはシャッタ保持部材60への加熱温度
と、その転写率とを求めた結果から導き出した値であ
る。すなわち、このシャッタ保持部材60の加熱温度に
対する転写率の特性を示す図3により、加熱温度が80
℃を越えると転写率は100%となるためである。
【0029】なお、この図3で示した転写率とは、30
mm×20mmの面積に図柄を転写し、その図柄の何%
が転写されたかを表したものである。したがって、この
図3によれば、加熱温度が50℃の場合、転写率が約3
5%〜40%となる。この約35%〜40%という転写
率の値は、絵柄を小さくすれば転写が可能な範囲といえ
る。
【0030】加熱温度が80℃を越えると転写率は10
0%となり、ほぼ全面積の転写が可能となるが、シャッ
タ部材5はPC製であるので、PCの熱変形温度140
℃以上においては、該シャッタ部材5の表面が波うつ等
変形してしまい商品的な劣化が生じてしまう。
【0031】このため、シャッタ保持部材60の加熱温
度としては、50℃〜シャッタの熱変形温度以下という
ことになる。特に、好ましくは80℃以上で熱変形温度
より15℃程低めの温度が良い。これは、100%の転
写率を確保することと、PCのような合成樹脂成形品
(射出成形及び折り曲げ成形によって形成される)は、
加熱、もしくは溶融等の手法により形づくられており、
製品内部に熱による歪を残留させていることによる。す
なわち、熱による歪が残留している製品に熱変形温度と
同等もしくはそれ以上の熱を加えることにより、初期の
形状が維持できなくなることがあるためである。
【0032】ここで、シャッタ保持部材60は、上述し
たように熱伝導性のよい金属により形成されている。こ
のため、シャッタ保持部材60が保持したシャッタ部材
5には、該シャッタ保持部材60に加えられた熱がその
まま伝導され、熱損失はほとんどないものとする。すな
わち、シャッタ保持部材60を80℃に加熱することに
より、シャッタ部材5の温度も80℃に上昇できる。
【0033】このようにして80℃の温度にされたシャ
ッタ部材5の転写面5aに、感熱接着剤14及び印刷層
13が設けられた熱転写フィルム10を押し付ければ、
熱転写フィルム10の感熱接着剤層14は適度に溶け
て、シャッタ部材5に接着される。
【0034】しかる後、熱転写フィルム10のベースフ
ィルム11を剥離すれば、感熱接着剤層14、印刷層1
3、剥離層12がシャッタ部材5に残って、図4に示し
たようにシャッタ部材5の転写面の表面に品名、メーカ
ー名、絵柄等の多色印刷が施された状態になり、これを
カートリッジ本体に組み付けることにより、ディスクカ
ートリッジが構成される。
【0035】また、熱転写印刷装置30によって、シャ
ッタ部材5に印刷された品名、メーカー名、絵柄等は、
多色高品質であるので、このPC製のシャッタ部材5
は、シャッタの装飾性を高めたいというユーザの欲求に
対応でき、このようなシャッタ部材5を備えるディスク
カートリッジは、商品価値が高められる。
【0036】なお、本発明に係る熱転写印刷方法の実施
例では、熱転写ヘッド40で熱転写フィルム10を加熱
しながら加圧する構成としたが、シャッタ部材5の予熱
で熱転写フィルム10を加熱し、該熱転写フィルム10
の感熱接着剤層14を溶かすことにより、熱転写ヘッド
40側から熱転写フィルム10を加熱しなくとも済むよ
うにしてもよい。
【0037】また、上記実施例では、被転写印刷物とし
てディスクカートリッジに設けられる合成樹脂製のシャ
ッタ部材を考慮したが、もちろん、合成樹脂製のもので
あれば、シャッタ部材に適用が限定されるものではな
い。
【0038】また、上記熱変形温度は、使用される合成
樹脂の種類により異なることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る熱転写印刷方法は、合成樹
脂製の被転写印刷物を予め加熱し50℃乃至該合成樹脂
製の被転写印刷物の熱変形温度以下まで上昇させた後
に、被転写印刷物上に重ね合わせた転写フィルムを加圧
するので、熱転写用ヘッドから加えられる熱の影響を受
けないように転写フィルムを迅速に加熱し、該転写フィ
ルムの接着剤層及び印刷層を被転写物上に確実に転写す
るので、合成樹脂製の被転写印刷物を変形することなく
高品質な多色印刷を行うことができる。
【0040】また、本発明に係るディスクカートリッジ
は、上記熱転写印刷方法により装飾性を高めたいという
ユーザの欲求に対応できる多色高品質な絵柄等が印刷さ
れた合成樹脂性のシャッタを備えるので、商品価値が高
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写印刷方法を適用した実施例
となる熱転写印刷装置の側面図である。
【図2】実施例となる熱転写印刷装置のシャッタ保持部
材の斜視図である。
【図3】図2に示しシャッタ保持部材に加える熱と転写
率との関係を示す特性図である。
【図4】ディスクカートリッジの斜視図である。
【図5】熱転写フィルムの要部断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・熱転写フィルム 30・・・・・熱転写印刷装置 31・・・・・熱転写ヘッド駆動機構 32・・・・・ラム 33・・・・・ベッド 40・・・・・熱転写ヘッド 41・・・・・本体部 42・・・・・弾性部材 43・・・・・熱転写ヘッド用ヒータ 55・・・・・ヒータコントロール装置 60・・・・・シャッタ保持部材 61・・・・・中空部 62・・・・・断熱シート 63・・・・・ヒータ 70・・・・・熱転写フィルム供給ガイド機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 23/38 B 7177−5D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の被転写印刷物を予め加熱し
    て所定の温度まで上昇させる加熱工程と、 上記加熱工程の後に被転写印刷物上に重ね合わせた転写
    フィルムを加圧して、該転写フィルムの接着剤層及びイ
    ンク層を被転写印刷物上に転写する転写工程とを有する
    ことを特徴とする熱転写印刷方法。
  2. 【請求項2】 上記加熱工程は上記合成樹脂製の被転写
    印刷物を50℃乃至該合成樹脂製の被転写印刷物の熱変
    形温度以下まで加熱することを特徴とする請求項1記載
    の熱転写印刷方法。
  3. 【請求項3】 予め50℃乃至熱変形温度以下まで加熱
    された後、接着剤層及び印刷層が設けられた転写フィル
    ムの加圧により多色印刷が施される合成樹脂製のシャッ
    タを備えることを特徴とするディスクカートリッジ。
JP5245755A 1993-09-30 1993-09-30 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ Withdrawn JPH07101037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5245755A JPH07101037A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5245755A JPH07101037A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07101037A true JPH07101037A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17138321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5245755A Withdrawn JPH07101037A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07101037A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273741A (zh) * 2013-06-03 2013-09-04 青岛海刚烫印设备制造有限公司 微型塑料盒自动烫金机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103273741A (zh) * 2013-06-03 2013-09-04 青岛海刚烫印设备制造有限公司 微型塑料盒自动烫金机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3312435B2 (ja) 熱転写印刷方法及び熱転写印刷装置
JPH09300678A (ja) 記録装置
JP3428386B2 (ja) 転写画像形成装置
JPH07101037A (ja) 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ
JPS61217275A (ja) サ−マルプリンタ
JPH07304157A (ja) 熱転写印刷方法及び熱転写印刷装置
JPS61252183A (ja) サ−マルプリンタ
JPH07108778A (ja) 熱転写印刷方法及びディスクカートリッジ
JP3398399B2 (ja) 熱転写印刷方法及び熱転写印刷装置
JP2576501Y2 (ja) 熱転写装置
JPH07304247A (ja) 熱転写印刷用フィルム
JPH01215581A (ja) 接着性表示体の作成方法
JP3411801B2 (ja) インク転写プリンタ
JP3306462B2 (ja) 熱転写装置
JP2537095Y2 (ja) 印字テープ
JPH0550629A (ja) ダイレクト感熱記録用サーマルヘツド
JP2891027B2 (ja) 画像転写装置
JP2570125B2 (ja) 熱転写式記録装置
JPH06286292A (ja) 熱転写による合成樹脂板への印刷方法
JPS61227090A (ja) 感熱記録媒体
JP3021788B2 (ja) テープ印刷装置
JPH03130185A (ja) 記録装置
JPH031978A (ja) インクリボン、インクリボンカセット、および該インクリボンを用いる記録装置
JPH0542692A (ja) 熱記録装置
JPS6327275A (ja) 熱転写プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001226