JPH03130185A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリンタ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、ワイヤートッドプリンタに代表されるインパクト
プリンタは安価であり、種々の記録紙に印字できること
で広く普及している。

また、低騒音にして小型化が可能であることから、熱転
写方式の記録装置も広く普及している。

この方式は、熱溶融性インクをベースシート上に塗布し
たインクリボンを記録へクドで画像パターン状に加熱し
、溶融したインクを記録紙上に転写するもので、ＯＨＰ
シートなどのポリエステルシートにも印字可能である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、ワイヤーにより衝撃印字を行なうワイヤートッ
ドプリンタの場合、ワイヤー径を細くすると印打衝撃に
より折れが生じるため、ワイヤー径を細くするには限界
がある。このため、ワイヤートッドの場合、ワイヤート
ッドの径を細くし解像度をあげ美しい印字を行なうこと
ができない。

また、インクは記録紙への浸透により転写されるため、
ＯＨＰ等インクが浸透できない記録媒体ではインクを弾
いてしまい印字できたい。

熱転写方式の記録装置では、溶融したインクが記録媒体
に接着することにより転写するため、ＯＨＰ等平滑度の
よい記録にも印字可能である。

しかし、平滑度の悪い記録媒体に転写すると、転写でき
ない部分を生じる。また、記録へンドが熱履歴を受ける
ため、応答速度が遅い。また、インクリボンと記録紙を
密着させて、転写するため、余白に汚れを生じやすい。

本発明は、上記問題点を解消し、精細なワイヤーで弱い
衝撃印打により記録媒体にインクを転写し、また、イン
クを浸透しない記録媒体や平滑度の悪い記録媒体にも美
しい印字が可能な記録装置を提供することを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、第一の発明である記録装置では、ワイヤー印打の直前
に熱溶融インクをヒーターで加熱する構成としている。

また、第二の発明である記録装置では印打するワイヤー
に応じて、これに対応したヒーターを選択的に加熱する
構成としている。

また、第三の発明である記録装置では印打するワイヤー
を駆動するコイルと、インクを溶融させるヒーターを電
気的に並列接続し、駆動パルスにより同時に作動させる
構成としている。

また、第四の発明である記録装置ではインクを溶融させ
るヒーターを先端ワイヤーガイドに設ける構成としてい
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の原理図で、１はワイヤー　２はワイヤ
ーガイド、６はヒーター　４はペースシート、５は熱溶
融インク、６は記録紙、７は記録紙に転写されたインク
である。

熱溶融インク５をベースフィルム４に塗布したインクリ
ボンは、印字パルスによって選択的に駆動されるワイヤ
ー１の作動に当って、ヒーター６で加熱され、インクが
溶融状態にある。この時、インクと記録紙とは非接触状
態にあり、インクは記録紙に転写されない。次に、ワイ
ヤー１が作動インクリボンを記録紙に圧接させ選択的に
インクを記録紙に転写する。インクは記録紙に通常の熱
転写記録と同様に接着によって転写されるため、ＯＨＰ
シートに用いられているポリエステルシートにも記録で
き、かつ、ワイヤーの圧力によりリボンと記録紙が密着
するため平滑度の悪い記録紙にも印字可能である。また
、通常のイ／バクト方式の様にインクをリボンから染み
出させ、記録紙に浸透させる必要がないため、軽い衝撃
で転写可能で、直径が０．２　ｍｘ以下の精細なワイヤ
ーでも衝撃により折れることがなく、解像度の高い美し
い印字ができる高精細ワイヤーを持つワイヤートッドヘ
ッドが構成可能である。また、印字部分以外、リボンと
記録紙は非接触であるため余白汚れは生じず、熱転写方
式のように記録へクドの熱履歴の影響がなく、応答性を
速くできる。

本来、ワイヤー本数とヒーターの数の間に固定した関係
はないが、ヒーター３を各ワイヤー毎に、一つづつ設け
て、駆動させるワイヤーに対応する部分のインクのみを
選択的に溶融することで、消費電力を低くすることがで
きる。

そして、ワイヤーを駆動するコイルと、このワイヤーに
対応したヒーターを電気的に並列接続することで、同一
駆動パルスで加熱と印字が可能である。

また、ヒーター６はワイヤー先端のガイド部分に配し、
できるだけワイヤーと接近させることで、熱の逃げによ
る損失を防ぐことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明では、熱溶融インクを加熱溶
融して衝撃印字することにより、軟衝撃にて印字を可能
とし、精細なドツトで美しい印字を実現させ、ＯＨＰフ
ィルム等のインクの浸透しない記録媒体や、平滑度の悪
い記録紙へも印字可能としている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の具体例を示す原理図である。 １・・・・・・ワイヤー ２・・・・・・ワイヤーガイド、 ６・・・・・・ヒーター ４・・・・・・ベースフィルム、 ５・・・・・・熱溶融インク、 ６・・・・・・記録紙、 ７・・・・・・記録紙に転写されたインク。 第１図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱溶融性インクを塗布したインクリボンと、イン
   クを加熱溶融するヒーターと、複数のワイヤーおよびワ
   イヤー駆動コイルを有し印字パターンに対応して選択的
   にワイヤーを駆動するワイヤーヘッドを備え、印字の際
   インクを該ヒーターで溶融してワイヤーで印打し記録紙
   に転写することを特徴とする記録装置。
2. （２）請求項１に記載の記録装置において、ヒーターを
   各ワイヤー毎にそれぞれ独立に設け、印打の際選択され
   たワイヤーに対応するヒーターを加熱することを特徴と
   する記録装置。
3. （３）請求項２に記載の記録装置において、各ワイヤー
   の駆動コイルおよび対応するヒーターを電気的に並列接
   続し、印打の際駆動パルスによりヒーターとワイヤーを
   同時に作動させることを特徴とする記録装置。
4. （４）請求項１、２または３に記載の記録装置において
   、ヒーターはワイヤーヘッドのワイヤーガイドに設ける
   ことを特徴とする記録装置。