JPH07100667B2 - テクネチウム−99mで標識された器官特異的な物質の製法 - Google Patents
テクネチウム−99mで標識された器官特異的な物質の製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はテクネチウム−99mで標識された器官特異的な
物質の製法およびその調製に適するテストキットに関す
る。
物質の製法およびその調製に適するテストキットに関す
る。
抗体を分泌するマウスのBリンパ球をマウスのミエロー
マ細胞と融合させそしてこの2種の細胞の融合生成物で
あるハイブリツドをさらに生育させて抗体を産生させる
ことからなる、1975年にMilsteinおよびKhler氏によ
り発表された先駆的方法により、多数の生成したハイブ
リツドから特定の特異性を有する抗体を産生するものを
単離することが可能である。対応する抗原上の1個の特
定のエピトープのみを認識するこれらモノクローナル抗
体は今日では免疫シンチグラフイー用に比較的大量に入
手しうる。腫瘍関連抗原に対するモノクローナル抗体は
腫瘍所在診断ならびに再発および転移の検出に適する。
この目的には、その抗原を担持する腫瘍が体内に存在す
るか否かを適当な核医学診断像形成技術を用いて確認す
るために、抗体を注射に先立ち放射性標識する必要があ
る。今日核医学診断法において最もしばしば用いられる
放射性核種のうちでは、沃素同位元素がタンパク質の標
識用に最も簡単に用いられうる。その場合I−123が実
際上の要求例えば満足できる検出効率および少ない照射
負荷に最も合致する、何故ならこのものは純粋なγ−線
発生体でありそして159KeVなる好都合なγ−エネルギー
を有するからである。その半減期が13.2時間と比較的短
いことそしてとりわけそれらの製造が粒子加速器に結び
ついていて、それゆえ価格が比較的高くなるため、抗体
の標識にI−123を使用することが強く制限される。
マ細胞と融合させそしてこの2種の細胞の融合生成物で
あるハイブリツドをさらに生育させて抗体を産生させる
ことからなる、1975年にMilsteinおよびKhler氏によ
り発表された先駆的方法により、多数の生成したハイブ
リツドから特定の特異性を有する抗体を産生するものを
単離することが可能である。対応する抗原上の1個の特
定のエピトープのみを認識するこれらモノクローナル抗
体は今日では免疫シンチグラフイー用に比較的大量に入
手しうる。腫瘍関連抗原に対するモノクローナル抗体は
腫瘍所在診断ならびに再発および転移の検出に適する。
この目的には、その抗原を担持する腫瘍が体内に存在す
るか否かを適当な核医学診断像形成技術を用いて確認す
るために、抗体を注射に先立ち放射性標識する必要があ
る。今日核医学診断法において最もしばしば用いられる
放射性核種のうちでは、沃素同位元素がタンパク質の標
識用に最も簡単に用いられうる。その場合I−123が実
際上の要求例えば満足できる検出効率および少ない照射
負荷に最も合致する、何故ならこのものは純粋なγ−線
発生体でありそして159KeVなる好都合なγ−エネルギー
を有するからである。その半減期が13.2時間と比較的短
いことそしてとりわけそれらの製造が粒子加速器に結び
ついていて、それゆえ価格が比較的高くなるため、抗体
の標識にI−123を使用することが強く制限される。
I−131は、γ−線用カメラにとつてそのγ線照射エネ
ルギーが不都合であることおよびそのβ線照射が照射負
荷の見地から望ましくないゆえに、イン・ビボ診断にと
つて決して理想的でない放射性核種であるが、このI−
131を用いて抗体の標識が広く行われる。なぜならI−1
31は充分に高い比活性を以つて高い活性濃度で妥当な価
格で得られ、それゆえ比較的簡単で低価格での標識化が
行われうるからである。
ルギーが不都合であることおよびそのβ線照射が照射負
荷の見地から望ましくないゆえに、イン・ビボ診断にと
つて決して理想的でない放射性核種であるが、このI−
131を用いて抗体の標識が広く行われる。なぜならI−1
31は充分に高い比活性を以つて高い活性濃度で妥当な価
格で得られ、それゆえ比較的簡単で低価格での標識化が
行われうるからである。
ヨードで標識されたすべての抗体の決定的な欠点は、放
射性ヨードが生体内で一部分脱ヨード化過程を受けて再
び抗体から除去され、これが体内で沃化物として存在し
て、このものが一方では甲状腺に蓄積し、もう一方では
バツクグラウンド活性を高めることである。何故なら沃
化物は血液から比較的徐々にしか排除されないからであ
る。ヨードで標識された抗体を投与する場合は、すべて
の場合に検査すべき人物の甲状腺を予め保護する必要が
ある。ヨード標識された抗体の確かな長所は、慣用の検
査時点までにおける肝臓および腎臓中へのその蓄積が、
他の放射性核種を用いて標識された同じ抗体の場合より
明らかに低い点である。
射性ヨードが生体内で一部分脱ヨード化過程を受けて再
び抗体から除去され、これが体内で沃化物として存在し
て、このものが一方では甲状腺に蓄積し、もう一方では
バツクグラウンド活性を高めることである。何故なら沃
化物は血液から比較的徐々にしか排除されないからであ
る。ヨードで標識された抗体を投与する場合は、すべて
の場合に検査すべき人物の甲状腺を予め保護する必要が
ある。ヨード標識された抗体の確かな長所は、慣用の検
査時点までにおける肝臓および腎臓中へのその蓄積が、
他の放射性核種を用いて標識された同じ抗体の場合より
明らかに低い点である。
In−111は最近抗体の標識に広く使用されている。イン
ジウムはヨードと反対に金属元素であるので、直ちには
タンパク質に結合できない。この目的には一方ではタン
パク質と共有結合をすることができ、そしてもう一方で
は強い、複合物形成性の基である、陽イオン形態をした
インジウムを介して抗体に結合できる二官能性キレート
形成剤を必要とする。この目的に最もしばしば用いられ
るコンプレキソンはジエチレントリアミンペンタ酢酸
(DTPA)である。DTPAは二環性無水物として抗体と反応
する。その場合はじめにタンパク質の末端アミノ基と共
有アミド結合をし、一方次に水との反応によりその残る
酸官能基が遊離される。かくして誘導体形成された抗体
はここで、In−111−サイトレートとして添加された放
射性核種に安定して結合できる。インジウムは不安定な
複合体化合物として提供されねばならない。なぜなら、
さもなければ必要とされるpH値で沈殿するであろうから
である。DTPAの二環式無水物はその二官能性の基により
分子間および分子内結合反応をすることができるので決
して理想的な試薬ではない。
ジウムはヨードと反対に金属元素であるので、直ちには
タンパク質に結合できない。この目的には一方ではタン
パク質と共有結合をすることができ、そしてもう一方で
は強い、複合物形成性の基である、陽イオン形態をした
インジウムを介して抗体に結合できる二官能性キレート
形成剤を必要とする。この目的に最もしばしば用いられ
るコンプレキソンはジエチレントリアミンペンタ酢酸
(DTPA)である。DTPAは二環性無水物として抗体と反応
する。その場合はじめにタンパク質の末端アミノ基と共
有アミド結合をし、一方次に水との反応によりその残る
酸官能基が遊離される。かくして誘導体形成された抗体
はここで、In−111−サイトレートとして添加された放
射性核種に安定して結合できる。インジウムは不安定な
複合体化合物として提供されねばならない。なぜなら、
さもなければ必要とされるpH値で沈殿するであろうから
である。DTPAの二環式無水物はその二官能性の基により
分子間および分子内結合反応をすることができるので決
して理想的な試薬ではない。
ガリウムはインジウムに比較して何ら長所を有しない
が、テクネチウム−99mはその物理的性質が好ましいこ
と(粒子線がないこと、γ−エネルギー140KeVそして半
減期6時間であること)およびそれに関連して照射負荷
が小さいゆえに核医学診断法における最も重要な放射性
核種となつているので、有効な診断剤をTc−99mにより
標識することが熱望される。
が、テクネチウム−99mはその物理的性質が好ましいこ
と(粒子線がないこと、γ−エネルギー140KeVそして半
減期6時間であること)およびそれに関連して照射負荷
が小さいゆえに核医学診断法における最も重要な放射性
核種となつているので、有効な診断剤をTc−99mにより
標識することが熱望される。
核種発生器から得られうるテクネチウム−99mははじめ
パーテクネテートとして存在し、このものはその形態で
例えば甲状腺および脳のシンチグラフイーに適する。テ
クネチウム−99mを用いる他の器官のシンチグラフイー
は、一方ではテクネチウムと結合でき、他方では標的器
官に放射性核種を高い選択性を以つて濃縮しうる特定の
「輸送物質」を用いて行うことができる。この目的に
は、テクネチウム−99mで直接標識できかつ高い器官特
異性を有する物質が主に使用されてきた。しかしながら
その他に高い器官特異性を有するがしかし直接には標識
できない多数の物質も存在する。これらはタンパク質
(フイブリノゲン、ヒト血清アルブミン)、酵素(スト
レプトキナーゼ、ラクテートデヒドロゲナーゼ)、糖
(デキストラン、グルコース)または重合体でありう
る。これには脂肪のような低分子物質も包含され、これ
らは心臓のエネルギー要求が高いので心筋組織中に濃縮
される。
パーテクネテートとして存在し、このものはその形態で
例えば甲状腺および脳のシンチグラフイーに適する。テ
クネチウム−99mを用いる他の器官のシンチグラフイー
は、一方ではテクネチウムと結合でき、他方では標的器
官に放射性核種を高い選択性を以つて濃縮しうる特定の
「輸送物質」を用いて行うことができる。この目的に
は、テクネチウム−99mで直接標識できかつ高い器官特
異性を有する物質が主に使用されてきた。しかしながら
その他に高い器官特異性を有するがしかし直接には標識
できない多数の物質も存在する。これらはタンパク質
(フイブリノゲン、ヒト血清アルブミン)、酵素(スト
レプトキナーゼ、ラクテートデヒドロゲナーゼ)、糖
(デキストラン、グルコース)または重合体でありう
る。これには脂肪のような低分子物質も包含され、これ
らは心臓のエネルギー要求が高いので心筋組織中に濃縮
される。
器官特異的な「輸送物質」をテクネチウム−99mで標識
するには、核種発生器から溶離されるパーテクネテート
をはじめにより低次の酸化状態に変換する必要がある。
この還元された形態においてテクネチウムは器官特異的
な物質と多かれ少なかれ安定な化合物を形成する。骨の
シンチグラフイーには、例えばTc−99m/燐含有酸誘導
体、とりわけ有機ホスホン酸が用いられる。従つてヨー
ロツパ特許第2485号に記載される標識単位中の器官特異
的な「輸送物質」は3,3−ジホスホノ−1,2−プロパンジ
カルボン酸のナトリウム塩である。ヨーロツパ特許第10
8,253号にはRES、特に肝臓のシンチグラフイー像形成に
Tc−99m/トリおよびテトラホスホン酸が記載されてい
る。ジエチレントリアミンペンタン酢酸(DTPA)とTc−
99mとの複合物は肝臓疾患および脳の病的過程の診断法
に使用される。
するには、核種発生器から溶離されるパーテクネテート
をはじめにより低次の酸化状態に変換する必要がある。
この還元された形態においてテクネチウムは器官特異的
な物質と多かれ少なかれ安定な化合物を形成する。骨の
シンチグラフイーには、例えばTc−99m/燐含有酸誘導
体、とりわけ有機ホスホン酸が用いられる。従つてヨー
ロツパ特許第2485号に記載される標識単位中の器官特異
的な「輸送物質」は3,3−ジホスホノ−1,2−プロパンジ
カルボン酸のナトリウム塩である。ヨーロツパ特許第10
8,253号にはRES、特に肝臓のシンチグラフイー像形成に
Tc−99m/トリおよびテトラホスホン酸が記載されてい
る。ジエチレントリアミンペンタン酢酸(DTPA)とTc−
99mとの複合物は肝臓疾患および脳の病的過程の診断法
に使用される。
例えば抗体をテクネチウムで直接標識することは不可能
なので、インジウム標識の場合と同様に、二官能性複合
物形成剤を使用して抗体の安定なテクネチウム標識化を
なす試みがなされている。テクネチウムを用いて標識す
る場合の特別の問題点は、通常の方法ではスズ(II)−
イオンが反応溶液中に存在する点にある。スズ(II)は
パーテクネテートが速かでかつ定量的に室温でより低次
のそれゆえ反応性の酸化状態のものに変換しうるこれま
で唯一の還元剤である。還元されたテクネチウムの他に
存在するスズ(II)およびスズ(IV)イオンが抗体に結
合した複合物の結合部位を競合し、従つて複合物形成剤
が過剰に使用されねばならなくてそれにより抗体の特異
的な性質が影響を受けうることになるか、または未結合
のテクネチウムおよびスズが共通のコロイドとして他の
器官における望ましからぬ放射能蓄積を生ずることにな
る。
なので、インジウム標識の場合と同様に、二官能性複合
物形成剤を使用して抗体の安定なテクネチウム標識化を
なす試みがなされている。テクネチウムを用いて標識す
る場合の特別の問題点は、通常の方法ではスズ(II)−
イオンが反応溶液中に存在する点にある。スズ(II)は
パーテクネテートが速かでかつ定量的に室温でより低次
のそれゆえ反応性の酸化状態のものに変換しうるこれま
で唯一の還元剤である。還元されたテクネチウムの他に
存在するスズ(II)およびスズ(IV)イオンが抗体に結
合した複合物の結合部位を競合し、従つて複合物形成剤
が過剰に使用されねばならなくてそれにより抗体の特異
的な性質が影響を受けうることになるか、または未結合
のテクネチウムおよびスズが共通のコロイドとして他の
器官における望ましからぬ放射能蓄積を生ずることにな
る。
米国特許第4,479,930号明細書には、DTPAおよびEDTAの
環状無水物がIn−111およびGa−67用のみならずIc−99m
用のキレート形成剤であると記載されている。ヨーロツ
パ特許第35,765号にはタンパク質へのテクネチウム−99
m用の複合物形成剤としてデフエロキサミン(defero−x
amine)の使用が記載されている。国際特許出願WO85/30
63号においては部分的に還元された抗体のジスルフイツ
ド橋を、パーテクネテートとナトリウムアジドとの反応
により予め調製されねばならないテトラクロロニトリド
テクネテートのナトリウム塩と反応させている。ヨーロ
ツパ特許出願第194853号においては、同様に還元により
抗体フラグメント中に生成される遊離のチオール基をキ
レート形成性複合物、すなわちかなり合成に骨が折れる
〔(7−マレイミドヘプチル)−イミノ−ビス(エチレ
ンニトリロ)〕テトラ酢酸との結合に使用している。抗
体への複合物の結合は複合物化合物のマレイミド部分中
の二重結合とSH基との反応を介して行われるが、一方放
射性金属イオンはニトリロジ酢酸残基を介して複合物形
成される。
環状無水物がIn−111およびGa−67用のみならずIc−99m
用のキレート形成剤であると記載されている。ヨーロツ
パ特許第35,765号にはタンパク質へのテクネチウム−99
m用の複合物形成剤としてデフエロキサミン(defero−x
amine)の使用が記載されている。国際特許出願WO85/30
63号においては部分的に還元された抗体のジスルフイツ
ド橋を、パーテクネテートとナトリウムアジドとの反応
により予め調製されねばならないテトラクロロニトリド
テクネテートのナトリウム塩と反応させている。ヨーロ
ツパ特許出願第194853号においては、同様に還元により
抗体フラグメント中に生成される遊離のチオール基をキ
レート形成性複合物、すなわちかなり合成に骨が折れる
〔(7−マレイミドヘプチル)−イミノ−ビス(エチレ
ンニトリロ)〕テトラ酢酸との結合に使用している。抗
体への複合物の結合は複合物化合物のマレイミド部分中
の二重結合とSH基との反応を介して行われるが、一方放
射性金属イオンはニトリロジ酢酸残基を介して複合物形
成される。
抗体または抗体フラグメントをTc−99mで標識するため
のより簡単な方法はヨーロツパ特許第5638号および米国
特許第4,478,815号に記載されている。そこではジスル
フイツド橋の還元的開裂および添加されたTc−99m−パ
ーテクネテートの還元を同時に行うためにスズ(II)塩
が過剰に使用される。一般的には−S−S−結合の開裂
には比較的長いインキユベーシヨン時間(24時間)を必
要とし、その際にF(ab′)2フラグメントが部分的に
F(ab′)フラグメントに開裂される。最近の文献の記
載(例えば「Journal of Nuclear Medicine」27(198
6)、685〜93および1315〜20、および「International
Journal of Nuclear Medicine Biology」12(1985)3
〜8)には、これら2種のフラグメントの比率は「スズ
メツキ反応」の如何によるものであること、および2種
の成分の比率はTc−99m標識後はもはやあまり変化しな
いことが示されており、そこでの主成分はTc−99m標識
されたF(ab′)である。すべての場合に、標識された
F(ab′)フラグメントは後で精製される必要がある、
何故なら少くとも30分間反応させた後にもかかわらずパ
ーテクネテートが定量的に変換されないからである。
のより簡単な方法はヨーロツパ特許第5638号および米国
特許第4,478,815号に記載されている。そこではジスル
フイツド橋の還元的開裂および添加されたTc−99m−パ
ーテクネテートの還元を同時に行うためにスズ(II)塩
が過剰に使用される。一般的には−S−S−結合の開裂
には比較的長いインキユベーシヨン時間(24時間)を必
要とし、その際にF(ab′)2フラグメントが部分的に
F(ab′)フラグメントに開裂される。最近の文献の記
載(例えば「Journal of Nuclear Medicine」27(198
6)、685〜93および1315〜20、および「International
Journal of Nuclear Medicine Biology」12(1985)3
〜8)には、これら2種のフラグメントの比率は「スズ
メツキ反応」の如何によるものであること、および2種
の成分の比率はTc−99m標識後はもはやあまり変化しな
いことが示されており、そこでの主成分はTc−99m標識
されたF(ab′)である。すべての場合に、標識された
F(ab′)フラグメントは後で精製される必要がある、
何故なら少くとも30分間反応させた後にもかかわらずパ
ーテクネテートが定量的に変換されないからである。
前記した標識化法により、骨の折れる工程段階なしでル
ーチン的に用いられうる製剤を調製することはこれまで
できなかつた。
ーチン的に用いられうる製剤を調製することはこれまで
できなかつた。
今、器官特異的な物質、または予備処理されるかまたは
テクネチウム−99m用の複合物形成剤に結合された器官
特異的な物質を〔99m〕−パーテクネテートおよび複合
安定化された還元剤と混合することからなる、テクネチ
ウム−99mで標識された器官特異的な物質の製造法が見
出された。
テクネチウム−99m用の複合物形成剤に結合された器官
特異的な物質を〔99m〕−パーテクネテートおよび複合
安定化された還元剤と混合することからなる、テクネチ
ウム−99mで標識された器官特異的な物質の製造法が見
出された。
この方法で、分子中に複合物形成性質を有する少くとも
1個の官能基を有する器官特異的な物質(「抗体物
質」)をテクネチウム−99mで標識することができる。
かかる基は大抵電子対供与機能を有する原子またはイオ
ンの形態をとつている(ルイス塩基)。複合物形成性質
を有するかかる官能基の例をあげれば、−SCN、−NH2、
−NHR、−NR2、−COO−、−OH、=S、−SHまたは−NO
基である。官能性を有する複合物形成基を有するかかる
物質の代表的な例をあげれば、タンパク質(−NH−、−
NH2または−COO−基)、酵素(−NH2、−OHおよび−P
=0基)、糖(−OH基)または適当な官能基を有する側
鎖を担持する重合体である。
1個の官能基を有する器官特異的な物質(「抗体物
質」)をテクネチウム−99mで標識することができる。
かかる基は大抵電子対供与機能を有する原子またはイオ
ンの形態をとつている(ルイス塩基)。複合物形成性質
を有するかかる官能基の例をあげれば、−SCN、−NH2、
−NHR、−NR2、−COO−、−OH、=S、−SHまたは−NO
基である。官能性を有する複合物形成基を有するかかる
物質の代表的な例をあげれば、タンパク質(−NH−、−
NH2または−COO−基)、酵素(−NH2、−OHおよび−P
=0基)、糖(−OH基)または適当な官能基を有する側
鎖を担持する重合体である。
標識すべき化合物がかかる官能基を有しない場合は、標
識化に先立ち、物質を「予備処理」するかまたは適当な
複合物形成剤に結合させなければならない。
識化に先立ち、物質を「予備処理」するかまたは適当な
複合物形成剤に結合させなければならない。
本発明で用いられる「予備処理」なる用語は、複合物形
成性質を有する官能基を標識すべき分子中に生成させる
措置を意味する。例えば、抗体はジスルフイツド橋を含
有している。しかしながら2個の相互に共有結合してい
る硫黄原子はこの形態ではテクネチウム−99mと複合体
形成する能力を有しない。しかしながらジスルフイツド
橋を還元した場合には2個のSH基が生成し、このものは
それ自体でテクネチウム−99mにとつてすぐれた複合物
形成性リガンドでありかつその上このものを良好な収率
で結合させる。
成性質を有する官能基を標識すべき分子中に生成させる
措置を意味する。例えば、抗体はジスルフイツド橋を含
有している。しかしながら2個の相互に共有結合してい
る硫黄原子はこの形態ではテクネチウム−99mと複合体
形成する能力を有しない。しかしながらジスルフイツド
橋を還元した場合には2個のSH基が生成し、このものは
それ自体でテクネチウム−99mにとつてすぐれた複合物
形成性リガンドでありかつその上このものを良好な収率
で結合させる。
複合物形成性質を有する官能基を何ら有しない器官特異
的な物質にテクネチウム−99mを結合させるもう一つの
可能な方法は、かかる官能基を分子中に組み込むか、ま
たは複合物形成剤を分子に化学的に結合させることであ
る。
的な物質にテクネチウム−99mを結合させるもう一つの
可能な方法は、かかる官能基を分子中に組み込むか、ま
たは複合物形成剤を分子に化学的に結合させることであ
る。
本発明の重要なポイントは、標識すべき物質が還元剤、
好ましくはスズ(II)塩、と直接接触しないことにあ
る。はじめにスズ(II)塩を適当な反応相手と混合する
と複合安定化された還元剤が形成される。反応相手はホ
スホネートまたはピロホスヘートである。これらはスズ
(II)を生理的pH値(6〜8)で溶液中に保持してそれ
により還元剤が官能性状態を保持する。
好ましくはスズ(II)塩、と直接接触しないことにあ
る。はじめにスズ(II)塩を適当な反応相手と混合する
と複合安定化された還元剤が形成される。反応相手はホ
スホネートまたはピロホスヘートである。これらはスズ
(II)を生理的pH値(6〜8)で溶液中に保持してそれ
により還元剤が官能性状態を保持する。
この方法は抗体のテクネチウム−99mによる標識化に特
に重要であると思われる。抗体またはF(ab′)2抗体
フラグメントのS−S−結合の部分的還元は緩和な還元
剤を室温で短時間作用させることにより達成されうる
(器官特異的な物質の予備処理)。特に適当な還元剤は
2−メルカプトエタノールまたは2−メルカプトエチル
アミン(システアミン)のようなモノチオールである。
その場合それらの免疫学的反応性が失われることもなく
またより小さなフラグメントに断片化されることもない
反応性の抗体分子が得られる。原則的には、抗体または
F(ab′)2抗体フラグメントの部分的還元には比較的
長い時間作用させてもS−S結合の一部のみしか開裂さ
せずそして抗体成分の断片化を何ら生じないすべての還
元剤が適する。抗体成分へのかかる還元剤の作用時間は
1時間を超える必要はない。一般にすでに10〜30分後に
は、多数のSH基が生成しており、従つて充分な量のテク
ネチウム−99m陽イオンが結合される。次に過剰の還元
剤を除去し、そして緩衝溶液(例えばpH7.2の0.02M燐酸
塩溶液)中の部分的に還元された抗体を単離し、直ちに
凍結乾燥する。その間抗体中の遊離のチオール基が空気
中の酸素により再酸化されるのを抑止する必要がある。
緩衝塩の他には何ら他の添加剤を含有せずそして保護気
体としての窒素で被覆されている凍結乾燥された抗体は
冷蔵温度(−5〜+5℃)で何週間も未変化のままに保
持されうる。このものは等張食塩溶液の添加により再び
充分に溶解する。
に重要であると思われる。抗体またはF(ab′)2抗体
フラグメントのS−S−結合の部分的還元は緩和な還元
剤を室温で短時間作用させることにより達成されうる
(器官特異的な物質の予備処理)。特に適当な還元剤は
2−メルカプトエタノールまたは2−メルカプトエチル
アミン(システアミン)のようなモノチオールである。
その場合それらの免疫学的反応性が失われることもなく
またより小さなフラグメントに断片化されることもない
反応性の抗体分子が得られる。原則的には、抗体または
F(ab′)2抗体フラグメントの部分的還元には比較的
長い時間作用させてもS−S結合の一部のみしか開裂さ
せずそして抗体成分の断片化を何ら生じないすべての還
元剤が適する。抗体成分へのかかる還元剤の作用時間は
1時間を超える必要はない。一般にすでに10〜30分後に
は、多数のSH基が生成しており、従つて充分な量のテク
ネチウム−99m陽イオンが結合される。次に過剰の還元
剤を除去し、そして緩衝溶液(例えばpH7.2の0.02M燐酸
塩溶液)中の部分的に還元された抗体を単離し、直ちに
凍結乾燥する。その間抗体中の遊離のチオール基が空気
中の酸素により再酸化されるのを抑止する必要がある。
緩衝塩の他には何ら他の添加剤を含有せずそして保護気
体としての窒素で被覆されている凍結乾燥された抗体は
冷蔵温度(−5〜+5℃)で何週間も未変化のままに保
持されうる。このものは等張食塩溶液の添加により再び
充分に溶解する。
かくして調製された、部分的に還元された抗体成分(予
備処理された器官特異的な物質)はそこで、これにパー
テクネテートおよびスズ(II)−ホスホネートまたは−
ピロホスヘートの混合物を添加することによりテクネチ
ウム−99mで円滑に標識されうる。スズ(II)−ホスホ
ネートとしては、ジホスホネート、トリホスホネート、
またはテトラホスホネートを用いるのが特に好都合であ
る。メタンジホスホン酸、アミノメタンジホスホン酸、
3,3−ジホスホノプロピオン酸、3,3−ジホスホノ−1,2
−プロパンジカルボン酸またはプロパン−1,1,3,3−テ
トラホスホン酸のスズ(II)塩が特別に良いことが判つ
た。これらスズ含有ホスホネート複合物はすでにヨーロ
ツパ特許第2485号および同第108253号に記載されており
そして骨格および肝臓シンチグラフイー用のテクネチウ
ム標識化キツトとして広く使用されている。スズ(II)
含有ピロホスヘートも同じく適するが、一方ジエチレン
トリアミンペンタン酢酸のスズ(II)塩に適しない。
備処理された器官特異的な物質)はそこで、これにパー
テクネテートおよびスズ(II)−ホスホネートまたは−
ピロホスヘートの混合物を添加することによりテクネチ
ウム−99mで円滑に標識されうる。スズ(II)−ホスホ
ネートとしては、ジホスホネート、トリホスホネート、
またはテトラホスホネートを用いるのが特に好都合であ
る。メタンジホスホン酸、アミノメタンジホスホン酸、
3,3−ジホスホノプロピオン酸、3,3−ジホスホノ−1,2
−プロパンジカルボン酸またはプロパン−1,1,3,3−テ
トラホスホン酸のスズ(II)塩が特別に良いことが判つ
た。これらスズ含有ホスホネート複合物はすでにヨーロ
ツパ特許第2485号および同第108253号に記載されており
そして骨格および肝臓シンチグラフイー用のテクネチウ
ム標識化キツトとして広く使用されている。スズ(II)
含有ピロホスヘートも同じく適するが、一方ジエチレン
トリアミンペンタン酢酸のスズ(II)塩に適しない。
すぐ使用できる診断助剤を調製するには、初めに凍結乾
燥された抗体成分をテクネチウム−99m−パーテクネテ
ート溶液中に溶解させ、そして次にスズ(II)成分の溶
液を添加することによりテクネチウムの還元および抗体
への結合が行われる。
燥された抗体成分をテクネチウム−99m−パーテクネテ
ート溶液中に溶解させ、そして次にスズ(II)成分の溶
液を添加することによりテクネチウムの還元および抗体
への結合が行われる。
しかしまた診断助剤は抗体成分を初めにスズ(II)を含
有する溶液中に溶解させ、そして次にテクネチウム−99
m−パーテクネテート溶液を添加して抗体をテクネチウ
ムで標識することにより調製することもできる。
有する溶液中に溶解させ、そして次にテクネチウム−99
m−パーテクネテート溶液を添加して抗体をテクネチウ
ムで標識することにより調製することもできる。
テクネチウム−99mで標識された器官特異的な物質を含
有する診断助剤を調製するには、2種の別々の、好まし
くは凍結乾燥された成分を含有するテストキツトを作成
するのが好ましい。該2種の成分のうちの一方は器官特
異的な物質、または予備処理された器官特異的な物質、
またはTc−99m用の複合物形成剤に結合した器官特異的
な物質を、場合により緩衝剤と混合して含有しそしても
う一方は複合安定化された(テクネチウムの還元および
器官特異的な物質への結合に必要な)還元剤好ましくは
複合安定化されたスズ(II)塩を含有する。凍結乾燥さ
れ、場合により予備処理された器官特異的な物質が緩衝
物質としての燐酸水素ジナトリウム(pH7.2)と混合さ
れて存在するテストキツトが特に良いことが判つた。こ
のようにして、短い反応時間、例えば5分後にはすでに
テクネチウム−99mによる物質の標識化が事実上定量的
に進行し、標識された物質は不純物として遊離のパーテ
クネテートを1%未満しか有せずかつTc−99m標識され
たスズ(II)成分を極くわずかな量にしか含有していな
いので続く精製工程はもはや必要ない。
有する診断助剤を調製するには、2種の別々の、好まし
くは凍結乾燥された成分を含有するテストキツトを作成
するのが好ましい。該2種の成分のうちの一方は器官特
異的な物質、または予備処理された器官特異的な物質、
またはTc−99m用の複合物形成剤に結合した器官特異的
な物質を、場合により緩衝剤と混合して含有しそしても
う一方は複合安定化された(テクネチウムの還元および
器官特異的な物質への結合に必要な)還元剤好ましくは
複合安定化されたスズ(II)塩を含有する。凍結乾燥さ
れ、場合により予備処理された器官特異的な物質が緩衝
物質としての燐酸水素ジナトリウム(pH7.2)と混合さ
れて存在するテストキツトが特に良いことが判つた。こ
のようにして、短い反応時間、例えば5分後にはすでに
テクネチウム−99mによる物質の標識化が事実上定量的
に進行し、標識された物質は不純物として遊離のパーテ
クネテートを1%未満しか有せずかつTc−99m標識され
たスズ(II)成分を極くわずかな量にしか含有していな
いので続く精製工程はもはや必要ない。
器官特異的な物質およびスズ(II)成分を別々の容器中
に保持することにより、凍結乾燥された精製物が未変化
のまま貯蔵されうる。それにより器官特異的な物質の速
やかで、問題のない、満足できる標識化が保証される。
パーテクネテートの還元に必要な量のスズ(II)は当然
わずかであり、数μgの準位である。スズ含有ホスホネ
ートまたはピロホスヘートはテクネチウム−99mで安定
な標識化を行うためには器官特異的成分1mg当りスズ(I
I)に基づきそれぞれ1〜100μg好ましくは5〜10μg
添加される。
に保持することにより、凍結乾燥された精製物が未変化
のまま貯蔵されうる。それにより器官特異的な物質の速
やかで、問題のない、満足できる標識化が保証される。
パーテクネテートの還元に必要な量のスズ(II)は当然
わずかであり、数μgの準位である。スズ含有ホスホネ
ートまたはピロホスヘートはテクネチウム−99mで安定
な標識化を行うためには器官特異的成分1mg当りスズ(I
I)に基づきそれぞれ1〜100μg好ましくは5〜10μg
添加される。
本発明により用いられるスズ(II)−ホスホネートまた
は−ピロホスヘートは還元された抗体または還元された
抗体フラグメントの標識化に特に良好に適する、何故な
らそれらは標識化に必要な中性pH値で安定な複合物を形
成するが、しかしながら還元されたテクネチウム陽イオ
ンをゆるくしか結合しないのでそのものは抗体またはそ
のフラグメント中のチオール基で容易に交換されうるか
らである。
は−ピロホスヘートは還元された抗体または還元された
抗体フラグメントの標識化に特に良好に適する、何故な
らそれらは標識化に必要な中性pH値で安定な複合物を形
成するが、しかしながら還元されたテクネチウム陽イオ
ンをゆるくしか結合しないのでそのものは抗体またはそ
のフラグメント中のチオール基で容易に交換されうるか
らである。
いくつかの標識化キツト中に存在する安定剤により注射
溶液の安定性が比較的長い間保証されうるので、これら
安定剤は抗体の標識化にも好都合である。
溶液の安定性が比較的長い間保証されうるので、これら
安定剤は抗体の標識化にも好都合である。
骨格シンチグラフイーに用いられるジホスホネート中に
安定化成分として使用されうるものである、ヨーロツパ
特許出願第141,100号記載のN−(4−アミノベンゾイ
ル)−グルタミン酸によりテクネチウム−99mで標識さ
れた抗体の安定性が著しく高められうる。
安定化成分として使用されうるものである、ヨーロツパ
特許出願第141,100号記載のN−(4−アミノベンゾイ
ル)−グルタミン酸によりテクネチウム−99mで標識さ
れた抗体の安定性が著しく高められうる。
テクネチウム−99mで標識された本発明により調製され
た抗体またはそのF(ab′)2抗体フラグメントは腫瘍
のイン・ビボ検出に用いられるのが好ましい。腫瘍関連
抗原と反応するモノクローナル抗体またはそのF(a
b′)2フラグメントが用いられるのが好ましい。
た抗体またはそのF(ab′)2抗体フラグメントは腫瘍
のイン・ビボ検出に用いられるのが好ましい。腫瘍関連
抗原と反応するモノクローナル抗体またはそのF(a
b′)2フラグメントが用いられるのが好ましい。
実施例 1 結腸直腸癌の診断に使用される、癌胚抗原(CEA)に対
するモノクローナル抗体BW 431/31の20mgを室温で透析
することによりスクロースのような添加剤を除去し、そ
して等張食塩溶液中に移した。この抗体は西ドイツ特許
公開第3,416,774号公報に記載されておりそしてBosslet
氏他により「Int.J.of Cancer」36、75〜84(1985)に
記載されている。
するモノクローナル抗体BW 431/31の20mgを室温で透析
することによりスクロースのような添加剤を除去し、そ
して等張食塩溶液中に移した。この抗体は西ドイツ特許
公開第3,416,774号公報に記載されておりそしてBosslet
氏他により「Int.J.of Cancer」36、75〜84(1985)に
記載されている。
次に約5mg/mlの濃度で存在する抗体を室温で合計20mgの
2−メルカプトエタノールと反応(30分間)させ、次に
Bio Rad社のポリアクリルアミドゲルであるBio−Gel P
−2でゲル過することにより過剰の還元剤を除去し
た。0.02M燐酸塩緩衝液(pH7.2)中に溶解した抗体を直
ちに単離して凍結乾燥した。この凍結乾燥された試料は
1容器当り抗体2mgおよび燐酸水素ジナトリウム約1.4mg
を含有する。
2−メルカプトエタノールと反応(30分間)させ、次に
Bio Rad社のポリアクリルアミドゲルであるBio−Gel P
−2でゲル過することにより過剰の還元剤を除去し
た。0.02M燐酸塩緩衝液(pH7.2)中に溶解した抗体を直
ちに単離して凍結乾燥した。この凍結乾燥された試料は
1容器当り抗体2mgおよび燐酸水素ジナトリウム約1.4mg
を含有する。
テクネチウム−99mで標識するには、この試料を合計300
0MBq(約80mCi)までを含有するパーテクネテート溶液
7.5mlとそれぞれ反応させた。スズ(II)成分としては
3,3−ジホスホノプロピオン酸のナトリウム塩5mg、スズ
(II)陽イオン0.1mgおよびN−(4−アミノベンゾイ
ル)−L−グルタミン酸0.5mgからなる凍結乾燥された
標識化用単位が用いられた。この混合物を生理食塩溶液
5ml中に溶解させそして直接(1分後)にこの溶液0.5ml
を抗体溶液に加えると全量が8mlとなつた。10分間反応
させたのち、薄層クロマトグラフイー、Biogel P−10で
のゲル過、およびデユポン社のZorbax GF 250での高
圧液体クロマトグラフイーにより標識化収率を検査し
た。
0MBq(約80mCi)までを含有するパーテクネテート溶液
7.5mlとそれぞれ反応させた。スズ(II)成分としては
3,3−ジホスホノプロピオン酸のナトリウム塩5mg、スズ
(II)陽イオン0.1mgおよびN−(4−アミノベンゾイ
ル)−L−グルタミン酸0.5mgからなる凍結乾燥された
標識化用単位が用いられた。この混合物を生理食塩溶液
5ml中に溶解させそして直接(1分後)にこの溶液0.5ml
を抗体溶液に加えると全量が8mlとなつた。10分間反応
させたのち、薄層クロマトグラフイー、Biogel P−10で
のゲル過、およびデユポン社のZorbax GF 250での高
圧液体クロマトグラフイーにより標識化収率を検査し
た。
テクネチウム−99mの95%以上の活性がタンパク質に結
合されており、約1%がホスホネートに結合されて存在
し、一方1%未満がパーテクネテートであつた。パーテ
クネテートの割合は比較的長時間放置してはじめて再び
上昇する。6時間後で約2%となるが、ホスホネートに
結合した割合は1%のままであつた。
合されており、約1%がホスホネートに結合されて存在
し、一方1%未満がパーテクネテートであつた。パーテ
クネテートの割合は比較的長時間放置してはじめて再び
上昇する。6時間後で約2%となるが、ホスホネートに
結合した割合は1%のままであつた。
テクネチウム−99mで標識された種々の抗体中における
免疫反応性の割合を腫瘍細胞への結合を測定することに
より判定すると、I−131およびIn−111で標識された相
当するCEA抗体での免疫反応性割合とよく一致した(第
1表)。
免疫反応性の割合を腫瘍細胞への結合を測定することに
より判定すると、I−131およびIn−111で標識された相
当するCEA抗体での免疫反応性割合とよく一致した(第
1表)。
この表に記載されるモノクローナル抗体BW431/26は西ド
イツ特許公開第3,416,774号公報に記載されており、そ
こではMAb VIIIと呼ばれている。モノクローナル抗体BW
494/32は西ドイツ特許出願P3531301.3号に記載されてい
る。
イツ特許公開第3,416,774号公報に記載されており、そ
こではMAb VIIIと呼ばれている。モノクローナル抗体BW
494/32は西ドイツ特許出願P3531301.3号に記載されてい
る。
実施例2 (比較例) モノクローナル抗体BW431/31を実施例1におけると同様
にして処理するが、2−メルカプトエタノールとは反応
させない。それゆえ何ら遊離のチオール基を含有しない
抗体は、次に同量のスズ−ジホスホネートの存在下に実
施例1におけると同様にしてパーテクネテートと反応さ
せると、テクネチウム−99mの約1%しかタンパク質に
結合してない生成物が得られ、一方大部分(50%より
大)がテクネチウム−99m−ジホスホネートとして存在
し、そして還元された未結合テクネチウム(31%)の他
になおかなりの割合の遊離のパーテクネテート(15%)
が存在していた。
にして処理するが、2−メルカプトエタノールとは反応
させない。それゆえ何ら遊離のチオール基を含有しない
抗体は、次に同量のスズ−ジホスホネートの存在下に実
施例1におけると同様にしてパーテクネテートと反応さ
せると、テクネチウム−99mの約1%しかタンパク質に
結合してない生成物が得られ、一方大部分(50%より
大)がテクネチウム−99m−ジホスホネートとして存在
し、そして還元された未結合テクネチウム(31%)の他
になおかなりの割合の遊離のパーテクネテート(15%)
が存在していた。
実施例 3 膵臓癌関連粘液抗原に対するモノクローナル抗体BW494/
32をテクネチウム−99mで標識するには、この物質20mg
を等張食塩溶液2ml中に溶解させて、1%システアミン
塩酸塩水溶液0.5mlを加え、そしてこの混合物を室温で2
0分間インキユベーシヨンした。変性された抗体をカラ
ムクロマトグラフイーにより精製したものを0.02M Na2H
PO4緩衝溶液中に溶解させて各2mgずつで凍結乾燥した。
この抗体をテクネチウムで標識するのに用いられるスズ
(II)成分は1キツト当りNa4P2O77.2mgおよびスズ(I
I)クロライド1.03mgを含有するピロホスヘート標識化
キツトである。容器1個の内容物を生理食塩溶液10ml中
に溶解させそしてその溶液の0.25ml(Sn++約14μgに相
当)を、予めパーテクネテート溶液約8ml(約2000MBq)
中に溶解させた抗体に加えた。10分間反応させたのち下
記組成、すなわち MAb 25 μg Na4P2O7 2.25 μg スズ(II) 0.175μgおよび Na2HPO4緩衝液 約18 μg を有する溶液0.1mlを健康なラツトに静脈内投与した。
注射24時間後の器官分布を第2表に示す。この表から、
骨、甲状腺および胃における蓄積が非常にわずかであ
り、そしてそれ以外の器官ではI−131で標識された抗
体の場合とほぼ同様であることが明らかである。テクネ
チウム−99mで標識された抗体BW494/32について測定さ
れた免疫反応性(第1表参照)はI−131またはIn−111
で標識した場合より高かつた。
32をテクネチウム−99mで標識するには、この物質20mg
を等張食塩溶液2ml中に溶解させて、1%システアミン
塩酸塩水溶液0.5mlを加え、そしてこの混合物を室温で2
0分間インキユベーシヨンした。変性された抗体をカラ
ムクロマトグラフイーにより精製したものを0.02M Na2H
PO4緩衝溶液中に溶解させて各2mgずつで凍結乾燥した。
この抗体をテクネチウムで標識するのに用いられるスズ
(II)成分は1キツト当りNa4P2O77.2mgおよびスズ(I
I)クロライド1.03mgを含有するピロホスヘート標識化
キツトである。容器1個の内容物を生理食塩溶液10ml中
に溶解させそしてその溶液の0.25ml(Sn++約14μgに相
当)を、予めパーテクネテート溶液約8ml(約2000MBq)
中に溶解させた抗体に加えた。10分間反応させたのち下
記組成、すなわち MAb 25 μg Na4P2O7 2.25 μg スズ(II) 0.175μgおよび Na2HPO4緩衝液 約18 μg を有する溶液0.1mlを健康なラツトに静脈内投与した。
注射24時間後の器官分布を第2表に示す。この表から、
骨、甲状腺および胃における蓄積が非常にわずかであ
り、そしてそれ以外の器官ではI−131で標識された抗
体の場合とほぼ同様であることが明らかである。テクネ
チウム−99mで標識された抗体BW494/32について測定さ
れた免疫反応性(第1表参照)はI−131またはIn−111
で標識した場合より高かつた。
実施例 4 同様にCEAに対するモノクローナル抗体BW431/26の50mg
を2−メルカプトエタノールで処理することにより部分
的に還元し、生成物を精製しそして燐酸塩緩衝液(pH7.
2)の存在下に2mgずつ凍結乾燥した。
を2−メルカプトエタノールで処理することにより部分
的に還元し、生成物を精製しそして燐酸塩緩衝液(pH7.
2)の存在下に2mgずつ凍結乾燥した。
Tc−99mでの標識化は、1,1,3,3−プロパンテトラホスホ
ン酸テトラナトリウム塩13.5mgおよびスズ(II)−クロ
ライド×2H2O0.6mgからなる、他に肝臓のシンチグラフ
イーにも用いられる標識化単位を用いて行われた。標識
化単位の内容物を等張食塩溶液10ml中に溶解し、Bn++15
μgに相当するこの溶液0.5mlを凍結乾燥された抗体に
加えた。次にパーテクネテート溶液(3000MBq)を透明
な抗体/Sn(II)塩溶液に加えそしてTc−99m標識された
抗体をヒトの結腸癌が移植されたヌードマウスに静脈投
与した。腫瘍は注射24時間後にすでにシンチグラフイー
により容易に映像として示すことができた。第3表はヌ
ードマウス中におけるこの抗体の腫瘍への蓄積および器
官分布に基づき、I−131、In−111およびTc−99mで標
識された製剤がほぼ同等であることを示している。
ン酸テトラナトリウム塩13.5mgおよびスズ(II)−クロ
ライド×2H2O0.6mgからなる、他に肝臓のシンチグラフ
イーにも用いられる標識化単位を用いて行われた。標識
化単位の内容物を等張食塩溶液10ml中に溶解し、Bn++15
μgに相当するこの溶液0.5mlを凍結乾燥された抗体に
加えた。次にパーテクネテート溶液(3000MBq)を透明
な抗体/Sn(II)塩溶液に加えそしてTc−99m標識された
抗体をヒトの結腸癌が移植されたヌードマウスに静脈投
与した。腫瘍は注射24時間後にすでにシンチグラフイー
により容易に映像として示すことができた。第3表はヌ
ードマウス中におけるこの抗体の腫瘍への蓄積および器
官分布に基づき、I−131、In−111およびTc−99mで標
識された製剤がほぼ同等であることを示している。
実施例 5 モノクローナル抗体431/31のF(ab′)2フラグメント
20mgを1%システアミン塩酸塩溶液1mlと4℃で15分間
インキユベーシヨンした。過剰の還元剤を除去した抗体
フラグメントを燐酸塩緩衝液と一緒に凍結乾燥した。テ
クネチウムで標識するには、3,3−ジホスホノ−1,2−プ
ロパンジカルボン酸テトラナトリウム塩13.0mg、スズ
(II)オキサイド0.23mgおよびN−(4−アミノベンゾ
イル)−L−グルタミン酸モノナトリウム塩1.0mgから
なる標識化単位の1/20を生理食塩溶液0.5ml中にて使用
した。1000MBq/mgの比活性で標識された抗体フラグメン
トは実際上何らパーテクネテートを含有しないが、それ
よりわずかに多い量(約3%)のTc−99mジホスホネー
トを含有していた。免疫反応性は60%であつた。
20mgを1%システアミン塩酸塩溶液1mlと4℃で15分間
インキユベーシヨンした。過剰の還元剤を除去した抗体
フラグメントを燐酸塩緩衝液と一緒に凍結乾燥した。テ
クネチウムで標識するには、3,3−ジホスホノ−1,2−プ
ロパンジカルボン酸テトラナトリウム塩13.0mg、スズ
(II)オキサイド0.23mgおよびN−(4−アミノベンゾ
イル)−L−グルタミン酸モノナトリウム塩1.0mgから
なる標識化単位の1/20を生理食塩溶液0.5ml中にて使用
した。1000MBq/mgの比活性で標識された抗体フラグメン
トは実際上何らパーテクネテートを含有しないが、それ
よりわずかに多い量(約3%)のTc−99mジホスホネー
トを含有していた。免疫反応性は60%であつた。
実施例 6 タンパク質のTc−99mによる標識化 IgG250mgを等張食塩溶液中に10mg/mlの濃度に溶解させ
た。この溶液に0.5〜1mlの2−メルカプトエタノールを
添加したのち4〜25℃で約30分間インキユベーシヨンし
た。次にこの還元された免疫グロブリンをポリアクリル
アミドゲルカラム(Bio Rad社のBioGel P−2)で溶離
剤として0.02M燐酸水素ジナトリウム溶液(pH7.2)を用
いてゲル過することにより精製した。分離された純粋
なIgGのフラクシヨンを同じ燐酸塩緩衝液で希釈するこ
とによりIgG濃度4mg/ml(Na2HPO4約3mg/ml)に調整しそ
してこの溶液0.5mlずつを容器に入れて凍結乾燥した。
た。この溶液に0.5〜1mlの2−メルカプトエタノールを
添加したのち4〜25℃で約30分間インキユベーシヨンし
た。次にこの還元された免疫グロブリンをポリアクリル
アミドゲルカラム(Bio Rad社のBioGel P−2)で溶離
剤として0.02M燐酸水素ジナトリウム溶液(pH7.2)を用
いてゲル過することにより精製した。分離された純粋
なIgGのフラクシヨンを同じ燐酸塩緩衝液で希釈するこ
とによりIgG濃度4mg/ml(Na2HPO4約3mg/ml)に調整しそ
してこの溶液0.5mlずつを容器に入れて凍結乾燥した。
試料(IgG2mg)をTc−99mで標識するには、凍結乾燥物
を メタンジホスホン酸ナトリウム塩 2.6 mgおよび スズ(II)−クロライド 0.04mg からなる標識化単位を等張食塩溶液5ml中に溶解させる
ことにより得られるスズ(II)−メタンジホスホネート
溶液(pH7)1ml中に溶解させた。次にTc−99mパーテク
ネテート溶液4〜9ml(約1000MBq)をこれに加えた。5
分間反応させたのちテクネチウムの95%より多くがタン
パク質に結合した形態であるTc−99m標識されたIgGが得
られ、一方ホスホネートに結合した割合は1%未満そし
て遊離のパーテクネテートは1%未満であつた。標識さ
れたIgGは調製3時間後まで安定であつた。長時間放置
してはじめて溶液中に再び遊離のパーテクネテートが検
出できた。
を メタンジホスホン酸ナトリウム塩 2.6 mgおよび スズ(II)−クロライド 0.04mg からなる標識化単位を等張食塩溶液5ml中に溶解させる
ことにより得られるスズ(II)−メタンジホスホネート
溶液(pH7)1ml中に溶解させた。次にTc−99mパーテク
ネテート溶液4〜9ml(約1000MBq)をこれに加えた。5
分間反応させたのちテクネチウムの95%より多くがタン
パク質に結合した形態であるTc−99m標識されたIgGが得
られ、一方ホスホネートに結合した割合は1%未満そし
て遊離のパーテクネテートは1%未満であつた。標識さ
れたIgGは調製3時間後まで安定であつた。長時間放置
してはじめて溶液中に再び遊離のパーテクネテートが検
出できた。
実施例 7 1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン(サイクラム
(cyclam))のTc−99mによる標識化 サイクラム8mgを等張食塩溶液0.5ml中に溶解させそして
0.1n水酸化ナトリウム溶液を用いてpH11に調整した。こ
の溶液に、 1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸ナトリウム塩2.9 m
gおよび Sn(II)−クロライド・二水和物 0.12mg からなる標識化単位を等張食塩溶液5ml中に溶解させる
ことにより得られるスズ(II)−1,1,3,3−プロパンテ
トラホスホネート溶液(pH6)1mlを加えた。これに590M
Bq(約0.3ml)のTc−99m−パーテクネテート溶液を加
え、そしてこの混合物を室温で5分間放置した。標識化
サイクラムの収率は98%より高く、一方遊離のパーテク
ネテートまたはホスホネートに結合したテクネチウムは
1%未満であつた。この標識された溶液は数時間安定で
あつた。
(cyclam))のTc−99mによる標識化 サイクラム8mgを等張食塩溶液0.5ml中に溶解させそして
0.1n水酸化ナトリウム溶液を用いてpH11に調整した。こ
の溶液に、 1,1,3,3−プロパンテトラホスホン酸ナトリウム塩2.9 m
gおよび Sn(II)−クロライド・二水和物 0.12mg からなる標識化単位を等張食塩溶液5ml中に溶解させる
ことにより得られるスズ(II)−1,1,3,3−プロパンテ
トラホスホネート溶液(pH6)1mlを加えた。これに590M
Bq(約0.3ml)のTc−99m−パーテクネテート溶液を加
え、そしてこの混合物を室温で5分間放置した。標識化
サイクラムの収率は98%より高く、一方遊離のパーテク
ネテートまたはホスホネートに結合したテクネチウムは
1%未満であつた。この標識された溶液は数時間安定で
あつた。
実施例 8 ピロホスヘートのTc−99mによる標識化 ピロホスヘート10mgを0.9%食塩溶液1ml中に溶解させそ
してこれにスズ(II)−1,1,3,3−プロパンテトラホス
ホネート溶液(実施例7参照)1mlを加えた。この溶液
にパーテクネテート溶液1ml(〜300MBq)を加え、この
混合物を室温で5分間放置した。ピロホスヘートの50%
がTc−99mで標識された。標識されたホスホネートの割
合は10%未満であつた。
してこれにスズ(II)−1,1,3,3−プロパンテトラホス
ホネート溶液(実施例7参照)1mlを加えた。この溶液
にパーテクネテート溶液1ml(〜300MBq)を加え、この
混合物を室温で5分間放置した。ピロホスヘートの50%
がTc−99mで標識された。標識されたホスホネートの割
合は10%未満であつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー・シユヴアルツ ドイツ連邦共和国デー‐6093フレールスハ イム・アム・マイン.ヴイーゼンリング61 (72)発明者 アクセル・シユタインシユトレーサー ドイツ連邦共和国デー‐6237リーデルバ ハ.ツム・モルゲングラーベン26
Claims (9)
- 【請求項1】器官特異的な物質、または予備処理される
かまたはテクネチウム−99m用の複合物形成剤に結合さ
れた器官特異的な物質と、〔99m〕−パーテクネテート
とスズ〔II〕−ホスホネートまたはスズ(II)−ピロホ
スヘートからなる複合安定化還元剤とを混合することか
らなる、テクネチウム−99mで標識された器官特異的な
物質の製造法。 - 【請求項2】用いられる器官特異的な物質が抗体、F
(ab′)2−抗体フラグメント、タンパク質、酵素、糖
または診断目的に適する重合体である特許請求の範囲第
1項記載の方法。 - 【請求項3】スズ(II)−ホスホネートとしてジホスホ
ネート、トリホスホネート、またはテトラホスホネート
が用いられる特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】メタンジホスホン酸、アミノメタンジホス
ホン酸、3,3−ジホスホノプロピオン酸、3,3−ジホスホ
ノ−1,2−プロパンジカルボン酸またはプロパン−1,1,
3,3−テトラホスホン酸のスズ(II)塩が用いられる特
許請求の範囲第3項記載の方法。 - 【請求項5】モノクローナル抗体またはそのF(ab′)
2フラグメントが用いられる特許請求の範囲第2項記載
の方法。 - 【請求項6】腫瘍関連抗原に対する抗体またはそのF
(ab′)2フラグメントが用いられる特許請求の範囲第
5項記載の方法。 - 【請求項7】一方が器官特異的な物質を含有し、そして
もう一方がテクネチウムの還元および器官特異的な物質
への結合にとって必要なスズ(II)−ホスホネートまた
はスズ(II)−ピロホスヘートからなる還元剤を含有す
る、2種の別々の凍結乾燥された成分から成るテストキ
ット。 - 【請求項8】器官特異的な物質が部分的に還元された抗
体またはそのF(ab′)2フラグメントである特許請求
の範囲第7項記載のテストキット。 - 【請求項9】凍結乾燥された抗体成分が緩衝物質として
の燐酸水素ジナトリウムと混合された状態で存在する特
許請求の範囲第8項記載のテストキット。
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IL93432A (en) * | 1989-02-24 | 1994-02-27 | Johnson Mathey Inc | Hydrazines and hydrazides, their conjugates with macromolecules, and such conjugates labeled with metallic ions |
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DK0486622T3 (da) * | 1989-08-09 | 1999-07-19 | Rhomed Inc | Direkte radiomærkning af antistoffer og andre proteiner med technetium eller rhenium |
US5443816A (en) * | 1990-08-08 | 1995-08-22 | Rhomed Incorporated | Peptide-metal ion pharmaceutical preparation and method |
US5078985A (en) * | 1989-08-09 | 1992-01-07 | Rhomed, Incorporated | Radiolabeling antibodies and other proteins with technetium or rhenium by regulated reduction |
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US5183653A (en) * | 1990-04-13 | 1993-02-02 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Boronic acid adducts of metal dioxime complexes useful in labelling proteins and other amine-containing compounds |
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FR2281134A1 (fr) * | 1974-08-06 | 1976-03-05 | Commissariat Energie Atomique | Procede de marquage au 99m technetium |
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