JPH07100410B2 - 自動車用スライドルーフ装置 - Google Patents

自動車用スライドルーフ装置

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JPH07100410B2
JPH07100410B2 JP7087590A JP7087590A JPH07100410B2 JP H07100410 B2 JPH07100410 B2 JP H07100410B2 JP 7087590 A JP7087590 A JP 7087590A JP 7087590 A JP7087590 A JP 7087590A JP H07100410 B2 JPH07100410 B2 JP H07100410B2
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roof
vehicle body
roof side
guide rail
side guide
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寿和 木曽
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0053Collapsible lateral roof side beams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/026Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid non plate-like elements, e.g. for convertible vehicles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用スライドルーフ装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、自動車用スライドルーフ装置として、例えば、実
開昭56−97119号公報に示されるように、車体ルーフに
方形状のルーフ開口部を形成し、このルーフ開口部に対
してリッドを前後方向に摺動可能に組み付けたスライド
ルーフ装置が知られている。
また、実開昭60−156025号公報に示されるように、ルー
フ開口部をドアが取り付けられるサイド開口部に連通
し、ルーフ開口部に対してリッドを着脱自在に装着した
いわゆる着脱式サンルーフ装置も知られている。
また、ルーフサイド側ガイドレールをルーフサイド装置
に対して固定式にすると共に、ルーフサイド装置の後方
位置の車体に別体の小型のガイドレールを設けてフロン
トローラを小型のガイドレールに乗り移るように構造の
サンルーフ装置が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述のスライドルーフ装置では、リッド
を開いてルーフ開口部を解放した状態としても、ルーフ
開口部の車幅方向の両側縁部を形成する左右一対のルー
フサイド装置が残存して、開放感に欠ける難点があっ
た。
また、着脱式サンルーフ装置では、リッドが大型で且つ
重いので、その着脱作業が面倒であり、更に、ルーフ開
口部から取り外したリッドを収納する大きなスペースを
必要とする。
他面、ルーフサイド装置の後方位置の車体に別体の小型
のサイドレールを設けた構成のサンルーフでは、フロン
トローラがルーフサイド側のガイドレールから小型のガ
イドレールに乗り移るとき、異音、摩耗が発生する問題
と、両ガイドレールが連続するように精度良く組み付け
なければならない困難がある。
本発明は、上述の問題に着目したもので、大きな開放感
が得られると共に、着脱作業が簡単で、取り外したリッ
ドが収納し易く、更にルーフサイド側ガイドレールが車
体側のガイドレールに対して正確に位置決めされる自動
車用スライドルーフ装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の自動車用スライドルーフ装置によれば、車体ル
ーフに形成されたルーフ開口部に対して前後方向に摺動
可能にリッドが設けられる。ルーフ開口部の車幅方向の
両側縁部に配設された左右一対のルーフサイド装置が、
車体ルーフに対して着脱可能に設けらける。リッドの前
側部を支持してリッドの摺動を案内するルーフサイド側
ガイドレールがルーフサイド装置の各々に設けられる。
ルーフ開口部の後方位置の車体には、リッドの後側部を
支持しかつリッドの摺動を案内する車体側ガイドレール
が左右一対設けられる。ルーフサイド装置の後方位置の
車体に、前方に開口された格納凹部が形成される。ルー
フサイド装置の車体取付状態において、ルーフサイド側
ガイドレールは、その後端部が格納凹部内に収納された
通常位置と、後端部が格納凹部から引き出された離脱位
置とに移動可能にルーフサイド装置に支持される。
車体側の被掛止手段と係脱して係止状態又は離脱状態と
なる掛止部材と、掛止部材を係止状態又は離脱状態に操
作する操作手段がルーフサイド装置に設けられる。操作
手段を係止状態に操作した際に、掛止部材が被掛止手段
に係合してルーフサイド装置が車体ルーフに対して位置
決めされた後に、ルーフサイド側ガイドレールが通常位
置に配置される。また、操作手段を離脱状態に操作した
際に、掛止部材が被掛止手段から解脱してルーフサイド
装置が車体ルーフから分離される前に、ルーフサイド側
ガイドレールが離脱位置に配置される。
また、本発明の自動車用スライドルーフ装置の係止部材
は一対のラックと、これらのラックを作動連結するピニ
オンとを有する。一方のラックは操作手段に軸着され、
操作手段が回動されたとき、摺動運動を行う。
本発明の実施例では、ルーフサイド側ガイドレールは溝
部が形成されたレールスライドを有する。操作手段はフ
レームに軸着された操作レバーと、操作レバーに固定さ
れた第一のピン及び第二のピンとを備えている。係止部
材が離脱状態となるように操作手段を操作したときに第
一のピンはレールスライダを押圧してルーフサイド側ガ
イドレールを離脱位置に移動させた後、レールスライダ
の溝部に係合して、ルーフサイド側ガイドレールの移動
を停止させる。また、係止部材が係止状態となるように
操作手段を操作したときに第一のピンはレールスライダ
の溝部に係合してルーフサイド側ガイドレールの移動を
停止させ、その後第二のピンがレールスライダに当接し
てレールスライダを通常位置に移動させる。
[作用] 本発明によるスライドルーフ装置によれば、ルーフサイ
ド側ガイドレールを含むルーフサイド装置を車体ルーフ
に取り付けた状態で、リッドを摺動させてルーフ開口部
の開閉を行なう。
また、リッドを後方に摺動させた状態では、ルーフサイ
ド装置を車体ルーフに対して着脱させることができる。
ルーフサイド装置を車体ルーフから取り外すとき、操作
部材を離脱状態に操作することにより、ルーフサイド側
ガイドレールを最初にルーフサイド装置に対して移動さ
せて離脱位置に配置し、ルーフサイド側ガイドレールの
後端部を車体の格納凹部から引出す。この状態で、ルー
フサイド装置の掛止部材を車体の被掛止手段から解脱さ
せ、離脱状態とすることにより、ルーフサイド装置の取
り外しを行なう。
逆に、ルーフサイド装置を車体ルーフに取り付けると
き、操作部材を係止状態に操作することにより、最初に
係止部材を車体の被係止手段に係合する。この状態で、
次に、ルーフサイド側ガイドレールをルーフサイド装置
に対して移動させて通常位置に配置し、ルーフサイド側
ガイドレールの後端部を車体の格納凹部に収納する。
[実施例] 以下、本発明による自動車用スライドルーフ装置の実施
例を第1図〜第9図について更に詳細に説明する。
第1図は本発明による自動車用スライドルーフ装置の一
実施例を示す斜視図である。1は車体サイド2に形成し
たドア開口部である。これにはドア3が図外のヒンジを
介して車外側方へ開閉自在に組み付けられている。4は
車体ルーフであって、これには方形状のルーフ開口部5
が形成されている。6はルーフ開口部5に対して前後方
向に摺動可能に組み付けられたリッドであって、これは
ルーフ開口部5よりも小さい相似形に形成されて透明体
又は半透明体で構成されている。リッド6は、第2図に
示すように、その車幅方向の両側部に左右一対のフレー
ム7が取り付けられている。そして、フレーム7の前側
部には、フロントローラ8が支軸9を介して回動自在に
取り付けられる。
また、フレーム7の後部には、ブラケット10が取り付け
られている。そして、ブラケット10のリッド6より後方
に延設された下端部には、チルトスライダ35の前端部が
枢着されている。
チルトスライダ35は、略くの字形状に形成され、その中
間部にリヤローラ11が支軸12により回動自在に取り付け
られている。
次に、20はリッド6の前後摺動を案内するガイドレール
であって、これは左右一対のルーフサイド側ガイドレー
ル21及び車体側ガイドレール22とに分割して構成されて
いる。
ルーフサイド側ガイドレール21は、フロントローラ8の
摺動を案内するものであって、ルーフ開口部5の車幅方
向の両側縁部をドア開口部1側と画成するルーフサイド
装置40に取り付けられている。
車体側ガイドレール22は、リヤローラ11の摺動を案内す
るものであって、前縦レール部25が形成された前部レー
ル221と、前縦レール部25の下部から後方に向けて連通
する後水平レール部26が形成された後部レール222とを
備え、車体側ガイドレール22は、車体ルーフ4の後方に
位置するリヤウィンドガラス14を備えたバックドア15の
左右に設けられた車体骨格部材16に取り付けられてい
る。
30はリッド開閉駆動機構であって、これはバックドア15
の後縁部を画成する車体構成部分17に取り付けられたア
クチュエータとしてのモータ31と、モータ31の出力軸に
連結された左右一対のギヤードワイヤ32と、ギヤードワ
イヤ32の先端に固定されたスライダ33とを備え、スライ
ダ33の前端をチルトスライダ35の後端に枢着し、且つス
ライダ33を車体側ガイドレール22にスライド自在に挿入
すると共に、ギヤードワイヤ32を車体側ガイドレール22
のワイヤ用溝27に挿入し、モータの正転・逆転により、
ルーフ開口部5に対してリッド6を左右一対のガイドレ
ール20で誘導しながら開閉操作し、更に全閉位置からの
開方向スライド初期に、車体側ガイドレール22の前縦レ
ール部25によりリッド6の後部をチルトダウンさせる構
造になっている。
また、ギヤードワイヤ32にはワイヤチューブ37が外嵌さ
れ、ワイヤチューブ37は、適宜箇所を車体側ガイドレー
ル22等の車体側の部材に固定される。
ルーフサイド側ガイドレール21が組み付けられたルーフ
サイド装置40は、車体ルーフ4に着脱自在に取り付けら
れている。具体的には、ルーフサイド装置40は、車体ル
ーフ4のルーフ開口部5の前縁部を形成するルーフ前部
18とルーフ開口部5の後縁部を形成するルーフ後部13に
対して別体に形成され、ルーフサイド装置40の前端部と
後端部とには掛止部材としてロックピン41、42が前後方
向に進退可能に組み付けられている。
第5図(a)及び第5図(b)に示すように、ルーフサ
イド装置40はブラケット81を備えたフレーム80を有す
る。ブラケット81にはピン82により操作レバー43が回動
可能に軸着される。また、第11図に示すように、ロック
レバー48dがスプリング83により付勢された状態でピン8
4によりブラケット81に回動可能に取り付けられる。ま
た、フレーム80にはガイド部材85〜87が固定される。ガ
イド部材85〜87の各々は第10図に示すように凹部88と89
とを有する。凹部88にはルーフサイド側ガイドレール21
に固定されたガイドプレート90が摺動可能に装着され
る。また、凹部89にはラック47又は48が摺動可能に装着
される。
ロックピン41、42は、第5図(a)に示すように、それ
ぞれラック47、48に取り付けられていて、ラック47、48
がピニオン47aを介して互いに反対方向に移動する。操
作レバー(操作手段)43は、ルーフサイド装置40の車内
側部に回動可能に取り付けられ、ピン48aが長孔43aに係
合することにより操作レバー43に対して一方のラック48
が連結されている。操作レバー43を操作することによ
り、ロックピン41と42はルーフ前部18の後端面及びルー
フ後部13の前端面とに形成した被掛止手段としての挿入
孔44、45に挿入した係止状態と、挿入孔44、45から退出
した離脱状態とに移動可能となっている。ラック48は、
その側縁に設けられた二つの切欠部48b、48cにロックレ
バー48dが係合することにより、係止状態又は離脱状態
に保持され、不用意な移動が阻止される。
次に、50、51はルーフサイド装置40の車幅方向の車内側
縁及び車外側縁とに取り付けられたウェザストリップで
ある。また、52、53はルーフ前部18及びルーフ後部13に
取り付けられたウェザストリップである。
ところで、車体側ガイドレール22は、第1図に示すよう
に、その前端がルーフ後部13の前端面よりも少し後退し
て配置されている。車体側ガイドレール22よりも前方位
置のルーフ後部13には、格納凹部60が形成されている。
また、格納凹部60内には、ルーフサイド側ガイドレール
21の後端よりも僅かに車室内側位置に、前方に向かって
開放されたV字状の切欠部71を有したストッパ部材70が
設けられている。尚、ストッパ70はゴム・合成樹脂等の
弾性体により形成されている。
ルーフサイド側ガイドレール21は、第4図(a)(b)
に示すように、ルーフサイド装置40に対して4個のロー
ラ46、46、46、46の上下を当接されて、前後方向にスラ
イド可能に支持されていて、そのスライドストローク範
囲が、後退時には第4図に示すようにルーフサイド側ガ
イドレール21の後端部23がストッパ部材70の切欠部71と
符号して格納凹部60内に配置され、前進時には第4図
(b)に示すようにその後端部23が格納凹部60から退出
された位置に配置される。
また、ルーフサイド側ガイドレール21の前後スライド
は、ロックピン41、42の係止状態又は離脱状態への移動
に連動するよう操作レバー43に連結されている。即ち、
第5図(a)(b)に示すように、操作レバー43に形成
された三つのピン43b、43c、43dを設け、ルーフサイド
側ガイドレール21に溝部49aを備えたレールスライダ49
を固着し、ピン43b、43cがレールスライダ49を押動させ
る構造となっている。ここで、第6図(a)に示す係止
状態から、操作レバー43を方向aに回動させると、操作
レバー43の長孔43aとラック48のピン48aとの係合によ
り、更にピニオン47aを介して、ラック47、48が互いに
逆方向即ち互いに接近する方向に移動され、これにより
ロックピン41、42が引っ張られ挿入孔44、45の退出が開
始されると共に、第6図(b)に示すように、ピン43b
がレールスライダ49を図面右方に押動し、ルーフサイド
側ガイドレール21が格納凹部60から引き出される。更
に、操作レバー43を回動させると、ピン43bは溝49a内に
侵入し、ルーフサイド側ガイドレール21の移動は停止
し、ラック47、48が引続き移動し、第6図(c)に示す
離脱状態となる。この時、ピン43dによりルーフサイド
側ガイドレールの逆方向の動きが制限される。また、第
6図(c)に示す離脱状態から、操作レバー43を方向a
とは逆方向に回動させると、ラック47、48を介してロッ
クピン41、42が挿入孔44、45に侵入し、ピン43cがレー
ルスライダ49を図面左方に押動してルーフサイド側ガイ
ドレール21の後端部23が格納凹部60内に移動してストッ
パ部材70と符号する構成となっている。この際、操作レ
バー43の初期段階では、ピン43bはレールスライダ49の
溝部49aを通過するため、レールスライダ49はピン43bに
より押動されることなく、ロックピン41、42の挿入孔4
4、45への侵入により、ルーフサイド装置40の位置決め
が完全に行なわれる。その後、第6図(d)に示すよう
に、ピン43cがレールスライダ49に当接して、ピン43cに
よりレールスライダ49が押動され、係止状態となる。
なお、レールスライダ49の溝部49aを先端まで延長し
て、単に切欠き部とし、ピン43dをピン43bより高くして
もよい。
以上の実施例構造によれば、第7図に示すように、リッ
ド6がルーフ開口部5を完全に閉塞している状態におい
ては、ロックピン41、42が挿入孔44、45に挿入されて係
止状態になっていて、ルーフサイド装置40が車体ルーフ
4のルーフ前部18とルーフ後部13とに跨がって車体に固
定状態で取り付けられている。また、この状態でフロン
トローラ8は、ルーフサイド側ガイドレール21の前部に
配置され、一方リヤローラ11が車体側ガイドレール22の
前縦レール部25の上部に配置されている。
これによって、リッド6は、ルーフ開口部5内に嵌め込
まれた状態となり、リッド6とルーフ前部18及びルーフ
後部13との間の分割部分、リッド6とルーフサイド装置
40との分割部分、更にルーフサイド装置40とドアガラス
54との分割部分のそれぞれは、ウェザストリップ50〜53
で水密性・気密性を確保される一方、リッド6の車外に
露出する外側面と略同一面となる。
第7図に示すリッド6の全閉状態から、リッド開閉機構
30のモータ31を図外の操作ボタンによって正転駆動させ
ると、チルトスライダ35がギヤードワイヤ32により後方
に移動され、チルトスライダ35の後方への移動により、
リヤローラ11が車体側ガイドレール22の前縦レール部25
の上部から下部に移動され、リッド6の後部がルーフ開
口部5から車内側に落とし込まれる。
それに引き続くチルトスライダ35の後方移動により、リ
ヤローラ11が車体側ガイドレール22の後水平レール部分
26に沿って移動されると共に、フロントローラ8がルー
フサイド側ガイドレール21に沿って後方に移動され、リ
ッド6は、ルーフ開口部5の後方の車内に引き込まれ
て、ルーフ開口部5が開放される。
更に、チルトスライダ35の後方への移動により、リヤロ
ーラ11が車体側ガイドレール22の後部に移動配置される
と共に、フロントローラ8がルーフサイド側ガイドレー
ル21の後端部23に配置され、且つフロントローラ8を支
持する支軸9がストッパ70の切欠部71に当接して位置規
制される。
以上によって、第8図に示すように、リッド6が車内に
収納されてルーフ開口部5を一杯に開放する全開状態に
なる。尚、この状態でフロントローラ8の支軸9が弾性
体のストッパ70の切欠部71に対しギヤードワイヤ32の引
張力で支持されているから、リッド6が振動しても、フ
ロントローラ8がガタツクことなく騒音の発生が防止さ
れる。
第8図に示すリッド全開状態において、操作レバー43を
第5図の方向aに回動させると、ロックピン41、42を挿
入孔44、45から引き出して離脱状態とすると同時に、ル
ーフサイド側ガイドレール21を前方にスライドさせて脱
着時位置に移動させ、後端部23を格納凹部60から引き出
す。尚、この際にフロントローラ8は、支軸9をストッ
パ70に支持されているから、ルーフサイド側ガイドレー
ル21を移動させても落下等移動することはない。
こうして、ルーフサイド装置40を、車体ルーフ4から取
り外すと、第9図に示すように、いわゆるタルガルーフ
タイプ車のように、ルーフ開口部5がドア開口部1に連
通され、これによって、解放感が向上する。
また、この状態では、フロントローラ8はストッパ70に
上下移動を規制されており、且つギヤードワイヤ32によ
る引張力で前後方向の移動を規制されているからリッド
6が走行の振動でグラツクことはない。
一方、第9図に示す状態からリッド6を閉じるには、先
づルーフサイド装置40をルーフ開口部5の車幅方向の両
側縁部に配置して、操作レバー43を操作してロックピン
41、42を挿入孔44、45に挿入して係止状態とすると同時
に、ルーフサイド側ガイドレール21を通常位置に移動さ
せて後端部23を格納凹部60内に侵入させてストッパ70の
位置に符号させる。このとき、操作レバー43の操作の初
期段階にて先づロックピン41、42が挿入孔44、45に侵入
することにより、ルーフサイド装置40がルーフ開口部5
に対して正確に位置決めされ、その後ルーフサイド側ガ
イドレール21を通常位置に移動させるので、ウェザース
トリップの当たり等によって、ルーフサイド装置40がル
ーフ開口部5の車幅方向の両側縁部に対してずれて配置
された場合でも、ルーフサイド側ガイドレール21は正確
に通常位置に配置されることになり、この時、フロント
ローラ8はストッパ70により移動を規制されているか
ら、ルーフサイド側ガイドレール21内に配置された状
態、つまり第4図(a)に示す状態となる。
そうして、図外の操作ボタンによりモータ31を逆転駆動
すると、チルトスライダ32がギヤードワイヤ32により前
方に移動されて、リヤローラ11が車体側ガイドレール22
に沿って前方に移動されると共に、フロントローラ8が
ルーフサイド側ガイドレール21に沿って前方に移動さ
れ、これによりリッド6が第1図に示す半開状態又は第
7図に示す全閉状態となる。
以上のように、実施例では、ルーフサイド装置40、40を
車体ルーフ4から取り外せば、ルーフ開口部5がドア開
口部1と連通して、いわゆるタルガルーフと呼ばれる状
態となって大きな開放感が得られる。
このような解放感を作る場合であっても、脱着式サンル
ーフ車のように大型で重いリッドを取り外す必要もな
く、リッド6は両ガイドレール21、22にガイドされて摺
動し、リッド6に比べて小さなルーフサイド装置40、40
のみを手で取り外すようにすればよいから、着脱作業が
容易であり、また収納スペースが小さくて済む。
更に、ルーフサイド装置40を取り外すようにするために
は、フロントローラ8が車体側に保持されていなければ
ならない。そこで、フロントローラ8を、ルーフサイド
側ガイドレール21内に配置したり外部に出したりしなけ
ればならないが、これをルーフサイド側ガイドレール21
を移動させることで行うようにしたため、ルーフサイド
側ガイドレール21の後端部を短くして固定式にすると共
に、格納凹部60の部分には別体の小型のガイドレールを
設けてフロントローラ8をこのガイドレールに乗り移す
ようにした場合に比べて、ガイドレールを組み付ける際
の寸法精度を高くする必要がなく、組付作業性が良い。
更にまた、ルーフサイド装置40のルーフ開口部5への取
付の際に、ウェザーストリップの当たり等によって、ル
ーフサイド装置40が多少浮き上がり等ずれて配置された
場合であっても、操作レバー43の係止状態への操作の初
期段階において、先づロックピン41、42が挿入孔44、45
内に侵入することにより、ルーフサイド装置40がルーフ
開口部5に対して正確に位置決めされた後に、ルーフサ
イド側ガイドレール21が通常位置に移動されることか
ら、ルーフサイド装置40自体の配置がずれていることに
より、ルーフサイド側ガイドレール21も通常位置からず
れることがなく、常に正しい位置に配置される。
尚、本発明は、実施例に限定されるものではなく、例え
ば実施例では、リッド6をバックドア15に沿って車室内
に格納するようにしたが、格納時にバックドア15に沿わ
ないようにしてもよいし、車室内に格納するのではな
く、車外のバックドア15の上にスライドするようにして
もよい。
また、実施例では、ルーフサイド側ガイドレール21の通
常位置から脱着時位置への移動は、前後方向へのスライ
ド移動で行なうようにしたが、車幅方向へ移動させた
り、また上下方向に移動させて行なうように構成しても
よい。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明による自動車用スライドルー
フ装置にあっては、リッドが車体ルーフに対して摺動可
能となていると共に、ルーフサイド装置が車体ルーフに
対して着脱自在となっているため、リッドを摺動させて
ルーフ開口部を開口した状態でルーフサイド装置を車体
ルーフから取り外せば、ルーフ開口部を車幅方向で外部
空間と画成する部材がなくなり、大きな開放感が得られ
るという効果が得られる。
そして、このような開放感を実現する場合であっても、
脱着式サンルーフ車のように大型で且つ重いリッドを取
り外す必要がなく、リッドはルーフサイド側・車体側両
ガイドレールにガイドされて摺動し、且つ、リッドに比
べて小さなルーフサイド装置のみを取り外すようにすれ
ばよいので、着脱作業が容易であり、また収納スペース
も少なくて済む。
更に、ルーフサイド装置を取り外すためには、フロント
ローラが車体側に保持されていなければならないので、
ルーフサイド側ガイドレールは、フロントローラを車体
側まで案内する長さを有しており、ルーフサイド側ガイ
ドレールをルーフサイド装置に対して移動させて、ルー
フサイド装置着脱時のルーフサイド側ガイドレールと車
体との干渉を防止するようにしている。これにより、格
納凹部の部分に別体の小型のガイドレールを設ける必要
がなく、従ってフロントローラが別体の小型のガイドレ
ールに乗り移るとき、異音、摩耗が発生するのを防止で
き、更にガイドレールを組み付ける際に両者を必ず連続
させるように寸法精度を高くする必要がなく、組付け作
業性が良いという効果が得られる。
更にまた、ルーフサイド側ガイドレールの移動を掛止部
材の離脱状態への操作と連動させることにより、リッド
の着脱の着脱作業が容易になり操作性が向上すると共
に、ルーフサイド側ガイドレールの離脱位置と通常位置
との間の移動は、掛止部材が車体側の被掛止手段に係合
した状態で行なわれることから、ルーフサイド側ガイド
レールは、ウェザーストリップ等に引掛かるようなこと
なく、確実に車体の格納凹部内に収納され得るという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動車用スライドルーフ装置の一
実施例の全体の構成を示す斜視図、第2図は実施例装置
の要部を分解して示す斜視図、第3図は実施例装置の要
部である車体側ガイドレールとチルトスライダとリヤロ
ーラとの関係を示す側面図、第4図(a)(b)は実施
例装置のルーフサイド側ガイドレールとストッパ及びフ
ロントローラとの関係を示す側面図、第5図は実施例装
置の要部であるルーフサイド装置の(a)概略斜視図及
び(b)一部分解斜視図、第6図(a)(b)(c)
(d)は操作レバーによる係止状態又は離脱状態への操
作の過程を示す側面図、第7図、第8図及び第9図は実
施例装置の作用を示す側面図、第10図はガイド部材を含
むルーフサイド装置の断面図、第11図はブラケットを含
むルーフサイド装置の断面図である。 4…車体ルーフ 5…ルーフ開口部 6…リッド 21…ルーフサイド側ガイドレール 22…車体側ガイドレール 40…ルーフサイド装置 41…ロックピン(掛止部材) 42…ロックピン(掛止部材) 43…操作レバー(操作手段) 43b…第一のピン 43c…第二のピン 44…挿入孔(被掛止手段) 45…挿入孔(被掛止手段) 47、48…ラック 47a…ピニオン 49…レールスライダ 49a…溝部 60…格納凹部 80…フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ルーフに形成されたルーフ開口部に対
    して前後方向に摺動可能にリッドが設けられ、ルーフ開
    口部の車幅方向の両側縁部に配設された左右一対のルー
    フサイド装置が、車体ルーフに対して着脱可能に設けら
    れ、 リッドの前側部を支持してリッドの摺動を案内するルー
    フサイド側ガイドレールがルーフサイド装置の各々に設
    けられ、 ルーフ開口部の後方位置の車体には、リッドの後側部を
    支持しかつリッドの摺動を案内する車体側ガイドレール
    が左右一対設けられ、ルーフサイド装置の後方位置の車
    体に、前方に開口された格納凹部が形成され、ルーフサ
    イド装置の車体取付状態において、ルーフサイド側ガイ
    ドレールは、その後端部が格納凹部内に収納された通常
    位置と、後端部が格納凹部から引き出された離脱位置と
    に移動可能にルーフサイド装置に支持された自動車用ス
    ライドルーフ装置において、 車体側の被掛止手段と係脱して係止状態又は離脱状態と
    なる掛止部材と、掛止部材を係止状態又は離脱状態に操
    作する操作手段がルーフサイド装置に設けられ、 操作手段を係止状態に操作した際に、掛止部材が被掛止
    手段に係合してルーフサイド装置が車体ルーフに対して
    位置決めされた後に、ルーフサイド側ガイドレールが通
    常位置に配置され、また、操作手段を離脱状態に操作し
    た際に、掛止部材が被掛止手段から解脱してルーフサイ
    ド装置が車体ルーフから分離される前に、ルーフサイド
    側ガイドレールが離脱位置に配置されることを特徴とす
    る自動車用スライドルーフ装置。
  2. 【請求項2】係止部材は一対のラックと、これらのラッ
    クを作動連結するピニオンとを有し、一方のラックは操
    作手段に軸着され、操作手段が回動されたとき、摺動運
    動を行う請求項(1)に記載の自動車用スライドルーフ
    装置。
  3. 【請求項3】ルーフサイド側ガイドレールはレールスラ
    イダを有し、操作手段はフレームに軸着された操作レバ
    ーと、操作レバーに固定された第一のピン及び第二のピ
    ンとを備え、係止部材が離脱状態となるように操作手段
    を操作したときに第一のピンはレールスライダを押圧し
    てルーフサイド側ガイドレールを離脱位置に移動させた
    後、レールスライダから外れ、係止部材が係止状態とな
    るように操作手段を操作したときに第一のピンはレール
    スライダから外れて、その後第二のピンがレールスライ
    ダに当接してレールスライダを通常位置に移動させる請
    求項(1)又は(2)に記載の自動車用スライドルーフ
    装置。
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