JPH07100362B2 - マ−キング用粘着フイルムの表示方法 - Google Patents

マ−キング用粘着フイルムの表示方法

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JPH07100362B2
JPH07100362B2 JP61127715A JP12771586A JPH07100362B2 JP H07100362 B2 JPH07100362 B2 JP H07100362B2 JP 61127715 A JP61127715 A JP 61127715A JP 12771586 A JP12771586 A JP 12771586A JP H07100362 B2 JPH07100362 B2 JP H07100362B2
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JP
Japan
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group
film
glass
adhesive film
marking
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JP61127715A
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忠義 龍野
駒治 松井
光男 脇本
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は物体表面の表示、装飾形成のために用いられる
マーキング用粘着フィルムの表示方法に関するものであ
り、詳しくは、ガラス被着材表面にシランカップリング
剤を塗布してマーキング用粘着フィルムとの接着性及び
その耐久性を向上させる方法に関する。
[従来の技術] 従来、塩化ビニル系樹脂フィルムを基材とし、該基材の
片面に印刷インキ層、クリヤー塗膜層を形成させ、また
一方の面に粘着剤層を設けて成る粘着フィルムを使用し
てガラス被着材表面に加圧接着することにより図形、文
字等を表示する方法が行なわれていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の方法において、一般に、ガラス被着材は平滑な表
面を有するために粘着剤との接着力が弱く表示物が時間
とともに自然剥離したり、雨や洗浄水によって簡単に剥
離するという欠点があった。
[問題を解決するための手段] 本発明者等は、ガラス被着材表面にシランカップリング
剤を塗布することにより粘着フィルムの接着力が向上す
ることを見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、塩化ビニル系樹脂を基材とし、且
つアクリル系樹脂を感圧性粘着剤とするマーキング用粘
着フィルムをガラス被着材表面に貼付施工するに際し
て、下記一般式 [R1(CH2)p]3-qSi−Zq+1 (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基、アリル基、ア
リール基、ビニル基、アミノ基、H2NCH2CH2NH−基、
(メタ)アクリロキシ基、グリシドキシ基、メルカプト
基、アニリノ基、オクタデシルジメチルアンモニウム基
又はハロゲン原子を表わし、ZはOR2またはハロゲン原
子を表し、R2はアルコキシ基を含有してもよい炭素数1
〜8のアルキル基、アリル基、又はアリール基を表わ
し、Pは0もしくは1〜6の整数を表わし、qは1もし
くは2の整数を表わす) で表わされる加水分解性の官能基を有するシランカップ
リング剤を該ガラス被着材表面にあらかじめ塗布してお
くことを特徴とするマーキング用粘着フィルムの表示方
法に関する。
本発明において、使用するマーキング用粘着フィルムは
上記のごとく、塩化ビニル系樹脂を主成分とするフィル
ム(基材)の裏面に粘着剤を塗布してなり、それ自体す
でに公知であって、具体的には、基材は塩化ビニル系樹
脂を主成分とし、さらに着色剤、可塑剤などを配合して
なるフィルムであり、該フィルムに関し、厚さは20〜50
0μ、引張強度1〜10kg/25mm(テンシロン型引張試験
機、300mm/分、23℃、65%RH)、伸び率50〜300%(同
上)、隠ぺい率90以上(JIS K−5400に準ずる)である
ことが好ましく、公知の方法によって製造できる。
これらの基材の裏面に塗布する粘着剤は、従来公知のも
のを使用することができるが、耐候性および耐油性など
のすぐれたアクリル樹脂系粘着剤が特に好適であり、例
えば、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステルを主
成分とし、さらに必要に応じて、カルボキシル基、水酸
基、アミノ基またはグリシジル基などの官能基を有する
ビニルモノマー、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリ
ロニトリルなどのその他のビニルモノマーなどを用いて
重合もしくは共重合せしめてなるアクリル樹脂系粘着剤
があげられ、さらに目的に応じて粘着付与剤などを添加
することもできる。
本発明において、使用するガラス被着材としては、従来
公知の無機質のガラスであり、例えば、その組成物中に
SiO2,Al2O3,Fe2O3,CaO,MgO,Na2O,K2O,BaO,PbO,B2O3等の
成分を1種以上重要成分として含有するものが挙げられ
る。上記成分を含有するガラスの種類としては、例え
ば、ケイ酸ガラス、ケイ酸塩ガラス、リン酸塩ガラス、
ホウ酸塩ガラス、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス、
鉛アルカリガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガラス
等が挙げられる。
本発明において、使用するシランカップリング剤は、下
記式 [R1(CH23-qSi−Zq+1 [式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基、アリル基、ア
リール基、ビニル基、アミノ基、H2NCH2CH2NH−基、
(メタ)アクリロキシ基、グリシドキシ基、メルカプト
基、アニリノ基、オクタデシルジメチルアンモニウム基
又はハロゲン原子を表わし;ZはOR2またはハロゲン原子
を表わし;R2はアルコキシ基を含有してもよい炭素数1
〜8のアルキル基、アリル基又はアリール基を表わし;p
は0もしくは1〜6の整数を表わし;qは1もしくは2の
整数を表わす] で表わされる化合物を挙げることができる。
前記式で表わされるシランカップリング剤の具体例とし
ては、例えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、アミノシラン、N−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−ア
ミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロ
ロプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルトリス(メ
トキシエトキシ)シラン、γ−アニリノプロピルトリメ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリ
クロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルク
ロロシラン、ビニルトリクロロシラン等が挙げられる。
さらに上記した一般式で表わされる化合物以外にもオク
タデシルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピ
ル]アンモニウムクロライド、γ−[N−(β−メタク
リロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウム(クロ
リド)]プロピルトリメトキシシラン等を使用すること
ができる。
前記したシランカップリング剤の中でも本発明に好適な
ものはトリアルコキシシラン化合物である。
本発明の方法は、ガラス被着材表面に有機溶媒で希釈も
しくは未希釈のシランカップリング剤を塗布し、乾燥
後、被着フィルムを加圧して貼付を行なうことができ
る。
有機溶媒としては、シランカップリング剤を溶解するも
のであれば制限なく使用できるが、塗装作業性の観点か
ら比較的低沸点のものが有利である。具体的には、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
溶媒;メタノール、エタノール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ等のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン系溶媒及び水等が挙げられる。
シランカップリング剤の濃度は、通常0.5〜50重量%の
範囲である。濃度が50重量%をこえると乾燥が遅くなり
粘着フィルムとの接着性が損なわれ、一方0.5重量%未
満であると接着性の改良効果が低い。
シランカップリング剤の塗布は、通常の塗布方法、例え
ば、刷毛塗り、流し塗り、しごき塗り等で行なえばよ
く、塗布量は約600m2/g〜1m2/g(固形分換算)の範囲に
入ることが有利である。また、シランカップリング剤
は、通常常温で5分〜48時間で乾燥するが、乾燥を早め
るために加熱してもよい。
[作用] 本発明の方法において、シランカップリング剤はガラス
被着材表面のシラノール基と反応する加水分解性の官能
基及び粘着フィルムの粘着剤と反応(又は相溶性)のあ
る有機基を含みそれぞれが反応することによってガラス
被着材と粘着剤とを結合する機能を有しており、被着フ
ィルム層と被着材との間の接着を強固にする。しかし
て、本発明の方法は、上記した構成を有するため耐久性
及び耐水性に優れた表示物を形成する。
[実施例] 以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を具体的に説
明する。
実施例1〜7 表−1に示すシランカップリング剤溶液を板ガラス(JI
S R−3202)表面に刷毛で100m2/g(固形分)塗装した
後、室温で15分間乾燥を行なった。次に、塗布されたガ
ラスにマーキング用粘着フィルム[基材が塩化ビニル系
樹脂フィルム(厚み50μ、白色)でその裏面にアクリル
樹脂系粘着剤を塗装(膜厚20μ)したもの]を加圧して
貼付けを行ない室温で1日放置後、試験に供した。
比較例1 実施例1においてシランカップリング剤溶液を使用せず
に実施例と同じ被着材及び粘着フィルムを用いて貼付け
を行なった。
比較例2 実施例1においてマーキング用粘着フィルムにかえて塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)を使用した
以外は実施例1と同様にして貼付けを行なった。
比較例3 実施例1において、マーキング用粘着フィルムとして塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)の裏面にゴ
ム系粘着剤(膜厚20μ)を設けてなるフィルムを使用し
た以外は実施例1と同様にして貼付けを行なった。
比較例4 実施例3において、マーキング用粘着フィルムとして塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)の裏面にゴ
ム系粘着剤(膜厚20μ)を設けてなるフィルムを使用し
た以外は実施例3と同様にして貼付けを行なった。
比較例5 実施例4において、マーキング用粘着フィルムとして塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)の裏面にゴ
ム系粘着剤(膜厚20μ)を設けてなるフィルムを使用し
た以外は実施例4と同様にして貼付けを行なった。
比較例6 実施例5において、マーキング用粘着フィルムとして塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)の裏面にゴ
ム系粘着剤(膜厚20μ)を設けてなるフィルムを使用し
た以外は実施例5と同様にして貼付けを行なった。
比較例7 実施例7において、マーキング用粘着フィルムとして塩
化ビニル系樹脂フィルム(厚み50μ、白色)の裏面にゴ
ム系粘着剤(膜厚20μ)を設けてなるフィルムを使用し
た以外は実施例7と同様にして貼付けを行なった。
[発明の効果] 本発明の方法に用いたシランカップリング剤は、ガラス
被着材及び粘着フィルムに対して接着性に優れかつそれ
自体耐水性に極めて優れているので、従来ガラス被着材
に粘着フィルムを圧貼することは困難とされていたもの
が簡単で容易に耐久性のある表示物が得られるものであ
り、実用上有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル系樹脂を基材とし、且つアクリ
    ル系樹脂を感圧性粘着剤とするマーキング用粘着フィル
    ムをガラス被着材表面に貼付施工するに際して、下記一
    般式 [R1(CH2)p]3-qSi−Zq+1 (式中、R1は炭素数1〜8のアルキル基、アリル基、ア
    リール基、ビニル基、アミノ基、H2NCH2CH2NH−基、
    (メタ)アクリロキシ基、グリシドキシ基、メルカプト
    基、アニリノ基、オクタデシルジメチルアンモニウム基
    又はハロゲン原子を表わし、ZはOR2またはハロゲン原
    子を表し、R2はアルコキシ基を含有してもよい炭素数1
    〜8のアルキル基、アリル基、又はアリール基を表わ
    し、Pは0もしくは1〜6の整数を表わし、qは1もし
    くは2の整数を表わす) で表わされる加水分解性の官能基を有するシランカップ
    リング剤を、該ガラス被着材表面にあらかじめ塗布して
    おくことを特徴とするマーキング用粘着フィルムの表示
    方法。
JP61127715A 1986-06-02 1986-06-02 マ−キング用粘着フイルムの表示方法 Expired - Lifetime JPH07100362B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4002651A (en) * 1974-06-26 1977-01-11 Union Carbide Corporation Azido-silane compositions
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