JPH0699324A - マニプレータ爪先用機能別回転式工具 - Google Patents

マニプレータ爪先用機能別回転式工具

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JPH0699324A
JPH0699324A JP27655192A JP27655192A JPH0699324A JP H0699324 A JPH0699324 A JP H0699324A JP 27655192 A JP27655192 A JP 27655192A JP 27655192 A JP27655192 A JP 27655192A JP H0699324 A JPH0699324 A JP H0699324A
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JP
Japan
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manipulator
connecting shaft
rotary
toe
jig
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Pending
Application number
JP27655192A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsufumi Morozumi
勝文 両角
Takashi Hirozawa
孝志 広沢
Tsuyoshi Hida
剛志 飛田
Makoto Fukuda
誠 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
Original Assignee
Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan, Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corp filed Critical Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
Priority to JP27655192A priority Critical patent/JPH0699324A/ja
Publication of JPH0699324A publication Critical patent/JPH0699324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マニプレータによる作業時間を短縮し、作業
者の疲労低減及び作業効率化を図ることができ、無理な
作業を無くして機器の疲労を低減させ、故障などの発生
を未然に防止できるようにする。 【構成】 マニプレータ爪先10固定用の溝22を有す
る回転式治具12と、それに対して着脱自在で且つフレ
キシブルジョイント40を有する連結軸14と、連結軸
先端部に対して着脱自在のソケット工具本体16の組み
合わせからなる。回転式治具はレバー操作により回転力
付与方向を切換え可能なラチェット機構を内蔵し、連結
軸先端部に回転自在のフリーグリップ50を有する。各
着脱機構は同一のボールジョイント式着脱機構とする。
ソケット工具本体の周壁に差込み穴60を形成し、それ
に対して回転用棒62を差込み・引抜き自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マニプレータの爪先に
装着する回転式の工具に関し、更に詳しく述べると、ラ
チェット機構を備えた回転式治具、フレキシブル連結
軸、及び各種の機能別工具本体とからなり、それら相互
の着脱機構を有するマニプレータ爪先用機能別回転式工
具に関するものである。この工具は、マニプレータによ
るネジの締め・緩め作業、機器の調整作業などに好適な
システムである。
【0002】
【従来の技術】放射性物質を取り扱う施設、あるいは高
所・高温作業場所などでは、マニプレータを使用して遠
隔操作によりネジの締め・緩めなど各種の作業を行って
いる。マニプレータメーカーから、通常の一般工具にマ
ニプレータ用の握りを付けた程度の専用工具は既に市販
されているが、あまり効果的ではなく、作業者が直接取
り扱うような一般工具で間に合わせているのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マニプレータによる作
業は遠隔操作のため、細かな作業がやりずらく、作業者
はかなりの経験を必要とし且つかなりの手間がかかって
いた。特にネジ等の締め・緩め作業は、マニプレータの
細い爪先で工具をしっかりと保持しなければならない上
に手首の動きにも制限があり、作業できる条件はかなり
限られてしまう。そのため、このような作業では、殆ど
の場合、作業者が直接作業を行うしか方法がなく、作業
者の被曝及び現場作業での危険性が高くなる欠点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、マニプレータによる作業
時間を短縮し、作業者の疲労低減及び作業効率化を図る
ことができ、無理な作業を無くして機器の疲労を低減さ
せ、故障などの発生を未然に防止でき、且つ作業者の安
全性を高めることができるようなマニプレータ爪先用機
能別回転式工具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、マニプレータ
爪先固定用の溝を有する回転式治具と、該回転式治具に
対して着脱自在で且つフレキシブルジョイントを有する
連結軸と、該連結軸の先端部に対して着脱自在のソケッ
ト工具本体との組み合わせからなり、前記回転式治具は
レバー操作により回転力付与方向を切換え可能なラチェ
ット機構を内蔵し、前記連結軸の先端部に回転自在のフ
リーグリップを設けたマニプレータ爪先用機能別回転式
工具である。
【0006】ここで、回転式治具と連結軸との間及び連
結軸とソケット工具本体との間の着脱機構は、それぞれ
同一のボールジョイント式着脱機構とすることが望まし
い。またソケット工具本体の周壁に差込み穴を形成し、
該差込み穴に対して回転用棒を差込み・引抜き自在とす
るのが好ましい。
【0007】
【作用】回転式治具の溝にマニプレータ爪先を嵌合する
ことにより、マニプレータによって該回転式治具を中心
で把持でき、そのラチェット機構によって一方向にのみ
回転力を付与できるためネジの締め・緩めなどの回転動
作を連続的に行える。フレキシブルジョイントを有する
連結軸は、どのような場所のネジでさえも、その締め・
緩めを可能とする。着脱機構によって任意のソケット工
具本体を選択使用できる。着脱機構を統一すると、連結
軸を使用することなく、直接ソケット工具本体を回転式
治具に接続することも可能となる。またソケット工具本
体に回転用棒を差し込めるようにすると、容易に増し締
めが可能となり、マニプレータ及び機器への負担が軽減
され、故障の発生を未然に防止できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係るマニプレータ爪先用機能
別回転式工具の一実施例を示す説明図である。この工具
は、放射性物質を取り扱うホットセルと操作室とを仕切
る遮蔽壁を貫通して配置してあるマスタースレーブ型マ
ニプレータに装着して使用するものであり、マニプレー
タ爪先10に固定する回転式治具12と、該回転式治具
12に対して着脱自在の連結軸14と、該連結軸14の
先端部に対して着脱自在の各種ソケット工具本体16と
の組み合わせからなる。
【0009】回転式治具12は、図2及び図3のAに示
すように、円柱状部材20の外周面の中心軸に対して1
80度対称位置に軸方向に延びるマニプレータ爪先固定
用の溝22を有する。また円柱状部材20の中心には四
角柱状の軸24が設けられ、その先端は突出し、ラチェ
ット機構によって任意の一方向のみに選択的に回転力を
付与できるように構成してある。そして後端面に大型の
(マニプレータで容易に操作できる大きさの)ラチェッ
ト機能切換えレバー26が設けられている。ラチェット
機構は、一般のソケットレンチ等に組み込まれているも
のと同様のものであって、マニプレータの爪先が1回転
しかできない構造であることから、この機構を組み込む
ことにより連続的な回転動作が得られることになる。
【0010】マニプレータがロック機構を備えている場
合は、前記溝22は単純な断面矩形状でよく、両方の溝
22にマニプレータ爪先10を入れて挾み込み、爪先を
ロックすることにより固定する。マニプレータにロック
機構が付いていない場合は、図3のBに示すように、溝
28を爪先形状に合わせて蟻溝状とすればよい。そし
て、その溝28に爪先を差し込むことによって容易に固
定できる。
【0011】回転式治具12と連結軸14との着脱機構
の詳細を図4に示す。ここではボールジョイント方式を
採用している。回転式治具12の四角柱状の軸24の一
側面にはボール30が嵌め込まれ、該ボール30を突出
させるように弾撥するスプリング32が内蔵されてい
る。他方、連結軸14の基端部には、前記の四角柱状の
軸24が嵌入する凹部34を有し、丁度ボール30の位
置に離脱用ボタン36を貫設してある。該離脱用ボタン
36は先端部をかしめて抜け落ちないようにし、ピン3
8を取り付けて、落ち込み量を規制している。従って前
記凹部34の中に軸24を押し込むことにより、ボール
30が離脱用ボタン36を押し上げ、ワンタッチで装着
できる。逆に分離するときには、離脱用ボタン36を押
し込んだまま回転式治具12を引き抜けばよい。
【0012】連結軸14は、中間部分に1箇所以上(本
実施例では1箇所のみ)フレキシブルジョイント40を
有する。これは、マニプレータの爪先がネジ等に対して
垂直にならない場合に、ソケット工具本体16の向きを
自由に変えることができ、且つマニプレータ爪部を挿入
不可能な位置にも対処できるようにするものである。フ
レキシブルジョイント40は、図5に詳細に示すよう
に、両方の軸の端部に位置するU型部材42の間にほぼ
直角に捩じれた中継板44を挿入して、ピン46で止め
た構造である。そしてジョイント部のU型部材42と中
継板44との間の摺動部分に、ゴム等からなる薄い円環
状の振れ止め部材48を介装する。この振れ止め部材4
8によって摺動抵抗が付与される。つまりジョイント部
分の角度調整は、遠隔操作を考慮して、ある程度の力を
加えなければ動かないようにしてある。
【0013】また前記連結軸14の先端部には回転自在
のフリーグリップ50を設ける。フリーグリップ50
は、図6に示すように、連結軸14の先端部外周に、そ
れよりもやや大きな内径のステンレス鋼製などのリング
を遊嵌し、外れたり軸方向にずれないように両側にスト
ッパ52を設けた構造であり、リングだけが空回りする
ようにしたものである。リング表面には、マニプレータ
爪先で把持した時に滑らないようにローレット加工など
により溝や凹凸を付けるのがよい。このフリーグリップ
50を他方のマニプレータ爪先で保持することにより、
ソケット工具本体16による作業を容易に行える。
【0014】前述のように連結軸14の先端にはソケッ
ト工具本体16が着脱自在となっている。この着脱機構
は、前記回転式治具12と連結軸14基端との着脱機構
と全く同様である。ソケット工具本体16の周壁には差
込み穴60が形成され、該差込み穴60に対して回転用
棒62が差込み・引抜き自在となっている。ネジを増し
締めする場合などには、この差込み穴60に回転用棒6
2を差し込み、その回転用棒62を他方のマニプレータ
爪先で回転させることにより、マニプレータに無理な力
を加えずに作業ができるようになる。
【0015】ソケット工具本体16は、作業内容に応じ
て各種用意すればよい。例えば図7のAに示すマイナス
・ドライバーのほか、Bのプラス・ドライバー、Cのボ
ックスレンチ、Dの六角レンチなどがある。
【0016】この実施例では、回転式治具12と連結軸
14との着脱機構、及び連結軸14とソケット工具本体
16との着脱機構を全く同一構成としているため、作業
箇所によっては連結軸を用いずに、直接ソケット工具本
体16を回転式治具12に装着して作業を行うことも可
能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、マニプレータ爪先によ
り直接工具を固定できるため、どのような位置のネジに
対しても安定した力と動きが得られる。そしてフレキシ
ブルな連結軸によって狭くてマニプレータが進入できな
い位置のネジに対しても、またマニプレータ爪先とネジ
に対して垂直にならない場合でも、作業を行うことが可
能となる。これにより、従来、マニプレータでは行え
ず、作業者が直接行っていた作業(ネジの締め・緩め、
機器の調整など)が遠隔操作で行えるようになり、作業
者の被曝と現場作業での危険性の低減を図ることができ
る。
【0018】本発明では回転式治具にラチェット機能を
有するため、連続的な回転動作を得ることができ、工具
の持ち換えもなくネジ等の締め・緩め作業がスムーズに
行えるようになる。実際に、本発明に係る工具を使用し
た結果によれば、作業時間が従来の約1/5に短縮さ
れ、作業者及びマニプレータへの負担が軽減され、作業
の効率化を図ることができた。更に回転用棒を付加する
ことにより、マニプレータ及び機器の故障なども未然に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマニプレータ爪先用機能別回転式
工具の一実施例の説明図。
【図2】回転式治具とマニプレータ爪先との関係を示す
説明図。
【図3】回転式治具の斜視図。
【図4】着脱機構の説明図。
【図5】フレキシブルジョイントの詳細図。
【図6】フリーグリップの詳細図。
【図7】ソケット工具本体の説明図。
【符号の説明】
10 マニプレータ爪先 12 回転式治具 14 連結軸 16 ソケット工具本体 22 溝 26 ラチェット機能切換えレバー 40 フレキシブルジョイント 50 フリーグリップ 62 回転用棒
フロントページの続き (72)発明者 福田 誠 茨城県東茨城郡大洗町成田町4002 動力 炉・核燃料開発事業団大洗工学センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニプレータ爪先固定用の溝を有する回
    転式治具と、該回転式治具に対して着脱自在で且つフレ
    キシブルジョイントを有する連結軸と、該連結軸の先端
    部に対して着脱自在のソケット工具本体との組み合わせ
    からなり、前記回転式治具はレバー操作により回転力付
    与方向を切換え可能なラチェット機構を内蔵し、前記連
    結軸の先端部に回転自在のフリーグリップを設けたこと
    を特徴とするマニプレータ爪先用機能別回転式工具。
  2. 【請求項2】 回転式治具と連結軸との間及び連結軸と
    ソケット工具本体との間の着脱機構が、それぞれ同一の
    ボールジョイント式着脱機構である請求項1記載のマニ
    プレータ爪先用機能別回転式工具。
  3. 【請求項3】 ソケット工具本体の周壁に差込み穴を形
    成し、該差込み穴に対して回転用棒を差込み・引抜き自
    在とした請求項1又は2記載のマニプレータ爪先用機能
    別回転式工具。
JP27655192A 1992-09-21 1992-09-21 マニプレータ爪先用機能別回転式工具 Pending JPH0699324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27655192A JPH0699324A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 マニプレータ爪先用機能別回転式工具

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JP27655192A JPH0699324A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 マニプレータ爪先用機能別回転式工具

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Publication Number Publication Date
JPH0699324A true JPH0699324A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17571068

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JP27655192A Pending JPH0699324A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 マニプレータ爪先用機能別回転式工具

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JP (1) JPH0699324A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139838A (en) * 1996-09-06 2000-10-31 Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute Tissue plasminogen activator medicinal composition
JP2013035104A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Nichizo Tech Inc ナットランナー
JP2015112704A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社安川電機 ロボットシステム、容器の開栓方法及び被加工物の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63180430A (ja) * 1987-01-20 1988-07-25 Toshiba Corp ロボツト用工具

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