JP2013035104A - ナットランナー - Google Patents

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Abstract

【課題】ソケットを容易に交換することができるナットランナーを提供することである。
【解決手段】ナットランナー12は、ボルトの頭部に設けられた凹部に係合して、ボルトを回転することにより、ボルトを所定の部材に締結する。ナットランナー12は、軸方向に延びる形状であって、軸方向一方側で締結するボルトに係合するソケット14と、ソケット14の軸方向他方側で、ソケット14に係合可能なアダプタ15とを含み、ソケット14とアダプタ15とは、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられている。
【選択図】図15

Description

この発明は、ナットランナーに関し、特に、ソケットを交換可能なナットランナーに関するものである。
従来のナットランナーが、例えば、特開平8−247161号公報(特許文献1)、および特開平8−318438号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献1に開示されているナットランナーは、駆動軸に固定されるスピンドルと、回転コアとを含む構成である。回転コアには、ボルトを保持する袋ソケットが形成されている嵌合部材が固定されている。そして、スピンドルには、係合凸部が形成され、回転コアには、係合凹部が形成され、回転コアの係合凹部にスピンドルの係合凸部が、上下方向に一定の間隙、および水平方向に一定の間隙を持った位置で嵌入するようにして配置されている。また、嵌合部材は、ネジを螺合することにより、回転コアに固定されている。
また、特許文献2に開示されているナットランナーは、ランナー本体とナットを保持するナットソケットとを含む構成である。ランナー本体には、支持部が形成されており、この支持部とナットソケットの長孔とが嵌合される。そして、ランナー本体には、ナットソケットが支持部から外れるのを防止するために、ナットソケットの外周縁部を押さえる押さえ部材が取り付けられている。
特開平8−247161号公報(図1等) 特開平8−318438号公報(図1等)
ここで、例えば複数のサイズのナットを1個のナットランナーを用いて締結する場合がある。このような場合、ナットのサイズに合わせて、ナットを保持するナットソケット等のソケット部材をナットランナーから取り外し交換する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されているナットランナーでは、袋ソケットが形成されている嵌合部材は、ネジを螺合することにより、回転コアに固定されているため、嵌合部材を交換しようとすると、ネジを取り外す必要があり、容易に交換することが困難である。
また、特許文献2に開示されているナットランナーでは、押さえ部材が外周縁部全体に取り付けられているため、ランナー本体からナットソケットを交換しようとすると、例えば押さえ部材を取り外す必要があり、容易に交換することが困難である。
この発明の目的は、ソケットを容易に交換することができるナットランナーを提供することである。
この発明に係るナットランナーは、ボルトの頭部に設けられた凹部に係合して、ボルトを回転することにより、ボルトを所定の部材に締結する。ナットランナーは、軸方向に延びる形状であって、軸方向一方側で締結するボルトに係合するソケットと、ソケットの軸方向他方側で、ソケットに係合可能なアダプタとを含み、ソケットとアダプタとは、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられている。
こうすることにより、ナットランナーは、ソケットとアダプタとが、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられているため、ソケットとアダプタとを回転するのみで、ソケットを交換することができる。したがって、ソケットを交換する際に、従来のように、ネジや押さえ部材等を取り外す必要はない。その結果、ソケットを容易に交換することができる。
好ましくは、ソケットは、ソケットの軸方向他方端から、アダプタに向って延びる延出部と、延出部の先端から周方向に突出する凸部とを含み、アダプタは、延出部に係合する溝部と、凸部に係合する凹部とを含む。
さらに好ましくは、延出部、凸部、溝部、および凹部は、周方向に複数設けられている。
さらに好ましくは、アダプタにおいて、ソケット側に位置する端面には、端面から突出する突出部材が固定されており、突出部材のうち、ソケット側に位置する面は、球状である。こうすることにより、ソケットとアダプタとを係合する際に、それぞれの中心がずれていても修正しやすくなる。
この発明によると、ナットランナーは、ソケットとアダプタとが、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられているため、ソケットとアダプタとを回転するのみで、ソケットを交換することができる。したがって、ソケットを交換する際に、従来のように、ネジや押さえ部材等を取り外す必要はない。その結果、ソケットを容易に交換することができ、締め付け後のソケット残しは無くなる。
さらに、水平取付のナットランナーにも有効であり、従来の設備に比べ省スペースが可能である。
ソケット交換装置を示す側面図である。 ソケットホルダーの要部を拡大した断面図である。 図1に示すソケットを拡大した側面図である。 図3に示すソケットを図3中の矢印IVの方向から見た正面図である。 図3に示すソケットを図3中の矢印Vの方向から見た正面図である。 図1に示すアダプタを拡大した側面図である。 図6に示すアダプタを図6中の矢印VIIの方向から見た正面図である。 アダプタからソケットを取り外す場合について示す図である。 ナットランナーをソケットホルダーの穴に近づけた状態を示す図である。 ソケットをソケットホルダーの穴に格納した状態を示す図である。 アダプタのみが軸方向に移動して、ソケットがソケットホルダーの穴に格納されたままの状態を示す図である。 アダプタにソケットを取り付ける場合について示す図である。 ナットランナーをソケットに近づけた状態を示す図である。 ソケットの先端(延出部)とアダプタの先端とを当接させた状態を示す図である。 アダプタとソケットとが係合した状態を示す図である。 ピンをソケットの第二の貫通孔から挿出した状態を示す図である。 ソケットおよびアダプタの両方が軸方向に移動する状態を示す図である。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態に係るナットランナーについて説明する。まず、ナットランナーのソケットを交換する際に用いるソケット交換装置について説明する。図1は、ソケット交換装置10を示す側面図である。図1を参照して、ソケット交換装置10は、ナットランナー12を上下方向(図1中の矢印Aの方向)に移動させるサーボモータ11と、この発明の一実施形態に係るナットランナー12と、ソケットホルダー13とを含む構成である。ソケット交換装置10は、図示のない制御部を用いて、駆動を制御されるものである。
サーボモータ11は、駆動すると、ナットランナー12を上下方向や水平方向(図1中の矢印Bの方向)に移動させる。また、ソケット14の交換を行う際に、ナットランナー12を左右方向に回転させたり(図1中の矢印Cの方向)、ボルトを締結する際に、ナットランナー12を右回転させる。なお、この実施例において水平方向とは、ナットランナー12を回転させる回転軸の軸方向である。また、左右方向の回転とは、アダプタ15からソケット14を見た場合の左方向への回転、または右方向への回転を指す。
ソケットホルダー13は、床面に固定されており、ボルトのサイズ毎に複数のソケットが準備されている。ソケットホルダー13は、図1に示す実施例では、上下方向に異なる高さで、複数のソケットが準備されている。
図2は、ソケットホルダー13の要部を拡大した断面図である。図2を参照して、ソケットホルダー13には、ソケットを格納する穴13aが設けられている。穴13aは、その断面が円状であって、直径が後述するソケット14の第一の円柱部25に沿うものである。そして、ソケットホルダー13には、ソケット14が穴13aに格納された際に、ソケット14の周方向の位置決めを行うためのピン13bが設けられている。ピン13bは、上下方向に移動可能であって、ソケット14が穴13aに格納されると、下方向に移動して、後述するソケット14の第二の貫通孔20cに挿入される。これにより、ピン13bは、ソケット14の周方向の位置決めを行う。また、ソケット14が穴13aから出て行く際には、ピン13bは、上方向に移動して、ソケット14の第二の貫通孔20cから挿出されることとなる。
ソケット交換装置10は、ソケット14の交換を行う際に、サーボモータ11を駆動して、ナットランナー12を待機位置から交換位置へ移動させる。そして、ナットランナー12が交換位置に到着すると、ナットランナー12をソケットホルダー13に近づくように移動させる。
ここで、ナットランナー12について説明する。ナットランナー12は、ボルトの頭部に設けられた、例えば六角形状の凹部に係合して、ボルトを回転することにより、ボルトを所定の部材に締結する。ナットランナー12は、ボルトに係合するソケット14と、ソケット14に係合可能なアダプタ15と、アダプタ15が固定され、サーボモータ11により回転する回転部16とを含む構成である。ソケット14とアダプタ15とは、回転部16により回転されることとなる。
図3は、図1に示すソケット14を拡大した側面図である。図4は、図3に示すソケット14を図3中の矢印IVの方向から見た正面図である。図5は、図3に示すソケット14を図3中の矢印Vの方向から見た正面図である。図3〜図5を参照して、ソケット14について説明する。
ソケット14は、軸方向に延びる略円柱形状のソケット本体20と、ソケット本体20に固定され、軸方向に延び、その断面が六角形状の棒状の棒状部材21とを含む。
ソケット本体20は、軸方向一方側に位置する第一の円柱部25と、軸方向他方側に位置する第二の円柱部26とを含む構成である。第一および第二の円柱部25,26は、その直径がそれぞれ異なる略円柱形状の部材である。第一の円柱部25は、ソケット14の交換を行う際に、ソケットホルダー13に固定される部分となる。ソケット本体20は、第一および第二の円柱部25,26の円の中心を貫通する第一の貫通孔20aを有する。第一の貫通孔20aは、その断面が棒状部材21に沿った形状であって、ここでは六角形状である。第一の貫通孔20aには、棒状部材21が挿入される。ソケット本体20は、軸方向一方側、すなわち、アダプタ15と反対側で、第一の貫通孔20aから棒状部材21が突出して、棒状部材21によりボルトに係合し、軸方向他方側で、アダプタ15と係合する。
ソケット本体20の軸方向他方側端面20bには、軸方向他方側に突出する、すなわち、アダプタ15に向かって延びる延出部22と、延出部22の先端において、具体的には、延出部22のうちの軸方向アダプタ15側端部において、周方向に突出する凸部23とが形成されている。延出部22は、軸方向から見た形状が扇形である。凸部23は、例えば、延出部22から周方向に15°突出するようにして形成されており、凸部23においても、軸方向から見た形状が扇形である。延出部22および凸部23は、例えば90°の周方向長さで周方向に2個形成されている。ソケット14とアダプタ15とは、延出部22および凸部23により、係合可能となる。
また、ソケット本体20の軸方向他方側端面20bには、軸方向一方側に凹む形状であって、後述するアダプタ15の突出部材32を受け入れる受入部24が形成されている。受入部24は、その断面が円状である。また、ソケット本体20の第一の円柱部25には、軸方向に垂直な方向、すなわち上下方向に凹む第二の貫通孔20cが形成されている。第二の貫通孔20cは、ソケット14の交換を行う際のソケット14の周方向の位置決めに用いられ、ソケットホルダー13のピン13bが挿入されるものである。
棒状部材21は、ソケット本体20とは別部材であって、ソケット本体20から軸方向一方側に向ってその一部が突出するようにソケット本体20の第一の貫通孔20aに挿通されている。そして、棒状部材21は、軸方向一方側でボルトに係合する。棒状部材21は、その断面が六角形状であって、ボルトの頭部に形成されている凹部に沿った形状である。ナットランナー12は、棒状部材21の軸方向一方側端部21aがボルトの凹部に差し込まれた状態で回転することによって、ボルトを締結する。したがって、棒状部材21の断面形状の大きさを変化させて、棒状部材21を交換すると、複数のサイズのボルトを締結することができる。
図6は、図1に示すアダプタ15を拡大した側面図である。図7は、図6に示すアダプタ15を図6中の矢印VIIの方向から見た正面図である。図6〜図7を参照して、アダプタ15について説明する。
アダプタ15は、軸方向に延びる略円柱形状の部材である。アダプタ15の軸方向一方側端面15aには、軸方向他方側に凹む、すなわち、ソケット14側から遠ざかるように回転部16側に凹む溝部30と、溝部30の軸方向他方側端部において、すなわち、溝部30のうちの軸方向回転部16側端部において、周方向に凹む凹部31とが形成されている。溝部30は、軸方向から見た形状が扇形である。凹部31においても、軸方向から見た形状が扇形である。溝部30および凹部31は、例えば91.5°の周方向長さで周方向に2個形成されている。ソケット14とアダプタ15とは、延出部22が溝部30に係合し、凸部23が凹部31に係合する。
また、アダプタ15の軸方向一方側端面15a、すなわち、ソケット14側端面15aには、ソケット14に向って突出する形状であって、ソケット14の受入部24に差し込まれる突出部材32が固定されている。突出部材32は、円柱形状であって、その円の中心にネジ33が取り付けられることにより、アダプタ15に固定されている。突出部材32の突出した先端面32aは、球状である。こうすることにより、ソケット14とアダプタ15とを係合する際に、それぞれの中心がずれていても修正されることとなる。
また、アダプタ15の軸方向他方側端面15bには、軸方向他方側へ突起する突起部34が形成されており、突起部34を介して、略円柱形状の回転部16であるソケットアッセンブリ16が固定されている。アダプタ15は、ソケットアッセンブリ16を介して、サーボモータ11により上下方向に移動可能となると共に、左右方向に回転可能となる。
また、アダプタ15は、ソケット本体20と同様に、SNC815で形成され、表面には窒化処理が施されている。
ナットランナー12は、ソケット14をアダプタ15に対して、締結するボルトのサイズに応じて、交換可能に設けられている。ここで、ソケット交換装置10を用いて、ソケット14を交換する場合について説明する。まず、図1に示すように、アダプタ15にソケット14が取り付けられており、アダプタ15からソケット14を取り外す場合について説明する。図8〜図11は、アダプタ15からソケット14を取り外す場合について示す図である。なお、図8〜図11においては、アダプタ15のネジ33を省略して図示している。また、ナットランナー12においては、側面図で示し、ソケットホルダー13においては、断面図で示している。
まず、図8を参照して、ソケットホルダー13には、ソケット14がなく、空の状態である。このとき、ピン13bは、上方向に位置している。ソケット交換装置10は、図1に示すサーボモータ11を駆動し、ナットランナー12を待機位置から交換位置へ移動させる。そして、ナットランナー12が交換位置に到着すると、ナットランナー12をソケットホルダー13の穴13aに近づくように移動させる。図9は、ナットランナー12をソケットホルダー13の穴13aに近づけた状態を示す図である。
ソケット交換装置10は、ナットランナー12をソケットホルダー13側(図9中の矢印Dの方向)に移動し、ソケット14をソケットホルダー13の穴13aに格納する。図10は、ソケット14をソケットホルダー13の穴13aに格納した状態を示す図である。ソケット14がソケットホルダー13の穴13aに格納されると、ソケット交換装置10は、ソケット14の第二の貫通孔20cにピン13bが挿入されるよう、ソケットアッセンブリ16を介してナットランナー12を左回転する。そして、ソケット14の第二の貫通孔20cにピン13bが挿入されると係合が外れ、回転を停止する。そして、ピン13bによりソケット14が固定された状態で、さらにソケット14とアダプタ15との係合が外れるよう、再びナットランナー12を所定の角度左回転する。
具体的には、アダプタ15がソケット14に対して、ソケット14から遠ざかるように軸方向に移動可能となるよう、アダプタ15の凹部31がソケット14の凸部23から周方向に遠ざかるように、左回転する。具体的には、溝部30のうち凹部31と周方向反対側の面が、延出部22のうち凸部23と周方向反対側の面に当接するように、左回転する。そうすると、アダプタ15の凹部31とソケット14の凸部23との係合が外れ、非係合状態となる。
そして、ソケット14とアダプタ15との係合が外れた状態となると、回転を停止して、ソケット交換装置10は、ナットランナー12をソケットホルダー13から離れるように軸方向(図11中の矢印Eの方向)に移動する。このとき、ソケット14は、ソケットホルダー13の穴13aに格納されたままであり、アダプタ15のみが軸方向に移動することとなる。図11は、アダプタ15のみが軸方向に移動して、ソケット14がソケットホルダー13の穴13aに格納されたままの状態を示す図である。
このように、ソケット14とアダプタ15とは、一方向(ここでは、左方向)に回転すると、相互に非係合するように設けられており、アダプタ15からソケット14を取り外すことが可能となる。
次に、アダプタ15にソケット14を取り付ける場合について説明する。図12〜図17は、アダプタ15にソケット14を取り付ける場合について示す図である。なお、図12〜図17においては、アダプタ15のネジ33を省略して図示している。また、ナットランナー12においては、側面図で示し、ソケットホルダー13においては、断面図で示している。
まず、図12に示すように、ソケットホルダー13には、ソケット14が格納されている。このとき、ピン13bは、下方向に位置して、ソケット14の第二の貫通孔20cに挿入された状態である。ソケット交換装置10は、図1に示すサーボモータ11を駆動し、ナットランナー12を待機位置から交換位置へ移動させる。ナットランナー12は、アダプタ15のみの状態である。そして、ソケット交換装置10は、ナットランナー12が交換位置に到着すると、ナットランナー12をソケット14に近づくよう(図13中の矢印Fの方向)に移動させる。図13は、ナットランナー12をソケット14に近づけた状態を示す図である。
ソケット交換装置10は、ナットランナー12をソケット14側に移動し、ソケット14の先端(延出部22)とアダプタ15の先端15aとを当接させる。図14は、ソケット14の先端(延出部22)とアダプタ15の先端15aとを当接させた状態を示す図である。このとき、アダプタ15がソケット14に押し付けられることとなる。なお、この押し付けられた状態は、ソケットアッセンブリ16内に設けられた図示しないバネによるものである。そして、ソケット交換装置10は、アダプタ15がソケット14に押し付けられた状態で、ナットランナー12を左回転する。そうすると、アダプタ15の溝部30の周方向位置と、ソケット14の延出部22の周方向位置とが対面して一致した際に、アダプタ15がソケット14側にさらに進むこととなる。そして、ナットランナー12を右回転する。そうすると、アダプタ15の凹部31がソケット14の凸部23に係合する。このとき、突出部材32は、受入部24に差し込まれた状態である。図15は、アダプタ15とソケット14とが係合した状態を示す図である。アダプタ15のみでは、ソケット14から遠ざかるように軸方向に移動不可能となる。
このように、アダプタ15とソケット14とが係合すると、ソケット交換装置10は、回転を停止し、ピン13bをソケット14の第二の貫通孔20cから挿出する。図16は、ピン13bをソケット14の第二の貫通孔20cから挿出した状態を示す図である。
そして、ソケット14とアダプタ15とが係合された状態で、ソケット交換装置10は、ナットランナー12をソケットホルダー13から離れるように軸方向(図17中の矢印Gの方向)に移動する。このとき、ソケット14は、アダプタ15に係合されており、ソケット14およびアダプタ15の両方が軸方向に移動することとなる。図17は、ソケット14およびアダプタ15の両方が軸方向に移動する状態を示す図である。
このようにして、ソケット14とアダプタ15とは、他方向(ここでは、右方向)に回転すると、相互に係合するように設けられており、アダプタ15にソケット14を取り付けることが可能となる。
このように、本願発明によれば、ナットランナー12は、ソケット14とアダプタ15とが、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられているため、ソケット14とアダプタ15とを回転するのみで、ソケット14を交換することができる。したがって、ソケット14を交換する際に、従来のように、ネジや押さえ部材等を取り外す必要はない。その結果、ソケット14を容易に交換することができる。
なお、上記の実施の形態においては、ボルトの頭部には、六角形状の凹部が設けられており、棒状部材21は、ボルトに合わせて、その断面が六角形状である例について説明したが、これに限ることなく、四角形状等、あらゆる形状を適用することができる。
また、上記の実施の形態においては、延出部22および凸部23は、周方向に2個形成されており、溝部30および凹部31は、周方向に2個形成されている例について説明したが、これに限ることなく、1つであってもよいし、2以上であってもよい。
また、上記の実施の形態においては、ソケット14やアダプタ15は、略円柱形状である例について説明したが、これに限ることなく、例えば、略四角柱形状であってもよいし、略六角柱形状であってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、ソケットを交換することのできるナットランナーに有効に利用される。
10 ソケット交換装置、11 サーボモータ、12 ナットランナー、13 ソケットホルダー、13a 穴、13b ピン、14 ソケット、15 アダプタ、15a,15b 端面、16 ソケットアッセンブリ、20 ソケット本体、20a 第一の貫通孔、20b 端面、20c 第二の貫通孔、21 棒状部材、21a 端部、22 延出部、23 凸部、24 受入部、25 第一の円柱部、26 第二の円柱部、30 溝部、31 凹部、32 突出部材、32a 端面、33 ネジ、34 突起部。

Claims (4)

  1. ボルトの頭部に設けられた凹部に係合して、ボルトを回転することにより、ボルトを所定の部材に締結するナットランナーであって、
    軸方向に延びる形状であって、軸方向一方側で締結するボルトに係合するソケットと、前記ソケットの軸方向他方側で、前記ソケットに係合可能なアダプタとを含み、
    前記ソケットと前記アダプタとは、一方向に回転すると相互に非係合し、他方向に回転すると相互に係合するように設けられている、ナットランナー。
  2. 前記ソケットは、前記ソケットの軸方向他方端から、前記アダプタに向って延びる延出部と、前記延出部の先端から周方向に突出する凸部とを含み、
    前記アダプタは、前記延出部に係合する溝部と、前記凸部に係合する凹部とを含む、請求項1に記載のナットランナー。
  3. 前記延出部、前記凸部、前記溝部、および前記凹部は、周方向に複数設けられている、請求項2に記載のナットランナー。
  4. 前記アダプタにおいて、前記ソケット側に位置する端面には、前記端面から突出する突出部材が固定されており、
    前記突出部材のうち、前記ソケット側に位置する面は、球状である、請求項1〜3のいずれかに記載のナットランナー。
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