JPH06988B2 - 杭打船における打設杭の姿勢表示方法 - Google Patents

杭打船における打設杭の姿勢表示方法

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JPH06988B2
JPH06988B2 JP6807687A JP6807687A JPH06988B2 JP H06988 B2 JPH06988 B2 JP H06988B2 JP 6807687 A JP6807687 A JP 6807687A JP 6807687 A JP6807687 A JP 6807687A JP H06988 B2 JPH06988 B2 JP H06988B2
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JP
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pile
leader
driving
pile driving
ship
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JP6807687A
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修 城原
泰三 佐野
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Penta Ocean Construction Co Ltd
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Penta Ocean Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は杭打船のリーダに添わされて打設中の杭の姿勢
を表示する杭打船における打設杭の姿勢表示法に関する
ものである。
(従来技術) 従来、杭打船によって杭を打設する場合における杭の位
置や姿勢の制御は、杭打船の操作員が操船ウインチ及び
リーダ傾斜装置を操作することによって行われるが、操
作上必要な杭の位置や姿勢の情報は杭打船の外の測量員
により提供されていた。即ち、打設杭を座標上のX及び
Yの2方向から夫々測量できるような複数の測量台を海
上の適当箇所に予め設置しておき、打設中のX及びY方
向から測量し得る2つの測量台上に、2名の測量員がそ
れぞれトランシット等により杭の姿勢をその都度測量
し、各々の測量結果をそれぞれの無線連絡にて杭打船の
操作員に通報していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような杭の位置、姿勢情報のとり方
では、杭打船外の2名測量員による2箇所での測量と2
箇所からの無線通報のため、測量及び通報が同時に欠
け、また無線の混信、不通などもあって情報の入り方が
不安定となり、制御を容易に行えない問題点があった。
また、従来の方法では、海上に測量台を設置しなければ
ならない問題点があった。
一方、上記問題を解決するには自動測量システムの採用
が考えられるが、そのためには杭とリーダ間の変位を精
度よく検出する装置を開発することが一つの問題点であ
った。
即ち、打設中、杭はキーパーにて保持されているが、キ
ーパの杭保持部は杭とのあたりを緩和するため緩衝材を
設けており、且つ緩衝材と杭との間には適量の隙間をも
たせているため、杭の傾斜や杭打船の動揺等によってリ
ーダと杭との間は杭打設精度上少なからぬ変位が生じる
ので、精度よく自動測量するためには、リーダに対する
杭の変位を常時把握することが必要である。
本発明の目的は、杭の対リーダ変位検出装置を用いた自
動測量システムを採用することにより、測量員による測
量ならびに海上測量台を設けることなく杭の位置、姿勢
情報を安定して得て、杭の位置、姿勢の制御を容易に行
うことができる杭打船における打設杭の姿勢表示方式が
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明に係る杭打船におけ
る打設杭の姿勢表示方法は、杭打船のリーダ位置を、船
外の固定点との間で光を送受し3辺測量して、杭打船の
位置と向きを測量する光波式船位計と、前記杭打船の傾
斜を計測する船体傾斜計と、前記リーダの傾斜を計測す
るリーダ傾斜計とによって検出し、前記杭打船の前記リ
ーダに添わされて打設される杭のレベルを、船外の固定
点から水平に旋回して発射される旋回レーザー光を受光
する形式の旋回レーザ式レベル計及び前記杭の深度を計
測する杭深度計とによって検出し、前記リーダに対する
前記杭の変位を、該リーダの上下方向の少なくとも2点
に設置された水平首振り機構付超音波送受波器を首振り
させ、前記杭に超音波ビームを発射させて得る1回の首
振りごとの最短測距値とその時の首振り角度から検出
し、これら検出により得られたリーダ位置検出値、杭レ
ベル検出値及び杭の対リーダ変位値をコンピュータに入
力して基準座標上における前記杭の位置と傾斜を算出し
て前記杭の打設姿勢をモニター画面にリアルタイムで表
示することを特徴とする。
(作用) このようにしてデータをとると、杭打設の運転操作上必
要な情報を安定してとれるようになる。、即ち、杭の姿
勢がモニター画面にリアルタイムで表示されるので、そ
れを見ながら運転操作を行えるようになり運転が容易と
なる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図乃至第7図を参照して詳
細に説明する。杭打船1のリーダ2に杭3をキーパ4で
保持し添わせてハンマー5で打設するに際し、本発明で
は杭打船1のリーダ2の位置情報と、杭3のレベル情報
と、杭3のリーダ2に対する変位情報とを求め、これに
より杭3の打設姿勢を求め後述するモニター画面にリア
ルタイムで表示しようとするものである。
杭打船1の位置は、陸上6の2点に設置した3組の反射
鏡7及び発光器7Aのセット、杭打船1上の4点
11,P12,P13及びP14のうちのいずれか2
点に3組配置されて用いられる自動視準式の光波距離計
8と、インターフェイス9、コンピュータ10及びモニ
タ11とのセットからなる3辺測量を行う光波式船位計
12により求める。リーダ2の位置は、杭打船1のX・
Y軸の各鉛直傾斜を、船首部に設けた2方向船体傾斜検
出器13Aと変換器13Bとから計測する船体傾斜計1
3によって検出し、リーダ2の傾斜を、櫓傾動軸部に設
けたセルシン14Aと変換器14Bとから計測するリー
ダ傾斜計14によって検出し、これら各検出値と、前記
光波式船位計12とから求める。船体傾斜及びリーダ傾
斜の各検出値はインターフェース15を経てコンピュー
タ16に入力され、杭打船1の位置のデータは光波式船
位計12のコンピュータ10からコンピュータ16に転
送される。
杭打船1のリーダ2に添わされて打設される杭3のレベ
ルは、陸上の基準高さの固定点に設けた旋回式リーザ光
発光器18と該レーザ発光器18から水平に旋回して発
射される旋回レーザ光19を杭打船1上の2点P21
22のうちいずれか1点に一台配置されて受光するレ
ーザ受光器20と変換器20Aとからなる杭打船水平レ
ベル検出用の旋回レーザ式レベル計21と、杭3の深度
を計測する杭深度計22とで検出し、インターフェイス
15を介してコンピュータ16に入力する。
この場合、杭3の深度を検出する杭深度計22として、
ロータリエンコーダはスプリング式トルクウィンチ22
Aを用い、これを櫓頂部に設置する。即ち、計測ワイヤ
ー22Bの先端に重錘を設けたロータリエンコーダ付ス
プリング式トクルウィンチ22Aを櫓頂部に設け、また
ハンマー5のクランプ部5Aに重錘を挿入する筒(該筒
はハンマー5の加速、衝動により重錘が飛び出ない長さ
とする)22Cを設け、計測ワイヤー22Bがハンマー
5の上下動に追従できるようにし、操作室23にウイン
チの積算回転数を求めるカウンタ22Dを設けて、計測
ワイヤー22Bの送出量を検出し、リーダ傾斜角及び船
体傾斜により補正して船体に対する杭3の深度を算出す
る。座標深度は、これにレーザ式レベル計21のデータ
を加算して求める。
リーダ2に対する杭3の変位は、3台の水平首振り機構
付超音波送受波器24,25,26と杭変位変換器27
とからなる杭の対リーダ水平変位計28により検出する
が、その検出方法を第5図について説明する。
一般に、打設中の杭3は、キーパ4により周囲を保持さ
れているが、杭3、キーパ4間には若干の隙があるた
め、杭3の傾斜や杭打船1の動揺等により杭3の中心位
置はリーダ2に対して平面座標上少なからず変動する。
従つて、リーダ2上の杭変位計測点P31,P32,及
びP33(超音波ビーム発射点と同一点)に対する杭3
中心位置3Aをリアルタイムで検出するために、実施例
では、杭変位計測点P31,P32及びP33と杭3表
面3B間の最短距離lと、その時の首振り角度α
を検出し、これと既知の杭半径dの値とによって求める
ことにしている。
即ち、水平首振機構付超音波送受波器24,25,26
をそれぞれリーダ2後方の櫓27上に設けて超音波ビー
ム29を前方の杭3に対し首振りさせながら発射し、杭
表面3Bからの反射波を受信すると同時にその時の首振
り角度をポテンショメータで検出し、各データを操作室
23に設けた杭変位変換器27に出力する。
水平首振機構付超音波送受波器24,25,26の首振
り範囲及び首振速度は、超音波ビーム発射点P31,P
32及びP33と杭表面3B間の距離、杭の変動範囲な
らびに杭3の姿勢画面のリフレッシュ時間等を勘案し
て、首振り範囲は船体中心線28に対してαを選定
し、首振速度は1回の首振時間を選定してきめる。
杭変位計変換器27は水平首振機構付超音波送受器2
4,25,26の3台分のデータを刻々取り込み、それ
ぞれの首振1回毎の杭変位計測点P31,P32及びP
33と杭表面3B間の最短距離lとその時の首振角度
αを算出し、杭変位計測点P31,P32およびP
33の3点分の変位データとしてインターフェイス15
に出力する。
この場合、リーダ2に対する杭3の傾斜は、杭変位変則
点P31,P32及びP33の内のいずれか2点におけ
る最短測距値lとその時の角度αとにより、ソーダ
2に対する2点の杭3の各水平変位を検出し、これによ
り2点間の杭3の傾斜を求める。
変位計測点の選択方法は、杭3の深度によっては計測不
能になる計測点があるので、予め設定深度をきめてお
き、杭打設中の深度が設定深度より浅い時はP31,P
32の2点、深い時はP32,P33の2点を選択する
ことにしている。
光波式船位計12は現在の船体位置1Aを計算し、CR
T等の船位表示用モニター11の画面11Aに設計(目
標)船体位置1Bと共に第6図に示すようにリアルタイ
ムで表示する。
操作員は、この表示をみながら操船ウィンチを操作し
て、現在の船体位置1Aを修正し、設計船体位置1Bに
なるようにする。
コンピュータ16では、船位、船体傾斜及びリーダ傾斜
の各データにもとずくリーダ位置検出値と、杭レベル検
出値及び杭3の対リーダ2変位値とにより基準座標上に
おける杭2の位置と傾斜を算出して杭の打設姿勢を現在
の杭傾斜3Aとして杭設計傾斜3Bと共にCRT等の杭
打設姿勢表示用モニター17の画面17Aに第7図に示
すようにリアルタイムで表示する。
操作員はこの表示を見ながらリーダ傾動装置を操作して
杭3の角度を修正し、設計角度になるようにする。
(発明の効果) 以上説明したように本発明では、自動的に各種データを
とるようにしているので、杭打設の運転操作上必要な情
報を安定してとることができる。即ち、杭打船の操作室
内にて杭の姿勢がリアルタイムでモニターに表示される
ので、杭打設作業の運転操作が容易に行なうことができ
る。
また、船外の測量員による測量と、海上測量台の設置を
省略することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る杭打船における杭設杭の打勢表示
方法を実施する装置の一実施例の電気的構成を示すブロ
ック図、第2図及び第3図は本実施例で用いている杭打
船の構成の一例を示す側面図及び平面図、第4図は杭打
船と陸上設置機器との関係を示す各斜視図、第5図はリ
ーダに対する杭の変位検出装置の平面説明図、第6図は
船位表示モニターの正面図、第7図は杭の打設姿勢表示
モニターの正面図である。 1……杭打船、2……リーダ、3……杭、12……光波
式船位計、13……船体傾斜計、14……リーダ傾斜
計、10,16……コンピュータ、21……旋回レーザ
式レベル計、22……杭深度計、24〜26……水平首
振機構付超音波送受波器、11……船位表示用モニタ
ー、17……杭打設姿勢表示用モニター、28……杭の
対リーダ水平変位計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杭打船のリーダ位置を、船外の固定点との
    間で光を送受し3辺測量して、杭打船の位置と向きを計
    測する光波式船位計と、前記杭打船の傾斜を計測する船
    体傾斜計と、前記リーダの傾斜を計測するリーダ傾斜計
    とによって検出し、前記杭打船の前記リーダに添わされ
    て打設される杭のレベルを、船外の固定点から水平に旋
    回して発射される旋回レーザー光を受光する形式の旋回
    レーザ式レベル計及び前記杭の深度を計測する杭深度計
    とによって検出し、前記リーダに対する前記杭の変位
    を、該リーダの上下方向の少なくとも2点に設置された
    水平首振り機構付超音波送受波器を首振りさせ前記杭に
    超音波ビームを発射させて得る1回の首振りごとの最短
    測距値とその時の首振り角度から検出し、これら検出に
    より得られたリーダ位置検出値、杭レベル検出値及び杭
    の対リーダ変位置をコンピュータに入力して基準座標上
    における前記杭の位置と傾斜を算出して前記杭の打設姿
    勢をモニター画面にリアルタイムで表示することを特徴
    とする杭打船における打設杭の姿勢表示方法。
JP6807687A 1987-03-24 1987-03-24 杭打船における打設杭の姿勢表示方法 Expired - Lifetime JPH06988B2 (ja)

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