JPH069883B2 - 角形袋端部の成形方法 - Google Patents

角形袋端部の成形方法

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JPH069883B2
JPH069883B2 JP60250902A JP25090285A JPH069883B2 JP H069883 B2 JPH069883 B2 JP H069883B2 JP 60250902 A JP60250902 A JP 60250902A JP 25090285 A JP25090285 A JP 25090285A JP H069883 B2 JPH069883 B2 JP H069883B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は角形袋端部の成形方法に関し、より具体的に
は、肥料等の粉状或いは粉状物を入れる袋の端部を、こ
れ等物を収納した状態において角形となるように成形す
る為の方法に関する。
[従来の技術] 第4図は従来の角形袋を未使用の潰れた状態で示す平面
図である。この袋10は肥料、薬品、建築資材等の粉状或
いは粉状物を入れるもので、全体は合成樹脂製フィルム
よりなる。この袋10にあっては、物を収納した状態にお
いて上下端部12,14が角形となるように、袋素子両端部
の開口部を折畳み、この上に合成樹脂製のフィルム状態
部接続帯16,18を接着して固定してある。その折畳み及
び接着態様は従来の一般的な紙袋の角底を成形するのと
同様であり、接続帯の接着は熱溶着方法が使用し難いこ
とから、ホットメルトのような接着剤により行なってい
る。また、上側端部の接続帯16の片側は直接袋素子の端
部に接着せず、この間に薄肉環状の合成樹脂製フィルム
状弁素子20を接着開設し、ここに逆止弁付きの導入口を
形成してある。即ち、この導入口から粉状或いは粉状物
を吹込んで袋内を満たせば、箔肉フィルムからなる弁は
内圧により袋素子のフィルムに密着し、内容物の漏れを
防止する。
この構成の袋10によれば、内容物を充填した後は、上下
端部12,14が角形に即ち袋自体が角形になる為、従来極
一般的に用いられている端部開口部をミシン縫いで閉鎖
したような袋に比べて、荷崩れが起き難く、また荷積に
必要な床面積を2割以上(および図示例のような場合)
削減出来るという利点がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の角形袋10にあっては、然し、折畳み工程が複
雑であることから製造装置が大型化すること、或いは接
着剤に掛かる費用が馬鹿にならないこと、等から製造単
価が高くつくという根本的な問題がある。また製造が複
雑なるが故に、第4図図示の完成状態でユーザに供給す
るしかなく、従ってユーザにおいては、内容物の充填を
狭い導入口から行なわなければならず、その為内容物の
充填作業に時間が掛かると共に、その自動化も難しいと
いう問題もある。
本発明は斯かる観点に基づいてなされたものであり、上
記従来技術の欠点を解消し、両端部が完全に成形された
袋製品自体も安価に提供出来るだけでなく、一端部を開
口させたままで袋を提供し、内容物充填後はユーザ側で
袋端部の閉鎖成形を行なうことを可能とする、角形袋端
部の成形方法を提案することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する為本発明においては、弁素子接着工
程と、折曲げ工程と、重なり部分接着工程と、接続帯接
着工程と、から本成形方法を構成した。
弁素子接着工程では、環状開口部からなる袋素子端部の
少なくとも対向辺部に沿って、該辺部の縁よりも外方に
延在するようにフィルム状弁素子をシール接着する。
折曲げ工程では、上記開口部の弁素子を接着した上記対
向辺部を弁素子の部分と共に内側に折返す。
重なり部分接着工程では、上記折曲げ工程での開口部の
折返しの際に、両側から内側に向けて折込まれる折曲げ
辺部と、折込まれない非折曲け辺部との重なり部分にお
いて、内容物を充填したときの袋の厚さを画定するのに
相当する所要の位置で、開口部の非折曲げ辺部の縁と略
平行に、弁素子を含めてシール接着する。
接続帯接着工程では、上記開口部の上記折曲げ対向辺部
間に位置する両非折曲げ辺部に沿って、フィルム状接続
帯の両辺部をシール接着して両非折曲げ辺部を接続す
る。
[作用] 上記構成により本発明の成形方法にあっては、角形袋端
部の成形と同時に、端部の両隅部に夫々逆止弁付きの導
入口を成形することが出来る。そして上記従来の袋と同
様、この導入口から内容物を吹込んで袋内に充填すれ
ば、フィルムからなる弁素子は内圧により袋素子に密着
し、内容物の漏れを防止すると共に、同内圧により袋端
部は角形に即ち袋自体は角形になる。
[実施例] 第1図は本発明に係る角形袋端部の成形方法を用いた合
成樹脂製袋の製造工程を示す図である。
袋の主部分をなす比較的厚肉のフィルムFは予め環状
に成形され、これを潰した状態でローラ50に巻かれる。
フィルムFは送りローラ52を介して搬送され、フォト
センサ56からの信号により作動するカッタ54はよって定
寸に切断される。切断されたフィルムFは袋素子30と
してチェーンコンベア58の第1ステージに供給され、チ
ャック60に咬持される。
チャック60に咬持された袋素子30はコンベア58の駆動に
よりアイドル状態の第2及び第3ステージを通過し、第
4ステージに至る。第4ステージにおいて、袋素子30の
両端部(両開口部)には、その辺部に沿って外側全周に
箔肉の合成樹脂製フィルム状弁素子40が接着される。弁
素子40Fはチャックコンベア58の両側に配設されたロ
ーラ62からガイド64を介して供給され、熱溶着部材66に
より袋素子30にシール接着され、カッタ68によって定寸
に切断される。
袋素子30は弁素子40が接着された後、更にアイドル状態
の第5ステージ通過して第6ステージに至る。第6ステ
ージにおいて、袋素子30の両開口部は、チャックコンベ
ア58の両側に一対ずつ配設されたエアー式吸引パイプ70
により夫々両側から吸引され、大きく開かれる。その
為、吸引されない開口部の対向辺部32−32は、ここに接
着された弁素子40の部分42−42と共に内側に折曲げられ
る。折り曲げられた袋素子30はこの状態で第7ステージ
に送られ、ここ熱溶着部材72により、上記折曲げ非折
曲げ辺部34−34と重なった折曲げ辺部32−32及び弁素子
部分42−42とが、所要の位置で開口部の非折曲げ辺部の
縁と略平行にシール接着36−36される。上記所要の位置
とは、内容物を充填ときの袋の厚さ方向の寸法を画定位
置に相当する。そして更に、次続の接続帯46の接着の際
に袋素子30内側における熱溶着を防止する為、上記工程
により成形された状態の袋素子30の開口部の内表面周囲
(実際は半周囲で十分であるが)に熱溶着防止剤が塗布
される。
折曲げ部分が接着され且つ熱溶着防止剤が塗布された袋
素子30は、第8ステージにおいて両開口部が閉じられ、
第9ステージに至る間にカッタ74により両開口部の非折
曲げ辺部(重なり部分の一部を含む)に沿ってその縁の
幾分内側をを切断される。そして第9ステージにおい
て、切断により縁が幾分内側に位置することとなった両
非折曲げ辺部に沿って、フィルム状接続帯46の両辺部が
接着され、両非折曲曲げ辺部が接続される。接続帯46の
フィルムFはチャックコンベア58に両側に配設された
ローラ76から、送りローラ78を介して搬送され、フォト
センサ82からの信号により作動するカッタ80によって定
寸に切断される。切断されたフィルムFは接続帯46と
して袋素子30の両非折曲げ辺部34−34外側に供給され、
上下押圧式熱溶着部材84 よりここにシール接着される。この時、両非折曲げ辺部
の縁は接続帯に接着されないように設定されている。
上記工程により完成した袋はアイドル状態の第10ステー
ジを通過し、第11ステージにおいてコンベア86により順
次回収される。
なお、上記第7ステージの最後においては、接続帯46の
接着の際の袋素子30内側における熱溶着を防止する為、
熱溶着防止剤を塗布しているが、これは、上記第9スデ
ージにおける熱溶着の際に、袋素子30の非折曲げ辺部34
−34間に板等を挾むことで代えることが出来る。また上
記第7ステージの重なり部分接着工程と、上記第9ステ
ージの接続帯接着工程とは、単一の熱溶着部材を以て同
時に行なうようにすることも可能である。
第2図は上記工程に従って製造した袋の一端部側を未使
用の潰れた状態で示す平面図、第3図は同袋の一端部を
内容物が充填されて角形となった状態を内側から示す側
面図である。
袋素子30は両端部の両側即ち4隅(第2図では一端部側
しか示されていないが)において辺部32が内側に折曲げ
られ、平面図において隅取り形状をなす。辺部32の開口
縁からは、上記工程の第4ステージにおいて供給される
フィルム状弁素子40が袋の内部に向かって筒状に延び、
該弁素子40の第2図中上側は、上記第7ステージにおけ
る重なり部分の接着工程により袋素子30の非折曲げ辺部
34にシール接着される。また非折曲げ辺部34の外側には
上記第9ステージで供給される接続帯46が接着され、第
2図中表裏に位置する両非折曲げ辺部34−34が接続され
る。
その為、上記工程に従って製造された袋素子30は、結果
として上記折曲げ辺部32に対応した4隅に、弁素子40か
らなる逆止弁付きの導入口を具備することとなる。そし
てこの導入口から内容物を吹込んで袋内に充填すれば、
第3図図示の如く、内圧により袋端部は角形に即ち袋自
体は角形になると共に、フィルムからなる4つの弁素子
40は内圧により袋素子30に密着し、内容物の漏れを防止
する。
また第3図に示す如く、両非折曲げ辺部34の縁が重なっ
ていないこと、及び両縁が、上記第9ステージの最後に
説明したように、接続帯46に接着されていないこと等か
ら、これ等の隙間を通して弁素子40から僅かに空気を抜
けることが可能となり、これが荷積をした際に内圧を逃
がす空気抜き孔の役割を果す。従来の一般的なこの種袋
にあっては、この空気抜きの為、袋にわざわざ複数の針
孔を開ける必要があった。
[発明の効果] 本発明の係る角形袋端部の成形袋端部の成形方法によれ
ば、従来の角形袋のような複雑な折畳み工程が不要であ
る為、袋製品の成形装置即ち製造装置を小型化すること
が出来る。また、各部の接着は熱溶着で足りる為、高価
な接着剤は不要となる。従って袋製品の製造単価が安価
になる。
本成形方法に従って両端部を成形した袋製品にあって
は、両端部の両隅部に夫々逆止弁付きの導入口が形成さ
れる為、ユーザはこの4箇所の何処からでも内容物を吹
込むことが出来る。また従来の角形袋に比べて、未使用
の潰れた状態ににおいて側面に張出した部分が存在しな
い為、揃え製も良くなる。
また、本成形方法を実施する装置は小型で安価なもので
済む為、ユーザ側に同成形装置を配備しておくことも可
能となる。即ち、一端部を開口させたままで袋を提供
し、内容物充填後はユーザ側で袋端部の閉鎖成形を行な
うようにすれば、内容物の導入を広い開口部を介して行
なうことが出来るようになり、従って、同作業の迅速化
及び自動化が容易に達成可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る角形袋端部の成形方法を用いた合
成樹脂製袋の製造工程を示す図、第2図は上記工程に従
って製造した袋の一端部側を未使用の潰れた状態で示す
平面図、第3図は同袋の一端部を内容物が充填されて角
形となった状態を内側から示す側面図、第4図は従来の
角形袋を未使用いの潰れた状態で示す平面図である。 30…袋素子 32…折曲げ辺部 34…非折曲げ辺部 40…
弁素子 46…接続帯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が開口する筒状の袋素子の両開口縁を
    それぞれ外方に延長するように、フィルム状弁素子を各
    開口縁全周にわたりシール接着する弁素子接着工程と、 上記袋素子の平坦に畳んだ状態において、下面側を平坦
    に保持したまま上面側の開口縁部の中央部分を前記弁素
    子とともに内方に折返して開口縁部の内面の一部が露呈
    するように開き、この操作に伴って前記開口縁部の両端
    部が自然に立上って内方に幅寄せされ、内側に折曲げら
    れて畳み込まれ、三角形状の折曲げ辺部を形成する折曲
    げ工程と、 上記折曲げ工程において、内面の一部が露呈される開口
    の両端部に形成される三角形状の折曲げ辺部と、この三
    角形状に関与しない開口縁の非折曲げ辺部との重なり部
    分において、前記開口縁部の折返し折目からは等距離
    で、内容物を充填したときの袋の厚さ方向に相当する距
    離だけ離間した位置を、前記弁素子を含めて、前記折目
    と平行に接着シールする重なり部分接着工程と、 上記開口部の対向する上記折曲げ辺部間に位置する両非
    折曲げ辺部に沿って、フィルム状接続帯の両辺部をシー
    ル接着して両非折曲げ辺部を接続する接続帯接着工程
    と、 からなることを特徴とする角形袋端部の成形方法。
  2. 【請求項2】前記重なり部分接着工程と接続帯接着工程
    とが同時に行なわれることを特徴とする特許請求の範囲
    (1)項に記載の角形袋端部の成形方法。
JP60250902A 1985-11-11 1985-11-11 角形袋端部の成形方法 Expired - Lifetime JPH069883B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102008017446A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-15 Windmöller & Hölscher Kg Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Säcken
DE102008017442B4 (de) * 2008-04-03 2013-01-17 Windmöller & Hölscher Kg Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Säcken, welche Gewebe aus gereckten Kunststoffbändchen umfassen
DE102008017445A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-15 Windmöller & Hölscher Kg Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Säcken
AT10632U1 (de) * 2008-04-07 2009-07-15 Statec Anlagentechnik Gmbh Vorrichtung zum abfüllen von säcken

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