JPH0698578A - 速度検波器 - Google Patents

速度検波器

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Publication number
JPH0698578A
JPH0698578A JP4243238A JP24323892A JPH0698578A JP H0698578 A JPH0698578 A JP H0698578A JP 4243238 A JP4243238 A JP 4243238A JP 24323892 A JP24323892 A JP 24323892A JP H0698578 A JPH0698578 A JP H0698578A
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JP
Japan
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speed
input
cycle
speed detection
detection signal
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JP4243238A
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Kazuki Azuma
一樹 東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、速度検波器とこの後段に接続され
るデジタルフィルタとから成る回路の周波数特性の変化
範囲を広げることができると共に、前記周波数特性の切
り替えを瞬時に行うことを目的としている。 【構成】 本発明において、減算器13は現在入力して
いる速度検出信号の入力時刻から遅延器12から供給さ
れる前記速度検出信号の1サイクル前の入力時刻を減算
して前記速度検出信号の周期D1を求める。減算器14
は前記周期D1から目標周期L1を減算して速度エラー
データE1を求める。減算器17は現在入力している速
度検出信号の入力時刻から遅延器16から供給される前
記速度検出信号のn(nは2以上の任意の整数)サイク
ル前の入力時刻を減算して前記速度検出信号の周期D2
を求める。減算器18は前記周期D2から目標周期L2
を減算して速度エラーデータE2を求める。加算器20
は乗算器15、19によりそれぞれ係数が乗算された前
記E1、E2の乗算結果E3、E4を加算して、速度エ
ラー信号Eを合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロコンピュータの
内部等に構成され、ビデオテープレコーダのドラムモー
タのサーボ系等に用いられる速度検波器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の速度検波器は制御対象のモ
ータの回転速度を示す速度検出信号(FG)を入力し
て、前記速度検出信号と目標値とのずれに対応する速度
エラー信号を出力する作用を有している。図8は上記し
た速度検波器50とその後段に接続されるデジタルフィ
ルタ60を示した従来例である。入力端子1には図9に
示されるような速度検出信号の入力時刻データ(以降こ
れを速度検出データ100と称する)が入力され、この
速度検出データ100は遅延器2と減算器3に入力され
る。遅延器2は内部にメモリを有しており、入力端子1
から入力される前記速度検出データ100の1サイクル
手前の信号を記憶して減算器3に出力する。従って、入
力端子1に図9のnで示した速度検出データが入力さ
れ、これが減算器3に入力された時、遅延器2からは一
つ手前の図9のn−1でを示す速度検出データが同減算
器3に入力される。
【0003】このため、減算器3では図9に示した前記
速度検出データの周期Tが算出され、この周期Tが減算
器4に入力されが、減算器4には制御対象モータの目標
速度に対応する前記速度検出データ100の目標周期T
0 (以降、基準周期と称する)が入力される。このた
め、この減算器4からは現在の速度検出データ100の
周期Tと前記基準周期T0 との差分である速度エラーデ
ータEが次段のサンプルホールド回路5に入力される。
このサンプルホールド回路5はソフトウエアスイッチ5
1を有しており、入力端子1に入力される速度検出デー
タ100がハイレベルの期間のみオンとなって減算器4
から出力される前記速度エラーデータEを0次ホールド
回路52に入力してホールドする。このようにしてサン
プルホールド回路5でホールドされた前記速度エラーデ
ータは、これ以降に述べるデジタルフィルタ60に入力
される。尚、上記0次ホールド回路52内に記載されて
いる式(1−e-ST )/Sは従来の速度検波器50の周
波数特性を示しており、S=jωで、ωは上記速度検出
信号の角速度を示している。
【0004】次に、前記サンプルホールド回路5によっ
てホールドされた速度エラーデータEは加算器6、7に
入力される。加算器6には遅延器8により遅延された1
周期前の加算器6による加算結果も入力されるため、前
記速度エラーデータEは加算器6で1周期前の加算結果
と加算され、この加算結果が乗算器9と遅延器8に入力
される。乗算器9は入力された前記加算結果にK3を乗
算して、その結果を加算器7に出力する。一方、遅延器
8は入力された乗算結果を保持してこれを次のサイクル
で加算器6に出力する。加算器7は速度エラーデータE
に前記乗算結果を加算して出力する。
【0005】結局、速度検波器50は、度制御対処モー
タの目標速度からのずれに対応した速度エラーデータE
を出力し、デジタルフィルタ60は前記速度エラーデー
タEからDC成分のオフセットを吸収した後、前記速度
エラーデータEを後段に出力する。図10は上記従来の
速度検波器50の周波数特性例を示した図であり、又、
図11は上記したデジタルフィルタ60の周波数特性例
を示した図である。ここで、このデジタルフィルタ60
の周波数特性を決定するのは乗算器9の乗算係数K3で
あり、この乗数K3を変化させることにより、デジタル
フィルタ60の周波数特性を変えることができる。この
デジタルフィルタ60の周波数特性を変えることによっ
て、前記従来の速度検波器50とこのデジタルフィルタ
60とにより決定される総合的な周波数特性を前記制御
対称モータの回転モードに応じて変化させることができ
る。しかし、デジタルフィルタ60には以下に述べるよ
うな2つの欠点があった。(1)デジタルフィルタ60
のダイナミックレンジを確保するため、乗算器9の乗算
係数K3の設定に制限が生じる。例えば、前記K3=1
/8とした場合、このデジタルフィルタ60の周波数特
性は上記した図11に示すようになるが、この周波数特
性を下げるには上記K3を例えば1/16にして小さく
する必要がある。この時、デジタルフィルタ60のダイ
ナミックレンジは遅延器8に使用されている(メモリの
ダイナミックレンジ)÷K3となる。従って、周波数特
性を下げると、デジタルフィルタ60のダイナミックレ
ンジが小さくなるため、遅延器8に使用されているメモ
リのビット数に制限がある場合、デジタルフィルタとし
て所定値以上のダイナミックレンジを確保するには、前
記K3の値を余り小さくできなくなるため、上記した
(1)の欠点が生じる。
【0006】(2)周波数特性の切り替えが瞬時にでき
ない。デジタルフィルタ60の周波数特性を切り替える
時、前記乗数K3K値を切り替える。加算器7の出力側
であるA点のオフセットデータによって生ずる遅延器8
のオフセット量=前記A点のオフセットデータ÷K3が
前記乗数K3の値により異なるため、以下に述べるよう
な不具合が発生する。即ち、前記A点でのオフセットデ
ータをDofとし、前記乗数をK3aからK3bに切り替
えたとすると、前記遅延器8のDof/K3bが前記乗数
K3の切り替え後にDof/K3aに収束するまでに、D
Cオフセットずれが発生してしまうため、上記の如く前
記デジタルフィルタ60の周波数特性を瞬時に切り替え
ることができなくなる欠点が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くマイクロコ
ンピュータに構成される従来の速度検波器とその後段に
接続されるデジタルフィルタの総合的な周波数特性を例
えば制御対象であるモータの回転モードに応じて変化さ
せる場合、従来は前記デジタルフィルタに用いられてい
る乗算器の乗算係数を変化させて行っていた。しかし、
デジタルフィルタの周波数特性を例えば下げると、この
フィルタのダイナミックレンジが小さくなるため、前記
乗算係数の値をあまり小さくすることができず、この
分、前記総合的な周波数特性の変化範囲に制限が生じて
しまうという欠点があった。又、前記乗数係数を切り替
えると、デジタルフィルタにDCオフセットずれが発生
するため、前記総合的な周波数特性を瞬時に切り替える
ことができず、応答特性が悪いという欠点があった。
【0008】そこで本発明は上記の欠点を除去し、速度
検波器とこの後段に接続されるデジタルフィルタとから
成る回路の周波数特性の変化範囲を広げることができる
と共に、前記周波数特性の切り替えを瞬時に行うことが
できる速度検波器を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の速度検波器は入
力信号の1サイクル前の入力時刻と現サイクルの入力時
刻とから前記入力信号の周期を求める第1の周期検出手
段と、この第1の周期検出手段により求まった周期と第
1の目標周期との差分信号を求める第1の減算手段と、
この第1の減算手段により求められた差分信号に第1の
所定係数を乗算する乗算手段と、前記入力信号のn(n
は2以上の任意の整数)サイクル前の入力時刻と現サイ
クルの入力時刻とから前記入力信号の周期を求める第2
の周期検出手段と、この第2の周期検出手段により求ま
った周期と第2の目標周期との差分信号を求める第2の
減算手段と、この第2の減算手段により求められた差分
信号に第2の所定係数を乗算する乗算手段と、前記第
1、第2の乗算手段から出力される各差分信号を加算し
て合成する合成手段とを具備した構成を有する。
【0010】
【作用】本発明の速度検波器において、第1の周期検出
手段は入力信号の1サイクル前の入力時刻と現サイクル
の入力時刻とから前記入力信号の周期を求める。第1の
減算手段は前記第1の周期検出手段により求まった周期
と第1の目標周期との差分信号を求める。乗算手段は前
記第1の減算手段により求められた差分信号に第1の所
定係数を乗算する。第2の周期検出手段は前記入力信号
のn(nは2以上の任意の整数)サイクル前の入力時刻
と現サイクルの入力時刻とから前記入力信号の周期を求
める。第2の減算手段は前記第2の周期検出手段により
求まった周期と第2の目標周期との差分信号を求める。
乗算手段は前記第2の減算手段により求められた差分信
号に第2の所定係数を乗算する。合成手段は前記第1、
第2の乗算手段から出力される各差分信号を加算して合
成する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の速度検波器の一実施例を示した
ブロック図である。5は加算器20から出力される制御
対象モータの速度の目標値からのずれに対応する速度エ
ラーデータEをサンプルホールドするサンプルホールド
回路で、ソフトウェアースイッチ51と0次ホールド5
2を有している。10は速度エラーデータが出力される
出力端子、11は速度検出データ100が入力される入
力端子、12は速度検出データ100を一周期遅延させ
る遅延器、13、17は前記速度検出データ100の周
期を算出する減算器、14、18は前記速度検出信号の
周期の目標周期からのずれを算出する減算器、15は入
力される速度差分データにK1を乗算する乗算器、16
は速度検出データ100を2周期遅延させる遅延器、1
9は入力される速度差分データにK2を乗算する乗算
器、20は乗算器15、19から出力される乗算信号を
加算する加算器で、その加算信号は上記した制御対象モ
ータの速度の目標値からのずれに対応する速度エラーデ
ータとなる。
【0012】図2は図1に示した本例の速度検波器等が
ソフトウェア的に構成しているマイクロコンピュータを
用いたドラムモータのサーボ制御系の一例を示した図で
ある。21はVTRのドラムモータの回転速度を制御す
るサーボ用マイクロコンピュータで、このコンピュータ
の中にソフトウェア的に図1に示したような速度検波器
や図3に示したデジタルフィルタ等が構成されている。
22は制御対象であるドラムモータで、このドラムモー
タの回転速度に対応した速度検出信号101を発生する
速度検出器23と前記ドラムモータの回転位相信号20
1を発生する位相検出器24を有している。前記サーボ
用マイクロコンピュータ21は速度検出器23から発生
される速度検出信号101と位相検出器24から発生さ
れる位相検出信号201を入力し、これら信号からドラ
ムモータ22を所定速度及び所定位相で回転させる制御
信号300を作成した後、これを制御信号出力部25か
らオペアンプ26を介してモータ駆動用トランジスタ2
7のベースに出力する。尚、このサーボ用マイクロコン
ピュータ21にはモードデータ400等が入出力される
と共に、水晶発信器28からは基準信号が入力されてい
る。尚、上記速度検出信号101、位相検出信号201
はサーボ用マイクロコンピュータ21のPG入力端子3
0、FG入力端子29に入力されている。
【0013】図3は上記したサーボ用マイクロコンピュ
ータの処理過程例を示したブロック図である。PG入力
端子30から入力された速度検出信号101は捕獲器3
1でこの信号が入力された時刻データである速度検出に
変換され、この速度検出データが速度検波器32に入力
される。速度検波器32は入力された速度検出データを
検波して、図2に示したドラムモータ22の目標回転速
度からのずれに対応する速度エラーデータEを得た後、
これをデジタルフィルタ33を介して加算器34に出力
する。FG入力端子29から入力された位相検出信号は
捕獲器35でこの信号が入力された時刻データである位
相検出データに変換され、この位相検出データが位相検
波器36に入力される。位相検波器36は入力された位
相検出データを検波して、図2に示したドラムモータ2
2の目標位相からのずれに対応する位相エラーデータを
得た後、これをデジタルフィルタ37を介して加算器3
4に出力する。加算器34では入力された速度エラーデ
ータと位相エラーデータとから図2に示した前記ドラム
モータ22のモータ制御データを作成し、これをデジタ
ルフィルタ38を介してD/A変換器39に出力する。
D/A変換器39は入力されたモータ制御データをアナ
ログ信号に変換した後、これを制御信号出力部25に出
力する。尚、速度検波器32は図1に示した本例の速度
検波器である。
【0014】次に図1に示した速度検波器の動作につい
て説明する。入力端子11から入力された速度検出デー
タ100は遅延器12、16に入力されると共に、減算
器13、17に入力される。これにより、遅延器12は
入力速度検出データを1サイクル遅延し、1サイクル前
の速度検出データを減算器13に出力する。また、遅延
器16は入力速度検出データを2サイクル遅延し、2サ
イクル前の速度検出データを減算器17に出力する。な
お、図示されない捕獲器は被制御モータの回転速度に対
応した図4に示すような速度検出信号を入力して、これ
を例えば速度検出信号のnの入力時刻、n−1の入力時
刻、n−2の入力時刻…に変換するが、この入力時刻が
上記した速度検出データである。減算器13は現サイク
ルの速度検出データ100から1サイクル遅延した速度
検出データを減算して、前記図4で示した速度検出信号
の周期D1を算出する。これは図2のnで示した信号が
入力された時刻nからn−1で示した信号が入力された
時刻n−1を減算して、その結果を計測クロック周期
0.2μ秒で除すことにより、前記周期D1が算出され
る。減算器17は現サイクルの速度検出データから2サ
イクル遅延した速度検出データを減算して、前記図4で
示した速度検出信号の周期D2を算出する。これは図2
のnで示した信号が入力された時刻nからn−2で示し
た信号が入力された時刻n−2を減算して、その結果を
計測クロック周期0.2μ秒×2で除すことに相当し、
前記周期D2が算出される。
【0015】減算器14は減算器13から入力される速
度検出信号の周期D1と別途入力される目標周期L1 と
の差分である速度エラーデータE1を算出し、得られた
速度エラーデータE1を乗算器15に出力する。減算器
18は減算器17から入力される速度検出信号の周期D
2と別途入力される目標周期L2 との差分である速度エ
ラーデータE2を算出し、得られた速度エラーデータE
2を乗算器19に出力する。乗算器15は入力された速
度エラーデータE1にK1を乗算して速度エラーデータ
E3を作成し、これを加算器20に出力する。乗算器1
9は入力された速度エラーデータE2にK2を乗算して
速度エラーデータE4を作成し、これを加算器20に出
力する。加算器20は上記速度エラーデータE3、E4
を加算して速度エラーデータEとし、これをサンプルホ
ールド回路5に出力する。サンプルホールド回路5は入
力端子1に速度検出データが入力される度にソフトウェ
アスイッチ51をオンとして、加算器20から入力され
る速度エラーデータEを0次ホールド回路52にてホー
ルドし、このホールドデータを出力端子10から図3に
示したデジタルフィルタ33に出力する。尚、デジタル
フィルタ33の構成は図8に示したものと同一である。
【0016】ここで、上記E1、E2の周波数特性は次
式で表される如くなる。 E1=K1×A{2sin (ωT/2)÷ωT}…(1) E2=K1×A{2sin (2ωT/2)÷ωT}…(2) 図1の遅延器12、減算器13、14とサンプルホール
ド回路5で構成される速度検波器の周波数特性は図9に
示した従来型の速度検波器と同じになる。又、遅延器1
6、減算器17、18とサンプルホールド回路5で構成
される速度検波器の周波数特性は図5に示したようにな
る。例えば乗算器15、19の乗算係数K1、K2をK
1=1/2、K2=1/4にすると、加算器20から出
力される速度エラーデータEは、E=E1/2+E2/
4となる。従って、図1に示した本例の速度検波器の周
波数特性は図6に示したようになる。この図6に示した
周波数特性をG(x)とすると以下の如く表される。 |G(x)|=A×{2sin (ωT/2)÷ωT}×{K1×2sin (ωT/ 2)÷ωT+K2×2sin (ω・nT/2)÷ω・nT}…(3)
【0017】図7は図1に示した速度検出器の動作を示
したフローチャートである。ステップ701にて速度検
出信号の捕獲割り込み待ちを行い、割り込みが生じる
と、ステップ702に進んで捕獲器に現入力の速度検出
信号の入力時刻をセットする。ステップ703では減算
器13により現速度検出信号の入力時刻から遅延器12
から出力される1サイクル前の前記速度検出信号の入力
時刻を減算して、前記速度検出信号の周期D1を求め
る。ステップ704では減算器18により現速度検出信
号の入力時刻から遅延器16から出力される2サイクル
前の前記速度検出信号の入力時刻を減算して、前記速度
検出信号の周期D2を求める。ステップ705では上記
の如く求まった周期D1から目標速度周期L1を減算し
て速度エラーデータE1を求める。ステップ706では
上記の如く求まった周期D2から目標速度周期L2を減
算して速度エラーデータE2を求める。ステップ707
では乗算器15により前記速度エラーデータE1に係数
K1を乗算して速度エラーデータE3を求める。ステッ
プ708では乗算器19により前記速度エラーデータE
2に係数K2を乗算して速度エラーデータE4を求め
る。ステップ709では上記のようにして求めた速度エ
ラーデータE3とE4を加算して、速度エラーデータE
を求める。ステップ710では入力端子11に入力され
る次のサイクルのデータを遅延器12、16等にセット
して処理を終了する。
【0018】本実施例によれば、速度検出信号の1周期
前の入力時刻データと現周期の入力時刻データから前記
速度検出信号の周期を求める速度検波器と、速度検出信
号の2周期前の入力時刻データと現周期の入力時刻デー
タから前記速度検出信号の周期を求める速度検波器とを
並列接続して、各速度検波器から得られた周期データに
それぞれ係数を掛けて加算して合成する回路構成を採る
ことにより、入力端子11から出力端子10までの本例
の速度検波器32の周波数特性は上記(3)式のように
表され、このため、上記(3)式のK1、K2、nを調
整することにより、前記本例の速度検波器32の周波数
特性を任意に設定することができる。
【0019】従って、この本例の速度検波器32の後段
に接続されるデジタルフィルタ33は適切な周波数特性
を有する固定化されたものでも、速度検波器32とデジ
タルフィルタ33を組み合わせた全体の周波数特性を上
記のように速度検波器32の周波数特性を変化させるこ
とにより変化させることができる。しかも、速度検波器
32を構成する遅延器12、16にオフセットデータが
蓄積されないため、上記のように周波数特性を変化させ
ても回路のダイナミックレンジに影響を与えることがな
いため、前記周波数特性変化を広範囲にすることができ
ると共に、速度検波器32の構成が非巡回型フィルタで
あるため、時定数を持たず、前記周波数特性の変化を瞬
時に行うことができる。従って、従来の如く前記デジタ
ルフィルタ33の周波数特性を変える必要がなくなるた
め、このデジタルフィルタの周波数特性を変化させるこ
とにより従来生じた周波数特性の変化範囲の制限や周波
数特性を瞬時に切り替えることができない等の諸欠点を
無くすことができる。
【0020】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の速度検波器に
よれば、速度検波器とこの後段に接続されるデジタルフ
ィルタとから成る回路の周波数特性の変化範囲を広げる
ことができると共に、前記周波数特性の切り替えを瞬時
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の速度検波器の一実施例を示した回路
図。
【図2】図1に示した本例の速度検波器等をソフトウェ
ア的に構成しているマイクロコンピュータを用いたドラ
ムモータのサーボ制御系の一例を示した図。
【図3】図2に示したサーボ用マイクロコンピュータの
処理過程例を示したブロック図。
【図4】図1に示した速度検出器に入力される速度検出
信号の一例を示した波形図。
【図5】2周期前の速度検出信号と現速度検出信号とか
ら前記速度検出信号の周期を求める側の図1に示した構
成の周波数特性例を示した図。
【図6】図1に示した速度検波器の周波数特性例を示し
た図。
【図7】図1に示した速度検波器の動作を示したフロー
チャート。
【図8】従来の速度検波器とデジタルフィルタの一例を
示したブロック図。
【図9】図8に示した速度検波器に入力される速度検出
信号の一例を示した図。
【図10】図8に示した速度検波器の周波数特性例を示
した図。
【図11】図8に示したデジタルフィルタの周波数特性
例を示した図。
【符号の説明】
5…サンプルホールド回路 10…出力端子 11…入力端子 12、16…遅
延器 13、14、17、18…減算器 15、19…乗
算器 20…加算器 51…ソフトウ
ェアスイッチ 52…0次ホールド回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の1サイクル前の入力時刻と現
    サイクルの入力時刻とから前記入力信号の周期を求める
    第1の周期検出手段と、この第1の周期検出手段により
    求まった周期と第1の目標周期との差分信号を求める第
    1の減算手段と、この第1の減算手段により求められた
    差分信号に第1の所定係数を乗算する乗算手段と、前記
    入力信号のn(nは2以上の任意の整数)サイクル前の
    入力時刻と現サイクルの入力時刻とから前記入力信号の
    周期を求める第2の周期検出手段と、この第2の周期検
    出手段により求まった周期と第2の目標周期との差分信
    号を求める第2の減算手段と、この第2の減算手段によ
    り求められた差分信号に第2の所定係数を乗算する乗算
    手段と、前記第1、第2の乗算手段から出力される各差
    分信号を加算して合成する合成手段とを具備したことを
    特徴とする速度検波器。
JP4243238A 1992-09-11 1992-09-11 速度検波器 Withdrawn JPH0698578A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4243238A JPH0698578A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 速度検波器

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JP4243238A JPH0698578A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 速度検波器

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JPH0698578A true JPH0698578A (ja) 1994-04-08

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ID=17100898

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JP4243238A Withdrawn JPH0698578A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 速度検波器

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JP (1) JPH0698578A (ja)

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