JPH0698402A - Pwmコンバータ制御装置 - Google Patents
Pwmコンバータ制御装置Info
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- JPH0698402A JPH0698402A JP24538692A JP24538692A JPH0698402A JP H0698402 A JPH0698402 A JP H0698402A JP 24538692 A JP24538692 A JP 24538692A JP 24538692 A JP24538692 A JP 24538692A JP H0698402 A JPH0698402 A JP H0698402A
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Abstract
がなく、制御誤差を低減して制御精度及び電力変換率を
向上させたPWMコンバータ制御装置を得る。 【構成】 誘導集電コイル1からPWMコンバータ11に
供給される三相電流IU〜IW及び三相電圧VU〜VWに基
づいて、誘導集電コイル内の誘起電圧VSU、VSV及びV
SWを瞬時演算により求める内部誘起電圧検出回路20を設
けた。
Description
搭載される誘導集電用のPWMコンバータ制御装置に関
し、特に制御精度及び電力変換率を向上させたPWMコ
ンバータ制御装置に関するものである。
ーにおいては、地上側からの誘導磁界を利用して、車両
側の誘導集電コイルに誘起される電圧により種々の直流
負荷を駆動している。この場合、誘導集電コイルからの
交流電力はPWMコンバータを介して直流電力に変換さ
れるが、誘起電力を高効率に利用するため、PWMコン
バータ内のスイッチング素子を最適にオンオフ制御する
必要がある。
ウム第603号第475頁〜第479頁「PWMコンバータによる
非接触集電有効電力の向上」に記載された従来のPWM
コンバータ制御装置を示す構成図である。図において、
1は地上側の一次コイル(図示せず)に対向する誘導集電
コイルであり、内部インピーダンスR(抵抗器)及びL
(インダクタンス)を介して、誘起電圧VSU、VSV及びV
SWに基づく三相電圧VU、VV及びVW並びに三相電流
IU、IV及びIWを出力する。
VV及びVW並びに三相電流IU、IV及びIWが入力され
るPWMコンバータであり、トランジスタブリッジから
なるインバータで構成され、交流電力を直流電力に変換
する。尚、誘導集電コイル1とPWMコンバータ11との
間のラインには、三相電流IU、IV及びIWを検出するた
めの変流器が設けられている。12はPWMコンバータ11
の直流出力端子間に接続されたフィルタコンデンサ、13
はフィルタコンデンサ12の両端間に接続された負荷であ
る。
誘起電圧VSU、VSV及びVSWとほぼ同位相の三相電圧V
SU′、VSV′及びVSW′を検出するピックアップコイ
ル、3は三相電圧VSU′、VSV′及びVSW′から誘起電
圧VSU、VSV及びVSWの位相を検出してPWMコンバー
タ11の制御に必要な正弦波信号sinωt及びcosωtを生成
する同期位相検出回路、4は正弦波信号sinωt及びcos
ωt並びに三相電流IU、IV及びIWに基づいて三相電
流IU、IV及びIWの有効分IP及び無効分IQを検出する
3相/2相変換回路である。
に基づいて無効電力指令Qを生成するQコントローラ、
6はフィルタコンデンサ12の出力電圧VFと出力電圧基
準FRとの偏差に基づいて電圧指令Vを生成するVコン
トローラ、7は有効分IPと電圧指令Vとの偏差に基づい
て有効電力指令Pを生成するPコントローラである。
びに正弦波信号sinωt及びcosωtに基づいてPWMコン
バータ11が出力すべき正弦波電圧eU、eV及びeWを決定
する2相/3相変換回路、9は正弦波電圧eU、eV及び
eWに基づいてPWMコンバータ11に対する制御パルスC
Pを決定するPWMパルス発生回路、10は制御パルスCP
を増幅してPWMコンバータ11内のトランジスタを実際
にオンオフするゲート回路である。
コンバータ制御装置の動作について説明する。まず、誘
導集電コイル1は、地上側からの誘導磁界により集電さ
れた三相の誘起電圧VSU、VSV及びVSWを、それぞれ内
部インピーダンスR及びLを介して三相電圧VU、VV及
びVW並びに三相電流IU、IV及びIWとし、PWMコン
バータ11に供給する。
交流電力を直流電力に変換し、フィルタコンデンサ12を
介して平滑された電力を負荷13に供給する。このとき、
PWMコンバータ11のトランジスタをオンオフさせて出
力電圧及び位相を制御することにより、有効電力及び無
効電力を制御し、力率が1となるような高効率運転を実
現させる。
ンスとなるインダクタンスLは非常に大きく、%インピ
ーダンスが300%〜500%となるため、最大限に有効電力
を取得するためには、インダクタンスLが発生する無効
電力を相殺するように、PWMコンバータ11から無効電
力を発生させる必要がある。又、力率=1となるように
PWMコンバータ11を制御するためには、誘起電圧
VSU、VSV及びVSWの位相の零点を正確に知る必要があ
る。
コイル1の誘起電圧VSU、VSV及びVSWによる磁束変化
を検出して誘起電圧とほぼ同位相の三相電圧VSU′、V
SV′及びVSW′を取得し、同期位相検出回路3は、共に
波高値=1で検出電圧VSU′と同位相の正弦波信号sin
ωtと90°位相差の正弦波信号cosωtとを生成する。又、
3相/2相変換回路4は、正弦波信号sinωt及びcosωt
並びに三相電流IU、IV及びIWに基づく演算により、電
流の有効分IP及び無効分IQを検出する。
力基準QRとの偏差を増幅することにより無効電力制御
用の無効電力指令Qを生成し、又、Vコントローラ6
は、フィルタコンデンサ12からフィードバックされた出
力電圧VFと出力電圧基準FRとの偏差に基づいて電圧制
御用の電圧指令Vを演算し、Pコントローラ7は、有効
分IPと電圧指令Vとの偏差に基づいて、有効電力制御用
の有効電力指令Pを生成する。
及び有効電力指令P並びに正弦波信号sinωt及びcosωt
に基づいて、PWMコンバータ11が出力すべき電圧及び
位相の正弦波瞬時波形を決定し、正弦波電圧eU、eV及
びeWとして出力する。PWMパルス発生回路9は、正
弦波電圧eU、eV及びeWを例えば三角波キャリアと比較
し、PWMコンバータ11が出力すべきパルス波形を制御
パルスCPとして生成する。
増幅してPWMコンバータ11内のトランジスタをオンオ
フ制御する。これにより、PWMコンバータ11の直流出
力端子から所要の直流電圧が出力され、フィルタコンデ
ンサ12は、直流リップルを吸収した出力電圧VFを負荷1
3に印加する。このように、ピックアップコイル2から
の三相電圧VSU′、VSV′及びVSW′に基づいて、PW
Mコンバータ11に対する制御パルスCPの基準位相を決
定している。
場合、ピックアップコイル2で検出される三相電圧
VSU′、VSV′及びVSW′の位相は、誘導集電コイル1
内の誘起電圧VSU、VSV及びVSWの位相と大きく異なる
ことがある。このため、PWMコンバータ11に対する制
御誤差が増大し、例えば、直流出力端子側の電圧が変動
したり、負荷13に対する供給電力が低下する現象が発生
するおそれがある。従って、このような制御誤差が生じ
ると、高効率運転を実現することはできない。
タ制御装置は以上のように、誘導集電コイル1内の誘起
電圧VSU、VSV及びVSWを検出する手段としてピックア
ップコイル2を用いているので、周辺磁界等の影響によ
り誘導集電コイル1とピックアップコイル2との位相差
が大きくなり、制御誤差が増大して所要の直流電力を取
得することができないという問題点があった。
ためになされたもので、制御誤差を低減し、制御精度及
び電力変換率を向上させたPWMコンバータ制御装置を
得ることを目的とする。
ンバータ制御装置は、誘導集電コイルからPWMコンバ
ータに供給される三相電流及び三相電圧に基づいて、誘
導集電コイル内の誘起電圧を演算により求める内部誘起
電圧検出回路を設けたものである。
される三相電流及び三相電圧に基づく瞬時演算により、
集電コイルの誘導電圧を検出する。
ついて説明する。図1はこの発明の実施例1を示す構成
図であり、1及び3〜13は前述と同様のものである。20
は誘導集電コイル1内の誘起電圧VSU、VSV及びVSWを
検出するための内部誘起電圧検出回路であり、誘導集電
コイル1からPWMコンバータ11に供給される三相電流
IU、IV及びIW並びに三相電圧VU、VV及びVWに基づい
て、誘起電圧VSU、VSV及びVSWに相当した三相電圧V
SU′、VSV′及びVSW′を演算により求める。尚、誘導
集電コイル1とPWMコンバータ11との間のラインに
は、三相電圧VU、VV及びVWを検出するための電圧セン
サ(図示せず)が設けられている。
1相(U相)分の構成を示す回路図であり、21はPWMコ
ンバータ11のU相入力電流IUの入力端子と演算増幅器
(後述する)の入力端子との間に挿入されて比例ゲイン
を決定するための抵抗器、22は演算増幅器の入出力端子
間に接続されて微分係数を決定するための抵抗器、23は
抵抗器21の両端間に並列接続されて微分係数を決定する
ためのコンデンサ、24は抵抗器21及びコンデンサ23とU
相検出電圧VSU′の出力端子との間に挿入された演算増
幅器である。尚、U相検出電圧VSU′は、演算増幅器24
の出力電圧VAと誘PWMコンバータ11のU相入力電圧
VUとの和により与えられる。
この発明の実施例1の動作について説明する。尚、内部
誘起電圧検出回路20以外の動作は前述と同様なので、こ
こでは省略する。内部誘起電圧検出回路20は、PWMコ
ンバータ11の三相入力電流IU、IV及びIW並びに三相
入力電圧VU、VV及びVWに基づいて、誘導集電コイル
1内の誘起電圧VSU、VSV及びVSWに相当した三相電圧
VSU′、VSV′及びVSW′を演算する。
図1のように内部インピーダンスR及びLを含む電圧源
と考えることができる。従って、例えばU相について考
慮すると、U相誘起電圧VSU、PWMコンバータ11のU
相入力電圧VU及びU相入力電流IUの間に、以下の関係
が成り立つ。
瞬時値に対して成立する。従って、式より、U相入力
電圧VU及びU相入力電流IU等の各瞬時値と、内部イン
ピーダンスR及びLの値とに基づいて、U相誘起電圧V
SUの瞬時波形を取得可能なことが分かる。
ダンスとなる抵抗値R及びインダクタンスLの値が固定
されているものとすると、内部インピーダンスの値Z
は、以下のように表わされる。
fを用いて、ω=2πfで表わされる。式より、式
は以下のように変形される。
て、図2のように演算増幅器24を用いた回路が構成され
る。図2より、内部誘起電圧検出回路20から出力される
U相誘起電圧VSU′は、以下のように表わされる。
1、22及びコンデンサ23の回路定数を選択すれば、式
が式と一致し、式の演算を各瞬時値に対して行うこ
とができる。
置することにより、誘導集電コイル1内の誘起電圧
VSU、VSV及びVSWの瞬時波形に相当した三相電圧
VSU′、VSV′及びVSW′を得ることができる。以下、
前述と同様に、三相電圧VSU′、VSV′及びVSW′を基
準として、周辺磁界等に影響されない高精度の制御パル
スCPを得ることができる。
けることのみで、誘導集電コイル1内の三相誘起電圧を
求めることができる。従って、図4のように誘導集電コ
イル1の近傍にピックアップコイルを設置する必要がな
く、長い配線を設置する必要もない。又、内部誘起電圧
検出回路20は、PWMコンバータ11内に内蔵させること
ができるので、更に小形で且つ安価に構成することがで
きる。
起電圧検出回路20を図2のようなアナログ回路で構成し
たが、図3のようにマイクロコンピュータで構成しても
よい。
U相入力電流IUをデジタル信号に変換するADコンバ
ータ、26はU相入力電圧VUをデジタル信号に変換するA
Dコンバータ、27はデジタル信号に変換されたU相入力
電流IU及びU相入力電圧VUを取り込みU相誘起電圧V
SU′を演算するマイクロコンピュータ、28は演算された
U相誘起電圧VSU′をアナログ信号に変換するDAコン
バータである。
タ25を介したU相入力電流IUを微分する微分機能27a
と、微分されたU相入力電流IUに内部インダクタンス
の値Lを乗算する乗算機能27bと、ADコンバータ25を
介したU相入力電流IUに内部抵抗値Rを乗算する乗算
機能27cと、乗算機能27b及び27cの各演算結果並びに
ADコンバータ26からのU相入力電圧VUを加算する加
算機能27dとを含む。
より、式に相当しするU相誘起電圧VSU′が得られる
ことは明らかであり、実施例2の場合も実施例1と同様
の効果を奏することが分かる。又、上記各実施例では、
PWMコンバータ11内のスイッチング素子としてトラン
ジスタを用いたが、GTOサイリスタ、又はIGBT等
を用いてもよい。
電コイルからPWMコンバータに供給される三相電流及
び三相電圧に基づいて、誘導集電コイル内の誘起電圧を
瞬時演算により求める内部誘起電圧検出回路を設けたの
で、周辺磁界等の影響を受けることがなく、制御誤差を
低減して制御精度及び電力変換率を向上させたPWMコ
ンバータ制御装置が得られる効果がある。
ある。
示す回路図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 誘導集電コイルからの交流電力を直流電
力に変換して負荷に供給するPWMコンバータの制御装
置であって、 前記PWMコンバータに入力される電流及び電圧に基づ
いて前記誘導集電コイル内の誘起電圧を演算により求め
る内部誘起電圧検出回路と、 前記誘起電圧に基づいて正弦波信号を生成する同期位相
検出回路と、 前記PWMコンバータに入力される電流及び前記正弦波
信号に基づいて前記電流の有効分及び無効分を検出する
第1の変換回路と、 前記PWMコンバータの出力電圧、出力電圧基準及び前
記有効分に基づいて有効電力指令を生成するPコントロ
ーラと、 無効電力基準及び前記無効分に基づいて無効電力指令を
生成するQコントローラと、 前記正弦波信号、前記有効電力指令及び前記無効電力指
令に基づいて前記PWMコンバータが出力すべき電圧を
生成する第2の変換回路と、 前記PWMコンバータが出力すべき電圧に基づいて前記
PWMコンバータ内のスイッチング素子開閉用の制御パ
ルスを生成するPWMパルス発生回路と、 を備えたPWMコンバータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24538692A JP3100238B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | Pwmコンバータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24538692A JP3100238B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | Pwmコンバータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0698402A true JPH0698402A (ja) | 1994-04-08 |
JP3100238B2 JP3100238B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24538692A Expired - Fee Related JP3100238B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | Pwmコンバータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100238B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100483807B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2005-04-20 | 한국철도기술연구원 | 회생용 3레벨 피더블유엠 컨버터를 이용한 전동차직류전원 공급 시스템 |
KR100491864B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2005-05-27 | 한국철도기술연구원 | 회생용 2레벨 피더블유엠 컨버터를 이용한 전동차직류전원 공급 시스템 |
JP2006287996A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Railway Technical Res Inst | 誘導集電装置の電圧飽和時の制御方法 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24538692A patent/JP3100238B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100491864B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2005-05-27 | 한국철도기술연구원 | 회생용 2레벨 피더블유엠 컨버터를 이용한 전동차직류전원 공급 시스템 |
JP2006287996A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Railway Technical Res Inst | 誘導集電装置の電圧飽和時の制御方法 |
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