JPH069805U - 曲がり矯正機構付旋盤 - Google Patents

曲がり矯正機構付旋盤

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JPH069805U
JPH069805U JP5462192U JP5462192U JPH069805U JP H069805 U JPH069805 U JP H069805U JP 5462192 U JP5462192 U JP 5462192U JP 5462192 U JP5462192 U JP 5462192U JP H069805 U JPH069805 U JP H069805U
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straightening
bending
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正道 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋削加工の前後又は途中において連続的に曲
がり矯正を行うことのできる曲がり矯正機構付旋盤を提
供する。 【構成】 2サドルNC旋盤の後側のタレット13に曲
がり測定用計測器14を設け、前側のクロススライド1
5上に矯正装置16を取付けて、計測器14で測定した
工作物Wの最大曲がり位置に矯正装置16を位置決めし
たのち、矯正モータ20により待機位置より矯正位置に
旋回し、更にX軸方向工作物側へ移動して固定受け24
に設けた接触センサ25が工作物に当接した信号で移動
を停止する。次いで油圧により加圧アーム23を引き込
んで工作物を把持し、チャック5を開き心押台1を後退
させたのち、軸径,材質,曲がり量等に応じた矯正力を
加圧アームに加えて工作物の曲がり矯正を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は曲がり矯正装置を備えた軸物加工用NC旋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軸物工作物は素材自体の曲がり,黒皮を加工した後に発生する加工歪による曲 がり、前工程の加工不良による曲がり等いろいろの原因により曲がりが発生する 。従来この曲がりを矯正する為の機械に図8の自動軸曲がり矯正機がある。この ものはステッピングモータ105によって移動される固定センタ101とローリ ングセンタ102に工作物Wを支持した状態で曲がりを計測し、両センタを後退 させて固定の受け103により工作物Wの両端部を受け、油圧プレス104によ り曲がり矯正を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた自動曲がり矯正機は、機械自体が大掛かりで大きなフロア 面積が必要で、外径加工機と直結して連続的に曲がり矯正を行う為には、ワーク 自動搬送装置が必要となり、更に大掛かりになるという問題点を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは切削加工の前後又は途中に曲がり矯正を連続的に行うこと のできる曲がり矯正装置を有する旋盤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における曲がり矯正機構付旋盤は、心押台を 有する軸物加工用2サドル旋盤において、第1サドル上に待機位置に設けられた 曲がり測定用計測器と、第2サドル待機位置と矯正位置とに旋回可能に設けられ た離れた二個の固定受けに流体圧駆動の加圧アームにより工作物を押し付けて曲 がりを矯正する手段と、前記加圧アームの押し付け力を自動制御する手段と、前 記固定受けが前記工作物と当接したのを検知するセンサと、前記計測器により測 定した曲げ量が予め記憶する許容値より大きいとき曲がり矯正を実行する手段と を含んでなり、軸物加工の前後又は途中に曲がり矯正を連続的に行うものである 。
【0005】
【作用】
主軸チャックと心押センタ間に工作物を支持し、主軸を回転して計測機により 曲がり(振れ)を測定する。そして測定値が許容値以上のとき工作物の最大曲が り位置に矯正装置を位置決めして、待機位置から矯正位置に旋回したのち、更に 矯正装置をX軸方向工作物側に移動して、固定受けが工作物に当接したのをセン サで検知して停止させる。次いで流体圧により加圧アームを引込んで工作物を把 持し、主軸チャックを開き、心押センサを外して工作物両端をフリーにしたのち 、軸径,材質等に対応した矯正力を加圧アームにより工作物に加えて曲がり矯正 を行う。
【0006】
【実施例】
実施例について図1〜図7を参照して説明する。 NC旋盤の図示しないベッド上に設けられたZ軸方向の案内上に、心押台1が 取付位置移動可能に載置され、心押台1のZ軸移動可能な心押軸2の先端に、セ ンタ3が着脱可能に装着されている。ベッドの左側上には主軸台4が設置されて おり、主軸台4に複数の軸受により回転可能に軸承される主軸の先端にチャック 5が嵌着されている。更にベッド上には前記心押台用の案内の他に二組のZ軸案 内が設けられており、この一方のZ軸案内上に後側サドル8が移動可能に載置さ れている。後側サドル8はベッドに固着のZA軸モータ6によりボールねじを介 して移動位置決めされる。また他方のZ軸案内上に前側サドル10が移動可能に 載置されており、前側サドル10はベッドに固着のZB軸モータ7によりボール ねじを介して移動位置決めされる。
【0007】 後側サドル8は上面にX軸方向の案内8aを有し、この案内8a上に後側クロ ススライド9が移動可能に載置されており、後側クロススライド9は後側サドル に固着のXA軸モータ11により移動位置決めされ、後側クロススライド9上に 刃物台12が固着されている。刃物台12にはZ軸方向の旋回中心軸のまわりで 旋回割出可能にタレット13が設けられており、タレット13の複数の工具取付 ステーションにバイトTと曲がり測定用計測器14がそれぞれ着脱可能に取付け られている。前側サドル10は上面にX軸方向の案内10aを有し、この案内1 0a上に前側クロススライド15が移動可能に載置されており、前側スライド1 5は前側サドル10に固着のXB軸モータ30により移動位置決めされ、前側ク ロススライド上に矯正装置16が着脱可能に取付けられている。
【0008】 矯正装置16は、図3,図4に示すように取付台17に枠体18がピン19に より旋回可能に設けられており、枠体18は取付台17に固着の旋回モータ20 により複数のギヤを介して矯正位置aと待機位置bとに旋回される。更に枠体1 8には油圧シリンダ21が穿設されており、この油圧シリンダ21のピストン2 2にL字形の加圧アーム23が一体に取付けられている。枠体18には固定受け 24が二個離れた位置に固着されており、固定受け24の一方の先端に工作物の 接触を検知するための接触センサ25が取付けられている。枠体18内の油圧シ リンダ21に供給される圧油は、元圧Pを比例電磁リリーフ弁26により圧力調 整したあと、方向制御弁27により切り換えて、管路28により前室に、管路2 9により後室に供給されるようになっている。
【0009】 図6はNC装置内の本考案にかかわる各部の制御システムのブロック線図であ る。曲がり計測動作プログラム登録部32は、タレット13に取付けられた計測 器14によりチャック5,センタ3間に支持される工作物Wの振れを計測するた めの動作プログラムを登録しておく部分。計測結果記憶部33は計測結果データ を記憶しておく部分である。曲がり許容値記憶部34は予め曲がりの許容値を記 憶しておく部分。矯正判定部35は計測結果の数値と許容値とを比較して矯正が 必要かどうかを判定する部分である。矯正加圧力データ記憶部36は、予め蓄積 したノーハウにより軸径,材質,曲がり量等により異なる加圧力をパラメータと して記憶しておく部分。矯正加圧力設定部37は、矯正加圧力データ記憶部36 から対応する加圧力を読み出して設定する部分。矯正圧力/電流変換部38は、 設定された矯正圧力を比例電磁リリーフ弁のソレノイドに供給する電流値に変換 する部分である。矯正動作プログラム登録部39は、工作物Wに対応した曲がり 矯正動作プログラムを登録する部分。矯正動作制御部41は、矯正動作に必要な 各軸制御及び矯正装置16の各部の動作制御を行う部分である。キーボード42 は情報を入力する部分、CRT43は表示画面である。
【0010】 続いて本実施例の作用について図7のフローチャートに従って説明する。 ステップS1において、図2に示すように計測器14により工作物Wの曲がり 量を測定し、ステップS2において、測定値が許容値より大きいかが確認され、 NOの場合にはステップS3において、切削加工が開始又は再開されるか、或い は工程終了となる。またYESの場合にはステップS4において、矯正装置16 をX軸及びZ軸方向移動して工作物Wの最大曲がり位置に位置決めすると同時に 、主軸を旋回して工作物Wの最大曲がり点が矯正装置16より最も遠い位置にな るように位相を割出す。次いでステップS5において、矯正装置16の枠体18 を待機位置bから矯正位置aに旋回し、ステップS6において、矯正装置16を X軸方向工作物W側に移動して固定受け24が工作物Wに当接して接触センサ2 5から信号を出力した位置で矯正装置16の移動を停止する。
【0011】 次いでステップS7において、油圧シリンダ21の前室に工作物を軽く把持す るだけの比較的低い圧油を供給して加圧アーム23を引込み工作物Wを保持し、 ステップS8において、チャック5の爪を開き、同時に心押センタ3を後退させ る。ステップS9において、比例電磁リリーフ弁26のソレノイドに工作物Wの 材質,軸径,曲がり量等に応じた矯正圧力が得られる電流を供給して、加圧アー ムを引込み工作物Wの曲がりを矯正をする。次いでステップS10において、油 圧シリンダ21の前室に供給されている圧油を、工作物把持圧まで下げて、矯正 装置16で工作物を保持する。
【0012】 ステップS11において、図5に示すようにタレット13に取付けた計測器1 4により工作物Wの心押センタ3側端のX軸位置を測定し、ステップS12にお いて、工作物Wの心押センタ側端がセンタ3と同心になるよう矯正装置16をX 軸方向移動位置決めする。次いでステップS13において、心押センタ3を工作 物Wに押し付け、ステップS14において、矯正装置16の加圧アーム23を開 いて工作物Wを開放し、ステップS15において、矯正装置16の枠体18を待 機位置bに旋回し、ステップS16においてチャック5の爪を閉じて、ステップ S1に戻り、ステップS2がNOになるまで上述の動作を繰り返す。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 2サドルNC旋盤の第1のサドル上のタレットに曲がり測定用計測器を取付け 、第2サドル上に矯正装置を取付けて、測定した曲がり量が予め記憶する許容値 より大きいとき自動で曲がり矯正を行うようにしたので、旋削加工の前後又は途 中に曲がり矯正を連続的に行うことが可能となり、全自動化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の曲がり矯正機構付旋盤の構成を表す
斜視図である。
【図2】計測器による曲がり測定中を示す動作説明図で
ある。
【図3】曲がり矯正装置の側面図である。
【図4】曲がり矯正装置の上面図と油圧回路図である。
【図5】工作物端を心押センタと同心にするために計測
器により測定しているところを示す動作説明図である。
【図6】NC装置の本実施例にかかわる部分を表すブロ
ック線図である。
【図7】本実施例の作用説明用のフローチャート図であ
る。
【図8】従来技術の曲がり矯正機の正面図である。
【符号の説明】
1 心押台 3 セン
タ 5 チャック 8 後側
サドル 10 前側サドル 12 刃
物台 13 タレット 14 計
測器 16 矯正装置 20 旋
回モータ 23 加圧アーム 24 固
定受け 25 センサ 26 比
例電磁リリーフ弁 35 矯正判定部 37 矯
正加圧力設定部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項】 心押台を有する軸物加工用2サドル旋盤に
    おいて、第1サドル上のタレットに着脱可能に設けられ
    た曲がり測定用計測器と、第2サドル上に待機位置と矯
    正位置とに旋回可能に設けられ離れた二個の固定受けに
    流体圧駆動の加圧アームにより工作物を押し付けて曲が
    りを矯正する手段と、前記加圧アームの押し付け力を自
    動制御する手段と、前記固定受けが前記工作物と当接し
    たのを検知するセンサと、前記計測器により測定した曲
    げ量が予め記憶する許容値より大きいとき曲がり矯正を
    実行する手段とを含んでなり、軸物加工の前後又は途中
    において曲がり矯正を連続的に行うことができることを
    特徴とする曲がり矯正機構付旋盤。
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Cited By (3)

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JP2003094263A (ja) * 2002-09-11 2003-04-03 Hitachi Ltd 複合加工装置および摩擦攪拌接合方法
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