JPH0696787A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

燃料電池発電装置

Info

Publication number
JPH0696787A
JPH0696787A JP5124794A JP12479493A JPH0696787A JP H0696787 A JPH0696787 A JP H0696787A JP 5124794 A JP5124794 A JP 5124794A JP 12479493 A JP12479493 A JP 12479493A JP H0696787 A JPH0696787 A JP H0696787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel cell
electrode
flow rate
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5124794A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Masuda
克利 増田
Hiroyuki Takada
博之 高田
Haruo Matsumuro
春生 松室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5124794A priority Critical patent/JPH0696787A/ja
Publication of JPH0696787A publication Critical patent/JPH0696787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04223Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids during start-up or shut-down; Depolarisation or activation, e.g. purging; Means for short-circuiting defective fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】燃料極および酸化剤極の電極間から電池出力を
取り出す複数の燃料電池7,8,9と、これら燃料電池
の燃料極への燃料流量を燃料制御弁の開閉により制御す
る一方、空気極への酸素流量を空気制御弁14の開閉に
より制御する手段と、複数の燃料電池のそれぞれの故障
情報によりそれぞれの燃料電池の故障の判定をして故障
した燃料電池を特定する燃料電池故障信号を出力する燃
料電池判定手段23と、正常な燃料電池の燃料極へ燃料
制御弁を介して供給する燃料流量を燃料電池故障信号に
応じて補正する燃料流量補正手段24と、正常な燃料電
池の空気極へ空気制御弁を介して供給する空気流量を燃
料電池故障信号に応じて補正する空気流量補正手段25
と、電池故障信号に基づいて故障した燃料電池の電池出
力をバイパスさせると共に、正常な燃料電池の電池出力
を取り出す電池出力バイパス手段とを設けている。 【効果】正常な燃料電池のみで継続して運転できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池発電装置に係
わり、特に複数の燃料電池により構成される燃料電池発
電装置の燃料電池単体のメインテナンスを装置を停止す
ることなく実施できる燃料電池発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電力の発生は、発電機をタービン
等の原動機で回転させ、この与えられた駆動エネルギー
を発電機にて交流電力として発生させる。そして、交流
電力のまま需要側へ供給することが、電力の発生から消
費に至るまで最も都合の良い手段として採用されてお
り、現在の電力系統は交流系統がそのほとんどを占めて
いる。
【0003】一方、蒸気タービン等を駆動する蒸気は、
ボイラ等により石油、ガス等を燃焼させて熱エネルギー
を発生させているが、この燃料エネルギーを熱エネルギ
ーとして取り出し、これを蒸気エネルギーに変換し、さ
らに、電気エネルギーとして取り出すことは効率面で不
利である。
【0004】このことから、近年では、燃料の電気化学
的変化を利用し、この電気化学的変化の際に発生する電
子の流れにより直接電気エネルギーを取り出す燃料電池
発電方式が、省エネルギー発電の一つとして採用される
ようになってきている。
【0005】この燃料電池は、供給される燃料を酸化剤
と電気化学的に反応させて電力を発生するものである
が、その出力は直流出力であり特定区域で消費する場合
は、この直流のまま消費され、また、省エネルギー政策
の一環として大量の電力をまかなう場合は、直流ー交流
変換器により交流に変換して電力系統へ供給するように
している。
【0006】図10は、この種の代表的な燃料電池発電
プラントの一例を示すものである。
【0007】図中、一点鎖線で囲った1の部分が燃料電
池発電プラントである。天然ガス等の原燃料は、原燃料
制御弁2によりその流量が制御されて改質器3に入り、
触媒の下で加熱されて水素含有率の高い改質燃料となる
(以下、かかる作用を改質と称する)。
【0008】次に、この改質された燃料は高温変成器
4、低温変成器5を経て一酸化炭素が除去される。そし
て、この改質燃料は燃料制御弁6により、その流量が制
御されて燃料電池7の燃料極7Aに流入する。
【0009】燃料電池7の燃料極7Aでは、電気エネル
ギーとして一部が消費され、その残りは改質器3のメイ
ンバーナ10で燃焼されて改質器3の加熱用高温ガスと
なる。この加熱用高温ガスは、燃料電池7の酸化剤極
(以下、空気極と称する)7Bからの排ガスと合流し、
燃焼器11を経てターボコンプレッサのタービン12に
流入して、これに連結したコンプレッサ13を駆動す
る。
【0010】また、ターボコンプレッサによって圧縮さ
れたコンプレッサ13からの吐出空気は、空気制御弁1
4によってその流量が制御され、燃料電池7の空気極7
Bに入った酸素の一部は、燃料極7Aの水素と反応し消
費され、残りは空気極7Bから排出された改質器3のメ
インバーナ10からの排ガスと合流し、燃焼器11を経
由してターボコンプレッサのタービン12を駆動するた
めに使用される。
【0011】一方、燃料電池7は燃料極7Aに供給され
る水素と空気極7Bに供給される空気中の酸素との触媒
反応によって、空気極7Bが正極、燃料が負極となるよ
うにその電気エネルギーを発生する。
【0012】この電気エネルギーである直流電力は、燃
料極7A、空気極7B間に接続された変換器15に供給
され、ここで交流に変換し交流電力として電力系統の電
気的負荷へ供給される。この際、水素と酸素の電気化学
反応により発生した水は、燃料電池本体の冷却水として
利用され、また、未反応分の水素および酸素は、燃料極
7Aおよび空気極7Bの出口側から各々排出される。
【0013】なお、16はパイロットバーナ燃料制御
弁、17はパイロットバーナ空気制御弁、18はメイン
バーナ空気制御弁、19はパイロットバーナを各々示
す。
【0014】通常、定格出力が数百KW程度までの小、
中規模の燃料電池発電プラントでは燃料電池単体でひつ
ような電力をまかなうことができるが、MW級の大規模
な燃料電池発電プラントになると、この燃料電池の電池
出力を並列あるいは直列に接続して、必要な電力を確保
する手段が採られている。
【0015】図11は、複数の燃料電池の電池出力を直
列接続して電力を取り出す燃料電池発電装置の一例を示
すものである。
【0016】図中、三本の燃料電池7,8,9は空気、
燃料供給ラインにより並列に接続されている。各々の燃
料電池7,8,9から発生した直流出力は、直列接続
(図示鎖線)されて変換器15により交流電力へ変換さ
れる。
【0017】この場合に燃料極7A,8A,9Aに供給
される燃料流量を燃料制御弁6によって制御する一方、
空気極7B,8B,9Bに供給される空気流量を空気制
御弁14によって制御する。
【0018】なお、20は燃料流量検出器、21は空気
流量検出器、22は電流検出器、33はPID演算機能
を有する流量制御手段を各々示す。
【0019】次に、図12と図13を参照して燃料電池
の三本を直列接続して電力を取り出す燃料電池発電装置
の燃料制御弁6と空気制御弁14の制御手段について説
明する。
【0020】まず、燃料制御弁6について説明すると、
燃料電池7,8,9の実電流信号が電流検出器22によ
って検出され、関数発生器100へ入力される。ここ
で、図12の関数は、次の説明のようになる。
【0021】すなわち、図14に示す関数は、燃料電池
7,8,9の下流側にある改質器3のメインバーナ10
で改質に必要な熱源としての燃料流量を示し、図15
は、燃料電池7,8,9の一本のみで発電に必要な燃料
流量を示す。従って、燃料電池7,8,9が三本直列に
構成されていれば、図16に示すように、図15の関数
の三倍の燃料流量が必要となる。これより、図12にお
ける関数発生器100の関数は、図14と図16が一緒
になった結果、図17となる。
【0022】関数発生器100からの出力信号、すなわ
ち、燃料流量設定値信号は比較器101へ出力される。
また、燃料流量検出器20からの実燃料流量信号が比較
器101へ入力される。この比較器101からの出力信
号、すなわち、燃料流量偏差信号は、流量制御手段33
としての演算器102に入力され制御演算信号によって
燃料制御弁6を開閉させる。
【0023】次に、図12に対応して図13を参照して
空気制御弁14の制御手段について述べる。
【0024】まず、燃料電池7,8,9の実電流信号が
電流検出器22によって検出される。ここで、燃料電池
7,8,9の一本のみで発電に必要な空気流量は図18
に示される。従って、燃料電池7,8,9が三本直列に
構成されていれば、図18の関数の三倍の空気流量が必
要となるため関数発生器103は、図19に示すように
なる。
【0025】図13に示すように、関数発生器103か
らの出力信号、すなわち、空気流量設定値信号は比較器
104へ入力される。また、空気流量検出器21からの
実空気流量信号も比較器104へ入力される。この比較
器104からの出力信号、すなわち、空気流量偏差信号
は、流量制御手段33としての演算器105に入力され
制御演算信号によって空気制御弁14を開閉させる。
【0026】以上説明したようにして燃料電池7,8,
9の電池出力を直列接続して電力を取り出すことができ
る。
【0027】次に、複数の燃料電池の電池電力を並列接
続して電力を取り出す燃料電池発電装置の一例を図20
を参照して説明する。
【0028】この図20が燃料電池を直列接続した図1
1と異なる点は、図示鎖線に示すように燃料電池7,
8,9の出力側が並列に接続され、変換器15に接続さ
れている点であり、その他はほぼ同一構成である。
【0029】この燃料電池7,8,9を並列接続した場
合、燃料制御弁6の制御手段は、前述した図12に示し
たと同様に実施される。すなわち、図21の関数は、図
14と同様で燃料電池7,8,9の下流側にある改質器
3のメインバーナ10で改質に必要な燃料流量を示す。
また、図22は、燃料電池7,8,9の一本のみで必要
な電流を確保する燃料流量を示すが、燃料電池7,8,
9が三本並列に構成されていれば、燃料電池7,8,9
の一本当たり図22の三分の一の図23に示す燃料流量
でよくなる。結局、燃料電池7,8,9の電池出力を並
列にした場合も、図13における関数発生器100の関
数は、図24に示すようになる。
【0030】次に、燃料電池7,8,9の電池出力を並
列接続した場合の空気制御弁14の制御手段は、図13
に示したと同様に実施される。すなわち、燃料電池7,
8,9の一本のみで発電する場合に必要な電流を確保す
る燃料流量を図25に示されるが、燃料電池7,8,9
が三本並列に接続されていれば、燃料電池7,8,9の
一本当たりの場合は、図26に示すようになり、結局、
図26の流量を3倍した図19と同様の関数となる。
【0031】このようにして、燃料電池7,8,9の電
池出力側が直列接続または並列接続されるいずれの場合
にも燃料電池7,8,9に供給される燃料流量および空
気流量が制御され、必要な電力を得ることができる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たシステムの場合、複数の燃料電池のいずれかに異常が
発生した際には、その燃料電池本体の検査や、また、場
合によっては燃料電池自体の交換等を行うため、即座に
発電を止めてプラントを停止させなくてはならないとい
う問題がある。
【0033】例えば、燃料電池7,8,9の内燃料電池
7に故障が発生した場合、プラント全体を停止させ、そ
の間に燃料電池7の交換や修理をして、再びプラント全
体の立上げをしなければならなかった。このように、燃
料電池本体のメインテナンスを行うたびにプラントを一
旦停止させていては、プラントの発電効率が悪くなるの
はもちろんのこと、そのシステムの各装置の劣化を早め
てしまい、結果的には信頼性の低下につながる。
【0034】そこで、本発明は燃料電池の故障時にプラ
ントを停止することなく、再び負荷運転状態に移行する
ことができる燃料電池発電装置を提供することを目的と
する。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電解
質層を挟んで燃料極および酸化剤極を配置してなり、前
記燃料極に燃料を供給すると共に空気極へ酸素を供給し
て、このとき起こる電気化学的反応により前記燃料極お
よび酸化剤極の電極間から電池出力を取り出す複数の燃
料電池とからなる燃料電池発電装置において、前記燃料
電池の故障判定情報に基づいて故障した燃料電池を判定
して燃料電池故障情報を生成する手段と、この手段によ
る燃料電池故障情報に応じて前記燃料の流量と前記酸素
の流量とを補正すると共に、故障した燃料電池を切り離
し、正常な燃料電池のみで運転する手段とを設けるよう
にしたものである。
【0036】請求項2の発明は、電解質層を挟んで燃料
極および酸化剤極を配置してなり、前記燃料極に燃料を
供給すると共に空気極へ酸素を供給して、このとき起こ
る電気化学的反応により前記燃料極および酸化剤極の電
極間から電池出力を取り出す複数の燃料電池と、これら
燃料電池の燃料極への燃料流量を燃料制御弁の開閉によ
り制御する一方、前記空気極への空気流量を空気制御弁
の開閉により制御する手段とからなる燃料電池発電装置
において、前記複数の燃料電池のそれぞれの故障情報に
よりそれぞれの燃料電池の故障の判定をして故障した燃
料電池を特定する燃料電池故障信号を出力する燃料電池
判定手段と、正常な燃料電池の燃料極へ前記燃料制御弁
を介して供給する燃料流量を前記燃料電池故障信号に応
じて補正する燃料流量補正手段と、正常な燃料電池の空
気極へ前記空気制御弁を介して供給する空気流量を前記
燃料電池故障信号に応じて補正する空気流量補正手段
と、前記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池
の電池出力をバイパスさせて正常な燃料電池の電池出力
を取り出す電池出力バイパス手段とを設けるようにした
ものである。
【0037】請求項3の発明は、電解質層を挟んで燃料
極および酸化剤極を配置してなり、前記燃料極に燃料を
供給すると共に空気極へ酸素を供給して、このとき起こ
る電気化学的反応により前記燃料極および酸化剤極の電
極間から電池出力を取り出す複数の燃料電池と、これら
燃料電池の燃料極への燃料流量を燃料制御弁の開閉によ
り制御する一方、前記空気極への空気流量を空気制御弁
の開閉により制御する手段とからなる燃料電池発電装置
において、前記複数の燃料電池のそれぞれの故障情報に
よりそれぞれの燃料電池の故障の判定をして故障した燃
料電池を特定する燃料電池故障信号を出力する燃料電池
判定手段と、正常な燃料電池の燃料極へ前記燃料制御弁
を介して供給する燃料流量を前記燃料電池故障信号に応
じて補正する燃料流量補正手段と、正常な燃料電池の空
気極へ前記空気制御弁を介して供給する空気流量を前記
燃料電池故障信号に応じて補正する空気流量補正手段前
記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池に対応
する燃料遮断弁と空気遮断弁とを遮断する異常燃料電池
切離し手段と、前記燃料電池故障信号に基づいて故障し
た燃料電池の電池出力を開放させて正常な燃料電池の電
池出力を取り出す電池出力開放手段とを設けるようにし
たものである。
【0038】
【作用】請求項1の発明は、燃料電池の故障判定情報に
基づいて故障した燃料電池が判定され燃料電池故障情報
が生成される。そして、燃料流量と酸素流量とは燃料電
池故障情報に応じて補正され、故障した燃料電池を切り
離し、正常な燃料電池のみで継続運転がされる。従っ
て、燃料電池発電装置が停止されることがないため極め
て効率的であり、システムの劣化を阻止することができ
る。
【0039】請求項2の発明は、燃料電池判定手段が、
複数の燃料電池のそれぞれの故障情報によりそれぞれの
燃料電池の故障の判定をして故障した燃料電池を特定す
る燃料電池故障信号を出力する。燃料流量補正手段が、
正常な燃料電池の燃料極へ燃料制御弁を介して供給する
燃料流量を燃料電池故障信号に応じて補正する。空気流
量補正手段は、正常な燃料電池の空気極へ空気制御弁を
介して供給する空気流量を前記燃料電池故障信号に応じ
て補正する。電池出力バイパス手段は、電池故障信号に
基づいて故障した燃料電池の電池出力をバイパスさせる
と共に、正常な燃料電池の電池出力を取り出す。これに
よって、燃料電池発電装置全体を完全に停止することな
く、故障した燃料電池を燃料電池発電装置から切り離
し、しかも、正常な燃料電池に対して故障した燃料電池
に応じて必要な燃料流量と空気流量とを供給して継続運
転をすることができるから効率的である。
【0040】請求項3の発明は、複数の燃料電池のそれ
ぞれの故障情報によりそれぞれの燃料電池の故障の判定
がされて故障した燃料電池を特定する燃料電池故障信号
が出力される。この燃料電池故障信号に応じて正常な燃
料電池の燃料極へ燃料制御弁を介して供給する燃料流量
が補正される一方、正常な燃料電池の空気極へ空気制御
弁を介して供給する空気流量が補正される。さらに、前
記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池に対応
する燃料遮断弁と空気遮断弁とが遮断される一方、故障
した燃料電池の電池出力を開放させて正常な燃料電池の
電池出力のみが取り出される。これにより、故障した燃
料電池に対応する燃料遮断弁と空気遮断弁とが人手によ
ることなく遮断されて切離され、人手によることなく正
常な燃料電池の電池出力のみが取り出される。従って、
燃料電池が故障したとき、最小限の機能を停止して安全
運転できるから信頼性が高く、しかも、効率的である。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0042】図1は、本発明の第1実施例を示す燃料電
池発電装置の構成図であり、図11と同一符号は同一部
分または相当部分を示す。図1が図11と異なる点は、
燃料電池判定手段23と燃料流量補正手段24と空気流
量補正手段25を追設した点である。
【0043】また、燃料電池7,8,9に燃料入口弁7
C,8C,9Cと燃料出口弁7D,8D,9Dと空気入
口弁7E,8E,9Eと空気出口弁7F,8F,9Fと
を設けている。
【0044】燃料電池判定手段23は、それぞれの燃料
電池の故障情報によってそれぞれの燃料電池の故障の判
定をして故障した燃料電池を特定する燃料電池故障信号
を出力する。燃料流量補正手段24は、燃料電池故障信
号によって特定される故障した燃料電池の本数に応じて
他の正常な燃料電池の燃料極へ供給する燃料流量を補正
する。空気流量補正手段25は、燃料電池故障信号によ
って特定される故障した燃料電池の本数に応じて他の正
常な燃料電池の空気極へ供給する空気流量を補正する。
【0045】ここで、三本の燃料電池7,8,9のう
ち、燃料電池7について異常が発生したものとして作用
を説明する。
【0046】燃料電池7に何らかの異常が発生した場合
には、燃料電池7,8,9について組まれている燃料電
池の異常あるいは故障の要因とされる電池電圧の異常、
カソードガスの可燃ガス濃度の異常、アノードガス中の
酸素濃度の異常、極間差圧の異常などの各項目の故障情
報からその燃料電池の故障信号を検出するロジック、す
なわち、燃料電池判定手段23により、今回異常の発生
した燃料電池7の故障信号が検出され、運転員により認
知される。
【0047】一方、燃料電池プラントは、この燃料電池
7の故障信号により、負荷を取っている状態から待機状
態に移行される。すなわち、この状態は負荷を取る直前
の状態で、燃料極7A,8A,9Aには燃料が流れてお
り、空気極7B,8B,9Bには空気の代わりに窒素が
流れている。発電を開始するときは、この状態から窒素
を遮断し空気を流し始めると発電が開始される状態へ制
御装置により移行させる。
【0048】次に、この待機状態で運転員が異常となっ
た燃料電池7を再度調査し、使用不可能と判断した場
合、次の操作を行う。
【0049】まず、運転員が異常の発生した燃料電池7
の燃料入口弁7C、燃料出口弁7D、空気入口弁7E、
空気出口弁7Fを全閉とする。次に、燃料電池判定手段
23から電池出力バイパス手段26へ燃料電池7の故障
信号が通知される。
【0050】すなわち、図2に示すように、この電池出
力バイパス手段26からバイパススイッチ27,28,
29,30,31,32へ切替信号が出力される。図2
は、三本の燃料電池が正常の場合を示し、これらのバイ
パススイッチは、燃料電池の電池出力が直列接続され、
変換器15へ出力されるように閉じている。
【0051】今回、異常の発生した燃料電池7に対応し
てバイパススイッチ27,28へ切替信号が出力され、
バイパススイッチ27,28が図示矢印方向に開かれ
る。すなわち、異常の発生した燃料電池7の電池出力が
バイパスされて、このプラント全体の電池出力は、正常
な燃料電池8,9のみから得られる。
【0052】この操作により、燃料電池7は燃料、空気
の供給が遮断され、かつ、電池出力がバイパスされてプ
ラントの運転から切り離される。従って、異常の発生し
た燃料電池7のみがプラントの運転から切り離されるこ
とによりこの燃料電池7の検査、あるいは交換等がプラ
ントの運転に関係なく実施される。
【0053】このように、燃料電池7がプラントの運転
から切り離され、二本の燃料電池8,9でプラントが運
転される。このとき燃料電池7,8,9からの排燃料、
排空気を使って改質を行っていた改質器3のメインバー
ナ10のそれぞれの流量が、燃料電池7が切り離された
ことにより燃料電池7で消費されていた分だけ多く流れ
込んで、改質器3内の改質頂部温度を上昇させることに
なる。もちろん、これら燃料制御弁6の制御には改質頂
部温度によるフィードバック制御は盛り込まれている
が、おのずから限界がある。
【0054】このため、燃料電池8,9に供給する燃料
流量および空気流量を適量に変化させなくてはならな
い。また、燃料電池が一本減った分最高出力値は燃料電
池三本のときの三分の二となり、合計の電圧も減少する
ことになるので、変換器15の動作最低電圧を設定し直
すか、または最低出力値を上げる必要がある。
【0055】このような場合の一例を図3および図4を
参照して説明する。
【0056】燃料流量補正手段24では関数発生器10
0が燃料電池7,8,9の三本で運転される場合に、所
定の電流値に対し必要な燃料流量設定値を出力する。ま
た、関数発生器100Aが燃料電池7,8,9のうちい
ずれか二本で運転される場合に、所定の電流値に対し必
要な燃料流量設定値を出力する。さらに、関数発生器1
00Bは、燃料電池7,8,9のうちいずれか一本のみ
で運転される場合に、所定の電流値に対し必要な燃料流
量設定値の出力するように各々設定されている。
【0057】切換器106は、燃料電池7,8,9の三
本で運転される場合には、切換器106はa−d方向と
なり関数発生器100より出力される燃料流量設定値が
比較器101へ入力される。
【0058】同様に、切換器106は燃料電池7,8,
9のうちいずれか二本で運転される場合には、b−d方
向となり関数発生器100Aより出力される燃料流量設
定値が比較器101へ入力される。また、燃料電池7,
8,9のいずれか一本で運転される場合、切換器106
はc−d方向となり関数発生器100Bより出力される
燃料流量設定値が比較器101へ入力される。
【0059】このように、切換器106が関数発生器1
00、100A、100Bを切換えることにより、燃料
電池の運転本数に合った最適な燃料流量を補正して出力
される。
【0060】次に、空気流量補正手段25では、図4に
示すように、関数発生器103が燃料電池7,8,9の
三本で運転される場合に、電流値に対して必要な空気流
量設定値を出力する。また、関数発生器103Aが燃料
電池7,8,9の内いずれか二本で運転される場合に、
所定電流値に対し必要な空気流量設定値を出力する。さ
らに、関数発生器103Bが、燃料電池7,8,9のう
ちいずれか一本のみで運転される場合に、所定電流値に
対し必要な空気流量設定値を出力するように各々設定さ
れている。
【0061】切換器107は、燃料電池7,8,9の三
本で運転される場合にはa−d方向となり、関数発生器
103による空気流量設定値が比較器104へ入力され
る。
【0062】同様に、切換器107は、燃料電池7,
8,9のうちいずれか二本で運転される場合にはb−d
方向となり関数発生器103Aによる空気流量設定値が
比較器104へ入力される。また、切換器107は、燃
料電池7,8,9のうちいずれか一本のみで運転される
場合には、c−d方向となり関数発生器103Bによる
空気流量設定値が比較器104へ入力される。
【0063】このように、切換器107がこれら関数発
生器103、関数発生器103A、関数発生器103B
を切換えることにより、燃料電池の運転本数に合った最
適な空気流量を補正されて出力される。
【0064】以上述べたように、燃料電池7が異常とな
り他の燃料電池8,9の二本でプラントを運転しなけれ
ばならなくなった場合でも、異常の発生した燃料電池7
をプラントの運転から切り離すことにより、即座にプラ
ントを発電状態に移行させ、プラントの運転を安全かつ
効率的に行うことができる。
【0065】なお、本発明は、上記した実施例に限定さ
れるものではなく、プラントを構成する各燃料電池にお
ける燃料入口弁,燃料出口弁および空気入口弁,空気出
口弁について、異常のあった燃料電池に対してそれらを
全閉する手段を本実施例にある手動式から自動式にする
手段でも同様に実施できる。
【0066】例えば、後述する本発明の第2実施例と同
様に燃料供給ラインに信号によって遮断する遮断弁を各
々配置して燃料電池判定手段23からの燃料電池故障信
号に応じて故障した燃料電池7,8,9に対応する遮断
弁を人手をかけずに遮断することができる。
【0067】このように、複数の燃料電池により構成さ
れた燃料電池発電装置において、いずれかの燃料電池が
故障した場合、制御装置により、軽度の故障であればプ
ラントを待機状態(負荷を取る直前の状態)へ、重度の
故障であればプラントを停止へそれぞれ自動的に移行さ
せる。待機状態に移行した場合には、その故障した燃料
電池のみを分離することにより、プラントを停止するこ
となく再び負荷運転状態へ移行することが可能である。
【0068】一方、停止に移行した場合でも、その故障
した燃料電池のみを分離することにより、再びプラント
を起動させることが容易にでき、かつ、分離した状態で
の発電運転中に故障した燃料電池の調査、点検あるいは
交換作業が可能となるほか、各燃料電池の交換作業も可
能となり、極めて信頼性の高い燃料電池発電装置とな
る。
【0069】次に、本発明の第2実施例を図5を参照し
て説明する。
【0070】図5が図20と同一の符号は、同一部分ま
たは相当部分を示し、両者が異なる点は、燃料電池判定
手段23と燃料流量補正手段24と空気流量補正手段2
5と異常燃料電池切離し手段34とを追設したことであ
る。
【0071】また、燃料電池7,8,9に燃料入口遮断
弁35,36,37と燃料出口遮断弁38,39,40
と空気入口遮断弁41,42,43と空気出口遮断弁4
4,45,46とを設けている。さらに、本実施例は、
図6に示すように、第1実施例を示す図2と異なり燃料
電池7,8,9の電池出力を並列接続とし、電池出力開
放手段47と開放スイッチ48,49,50,51,5
2,53とを設けている点が異なる。
【0072】燃料電池判定手段23は、それぞれの燃料
電池の故障情報によって、それぞれの燃料電池の故障を
判定して故障した燃料電池を特定する燃料電池故障情報
を出力する。
【0073】燃料流量補正手段24は、燃料電池故障信
号によって特定される故障した燃料電池の本数に応じて
他の正常な燃料電池の燃料極へ供給する燃料流量を補正
する。空気流量補正手段25は、燃料電池故障信号によ
って特定される故障した燃料電池の本数に応じて他の正
常な燃料電池の空気極へ供給する空気流量を補正する。
【0074】異常燃料電池切離し手段34は、燃料電池
故障信号によって特定される異常の燃料電池の燃料入口
遮断弁と燃料出口遮断弁と空気入口遮断弁と空気出口遮
断弁とを強制閉動作する。電池出力開放手段47は、燃
料電池故障信号によって対応する開放スイッチを開放す
る。
【0075】以上の構成で、図7を参照して燃料電池判
定手段23の処理を説明すると、まず、電池に関係する
故障判定情報としてプラントデータを入力する(10
1)。例えば、このプラントデータは、燃料電池の出力
側の圧力、空気極出口可燃ガス濃度、燃料極出口酸素濃
度等を用いる。
【0076】入力されたプラントデータは、予め設定さ
れた燃料電池7の異常データと比較され、プラントデー
タが異常か否かが判定される(102)。この判定で異
常とされたとき、対応する異常フラグをセットする(1
03)。
【0077】次に、プラントデータは、予め設定された
燃料電池8の異常データと比較され、プラントデータが
異常か否か判定される(104)。この結果、異常のと
き異常フラグをセットする(105)。
【0078】同様に、プラントデータは、予め設定され
た燃料電池9の異常データと比較され、プラントデータ
が異常か否か判定される(106)。異常の場合には異
常フラグをセットする(107)。そして、これらの結
果が判定出力データとして保存される(108)。
【0079】次に、異常燃料電池切離し手段34では、
図8に示す手順で処理をする。
【0080】まず、異常燃料電池切離し手段34では、
燃料電池判定手段23から燃料電池故障信号として判定
出力データを読み込む(201)。この判定出力データ
は、どの燃料電池が異常なのかを異常フラグ形式で作成
されている。
【0081】判定出力データが入力すると、燃料電池7
のフラグが異常フラグか否かの判定がされ、異常フラグ
の場合、対応する燃料入口遮断弁35と燃料出口遮断弁
38と空気入口遮断弁41と空気出口遮断弁44とを遮
断する信号が出力される(201)(202)(20
3)。
【0082】続いて、燃料電池8のフラグが異常フラグ
か否かの判定がされ、異常フラグの場合、対応する燃料
入口遮断弁36と燃料出口遮断弁39と空気入口遮断弁
42と空気出口遮断弁45とを遮断する信号が出力され
る(204)(205)。
【0083】同様に、燃料電池9についても異常の判定
がされ、異常フラグの場合、対応する遮断弁で遮断する
信号が出力される(206)(207)。
【0084】ここで、並列に接続された三本の燃料電池
7,8,9のうち、燃料電池7について異常が発生した
ものとして上記異常燃料電池切離し手段34の処理を具
体的に説明する。
【0085】燃料電池7に何らかの異常が発生した際に
は、プラントを構成する並列に接続された燃料電池7,
8,9の異常あるいは故障の要因とされる電池電圧の異
常、空気極出口の可燃ガス濃度の異常、燃料極出口の酸
素濃度の異常などの各項目の故障判定情報燃料電池判定
手段23により判定され、判定出力データが保存され
る。
【0086】次に、異常燃料電池切離し手段34は、判
定出力データを入力して異常データから燃料入口遮断弁
35と燃料出口遮断弁38と空気入口遮断弁41と空気
出口遮断弁44とを全閉とする。
【0087】一方、プラントでは、燃料電池7の故障に
よって、負荷を取っている状態から待機状態、すなわ
ち、負荷を取る直前の状態となる。
【0088】この状態で運転員が異常となった燃料電池
7を再度調査し、使用不可能となった場合、燃料電池7
を交換あるいは、2/3の発電量で良ければ切り離した
状態で負荷上昇をさせる。
【0089】次に、電池出力開放手段47の処理を図9
を参照して説明する。
【0090】まず、電池出力開放手段47では、燃料電
池判定手段23から判定出力データを入力して燃料電池
7について異常フラグの有無について判定する(30
1)(302)。この結果、異常フラグの場合には、燃
料電池7に対応する開放スイッチ48,49を開放する
信号を出力する(303)。
【0091】続いて、燃料電池8について異常の判定を
して異常の場合には、開放スイッチ50,51とを開放
する信号を出力する(304)(305)。
【0092】さらに、同様に燃料電池9について異常判
定をして異常の場合には、対応する開放スイッチ52,
53とを開放する信号を出力する(306)(30
7)。
【0093】例えば、並列に接続された三本の燃料電池
7,8,9のうち、燃料電池7に何らかの異常が発生し
た際には、燃料電池の異常あるいは故障の要因とされる
電池電圧の異常、空気極出口の可燃ガス濃度の異常、燃
料極出口の酸素濃度の異常などの各項目の故障判定デー
タが燃料電池判定手段23に入力される。
【0094】燃料電池判定手段23では、今回異常の発
生した燃料電池7の判定データを異常フラグとして出力
する。
【0095】これによって、異常燃料電池切離し手段3
4では、燃料電池7の異常フラグから燃料電池出力開放
スイッチ48,49を開放とする信号を出力する。この
ように、電池出力開放手段47では、開放スイッチ4
8,49,50,51,52,53のうち、今回異常の
発生した燃料電池7の開放スイッチ48,49へ、この
開放スイッチ48,49を開くべく信号が送られる。す
なわち、異常の発生した燃料電池7の電池出力が開放さ
れる。この結果、プラント全体の電池出力は、正常な燃
料電池8,9からのみ得ることができる。
【0096】上記操作を行うことにより、燃料電池7
は、燃料、空気の供給が遮断され、かつ、電池出力が開
放されてプラントの運転から切り離される。異常の発生
した燃料電池7がプラントの運転から切り離されること
により、この燃料電池7の検査、あるいは交換等がプラ
ントの運転に関係なく実施することが可能となる。
【0097】一方、燃料電池7をプラントの運転から切
り離したことにより、これからは二本の燃料電池8,9
でプラントが運転され、このとき、最高出力値は燃料電
池三本のときの三分の二となる。
【0098】燃料電池7が異常となり、他の燃料電池
8,9の二本でプラントが運転されなければならなくな
った場合でも、異常の発生した燃料電池7をプラントの
運転から切り離すことにより、即座にプラントを発電状
態に移行させ、プラントの運転を安全、かつ、効率的に
行うことができる。
【0099】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、発電用の燃料電池を二重系とし、燃料
電池の故障が発生した場合は、バックアップの燃料電池
に自動的に切り替え、運転を継続できるシステムとする
ことも考えられる。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、燃料流量と酸
素流量とが燃料電池故障情報に応じて補正され、故障し
た燃料電池を切り離し、正常な燃料電池のみで継続運転
がされる。従って、燃料電池発電装置が停止されること
がないため極めて効率的であり、故障した燃料電池のメ
ンテナンス毎に停止することがないからシステムの劣化
を遅くすることができる。そして、正常な燃料電池のみ
で継続運転されている間に故障した燃料電池のメンテナ
ンスをすることができる。
【0101】請求項2の発明は、電池故障信号に基づい
て故障した燃料電池の電池出力をバイパスさせると共
に、正常な燃料電池の電池出力を取り出し、電池故障信
号に応じ必要な燃料流量と空気流量とを供給できるから
燃料電池発電装置全体を完全に停止することなく、故障
した燃料電池を燃料電池発電装置から切り離し、しか
も、正常な燃料電池により継続運転をすることができか
ら効率的である。
【0102】請求項3の発明は、燃料電池故障信号に基
づいて故障した燃料電池に対応する燃料遮断弁と空気遮
断弁とが人手によることなく遮断されて切離され、人手
によることなく正常な燃料電池の電池出力のみが取り出
される。従って、燃料電池が故障したとき、最小限の機
能を停止して安全運転できるから信頼性が高く、しか
も、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す燃料電池発電装置の
構成図である。
【図2】図1の電池出力のバイパス手段の一例を示す説
明図である。
【図3】図1の燃料流量補正手段の作用を示す説明図で
ある。
【図4】図1の空気流量補正手段の作用を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例を示す燃料電池発電装置の
構成図である。
【図6】図5の電池出力開放手段の一例を示す説明図で
ある。
【図7】図5の燃料電池判定手段の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図5の異常燃料電池切離し手段の処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】図6の電池出力開放手段の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】燃料電池発電プラントの一例を示す概略図で
ある。
【図11】従来の燃料電池発電装置を示す図1に対応す
る構成図である。
【図12】図11の燃料制御弁を制御する手段を示す説
明図である。
【図13】図11の空気制御弁を制御する手段を示す説
明図である。
【図14】図12の関数発生器の設定のために改質に必
要な熱源としての燃料流量を示す説明図である。
【図15】図12の関数発生器の設定のために燃料電池
一本のみに必要な燃料流量を示す説明図である。
【図16】図12の関数発生器の設定のために燃料電池
三本に必要な燃料流量を示す説明図である。
【図17】図12の関数発生器の設定のために必要な全
体の燃料流量を示す説明図である。
【図18】図13の関数発生器の設定のために燃料電池
一本のみに必要な空気流量を示す説明図である。
【図19】図13の関数発生器の設定のために必要な全
体の空気流量を示す説明図である。
【図20】従来の燃料電池発電装置の図5に対応する構
成図である。
【図21】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための改質に必要な熱源として燃料流量を示す説
明図である。
【図22】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための燃料電池一本のみで所定の電流値を確保す
るのに必要な燃料流量を示す説明図である。
【図23】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための燃料電池一本のみに必要な燃料を示す説明
図である。
【図24】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための燃料電池三本のとき必要とする燃料流量を
示す説明図である。
【図25】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための燃料電池一本のみで所定の電流値を確保す
るに必要な空気流量を示す説明図である。
【図26】図20の流量制御手段に備える関数発生器の
設定のための一本に必要な空気流量を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
6 燃料制御弁 7,8,9 燃料電池 14 空気制御弁 15 変換器 20 燃料流量検出器 21 空気流量検出器 22 電流検出器 23 燃料電池判定手段 24 燃料流量補正手段 25 空気流量補正手段 26 電池出力バイパス手段 27,28,29,30,31,32 バイパススイ
ッチ 33 流量制御手段 34 異常燃料電池切離し手段 35,36,37 燃料入口遮断弁 38,39,40 燃料出口遮断弁 41,42,43 空気入口遮断弁 44,45,46 空気出口遮断弁 47 電池出力開放手段 48,49,50,51,52,53 開放スイッチ 7A,8A,9A 燃料極 7B,8B,9B 空気極 7C,8C,9C 燃料入口弁 7D,8D,9D 燃料出口弁 7E,8E,9E 空気入口弁 7F,8F,9F 空気出口弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松室 春生 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質層を挟んで燃料極および酸化剤極
    を配置してなり、前記燃料極に燃料を供給すると共に空
    気極へ酸素を供給して、このとき起こる電気化学的反応
    により前記燃料極および酸化剤極の電極間から電池出力
    を取り出す複数の燃料電池とからなる燃料電池発電装置
    において、 前記燃料電池の故障判定情報に基づいて故障した燃料電
    池を判定して燃料電池故障情報を生成する手段と、 この手段による燃料電池故障情報に応じて前記燃料の流
    量と前記酸素の流量とを補正すると共に、故障した燃料
    電池を切り離し、正常な燃料電池のみで運転する手段と
    を備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 【請求項2】 電解質層を挟んで燃料極および酸化剤極
    を配置してなり、前記燃料極に燃料を供給すると共に空
    気極へ酸素を供給して、このとき起こる電気化学的反応
    により前記燃料極および酸化剤極の電極間から電池出力
    を取り出す複数の燃料電池と、これら燃料電池の燃料極
    への燃料流量を燃料制御弁の開閉により制御する一方、
    前記空気極への空気流量を空気制御弁の開閉により制御
    する手段とからなる燃料電池発電装置において、 前記複数の燃料電池のそれぞれの故障情報によりそれぞ
    れの燃料電池の故障の判定をして故障した燃料電池を特
    定する燃料電池故障信号を出力する燃料電池判定手段
    と、 正常な燃料電池の燃料極へ前記燃料制御弁を介して供給
    する燃料流量を前記燃料電池故障信号に応じて補正する
    燃料流量補正手段と、 正常な燃料電池の空気極へ前記空気制御弁を介して供給
    する空気流量を前記燃料電池故障信号に応じて補正する
    空気流量補正手段 前記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池の電
    池出力をバイパスさせて正常な燃料電池の電池出力を取
    り出す電池出力バイパス手段とを備えたことを特徴とす
    る燃料電池発電装置。
  3. 【請求項3】 電解質層を挟んで燃料極および酸化剤極
    を配置してなり、前記燃料極に燃料を供給すると共に空
    気極へ酸素を供給して、このとき起こる電気化学的反応
    により前記燃料極および酸化剤極の電極間から電池出力
    を取り出す複数の燃料電池と、これら燃料電池の燃料極
    への燃料流量を燃料制御弁の開閉により制御する一方、
    前記空気極への空気流量を空気制御弁の開閉により制御
    する手段とからなる燃料電池発電装置において、 前記複数の燃料電池のそれぞれの故障情報によりそれぞ
    れの燃料電池の故障の判定をして故障した燃料電池を特
    定する燃料電池故障信号を出力する燃料電池判定手段
    と、 正常な燃料電池の燃料極へ前記燃料制御弁を介して供給
    する燃料流量を前記燃料電池故障信号に応じて補正する
    燃料流量補正手段と、 正常な燃料電池の空気極へ前記空気制御弁を介して供給
    する空気流量を前記燃料電池故障信号に応じて補正する
    空気流量補正手段 前記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池に対
    応する燃料遮断弁と空気遮断弁とを遮断する異常燃料電
    池切離し手段と、 前記燃料電池故障信号に基づいて故障した燃料電池の電
    池出力を開放させて正常な燃料電池の電池出力を取り出
    す電池出力開放手段とを備えたことを特徴とする燃料電
    池発電装置。
JP5124794A 1992-07-28 1993-04-30 燃料電池発電装置 Pending JPH0696787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5124794A JPH0696787A (ja) 1992-07-28 1993-04-30 燃料電池発電装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-200975 1992-07-28
JP20097592 1992-07-28
JP5124794A JPH0696787A (ja) 1992-07-28 1993-04-30 燃料電池発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0696787A true JPH0696787A (ja) 1994-04-08

Family

ID=26461392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5124794A Pending JPH0696787A (ja) 1992-07-28 1993-04-30 燃料電池発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0696787A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2118951A1 (en) * 2007-03-08 2009-11-18 Adaptive Materials, Inc. Fuel cell including bypass circuit for interconnecting fuel cells
US8796888B2 (en) 2010-07-07 2014-08-05 Adaptive Materials, Inc. Wearable power management system
JP2015053259A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co., Ltd. 燃料電池システム制御装置及び制御方法
CN104752741A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 Sk新技术株式会社 燃料电池堆连接控制装置及其控制方法
JP2021119525A (ja) * 2017-01-23 2021-08-12 訓範 津田 水素流量制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2118951A1 (en) * 2007-03-08 2009-11-18 Adaptive Materials, Inc. Fuel cell including bypass circuit for interconnecting fuel cells
JP2010520606A (ja) * 2007-03-08 2010-06-10 アダプティブ マテリアルズ インク. 各燃料電池を相互接続するためのバイパス回路を備える燃料電池
EP2118951A4 (en) * 2007-03-08 2013-01-02 Adaptive Materials Inc FUEL CELL COMPRISING A BYPASS CIRCUIT FOR INTERCONNECTING FUEL CELLS
US8796888B2 (en) 2010-07-07 2014-08-05 Adaptive Materials, Inc. Wearable power management system
JP2015053259A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co., Ltd. 燃料電池システム制御装置及び制御方法
CN104752741A (zh) * 2013-12-27 2015-07-01 Sk新技术株式会社 燃料电池堆连接控制装置及其控制方法
KR20150077556A (ko) * 2013-12-27 2015-07-08 에스케이이노베이션 주식회사 연료 전지 스택 연결 제어 장치 및 그에 대한 제어 방법
JP2015128041A (ja) * 2013-12-27 2015-07-09 エスケー イノベーション カンパニー リミテッドSk Innovation Co., Ltd. 燃料電池スタック連結制御装置およびその制御方法
US10693162B2 (en) 2013-12-27 2020-06-23 Sk Innovation Co., Ltd. Device and method for controlling fuel cell stack connection
JP2021119525A (ja) * 2017-01-23 2021-08-12 訓範 津田 水素流量制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0668891A (ja) 燃料電池発電装置とその制御方法
JP6100012B2 (ja) 発電システム及び発電システムの運転方法
JP2501872B2 (ja) 燃料電池の運転停止時における燃料電極の不活性ガス転換方法
JP5086571B2 (ja) 燃料電池システム
JP6113480B2 (ja) 燃料電池及びその運転方法
JP4568486B2 (ja) ハイブリッド型燃料電池システム
JP6806824B2 (ja) 燃料電池発電システム
JPH0696787A (ja) 燃料電池発電装置
JP6412187B2 (ja) 燃料電池システム
JP2585210B2 (ja) 燃料電池発電プラント
JP6448845B2 (ja) 燃料電池システム
US20220223892A1 (en) Fuel cell system
JPS62278764A (ja) 燃料電池発電プラント
JP2014123471A (ja) 発電システム及び発電システムの運転方法
JP3262145B2 (ja) 燃料電池用空気供給装置
JP4097193B2 (ja) 燃料電池とガスタービンのコンバインド発電設備とその起動停止方法
JP6049421B2 (ja) 発電システム及び発電システムの運転方法
JP7064087B2 (ja) 燃料電池発電システム
JPS61140071A (ja) 燃料電池プラント
JPS61227371A (ja) 燃料電池発電システム
KR101435394B1 (ko) 연료전지 운영 시스템 및 그 방법
JPH01159966A (ja) りん酸型燃料電池発電装置の停止方法
JP3151860B2 (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池発電装置
JPS62278763A (ja) 燃料電池発電プラント
JPS61227372A (ja) 燃料電池発電システム