JP2014123471A - 発電システム及び発電システムの運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電システム及び発電システムの運転方法において、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができること。
【解決手段】
燃料電池13と、燃料ガス供給ライン41と、排燃料ライン43と、燃料ガス再循環ライン49と、燃料ガス再循環ライン49に配置され、排燃料ガスを反応させて排燃料ガスを加熱する加熱手段80と、燃料電池13の状態を検出する状態検出部とを有する。制御装置62は、排燃料ガスがしきい値の温度以下であると判定したら、加熱手段80による排燃料ガスの加熱量を増加させることを特徴とする発電システム。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池とガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電システム及び発電システムの運転方法に関するものである。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下SOFC)は、用途の広い高効率な燃料電池として知られている。このSOFCは、イオン導電率を高めるために作動温度が高くされているので、ガスタービンの圧縮機から吐出された空気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用することができる。また、SOFCは、利用できなかった高温の燃料及び排熱をガスタービンの燃焼器において燃料および酸化性ガスとして使用することができる。また、SOFCの他に作動温度が高い燃料電池として溶融炭酸塩形燃料電池が知られており、SOFCと同様にガスタービンとの連携による排熱利用が検討されている。
このため、例えば、高効率発電を達成することができる発電システムとして、SOFCとガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたものが各種提案されている。このコンバインドシステムは、SOFCと、このSOFCから排出された排燃料ガスと排出空気とを燃焼するガスタービン燃焼器と、空気を圧縮してSOFCに供給する圧縮機を有するガスタービンとを設けたものである。
また、特許文献1には、固体酸化物形燃料電池からの排燃料に含まれる一酸化炭素と水蒸気から二酸化炭素と水素に変換するCO変成器を設ける固体酸化物形燃料電池を用いた水素利用システムが記載されている。
特開2004−199997号公報
上述した従来の発電システムでは、燃料電池(SOFC)から排出される排燃料ガスを燃料電池に供給する燃料ガスの再循環を行い、排燃料ガスに含まれる残余の燃料成分を有効利用すると共に、燃料ガスの改質に必要となる水(水蒸気)を燃料電池に供給している。ここで、排燃料ガスを再循環する燃料ガス再循環ラインでは定格運転時においては排燃料ガスの温度が高くなることから設置機器の耐熱温度を高めに考慮する必要があり、また、低負荷運転時においては排燃料ガスの温度が低くなることから再循環ラインでドレンが発生する場合がある。これに対しては、例えば、特許文献1に記載されているように、燃料ガスの排流路にCO変成器による発熱を利用しているが、その後、冷却して循環することが開示されている。このように、高温の排燃料ガスを再循環させることで、排燃料ガスが他の機器の機械的強度や健全性に与える負担が増加する。また、燃料ガスを燃焼させて加熱したり、蒸気を用いて加熱したりすると、加熱に熱源が必要となるため、発電効率が低下する。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができる発電システム及び発電システムの運転方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の発電システムは、空気極及び燃料極を有する燃料電池と、前記燃焼電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、前記燃料電池から排燃料ガスが排出される排燃料ラインと、排燃料ラインから排出された排燃料ガスを前記燃料ガス供給ラインに供給する燃料ガス再循環ラインと、前記燃料ガス再循環ラインに配置され、前記排燃料ガスを反応させて前記排燃料ガスを加熱する加熱手段と、前記燃料電池の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記加熱手段による加熱量を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記排燃料ガスがしきい値の温度以下であると判定したら、前記加熱手段による排燃料ガスの加熱量を増加させることを特徴とする。
従って、燃料ガス再循環ラインを流れる排燃料ガスの温度を調整することができ、排燃料ガスを所定の温度範囲に維持することができる。これにより、燃料ガス再循環ラインでドレンが発生したり、排燃料ガスが他の機器に与える負担が増加することを抑制したりすることができる。また、化学反応で排燃料ガスを反応させることで加熱するため、排燃料ガスの熱量の低下を抑制することができる。これにより、発電効率を維持することができる。以上より、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができる。
本発明の発電システムでは、前記加熱手段は、COシフト反応器を備えることを特徴とする。
従って、排燃料ガス中に含まれる不燃成分である一酸化炭素を二酸化炭素に変換させる際に生じる熱で排燃料ガスを加熱することができる。これにより、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスを加熱することができる。
本発明の発電システムでは、前記加熱手段は、前記COシフト反応器が配置された第1分岐ラインと、前記COシフト反応器をバイパスする第2分岐ラインと、を備え、前記制御装置は、前記第1分岐ラインの流量と、前記第2分岐ラインの流量と、を調整して、前記排燃料ガスの加熱量を調整することを特徴とする。
従って、分岐ラインに供給する排燃料ガスのバランスを調整することで、加熱量を調整することができるため、簡単な構成で加熱量を調整することができる。
本発明の発電システムでは、前記燃料ガス供給ラインと前記排燃料ラインとの間で熱交換を行い、前記燃料ガス供給ラインを流れる前記燃料ガスを加熱し、前記排燃料ラインを流れる前記排燃料ガスを冷却する燃料予熱器をさらに有することを特徴とする。
従って、排燃料ガスに含まれる熱を好適に利用することができ、排燃料ガスを流す配管や機器にかかる負荷を低減することができる。
本発明の発電システムでは、前記状態検出部は、前記燃料ガス再循環ラインを流れる排燃料ガスの温度を検出する温度検出部であることを特徴とする。
従って、温度に基づいて判定を行うことで、燃料電池から排出される排燃料ガスをより正確に把握することができ、排燃料の加熱量を適切に制御することができる。
本発明の発電システムでは、前記状態検出部は、前記燃焼電池の負荷を検出する負荷検出部であり、前記制御装置は、前記状態検出部が検出した負荷に基づいて、前記排燃料ガスの加熱量を制御することを特徴とする。
従って、燃料電池の負荷に基づいて判定を行うことで、燃料電池から排出される排燃料ガスをより正確に把握することができ、排燃料の加熱量を適切に制御することができる。
本発明の発電システムでは、前記燃料ガス再循環ラインに配置され、前記排燃料ラインから前記燃料ガス供給ラインに向けて前記排燃料ガスを送る再循環ブロワを有し、前記加熱手段は、前記再循環ブロワよりも前記燃料ガス供給ライン側の前記燃料ガス再循環ラインに配置されていることを特徴とする。
従って、加熱される前の排燃料ガスを循環させることができ、再循環ブロワにかかる負荷を小さくすることができる。
また、本発明の発電システムの運転方法は、空気極及び燃料極を有する燃料電池と、前記燃焼電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、前記燃料電池から排燃料ガスが排出される排燃料ラインと、排燃料ラインから排出された排燃料ガスを前記燃料ガス供給ラインに供給する燃料ガス再循環ラインと、を有する発電システムの運転方法であって、前記燃料電池の状態を検出する工程と、前記燃料ガス再循環ラインを流れる前記排燃料ガスの加熱量を決定する工程と、決定した加熱量に基づいて、前記排燃料ガスを反応させ、前記排燃料ガスを加熱する工程と、を有することを特徴とする。
従って、燃料ガス再循環ラインを流れる排燃料ガスの温度を調整することができ、排燃料ガスを所定の温度範囲に維持することができる。これにより、燃料ガス再循環ラインでドレンが発生したり、排燃料ガスが他の機器に与える負担が増加することを抑制したりすることができる。また、化学反応で排燃料ガスを反応させることで加熱するため、排燃料ガスの熱量の低下を抑制することができる。これにより、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができる。
本発明の発電システム及び発電システムの運転方法によれば、燃料ガス再循環ラインを流れる排燃料ガスの温度を調整することができ、排燃料ガスを所定の温度範囲に維持することができる。これにより、燃料ガス再循環ラインでドレンが発生したり、排燃料ガスが他の機器に与える負担が増加することを抑制したりすることができる。また、排燃料ガス中の成分を利用して化学反応により加熱する手段を用いるため、加熱する手段に供給される排燃料ガスの流量により排燃料ガスの温度を調整することができる。これにより、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができる。
図1は、本実施例の発電システムを表す概略構成図である。 図2は、本発明の一実施例に係る発電システムにおけるSOFCの周囲の装置構成を示す概略図である。 図3は、本実施例の発電システムの駆動動作の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る発電システム及び発電システムの運転方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
本実施例の発電システムは、固体酸化物形燃料電池(以下、SOFCと称する。)とガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたトリプルコンバインドサイクル(Triple Combined Cycle:登録商標)である。このトリプルコンバインドサイクルは、ガスタービンコンバインドサイクル発電(GTCC)の上流側にSOFCを設置することにより、SOFC、ガスタービン、蒸気タービンの3段階で電気を取り出すことができるため、極めて高い発電効率を実現することができる。なお、以下の説明では、本発明の燃料電池として固体酸化物形燃料電池を適用して説明するが、この形式の燃料電池に限定されるものではない。
図1は、本実施例の発電システムを表す概略構成図である。本実施例において、図1に示すように、発電システム10は、ガスタービン11及び発電機12と、燃料電池(SOFC)13と、蒸気タービン14及び発電機15とを有している。この発電システム10は、ガスタービン11による発電と、SOFC13による発電と、蒸気タービン14による発電とを組み合わせることで、高い発電効率を得るように構成したものである。
ガスタービン11は、圧縮機21、燃焼器22、タービン23を有しており、圧縮機21とタービン23は、回転軸24により一体回転可能に連結されている。圧縮機21は、空気取り込みライン25から取り込んだ空気Aを圧縮する。燃焼器22は、圧縮機21から第1圧縮空気供給ライン26を通して供給された圧縮空気A1と、第1燃料ガス供給ライン27から供給された燃料ガスL1とを混合して燃焼する。タービン23は、燃焼器22から排ガス供給ライン28を通して供給された排ガス(燃焼ガス)Gにより回転する。なお、図示しないが、タービン23は、圧縮機21で圧縮された圧縮空気A1が車室を通して供給され、この圧縮空気A1を冷却空気として翼などを冷却する。発電機12は、タービン23と同軸上に設けられており、タービン23が回転することで発電することができる。なお、ここでは、燃焼器22に供給する燃料ガスL1及び後述する燃料ガスL2の各燃料ガスは、例えば、液化天然ガス(LNG)、水素(H)および一酸化炭素(CO)、メタン(CH)などの炭化水素ガス、石炭など炭素質原料のガス化設備により製造したガスを用いることが可能である。
SOFC13は、還元剤としての高温の燃料ガスと、酸化剤としての高温の空気(酸化性ガス)とが供給されることで、所定の作動温度にて反応して発電を行うものである。このSOFC13は、圧力容器内に空気極と固体電解質と燃料極が収容されて構成される。空気極に圧縮機21で圧縮された一部の圧縮空気(圧縮酸化性ガス)A2が供給され、燃料極に燃料ガスL2が供給されることで発電を行う。また、SOFC13に供給される酸化性ガスは、酸素を略15%〜30%含むガスであり、代表的には空気が好適であるが、空気以外にも燃焼排ガスと空気の混合ガスや、酸素と空気の混合ガスなどが使用可能である(以下、SOFC13に供給される酸化性ガスを空気という)。
このSOFC13は、第1圧縮空気供給ライン26から分岐した第2圧縮空気供給ライン31が連結され、圧縮機21が圧縮した一部の圧縮空気A2を空気極の導入部に供給することができる。この第2圧縮空気供給ライン31は、供給する空気量を調整可能な制御弁32と、圧縮空気A2を昇圧可能なブロワ(昇圧機)33とが空気の流れ方向に沿って設けられている。制御弁32は、第2圧縮空気供給ライン31における空気の流れ方向の上流側に設けられ、ブロワ33は、制御弁32の下流側に設けられている。なお、制御弁32とブロワ(昇圧機)33の配置は図1の配置に限定されることはなく、ブロワ(昇圧機)や制御弁の形式によって順序を逆にして配置してもよい。SOFC13は、空気極で用いられた排空気(排酸化性ガス)A3を排出する排空気ライン34が連結されている。この排空気ライン34は、空気極で用いられた排空気A3を外部に排出する排出ライン35と、燃焼器22に連結される排酸化性ガス供給ライン36とに分岐される。排出ライン35は、排出する空気量を調整可能な制御弁37が設けられ、排酸化性ガス供給ライン36は、循環する空気量を調整可能な遮断弁38が設けられている。
また、SOFC13は、燃料ガスL2を燃料極の導入部に供給する第2燃料ガス供給ライン41が設けられている。第2燃料ガス供給ライン41は、供給する燃料ガス量を調整可能な制御弁42が設けられている。SOFC13は、燃料極で用いられた排燃料ガスL3を排出する排燃料ライン43が連結されている。この排燃料ライン43は、外部に排出する排出ライン44と、燃焼器22に連結される排燃料ガス供給ライン45とに分岐される。排出ライン44は、排出する燃料ガス量を調整可能な制御弁46が設けられ、排燃料ガス供給ライン45は、供給する燃料ガス量を調整可能な制御弁47と、燃料を昇圧可能なブロワ48が排燃料ガスL3の流れ方向に沿って設けられている。制御弁47は、排燃料ガス供給ライン45における排燃料ガスL3の流れ方向の上流側に設けられ、ブロワ48は、制御弁47の排燃料ガスL3の流れ方向の下流側に設けられている。なお、制御弁47とブロワ(昇圧機)48の配置は図1の配置に限定されることはなく、ブロワ(昇圧機)や制御弁の形式によっては順序を逆にして配置してもよい。
また、SOFC13は、排燃料ライン43と第2燃料ガス供給ライン41とを連結する燃料ガス再循環ライン49が設けられている。燃料ガス再循環ライン49は、排燃料ライン43の排燃料ガスL3を第2燃料ガス供給ライン41に再循環する再循環ブロワ(再循環送風機)50が設けられている。
蒸気タービン14は、排熱回収ボイラ(HRSG)51で生成された蒸気によりタービン52を回転するものである。この排熱回収ボイラ51は、ガスタービン11(タービン23)からの排ガスライン53が連結されており、空気と高温の排ガスGとの間で熱交換を行うことで、蒸気Sを生成する。蒸気タービン14(タービン52)は、排熱回収ボイラ51との間に、蒸気供給ライン54と給水ライン55とが設けられている。そして、給水ライン55は、復水器56と給水ポンプ57とが設けられている。発電機15は、タービン52と同軸上に設けられており、タービン52が回転することで発電することができる。なお、排熱回収ボイラ51で熱が回収された排ガスGは、大気へ放出される。なお、本実施例においては排ガスGをHRSG51の熱源として利用しているが、排ガスGはHRSG以外の各種機器の熱源として利用することも可能である。
ここで、本実施例の発電システム10の作動について説明する。発電システム10を起動する場合、ガスタービン11が起動した後に蒸気タービン14、SOFC13が起動する。
まず、ガスタービン11にて、圧縮機21が空気Aを圧縮し、燃焼器22が圧縮空気A1と燃料ガスL1とを混合して燃焼し、タービン23が排ガスGにより回転することで、発電機12が発電を開始する。次に、蒸気タービン14にて、排熱回収ボイラ51により生成された蒸気Sによりタービン52が回転し、これにより発電機15が発電を開始する。
SOFC13では、まず、圧縮空気A2を供給して昇圧を開始し、加熱を開始する。排出ライン35の制御弁37と排酸化性ガス供給ライン36の遮断弁38を閉止し、第2圧縮空気供給ライン31のブロワ33を停止した状態で、制御弁32を所定開度だけ開放する。すると、圧縮機21で圧縮した一部の圧縮空気A2が第2圧縮空気供給ライン31からSOFC13側へ供給される。これにより、SOFC13側は、圧縮空気A2が供給されることで圧力が上昇する。
一方、SOFC13では、燃料極側に燃料ガスL2、図示されていない圧縮空気ラインの分岐から圧縮空気(酸化性ガス)を供給して昇圧を開始する。発電システム10は、燃料極にのパージガスを供給するパージガス供給手段を設け、燃料極にパージガスを供給することで、SOFC13の燃料極側を昇圧させるようにしてもよい。ここで、パージガスとしては、窒素等の不活性ガスを用いることができる。排出ライン44の制御弁46と排燃料ガス供給ライン45の制御弁47を閉止し、ブロワ48を停止した状態で、第2燃料ガス供給ライン41の制御弁42を開放すると共に、燃料ガス再循環ライン49の再循環ブロワ50を駆動する。なお、再循環ブロワ50は燃料極側の加圧前に起動していても良い。すると、燃料ガスL2が第2燃料ガス供給ライン41からSOFC13側へ供給されると共に、排燃料ガスL3が燃料ガス再循環ライン49により再循環する。これにより、SOFC13側は、燃料ガスL2、空気、不活性ガス等が供給されることで圧力が上昇する。
そして、SOFC13の空気極側の圧力が圧縮機21の出口圧力になると、制御弁32を全開にすると共に、ブロワ33が起動していなければブロワ33を駆動する。それと同時に遮断弁38を開放してSOFC13からの排空気A3を排酸化性ガス供給ライン36から燃焼器22に供給する。このとき、制御弁37も開放してSOFC13からの排空気A3の一部を排出ライン35から排出してもよい。すると、圧縮空気A2がブロワ33によりSOFC13側へ供給される。それと同時に制御弁46を開放してSOFC13からの排燃料ガスL3を排出ライン44から排出する。そして、SOFC13における空気極側の圧力と燃料極側の圧力とが目標圧力に到達すると、SOFC13の昇圧が完了する。
その後、SOFC13の圧力制御が安定したら、制御弁37が開となっている場合は閉止する一方、遮断弁38を開放する。すると、SOFC13からの排空気A3が酸化性ガス供給ライン36から燃焼器22に供給される。また、排燃料ガスL3の成分が燃焼器へ投入可能な成分となったら、制御弁46を閉止する一方、制御弁47を開放してブロワ48を駆動する。すると、SOFC13からの排燃料ガスL3が排燃料ガス供給ライン45から燃焼器22に供給される。このとき、第1燃料ガス供給ライン27から燃焼器22に供給される燃料ガスL1を減量する。
ここで、ガスタービン11の駆動による発電機12での発電、SOFC13での発電、蒸気タービン14の駆動により発電機15での発電が全て行われることとなり、発電システム10が定常運転となる。
図2は、本発明の一実施例に係る発電システムにおけるSOFCの周囲の装置構成を示す概略図である。以下、図2を用いて、発電システム10についてより詳細に説明する。一般的な発電システムでは、SOFC13から排燃料ライン43に排出される排燃料ガスL3を燃料ガス再循環ライン49で第2燃料ガス供給ライン41に供給することで、排燃料ガスL3を再循環させる。再循環させる排燃料ガスの温度が低くなり飽和温度を下回ると、再循環ライン49内でドレンが発生する恐れがある。また、排燃料ライン43から排出される排燃料ガスは、高温であるため排燃料ガスを流通させるラインや、排燃料ガスを送る再循環ブロワ50の機械的強度や構成部品の酸化耐久性等に掛かる負担が大きくなる。
そこで、本実施例の発電システム10では、図2に示すように、第2燃料ガス供給ライン41からSOFC13に供給された燃料ガスとSOFC13から排燃料ライン43に排出された排燃料ガスとの間で熱交換を行い、燃料ガスを加熱し、排燃料ガスを冷却する燃料予熱器70と、温度検出部72、74と、負荷検出部76と、燃料ガス再循環ライン49を流れる排燃料ガスの温度を調整する加熱手段80と、を設ける。また、図示しないが、予熱器70とは別に、排燃料ライン43であって再循環ブロワ50の上流側、より詳しくは温度検出部74の上流側に排燃料ガスを冷却する為の冷却器を設けてもよい。本実施例の発電システム10は、温度検出部72、74及び負荷検出部76が、SOFC13の状態を検出する状態検出部となる。発電システム10の制御装置(制御部)62は、温度検出部72、74及び負荷検出部76の少なくとも1つの検出結果に基づいて、加熱手段80による排燃料ガスの加熱(加熱量)を制御する。
燃料予熱器70は、排燃料ライン43のSOFC13側の端部の近傍に配置されている。ここで、第2燃料ガス供給ライン41は、SOFC13の排燃料ライン43と熱交換するように配置されている。第2燃料ガス供給ライン41は、供給された燃料ガスが第1部分ライン41a、燃料予熱器70の内部に配置された領域、第2部分ライン41bを通過し、SOFC13に供給される。燃料予熱器70は、第2燃料ガス供給ライン41の第1部分ライン41aと第2部分ライン41bとの連結領域を含む部分と、排燃料ライン43と、で熱交換を行う。これにより、燃料予熱器70は、第2燃料ガス供給ライン41を流れる燃料ガスを、排燃料ライン43を流れる排燃料で加熱する。燃料予熱器70で加熱された燃料ガスは、SOFC13に供給される。また、燃料予熱器70は、供給ライン41を流れる燃料ガスを、排燃料ライン43を流れる排燃料第2燃料ガスで冷却(減温)する。燃料予熱器70で冷却された排燃料ガスは、排燃料ライン43から、排燃料ガス供給ライン45や燃料ガス再循環ライン49に供給される。
温度検出部72は、燃料ガス再循環ライン49の、加熱手段80よりも下流側、かつ、第2燃料ガス供給ライン41との連結部の上流側となる位置に配置されている。温度検出部72は、加熱手段80を通過し、第2燃料ガス供給ライン41に供給される前の排燃料ガスの温度を検出する。
温度検出部74は、燃料ガス再循環ライン49の、排燃料ライン43との連結部よりも下流側、かつ、再循環ブロワ50及び第2燃料ガス供給ライン41との連結部の上流側となる位置に配置されている。温度検出部72は、排燃料ライン43から供給され(つまり燃料予熱器70で冷却され)、加熱手段80を通過する前の排燃料ガスの温度を検出する。温度検出部72、74は、検出結果、つまり検出した温度の情報を制御装置62に送る。
負荷検出部76は、SOFC13の負荷を検出する。負荷検出部76は、負荷として、SOFC13が取り出した電力、つまり発電量、出力を検出してもよいし、制御装置62からSOFC13に入力させる制御情報を検出してもよい。負荷検出部76は、検出した負荷の情報を制御装置62に送る。
加熱手段80は、燃料ガス再循環ライン49の再循環ブロワ50よりも下流側に配置されている。ここで、燃料ガス再循環ライン49は、加熱手段80が配置されている領域が、第1分岐ライン49aと第2分岐ライン49bとに分岐されている。燃料ガス再循環ライン49は、加熱手段80が配置されている領域の上流で第1分岐ライン49aと第2分岐ライン49bに分岐し、加熱手段80が配置されている領域の下流側で第1分岐ライン49aと第2分岐ライン49bが合流して1本のラインとなる。
加熱手段80は、COシフト反応器81と、制御弁82、84と、を有する。COシフト反応器81は、第1分岐ライン49aに設置されている。COシフト反応器81は、通過する排燃料ガスにCOシフト反応を生じさせる。つまり、排燃料ガスに含まれる一酸化炭素と水を反応させ、二酸化炭素と水素を生成する(CO+HO→CO+H)。COシフト反応器81は、この反応で生じる生成熱によって排燃料ガスを加熱する。COシフト反応器81は、COシフト反応を促進させる触媒を含み、排燃料ガスが流れる経路中に触媒を配置することで、排燃料ガスにCOシフト反応を生じさせる。なお、COシフト反応器81は、触媒としてCOシフト反応の触媒機能を備える燃焼触媒を用いることもできる。燃焼触媒を用いた場合、COシフト反応とともに排燃料ガスの燃焼を生じさせることができ、排燃料のカロリーは低減するが加熱量をより大きくすることができる。COシフト反応器81は、COシフト反応を生じさせた排燃料ガスL3aを第1分岐管49aに排出する。
制御弁82は、第1分岐ライン49aに設置されている。制御弁82は、開閉を切り換えることで、第1分岐ライン49aに排燃料ガスが流れるか流れないかを切り替え、開度を調整することで、第1分岐ライン49aを流れる排燃料ガスの流量を制御する。制御弁84は、第2分岐ライン49bに設置されている。制御弁84は、開閉を切り換えることで、第2分岐ライン49bに排燃料ガスが流れるか流れないかを切り替え、開度を調整することで、第2分岐ライン49bを流れる排燃料ガスの流量を制御する。
このように、加熱手段80は、第1分岐ライン49aにCOシフト反応器81と、制御弁82とを配置し、第2分岐ライン49bに制御弁84を配置している。これにより、加熱手段80は、第2分岐ライン49bを第1分岐ライン49aのバイパスとして用いることができる。したがって、加熱手段80は、制御弁82、84を制御することで、燃料ガス再循環ライン49を流れる排燃料ガスL3の、第1分岐ライン49aを流れる量と第2分岐ライン49bを流れる量とのバランスを制御することができる。つまり、加熱手段80は、制御弁82、84を制御することで、COシフト反応器81を通過させ加熱する排燃料ガスL3の量と、COシフト反応器81を通過させず加熱しない排燃料ガスL3の量を制御することができる。これにより、加熱手段80は、制御弁82、84を制御することで、排燃料ガスL3の加熱量を制御することができる。
制御装置62は、温度検出部72、74及び負荷検出部76の検出結果に基づいて、つまり、温度検出部72、74及び負荷検出部76で検出したSOFC13の状態に関連する情報に基づいて、制御弁82、84の開閉及び開度を調整する。これにより、制御装置62は、SOFC13の状態に基づいて、燃料ガス再循環ライン49を流れる排燃料ガスの加熱量を制御することができる。
以下、図3を用いて、上述した本実施例の発電システム10駆動方法について説明する。図3は、本実施例の発電システムの駆動動作の一例を示すフローチャートである。図3に示す駆動動作は、制御装置(制御部)62が各部の検出結果に基づいて、演算処理を実行することで実現することができる。また、制御装置62は、図3に示す処理を繰り返し実行する。なお、図3に示す処理は、温度検出部72、74で検出した結果に基づいて、加熱手段80を制御する処理である。
まず、制御装置62は、排燃料ガスの温度を検出する(ステップS12)。制御装置62は、温度検出部72、74の少なくとも一方で検出した温度の情報を取得する。制御装置62は、温度を検出したら、排燃料ガスの温度が第1しきい値以下であるかを判定する(ステップS14)。なお、第1しきい値としては、排燃料ガスの飽和温度に30℃を加えた値が例示される。これは、飽和温度に、温度計測誤差の影響を十分に排除できる10℃から、飽和温度に到達するに十分な余裕となる50℃までの所定値を加えた値とし、さらに好ましくは排燃料ガスの温度制御管理の可能な20℃〜30℃を加えた値が設定される。
制御装置62は、排燃料ガスの温度が第1しきい値以下である(ステップS14でYes)と判定した場合、COシフト反応器を通過する排燃料ガスの量を増加させる(ステップS16)。具体的には、制御弁82の開度を大きくする制御及び制御弁84の開度を小さくする制御の少なくとも一方の制御を実行することで、第1分岐ライン49aを流れる排燃料ガスの量を増加させる。制御装置62は、COシフト反応器を通過する排燃料ガスの量を増加させたら、本処理を終了する。
制御装置62は、温度が第1しきい値以下ではない(ステップS14でNo)、つまり温度が第1しきい値より高いと判定した場合、排燃料ガスの温度が第2しきい値以上であるかを判定する(ステップS18)。ここで、第2しきい値は、第1しきい値よりも高い温度である。
制御装置62は、温度が第2しきい値以上である(ステップS18でYes)と判定した場合、COシフト反応器を通過する排燃料ガスの量を減少させる(ステップS20)。具体的には、制御弁82の開度を小さくする制御及び制御弁84の開度を大きくする制御の少なくとも一方の制御を実行することで、第1分岐ライン49aを流れる排燃料ガスの量を減少させる。制御装置62は、COシフト反応器を通過する排燃料ガスの量を減少させたら、本処理を終了する。
制御装置62は、温度が第2しきい値以上ではない(ステップS18でNo)、つまり温度が第2しきい値未満と判定した場合、そのまま、本処理を終了する。
このように本実施例の発電システム10は、加熱手段80を用いて、燃料ガス再循環ライン49を流れる排燃料ガスの温度を制御し、燃料ガス再循環ライン49を流れる排燃料ガスを所定の温度範囲とすることで、燃料ガス再循環ライン49でドレンが発生したり、排燃料ガスが高温となり、他の機器に与える負担が増加することを抑制したりすることができる。これにより、排燃料ガスの経路にかかる負荷を少なくすることができる。
本実施例の発電システム10は、COシフト反応器81を用いて、排燃料ガス中の成分を利用して、排燃料ガスを化学反応により加熱する手段を用いるため、加熱する手段に供給される排燃料ガスの流量により排燃料ガスの温度を調整することができる。これにより、排燃料ガスが飽和温度以下となることでドレンが発生することを抑制し、発電効率を維持しつつ、安定した運転を行うことができる。
また、発電システム10は、排燃料ガスL3の加熱手段を燃料ガス再循環ライン49の再循環ブロワ50よりも下流側に設けることで、高温の排燃料ガスL3による排燃料ライン43及び燃料ガス再循環ライン49に設置される機器の熱的な負荷を小さくすることができると共に、燃料ガス再循環ライン49でドレンの発生を抑制することで、燃料電池(SOFC)13も含めた系統でのドレンによる悪影響を防止することができる。
また、発電システム10は、燃料予熱器70を設け、燃料供給ライン41から供給される燃料ガスを加熱するとともに、排燃料ライン43のガスを冷却することで、排燃料ライン43および燃料ガス再循環ライン49の温度を低下させ、設備費用を低減するとともに再循環送風機50の所要動力を低減できるため、SOCF13での発電をより効率よく実行することができる。以上のように、発電システム10は、燃料予熱器70で熱交換を行うことで、排燃料ガスに含まれる熱を好適に利用することができる。
加熱手段80は、加熱機構が配置された第1分岐ライン49aと加熱機構をバイパスする第2分岐ライン49bとを設け、それぞれの経路に供給する排燃料ガスのバランスを調整しては排燃料ガスの加熱量を調整したがこれに限定されない。加熱手段は、加熱動作のONとOFFが切り換え可能な加熱機構を用い、経路を1本としてもよい。
本実施例の発電システム10は、温度の検出結果に基づいてフィードバック制御で加熱量を調整することに限定されず、フィードフォワード制御(先行制御)で処理を行ってもよい。
本実施例の発電システム10は、加熱手段80が排燃料ガスを加熱する機構として、COシフト反応器81を備えることで、排燃料ガス中に含まれる一酸化炭素を二酸化炭素に変換させる際に生じる熱で排燃料ガスを加熱することができる。これにより、発電効率を維持しつつ、排燃料ガスを加熱することができる。なお、加熱手段80は、燃料ガスを反応(化学反応)させて熱を発生させる機構であればよく、加熱する機構は、COシフト反応器81に限定されない。例えば、効率が低下する場合があるが燃焼触媒を用いてもよい。また、加熱手段80として、化学反応させる機構の上流又は下流に冷却する冷却機構を設けることで、加熱手段80による温度調整機能をさらに備えてもよい。
また、本実施例の発電システム10は、温度検出部72、74で検出した温度に基づいて制御を実行したが、温度検出部で72、74はなく、負荷検出部76の結果を用いて制御を実行してもよい。この場合、制御装置62は、負荷検出部76に基づいて、排燃料ガスの温度を算出する、もしくは規定の温度範囲となる開度に制御弁82、制御弁84の開度を設定してもよい。また、発電システム10は、温度検出72、74は、どちらか一方のみを備えていてもよい。
10 発電システム
11 ガスタービン
12 発電機
13 燃料電池(SOFC)
14 蒸気タービン
15 発電機
21 圧縮機
22 燃焼器
23 タービン
26 第1圧縮空気供給ライン
27 第1燃料ガス供給ライン
31 第2圧縮空気供給ライン
32 制御弁(第1開閉弁)
33、48 ブロワ(昇圧機)
34 排空気ライン
36 酸化性ガス供給ライン
41 第2燃料ガス供給ライン
41a 第1部分ライン
41b 第2部分ライン
42 制御弁
43 排燃料ライン
44 排出ライン
45 排燃料ガス供給ライン
47 制御弁
49 燃料ガス再循環ライン
49a 第1分岐ライン
49b 第2分岐ライン
62 制御装置(制御部)
70 燃料予熱器
72、74 温度検出部
76 負荷検出部
80 加熱手段
81 COシフト反応器
82、84 制御弁

Claims (8)

  1. 空気極及び燃料極を有する燃料電池と、
    前記燃焼電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、
    前記燃料電池から排燃料ガスが排出される排燃料ラインと、
    排燃料ラインから排出された排燃料ガスを前記燃料ガス供給ラインに供給する燃料ガス再循環ラインと、
    前記燃料ガス再循環ラインに配置され、前記排燃料ガスを反応させて前記排燃料ガスを加熱する加熱手段と、
    前記燃料電池の状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記加熱手段による加熱量を制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記状態検出部の検出結果に基づいて、前記排燃料ガスがしきい値の温度以下であると判定したら、前記加熱手段による排燃料ガスの加熱量を増加させることを特徴とする発電システム。
  2. 前記加熱手段は、COシフト反応器を備えることを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記加熱手段は、前記COシフト反応器が配置された第1分岐ラインと、
    前記COシフト反応器をバイパスする第2分岐ラインと、を備え、
    前記制御装置は、前記第1分岐ラインの流量と、前記第2分岐ラインの流量と、を調整して、前記排燃料ガスの加熱量を調整することを特徴とする請求項2に記載の発電システム。
  4. 前記燃料ガス供給ラインと前記排燃料ラインとの間で熱交換を行い、前記燃料ガス供給ラインを流れる前記燃料ガスを加熱し、前記排燃料ラインを流れる前記排燃料ガスを冷却する燃料予熱器をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の発電システム。
  5. 前記状態検出部は、前記燃料ガス再循環ラインを流れる排燃料ガスの温度を検出する温度検出部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の発電システム。
  6. 前記状態検出部は、前記燃焼電池の負荷を検出する負荷検出部であり、
    前記制御装置は、前記状態検出部が検出した負荷に基づいて、前記排燃料ガスの加熱量を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の発電システム。
  7. 前記燃料ガス再循環ラインに配置され、前記排燃料ラインから前記燃料ガス供給ラインに向けて前記排燃料ガスを送る再循環ブロワを有し、
    前記加熱手段は、前記再循環ブロワよりも前記燃料ガス供給ライン側の前記燃料ガス再循環ラインに配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の発電システム。
  8. 空気極及び燃料極を有する燃料電池と、前記燃焼電池に燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、前記燃料電池から排燃料ガスが排出される排燃料ラインと、排燃料ラインから排出された排燃料ガスを前記燃料ガス供給ラインに供給する燃料ガス再循環ラインと、を有する発電システムの運転方法であって、
    前記燃料電池の状態を検出する工程と、
    前記燃料ガス再循環ラインを流れる前記排燃料ガスの加熱量を決定する工程と、
    決定した加熱量に基づいて、前記排燃料ガスを反応させ、前記排燃料ガスを加熱する工程と、を有することを特徴とする発電システムの運転方法。
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