JPH0696384A - ディジタル電子カメラを用いた事故監視システム - Google Patents

ディジタル電子カメラを用いた事故監視システム

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JPH0696384A
JPH0696384A JP4269254A JP26925492A JPH0696384A JP H0696384 A JPH0696384 A JP H0696384A JP 4269254 A JP4269254 A JP 4269254A JP 26925492 A JP26925492 A JP 26925492A JP H0696384 A JPH0696384 A JP H0696384A
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vehicle
signal
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emergency
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Makoto Takahashi
孚 高橋
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    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0841Registering performance data
    • G07C5/0875Registering performance data using magnetic data carriers
    • G07C5/0891Video recorder in combination with video camera

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  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DESCを用いた事故監視システムの事故解
析を精密に行えるようにしたもので、二眼式光学系から
二枚の画像を撮影し、三角測量方式により急ブレーキ状
態を示す信号等が入力した時点の前後の時間経過に伴う
画像,車速,時刻だけでなく、車の走行軌道,相対速度
および加速度も求めることができるようにしたDESC
を用いた事故監視システムを提供する。 【構成】 二眼式のディジタル電子カメラ21は車24
の座席の天井部24aに設置され、運転時、常時前方の
状況を撮影している。撮影した像は2つのメモリカード
に記録され、メモリ容量が一杯になった後は、順次最も
古いデータが最新のデータでオーバライトされていく。
運転中に急ブレーキが踏まれると、急ブレーキ状態セン
サ20より緊急信号が送られ、急ブレーキ発生位置が画
像に記録されるとともにその位置から一定駒数撮影され
て記録動作が停止する。三角測量法より2枚の画像から
相対速度,加速度,車の軌跡を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二眼式光学系のディジタ
ル電子カメラ(以下「DESC」という)を利用し、交
通事故の事故状況に関する画像データを正確に記録し、
車の走行軌道と車速を計測し事故状況を正確に把握し、
事故発生の原因を究明できるようにしたDESCを用い
た事故監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】交通事故の検証を正確、かつ、客観的に
行うために特開昭48ー51192が提案されている。
しかしながら、(1)この方式では,ある限られた道路
上で観測すること。現実には事故の発生場所はどこでも
起きる可能性があること。(2)VTR等で記録する方
法であるが事故の瞬間を記録するために、常にテープ
を回転するので、機械的耐久性の限界問題で、メンテナ
ンスが必要となる。装置も大きくなるので、車の設置
場所が制約される。車の走行軌道を解析する場合に不
便であるということから本件発明者はDESCを用いた
事故監視システム(特願平3−327059)を提案し
た。
【0003】これによれば、自分の車が、事故に対面す
るときは必ず監視観測できる。ディジタル電子カメラで
記録する方法であるので、機械的な機構はなく、純電
子的に作動するので、耐久性に優れ、長時間の連続運転
に耐えられる。メンテナンスが極めて少なくなる。小
型であり、設置場所のスペースをとらない。事故の発
生時、例えば急ブレーキを踏むとこの信号がディジタル
カメラに伝達され、自動的にメモリカードに記録され
る。運転者はハンドル操作に専念出来、危険を避けるこ
とができる等の利点があり、後ほどの事故解明に客観的
なデータを与えることとなり、責任を明確にし公正な裁
きを可能にした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記D
ESCを用いた事故監視システムの事故解析をさらに精
密に行えるようにしたもので、二眼式光学系から二枚の
画像を撮影し、三角測量方式により急ブレーキ状態を示
す信号等が入力した時点の前後の時間経過に伴う画像,
車速,時刻だけでなく、車の走行軌道,相対速度および
加速度も求めることができるようにしたDESCを用い
た事故監視システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるDESCを用いた事故監視システムは、
ディジタル電子カメラを車に搭載して事故を監視するシ
ステムであって、緊急状態を検出するためのセンサと、
前記センサの緊急状態を示す信号を波形整形して緊急信
号を出力する信号検出回路と、車の速度を検出する車速
検知回路と、距離を計測する三角測量方式の二眼式光学
系,一定間隔で連続撮影し、撮影した画像を順次記録
し、記録容量が一杯になつたときには、最も古い画像の
上に最新の画像をオーバーライトする記録部を有し、前
記連続撮影とともに前記車速度検知回路からの信号によ
り前記連続撮影時の車速度を記録し、前記信号検出回路
が緊急信号を出力したとき、前記緊急状態発生時点を前
記記録部に記録し、その緊急状態発生時点から所定枚数
を撮影した後に撮影を停止するように制御する制御部な
らびに前記三角測量による距離情報を含んだ記録画像デ
ータから車の走行軌道,相対速度および加速度を算出す
るために、前記二眼式光学系の各レンズの光学軸のセン
タを示すメモリ内のアドレスを定め、このアドレスに対
応するCRT上に指示マークを表示するためのデータを
前記記録部に撮影時に書き込む指示マーク表示書込手段
を有するディジタル電子カメラ部とから構成されてい
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、急ブレーキ状態等を検出す
ることにより、万が一事故となった場合、後に事故の状
況を画像で解析できるとともに事故前後の走行軌道,相
対速度,加速度,車速のデータを得ることができ、事故
状況を正確に分析できる。この事故監視システムを運転
する自分自身の車に設置すれば,自己の車が、万が一事
故に遭遇した場合でも,カメラが必ず監視観測するの
で、危険回避の運転操作に専念できる。長時間の連続運
転でもメンテナンスがフリーで、かつ消耗品がなく維持
費が少ない。客観的なデーターが記録されるので、責任
が明確になり公正な裁きが可能となる。自分の不利な運
転はただちに記録されるので、自己制御が働き、安全運
転が図れる。また,それぞれの車に搭載し、互いにチェ
ックしあうことにより,無理な運転を回避する慎重な運
転に結び付く。さらに互いに交通ルールを守る精神が生
じ、安全運転が励行される等の利点が得られる。
【0007】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明をさらに詳
しく説明する。図1は本発明によるDESCを利用した
事故監視システムを示す概略図である。このシステムを
構成するDESCの光学系は二本のレンズで構成されて
いる。DESC21は車24の座席付近の天井部24a
に設置してある。DESC21の視野が前方にあるバッ
クミラーによつて遮られないように運転者23のシート
と助手席のシートの中間の位置に設置してある。カメラ
の光学系を向ける方向はバックミラーに写る背景も含む
ように配慮して設定される。
【0008】車の運転を開始すると、その運転に連動し
て図示しないスイッチによりDESC21の電源が投入
されて撮影が開始される。撮影した映像は順次メモリカ
ードに記録される。メモリカードはその容量が一杯にな
ると、最初のアドレスに戻りオーバライトされ、この状
態が繰り返される。ブレーキペダル19の軸には磁石2
0aが取り付けられ、それに対応する位置に急ブレーキ
状態検出センサ20に内蔵したピックアップコイル20
bが配置されることにより急ブレーキ状態が検出され
る。運転中に運転者23が急ブレーキを踏んだ場合に
は、ブレーキペダル19に取り付けられた磁石20aが
急速に移動するので、対向する急ブレーキ状態検出セン
サ20内部に配置されたピックアップコイル20bに誘
導電圧が発生し、この信号が整形されて緊急信号が出力
される。
【0009】つぎに、図2を用いて二眼式光学系によっ
て対象物のある点までの距離を算出する原理を説明す
る。図2(a)に示すように、このカメラの撮像光学系
は、第1のレンズLL と第2のレンズLR とを横方向に
配列した構成となっている。第1の光学系は、図3に示
すように、撮影レンズ1a,絞り2aより構成されてい
る。そしてこの光学系に入射した光は撮像素子3a上に
結像し,それに対応する画像信号に変換される。第2の
光学系も第1の光学系と同じ光学特性となっている。被
写体OB はレンズの主点からLの距離にあるものとす
る。レンズの焦点距離をf、左右2つのレンズLL ,L
R の光軸間の距離をD(基線長と呼称)、被写体OB か
ら光軸に対し垂直な軸、すなわちX軸に線を下ろした点
をXO とする。左レンズLL とXO との距離をD1、右
レンズLR との距離をD2、被写体OB が左レンズLL
を通して結像する点と光軸間の距離をXL 、被写体OB
が右レンズLR を通して結像する点と光軸間の距離をX
R とすれば、下記の式が成立する。
【0010】 XR :f=D2:L …(1) XL :f=D1:L …(2) (1)式から D2=XR ×L/f …(3) (2)式から D1=XL ×L/f D=(D1+D2)=(XR +XL )×L/f L=D×f/(XR +XL ) …(4) よってXL ,XR が求まれば被写体までの距離を算出す
ることができる。以上、(4)式は被写体の注目する点
(例えば物体の端)が撮像素子上に結像する場合、その
結像位置が光軸からどれだけズレているかが求まれば、
その点までの距離を算出できることを示している。
【0011】図2(b)はこの結像の位置(C :・印)
と光学軸のセンタ位置(O :×印)の関係を示す。この
ズレ量(たとえば(△D=XR −XL )の量)は、撮像
素子の画素寸法がセンサの水平走査方向についてdsと
すれば △D=n×ds …(5) で表される。ここでnは正の整数である。
【0012】図3は本発明によるDESCを用いた事故
監視システムの回路の実施例を示すブロック図である。
図中、点線で囲まれていない部分は二眼式のDESCが
装備している回路部,点線で囲んだ部分はDESCに付
加された回路部である。運転者が交通事故に遭遇する緊
急時の動作について説明する。なお、左右の光学系は同
じように動作するので、右側のみの動作を説明すること
とする。通常状態では、レンズ1a,アイリス2aおよ
び光学フィルタ3aを介してCCD4aに結像され、C
CD4aの出力信号はCDS回路5aでクロックなどか
ら誘発されるノイズ成分が除去される。この信号はガン
マ補正回路6aによりガンマ補正された後、A/D変換
器7aでディジタル信号に変換される。信号処理回路8
aでは、輝度信号と色差信号に変換される。そして、輝
度信号と色差信号はメモリ制御回路16aの制御の下に
それぞれメモリカード17aに記録される。メモリカー
ド17aの記憶容量は一定の大きさであり、ディジタル
映像信号は順次記録されるので、メモリカード17aに
は前述したように新しいデータがオーバーライトされ、
順次消える。左側光学系についても同様に動作する。
【0013】つぎに緊急状態になると、急ブレーキ状態
検出センサ20に急ブレーキ信号が発生し、急ブレーキ
信号はブレーキ信号検出回路12で増幅整形されて、パ
ルス信号(緊急信号)に変換される。システム制御CP
U14は、インタフェース回路13を介して上記パルス
信号を読み取り、メモリインタフェース回路15a,1
5bに出力する。メモリインタフェース回路15a,1
5bはメモリ制御回路16a,16bに対しアドレス信
号の発生を停止する信号を出力する。これによりメモリ
カード17a,17bへの書き込みは停止し、新しいデ
ータは書き込まれない。撮像素子を制御する同期信号タ
イミング信号発生回路11a,11bはシステム制御C
PU14の指示に基づき左側光学系と右側光学系の同期
をそれぞれとっている。なお、同期信号タイミング信号
発生回路11a,11bは左右光学系で1個構成にして
も良い。アイリス制御回路9a,9bは露出が適正にな
るようにアイリス2a,2bを制御している。CCD駆
動回路10a,10bはCCD上の光学像を走査し、そ
のデータを転送する制御を行っている。システム制御C
PU14は図示しない車速センサより車速パルスを常時
読み込んでおり、メモリカード17a,17bにはこの
車速データを記録可能であるとともに後述する急ブレー
キ発生前後の撮影駒の割合を決定するデータとして使用
される。
【0014】つぎに、図4を参照して撮影のシーケンス
について説明する。車を運転している状態では、ディジ
タル電子カメラは連続撮影モードになっている。このモ
ードでは図4(a)に示すように、時刻t0 ,t1 …t
n の時刻で行われ、その撮影時刻はインターバルTであ
り、例えばフィールド蓄積タイプであるならば1/60
秒になる。DESCの機械的に動く機構部分はアイリス
機構だけであり、レンズ駆動部も焦点距離やズーム倍率
を調整するために機構部分が動作するが、撮影対象は数
メートル以上先であるので、焦点距離および倍率は一定
に設定され機構的には固定されている。このように連続
撮影に対し、撮影中、機械的に動くDESCの内部機構
はアイリス機構だけである。他の部分の磨耗はなく耐久
性、耐振動性に優れ、さらに機構部分が少ないので、小
型化にも適している。フロッピー電子カメラや8ミリV
TRなどに比べて、衝撃が加わるような厳しい使用条件
では有利になる。
【0015】次に、不幸にして、事故に遭遇し運転者が
急ブレーキを踏むと、図4(b)に示すように図3の回
路において、急ブレーキ状態が検出され、システム制御
CPU14はこの信号を受けてから、一定駒数を撮影し
た後にメモリへの書き込み停止信号を発生する。これに
より、メモリへの書き込みが停止するので、メモリカー
ド内には、事故寸前の映像と事故後の映像が記録され
る。メモリに記録する最大駒数(M+N)は、メモリカ
ードの記録容量とインターバル時間から定まる。 M+N=(カードの記録容量)/(一画面当たりのメモ
リ容量)で算出することができる。ここで Mは急ブレ
ーキの発生前にメモリカードに記録された駒数 Nは急ブレーキの発生後にメモリカードに記録された駒
数 MとNの割合はシステム制御CPUに対し自由に設定す
ることができる。M+Nの大きさは車の走行速度からシ
ステム制御CPUが自動的に設定する。当然この事故発
生時の車の速度や年月日,時刻も同時にメモリに記憶さ
れ、事故のデータに活用することができる。また、音声
を同時に記録することも可能である。航空機のボイスレ
コーダの電子化版である。なお、急ブレーキ状態検出に
より、メモリカードに(M+N)駒数の映像が記録され
た場合でも、大事に至らなかったときは、メモリカード
の画像を別の記録部に記録した後、または、画像を別の
記録部に移すことなく本事故監視システムを再度起動す
ることとなる。
【0016】次に前述した三角測量方式を用いて被写体
までの距離を算出する方法について図5および図6を参
照して具体的に説明する。結像面と光学系の光軸とが交
差する点が計測の基準点になるので、無限遠点の物体に
あわせて、左右各レンズの基準点L,R(図2(a)参
照)に対応するCCDのセンサの位置を図2(b)に示
すC 点で表す。この位置に対応するCCDセンサのデー
タがメモリに記憶されるアドレス番地を仮にアドレスA
DR 、ADL とする。また、被写体OB が結像する点
は、左右のCCDセンサ上では、O 点が対応する。ま
ず、注目する被写体までの距離を求める場合について考
察する。図5のパソコン(またはEWS)26に搭載さ
れるメモリカードインタフェースの挿入口25に前述の
画像データを記録したメモリカードを挿入する。パソコ
ンのCRT画面には、二眼のレンズから観測された車の
映像が表示される。光学軸の基準点となるアドレス番地
ADR ,ADL に対応する点が点印CL ,CR で表示さ
れる。車の注目点×印 OL ,OR にカーソルを合わせ
てクリックONする。すなわち左画面ではOL 点、右画
面ではOR 点に合わせる。
【0017】パソコンはこのカーソルの合わせた位置を
読み取り、どのメモリのアドレス番地かを直ちに計算す
る。これらのアドレス番地と基準アドレス番地から、例
えばXL 、XR の物理的寸法を求める。そして、(4)
式から被写体までの距離を計算する。このように計測し
たい被写体にカーソルを合わせれば、ただちに計算しC
RTにその寸法を表示する。画像データは1/60秒間
隔でサンプルされるので、メモリカードに記録された1
/60秒毎の画像データに対して、被写体までの距離を
求め、1/60秒ごとの被写体の注目点の移動距離を計
算する。このデータから車の相対速度および加速度を計
算することができる。また、画面上の車の位置関係から
車の移動軌跡を計算することができ、例えば図6(a)
に示すような軌跡を求めることができる。図6(b)は
メモリカードに記録された左右の画像の例である。
【0018】以上の実施例は急ブレーキ状態を検出する
方法として磁石,ピックアップコイルよりなるセンサを
ブレーキペダルに設けたが、他の方法で急ブレーキ状態
を検出しても良い。例えば、加速度センサを設けて急ブ
レーキ状態を検出することができる。加速度を検出でき
るセンサとしては、(1)ピックアップ式(ボイスコイ
ル式),(2)マグネット付き振り子とホール素子の組
み合わせ,(3)振り子とホトカプラ方式がある。この
中で、構造が簡単で耐久性に優れ、しかも安価である振
り子とホトカプラ方式について図7,図8および図9を
用いて説明する。
【0019】図7は振り子とホトカプラ方式の構造を示
す図である。ケース31の底部にLED32を、ケース
31の蓋36にホトトランジスタ33を配置し、LED
32とホトトランジスタ33を対面させてある。これら
の間に、一方端が支持部37に回転可能に支持された遮
光板34が設けられ、遮光板34の他方端には、他端が
バネ止め38に取り付けられたバネ35が取り付けられ
ている。遮光板34の中央部には数条のスリット42が
刻まれており、スリット42の幅は右方向にいく程広く
なっている。今、車に急ブレーキが掛けられると、遮光
板34は運動の慣性のために支持部37を中心に矢印の
方向に回転する。スリット42を通るLED32の光の
強さは、スリットの幅に比例して増加する。ホトトラン
ジスタ33はこの変化する光を検出する。バネ35は遮
光板34が振れた後に、遮光板34を元の位置に復帰さ
せるためと車の振動による遮光板34の不要な振動を防
止するためである。
【0020】図8はこの振り子とホトカプラ方式の回路
の構成を示す図である。LED32に流す電流は、下式
に示すようにツェナダイオードZDの電圧VZDと可変抵
抗VR1で定まる。 ILED =VZD/RVR1 この電流はオペアンプA1の負帰還動作により、常に一
定に保持される。すなわち、オペアンプA1はRVR1 ×
ILED の電圧が常にVZDに等しくなるように制御する。
したがって、LED32の光出力は、常に一定となる。
急ブレーキによる遮光板34の回転は、ホトトランジス
タ33への照射光量を急激に増加させ、その出力は図9
(b)に示す実線のように上昇する。この電圧は微分回
路に加えられ、変化する有効電圧成分のみ伝達される
(図9(c))。この有効電圧成分はスレッショルド電
圧VT を越えると、CPUのインタフェース回路の入力
ポート(P10)はハイレベル信号であると判断する。
CPUは負荷抵抗を可変し、最適状態を保持し系の安定
性を図る。
【0021】以上の実施例は、急ブレーキ状態を検出し
て緊急信号を出力する例について説明したが、事故が発
生する場合は必ずしも直前に急ブレーキが踏まれるとは
限らない。例えば、居眠り,わき見等により急ブレーキ
を踏む前に衝突する場合もある。かかる場合、前方の車
や対向車(センタラインを越えてきた場合)の相対速度
を検出するセンサおよびこのセンサから自己の車の速度
に対し、所定以上の相対速度が出力されたとき、緊急信
号を出力する信号検出回路を設けることにより、本事故
監視システムの連続撮影を停止させても良い。上記セン
サとしては例えばマイクロ波を前方の車に照射して反射
してくる波を受信することにより、ドップラー効果を利
用して前方の車との相対速度を検出するものがある。こ
の他に、超音波や赤外線を当てドップラー効果を利用す
るものがある。なお、かかる場合はリアルタイムで相対
速度を検出することができるので、本事故監視システム
に記録すると同時に警報を発して危険状態であることを
運転者に知らせれば、未然に事故を防止することができ
る。また、前述の実施例のセンサはブレーキペダルに磁
石とピックアップコイルを設けて誘導電圧を発生するも
のであるので、安価に構成できるが、マイクロ波や超音
波等を利用した場合は若干高価となる。検出方式として
は急ブレーキ状態や前方の車との相対速度を検出するの
が最も効果的であるが、これらの検出方式に加えて例え
ば助手席の前面のダッシュボードの上に、マイクロスイ
ッチを設け、運転者以外の者がこのスイッチを押すシス
テムに構成することも可能である。また、以上の実施例
は車にDESCを搭載した例を説明したが、電車,船
舶,飛行機等に搭載しても同様に構成することができ、
緊急時に運転室や操縦室から見た前方の画像の連続撮影
を停止し、事故前後の自己および相手電車や船舶等のの
速度,相対速度,加速度,航路の軌跡等を解析すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明はコンシュ
ーマレベルの電子カメラにインタフェース回路を加え、
車に搭載して事故監視システムを構成してあるので、撮
影が簡単で、事故が発生した場合、その前後の画像,日
時,自己の車の速度の他に相対速度,加速度および軌跡
を求めることができ、より事故の解明が精密にできるよ
うになった。したがって、上記より以下に示す種々の利
点が得られる。 (1)事故状況の正確な監視ができ、公正な裁きができ
る。また、それぞれの車に搭載することで、運転マナー
の監視が図れるので、事故後の責任問題についてトラブ
ルを回避することができ、かつ、第3者の公の機関も公
正な判断ができる。事故が発生した場合、このシステム
により無理な運転内容を直ちに解明できるので、常に慎
重な運転を心掛けるようになり、事故が少なくなるとい
うメリットがある。 (2)DESCを利用しており、記録部分に機構的な部
分はないので、耐衝撃性および耐久性に優れ、メンテナ
ンスもほとんど不要で、その知識がないものでも容易に
使用できる。 (3)今後の半導体技術の進歩(高集積化)によりコン
シューマレベルの手ごろな価額のシステムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDESCを利用した監視システム
の概略図である。
【図2】被写体の位置と撮像面上の結像位置との配置を
示す図である。
【図3】本発明によるDESCを利用した監視システム
の回路の実施例を示すブロック図である。
【図4】平常時および緊急時の撮影シーケンスを説明す
るための図である。
【図5】距離を計算するパソコンのシステムを説明する
ための図である。
【図6】交差点の車の移動軌跡の例を示す図である。
【図7】振り子とホトカプラ方式の構造を示す図であ
る。
【図8】図7の方式の回路の構成を示す図である。
【図9】図8の各回路部の出力を示すグラフである
【符号の説明】
1a,1b レンズ 2a,2b アイリス 3a,3b 光学フィルタ 4a,4b CCD 5a,5b CDS回路 6a,6b γ補正回路 7a,7b A/D変換器 8a,8b 信号処理回路 9a,9b アイリス制御回路 10a,10b CCD駆動回路 11a,11b 同期信号タイミング信号発生回路 12 ブレーキ信号検出回路 13 インタフェース回路 14 システム制御CPU 15a,15b メモリインタフェース回路 16a,16b メモリ制御回路 17a,17b メモリカード 18 レリーズボタン 19 ブレーキペダル 20 急ブレーキ状態検出センサ 21 ディジタル電子カメラ 22 ミラー 23 運転者 25 メモリカード挿入口 26 パソコン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル電子カメラを車に搭載して事
    故を監視するシステムであって、 緊急状態を検出するためのセンサと、 前記センサの緊急状態を示す信号を波形整形して緊急信
    号を出力する信号検出回路と、 車の速度を検出する車速検知回路と、 距離を計測する三角測量方式の二眼式光学系,一定間隔
    で連続撮影し、撮影した画像を順次記録し、記録容量が
    一杯になつたときには、最も古い画像の上に最新の画像
    をオーバーライトする記録部を有し、前記連続撮影とと
    もに前記車速度検知回路からの信号により前記連続撮影
    時の車速度を記録し、前記信号検出回路が緊急信号を出
    力したとき、前記緊急状態発生時点を前記記録部に記録
    し、その緊急状態発生時点から所定枚数を撮影した後に
    撮影を停止するように制御する制御部ならびに前記三角
    測量による距離情報を含んだ記録画像データから車の走
    行軌道,相対速度および加速度を算出するために、前記
    二眼式光学系の各レンズの光学軸のセンタを示すメモリ
    内のアドレスを定め、このアドレスに対応するCRT上
    に指示マークを表示するためのデータを前記記録部に撮
    影時に書き込む指示マーク表示書込手段を有するディジ
    タル電子カメラ部と、 から構成されたことを特徴とするディジタル電子カメラ
    を用いた事故監視システム。
JP4269254A 1992-09-11 1992-09-11 ディジタル電子カメラを用いた事故監視システム Pending JPH0696384A (ja)

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